JP4982339B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
〈長鎖モノアルキル型カチオン界面活性剤〉
〈長鎖ジアルキルイミダゾリン型カチオン界面活性剤〉
〈長鎖アシルスルホン酸塩型アニオン界面活性剤〉
〈1,2−ドデカンジオールのエチレンオキシド付加物〉
R1は下記式(III)で示される基を表す。
R2、R3、R4はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表す。
X-は無機酸、有機酸、およびハロゲン原子の中から選ばれる1種または2種以上のアニオンを表す。無機酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸、メトサルフェート等が挙げられる。有機酸としては、例えばグルタミン酸、グリコール酸、クエン酸、乳酸、フマル酸、酪酸、マレイン酸、ピロリドンカルボン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、エデト酸、安息香酸等が挙げられる。ハロゲン原子としては塩素、臭素、ヨウ素、フッ素が挙げられる。
(2)ステアラミドプロピルジメチルアミン−乳酸塩〔=ステアリン酸ジメチルアミドプロピルアミン−乳酸塩〕、ステアラミドプロピルジメチルアミン−グルタミン酸塩、ステアラミドプロピルジメチルアミン−塩酸塩、ステアラミドプロピルジメチルアミン−コハク酸塩、ベヘナミドプロピルジメチルアミン−乳酸塩、ステアロキシプロピルジメチルアミン−リンゴ酸塩、セトステアロキシPGジメチルアミン−コハク酸塩、ステアロキシPGジメチルアミン−グルタミン酸塩、ベヘロキシPGジメチルアミン−塩酸塩。
R6、R6はそれぞれ独立に炭素原子数11〜23の直鎖または分岐のアルキル基若しくはアルキレン基を表す。
R7は炭素原子数1〜3のアルキル基を表す。
X-は無機酸、有機酸、およびハロゲン原子の中から選ばれる1種または2種以上のアニオンを表す。無機酸、有機酸、およびハロゲン原子の具体例としては、それぞれ、上記式(I)、(II)で記載した化合物と同様のものが挙げられる。
R8COは平均炭素原子数10〜22の飽和または不飽和の脂肪酸残基(アシル基)を表す。R8COとして、C11H23CO、C12H25CO、C13H27CO、C14H29CO、C15H31CO、C16H33CO、C17H35CO、ココヤシ脂肪酸残基、パームヤシ脂肪酸残基等が例示される。なお、R8COは、安全性等の点から、その平均炭素原子数が12〜22のものがより好ましい。
M+は水素原子、アルカリ金属類、アルカリ土類金属類、アンモニウム、および有機アミン類の中から選ばれる1種または2種以上のカチオンを示す。Mとして、例えばリチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、タウリンナトリウム、N−メチルタウリンナトリウム等が挙げられる。
〈コントロール(対照試料)〉
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0質量%
ステアリルアルコール 3.0質量%
グルタミン酸 0.01質量%
イオン交換水 残 余
(調製方法)
80℃に加温したイオン交換水を撹拌しながら、他配合成分を添加・混合した後、常温まで冷却した。
試料を調製して翌日、30℃に保温した後に、B型若しくはBL型回転粘度計(芝浦システム(株)製)にて、1分間回転した後の粘度値(mPa・s)を記録した。回転数は、B型の場合12rpm、BL型の場合6rpmとした。
被験試料を透明ガラス容器にて40℃で1ヶ月保存した後、視感判定にて層分離の有無を判別するとともに、透明性をL値により判断した。
層分離の有無は、外観の透明性の均一さおよび全体の粘性の均一さにより判断した。
L値は、上記1ヶ月保存後の試料を、光路長10mmの石英セルに所定量入れて、透過型色差測定計(「分光式色差計SE−2000」;日本電色工業(株)製。波長380〜770nmの光を透過)で測色することにより求めた。判定基準は以下の通りである。
(評価)
◎: 外観が1層であり、L値が60以上である。
○: 外観が1層であり、L値が40以上60未満である。
△: 外観が1層であるが、L値が20以上40未満である。
×: 外観が2層以上に分離している、若しくはL値が20未満である。
被験試料を透明ガラス容器にて5℃で2週間保存した後、視感判定にて層分離の有無および透明性を判断した。
層分離の有無は、外観の透明性の均一さおよび全体の粘性の均一さにより判断した。
なお透明性については、5℃保存品については、機器測定は測定時の温度維持が困難なため、機器測定(L値測定)ではなく視感判定にて比較した。具体的には、5℃保存品透明性は、40℃保存品でL値が60以上であった試料を極めて透明性に優れる、L値が40以上60未満であった試料を透明性に優れる、L値が20以上40未満であった試料を透明性に劣る、L値が20未満であった試料を透明性に極めて劣るとして、その試料との外観の比較により透明性を判断した。
(判定)
◎: 外観が1層であり、極めて透明性に優れる。
○: 外観が1層であり、透明性に優れる。
△: 外観が1層であるが、透明性に劣る。
×: 外観が2層以上に分離している、若しくは透明性に極めて劣る。
表4に示す被験試料を透明ガラス容器にて−3℃で1週間保存した後、視感判定にて層分離の有無および透明性を判断した。
層分離の有無は、外観の透明性の均一さおよび全体の粘性の均一さにより判断した。
なお透明性については、−3℃保存品については、機器測定は測定時の温度維持が困難なため、機器測定(L値測定)ではなく視感判定にて比較した。具体的には、−3℃保存品透明性は、40℃保存品でL値が60以上であった試料を極めて透明性に優れる、L値が40以上60未満であった試料を透明性に優れる、L値が20以上40未満であった試料を透明性に劣る、L値が20未満であった試料を透明性に極めて劣るとして、その試料との外観の比較により透明性を判断した。
(判定)
◎: 外観が1層であり、極めて透明性に優れる。
○: 外観が1層であり、透明性に優れる。
△: 外観が1層であるが、透明性に劣る。
×: 外観が2層以上に分離している、若しくは透明性に極めて劣る。
シャンプー(洗浄剤)で洗髪後、被験試料の実使用(=アフターシャンプー)テストにて、専門パネル(10名)がすすぎ時の髪のなめらかさを、コントロール(対照試料)との比較により評価した。判定基準は以下の通りである。
(判定)
◎: 10名中8名以上が、被検試料の方がなめらかであると回答した。
○: 10名中5〜7名が、被検試料の方がなめらかであると回答した。
△: 10名中4名以下が、被検試料の方がなめらかであると回答した。
シャンプー(洗浄剤)で洗髪後、被験試料の実使用(=アフターシャンプー)テストにて、専門パネル(10名)が乾燥後の髪のしっとりさを、コントロール(対照試料)との比較により評価した。判定基準は以下の通りである。
(判定)
◎: 10名中8名以上が、被検試料の方がしっとりすると回答した。
○: 10名中5〜7名が、被検試料の方がしっとりすると回答した。
△: 10名中4名以下が、被検試料の方がしっとりすると回答した。
(配 合 成 分) (質量%)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.4
POE(1.2)−1,2−ドデカンジオール 2.0
エタノール 2.0
グリセリン 8.0
ジプロピレングリコール 2.0
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
ステアリルジヒドロキシプロピルジモニウムオリゴ糖 0.05
POE(20)グリセリルエーテル 0.1
(PEG-240/デシルテトラデセス-20/IIDI)コポリマー 0.2
ジメチコン(「BY22-080」;東レ・ダウシリコーン(株)製) 0.2(シリコーン純分)
アモジメチコン 0.05
クエン酸 0.01
カラス麦抽出液 0.1
大豆レシチン 0.1
タウリン 0.2
フェノキシエタノール 0.5
香料 0.1
水 残 余
(製造方法)
75℃に加温した水を撹拌しながら、他配合成分を添加・混合した後、常温まで冷却した。
(配 合 成 分) (質量%)
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
POE(1.1)−1,2−ドデカンジオール 12.0
ジグリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
PEG/PPG−14/7ジメチルエーテル 1.0
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.2
ヒドロキシエチルセルロース 0.2
POE(60)硬化ヒマシ油 0.3
グルタミン酸 0.05
グリシン 0.1
パルミチン酸オクチル 0.05
ジメチコノール(3000cs) 0.05
アモジメチコン(「BY22-079」;東レ・ダウシリコーン(株)製) 0.21(シリコーン純分)
(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー 1.0
(「FZ-4671」;(東レ・ダウシリコーン(株)製)
ベンジルアルコール 0.2
海藻エキス 0.2
イザヨイバラエキス 0.2
トウツバキ種子油 0.1
ポリクオタニウム−61 0.05
香料 0.4
水 残 余
(製造方法)
60℃に加温した水を撹拌しながら、他配合成分を添加・混合した後、常温まで冷却した。
(配 合 成 分) (質量%)
塩化ステアロキシPGトリメチルアンモニウム 2.0
POE(0.9)−1,2−ドデカンジオール 8.0
ソルビトール 10.0
イソペンチルジオール 3.0
エタノール 5.0
ステアレス−4 0.2
イソステアリン酸イソセチル 0.03
ステアロキシヒドロキシエチルセルロース 0.2
モノオレイン酸グリセリン 0.1
メントール 0.3
トウガラシチンキ 0.05
バニリルブチルエーテル 0.02
乳酸ナトリウム 0.05
ヒドロキシエチル尿素 0.1
コハク酸 0.02
L−アルギニン塩酸塩 0.01
アモジメチコン(「BY22-079」;東レ・ダウシリコーン(株)製) 0.20(シリコーン純分)
(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマー 0.02
ビス(C13−15アルコキシ)PGアモジメチコン
PEG−12メチルエーテルラウロキシPEG−5アミドプロピルジメチコン 0.02
メチルパラベン 0.3
安息香酸ナトリウム 0.1
バラ抽出液 0.2
水添ハチミツ 0.1
大豆エキス 0.2
サンショウ抽出液 0.1
オレンジ油 0.05
香料 0.3
水 残 余
(製造方法)
常温にて水を攪拌しながら他配合成分を順次添加して混合した。
(配 合 成 分) (質量%)
ステアラミドプロピルジメチルアミン−コハク酸塩 2.0
POE(1.3)1,2−ドデカンジオール 10.0
ソルビトール 10.0
イソプレングリコール 4.0
POE(35)POP(40)ジメチルエーテル(ブロック共重合体) 1.5
高重合ポリエチレングリコール(Mw200万) 0.1
(PEG−240/デシルテトラデセス−20/HDI)コポリマー 0.2
エリスリトール 2.5
ジメチコン(「BY22-080」;東レ・ダウシリコーン(株)製) 0.2(シリコーン純分)
ジメチコノール(1000cs) 0.02
ピロリドンカルボン酸 0.4
酒石酸 0.02
トリメチルグリシン 0.1
POE(5)イソステアリルグリセリルエーテル 0.2
カチオン化デンプン 0.02
カチオン化セルロース 0.02
N-ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/2-オクチルドデシル)0.1
ビワ抽出液 0.2
加水分解小麦タンパク質 0.1
加水分解小麦タンパク質・加水分解小麦デンプン 0.02
エデト酸2ナトリウム 0.05
香料 0.4
水 残 余
(製造方法)
80℃に加温した水を撹拌しながら、他配合成分を添加・混合した後、常温まで冷却した。
Claims (4)
- (A)下記式(I)または(II)で示される長鎖モノアルキル型カチオン界面活性剤、下記式(IV)で示される長鎖ジアルキルイミダゾリン型カチオン界面活性剤、および下記式(V)で示される長鎖アシルスルホン酸塩型アニオン界面活性剤の中から選ばれる1種または2種以上を0.1〜20質量%と、(B)下記式(VI)で示される1,2−ドデカンジオールのエチレンオキシド付加物を1〜45質量%と、(C)水を残部含み、(B)成分/(A)成分(質量比)が1.5〜20であり、粘度が1,000(mPa・s/30℃)以上であり、L値が40以上である毛髪化粧料。
〈長鎖モノアルキル型カチオン界面活性剤〉
〔式(I)、(II)中、R1は下記式(III):
{式(III)中、R5は炭素原子数14〜22の直鎖または分岐のアルキル基若しくはアルキレン基であり、Aは−CONH−または−O−であり、aは0または1の数であり、Bは−CH2CH(OH)CH2−または−CH2CH2CH2−であり、bは0または1の数であり、Cは炭素原子数2〜4のアルキレンオキシドであり、cは0〜2の数である。}で示される基を表し;R2、R3、R4はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基を表し;X-は無機酸、有機酸、およびハロゲン原子の中から選ばれる1種または2種以上のアニオンを表す。〕
〈長鎖ジアルキルイミダゾリン型カチオン界面活性剤〉
〔式(IV)中、R6、R6はそれぞれ独立に炭素原子数11〜23の直鎖または分岐のアルキル基若しくはアルキレン基を表し;R7は炭素原子数1〜3のアルキル基を表し;X-は無機酸、有機酸、およびハロゲン原子の中から選ばれる1種または2種以上のアニオンを表す。〕
〈長鎖アシルスルホン酸塩型アニオン界面活性剤〉
〔式(V)中、R8は炭素原子数11〜23の直鎖または分岐のアルキル基若しくはアルキレン基を表し;M+は水素原子、アルカリ金属類、アルカリ土類金属類、アンモニウム、および有機アミン類の中から選ばれる1種または2種以上のカチオンを表す。〕
〈1,2−ドデカンジオールのエチレンオキシド付加物〉
〔式(VI)中、p、qはそれぞれ0以上の整数を表し、p+qの平均(すなわちエチレンオキシドの平均付加モル数)は0.6〜1.4である。〕 - 上記式(VI)中、p/(p+q)〔=zとする〕が0.8以上である、請求項1記載の毛髪化粧料。
- さらに、(D)エタノール、グリセリン、ジグリセリン、およびポリエチレングリコールの中から選ばれるアルコールまたはその誘導体の1種または2種以上を4〜30質量%含有する、請求項1または2記載の毛髪化粧料。
- さらに、(E)シリコーンまたはその誘導体を、シリコーン純分として0.01〜5質量%含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
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