JP2005320295A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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JP2005320295A JP2004140681A JP2004140681A JP2005320295A JP 2005320295 A JP2005320295 A JP 2005320295A JP 2004140681 A JP2004140681 A JP 2004140681A JP 2004140681 A JP2004140681 A JP 2004140681A JP 2005320295 A JP2005320295 A JP 2005320295A
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Abstract

【目的】
毛髪に塗布した際に、べたつき感がなく、しっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触を有する毛髪化粧料を提供する。
【構成】
(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを含有することを特徴とする毛髪化粧料。

Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。詳しくは、毛髪に塗布した際に、べたつき感がなく、しっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触を有する毛髪化粧料に関する。
シャンプー等の毛髪用洗浄料はアニオン性界面活性剤を主成分としており、このため洗髪の際に毛髪の汚れだけでなく毛髪表面を保護している油分も同時に除去されてしまい、毛髪のなめらか感やしっとり感が失われ、櫛通りが悪くなることがある。そこで、このような弊害を防止する目的で、カチオン性界面活性剤を主成分として配合する、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等の毛髪化粧料が広く用いられてきた。これは、前記カチオン性界面活性剤が、毛髪のケラチン蛋白質に吸着し、髪を柔軟にして櫛通りをよくするとともに殺菌効果を有するためである。
前述のような毛髪化粧料に配合されるカチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩が多く用いられてきた。しかしながら、第4級アンモニウム塩を配合した毛髪化粧料においても、毛髪に与えるなめらか感及びしっとり感といった点から十分に満足のいくものは得られておらず、また、第4級アンモニウム塩は、目や皮膚といった人体に対する刺激性を有するという問題点があった。
このような第4級アンモニウム塩を用いた毛髪化粧料の前記問題点に対処すべく、アミドアミン化合物の毛髪化粧料への配合が検討されており、例えば、ステアリルアミドアミンの乳酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩等を含有する組成物(例えば、特許文献1)、アミドアミン化合物とカルボン酸系化合物を含有する組成物(例えば、特許文献2)、アミドアミン化合物とリン酸エステル系化合物を含有する組成物(例えば、特許文献3)、アミドアミン化合物とビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤と高分子シリコーンを含有する組成物(例えば、特許文献4)等が提案されている。しかしながら、このような組成物においても、前記第4級アンモニウム塩の場合と比較し、人体に対する刺激性は低下するものの、毛髪へのなめらか感、しっとり感という点においては、十分に満足すべき効果が得られていない。
また、このために、毛髪化粧料に、更にシリコーン油を配合することによって、毛髪になめらかさを与えることが提案されている。この目的に合うシリコーン油として、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサンが知られている。しかしながら、前記シリコーン油を配合した毛髪化粧料においても、毛髪に対してなめらか感は付与できるが、ぱさつき感、及びべたつき感を生じたり、しっとり感を失うことが多くなる等の問題があった。
特公昭48−1880号公報 特開昭62−51612号公報 特開昭62−51611号公報 特開平2−160714号公報
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、毛髪に塗布した際に、べたつき感がなく、しっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触を有する毛髪化粧料を提供することを技術的課題とする。
本発明者等は、前記課題を達成するために、鋭意研究を重ねた結果、毛髪化粧料にジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを配合することにより、
毛髪に塗布した際に、べたつき感がなく、しっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触を有する毛髪化粧料を提供することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
また、本発明は、(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを0.01〜10質量%含有する毛髪化粧料である。
また、本発明は、(b)カチオン性界面活性剤を含有する前記毛髪化粧料である。
また、本発明は、(b)カチオン性界面活性剤が、下記一般3で示される第4級アンモニウム塩である前記毛髪化粧料である。
(式中、Rは炭素数14〜22のアルキル基又はヒドロキシル基を表し、R,R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜2のアルキル硫酸基を表す。)
また、本発明は、(b)カチオン性界面活性剤が、下記一般式4で示されるアミドアミン化合物及び/又はその酸付加塩である前記毛髪化粧料である。
(化4)
CONH(CHN(R
(式中、Rは炭素数13〜23の高級脂肪酸の残基を表し、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、nは2〜4の整数を表す。)
また、本発明は、さらに(c)保湿剤を含有する前記毛髪化粧料である。
また、本発明は、さらに(d)油分を含有する前記毛髪化粧料である。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明に用いる成分(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールは、下記化学式5で表される化合物であり、ピバロイルクロライドとトリプロピレングリコールとの縮合反応により得られるジエステル体である。例えば、国際公開公報WO03/026698に記載の方法によって得られる。
本発明の毛髪化粧料において、前記成分(a)は、該化粧料全量に対して、0.01〜10質量%配合することが好ましく、より好ましくは0.1〜5.0質量%である。0.01質量%未満ではしっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触が十分に得られない場合があり、また10質量%超えて配合すると、毛髪がべたつきを生じる傾向にある。
本発明の毛髪化粧料において、(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールに加えて、さらに(b)カチオン性界面活性剤を配合することにより、さらに使用感触に優れた毛髪化粧料が得られる。このカチオン性界面活性剤は、単独で毛髪化粧料に配合される場合は、毛髪に十分ななめらか感やしっとり感等の使用感触を与えることができないが、前記ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールと組み合わせて配合することにより、これら使用感触を大幅に改善することができる。
本発明に用いる成分(b)カチオン性界面活性剤としては、前記一般式1・3(化1・3)に示される第4級アンモニウム塩、又は前記一般式2・4(化2・4)に示されるアミドアミン化合物及び/又はその酸付加塩が好ましい。これら特定のカチオン性界面活性剤は、毛髪に優れた使用感触を付与する。
本発明に用いる前記一般式1・3(化1・3)で示される第4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、セチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられる。
本発明に用いる一般式2・4(化2・4)で示されるアミドアミン化合物としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられる。
本発明に用いるアミドアミン化合物の酸付加塩とは、前記のようなアミドアミン化合物を、通常の酸を用いて中和した化合物であり、アミドアミン化合物と酸との反応を行うことにより容易に製造することができる。このような、アミドアミン化合物の酸付加塩の製造に用いられる酸としては、例えば、酢酸、乳酸、クエン酸、コハク酸等の低分子量脂肪族カルボン酸、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無機酸、トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、安息香酸等の芳香族カルボン酸等が挙げられる。なお、高級脂肪酸のような水に溶けにくい酸で中和すると、生成物であるアミドアミン化合物の酸付加塩は、非水溶性の塩となってしまい、毛髪化粧料に配合しにくいため好ましくない。
本発明の毛髪化粧料において、前記成分(b)は、該化粧料全量に対して、好ましくは0.1〜5.0質量%であり、より好ましくは0.6〜3.0質量%である。0.1質量%未満では十分なコンディショニング効果が発揮されない場合があり、5.0質量%を越えて配合すると、べたつきを生じる傾向にある。
本発明の毛髪化粧料において、(a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールに加えて、さらに(c)保湿剤、及び/又は(d)油分を配合すると、使用感触に優れた毛髪化粧料を得ることができる。保湿剤及び油分は、毛髪化粧料に配合される場合は、なめらか感やしっとり感等の使用感触を向上させるといった効果を奏する一方で、べたつきを発生するといった問題があるが、前記ジネペオペンタン酸ポリアルキレングリコール誘導体と組み合わせて配合することにより、これらのべたつきが、効果的に抑制される。
本発明に用いる成分(c)保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
本発明に用いる成分(c)油分としては、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、
POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料は上記の必須成分を既存の毛髪化粧料基剤に配合することにより調整される。本発明の毛髪化粧料には上記した必須構成成分の他に通常化粧品や医薬品等の毛髪化粧料に用いられる他の成分、例えば、粉末成分、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することができる。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須配合成分と、下記成分の任意の一種又は二種以上とを配合して本発明の毛髪化粧料を調製できる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ
POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
天然の水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
半合成の水溶性高分子としては、例えば、デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等が挙げられる。
合成の水溶性高分子としては、例えば、ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカストビーンガム、グアガム、タマリントガム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム) 、ラポナイト、無水ケイ酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-
アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)
、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'-
ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-
メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-
ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明に係る毛髪化粧料とは、毛髪に使用する任意の化粧料を意味するが、特には毛髪にコンディショニング効果を付与する化粧料を意味し、好ましくは、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック等の毛髪コンディデョニング剤であり、使用時、毛髪に塗布し全体によくなじませた後に湯水等によって洗い流す(すすぐ)タイプの毛髪コンディショニング剤として好ましく使用される。
本発明によれば、毛髪に塗布した際に、べたつき感がなく、しっとり感、なめらか感、しなやか感といった優れた使用感触を有する毛髪化粧料が得られる。
本発明の代表的な実施の形態は次の通りである。なお、配合量の単位は質量%である。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより、特に限定されるものではない。まず、始めに各実施例で採用した試験法及び評価法について説明する。
「評価(1):べたつき感のなさ」
専門パネラー10名により実使用試験を実施し、使用中及び使用後(乾燥後)の毛髪のべたつき感を、従来技術(ジネペオペンタン酸ポリアルキレングリコール誘導体無配合)の毛髪化粧料の実施用試験との比較により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後べたつき感がないと認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後べたつき感がないと認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後べたつき感がないと認めた。
×…専門パネラー3名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後べたつき感がないと認めた。
「評価(2):しっとり感」
専門パネラー10名により実使用試験を実施し、使用中及び使用後(乾燥後)の毛髪のしっとり感を、従来技術(ジネペオペンタン酸ポリアルキレングリコール誘導体無配合)の毛髪化粧料の実施用試験との比較により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しっとり感があると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しっとり感があると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しっとり感があると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しっとり感があると認めた。
「評価(3):なめらか感」
専門パネラー10名により実使用試験を実施し、使用中及び使用後(乾燥後)の毛髪のなめらか感を、従来技術(ジネペオペンタン酸ポリアルキレングリコール誘導体無配合)の毛髪化粧料の実施用試験との比較により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後なめらか感があると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後なめらか感があると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後なめらか感があると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後なめらか感があると認めた。
「評価(4):しなやか感」
専門パネラー10名により実使用試験を実施し、使用中及び使用後(乾燥後)の毛髪のしなやか感を、従来技術(ジネペオペンタン酸ポリアルキレングリコール誘導体無配合)の毛髪化粧料の実施用試験との比較により評価した。評価基準は以下の通りである。
◎…専門パネラー8名以上が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しなやかであると認めた。
○…専門パネラー6名以上8名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しなやかであると認めた。
△…専門パネラー3名以上6名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しなやかであると認めた。
×…専門パネラー3名未満が、従来技術の毛髪化粧料と比較し、使用中及び使用後しなやかであると認めた。
試験用基本組成
(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0質量%
(2)セトステアリルアルコール/(C16/C18=7/3) 7.0
(3)ジメチルポリシロキサン(20cs) 5.0
(4)プロピレングリコール 5.0
(5)ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール 5.0
(6)防腐剤 適 量
(7)色素 適 量
(8)香料 適 量
(9)精製水 残 余
まず最初に、本発明者らは前記基本組成において、ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールに関し、毛髪化粧料としての適性についての検討を進めた。ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールを配合した毛髪化粧料について、配合量の検討を前記評価基準を用いてを行った。
[ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールの配合量]
本発明に係るジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールの毛髪化粧料への配合量について検討を行った。結果を表1に示す。
表1に示す結果より、本発明に係るジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールの添加効果は、0.01質量%程度から認められるが、特に顕著に認められるのは0.1質量%以上である。但し、10.0質量%を超えて配合すると、ややべたつき感の評価が劣る傾向にあるので、5.0質量%程度までの配合が好ましい。
べたつき改善効果
更に本発明者らは、本発明に係るジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールに関し、各種配合を検討する過程で、ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールに油分や保湿剤に見られるべたつきの改善効果があることを見出した。すなわち、表1において、ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール無配合の試験区においては、ジメチルポリシロキサンなどの油分、プロピレングリコールなどの保湿剤に起因するべたつきが認められる。これに対し、ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコールを加えると、単にべたつき感が増悪するのを抑制するのではなく、油分や保湿剤に起因するべたつきを改善できることがわかる。
実施例1 ヘアリンス
塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.6 質量%
セトステアリルアルコール(C16/C18=6/4) 4.0
ジメチルポリシロキサン(5cs) 3.0
グリセロールモノステアリン酸 1.0
流動パラフィン 3.0
ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール 8.0
グリセロールモノステアレート 1.0
グリセリン 5.0
プロピレングリコール 5.0
防腐剤 適 量
色素 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(評価)
このヘアリンスは、毛髪に対してべたつき感がなく、しっとり感を付与し、且つ、なめらか感及びしなやか感を向上させるという優れた使用感触を有するものであった。
実施例2 ヘアトリートメントクリーム
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0 質量%
セトステアリルアルコール(C16/C18=6/4) 6.5
ベヘニルアルコール 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.0
2−オクチルドデカノール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.3
(エチレンオキサイド60モル付加物)
ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0
(エチレンオキシド4モル付加物)
大豆レシチン 0.5
流動パラフィン 3.0
ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール 5.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
防腐剤 適 量
色素 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(評価)
このヘアトリートメントクリームは、毛髪に対してべたつき感がなく、しっとり感を付与し、且つ、なめらか感及びしなやか感を向上させるという優れた使用感触を有するものであった。
実施例3 ヘアリンス
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.6 質量%
セチルアルコール 2.0
ステアリルアルコール 1.0
ジメチルポリシロキサン(5cs) 3.0
グリセロールモノステアリン酸 1.0
流動パラフィン 3.0
ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール 8.0
グリセロールモノステアレート 1.0
グリセリン 5.0
プロピレングリコール 5.0
L−グルタミン酸 0.6
防腐剤 適 量
色素 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(評価)
このヘアリンスは、毛髪に対してべたつき感がなく、しっとり感を付与し、且つ、なめらか感及びしなやか感を向上させるという優れた使用感触を有するものであった。
実施例4 ヘアトリートメントクリーム
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0 質量%
セチルアルコール 6.5
ベヘニルアルコール 2.0
ステアリン酸 2.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.0
2−オクチルドデカノール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.3
(エチレンオキサイド60モル付加物)
ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0
(エチレンオキシド4モル付加物)
流動パラフィン 3.0
ジネペオペンタン酸トリプロピレングリコール 5.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
L−グルタミン酸 1.0
防腐剤 適 量
色素 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(評価)
このヘアトリートメントクリームは、毛髪に対してべたつき感がなく、しっとり感を付与し、且つ、なめらか感及びしなやか感を向上させるという優れた使用感触を有するものであった。

Claims (7)

  1. (a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. (a)ジネオペンタン酸トリプロピレングリコールを0.01〜10質量%含有する請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. (b)カチオン性界面活性剤を含有する請求項1記載又は2記載の毛髪化粧料。
  4. (b)カチオン性界面活性剤が、下記一般式1で示される第4級アンモニウム塩である請求項3記載の毛髪化粧料。
    (式中、Rは炭素数14〜22のアルキル基又はヒドロキシル基を表し、R,R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜2のアルキル硫酸基を表す。)
  5. (b)カチオン性界面活性剤が、下記一般式2で示されるアミドアミン化合物及び/又はその酸付加塩である請求項3記載の毛髪化粧料。
    (化2)
    CONH(CHN(R
    (式中、Rは炭素数13〜23の高級脂肪酸の残基を表し、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表し、nは2〜4の整数を表す。)
  6. (c)保湿剤を含有する請求項1乃至5のいずれかに記載の毛髪化粧料。
  7. (d)油分を含有する請求項1乃至6のいずれかに記載の毛髪化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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