JP6831747B2 - 液体皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、液体皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来から、液体皮膚洗浄剤組成物には、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、すすぎ時の肌のなめらかさ、及び製剤の透明性が良好であることが望まれている。
特に最近では、洗浄後の肌にしっとり感を付与することができる、高い保湿性を有する液体皮膚洗浄剤組成物の提供が要望されている。
そこで、洗浄後の肌にしっとり感を付与するために、例えば、脂肪酸塩と塩化ジメチルジアリルアンモニウム及びアクリルアミドに由来する構造単位を有するカチオン性ポリマーとを含有する液体皮膚洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、前記提案では、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが不十分である。
また、脂肪酸塩、カチオン性ポリマー、及び30℃において固形状油又は半固形状油を含有する皮膚洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、前記提案では、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感が不十分である。
したがって、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れる液体皮膚洗浄剤組成物の提供が望まれている。
特開2016−108411号公報 特開2013−163658号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者が、鋭意検討を重ねた結果、(A)高級脂肪酸塩と、(B)カチオン性ポリマーと、(C)多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤と、(D)ポリオキシエチレンアルキルエーテルと、を含有する液体皮膚洗浄剤組成物は、各成分の相乗効果により、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> (A)ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩を含有する高級脂肪酸塩10質量%〜32質量%と、
(B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選択される少なくとも1種のカチオン性ポリマー0.2質量%〜3質量%と、
(C)多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤0.05質量%〜3質量%と、
(D)アルキル基の炭素数が12〜22であり、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が7〜50であるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.1質量%〜2質量%と、を含有し、
前記(B)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%以上であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物である。
<2> (E)両性界面活性剤、及びラウリルジメチルアミンオキシドの少なくともいずれかの界面活性剤を更に含有する前記<1>に記載の液体皮膚洗浄剤組成物である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れる液体皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
(液体皮膚洗浄剤組成物)
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、(A)高級脂肪酸塩、(B)カチオン性ポリマー、(C)多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤、及び(D)ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有してなり、更に必要に応じて(E)界面活性剤、及びその他の成分を含有する。
<(A)ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩を含有する高級脂肪酸塩>
前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及びすすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさを向上させるために含有されている。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩を含有してなり、更に必要に応じて、その他の高級脂肪酸塩を含有してもよい。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩の対イオンとしては、例えば、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸等のイオンなどが挙げられる。
前記アルカリ金属イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどが挙げられる。
前記アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオールなどが挙げられる。
前記塩基性アミノ酸としては、例えば、リジン、アルギニンなどが挙げられる。
これらの中でも、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及びすすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさの点から、カリウムイオンが好ましい。
なお、前記(A)成分の高級脂肪酸塩は、特に制限はなく、高級脂肪酸塩として配合することもできるが、高級脂肪酸と、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミンなどの塩と、を別々に液体皮膚洗浄剤組成物中に添加し、中和させて高級脂肪酸塩としてもよい。
前記(A)成分の高級脂肪酸塩の含有量としては、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、10質量%〜32質量%であり、20質量%〜32質量%が好ましい。前記含有量が、10質量%未満であると、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、及びすすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさが不十分となり、32質量%を超えると、タオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となる。
前記ラウリン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、3質量%〜12質量%が好ましく、7質量%〜12質量%がより好ましい。前記ミリスチン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、4質量%〜14質量%が好ましく、8質量%〜14質量%がより好ましい。前記パルミチン酸塩の含有量としては、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、1質量%〜9質量%が好ましく、3質量%〜9質量%がより好ましい。前記ラウリン酸塩、前記ミリスチン酸塩、及び前記パルミチン酸の含有量が、それぞれ上記数値範囲外であると、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ時のぬるつきのなさ、及びタオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となることがある。
前記その他の高級脂肪酸塩としては、本発明の効果を阻害しない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ステアリン酸塩等を含有してもよい。
前記ステアリン酸塩の含有量としては、前記高級脂肪酸塩の全量に対して、20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。前記ステアリン酸塩の含有量の下限値としては、0質量%が好ましい。
<(B)カチオン性ポリマー>
前記(B)成分のカチオン性ポリマーは、タオルドライ後の肌のしっとり感を向上させるために含有されている。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーは、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウムのモル比率が65%以上である塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選ばれる少なくともいずれかを含有する。
前記(B)成分のうち塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体−アクリル酸共重合体は、下記一般式(1)で表される。
ただし、前記一般式(1)中、n及びmは各構造単位のモル比率を示し、n+m=100であり、前記mは65(モル%)以上である。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率は、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、65モル%以上であり、95モル%が好ましい。前記モル比率が、65モル%未満であると、タオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となる。
前記(B)成分のうちの塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における構造単位のモル比率は、核磁気共鳴(NMR)により下記測定条件で測定することで決定することができる。
[測定条件]
溶媒:重水(DO)
測定器:JNM−LA300(300MHz、日本電子株式会社製)
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの重量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、10,000〜1,000,000が好ましく、15,000〜450,000がより好ましい。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの重量平均分子量としては、例えば、SEC−MALLS−RIシステム(測定条件:カラム:東ソー株式会社製TSKgelαシリーズ α−Mカラム30cm、溶媒:硝酸ナトリウム0.3M水溶液)を用いて測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーにおける固形分30質量%〜44質量%の前記共重合体溶液の25℃での粘度としては、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、10mPa・s〜15,000mPa・sが好ましく、20mPa・s〜12,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて測定することができる。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
マーコート100(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、ルーブリゾール社製、固形分39質量%〜44質量%の25℃での粘度:8,000mPa・s〜12,000mPa・s、重量平均分子量:150,000)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.3のローターを使用し、6回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート106(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、ルーブリゾール社製、固形分30質量%〜36質量%の25℃での粘度:20mPa・s〜65mPa・s、重量平均分子量:15,000)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.1のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート280(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体、ルーブリゾール社製、固形分39質量%〜43質量%の25℃での粘度:3,000mPa・s〜6,000mPa・s、重量平均分子量:450,000、前記一般式(1)におけるn:m=35:65(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、60回転/分間の条件において測定することができる。
マーコート295(成分名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体、ルーブリゾール社製、固形分35質量%〜40質量%の25℃での粘度:3,500mPa・s〜9,000mPa・s、重量平均分子量:190,000、前記一般式(1)におけるn:m=5:95(モル比)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が95モル%)。前記粘度は、ブルックフィールド粘度計LVF(ブルックフィールド社製)を用いて、25℃でスピンドルNo.4のローターを使用し、30回転/分間の条件において測定することができる。
これらの中でも、前記(B)成分のカチオン性ポリマーとしては、タオルドライ後の肌のしっとり感の点から、マーコート100、マーコート106、及びマーコート295が好ましく、マーコート100がより好ましい。
前記(B)成分のカチオン性ポリマーの含有量としては、泡の量の多さ、及びタオルドライ後の肌のしっとり感の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.2質量%〜3質量%であり、0.3質量%〜1質量%が好ましい。前記含有量が、0.2質量%未満であると、タオルドライ後の肌のしっとり感が不十分となり、3質量%を超えると、泡の量の多さが不十分となる。
<(C)多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤>
前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤は、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさを向上させるために含有される。
前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤は、多価アルコールのヒドロキシ基の一部又は全部がエステル化された油剤であり、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトールなどの2価〜6価の多価アルコールのヒドロキシ基の一部又は全部がエステル化された油剤が好ましく、ジグリセリン、ジペンタエリスリトールのヒドロキシ基の一部又は全部がエステル化された油剤がより好ましい。
前記多価アルコールをエステル化する脂肪酸としては、炭素数6〜24の脂肪酸が好ましく、炭素数8〜20の脂肪酸がより好ましい。前記脂肪酸としては、直鎖又は分岐鎖でもよく、飽和であっても不飽和であってもよく、25℃で液状の油剤であることが好ましい。
前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤としては、例えば、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、テトラオクタン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルなどが好ましく、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルがより好ましい。前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤が、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルであると、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさを向上させることができる。
前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤の含有量としては、液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.05質量%〜3質量%が好ましく、0.2質量%〜1質量%がより好ましい。前記含有量が、0.05質量%未満であると、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが不十分となり、3質量%を超えると、泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性が不十分となる。
<(D)ポリオキシエチレンアルキルエーテル>
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルは、製剤の透明性を向上させるために含有される。
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルは、アルキル基の炭素数が12〜22であり、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が7〜50であるポリオキシエチレンアルキルエーテルである。
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルのアルキル基の炭素数としては、製剤の透明性の点から、12〜22であり、12〜16が好ましい。
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルのエチレンオキサイドの平均付加モル数としては、製剤の透明性の点から、7〜50であり、7〜25が好ましい。
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、エマレックス120(POE(20)セチルエーテル)、エマレックス130(POE(30)セチルエーテル)、エマレックス720(POE(20)ラウリルエーテル)、エマレックス750(POE(50)ラウリルエーテル)(以上、日本エマルジョン株式会社製)、NIKKOL BC−40(POE(40)セチルエーテル、日光ケミカルズ株式会社製)、ブラウノンEL−1519P(POE(19)ラウリルエーテル)、ブラウノンEL−1521(POE(40)ラウリルエーテル)(以上、青木油脂工業株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。なお、POEの後の( )内の数値は、エチレンオキサイドの平均付加モル数を表す。
前記(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルの含有量としては、泡の量の多さ、及び製剤の透明性の点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.1質量%〜2質量%が好ましく、0.3質量%〜1質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、製剤の透明性が不十分となり、2質量%を超えると、泡の量の多さが不十分となる。
<(E)界面活性剤>
前記(E)成分の界面活性剤は、泡立ちの速さを向上させるために含有される。
前記(E)成分の界面活性剤は、両性界面活性剤、及びラウリルジメチルアミンオキシドから選択される少なくともいずれかである。
前記両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アミノ酸系両性界面活性剤、ベタイン系両性界面活性剤などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記(E)成分としては、泡立ちの速さの点から、ベタイン系両性界面活性剤が好ましい。前記ベタイン系両性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。これらの中でも、泡立ちの速さの点から、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインが好ましい。
前記(E)成分の界面活性剤の含有量としては、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、及び泡立ちの速さの点から、前記液体皮膚洗浄剤組成物の全量に対して、0.5質量〜5質量%が好ましく、0.8質量%〜3質量%がより好ましい。前記含有量が、0.5質量%未満であると、泡立ちの速さが低下することがあり、5質量%を超えると、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさが不十分となることがある。
<その他の成分>
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物には、前記(A)〜(E)の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、その他の成分を配合することができる。
前記その他の成分としては、例えば、精製水、(B)成分以外の水溶性高分子、シリコーン類、ホホバ油、オリーブ油、一価アルコール脂肪酸エステル、炭化水素、アルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、水酸化カリウム、クエン酸、塩酸などのpH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物、又はその誘導体、エデト酸等のキレート剤、色素、香料、顔料、無機粉体、粘土鉱物、ナイロン、ポリエチレンなどの水不溶性高分子化合物粉体などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
−製造方法−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)〜(E)成分、必要に応じて、前記その他の成分を混合して得ることができる。
具体的には、以下のようにして製造することができる。70℃〜80℃に加温した精製水に、前記(A)成分の高級脂肪酸塩、前記(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤、前記(D)成分のアルキル基の炭素数が12〜22であり、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が7〜50であるポリオキシエチレンアルキルエーテルを溶解し、40℃以下に冷却してから、前記(B)成分のカチオン性ポリマー、及び必要に応じて前記(E)成分の界面活性剤を添加する。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得る。
前記液体皮膚洗浄剤組成物は、装置を用いて調製してもよい。前記装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、剪断力があり、全体を混合することができる撹拌羽根を備えた撹拌装置などが挙げられる。
前記撹拌羽根としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどが挙げられる。
−pH−
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃におけるpHとしては、泡の量の点から、9.5〜11.0が好ましく、9.8〜10.6がより好ましい。前記pHの値が前記数値範囲であれば、泡の量が良好となり、皮膚刺激がない。
前記pHは、例えば、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(装置名:HM−30R、東亜ディーケーケー株式会社製、電極タイプGST−5721)を使用して測定することができる。
−粘度−
前記液体皮膚洗浄剤組成物の25℃における粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、1mPa・s〜6,000mPa・sが好ましく、50mPa・s〜4,000mPa・sがより好ましい。
前記粘度は、例えば、BM型粘度計(株式会社東京計器製)を用いて、試料温度25℃にて、以下の条件で測定することができる。前記粘度が、1mPa・s〜3,000mPa・sであれば、BMアダプター、回転数30rpm、No.3のローターを用いて1分間後の粘度を測定し、3,000mPa・sを超える場合は、BMアダプター、回転数30rpm、No.4のローターを用いて、分間後の粘度を測定することにより測定できる。
−容器−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常の容器に充填して使用される。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポンプディスペンサー容器、チューブ、フォーマー容器、袋状容器などが挙げられる。これらの中でも、ポンプディスペンサー容器が好ましい。前記ポンプディスペンサー容器としては、例えば、株式会社吉野工業所製のノズル口径(内径)3.5mm、吐出量3mLのポンプディスペンサー容器などが挙げられる。
−用途−
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れるため、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落としなどに用いられ、特にボディソープに好適に用いられる。
以下に、本発明の実施例、及び比較例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。なお、実施例、及び比較例に記載の各成分の含有量は、全て純分換算した値である。
(実施例1〜25、及び比較例1〜18)
下記表1〜表12に示す組成及び含有量の液体皮膚洗浄剤組成物を常法により調製した。具体的には以下の方法で調製した。
−液体皮膚洗浄剤組成物の調製−
最終的に得られる液体皮膚洗浄剤組成物の全量の95質量%になる量の精製水を、70℃〜80℃に加温し、(A)成分の高級脂肪酸塩、(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤、及び(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルを溶解し、40℃以下に冷却してから、(B)成分のカチオン性ポリマーを添加することにより、液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得た。また、撹拌羽根としてプロペラを使用し、スリーワンモーター(装置名:HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて撹拌した。なお、pHは、pHメーター(装置名:HM−30R、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて、25℃にて測定した。
得られた実施例1〜25、及び比較例1〜18の各液体皮膚洗浄剤組成物は、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量3mL、ノズル口径(内径)3.5mm、株式会社吉野工業所製)に充填した。
次に、得られた各液体皮膚洗浄剤組成物について、以下のようにして、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」、「タオルドライ後の肌のしっとり感」、「すすぎ時の肌のなめらかさ」、及び「製剤の透明性」を評価した。結果を下記表1〜表12に示す。
<泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜25、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)とり、ナイロンタオルを10回擦って泡立てたときの、泡の量の多さ、及び泡のクリーミー性を観察し、下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、「泡の量の多さ」、及び「泡のクリーミー性」を評価した。前記平均評価点が3.0点以上であれば、「泡の量の多さ」、及び「泡のクリーミー性」は良好である。
[泡の量の多さの評価基準]
5点:ナイロンタオルから泡があふれる
4点:ナイロンタオルの70%以上100%未満が泡で覆われている
3点:ナイロンタオルの50%以上70%未満が泡で覆われている
2点:ナイロンタオルの20%以上50%未満が泡で覆われている
1点:ナイロンタオルの20%未満が泡で覆われている、又はほとんど泡がない
[泡のクリーミー性の評価基準]
5点:ほとんどの泡が細かい泡で、非常にクリーミーである
4点:細かい泡の中の一部に大きな泡が混ざっているが、クリーミーである
3点:細かい泡の中に大きな泡が半分ぐらい混ざり、ややクリーミーである
2点:細かい泡よりも大きく粗い泡の方が多く、クリーミーではなかった
1点:大きく粗い泡しか立たず、全くクリーミーではなかった
<すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜25、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、10回擦って泡立て、前記ナイロンタオルで全身を擦った後、40℃の温水で、前記液体皮膚洗浄剤組成物をすすぎ流した直後に「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」を下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」を評価した。前記平均評価点が3.0点以上であれば、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」は良好である。
なお、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」とは、すすぎ終わった際に、組成物が皮膚に残らず、ぬるぬるした感触がない状態を意味する。
[すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさの評価基準]
5点:ぬるつきが全くない
4点:ぬるつきがほとんどない
3点:ぬるつきをわずかに感じるが、不快感はない
2点:ぬるつきがあり、不快感がある
1点:ぬるつきが非常にあり、不快感がある
<タオルドライ後の肌のしっとり感>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜25、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、10回擦って泡立て、前記ナイロンタオルで全身を擦った後、40℃の温水で、前記液体皮膚洗浄剤組成物をすすぎ流し、タオルで水滴を拭き取った。その後、「タオルドライ後の肌のしっとり感」を下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、「タオルドライ後の肌のしっとり感」を評価した。前記平均評価点が3.0点以上であれば、「タオルドライ後の肌のしっとり感」は良好である。
[タオルドライ後の肌のしっとり感の評価基準]
5点:しっとり感を強く感じる
4点:しっとり感を感じる
3点:しっとり感をやや感じる
2点:しっとり感をあまり感じない
1点:しっとり感を全く感じない
<すすぎ時の肌のなめらかさ>
専門評価者10名が、40℃の温水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例1〜25、及び比較例1〜18の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、10回擦って泡立て、前記ナイロンタオルで全身を擦った後、40℃の温水で、前記液体皮膚洗浄剤組成物をすすぎ流す際、「すすぎ時の肌のなめらかさ」を下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、「すすぎ時の肌のなめらかさ」を評価した。前記平均評価点が3.0点以上であれば、「すすぎ時の肌のなめらかさ」は良好である。
[すすぎ時の肌のなめらかさの評価基準]
5点:すすぎ時の肌のなめらかさを強く感じる
4点:すすぎ時の肌のなめらかさを感じる
3点:すすぎ時の肌のなめらかさをやや感じる
2点:すすぎ時の肌のなめらかさをあまり感じない
1点:すすぎ時の肌のなめらかさを全く感じない
<製剤の透明性>
直径4cm、高さ7.5cmの円柱型の透明ガラス瓶(商品名:ねじ口びんSV−50A、日電理化硝子株式会社製)に、実施例1〜25、及び比較例1〜18の各液体皮膚洗浄剤組成物をガラス瓶の口まで入れ、前記ガラス瓶の背面にポケットサイズ近見視力カード40cm(株式会社テイエムアイ製)を置き、前記液体皮膚洗浄剤組成物の入った透明ガラス瓶越しに前記カードの中のマークを観察し、「製剤の透明性」を下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、下記平均評価点の判定基準に従って「製剤の透明性」を評価した。前記判定基準が○以上であれば、「製剤の透明性」は良好である。
[製剤の透明性の評価基準]
5点:透明であり、マークがはっきり確認できる
4点:わずかに濁っているが、マークが確認できる
3点:やや濁っており、マークが確認しづらい
2点:濁っており、マークがほぼ確認できない
1点:濁っており、マークが全く確認できない
[平均評価点の判定基準]
◎:5.0点
○:4.0点以上5.0点未満
△:3.0点以上4.0点未満
×:3.0点未満
(実施例26〜35)
下記表13〜表15に示す組成、及び含有量の液体皮膚洗浄剤組成物を常法により調製した。具体的には、以下の方法により調製した。
最終的に得られる液体皮膚洗浄剤組成物の全量の95質量%になる量の精製水を、70℃〜80℃に加温し、(A)成分の高級脂肪酸塩、(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤、及び(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテルを溶解し、40℃以下に冷却してから、(B)成分のカチオン性ポリマー及び(E)成分の界面活性剤を添加することにより、液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得た。また、撹拌羽根としてプロペラを使用し、スリーワンモーター(装置名:HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて撹拌した。なお、pHは、pHメーター(装置名:HM−30R、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて、25℃で測定した。
得られた実施例26〜35の各液体皮膚洗浄剤組成物は、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量3mL、ノズル口径(内径)3.5mm、株式会社吉野工業所製)に充填した。
次に、得られた各液体皮膚洗浄剤組成物について、実施例1と同様にして、「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」、「タオルドライ後の肌のしっとり感」、「すすぎ時の肌のなめらかさ」、及び「製剤の透明性」を評価した。更に、上記の評価に加えて、以下のようにして、「泡立ちの速さ」を評価した。結果を下記表13〜表15に示す。
<泡立ちの速さ>
専門評価者10名が、水に濡らして、軽く水気をとったナイロンタオルに、実施例26〜35の液体皮膚洗浄剤組成物を2プッシュ(約6g)取り、ナイロンタオルを10回擦って泡立てる間の泡立ちについて観察し、下記評価基準に従って評価点を求め、前記専門評価者10名の平均評価点に基づき、「泡立ちの速さ」を評価した。前記平均評価点が3.0点以上であれば、「泡立ちの速さ」は良好である。
<評価点>
5点:非常に速い
4点:速い
3点:やや速い
2点:やや遅い
1点:遅い
(実施例36)
下記表16に示す組成、及び含有量の液体皮膚洗浄剤組成物を常法により調製した。具体的には以下の方法により調整した。
最終的に得られる液体皮膚洗浄剤組成物の全量の95質量%になる量の精製水を、70℃〜80℃に加温し、(A)成分の高級脂肪酸塩、エデト酸、(C)成分の多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤、流動パラフィン、(D)成分のポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びモノエタノールアミンを溶解し、40℃以下に冷却してから、(B)成分のカチオン性ポリマー、フェノキシエタノールを添加することにより、液体皮膚洗浄剤組成物を調製した。その後、所定のpHに満たない場合は、共通成分である水酸化カリウムを添加し、所定のpHに調整後、全体量が100質量%になるように精製水を加えて、目的とする液体皮膚洗浄剤組成物を得た。また、撹拌羽根としてプロペラを使用し、スリーワンモーター(装置名:HEIDON BL1200、新東化学株式会社製)を用いて撹拌した。なお、pHは、pHメーター(装置名:HM−30R、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて、25℃で測定した。
得られた実施例36の液体皮膚洗浄剤組成物は、ポンプディスペンサー付き容器(吐出量3mL、ノズル口径(内径)3.5mm、株式会社吉野工業所製)に充填した。
次に、得られた液体皮膚洗浄剤組成物について、実施例1と同様にして「泡の量の多さ」、「泡のクリーミー性」、「すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ」、「タオルドライ後の肌のしっとり感」、「すすぎ時の肌のなめらかさ」、及び「製剤の透明性」を評価した。結果を下記表16に併記した。
上記実施例及び比較例で使用した原料は下記表17及び表18の通りである。
※1:ラウリン酸カリウムは、ラウリン酸(NAA−122、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて中和させたものを使用した。
※2:ミリスチン酸カリウムは、ミリスチン酸(NAA−142、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて中和させたものを使用した。
※3:パルミチン酸カリウムは、パルミチン酸(NAA−160、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて中和させたものを使用した。
※4:ステアリン酸カリウムは、ステアリン酸(NAA−180、日油株式会社製)を、水酸化カリウム(液体苛性カリ、旭硝子株式会社製)を用いて中和させたものを使用した。
※5:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸(30:70)共重合体および、アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド(34:31:35)共重合体は、下記一般式(2)で表される構造を有する高分子化合物である。
ただし、前記一般式(2)において、n、m、及びzはモル比を表し、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸(30:70)共重合体は、前記nが30、前記mが70、前記zが0である。また、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸(30:70)共重合体は、前記nが34、前記mが31、前記zが35である。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物は、泡の量の多さ、泡のクリーミー性、すすぎ終わり時の肌のぬるつきのなさ、タオルドライ後の肌のしっとり感、及びすすぎ時の肌のなめらかさが良好であり、製剤の透明性に優れるため、例えば、洗顔料、ハンドソープ、ボディソープ、クレンジングフォーム、メイク落としなどに好適に用いられる。

Claims (2)

  1. (A)ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、及びパルミチン酸塩を含有する高級脂肪酸塩10質量%〜32質量%と、
    (B)塩化ジメチルジアリルアンモニウム重合体、及び塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体から選択される少なくとも1種のカチオン性ポリマー0.2質量%〜3質量%と、
    (C)多価アルコールの少なくとも一つのヒドロキシ基がエステル化された油剤0.05質量%〜3質量%と、
    (D)アルキル基の炭素数が12〜22であり、かつエチレンオキサイドの平均付加モル数が7〜50であるポリオキシエチレンアルキルエーテル0.1質量%〜2質量%と、を含有し、
    前記(B)成分の塩化ジメチルジアリルアンモニウム−アクリル酸共重合体における塩化ジメチルジアリルアンモニウムに由来する構造単位のモル比率が65モル%以上であることを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物。
  2. (E)両性界面活性剤、及びラウリルジメチルアミンオキシドの少なくともいずれかの界面活性剤を更に含有する請求項1に記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
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