JP2016121098A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

皮膚洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2016121098A
JP2016121098A JP2014262008A JP2014262008A JP2016121098A JP 2016121098 A JP2016121098 A JP 2016121098A JP 2014262008 A JP2014262008 A JP 2014262008A JP 2014262008 A JP2014262008 A JP 2014262008A JP 2016121098 A JP2016121098 A JP 2016121098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
preferable
component
foam
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014262008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6415969B2 (ja
Inventor
愛 寺井
Ai Terai
愛 寺井
準 田島
Jun Tajima
準 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2014262008A priority Critical patent/JP6415969B2/ja
Publication of JP2016121098A publication Critical patent/JP2016121098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415969B2 publication Critical patent/JP6415969B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】粘度が低く、結晶の析出及び分離が起こらず、安定性、低温での泡量、泡質、マッサージ中の濃厚感、すすぎ後のきしみ感に優れた皮膚洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)C8〜22のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル0.3〜4質量%、(B)式(1)で表される脂肪酸又はその塩であって、R1の平均炭素数が11.5〜13.8である脂肪酸又はその塩1〜10質量%、(C)式(2)で表されるグリセリン誘導体R2が−[CH2CH(CH3)O]−で、p、q、r及びsが各々0〜20の整数で、4≦p+q+r+s≦20であるグリセリン誘導体0.2〜12質量%、(D)水を含有し、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]が、0.05〜1である洗浄料を、フォーマー容器に充填した皮膚洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
現在、市場では消費者ニーズの多様化に伴い、様々なタイプの洗顔料が販売されており、そのうちの一つとして、容器から泡で出てくるポンプフォーマータイプの洗顔料が販売されている。
ポンプフォーマータイプの洗顔料の洗浄成分は、従来の洗顔料と同様に、きめ細かく、クリーミィな泡を得るために、主に脂肪酸石鹸が広く応用されている。そして、脂肪酸石鹸をポンプフォーマータイプの洗顔料に応用する場合、容器のメッシュを通って泡状とするため、洗顔料は、粘度が低く、透明又は半透明な液状であることが必要である。
しかしながら、低温で保存した場合、洗顔料の粘度が高くなり、容器のメッシュを通りにくくなるため、泡ができにくくなったり、または、脂肪酸石鹸の結晶が析出して、容器のメッシュに詰まり、不十分な泡で吐出されるか、または、泡状に吐出できない場合がある。
また、フォーマータイプの洗顔料は、容器からでてきた泡をそのまま肌に塗布し、さらに泡立てることはないので、吐出された泡のみで、十分な泡量と、細かい泡質が必要となり、さらに、肌になじませた際に十分な洗浄実感が得られる泡性能が求められている。
そこで、ポンプフォーマータイプの洗顔料において、粘度が低く、低温に保存しても、結晶が析出せず、安定性に優れ、低温でも泡量が多く、泡質が細かく、さらに、洗浄実感につながる泡性能を有するものが求められている。
これに対し、特許文献1には、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤などを組み合わせた液体洗浄剤組成物が記載され、特許文献2には、高級脂肪酸石鹸を含むイオン性界面活性剤と、プロピレングリコールを含む多価アルコールを含有する洗浄剤組成物が記載され、特許文献3には、脂肪酸塩、糖アルコール及び特定のポリオールを含有する皮膚洗浄剤組成物が記載されている。
特開2014−156537号公報 特許第5373216号公報 特開2014−172877号公報
しかしながら、特許文献1の洗浄剤組成物は、低温での結晶の析出を抑えるために両性界面活性剤を多く含有するため、すすぎ時にぬるつきがみられ、また、肌になじませたときの泡性能も十分でなく、洗浄実感が得られなかった。特許文献2の洗浄剤組成物では、脂肪酸量が少なく、また、炭素数12の短鎖の脂肪酸が多いため、泡の濃厚さに欠け、洗浄実感が十分でなく、しかも、両性界面活性剤を含有するため、すすぎ後の肌にぬるつきがあり、洗顔料として十分な性能が得られなかった。特許文献3は、依然として、低温での安定性に問題があり、低温での泡量、泡質が満足できるものではなかった。
本発明は、粘度が低く、結晶の析出が抑制され、安定であり、低温での泡量が多く、吐出した泡がきめ細かく、マッサージ中に洗浄実感につながる泡の濃厚感を感じることができ、さらにすすぎ性能に優れ、使用後の肌にきしみ感が得られる皮膚洗浄剤組成物に関する。
発明者らは、炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル、脂肪酸又はその塩、特定のグリセリン誘導体を、特定の割合で組み合わせて用いることにより、上記課題を解決した皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル 0.3〜4質量%、
(B)一般式(1)
Figure 2016121098
(式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸又はその塩であって、R1の平均炭素数が11.5〜13.8である脂肪酸又はその塩 1〜10質量%、
(C)一般式(2)
Figure 2016121098
(式中、R2は、−[CH2CH(CH3)O]−を示し、p、q、r、sはそれぞれ0〜20の整数を示し、p+q+r+sは、4〜20の整数を示す)
で表されるグリセリン誘導体 0.2〜12質量%、
(D)水
を含有し、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]が、0.05〜1である洗浄料を、フォーマー容器に充填した皮膚洗浄剤組成物に関する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、粘度が低く、結晶の析出及び分離が起こらず、安定性に優れ、また、低温での泡量に優れ、さらに吐出した泡の泡質が細かく、マッサージ中に泡の濃厚感を感じることができ、すすぎ後のきしみ感に優れたものである。
なお、泡の濃厚さとは、肌に泡をなじませたときに、手と肌の間に泡の層があり、手と肌が直接触れず、なじませるに従い、泡量が増えた感じとなることを示す。
本発明で用いる成分(A)の炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルは、結晶の析出及び分離を起こさず、安定性を向上させる点から、炭素数が8〜20であるのが好ましく、10〜18がより好ましく、12〜18がさらに好ましく、14〜18がよりさらに好ましい。また、炭素数8〜22のアルキル基は、分岐を有するアルキル基が好ましい。
かかる化合物としては、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、イソデシルグリセリルエーテル、イソステアリルグリセリルエーテルが好ましく、イソステアリルグリセリルエーテルがより好ましい。また、市販品としては、イソステアリルグリセリルエーテルとして、ペネトールGE−IS(花王社製)等を使用することができる。
さらに、成分(A)は、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚さを向上させる点から、2種類以上を組合わせて用いることが好ましく、(a1)炭素数が18以上のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルと、(a2)炭素数が12以下のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテルを組合わせて用いることがより好ましい。また、(a1)と組合わせる(a2)は、炭素数10以下がより好ましく、8以下がさらに好ましくい。
(a2)に対する(a1)の質量割合、[(a1)/(a2)]は、マッサージ中の泡の濃厚さを向上させる点から、2以上が好ましく、5以上がより好ましく、低温での泡立ち、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、50以下が好ましく、35以下がより好ましく、30以下がさらに好ましい。
成分(A)の含有量は、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、全組成中に0.3質量%以上であり、0.6質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、洗浄料の粘度を低くして、泡質を細かくし、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、4質量%以下であり、3.4質量%以下が好ましく、2.8質量%以下がより好ましく、1.8質量%がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.3〜4質量%であり、0.6〜3.4質量%が好ましく、0.6〜2.8質量%がより好ましく、1〜1.8質量%がさらに好ましい。
成分(B)の脂肪酸又はその塩は、前記一般式(1)で表され、R1の平均炭素数が11.5〜13.8のものである。
一般式(1)中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖又は分岐を有するもののいずれでも良く、泡質を細かし、すすぎ後のきしみ感を向上させる点から、炭素数11〜21が好ましく、11〜17がより好ましく、炭素数11〜15がさらに好ましい。また、同様の点から、アルキル基が好ましく、直鎖であることが好ましい。
また、成分(B)中のR1の平均炭素数は、結晶の析出を抑制し、泡質を細かくし、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、11.5〜13.8であり、12.2〜13.5が好ましく、12.8〜13.2がより好ましい。
なお、成分(B)中のR1の平均炭素数は、各R1に対する成分(B)中の割合をかけ、これらの総和として計算する。
また、成分(B)としては、マッサージ中に泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、炭素素12〜16のものを含むのが好ましい。
一般式(1)中、Yとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来の有機アンモニウム;L−アルギニン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。これらの中で、安定性を向上させる点から、アルカリ金属が好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、マッサージ中に泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、全組成中に酸として、1質量%以上であり、2質量%以上が好ましく、4質量%以上がより好ましく、結晶の析出を抑制し、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、10質量%以下であり、8質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に酸換算量として、1〜10質量%であり、2〜8質量%が好ましく、4〜7質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]は、マッサージ中に泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、0.05以上であり、0.1以上が好ましく、0.14以上がより好ましく、0.18以上がさらに好ましく、洗浄料の粘度を低くして、結晶の析出を抑制し、さらに泡質を細かくし、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、1以下であり、0.55以下が好ましく、0.5以下がより好ましく、0.3以下がさらに好ましい。また、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]は、0.05〜1であり、0.1〜0.55が好ましく、0.14〜0.5がより好ましく、0.18〜0.3がさらに好ましい。
成分(C)のグリセリン誘導体は、前記一般式(2)で表されるものであり、すすぎ後の保湿感を向上させることができる。
成分(C)のグリセリン誘導体は、常法によりジグリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合することにより得られる。ここで、プロピレンオキサイドの付加モル数(p+q+r+s)は、洗浄料の粘度を低下させる点から、ジグリセリン1分子に4〜20モルであり、5〜15モルが好ましく、8〜15モルがよりに好ましく、8〜10がさらに好ましい。
かかる化合物としては、ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレン(14)ジグリセリルエーテルが好ましく、ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテルがより好ましい。なお、( )内の数字は、プロピレンオキサイドの付加モル数(p+q+r+s)を示す。
また、市販品としては、ポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテルとして、SY−DP9、ポリオキシプロピレン(14)ジグリセリルエーテルとして、SY−DP14(以上、阪本薬品工業社製)等を使用することができる。
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、低温での泡量を向上させる点から、全組成中に0.2質量%以上であり、0.4質量%以上が好ましく、結晶の析出を抑制し、低温での泡量、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、12質量%以下であり、9質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に、0.2〜12質量%であり、0.2〜9質量%が好ましく、0.4〜6質量%がよりに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(A)の質量割合[(A)/(C)]は、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、0.08以上が好ましく、0.14以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、2以上がよりさらに好ましく、洗浄料の粘度を低くして、結晶の析出を抑制し、さらに泡質を細かくし、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、10以下が好ましく、6.5以下がより好ましく、5.5以下がさらに好ましく、4以下がよりさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(A)の質量割合[(A)/(C)]は、0.08〜10が好ましく、0.14〜6.5がより好ましく、0.2〜5.5がさらに好ましく、2〜4がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(B)の酸換算量の質量割合[(B)/(C)]は、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、0.1以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、1.5以上がさらに好ましく、8以上がよりさらに好ましく、結晶の析出を抑制し、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、30以下が好ましく、22以下がより好ましく、18以下がさらに好ましく、14以下がよりさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(B)の酸換算量の質量割合[(B)/(C)]は、0.1〜30が好ましく、0.5〜22がより好ましく、1.5〜18がさらに好ましく、8〜14がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)及び(C)の合計量の質量割合[((A)+(C))/(B)]は、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、0.22以上がさらに好ましく、洗浄剤の粘度を低くし、結晶の析出を抑制し、さらに泡質を細かくし、低温での泡量、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、2以下が好ましく、1.4以下がより好ましく、1.2以下がさらに好ましく、0.9以下がよりさらに好ましい。また、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)及び(C)の合計量の質量割合[((A)+(C))/(B)]は、0.1〜2が好ましく、0.2〜1.4がより好ましく、0.22〜1.2がさらに好ましく、0.22〜0.9がよりさらに好ましい。
本発明において、成分(D)の水は、洗浄料を構成する前記成分及びその他成分の残部となる。
成分(D)の水の含有量は、全組成中に40質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、90質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。また、成分(D)の水の含有量は、全組成中に40〜90質量%が好ましく、60〜80質量%がより好ましい。
本発明で用いる洗浄料は、さらに、(E)HLB10以上の非イオン性界面活性剤を含有することが好ましく、結晶の析出を抑制し、安定性をより向上させることができる。
成分(E)の非イオン界面活性剤のHLBは、10〜20が好ましく、12〜18がより好ましい。
ここで、HLBとは、親水性−親油性のバランス(Hydrophilic-Lipophilic Balance)を示す指標であり、本発明においては小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
Figure 2016121098
成分(E)としては、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド等が挙げられる。
これらのうち、安定性をより向上させる点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシドが好ましい。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、結晶の析出を抑制し、安定性を向上させる点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを構成する平均炭素数は12〜18であるのが好ましく、12〜16がより好ましく、エチレンオキサイドの平均付加モル数は、同様の点から、6〜20が好ましく、6〜12がより好ましい。具体的には、平均付加モル数が6〜20のポリオキシエチレンラウリン酸ソルビタン等が好ましく、市販品としては、ポリオキシエチレン(6)ラウリン酸ソルビタンとして、レオドールTW−L106(HLB13.3)(花王社製)などを使用することができる。
アルキルポリグルコシドとしては、アルキルポリグルコシドを構成する平均炭素数が8〜20であるのが好ましく、10〜16がより好ましく、10〜12がさらに好ましい。具体的には、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド等が好ましく、市販品としては、デシルグルコシドとして、マイドール10(HLB15.7)、ラウリルグルコシドとして、マイドール12(HLB17)(以上、花王社製)などを使用することができる。
成分(E)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、結晶の析出を抑制する点から、全組成中に0.5質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましく、3質量%以上がさらに好ましく、7質量%以下が好ましく、5.5質量%以下がより好ましく、4質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に0.5〜7質量%が好ましく、1.5〜5.5質量%がより好ましく、3〜4質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる洗浄料は、さらに、(F)数平均分子量が1500〜20000のポリエチレングリコールを含有することが好ましく、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させることができる。
ここで、数平均分子量は、ポリスチレンを標準としたGPC法で求められるものである。
成分(F)のポリエチレングリコールの数平均分子量は、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、2000以上が好ましく、2500以上がより好ましく、3000以上がさらに好ましく、12000以下が好ましく、10000以下がより好ましく、9500以下がさらに好ましく、9000以下がよりさらに好ましい。また、成分(F)の数平均分子量は、2000〜12000が好ましく、2500〜10000がより好ましく、2500〜9500がさらに好ましく、3000〜9000がよりさらに好ましい。
成分(F)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、マッサージ中の泡の濃厚感を感じさせる点から、全組成中に0.2質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、4質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(F)の含有量は、全組成中に、0.2〜5質量%が好ましく、0.5〜4質量%がより好ましく、1〜3質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる洗浄料は、さらに、(G)成分(F)以外の多価アルコールを含有することが好ましく、結晶の析出を抑制し、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させることができる。
成分(G)の多価アルコールとしては、通常の皮膚洗浄剤組成物に用いられるもので、例えば、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、数平均分子量1500未満のポリエチレングリコール等が挙げられる。
これらのうち、結晶の析出を抑制し、マッサージ中に泡の濃厚感を向上させる点から、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールが好ましく、プロピレングリコールがより好ましい。
成分(G)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、結晶の析出を抑制し、マッサージ中に泡の濃厚感を感じさせる点から、全組成中に3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上がさらに好ましく、40質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。また、成分(G)の含有量は、全組成中に、3〜40質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましく、8〜15質量%がさらに好ましい。
本発明で用いる洗浄料は、前記以外に、通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば、成分(A)、(B)、(E)以外の界面活性剤、油剤、水溶性増粘剤、エタノール、pH調整剤、防腐剤、エキス類、香料等を含有することができる。
成分(A)、(B)、(E)以外の界面活性剤としては、成分(A)、(E)以外の非イオン性界面活性剤、成分(B)以外のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(A)、(E)以外の非イオン性界面活性剤としては、結晶の析出を抑制する点から、アルキルアルカノールアミドが好ましく、パーム核油脂肪ジエタノールアミド(1:1型)、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミドがより好ましい。
成分(A)、(E)以外の非イオン性界面活性剤の含有量は、結晶の析出を抑制する点から、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上がさらに好ましく、4質量%以下が好ましく、3.5質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。
成分(B)以外のアニオン界面活性剤としては、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、アルキルエーテル硫酸又はその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩、N−アシルアミノ酸又はその塩が好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩がより好ましく、一般式(3)で表されるものがさらに好ましい。
Figure 2016121098
(式中、R3は平均炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を示し、nは平均で0.5〜10の数を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
一般式(3)中、R3としては、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、平均炭素数は、10〜18が好ましく、12〜16がより好ましい。また、同様の点から、アルキル基が好ましく、エチレンオキシドの平均付加モル数nは、0.5〜10であり、1〜6が好ましい。
具体的には、ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテルカルボン酸、特開2013−53092号公報、段落「0067」記載のアルキルエーテルカルボン酸などが好ましい。なお、( )内の数字は、エチレンオキシドの平均付加モル数nを示す。市販品としては、ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテルカルボン酸として、アキポRLM−45CA(花王社製、有効含有量90%)などを使用することができる。
また、一般式(3)中のYは、成分(B)の一般式(1)中のYと同様のものが好ましい。
成分(B)以外のアニオン界面活性剤の含有量は、マッサージ中の泡の濃厚感を向上させる点から、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、8質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましく、4質量%以下がさら好ましい。
カチオン界面活性剤、両性界面活性剤の含有量は、マッサージ中の泡の濃厚感、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、全組成中に1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下がさらに好ましく、実質0質量%であることがよりさらに好ましい。
油剤は、25℃で液状の炭化水素油、エステル油、ペースト又はワックスの油脂などを用いることができる。油剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、すすぎ後のきしみ感を向上させる点から、全組成中に5質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下がさらに好ましく、実質0%の含有しないことがよりさらに好ましい。
水溶性増粘剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、泡質を細かくし、すすぎ後の肌のきしみ感を向上させる点から、全組成中に0.5質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以下がより好ましく、0.05質量%以下がさらに好ましく、0.01質量%以下がよりさらに好ましく、実質0質量%であることがよりさらに好ましい。
エタノールの含有量は、洗浄剤の粘度を低下させる点から、全組成中に、5質量%以下であるのが好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましく、実質0質量%であることがよりさらに好ましい。
pH調整剤としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の塩が挙げられ、低温での結晶の析出を抑制させる点から、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムが好ましい。pH調整剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上がさらに好ましく、3質量%以下が好ましく、1.5質量%以下がより好ましく、0.8質量%以下がさらに好ましい。
防腐剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。油性の防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、エデト酸塩等が挙げられ、含有量は、洗浄料に対する防腐性の効果及び安定性を向上させる点から、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、1質量%以下が好ましく、0.7質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましい。
香料は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、使用時の香りを良くし、安定性を向上させる点から、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、1質量%以下であるのが好ましく、0.5質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、通常の方法により製造することができる。例えば、成分(A)、(B)、(D)を加熱撹拌した後、アルカリ剤を添加し、さらに撹拌する。その後、30℃まで冷却して、成分(C)及びその他の成分を加えて撹拌して、洗浄料を得ることができ、この洗浄料を、フォーマー容器に充填して、皮膚洗浄剤組成物を得ることができる。
洗浄料は、フォーマー容器から吐出する泡がきめ細かく、低温での泡量を向上させる点から、25℃における粘度が、60mPa・s 以下であるのが好ましく、5〜50mPa・s がより好ましく、5〜30mPa・s がさらに好ましく、6〜20mPa・s がよりさらに好ましい。
なお、本発明において、粘度は、25℃においてB型(ブルックフィールド)粘度計(東機産業、TVB−10形粘度計、ローターNo.1)を用いて、所定の回転数(100mPa・s未満は60rpm、100mPa・s以上200未満は30rpm)、測定時間1分にて測定される。
また、洗浄料は、泡を安定に吐出する点から、25℃で、透明又は半透明であるのが好ましい。
さらに、洗浄料は、低温での泡立ちを向上させ、安定性を向上させる点から、pHは9〜11であるのが好ましく、9.6〜10.8がより好ましく、10.1〜10.8がさらに好ましい。
pHの測定は、25℃でpHメーター(堀場製作所製、型番F−22)を用いて、原液を測定する。
このような洗浄料は、フォーマー容器に充填される。フォーマー容器は多孔質膜を有するもので、多孔質膜としては、例えば、スポンジ、焼結体、ネットなどが挙げられる。これらの多孔質膜のうち、膜に付着残存した洗浄料が、乾燥固化して目詰まりを起こした場合、次回の吐出時に泡の流れによって、直ちに固化物を溶解して目詰まりを解消できることから、薄肉であるネットが好ましい。ネットとしては、50〜500メッシュのものが好ましく、200〜400メッシュのものが、良好な泡を生成するため、より好ましい。また、このようなメッシュの材質として好ましいものとしては、ナイロン、ポリエステル等が挙げられる。
容器には、このような膜が複数枚あることが好ましく、経済性、泡の安定性等の点から、2枚であるのがより好ましい。
また、フォーマー容器としては、一定量の洗浄料を一定量の空気と混合し、泡状態として吐出できるものであればいずれでもよく、例えば、実開昭58−174272号公報、実開昭62−42787号公報、特公昭52−16567号公報等に記載されている軟質容器の胴部を手指で押圧することにより使用するスクイズフォーマー;例えば、実開平3−7963号公報、実開昭62−103458号公報、特開平7−315463号公報等に記載されているポンプ機構を備えたキャップの頭を手指で押圧することにより使用されるポンプフォーマーが挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、メイク落としフォーム、シェービングフォーム、身体洗浄フォーム等にすることができる。ポンプフォーマーとして用いるのが好ましく、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、メイク落としフォームとして好適である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、フォーマー容器から吐出させた泡を手に取り、水で希釈せずにそのまま皮膚に直接塗布し、好ましくは、頭皮を除く皮膚、より好ましくは、顔に直接塗布し、よくなじませてマッサージした後、水ですすぎ流すことにより、使用することができる。
実施例1〜16、比較例1〜3
表1及び表2に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を製造し、洗浄料の粘度を測定するとともに、安定性(結晶の析出、分離の有無)、泡量、吐出直後の泡質、マッサージ中の泡の濃厚さ及びすすぎ後のきしみ感を評価した。結果を表1及び表2に併せて示す。
(製造方法)
成分(A)、(B)、(D)を80℃で加熱撹拌し、水酸化カリウムを加えて、さらに撹拌した。その後、30℃まで撹拌しながら冷却し、残りの成分(C)、(E)、(F)、(G)及びその他の成分を加えて撹拌し、洗浄料を得た。得られた洗浄料を、フォーマー容器(160mL〔YF−9413、吉野工業社製〕)に充填して、皮膚洗浄剤組成物を得た。
(評価方法)
(1)粘度:
各洗浄料の粘度を、25℃において、B型(ブルックフィールド)粘度計(TVB−10形粘度計、東機産業社製)で、ローターNo.1を用い、粘度100mPa・s未満は60rpm、100mPa・s以上200未満は30rpmで、測定時間1分にて測定した。
(2)安定性(結晶の析出、25℃、−5℃):
各洗浄料を製造後、100mLスクリュー管(No.8、マルエム社製)に
充填し、25℃、−5℃に1日保存後、外観を目視で観察し、以下の基準で示した。
○;結晶の析出がない。
△;結晶の析出がわずかにある。
×;結晶の析出が明らかにある。
(3)安定性(分離の有無、25℃、−5℃):
各洗浄料を製造後、100mLスクリュー管(No.8、マルエム社製)に
充填し、25℃、−5℃に1日保存後、外観を目視で観察し、以下の基準で示した。
○:分離がない。
×:分離がある。
(4)泡量:
フォーマー容器に充填した各皮膚洗浄剤組成物について、プラスチックメスシリンダー(液量計 円錐 PP 100mL #422、Kartell社製)に、2プッシュ分の泡を吐出させ、そのときの泡量を測定した。なお、本試験は、25℃、0℃、−5℃のそれぞれの温度において行った。
(5)吐出直後の泡質:
フォーマー容器に充填した各皮膚洗浄剤組成物について、吐出口の側に水平に接触させて置いたプラスチックの板の上に2プッシュ分の泡を吐出させた。吐出直後の泡の泡質を、以下の基準で評価した。
3;全て直径2mm未満の泡である。
2;2mm以上、5mm未満の泡が含まれる。
1;5mm以上の泡が含まれる。
(6)マッサージ中の泡の濃厚さ:
フォーマー容器に充填した各皮膚洗浄剤組成物について、腕の内側に2プッシュ分の泡を吐出させ、10秒間マッサージしたときの泡の濃厚さを、以下の基準で評価した。評価は、専門パネラー5名の合計のスコアで判定した。なお、泡の濃厚さとは、肌に泡をなじませたときに、手と肌の間に泡の層があり、手と肌が直接触れず、なじませるに従い、泡が増えた感じとなることを示す。
4;とても濃厚である。
3;濃厚である。
2;少し濃厚である。
1;全く濃厚でない。
(7)すすぎ後のきしみ感:
フォーマー容器に充填した各皮膚洗浄剤組成物について、腕の内側に2プッシュ分の泡を吐出させ、10秒マッサージした後に流水で5秒間すすぎ、すすぎ後のきしみ感について、以下の基準で評価した。評価は、専門パネラー5名の合計のスコアで判定した。
4;きしみを強く感じる。
3;きしみを感じる。
2;きしみを感じるが弱い。
1;全くきしみを感じない。
Figure 2016121098
Figure 2016121098
表1及び表2において用いた成分の詳細を以下に示す。
*1:イソステアリルグリセリルエーテル;ペネトールGE−IS(花王社製)
*2:2−エチルへキシルグリセリルエーテル;ペネトールGE−EH(花王社製)の有効成分
*3:ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテルカルボン酸;アキポRLM−45CA(花王社製)の有効成分
*4:アルキルエーテルカルボン酸;特開2013−53092号公報、「0067」記載のアルキルエーテルカルボン酸
*5:ラウリン酸;ルナック L−98(花王社製)
*6:ミリスチン酸;ルナック MY−98(花王社製)
*7:パルミチン酸;ルナック P−95(花王社製)
*8:ポリオキシプロピレン(9)ジグセリルエーテル;SY−DP9(坂本薬品社製)
*9:デシルグルコシド;マイドール10(花王社製)の有効成分、(HLB15.7)
*10:水酸化カリウム;液体苛性カリ(48%)(オキシデンタル・ケミカル社製)の有効成分
*11:プロピレングリコール;化粧用プロピレングリコール(ADEKA社製)
*12:数平均分子量6000のポリエチレングリコール;PEG#6000(日油社製)
*13:炭酸ナトリウム;ソーダ灰デンス(食品添加物)(トクヤマ社製)
*14:炭酸水素ナトリウム;重炭酸ナトリウム(旭硝子社製)

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)炭素数8〜22のアルキル基を有するアルキルグリセリルエーテル 0.3〜4質量%、
    (B)一般式(1)
    Figure 2016121098
    (式中、R1は炭素数9〜21のアルキル基又はアルケニル基を示し、Yは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
    で表される脂肪酸又はその塩であって、R1の平均炭素数が11.5〜13.8である脂肪酸又はその塩 1〜10質量%、
    (C)一般式(2)
    Figure 2016121098
    (式中、R2は、−[CH2CH(CH3)O]−を示し、p、q、r、sはそれぞれ0〜20の整数を示し、p+q+r+sは、4〜20の整数を示す)
    で表されるグリセリン誘導体 0.2〜12質量%、
    (D)水
    を含有し、成分(B)の酸換算量に対する成分(A)の質量割合[(A)/(B)]が、0.05〜1である洗浄料を、フォーマー容器に充填した皮膚洗浄剤組成物。
  2. 成分(B)の酸換算量に対する成分(A)及び(C)の合計量の質量割合[((A)+(C))/(B)]が、0.1〜2である請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 成分(C)に対する成分(A)の質量割合[(A)/(C)]が、0.08〜10である請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 成分(C)に対する成分(B)の酸換算量の質量割合[(B)/(C)]が、0.1〜30である請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. さらに、(E)HLB10以上の非イオン性界面活性剤を0.5〜7質量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。
JP2014262008A 2014-12-25 2014-12-25 皮膚洗浄剤組成物 Active JP6415969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262008A JP6415969B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 皮膚洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014262008A JP6415969B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 皮膚洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016121098A true JP2016121098A (ja) 2016-07-07
JP6415969B2 JP6415969B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56327103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014262008A Active JP6415969B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 皮膚洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6415969B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222763A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 関西酵素株式会社 液体洗浄料
JP2018016620A (ja) * 2016-07-13 2018-02-01 大日本除蟲菊株式会社 水性殺菌組成物
JP2020070237A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 阪本薬品工業株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
JP2020200271A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 花王株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤

Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665032A (ja) * 1992-08-24 1994-03-08 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk シャンプー組成物
JPH06116135A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 皮膚洗浄料組成物
JPH06184598A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 液体洗浄剤組成物
JPH07285843A (ja) * 1991-10-09 1995-10-31 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 化粧料
JP2000119170A (ja) * 1998-10-09 2000-04-25 Kao Corp 洗浄剤組成物
JP2002167315A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Lion Corp ノンガスフォーマー用整髪剤組成物
JP2006124305A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd クレンジング化粧料
JP2007084464A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Adeka Corp 化粧料組成物
JP2007177164A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 水性洗浄剤組成物
JP2009249324A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Nippon Menaade Keshohin Kk オイル状クレンジング料
JP2010254624A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Taiki:Kk マイクロエマルション
JP2011046747A (ja) * 2010-12-08 2011-03-10 Nikko Chemical Co Ltd 皮膚外用剤並びに皮膚外用剤の防腐抗菌方法
JP2011057647A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Adeka Corp 化粧料
US20120282207A1 (en) * 2011-05-04 2012-11-08 Lincoln Manufacturing Inc. Natural antimicrobial compositions
WO2014073473A1 (ja) * 2012-11-08 2014-05-15 花王株式会社 洗浄剤組成物
JP2014101333A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Kao Corp 皮膚化粧料
JP2014156537A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Kracie Home Products Ltd 液体洗浄剤組成物
JP2014172877A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Lion Corp フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物
JP2014210720A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社 資生堂 ポンプフォーマー用洗浄剤組成物
JP2014218437A (ja) * 2013-04-30 2014-11-20 花王株式会社 皮膚洗浄剤組成物
JP2014231481A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 ライオン株式会社 皮膚洗浄剤組成物

Patent Citations (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285843A (ja) * 1991-10-09 1995-10-31 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 化粧料
JPH0665032A (ja) * 1992-08-24 1994-03-08 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk シャンプー組成物
JPH06116135A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 皮膚洗浄料組成物
JPH06184598A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk 液体洗浄剤組成物
JP2000119170A (ja) * 1998-10-09 2000-04-25 Kao Corp 洗浄剤組成物
JP2002167315A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Lion Corp ノンガスフォーマー用整髪剤組成物
JP2006124305A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd クレンジング化粧料
JP2007084464A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Adeka Corp 化粧料組成物
JP2007177164A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kao Corp 水性洗浄剤組成物
JP2009249324A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Nippon Menaade Keshohin Kk オイル状クレンジング料
JP2010254624A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Taiki:Kk マイクロエマルション
JP2011057647A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Adeka Corp 化粧料
JP2011046747A (ja) * 2010-12-08 2011-03-10 Nikko Chemical Co Ltd 皮膚外用剤並びに皮膚外用剤の防腐抗菌方法
US20120282207A1 (en) * 2011-05-04 2012-11-08 Lincoln Manufacturing Inc. Natural antimicrobial compositions
WO2014073473A1 (ja) * 2012-11-08 2014-05-15 花王株式会社 洗浄剤組成物
JP2014101333A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Kao Corp 皮膚化粧料
JP2014156537A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Kracie Home Products Ltd 液体洗浄剤組成物
JP2014172877A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Lion Corp フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物
JP2014210720A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社 資生堂 ポンプフォーマー用洗浄剤組成物
JP2014218437A (ja) * 2013-04-30 2014-11-20 花王株式会社 皮膚洗浄剤組成物
JP2014231481A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 ライオン株式会社 皮膚洗浄剤組成物

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222763A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 関西酵素株式会社 液体洗浄料
JP2018016620A (ja) * 2016-07-13 2018-02-01 大日本除蟲菊株式会社 水性殺菌組成物
JP2020070237A (ja) * 2018-10-29 2020-05-07 阪本薬品工業株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
JP2020200271A (ja) * 2019-06-10 2020-12-17 花王株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
JP7329368B2 (ja) 2019-06-10 2023-08-18 花王株式会社 フォーマー容器入り皮膚洗浄剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP6415969B2 (ja) 2018-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5577058B2 (ja) 洗浄剤
JP4527655B2 (ja) フォーマー容器入り洗浄剤組成物
JP5947121B2 (ja) ノンガスフォーマー容器入り液体洗浄剤
JP6415969B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP2013155143A (ja) 泡吐出容器用頭髪洗浄剤組成物
JP5522828B2 (ja) 皮膚洗浄剤
JP6237172B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2012107147A (ja) フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物
JP5801525B2 (ja) 液状洗浄剤組成物
KR101444502B1 (ko) 피부 세정료 및 그것을 이용한 피부 세정 방법
JP6013454B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP5038860B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP5536086B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP2006342293A (ja) 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP6687966B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤
JP2007161906A (ja) 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP2019094287A (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7204664B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP4112787B2 (ja) 洗浄剤組成物
WO2018221529A1 (ja) 液体皮膚洗浄剤
JP6328495B2 (ja) ジェル状皮膚洗浄料
JP2009292969A (ja) 液体洗浄剤組成物
WO2015156117A1 (ja) フォーマー容器入り液体洗浄剤組成物
JP7329368B2 (ja) フォーマー容器入り皮膚洗浄剤
JP6482360B2 (ja) 液体洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6415969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250