JP2014231481A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】低濃度の脂肪酸塩を用いた場合でも殺菌力が高く、泡の弾力性、泡立ちのよさ、泡のきめ細かさ等の泡性能に優れ、すすぎ時のぬるつきがなく、肌に対してマイルドな皮膚洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)R1COOM(ただし、R1は炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mはアルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)で表される脂肪酸塩を0.4質量%〜10質量%、(B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種、並びに、(C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤を含有してなり、前記(A)成分と前記(B)成分との質量比B/Aが0.1〜12である皮膚洗浄剤組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
脂肪酸塩を多く含有する皮膚洗浄剤組成物では、泡の弾力性、すすぎ後のさっぱり感、大腸菌等のグラム陰性菌に対する殺菌力、及び使用性に優れているが、低温で析出が起こりやすく、肌に対するマイルド性が低いという課題がある。これに対して、脂肪酸塩の含有量を少なくすると、十分な殺菌力、及び泡性能が得られないという課題がある。これらの課題を解決するため、数多くの提案がなされている(例えば、特許文献1〜3参照)が、未だ十分満足できる性能を有する皮膚洗浄剤組成物は提供されていないのが現状である。
したがって、低濃度の脂肪酸塩を用いた場合でも殺菌力が高く、泡の弾力性、泡立ちのよさ、泡のきめ細かさ等の泡性能に優れ、すすぎ時のぬるつきがなく、肌に対してマイルドな皮膚洗浄剤組成物の提供が望まれている。
特開平5−32538号公報 特開2007−156029号公報 特開2008−150303号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、低濃度の脂肪酸塩を用いた場合でも殺菌力が高く、泡の弾力性、泡立ちのよさ、泡のきめ細かさ等の泡性能に優れ、すすぎ時のぬるつきがなく、肌に対してマイルドな皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の皮膚洗浄剤組成物は、
(A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を0.4質量%〜10質量%、
COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mはアルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
(B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種、並びに、
(C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤を含有してなり、
前記(A)成分と前記(B)成分との質量比B/Aが0.1〜12である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、低濃度の脂肪酸塩を用いた場合でも殺菌力が高く、泡の弾力性、泡立ちのよさ、及び泡のきめ細かさの泡性能に優れ、すすぎ時のぬるつきがなく、肌に対してマイルドな皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(皮膚洗浄剤組成物)
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、(A)脂肪酸塩、(B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種、並びに、(C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤を含有し、好ましくは、(D)多価アルコール、(E)両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくとも1種を含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、0.4質量%〜10質量%の低濃度の前記(A)脂肪酸塩を用いた場合でも、前記(B)成分の2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種と、前記(C)成分のN−アシルアミノ酸系界面活性剤とが、相乗的に作用して、低濃度の脂肪酸塩を用いた場合でも大腸菌等のグラム陰性菌に対する殺菌力が高く、泡の弾力性、泡立ちのよさ、及び泡のきめ細かさの泡性能に優れ、すすぎ時のぬるつきがなく、肌に対してマイルドであるという優れた効果を奏するものである。
<(A)脂肪酸塩>
前記(A)成分の脂肪酸塩は、下記一般式(1)で表される。
COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mはアルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
前記Rは、炭素数5〜21の直鎖又は分岐鎖の一価炭化水素基を示し、炭素数7〜17が好ましく、飽和であっても不飽和であってもよい。
前記Rの炭素数が、5未満であると、泡立ちのよさ、及び殺菌力が悪くなることがあり、21を超えると、泡立ちのよさ、すすぎ性、及び殺菌力が悪くなることがある。
前記一般式(1)において、前記Mは、アルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。
前記アルカリ金属としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナトリウム、カリウム、などが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオール、などが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リジン、アルギニン、などが挙げられる。
これらの中でも、前記Mとしては、アルカリ金属が好ましく、殺菌力及び低温安定性の点から、カリウムが特に好ましい。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、前記一般式(1)におけるRが炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A)と、前記一般式(1)におけるRが炭素数13〜21の一価炭化水素基である脂肪酸塩(A)とを併用することが、泡の弾力性、泡立ちのよさ、泡のきめ細かさ、及びすすぎ時のぬるつきのなさの点から、より好ましい。
前記(A)成分と前記(A)成分との質量比(A/A)は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡の弾力性、低温安定性、すすぎ時のぬるつきのなさ、泡のきめの細かさの点から、1.5〜10が好ましく、3〜6がより好ましい。
前記質量比(A/A)が1.5未満であると、低温安定性が悪くなることがあり、すすぎ時のぬるつきが生じやすくなることがあり、10を超えると、泡が粗くなり、肌に対するマイルド性が悪くなることがある。
前記(A)成分は、前記一般式(1)におけるRが炭素数5〜12の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カプロン酸塩(Rの炭素数:5)、カプリル酸塩(Rの炭素数:7)、カプリン酸塩(Rの炭素数:9)、ラウリン酸塩(Rの炭素数:11)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(A)成分としては、泡立ちのよさ、すすぎ時のぬるつきのなさの点から、カプリン酸塩、ラウリン酸塩が好ましく、ラウリン酸塩、具体的には、ラウリン酸カリウムがより好ましい。
前記(A)成分は、前記一般式(1)におけるRが炭素数13〜21の一価炭化水素基である脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ミリスチン酸塩(Rの炭素数:13)、パルミチン酸塩(Rの炭素数:15)、ステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、オレイン酸塩(Rの炭素数:17)、リノール酸塩(Rの炭素数:17)、イソステアリン酸塩(Rの炭素数:17)、ベヘン酸塩(Rの炭素数:21)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記(A)成分としては、泡の持続性、泡の弾力性、泡立ちのよさ、及び低温安定性の点から、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩が好ましく、ミリスチン酸塩、具体的には、ミリスチン酸カリウムが特に好ましい。
また、前記(A)成分の脂肪酸塩としては、天然脂肪酸塩の混合物を用いることができ、該脂肪酸塩の混合物としては、例えば、ヤシ油脂肪酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸塩、パーム油脂肪酸塩、硬化パーム油脂肪酸塩、パーム核油脂肪酸塩、硬化パーム核油脂肪酸塩、牛脂脂肪酸塩、硬化牛脂脂肪酸塩、などが挙げられる。これらの中でも、質量比(A/A)=約60〜70/約30〜40の混合物であるヤシ油脂肪酸塩が好ましい。
前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、泡立ちのよさ、殺菌力、及び肌に対するマイルド性の点から、0.4質量%〜10質量%であり、0.5質量%〜5質量%が好ましい。前記含有量が、0.4質量%未満であると、泡立ちのよさ、及び殺菌力が低下することがあり、10質量%を超えると、低温安定性、すすぎ時のぬるつきのなさ、及び肌に対するマイルド性が低下することがある。
前記(A)成分の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.1質量%〜8質量%が好ましく、0.4質量%〜5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、泡立ちのよさ、殺菌力が低下することがあり、8質量%を超えると、すすぎ時にぬるつきが生じることがあり、及び肌に対するマイルド性が低下することがある。
前記(A)成分の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、0.05質量%〜2.5質量%が好ましく、0.1質量%〜2質量%がより好ましい。前記含有量が、0.05質量%未満であると、泡立ちのよさ、及び殺菌力が低下することがあり、2.5質量%を超えると、すすぎ時にぬるつきが生じることがある。
なお、前記(A)成分の脂肪酸塩は、特に制限はなく、脂肪酸塩として配合することも可能であるが、脂肪酸と、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、又はモノエタノールアミン等を別々に、配合槽中に添加して中和反応させて脂肪酸塩としてもよい。
<(B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステル>
前記(B)成分としては、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種が用いられる。
前記炭素数4〜10の脂肪酸残基としては、炭素数4〜10の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が好ましく、殺菌力の点から、炭素数6〜10の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基がより好ましい。
前記炭素数が4未満の脂肪酸残基であると、泡のきめ細かさと肌のマイルド性が悪くなることがあり、10を超える脂肪酸残基では、殺菌力と泡立ちの良さ、泡の弾力性、泡のきめ細かさ、すすぎ時のぬるつきのなさが悪くなることがある。
前記炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルとしては、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、2−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキサン酸セチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分の中で、殺菌力、及び泡の弾力性の点から、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルが好ましい。
前記(B)成分の2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種の含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、殺菌力、及び泡のきめの細かさの点から、0.3質量%〜5質量%が好ましく、2.5質量%〜4質量%がより好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、殺菌力が低下することがあり、5質量%を超えると、泡立ちが劣ることがある。
<質量比B/A>
前記質量比B/Aは、殺菌力及び泡のきめの細かさの点から、0.1〜12であり、0.5〜8が好ましい。前記質量比B/Aが、0.1未満であると、殺菌力が低下し、泡のきめの細かさが劣ることがあり、12を超えると、殺菌力が低下し、泡立ちが劣ることがある。
<(C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤>
前記(C)成分のN−アシルアミノ酸系界面活性剤は、肌に対するマイルド性、及び泡の弾力性を改善し、また皮膚洗浄剤組成物の透明性を保つために配合される。
前記N−アシルアミノ酸系界面活性剤におけるN−アシル基としては、例えば、オクタノイル基、デカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトレイル基、ステアロイル基、オレオイル基、リノレオイル基、ヤシ油脂肪酸アシル基、などが挙げられる。これらの中でも、泡の持続性、及び低温安定性の点から、ラウロイル基、ミリストイル基、ヤシ油脂肪酸アシル基が好ましい。
前記N−アシルアミノ酸系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、N−ラウロイル−β−アラニン又はその塩、N−ミリスチル−β−アラニン又はその塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−β−アラニン又はその塩、N−ラウロイルグルタミン酸又はその塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシン又はその塩、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩、N−ラウロイル−N−メチルグリシン又はその塩、N−ミリストイルグルタミン酸又はその塩、N−ラウロイルアスパラギン酸又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−グリシン又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−タウリン又はその塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記塩としては、アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。
前記アルカリ金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、などが挙げられる。前記アルカノールアミン塩としては、例えば、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、などが挙げられる。これらの中でも、泡の持続性、及び肌に対するマイルド性の点から、ナトリウム、カリウムが好ましい。
前記N−アシルアミノ酸系界面活性剤としては、泡立ちのよさの点から、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシン又はその塩、N−ヤシ油脂肪酸グルタミン酸又はその塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン又はその塩が好ましく、具体的には、N−ヤシ油脂肪酸グリシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸グリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸グルタミン酸カリウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンカリウムがより好ましい。
前記(C)成分のN−アシルアミノ酸系界面活性剤の含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、泡の弾力性、肌に対するマイルド性、及びすすぎ時のぬるつきのなさの点から、2質量%〜10質量%が好ましく、3質量%〜8質量%がより好ましい。前記含有量が、2質量%未満であると、泡の弾力性、泡立ちのよさ、及び肌のマイルド性が低下することがあり、10質量%を超えると、殺菌力が低下し、泡のきめの細かさが劣ることがある。
<(D)多価アルコール>
前記(D)成分の多価アルコールは、低温安定性を向上させるために配合される。
前記(D)成分の多価アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ジエチレングリコール、イソプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(平均分子量200〜2,000)、ポリプロピレングリコール(平均分子量150〜1,500)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なお、前記ポリエチレングリコールの平均分子量は、医薬部外品原料規格2006記載の平均分子量を示しており、商品によっては、例えば、ポリエチレングリコール#200のように、ポリエチレングリコールと数値の間に#がつく場合がある。
これらの中でも、低温安定性の点から、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールが好ましい。
前記(D)成分の多価アルコールの含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、低温安定性の点から、1質量%〜15質量%が好ましく、5質量%〜10質量%がより好ましい。前記含有量が、1質量%未満であると、低温安定性の向上効果が得られないことがあり、15質量%を超えると、すすぎ時にぬるつきが生じたり、泡立ちが劣ることがある。
<(E)両性界面活性剤、半極性界面活性剤>
前記(E)成分の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくとも1種は、泡の持続性を向上させるために配合される。
前記両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン型(アミドアミン型)、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型(アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン)、スルホベタイン型(アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン)、などが挙げられる。これらの中でも、カルボベタイン型が好ましい。
前記イミダゾリン型としては、例えば、ステアロイルアミドアミン、ヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、などが挙げられる。
前記アルキルベタインとしては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、などが挙げられる。
前記アルキルアミドベタインとしては、例えば、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタイン、ラウロイルアミドプロピルベタイン、などが挙げられる。
前記アルキルスルホベタインとしては、例えば、ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン、などが挙げられる。
前記アルキルヒドロキシスルホベタインとしては、例えば、ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、などが挙げられる。
前記スルホベタイン型としては、例えば、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、などが挙げられる。
前記半極性界面活性剤としては、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルジメチルホスフォンオキシド、などが挙げられる。
前記アルキルアミンオキシドとしては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド、などが挙げられる。
前記アルキルジメチルホスフォンオキシドとしては、例えば、ラウリルジメチルホスフォンオキシド、などが挙げられる。
これらの中でも、泡の持続性の点から、アルキルジメチルホスフォンオキシドが好ましい。
前記アルキルジメチルアミンオキシドのアルキル基としては、炭素数12〜18が好ましく、泡の持続性及び泡の弾力性の点から、炭素数12〜14がより好ましい。
前記アルキルジメチルホスフォンオキシドとしては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシド、などが挙げられる。これらの中でも、泡の持続性の点から、ラウリルジメチルアミンオキシド(ワンダミンOX−300、新日本理化株式会社製)が好ましい。
前記(E)成分の両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくとも1種の含有量は、前記皮膚洗浄剤組成物全量に対して、泡の持続性、泡の弾力性、及びすすぎ時のぬるつきのなさ、肌に対するマイルド性の点から、0.1質量%〜2質量%が好ましく、0.2質量%〜1質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、肌へのマイルド性が劣り、2質量%を超えると、すすぎ時にぬるつきがあることがある。
<その他の成分>
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、前記(A)〜(C)成分、好ましくは前記(D)及び前記(E)成分に加えて、通常皮膚洗浄剤組成物に使用されるその他の成分を本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することができる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水溶性ポリマー、前記(B)成分及び前記(E)成分以外のノニオン界面活性剤、油分、シリコーン類、低級/高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性ポリマー粉体、などが挙げられる。
前記その他の成分の含有量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量配合することができる。
<pH>
本発明の皮膚洗浄剤組成物においては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができるが、低温安定性の点から、pHは、9.5〜11.0が好ましく、9.8〜10.6がより好ましい。
前記pHが上記範囲であれば、肌に対するマイルド性に優れ、低温安定性が良好である。
前記pHの測定は、例えば、ガラス電極色水素イオン濃度指示計 HM−30R(東亜ディーケーケー株式会社製、電極タイプGST−5721)などを使用することができる。
<容器>
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、特に制限はなく、通常の容器に充填して使用される。前記容器としては、特に制限はなく、例えば、ポンプディスペンサー容器、フォーマーポンプ容器、袋状容器、チューブ、などが挙げられる。これらの中でも、ポンプディスペンサー容器、フォーマーポンプ容器に充填して用いることが好ましい。
前記ポンプディスペンサー容器としては、例えば、ノズル口径(内径)3.5mm、吐出量1mLの容器が挙げられる。
前記ポンプディスペンサー容器としては、キャニオン株式会社製、などを使用することができる。
前記フォーマーポンプ容器としては、例えば、ノンガス型の泡吐出容器、などが挙げられる。前記ノンガス型の泡吐出容器としては、皮膚洗浄剤組成物と空気とを多孔質膜体を通過させて発泡状態で吐出できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるフォーマーポンプ容器、などが挙げられる。
前記フォーマーポンプ容器としては、例えば、大和製罐株式会社製、株式会社吉野工業所製、などを使用することができる。
前記ノンガス型の泡吐出容器は、通常、泡を形成するための多孔質膜体(材質はナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスチック材料が好ましい)を有し、皮膚洗浄剤組成物がこの多孔質膜体を空気と共に通過することにより泡が形成されるものである。多孔質膜体のメッシュとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、泡の弾力性の点から100メッシュ以上が好ましく、100〜400メッシュがより好ましく、200〜350メッシュが更に好ましい。多孔質膜体の枚数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡性能を向上させる観点から2〜4枚が好ましい。より具体的には、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報、及び特開2005−193972号公報に記載されたフォーマーポンプ容器を好適に使用することができる。
<剤形>
本発明の皮膚洗浄剤組成物の性状は、液体であるが、ポンプディスペンサー溶液を使用する際、皮膚洗浄剤組成物の粘度は1mPa・s〜2,000mPa・sが好ましく、50mPa・s〜1,000mPa・sがより好ましい。また、フォーマーポンプ容器を使用する際、例えば、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるフォーマーポンプ容器と200メッシュを2枚使用する際において、皮膚洗浄剤組成物の粘度は、25℃で、1mPa・s〜30mPa・sが好ましく、1mPa・s〜10mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、BM型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて、試料温度25℃にて、以下の条件で測定する。BMアダプター、回転数30rpm、No.2又はNo.3のローターにて1分間後の粘度を測定することができる。
<製造方法>
本発明の皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)〜前記(C)成分、好ましくは前記(D)成分、前記(E)成分、必要に応じてその他の成分、及び水(皮膚洗浄剤組成物全量が100質量%となるように残部配合)を混合して得ることができる。また、前記皮膚洗浄剤組成物を調製する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、剪断力があり、全体混合のできる撹拌羽根(プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた撹拌装置、などが挙げられる。
<用途>
本発明の皮膚洗浄剤組成物の用途としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落とし、などが挙げられる。これらの中でも、殺菌力及び泡性能に優れている点から、ハンドソープが好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下に示す実施例及び比較例において、各成分の含有量は、純分換算値を示す。
(実施例1〜36及び比較例1〜17)
実施例1〜36及び比較例1〜17の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を以下のようにして調製した。まず、表1〜表8及び表14〜表17に示す所定量の(A)成分、(B)成分、及び(C)成分と、所定量の95%に相当する質量の精製水を耐熱容器に秤取した。(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を添加し均一になるまで攪拌した。続いてpHメーターを用いてpHを測定しながら水酸化カリウム(48質量%溶液)を徐々に添加し、pHを10に調整した。最後に100質量%となるように水をバランスし、よく攪拌した後にpHを測定した。なお、pHは、pHメーター(HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定したところ、すべて10であった。
その後、表1〜表8及び表14〜表17に示すように、容器1としてポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)、又は容器2として特開2005−193972号公報の実施例2で使用したポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製、200メッシュ2枚)に充填して、各評価に供した。
(実施例37〜46)
実施例37〜46の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を以下のようにして調製した。まず、表9〜表10に示す所定量の(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分と、所定量の95%に相当する質量の精製水を耐熱容器に秤取した。(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を添加し均一になるまで攪拌した。続いてpHメーターを用いてpHを測定しながら水酸化カリウム(48質量%溶液)を徐々に添加し、pHを10に調整した。最後に100質量%となるように水をバランスし、よく攪拌した後にpHを測定した。なお、pHは、pHメーター(HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定したところ、すべて10であった。
その後、表9〜表10に示すように、容器1としてポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)、又は容器2として特開2005−193972号公報の実施例2で使用したポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製、200メッシュ2枚)に充填して、各評価に供した。
(実施例47〜51)
実施例47〜51の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を以下のようにして調製した。まず、表11に示す所定量の(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び(E)成分と、所定量の95%に相当する質量の精製水を耐熱容器に秤取した。(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び(E)成分を添加し均一になるまで攪拌した。続いてpHメーターを用いてpHを測定しながら水酸化カリウム(48質量%溶液)を徐々に添加し、pHを10に調整した。最後に100質量%となるように水をバランスし、よく攪拌した後にpHを測定した。なお、pHは、pHメーター(HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定したところ、すべて10であった。
その後、表11に示すように、容器1としてポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)、又は容器2として特開2005−193972号公報の実施例2で使用したポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製、200メッシュ2枚)に充填して、各評価に供した。
(実施例52〜58)
実施例52〜58の皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を以下のようにして調製した。まず、表12及び表13に示す所定量の(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(E)成分と、所定量の95%に相当する質量の精製水を耐熱容器に秤取した。(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(E)成分を添加し均一になるまで攪拌した。続いてpHメーターを用いてpHを測定しながら水酸化カリウム(48質量%溶液)を徐々に添加し、pHを10に調整した。最後に100質量%となるように水をバランスし、よく攪拌した後にpHを測定した。なお、pHは、pHメーター(HM−30V、東亜ディーケーケー株式会社製)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定したところ、すべて10であった。
その後、表12及び表13に示すように、容器1としてポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)、又は容器2として特開2005−193972号公報の実施例2で使用したポンプフォーマー容器(株式会社吉野工業所製、200メッシュ2枚)に充填して、各評価に供した。
次に、得られた実施例1〜58及び比較例1〜17の各皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)について、以下のようにして諸特性を評価した。結果を表1〜表17に示した。
<「泡の弾力性」、「泡立ちのよさ」、「泡のきめ細かさ」、及び「すすぎ時のぬるつきのなさ」>
専門評価者10名が、各容器入りの皮膚洗浄剤組成物1プッシュ(約1g)を用いて手を洗浄し、下記評価基準に基づいて、「泡の弾力性」、「泡立ちのよさ」、「泡のきめ細かさ」、及び「すすぎ時のぬるつきのなさ」を評価した。結果は、10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
−泡の弾力性−
〔評価基準〕
5点:非常に弾力がある
4点:弾力がある
3点:やや弾力がある
2点:やや弾力がない
1点:弾力がない
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
−泡立ちのよさ−
5点:非常に泡立つ
4点:泡立つ
3点:やや泡立つ
2点:ほとんど泡立たない
1点:泡立たない
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
−泡のきめ細かさ−
〔評価基準〕
5点:きめが非常に細かい
4点:きめが細かい
3点:きめがやや細かい
2点:きめがやや粗い
1点:きめが粗い
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
−すすぎ時のぬるつきのなさ−
〔評価基準〕
5点:全くない
4点:ほとんどない
3点:わずかにあるが、問題ない
2点:ややある
1点:非常にある。
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<肌のマイルド性(刺激感)>
敏感肌の女性10名が、各容器入りの皮膚洗浄剤組成物1プッシュ(約1g)を用いて手を洗浄後、ヒリヒリ感、むず痒さ等の刺激感について官能評価した。結果は、女性10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:刺激感を全く感じない
4点:刺激感を感じない
3点:刺激感をやや感じない
2点:刺激感を感じる
1点:刺激感を強く感じる
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<殺菌力>
(1)菌液の調製
下記の大腸菌を初発菌数が10細胞個/mLとなるように菌液を調製した。
大腸菌:Escherichia coli NBRC3972(独立行政法人製品評価技術基盤機構(NBRC)より入手)
(2)試験液
得られた各皮膚洗浄剤組成物(ハンドソープ)を純水で6倍に希釈したものを試験液とした。
(3)殺菌力試験法
25℃にて、前記(2)の試験液9mLに前記(1)の菌液1mLを添加して十分撹拌し、添加60秒間後に4.5mLのSCDLP寒天培地(Soybean−Casein Digest Broth with Lectin & Polysorbate 80、和光純薬工業株式会社製)に加え、10倍希釈液とした。同様の方法を繰り返して各希釈液を得た。各希釈液から1.0mLをシャーレに採取し、SCDLP寒天培地15mLを加えて均一化し、1日間培養して(寒天平板希釈法)、コロニーをカウントして生存菌数を測定した。初発菌数と生存菌数から、下記式に基づいて殺菌力を算出し、下記基準で殺菌効果を評価した。なお、数値が大きいほど殺菌力が高いことを表す。
殺菌力=−log10(生存菌数/初発菌数)
〔評価基準〕
◎:殺菌力が2以上
○:殺菌力が1以上2未満
△:殺菌力が0.5以上1未満
×:殺菌力が0.5未満
<低温安定性>
高さ8cm、口径3cmの蓋付硬質透明ガラス瓶(容量55mL)に、実施例37〜51の各皮膚洗浄剤組成物を50mL充填し、−5℃の環境下において4週間保存後の外観を下記基準に基づき評価した。
〔評価基準〕
◎:透明である
○:やや透明である
△:やや白濁していている
×:白濁している
<泡の持続性>
専門評価者10名が、実施例47〜58の各皮膚洗浄剤組成物1プッシュ(約1g)を手に取り、両手を10回擦り合わせ、手を10秒間静置した後、泡の持続性について下記評価基準に基づき判定した。結果は、10名の評点平均値を求め、下記評点平均値の判定基準に基づき判定した。
〔評価基準〕
5点:非常に良い
4点:良い
3点:やや良い
2点:悪い
1点:非常に悪い
〔評点平均値の判定基準〕
◎:4.0点以上
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
Figure 2014231481
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(実施例59)
−ボディソープ−
下記組成のボディソープを常法に従って製造し、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径3.5mm、キャニオン社製)に充填して、2mLを用いて、実施例47〜51と同様にして評価を行った。結果を下記に示す。
〔組成〕
ラウリン酸カリウム(A) 1質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 0.5質量%
パルミチン酸カリウム(A) 0.5質量%
プロピレングリコール(D) 5質量%
ソルビトール(D) 5質量%
グリセリン(D) 5質量%
ポリマー※1 0.1質量%
モノエタノールアミン 0.5質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム(C) 5質量%
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン※2(E) 3質量%
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル(B) 1質量%
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(E.O.11)※3 1質量%
エデト酸 0.2質量%
ビタミンE※4 0.1質量%
カミツレエキス※5 0.001質量%
イソプロピルメチルフェノール※6 0.2質量%
青色403号※7 0.0001質量%
香料 0.5質量%
精製水 残部
合計 100質量%
・質量比B/A=0.5
前記皮膚洗浄剤組成物をポンプディスペンサー付き容器(吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン社製)に充填した。
<評価結果>
泡の弾力性: ◎
泡立ちのよさ: ◎
泡のきめ細かさ: ◎
すすぎ時のぬるつきのなさ: ◎
殺菌力: ◎
肌のマイルド性: ◎
低温安定性: ◎
泡の持続性: ◎
なお、実施例59で使用した原料※1〜※8の商品名及び製造会社名を以下に示す。
※1:商品名 マーコート550(ルーブリゾール社製)
※2:商品名 アモーゲンS−H(第一工業製薬株式会社製)
※3:商品名 EMALEX1611(日本エマルジョン株式会社製)
※4:商品名 dl−α−トコフェロール(DSMニュートリションジャパン社製)
※5:商品名 カミツレリキッド(一丸ファルコス株式会社製)
※6:商品名 イソプロピルメチルフェノール(大阪化成株式会社製)
※7:商品名 青色403号(癸巳化成株式会社製)
(実施例60)
−泡ハンドソープ−
下記組成の泡ハンドソープを常法に従って製造し、フォーマーポンプ付き容器(吐出量1mL、200メッシュ2枚、株式会社吉野工業所製)に充填して、2mLを用いて、実施例47〜51と同様にして評価を行った。結果を下記に示す。
〔組成〕
ラウリン酸カリウム(A) 2.4質量%
ミリスチン酸カリウム(A) 0.6質量%
プロピレングリコール(D) 5.0質量%
ソルビトール(D) 3.5質量%
ポリマー※1 0.1質量%
モノエタノールアミン 0.2質量%
N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム(C) 5質量%
ラウリルジメチルアミンオキシド(E) 1質量%
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル(B) 3質量%
エデト酸 0.1質量%
イソプロピルメチルフェノール※2 0.1質量%
香料 0.2質量%
精製水 残部
合計 100質量%
・質量比B/A=1.0
前記皮膚洗浄剤組成物をフォーマーポンプ付き容器(吐出量1mL、200メッシュ2枚、株式会社吉野工業所製)に充填した。
<評価結果>
泡の弾力性: ◎
泡立ちのよさ: ◎
泡のきめ細かさ: ◎
すすぎ時のぬるつきのなさ: ◎
殺菌力: ◎
肌のマイルド性: ◎
低温安定性: ◎
泡の持続性: ◎
なお、実施例60で使用した原料※1〜※2の商品名及び製造会社名を以下に示す。
※1:商品名 マーコート550(ルーブリゾール社製)
※2:商品名 イソプロピルメチルフェノール(大阪化成株式会社製)
実施例1〜60及び比較例1〜17において使用した各成分については、下記表18に示すとおりである。
Figure 2014231481
−(A)成分−
*ラウリン酸カリウムは、ラウリン酸(NAA−122、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*ミリスチン酸カリウムは、ミリスチン酸(NAA−142、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*パルミチン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−160、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
*ヤシ油脂肪酸カリウムは、ヤシ油脂肪酸(NAA−415、日油株式会社製)を水酸化カリウム(旭硝子株式会社製、液体苛性カリ)で中和させて調製した。
本発明の態様としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
<1> (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を0.4質量%〜10質量%、
COOM ・・・ 一般式(1)
(ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mはアルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
(B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種、並びに、
(C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤を含有してなり、
前記(A)成分と前記(B)成分との質量比B/Aが0.1〜12であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (B)成分の含有量が0.3質量%〜5質量%であり、
(C)成分の含有量が2質量%〜10質量%である前記<1>に記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<3> (B)脂肪酸エステルが、アジピン酸ジイソプロピル、2−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジエチル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキサン酸セチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、及びジカプリン酸プロピレングリコールから選択される少なくとも1種である前記<1>から<2>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<4> 更に、(D)多価アルコールを含有する前記<1>から<3>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<5> 更に、(E)両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくとも1種を含有する前記<1>から<4>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
<6> ポンプディスペンサー容器に充填してなる前記<1>から<5>のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落とし、などに好適に用いられる。

Claims (6)

  1. (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸塩を0.4質量%〜10質量%、
    COOM ・・・ 一般式(1)
    (ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数5〜21の一価炭化水素基を表し、Mはアルカリ金属、アルカノールアミン、及び塩基性アミノ酸のいずれかを表す。)
    (B)2−エチルヘキシルグリセリルエーテル及び炭素数4〜10の脂肪酸残基を有する脂肪酸エステルから選択される少なくとも1種、並びに、
    (C)N−アシルアミノ酸系界面活性剤を含有してなり、
    前記(A)成分と前記(B)成分との質量比B/Aが0.1〜12であることを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  2. (B)成分の含有量が0.3質量%〜5質量%であり、
    (C)成分の含有量が2質量%〜10質量%である請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. (B)脂肪酸エステルが、アジピン酸ジイソプロピル、2−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジエチル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、2−エチルヘキサン酸セチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、及びジカプリン酸プロピレングリコールから選択される少なくとも1種である請求項1から2のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 更に、(D)多価アルコールを含有する請求項1から3のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. 更に、(E)両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選択される少なくとも1種を含有する請求項1から4のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
  6. ポンプディスペンサー容器に充填してなる請求項1から5のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
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