JP2016204350A - 液体皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】防腐剤を使うことなく優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す液体皮膚洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】(A)グリセリンを1〜15重量%、(B)炭素数2から8のアルカンジオールを3〜20重量%、(C)グリセリン以外の糖アルコールを3〜20重量%含有することを特徴とする。【選択図】なし
Description
本発明は、防腐剤を使うことなく優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す液体皮膚洗浄剤組成物に関する。
抗菌性は、微生物による製品の汚染や変質の防止又は感染症の予防等のため、化粧品、医薬部外品などに必要な性能で、品質管理や公衆衛生の面から非常に有用である。
この目的で用いられる防腐剤には安全性のために配合の制限が定められている(化粧品基準別表第3)。しかし、別表第3に示された防腐剤であっても、例えばパラベンには皮膚障害の事例が報告されており(非特許文献1)、防腐剤が配合されていない製品が求められることも多い。
この目的で用いられる防腐剤には安全性のために配合の制限が定められている(化粧品基準別表第3)。しかし、別表第3に示された防腐剤であっても、例えばパラベンには皮膚障害の事例が報告されており(非特許文献1)、防腐剤が配合されていない製品が求められることも多い。
防腐剤成分を実質的に含まない洗浄剤について種々の研究がなされてきた。例えば、特許文献1は特殊な界面活性剤を用いるとともにカチオン化ポリマーを用いるものであり、また、特許文献2ではカチオン性基で置換されたグルカンを用いるものである。
これらは、安全性が高いものであるが、カチオン性基を含む化合物には塩化ベンザルコニウムのように殺菌、消毒に使われているものがあり、防腐性のために特定のカチオン性化合物を含有する洗浄剤については、安全性の懸念は消えない。
これらは、安全性が高いものであるが、カチオン性基を含む化合物には塩化ベンザルコニウムのように殺菌、消毒に使われているものがあり、防腐性のために特定のカチオン性化合物を含有する洗浄剤については、安全性の懸念は消えない。
防腐助剤として、プロパンジオールの提案がなされている(特許文献3)。しかし、この場合、十分な抗菌性が得られず、パラベン類またはフェノキシエタノールを使用せざるを得ない。
プロパンジオールは多価アルコールの一つであり、多価アルコールは化粧品または医薬部外品の保湿剤として広く使われていて(特許文献4,5)、使用経験によって安全性が高いと考えられるものである。しかし、その抗菌作用に関する有用性については十分調べられていない。
一方、食品分野においては、水分活性低下による加工食品の保存性向上が知られている(非特許文献2)。また、水分活性を調整した石鹸が提案されている(特許文献6)。しかし、抗菌性と水分活性の関連については詳しく調べられていない。非特許文献2によれば、多価アルコールの使用によって水分活性を調節できる可能性があり、従って、使用経験が豊富な多価アルコールを組み合わせることによって高い抗菌性が期待できる。
一方、食品分野においては、水分活性低下による加工食品の保存性向上が知られている(非特許文献2)。また、水分活性を調整した石鹸が提案されている(特許文献6)。しかし、抗菌性と水分活性の関連については詳しく調べられていない。非特許文献2によれば、多価アルコールの使用によって水分活性を調節できる可能性があり、従って、使用経験が豊富な多価アルコールを組み合わせることによって高い抗菌性が期待できる。
一方、洗浄剤について、洗浄力とともに使用感も重要であり、使用感の中でも、弾力性のある泡質を求めるニーズがある。
従って、使用経験によって安全性が確認された多価アルコールを適切に組み合わせることによって抗菌性と弾力性のある泡質を示す皮膚洗浄剤を得ることができれば、それは極めて有用性の高いものである。
従って、使用経験によって安全性が確認された多価アルコールを適切に組み合わせることによって抗菌性と弾力性のある泡質を示す皮膚洗浄剤を得ることができれば、それは極めて有用性の高いものである。
国際安全衛生センターHP https://www.jniosh.go.jp/icpro/jicosh−old/japanese/library/highlight/facts/facts40.html
東京都食品技術センター研究報告 第4号 1〜5 1995年3月[報文]「アルコール利用による佃煮類の保存性向上」
よって本発明における課題は、実質的に防腐剤を使うことなく優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す液体皮膚洗浄剤組成物を提供することである。
前記の目的は(A)グリセリンを1〜15重量%、(B)炭素数2から8のアルカンジオールを3〜20重量%、(C)グリセリン以外の糖アルコールを3〜20重量%含有することを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物によって達成された。
本発明の皮膚洗浄剤は、防腐剤を使うことなく優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す。
本発明で用いられるグリセリンは医薬部外品、または化粧品で一般に用いられるグリセリンであって、配合量は1〜15重量%が好ましく、3〜8重量%がより好ましい。
本発明で用いられるアルカンジオールは炭素数2から8のアルカンジオールであり、水酸基の位置は特に限定されない。炭素数は3から6がより好ましい。
そのようなアルカンジオールとして、具体的には、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどを用いることができる。
そのようなアルカンジオールとして、具体的には、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどを用いることができる。
本発明で用いられるアルカンジオールの配合量は、3〜20重量%が好ましく、8〜14重量%がより好ましい。
本発明で用いられる糖アルコールはグリセリン以外の糖アルコールであり、具体的にはキシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトールなどであり、キシリトールとソルビトールが特に好ましい。
本発明で用いられる糖アルコールの配合量は、3〜20重量%が好ましく、8〜14重量%がより好ましい。
本発明で用いられる糖アルコールの配合量は、3〜20重量%が好ましく、8〜14重量%がより好ましい。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物においては、使用時の触感を調節するために蜂蜜または糖を配合することが好ましく、蜂蜜と糖の両方を配合してもよい。
この蜂蜜は医薬部外品、または化粧品に用いることができるものであれば、原料の花の由来などに、特に限定はない。
本発明で併用することが好ましい糖は、単糖または二糖であり、複数の糖類を合わせて使用してもよい。
本発明で用いられる糖は、具体的には、グルコース、マンノース、ガラクトース、リボース、キシロース、アラビノース、エリトロース、フルクトース、キシルロース、トレハロース、マルトース、ラクトース、スクロースなどである。
本発明で用いられる糖は、具体的には、グルコース、マンノース、ガラクトース、リボース、キシロース、アラビノース、エリトロース、フルクトース、キシルロース、トレハロース、マルトース、ラクトース、スクロースなどである。
本発明で用いられる蜂蜜または糖の配合量は、0.4〜10重量%であり、1〜5重量%がより好ましい。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物においては、使用時の触感を調節するためにN−アシルグルタミン酸又はその塩を界面活性剤として用いることが好ましい。この場合のアシル基の炭素数は8から18が好ましく、10から14がさらに好ましい。
そのようなアシル基として、具体的には、カプリロイル基、カプリノイル基、ラウリノイル基、ミリストイル基、パルミトイル基などを用いることができ、N−アシルグルタミン酸として最も好ましいのはN−ココイルグルタミン酸である。
そのようなアシル基として、具体的には、カプリロイル基、カプリノイル基、ラウリノイル基、ミリストイル基、パルミトイル基などを用いることができ、N−アシルグルタミン酸として最も好ましいのはN−ココイルグルタミン酸である。
本発明で用いられるN−アシルグルタミン酸又はその塩の配合量は、2〜10重量%が好ましく、4〜7重量%がより好ましい。
本発明ではさらにアミノ酸のアミノ基をアルキル化した両性界面活性剤を併用することが好ましい。そのような両性界面活性剤の中では、アミドプロピルベタインが好ましく、コカミドプロピルベタインが最も好ましい。
本発明で併用することが好ましいアミノ酸のアミノ基をアルキル化した両性界面活性剤の配合量は1〜5重量%である。
本発明ではさらに、モノ脂肪酸グリセリルを併用することが好ましく、その脂肪酸は6から11が好ましい。そのようなモノ脂肪酸グリセリルの中では、カプリル酸グリセリル、ウンデシレン酸グリセリルが最も好ましい。
本発明では、液体皮膚洗浄剤組成物の洗浄性と触感を向上するために種々の安定剤または洗浄助剤を使用することができる。そのような安定剤または洗浄助剤とは乳化安定剤またはキレート剤などである。
乳化安定剤には、界面活性剤はもちろんであるが、ゲル化剤を用いることができる。
乳化安定剤には、界面活性剤はもちろんであるが、ゲル化剤を用いることができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物で乳化安定剤として用いられる界面活性剤は、化粧品または医薬部外品に使用されるものであれば特に限定されない。例えば、カルボン酸、スルホン酸、スルホン酸エステル、リン酸エステルを親水基とするアニオン界面活性剤、ベタイン型、カルボキシメチルアミン型、イミダゾニウム型などの両性界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンエーテル、ポリオキシエチレンエステルなどの非イオン界面活性剤を用いることができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物で乳化安定剤として用いられるゲル化剤は、化粧品または医薬部外品に使用されるものであれば特に限定されない。例えば、天然の水溶性高分子、半合成の水溶性高分子、合成の水溶性高分子などを用いることができる。
具体的には、天然の水溶性高分子としては、例えばアラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の植物由来高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物由来高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物由来高分子を用いることができる。
また、ヒアルロン酸、ムチン、コンドロイチン硫酸、可溶性コラーゲン等の生物由来高分子化合物を用いることができる。
半合成の水溶性高分子としては、例えばカルボキシメチルデンプン、ヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等を用いることができる。
合成の水溶性高分子としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(カルボマー)等のビニル系高分子、ポリエチレングリニール等のポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン等を用いることができる。
キレート剤として、例えば、ポリフェノール(例えば、没食子酸、タンニン酸、コーヒー酸等)、ヒノキチオール、アミノカルボン酸(エチレンジアミン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン二コハク酸等)、ヒドロキシカルボン酸(リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸等)、フィチン酸、エチドロン酸又はこれらの塩などを用いることができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物では、皮膚の潤いを保つためにさらに請求項以外にも保湿剤を使うことができる。その保湿剤は化粧品または医薬部外品に使用されるものであれば特に限定されない。代表的な保湿剤として、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリコシルトレハロース、ジグリセリン(エチレンオキサイド)(プロピレンオキサイド)付加物等のポリオールやポリエーテル類を用いることができる。
本発明の液体皮膚洗浄剤組成物では、皮膚の触感を調整するために油分を使うことができる。その油分は化粧品または医薬部外品に使用されるものであれば特に限定されない。
具体的には、例えば、炭化水素油、シリコーン油等の非極性油、モノエステル油等の低極性油、高級アルコール、生物由来油脂などを用いることができる。
より具体的には、炭化水素油としては、例えば、オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等を用いることができる。
一方、シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等)、環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)、アクリルシリコーン類等を用いることができる。
モノエステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル等を用いることができる。また、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジネオペンタン酸トリプロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、コハク酸ジエチルヘキシル等、ジエステル以上のエステル油を用いることができる。
高級アルコールとしては、例えば直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等)、分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル、バチルアルコール、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等を用いることができる。
生物由来油脂としては例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、ルリジサ種子油等の液体油脂を用いることができ、また、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ等の固体油脂を用いることもできる。
以下に具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。また、以下の実施例および比較例における配合量は特に断らない限り重量%を示す。
[防腐性]
細菌、カンジダ、黒カビに対する抗菌活性をJP XIVに基づくチャレンジテスト法により評価した。判定はつぎの基準に基づいて行った。すなわち、細菌については、接種14日以内に接種菌数の0.1%以下に減少し、以後28日まで0.1%以下の場合に合格とし、カンジダについては接種菌数と同じまたはそれ以下、以後28日まで同じだった場合に合格とした。さらに、黒カビについては28日以内に接種菌数の0.1%以下の場合に合格とした。細菌、カンジダ、黒カビの全てに対し合格した場合は◎とし、2菌種に対し合格した場合は○とし、それ以下の場合は×とした。
細菌、カンジダ、黒カビに対する抗菌活性をJP XIVに基づくチャレンジテスト法により評価した。判定はつぎの基準に基づいて行った。すなわち、細菌については、接種14日以内に接種菌数の0.1%以下に減少し、以後28日まで0.1%以下の場合に合格とし、カンジダについては接種菌数と同じまたはそれ以下、以後28日まで同じだった場合に合格とした。さらに、黒カビについては28日以内に接種菌数の0.1%以下の場合に合格とした。細菌、カンジダ、黒カビの全てに対し合格した場合は◎とし、2菌種に対し合格した場合は○とし、それ以下の場合は×とした。
[泡の弾力性]
専門評価者10名に各皮膚洗浄剤組成物を実際に使用してもらい、手と顔の皮膚に泡を押し当てたときの泡がはねかえってくる感じを泡の弾力性とし、以下の5段階評価基準で官能評価し、評点の平均値を求めた。算出した平均値に基づき、下記の判定基準により泡の弾力性を判定した。
(5段階評定基準)
評点5:手で押すと、泡が強く跳ね返ってくる。
評点4:手で押すと、泡が跳ね返ってくる。
評点3:手で押すと、泡がやや跳ね返ってくる。
評点2:手で押すと、泡がややつぶれるが、わずかに跳ね返ってくる。
評点1:手で押すと、泡がつぶれ、まったく泡が跳ね返ってこない。
(泡弾力性の判定基準)
◎:専門評価者10名の平均点が4.0以上。
○:専門評価者10名の平均点が3.0以上、4.0点未満。
△:専門評価者10名の平均点が2.0点以上、3.0点未満。
×:専門評価者10名の平均点が2.0点未満。
専門評価者10名に各皮膚洗浄剤組成物を実際に使用してもらい、手と顔の皮膚に泡を押し当てたときの泡がはねかえってくる感じを泡の弾力性とし、以下の5段階評価基準で官能評価し、評点の平均値を求めた。算出した平均値に基づき、下記の判定基準により泡の弾力性を判定した。
(5段階評定基準)
評点5:手で押すと、泡が強く跳ね返ってくる。
評点4:手で押すと、泡が跳ね返ってくる。
評点3:手で押すと、泡がやや跳ね返ってくる。
評点2:手で押すと、泡がややつぶれるが、わずかに跳ね返ってくる。
評点1:手で押すと、泡がつぶれ、まったく泡が跳ね返ってこない。
(泡弾力性の判定基準)
◎:専門評価者10名の平均点が4.0以上。
○:専門評価者10名の平均点が3.0以上、4.0点未満。
△:専門評価者10名の平均点が2.0点以上、3.0点未満。
×:専門評価者10名の平均点が2.0点未満。
表1と表2に示したように、本発明により、優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す液体皮膚洗浄剤組成物を得ることができる。
さらに、蜂蜜または糖を加えない実施例1より、蜂蜜または糖を加えた実施例2から11のほうが一層弾力のある泡質になる。
さらに、蜂蜜または糖を加えない実施例1より、蜂蜜または糖を加えた実施例2から11のほうが一層弾力のある泡質になる。
優れた抗菌性を示し、弾力性のある泡質を示す液体皮膚洗浄剤組成物を得ることができる。
Claims (11)
- (A)グリセリンを1〜15重量%、(B)炭素数2から8のアルカンジオールを3〜20重量%、(C)グリセリン以外の糖アルコールを3〜20重量%含有し、実質的に防腐剤を含有しないことを特徴とする液体皮膚洗浄剤組成物。
- (D)蜂蜜、または糖を0.4〜10重量%含有する請求項1記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (E)N−アシルグルタミン酸又はその塩2〜10重量%含有する請求項1、2記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (A)グリセリンの配合量が3〜8重量%である請求項1、2、3記載の液体皮膚洗浄料組成物。
- (B)炭素数3から6のアルカンジオールを3〜20重量%含有する請求項1、2、3、4記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (B)のアルカンジオールが1,3−プロパンジオールである請求項1、2、3、4、5記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (C)の糖アルコールがキシリトール、ソルビトールから選ばれる1種又は2種である請求項1、2、3、4、5、6記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (F)アルキルアミドベタインを0.5〜6重量%含有する請求項1、2、3、4、5、6、7記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- (G)モノ脂肪酸グリセリルを0.01〜2重量%含有する請求項1、2、3、4、5、6、7、8記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- 請求項1記載の防腐剤がパラベン類、フェノキシェタノールである請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
- フォーマー容器に充填されてなる請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10記載の液体皮膚洗浄剤組成物。
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- 2015-04-24 JP JP2015100475A patent/JP2016204350A/ja active Pending
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