JP2017119656A - 液体皮膚洗浄用組成物 - Google Patents

液体皮膚洗浄用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017119656A
JP2017119656A JP2015257409A JP2015257409A JP2017119656A JP 2017119656 A JP2017119656 A JP 2017119656A JP 2015257409 A JP2015257409 A JP 2015257409A JP 2015257409 A JP2015257409 A JP 2015257409A JP 2017119656 A JP2017119656 A JP 2017119656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
component
foam
content
feeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015257409A
Other languages
English (en)
Inventor
彦人 西村
Hikoto Nishimura
彦人 西村
智恵子 井上
Chieko Inoue
智恵子 井上
有紀 宮原
Arinori Miyahara
有紀 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2015257409A priority Critical patent/JP2017119656A/ja
Publication of JP2017119656A publication Critical patent/JP2017119656A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】良好な泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさに優れる液体皮膚洗浄用組成物の提供。【解決手段】(A)ラウリン酸塩とミリスチン酸塩とからなる脂肪酸塩、(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、アクリル酸及びアクリルアミドの少なくともいずれかとの共重合体、(C)特定のポリオキシエチレンアルキルエーテル、及び(D)糖アルコールを含有し、フォーマー容器に充填されてなる液体皮膚洗浄用組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、液体皮膚洗浄用組成物に関する。
従来から、手指の洗浄に用いる脂肪酸塩を含有した液体皮膚洗浄用組成物は、泡の弾力、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性などの泡性能を向上させること、及びさっぱりとした洗い上がりにすることができるため、広く用いられている。前記液体皮膚洗浄用組成物には、更に洗い上がりの肌の感触を向上させることが望まれており、前記脂肪酸塩に加えて、ポリマーなど他の成分を組み合わせる提案がされている(例えば、特許文献1〜3参照)。しかし、前記提案では、すすぎ時のぬるつきが強いという問題がある。
そこで、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさのすべてを兼ね備えた液体皮膚洗浄用組成物の提供が望まれている。
特開2004−35524号公報 特開2005−15359号公報 特開2004−204087号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、良好な泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさに優れる液体皮膚洗浄用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、脂肪酸塩と、塩化ジメチルジアリルアンモニウムをモノマー単位として含む特定の共重合体と、特定の構造のポリアルキルエーテルと、糖アルコールとを組み合わせることにより、これらの相乗効果から、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性が向上し、すすぎ時のぬるつき、及びタオルドライ後のつっぱり感を低減させ、すすぎ終わりのさっぱり感、及びタオルドライ後のうるおい感を付与できることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)(a1)ラウリン酸塩と(a2)ミリスチン酸塩とからなる脂肪酸塩、(B)共重合体0.04質量%〜0.2質量%、(C)下記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.1質量%〜0.5質量%、及び(D)糖アルコールを含有し、
前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)との合計含有量(a1+a2)が、3質量%〜8質量%であり、
前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)との質量比(a1/a2)が、1.5〜10であり、
前記(B)成分の共重合体が、(b1)塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、(b2)アクリル酸及び/又はアクリルアミドとの共重合体であり、
前記(b1)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、前記(b2)成分のアクリル酸及び/又はアクリルアミドとのモル比(b1/b2)が、20/80〜70/30であり、
前記(B)成分の共重合体の固形分39質量%〜45質量%の溶液における25℃での粘度が、1,200mPa・s〜6,000mPa・sであり、
前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量(質量%)と前記(B)成分の共重合体の含有量(質量%)との質量比(A/B)が、28〜140であり、
フォーマー容器に充填されてなることを特徴とする液体皮膚洗浄用組成物である。
[一般式(1)]
−O−(CHCHO)−H
(ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数13〜18の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を表し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル数を表し、7〜20の自然数を表す。)
<2> 前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量が、3質量%〜6質量%であり、前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量が、0.5質量%〜1.6質量%である前記<1>に記載の液体皮膚洗浄用組成物である。
<3> 前記(D)成分の糖アルコールが、ソルビット及びキシリトールの少なくともいずれかである前記<1>から<2>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄用組成物である。
<4> 前記(D)成分の糖アルコールが、ソルビットである前記<1>から<3>のいずれかに記載の液体皮膚洗浄用組成物である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、良好な泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさに優れる液体皮膚洗浄用組成物を提供することができる。
(液体皮膚洗浄用組成物)
本発明の液体皮膚洗浄用組成物は、(A)脂肪酸塩、(B)共重合体、(C)ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及び(D)糖アルコールを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
<(A)脂肪酸塩>
前記(A)成分の脂肪酸塩は、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、泡の持続性、及びすすぎ終わりのさっぱり感を向上させることを目的として含有される。
前記(A)成分の脂肪酸塩は、(a1)ラウリン酸塩(炭素数12)と(a2)ミリスチン酸塩(炭素数14)とからなる。
前記(a1)成分のラウリン酸塩及び前記(a2)成分のミリスチン酸塩の対イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン、トリエタノールアミン由来のカチオンなどが挙げられる。これらの中でも、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性の点から、カリウムイオンが好ましい。
なお、前記(A)成分の脂肪酸塩は、特に制限はなく、脂肪酸塩として配合することも可能であるが、脂肪酸と、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等の塩と、を別々に、配合槽中に添加して中和反応させて脂肪酸塩としてもよい。
前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量としては、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、泡の持続性、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさの点から、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、2質量%〜7質量%が好ましく、3質量%〜6質量%がより好ましい。前記含有量が、2質量%未満であると、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性が不十分となることがあり、7質量%を超えると、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがある。
前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量としては、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、泡の持続性、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさの点から、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、0.4質量%〜2質量%が好ましく、0.5質量%〜1.6質量%がより好ましい。前記含有量が、0.4質量%未満であると、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性が不十分となることがあり、2質量%を超えると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがある。
[合計含有量(a1+a2)]
前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)の合計含有量(a1+a2)としては、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、泡の持続性、すすぎ終わりのさっぱり感、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさの点から、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、3質量%〜8質量%であり、4質量%〜7質量%が好ましい。
前記合計含有量(a1+a2)が、3質量%未満であると、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、泡の持続性、及びすすぎ終わりのさっぱり感が不十分となることがあり、8質量%を超えると、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがある。
[質量比(a1/a2)]
前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)との質量比(a1/a2)としては、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさ、泡の弾力性、及び泡の持続性の点から、1.5〜10であり、3〜8が好ましい。前記質量比(a1/a2)が、1.5未満であると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがあり、10を超えると、泡の弾力性、及び泡の持続性が不十分となることがある。
<(B)共重合体>
前記(B)成分の共重合体は、(b1)塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、(b2)アクリル酸及び/又はアクリルアミドとの共重合体であり、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のうるおい感を向上させるために含有される。
前記(B)成分の共重合体としては、下記一般式(2)で表される共重合体が好適である。
ただし、前記一般式(2)中、n、m、及びzは各モノマー単位のモル比を示し、n+m+z=100であり、前記nは0〜40が好ましく、前記mは20〜70が好ましく、前記zは0〜80が好ましく、0〜76がより好ましい。また、nとzが同時に0となることはない。
[モル比(b1/b2)]
前記(B)成分の共重合体における、(b1)塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、(b2)アクリル酸及び/又はアクリルアミドとのモル比(b1/b2)は、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、及びタオルドライ後のうるおい感の点から、20/80〜70/30であり、24/76〜29/71が好ましい。前記モル比(b1/b2)が、20/80未満であると、すすぎ時のぬるつきのなさが不十分となることがあり、70/30を超えると、泡の弾力性、及び泡のクリーミーさが不十分となることがある。
前記(B)成分における各モノマーの割合は、核磁気共鳴(NMR)により下記測定条件で測定することで決定することができる。
[測定条件]
溶媒:重水(DO)
測定器:JNM−LA300(300MHz、日本電子株式会社製)
前記(B)成分の共重合体の重量平均分子量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及びすすぎ時のぬるつきのなさの点から、100,000〜1,000,000が好ましく、120,000〜450,000がより好ましい。前記重量平均分子量が、100,000未満であると、すすぎ時のぬるつきのなさが不十分となることがあり、1,000,000を超えると、泡の弾力性、及び泡のクリーミーさが不十分となることがある。
前記(B)成分の共重合体の重量平均分子量は、例えば、SEC−MALLS−RIシステム(測定条件:カラム:東ソー株式会社製TSKgelαシリーズ α−Mカラム30cm、溶媒:硝酸ナトリウム0.3M水溶液)で測定することができる。
前記(B)成分の共重合体における固形分39質量%〜45質量%の前記共重合体溶液の25℃での粘度は、泡の弾力性、及び泡のクリーミーさの点から、1,200mPa・s〜6,000mPa・sであり、1,200mPa・s〜4,500mPa・sが好ましい。また、固形分41質量%〜45質量%の前記共重合体溶液の粘度は、25℃で1,200mPa・s〜4,500mPa・sが好ましい。固形分39質量%〜43質量%の前記共重合体溶液の粘度は、25℃で3,000mPa・s〜6,000mPa・sが好ましい。
前記粘度が、1,200mPa・s未満のものは入手困難であり、6,000mPa・sを超えると、泡の弾力性、及び泡のクリーミーさが不十分となることがある。
前記粘度は、ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)やブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて測定することができる。
前記(B)成分の共重合体としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、以下のものなどが挙げられる。
マーコート740(成分名:塩化ジメチルアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分41質量%〜45質量%の25℃での粘度:1,200mPa・s〜4,500mPa・s、重量平均分子量:120,000、前記一般式(2)におけるn:m:z=0:24:76、モル比(b1/b2)=24/76)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
マーコート280(成分名:アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、ルーブリゾール社製、固形分39質量%〜43質量%の25℃での粘度:3,000mPa・s〜6,000mPa・s、重量平均分子量450,000、前記一般式(2)におけるn:m:z=35:65:0、モル比(b1/b2)=65/35)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、60回転/分間の条件で測定することができる。
前記マーコート280の他に、マーコート280の粉状タイプとして、ルーブリゾール社製のマーコート280SD(固形分94質量%以上、重量平均分子量450,000)も使用可能である。
マーコート3940(成分名:アクリル酸−塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、ルーブリゾール社製、固形分41質量%〜45質量%の25℃での粘度:1,500mPa・s〜4,500mPa・s、重量平均分子量150,000、前記一般式(2)におけるn:m:z=31:29:40、モル比(b1/b2)=29/71)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
Salcare Super 7 AT1(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリルアミド共重合体、BASF社製、固形分39質量%〜41質量%の25℃での粘度:3,500mPa・s〜6,000mPa・s、重量平均分子量150,000、前記一般式(2)におけるn:m:z=0:25:75、モル比(b1/b2)=25/75)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)を用いて、スピンドルNo.3のローターを使用し、10回転/分間の条件で測定することができる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、すすぎ時のぬるつきのなさの点から、マーコート740が好適に用いられる。
前記(B)成分の共重合体の含有量としては、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、及びタオルドライ後のうるおい感の点から、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、0.04質量%〜0.2質量%であり、0.05質量%〜0.15質量%が好ましい。前記含有量が、0.04質量%未満であると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のうるおい感が不十分となることがあり、0.2質量%を超えると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感が不十分となることがある。
[質量比(A/B)]
前記(A)成分の含有量(質量%)と前記(B)成分の含有量(質量%)との質量比(A/B)としては、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、及びタオルドライ後のうるおい感の点から、28〜140であり、35〜120が好ましい。前記質量比が、28未満であると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感が不十分となることがあり、140を超えると、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後のうるおい感が不十分となることがある。
<(C)ポリオキシエチレンアルキルエーテル>
前記(C)成分の下記一般式(1)により表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルは、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさを向上させるために含有される。
[一般式(1)]
−O−(CHCHO)−H
(ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数13〜18の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を表し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル数を表し、7〜20の自然数を表す。)
前記一般式(1)におけるRは、炭素数13〜18の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を表す。前記炭素数13〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリデシル基、セチル基、ステアリル基、オレイル基などが挙げられる。
前記一般式(1)におけるnは、エチレンオキサイド(以下、「EO」と略記することがある)の平均付加モル数を表し、泡の持続性、及びタオルドライ後のうるおい感の点から、7〜20であり、8〜11が好ましい。前記nが7未満であると、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがあり、20を超えると、泡の持続性が不十分となることがある。
前記(C)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量としては、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、泡の持続性、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱりのなさの点から、0.1質量%〜0.5質量%であり、0.15質量%〜0.4質量%が好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさが不十分となることがあり、0.5質量%を超えると、泡の持続性、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感が不十分となることがある。
<(D)糖アルコール>
前記(D)成分の糖アルコールは、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感を向上させるために含有される。
前記(D)成分の糖アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、キシリトール、ソルビット、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、オリゴ糖アルコールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感の点から、キシリトール、及びソルビットが好ましく、ソルビットがより好ましい。
前記(D)成分の糖アルコールの含有量としては、泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及びすすぎ終わりのさっぱり感の点から、前記液体皮膚洗浄用組成物全量に対して、0.5質量%〜25質量%が好ましく、3.5質量%〜20質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、泡の弾力性、泡の持続性、及びすすぎ時のさっぱり感が不十分となることがあり、25質量%を超えると、泡の持続性、及びすすぎ終わりのさっぱり感が不十分となることがある。
<その他の成分>
本発明の液体皮膚洗浄用組成物には、前記(A)〜前記(D)の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、その他の成分を配合することができる。
前記その他の成分としては、例えば、水、油分、シリコーン類、低級又は高級アルコール等のアルコール類、多価アルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、水酸化カリウム、クエン酸、塩酸、トリエタノールアミン等のpH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、エチレンジアミン四酢酸等のキレート剤、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレン等の水不溶性高分子化合物粉体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
<製造方法>
前記液体皮膚洗浄用組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記(A)成分、前記(B)成分、前記(C)成分、及び前記(D)成分、更に必要に応じて前記その他の成分を混合して製造する方法などが挙げられる。前記その他の成分における水は、前記液体皮膚洗浄用組成物の全体が100質量%となるように残量として配合することが好ましい。
前記液体皮膚洗浄用組成物は、装置を用いて調製してもよい。前記装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断力があり、全体を混合することができる攪拌羽根を備えた攪拌装置などが挙げられる。
前記攪拌羽根としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどが挙げられる。
本発明の液体皮膚洗浄用組成物は、フォーマー容器に充填されてなり、泡状に吐出される。泡状であることから、ゲル状やスプレー状のものよりも使いやすく、水のないところで簡単に殺菌及び洗浄を行うことができる。また、洗い流さないタイプの液体皮膚洗浄用組成物と、該液体皮膚洗浄用組成物を収容し泡状に吐出させるフォーマー容器とを備える殺菌清浄剤製品とすることもできる。
−フォーマー容器−
前記フォーマー容器としては、例えば、ノンガス型の泡吐出容器などが挙げられる。前記ノンガス型の泡吐出容器としては、前記液体皮膚洗浄用組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器などが挙げられる。このようなフォーマー容器としては、例えば、大和製罐株式会社製、株式会社吉野工業所製などを使用することができる。
前記ノンガス型の泡吐出容器は、通常、泡を形成するための多孔質膜体を有し、液体皮膚洗浄用組成物が該多孔質膜体を通過することにより泡が形成されるものである。前記多孔質膜体の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン等のプラスチック材料などが挙げられる。前記多孔質膜体のメッシュとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、100メッシュ以上が好ましく、100メッシュ以上400メッシュ以下がより好ましく、200メッシュ以上350メッシュ以下が特に好ましい。
前記多孔質膜体の枚数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、泡性能を向上させる観点から2枚〜4枚が好ましい。前記フォーマー容器としては、より具体的には、特開平7−315463号公報、特開平8−230961号公報、及び特開2005−193972号公報などに記載されたフォーマー容器を好適に使用することができる。
−粘度−
前記液体皮膚洗浄用組成物は、ポンプを押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器と200メッシュ2枚とを使用する際において、使用する温度条件下で前記液体皮膚洗浄用組成物の粘度は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、25℃で、1mPa・s〜20mPa・sが好ましく、1mPa・s〜10mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、BL型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて試料温度25℃で、10mPa・s未満の場合にはBLアダプタ、回転数60rpmで、10mPa・s〜20mPa・sの場合には、ローターNo.1、回転数60rpmで、1分間後の粘度を測定することができる。
−pH−
前記液体皮膚洗浄用組成物のpHは、泡の弾力性、及び泡の持続性の点から、9.5〜11.0が好ましく、9.8〜10.6がより好ましい。
前記pHは、例えば、医薬部外品原料規格2006一般試験法のpH測定法に準拠して、pHメーター(HM−30R、TOA DKK社製)を用いて、25℃で測定することができる。
<用途>
本発明の液体皮膚洗浄用組成物としては、良好な泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさに優れているので、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、泡ハンドソープ、液体ハンドソープ、洗顔料、キッチン用ハンドソープなどに好適に用いることができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない。なお、実施例、及び比較例の記載の各成分の含有量は、総て純分換算した値である。
(実施例1〜43、比較例1〜29)
−液体皮膚洗浄用組成物の調製−
下記表1〜12に示す組成及び含有量(質量%)からなる、実施例1〜40及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物(ハンドソープ)を常法に準じて調製した。
具体的には、(A)成分の脂肪酸塩、(B)成分の共重合体、(C)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル、(D)成分の糖アルコール、及び共通成分であるプロピレングリコール、エチレンジアミン四酢酸を混合した。次に、クエン酸又は水酸化カリウムにより各液体皮膚洗浄用組成物のpH(25℃)を調整し、各液体皮膚洗浄用組成物の全体が100質量%となるようにその他成分における精製水を加えた。なお、前記pHは、pHメーター(HM−30R、TOA DKK社製)を用いて、25℃で測定した。
−容器入り液体皮膚洗浄用組成物の作製−
得られた実施例1〜43及び比較例1〜28の各液体皮膚洗浄用組成物は、ポンプフォーマー容器a[ネット:200メッシュ2枚、株式会社吉野工業所製(特開2005−193972号公報の実施例2で使用したポンプと同じ)]に充填し、ポンプフォーマー容器入り液体皮膚洗浄用組成物とした。
比較例29の液体皮膚洗浄用組成物は、ディスペンサー付き容器b[吐出量1mL、ノズル口径(内径)3.5mm、キャニオン株式会社製]に充填し、ディスペンサー付き容器入り液体皮膚洗浄用組成物とした。
次に、得られた各容器入り液体皮膚洗浄用組成物について、以下のようにして、「泡の弾力性」、「泡のクリーミーさ」、「泡の持続性」、「すすぎ時のぬるつきのなさ」、「すすぎ終わりのさっぱり感」、「タオルドライ後のうるおい感」、及び「タオルドライ後のつっぱり感」を評価した。結果を下記表1〜12に併記した。
<泡の弾力性>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサー付き容器bから吐出させた。両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦り、両手を10往復させた後に、右手に集めた泡に左手を押し付け、下記評価基準に基づき、泡の弾力性を評価した。前記専門パネルの平均評価点を求め、下記判定基準に従って「泡の弾力性」を評価した。
−評価基準−
5点:泡の弾力性が非常にある
4点:泡の弾力性がある
3点:泡の弾力性がややある
2点:泡の弾力性がややない
1点:泡の弾力性がほとんどない
−判定基準−
◎:4.0点以上5.0点以下
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<泡のクリーミーさ>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサーbから吐出させた。両手の手の平を合わせて往復させるように手の平を擦り、両手を10往復させたときの泡の外観を目視にて観察し、また、このときの使用感から、下記評価基準に基づき、泡のクリーミーさを評価した。専門パネルの平均評価点を求め、下記判定基準に従って「泡のクリーミーさ」を評価した。
−評価基準−
5点:ほとんどの泡が細かい泡で、非常にクリーミーであった
4点:細かい泡の中の一部に大きな泡が混ざっているが、クリ−ミーであった
3点:細かい泡の中に大きな泡が半分ぐらい混ざり、ややクリーミーであった
2点:細かい泡よりも大きく粗い泡の方が多く、クリーミーではなかった
1点:大きく粗い泡しか立たず、全くクリーミーではなかった
−判定基準−
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
<泡の持続性>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43、及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサー付き容器bから吐出させた。両手を10回擦り合わせ、その後10秒間静置した。擦り合わせた直後、及び擦り合わせてから10秒間静置した後の泡の量を目視で観察し、下記評価基準に従って平均評価点を求め、下記判定基準に従って「泡の持続性」を評価した。
−評価基準−
5点:擦り合わせ前後での泡量に全く変化なし
4点:擦り合わせ前後での泡量にほぼ変化なし
3点:擦り合わせ前後での泡量が減少している
2点:擦り合わせ前後での泡量がかなり減少している
1点:擦り合わせ前後での泡が手に残らない
−判定基準−
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
<すすぎ時のぬるつきのなさ>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43、及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサー付き容器bから吐出させた。両手を10秒間擦りあわせた後、水道水(25℃、2L/分間)で両手をすすぎ、各専門パネルがすすぎ終わったと判断した地点で、すすぎ時のぬるつきのなさを下記評価基準に従って評価した。結果は、前記専門パネル10名の平均評価点を求め、下記判定基準に従って「すすぎ時のぬるつきのなさ」を評価した。
−評価基準−
5点:すすぎ時のぬるつきがほとんどない
4点:すすぎ時のぬるつきがかなり弱い
3点:すすぎ時のぬるつきが弱い
2点:すすぎ時のぬるつきがやや強い
1点:すすぎ時のぬるつきが強い
−判定基準−
◎:4.0点以上5.0点以下
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<すすぎ終わりのさっぱり感>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43、及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサー付き容器bから吐出させた。両手を10秒間擦りあわせた後、水道水(25℃、2L/分間)で両手をすすぎ、各専門パネルがすすぎ終わったと判断した地点で、下記評価基準に基づき、すすぎ終わりのさっぱり感を評価した。専門パネルの平均評価点を求め、下記判定基準に従って「すすぎ終わりのさっぱり感」を評価した。
−評価基準−
5点:さっぱり感が非常にある
4点:さっぱり感がある
3点:さっぱり感がややある
2点:さっぱり感がややない
1点:さっぱり感が全くない
−判定基準−
◎:4.0点以上5.0点以下
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
<タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさ>
専門パネル10名が、両手を水で濡らし、一度両手を振って水気を軽くとった右手の平に、実施例1〜43、及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物1g(1プッシュ)を25℃の条件において、フォーマー容器a、又はポンプディスペンサー付き容器bから吐出させた。両手を10秒間擦りあわせた後、水道水(25℃、2L/分間)で両手をすすぎ、各専門パネルがすすぎ終わったと判断した地点で、両手をタオルで拭いた。タオルドライ後、下記評価基準に基づき、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感を評価した。それぞれの評価につき、専門パネルの平均評価点を求め、下記判定基準に従って「タオルドライ後のうるおい感」、及び「タオルドライ後のつっぱり感のなさ」を評価した。
−「タオルドライ後のうるおい感」の評価基準−
5点:うるおい感が非常にある
4点:うるおい感がある
3点:うるおい感がややある
2点:うるおい感がややない
1点:うるおい感が全くない
−判定基準−
◎:4.0点以上5.0点以下
○:3.0点以上4.0点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
−「タオルドライ後のつっぱり感のなさ」の評価基準−
5点:つっぱり感が全くない
4点:つっぱり感がほとんどない
3点:つっぱり感がある
2点:つっぱり感がかなりある
1点:つっぱり感が非常にある
−判定基準−
◎:4.5点以上
○:4.0点以上4.5点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
表1〜7中、(a1)成分のラウリン酸カリウムは炭素数12の脂肪酸塩である。(a2)成分のミリスチン酸カリウムは炭素数14の脂肪酸塩である。
表1〜7中、(B)成分におけるモル比(b1/b2)は、塩化ジメチルジアリルアンモニウム(b1)と、アクリル酸及び/又はアクリルアミド(b2とのモル比(b1/b2)を示す。また、粘度は、(B)成分における固形分39質量%〜45質量%の溶液の25℃での粘度を示す。
表8〜12中、(a1)成分のラウリン酸カリウムは炭素数12の脂肪酸塩である。(a2)成分のミリスチン酸カリウムは炭素数14の脂肪酸塩である。(a1)比較成分のカプリン酸カリウムは炭素数8の脂肪酸塩である。(a2)比較成分のパルミチン酸カリウムは炭素数16の脂肪酸塩である。
表8〜12中、(B)成分及び(B)比較成分におけるモル比(b1/b2)は、塩化ジメチルジアリルアンモニウム(b1)と、アクリル酸及び/又はアクリルアミド(b2とのモル比(b1/b2)を示す。また、粘度は、(B)成分における固形分39質量%〜45質量%の溶液の25℃での粘度を示す。
なお、実施例1〜43及び比較例1〜29の液体皮膚洗浄用組成物で用いた成分の商品名及び製造会社は、下記の表13に示すとおりである。
*1:カプリン酸カリウムは、カプリン酸(NAA−102、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて中和したものを用いた。
*2:ミリスチン酸トリエタノールアミンは、ミリスチン酸(NAA−14、日油株式会社製)を、トリエタノールアミン(トリエタノールアミンCare、BASF社製)を用いて中和したものを用いた。
−(B)成分及び(B)比較成分−
*1:ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.3、10回転/分間、25℃
*2:ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.3、10回転/分間、25℃
*3:ブルックフィールド粘度計RVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.3、10回転/分間、25℃
*4:ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)、スピンドルNo.4、60回転/分間、25℃
なお、(B)比較成分のカチオン化グァーガムは、マンノースとガラクトースとの共重合体である。
本発明の液体皮膚洗浄用組成物とは、良好な泡の弾力性、泡のクリーミーさ、及び泡の持続性を有し、すすぎ時のぬるつきのなさ、すすぎ終わりのさっぱり感、タオルドライ後のうるおい感、及びタオルドライ後のつっぱり感のなさに優れているので、例えば、ボディソープ、ハンドソープ、泡ハンドソープ、液体ハンドソープ、洗顔料、キッチン用ハンドソープなどに好適である。

Claims (3)

  1. (A)(a1)ラウリン酸塩と(a2)ミリスチン酸塩とからなる脂肪酸塩、
    (B)共重合体0.04質量%〜0.2質量%、
    (C)下記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.1質量%〜0.5質量%、及び
    (D)糖アルコールを含有し、
    前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)との合計含有量(a1+a2)が、3質量%〜8質量%であり、
    前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量(質量%)と前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量(質量%)との質量比(a1/a2)が、1.5〜10であり、
    前記(B)成分の共重合体が、(b1)塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、(b2)アクリル酸及び/又はアクリルアミドとの共重合体であり、
    前記(b1)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウムと、前記(b2)成分のアクリル酸及び/又はアクリルアミドとのモル比(b1/b2)が、20/80〜70/30であり、
    前記(B)成分の共重合体の固形分39質量%〜45質量%の溶液における25℃での粘度が、1,200mPa・s〜6,000mPa・sであり、
    前記(A)成分の脂肪酸塩の含有量(質量%)と前記(B)成分の共重合体の含有量(質量%)との質量比(A/B)が、28〜140であり、
    フォーマー容器に充填されてなることを特徴とする液体皮膚洗浄用組成物。
    [一般式(1)]
    −O−(CHCHO)−H
    (ただし、前記一般式(1)中、Rは炭素数13〜18の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を表し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル数を表し、7〜20の自然数を表す。)
  2. 前記(a1)成分のラウリン酸塩の含有量が、3質量%〜6質量%であり、
    前記(a2)成分のミリスチン酸塩の含有量が、0.5質量%〜1.6質量%である請求項1に記載の液体皮膚洗浄用組成物。
  3. 前記(D)成分の糖アルコールが、ソルビットである請求項1から2のいずれかに記載の液体皮膚洗浄用組成物。
JP2015257409A 2015-12-28 2015-12-28 液体皮膚洗浄用組成物 Pending JP2017119656A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257409A JP2017119656A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 液体皮膚洗浄用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257409A JP2017119656A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 液体皮膚洗浄用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017119656A true JP2017119656A (ja) 2017-07-06

Family

ID=59272705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015257409A Pending JP2017119656A (ja) 2015-12-28 2015-12-28 液体皮膚洗浄用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017119656A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342293A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mandom Corp 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP2008137904A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Lion Corp 液体皮膚洗浄剤組成物
WO2014003114A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 ライオン株式会社 液体皮膚洗浄剤製品

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342293A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Mandom Corp 泡沫洗浄剤用組成物及び泡沫洗浄剤
JP2008137904A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Lion Corp 液体皮膚洗浄剤組成物
WO2014003114A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 ライオン株式会社 液体皮膚洗浄剤製品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物
JPWO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2020-09-24 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6287835B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤製品
CN107106436B (zh) 液体皮肤洗净剂组合物
JP6928614B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6162066B2 (ja) フォーマー容器入り皮膚洗浄剤組成物
JP6924125B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7204664B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7291009B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7236314B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6726030B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6654990B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP5969329B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP6745144B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP2017119656A (ja) 液体皮膚洗浄用組成物
JP7286526B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6831747B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP2017119657A (ja) 液体皮膚洗浄用組成物
JP2018203700A (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6654968B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP6951916B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7349473B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP7250042B2 (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP2022178940A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
KR20240026877A (ko) 액체 피부 세정제 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180706

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191105