JP2006124305A - クレンジング化粧料 - Google Patents

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Reiko Terada
玲子 寺田
Yasunori Noguchi
安則 野口
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Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】優れたクレンジング能を有し、且つ使用後の感触(ベタツキのない保湿感)が良好であり、低級アルコールを含まず皮膚刺激の懸念がないクレンジング化粧料を提供する事を目的とする。
【解決手段】次の成分(A)〜(B):
(A)ジグリセリン1モルに、プロピレンオキサイド4〜25モルを付加反応させ得られるエーテル化合物で、1.0以下のIOB(無機/有機バランス)値を示し、且つ10%水溶液の曇点が20℃以上であるジグリセリンプロピレンオキサイド付加物を0.1〜30.0重量%(B)アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上を0.1〜20.0重量%
を配合し、且つ低級アルコールを含まないクレンジング化粧料を用いる。

Description

本発明は、ジグリセリンプロピレンオキサイド付加物を必須成分とする、低級アルコールを含まないクレンジング化粧料に関するものである。更に詳しくは、優れたクレンジング能を有し、且つ使用後の感触(ベタツキのない保湿感)が良好であり、低級アルコールを含まず皮膚刺激の懸念がないクレンジング化粧料に関するものである。
従来、皮膚上の汚れやメーク化粧料を除去するクレンジング化粧料としては、液状油等を主成分とする油性クレンジング化粧料、クリームや乳液タイプの乳化クレンジング化粧料、水性成分や水溶性高分子を主成分とする水性クレンジング化粧料が用いられてきた。しかしながら、油性クレンジング化粧料や乳化クレンジング化粧料は、油性成分を比較的多量に含有する為、メーク化粧料や油性の汚れ等との馴染み性が良く、優れたクレンジング能を有している反面、ふき取り後又は洗い流し後には、そのクレンジング化粧料に配合されていた油性成分が肌に残り、残油感のあるさっぱりした使用感を得る事ができない欠点を有していた。
一方、水性クレンジング化粧料は、油性成分を殆ど含有しないので、使用中の感触が瑞々しく、使用後もさっぱりした使用感を有するが、メーク化粧料等との馴染み性が悪く、クレンジング能が十分でないという欠点を有していた。これらの点を改良したクレンジング化粧料が特許文献1で報告されている。しかしながら、特許文献1の実施例に記載されているものは、使用後のさっぱり感は良好であるが、耐水性のあるマスカラ等に対しては、本発明が有するクレンジング能を有していない点や、また必須成分として配合される水溶性多価アルコール(1,3−ブチレングリコール)は、保湿感を十分発現させる量を配合した場合ベタツキ感を生じたり、逆にベタツキ感を抑える為に、その配合量を減量した場合は、使用後の保湿感が不十分となる等、種々の問題点が残されている。また、その実施例の中には、低級アルコールであるエタノールを配合した処方が殆どであり、アルコール過敏症の人向けには、適した化粧料とは言えないものであった。
特開平 9―87139
本発明は、上記の様な従来技術の課題を克服したものであり、優れたクレンジング能を有し、且つ使用後の感触(ベタツキのない保湿感)が良好であり、低級アルコールを含まず皮膚刺激の懸念がないクレンジング化粧料を提供する事を目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、特定のジグリセリンプロピレンオキサイド付加物と特定成分を配合したクレンジング化粧料が、上記課題を解決し得ることを見出だし、本発明を完成するに至った。即ち本発明は、次の成分(A)〜(B):
(A)ジグリセリン1モルに、プロピレンオキサイド4〜25モルを付加反応させ得られるエーテル化合物で、1.0以下のIOB(無機/有機バランス)値を示し、且つ10%水溶液の曇点が20℃以上であるジグリセリンプロピレンオキサイド付加物を0.1〜30.0重量%
(B)アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上を0.1〜20.0重量%
を配合し、且つ低級アルコールを含まないクレンジング化粧料に関するものである。
本発明のクレンジング化粧料は、優れたクレンジング能を有し、使用後の感触(ベタツキのない保湿感)が良好である、性能及び官能特性の両面が優れると共に、刺激が懸念される低級アルコールを含まない安全性の高いクレンジング化粧料である。
以下に本発明を詳細にする。
先に、ジグリセリンプロピレンオキサイド付加物を限定する指標の1つである、IOB(無機/有機バランス)値について簡単に触れておく。IOBはInorganic and Organic Balanceの略であり、その詳細は「化学の領域」第11巻、第10号、第179頁〜725頁、1957年に示されている藤田氏による計算方法に従って算出した無機性及び有機性の値の比を示す。
本発明において使用する、(A)成分であるジグリセリンに、プロピレンオキサイドを付加反応させ得られるエーテル化合物の内、1.0以下のIOB(無機/有機バランス)値を示し、且つ10%水溶液の曇点が20℃以上であるジグリセリンプロピレンオキサイド付加物としては、上記条件を満たすものであれば特に限定はなく、具体的には、ジグリセリン1モルに対して、プロピレンオキサイドを4〜25モルの範囲で付加反応させ得た、エーテル化合物が挙げられる。これらの中で、プロピレンオキサイドの付加モル数が9モルのポリオキシプロピレン(9)ジグリセリルエーテルや、付加モル数が14である、ポリオキシプロピレン(14)ジグリセリルエーテルが特に好ましい。
上記(A)成分であるジグリセリンプロピレンオキサイド付加物の配合量としては、0.1〜30.0重量%、好ましくは3.0〜20.0重量%である。0.1重量%未満では、十分な性能、例えば目的のクレンジング能や保湿性を得る事が出来ない。逆に30.0重量%を超えると、皮膚上でのノビが重くなり、除去すべきメーク化粧料等と馴染ませる点、つまり使用面で支障が出る為、好ましくない。
次に(B)成分であるアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤としては、化粧品に通常使用されるものであれば特に限定はなく、それらの1種又は2種以上を使用する。具体的にはノニオン界面活性剤では、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレントリメチロールプロパン脂肪酸エステル、ピログルタミン酸エステル等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、イミダゾリン型ベタイン、酢酸ベタイン等が挙げられる。
上記(B)成分の配合量としては、0.1〜20.0重量%、好ましくは1.0〜15.0重量%である。0.1重量%未満では、目的のクレンジング能を発現する事が出来ない。逆に20.0重量%を超えると、使用後に皮膚上でベタツキが生じ、使用面で支障が出る為、好ましくない。
本発明のクレンジング化粧料には、既存のクレンジング化粧料の如くエタノール等の低級アルコールの配合を必要としない。この事から、アルコール過敏症の人も安心して使用できる安全性の高いクレンジング化粧料である。
本発明のクレンジング化粧料には、発明の効果を損なわない範囲で通常のクレンジング化粧料に使用される成分、例えば、スクワラン、流動パラフィン、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、オクタン酸セチル、トリオクタン酸グリセリル、ホホバ油、オリブ油等の油分、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー等の水溶性高分子類、各種ビタミン、アミノ酸、生薬、消炎剤、細胞賦活剤、色素、防腐剤、香料等を適宜配合することができる。
更に、本発明のクレンジング化粧料はローションタイプである為、ポンプ容器での使用形態や、予め不織紙に含浸させたウェットティッシュの形態等、種々の製品形態での使用が可能である。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により限定されるものではない。
〈実施例1〜5、比較例1〜5〉
健常女性パネラー20名に、耐水性マスカラ、ファンデーション及び口紅を用いてメークさせ、表1、2に記載したクレンジング化粧料を調製し、それらを用いて使用性における官能試験を実施した。尚、評価項目としては「ノビの良さ」「馴染み易さ」、「クレンジング能」、「しっとり感」、「ベタツキの無さ」の5点であり、評価は下記の絶対評価基準に従い5段階で評価し、評点の平均値を4段階判定基準を用いて判定した。その結果も表1、2に示す。
・絶対評価基準 ・4段階判定基準
(評点):(評価) (評点の平均点) :(判定)
5点 :非常に良好 4.5点以上 : ◎
4点 :良好 4.0点以上4.5点未満: ○
3点 :普通 3.0点以上4.0点未満: △
2点 :やや不良 3.0点未満 : ×
1点 :不良
Figure 2006124305
Figure 2006124305
実施例1〜5のクレンジング化粧料は、「ノビの良さ」「馴染み易さ」、「クレンジング能」、「しっとり感」、「ベタツキの無さ」等、5項目全てにおいて満足する結果であった。一方、比較例1〜5のクレンジング化粧料は、全ての評価項目を満足するものは得られなかった。
本発明のクレンジング化粧料は、優れたクレンジング能を有し、使用後の感触(ベタツキのない保湿感)が良好である、性能及び官能特性の両面が優れると共に、刺激が懸念される低級アルコールを含まない安全性の高い、新規なクレンジング化粧料の開発が可能となる。

Claims (1)

  1. 次の成分(A)〜(B):
    (A)ジグリセリン1モルに、プロピレンオキサイド4〜25モルを付加反応させ得られるエーテル化合物で、1.0以下のIOB(無機/有機バランス)値を示し、且つ10%水溶液の曇点が20℃以上であるジグリセリンプロピレンオキサイド付加物を0.1〜30.0重量%
    (B)アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤の1種又は2種以上を0.1〜20.0重量%
    を配合し、且つ低級アルコールを含まないクレンジング化粧料。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200971A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Hoyu Co Ltd 異常脱毛予測/推定方法、異常脱毛予防/防止方法及び異常脱毛防止剤評価方法
JP2012214406A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Naris Cosmetics Co Ltd クレンジング化粧水
JP2016088865A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 ポーラ化成工業株式会社 被膜除去用組成物
JP2016121098A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 花王株式会社 皮膚洗浄剤組成物
JP2019081731A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 阪本薬品工業株式会社 水系クレンジング化粧料

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