JP2002047164A - 制汗エアゾール化粧料 - Google Patents

制汗エアゾール化粧料

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JP2002047164A
JP2002047164A JP2000236457A JP2000236457A JP2002047164A JP 2002047164 A JP2002047164 A JP 2002047164A JP 2000236457 A JP2000236457 A JP 2000236457A JP 2000236457 A JP2000236457 A JP 2000236457A JP 2002047164 A JP2002047164 A JP 2002047164A
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acid
ether
poe
oil
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Application number
JP2000236457A
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English (en)
Inventor
Takashi Omori
隆司 大森
Hiroyuki Kaneki
宏之 鹿子木
Reiji Miyahara
令二 宮原
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた使用感触を有し、粉末の付着性が良
く、かつ使用後の白さが目立たない制汗エアゾール化粧
料を提供すること。 【解決手段】 下記化学式(1)で表わされるポリオキ
シエチレンジカルボン酸エステルと粉末と噴射剤とを含
有する制汗エアゾール化粧料。 (1) (式中、R1、R2は水素または炭素数1〜4のアルキル
または分枝アルキル基、m、n、X、Yは0〜5の整数
で同時に0にはならない。R3は炭素数0〜10の分枝
または直鎖のアルキレン基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制汗エアゾール化粧
料に関する。さらに詳しくは、使用感触、特になめらか
さに優れ、べたつき感がなく、粉末の付着性が良く、か
つ使用後の白さが目立たない制汗エアゾール化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】汗による肌のべたつきや、そのべたつき
から由来する不快感等を軽減するために、制汗デオドラ
ント剤が用いられている。制汗デオドラント剤には様々
な剤型があるが、特にエアゾールタイプのものは、使用
上の簡便性や噴射剤による清涼感から、制汗エアゾール
化粧料として多数市販されている。
【0003】制汗エアゾール化粧料は、噴射剤として液
化石油ガスと、その中に分散している粉末成分(制汗成
分、使用性向上成分等)、さらに粉末を肌の上に付着さ
せたり、使用感を向上させるための液状油分等が配合さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】制汗エアゾール化粧料
においては、配合される液状油分の種類により使用感触
や粉末の付着性が大きく変化する。液状油分の種類によ
っては、肌上に付着する粉末成分が少なくなったり、塗
布後の肌のべたつきが生じたり、また、塗布後の白さが
低減できない等の解決すべき課題があった。
【0005】さらに、配合される粉末成分、特に使用性
向上成分として配合されるものは、粉末の種類によって
は油分の組み合わせで塗布後のべたつきが感じられる等
の解決すべき課題があった。
【0006】本発明者等は、上述の課題に鑑み鋭意研究
した結果、制汗エアゾール化粧料にポリオキシエチレン
ジカルボン酸エステルを配合すると、使用感触、特にな
めらかさに優れ、べたつき感がなく、粉末の付着性を向
上させ、かつ使用後の白さが目立たない制汗エアゾール
化粧料が得られることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0007】本発明の目的は、使用感触、特になめらか
さに優れ、べたつき感がなく、粉末の付着性が良く、か
つ使用後の白さが目立たない制汗エアゾール化粧料を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記化学式(1)で表わされるポリオキシエチレンジカル
ボン酸エステルと粉末と噴射剤とを含有する制汗エアゾ
ール化粧料を提供するものである。
【化2】 (1)(式中、R1、R2は水素または炭素数1〜4のア
ルキルまたは分枝アルキル基、m、n、X、Yは0〜5
の整数で同時に0にはならない。R3は炭素数0〜10
の分枝または直鎖のアルキレン基)
【0009】また、本発明は、前記ポリオキシエチレン
ジカルボン酸エステルがコハク酸ジエトキシエチルであ
る前記の制汗エアゾール化粧料を提供するものである。
【0010】さらに、本発明は、前記粉末が、多孔質粉
末または吸水性粉末である前記の制汗エアゾール化粧料
を提供するものである。
【0011】また、本発明は、前記粉末が、アルミニウ
ム化合物またはジコルニウム化合物からなる粉末状制汗
成分である前記の制汗エアゾール化粧料を提供するもの
である。
【0012】さらに、本発明は、前記粉末が、トウモロ
コシデンプンである前記の制汗エアゾール化粧料を提供
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0014】本発明に用いる上記化学式(1)のポリオ
キシエチレンジカルボン酸エステルは公知物質であるが
制汗エアゾール化粧料としては新規な配合成分である。
【0015】化学式(1)において、R1、R2は炭素
数1〜4のアルキルまたは分枝アルキル基を表わすが、
炭素数が5を超えると系の安定性が悪くなる。m、n、
X、Yは0〜5の整数を表わすが、好ましくは1〜2の
整数であり、m、n、X、Yの合計が0であると系の安
定性が悪くなり、15を超えると使用感触、特になめら
か感がなくなってくる。また、R3は炭素数0〜10の
分枝または直鎖のアルキレン基を表わし、炭素数が11
以上であると系の安定性が悪くなる。
【0016】上記化学式(1)を満足するポリオキシエ
チレンジカルボン酸エステルの中では、特にコハク酸ジ
エトキシエチルが使用感触の点から好ましく使用され
る。特になめらかさに優れ、べたつき感がなく、粉末の
付着性を向上させ、かつ使用後の白さが目立たない制汗
エアゾール化粧料が得られる。
【0017】ポリオキシエチレンジカルボン酸エステル
の配合量は特に限定しないが、好ましくは制汗エアゾー
ル化粧料全量中0.001〜20.0質量%、更に好ましくは0.1
〜10.0質量%である。0.001質量%未満では配合による
効果が発揮されず、20.0質量%を越えると使用後、べた
つきを感じるようになってくる。
【0018】本発明に用いる粉末成分としては、例え
ば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲
母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、
黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ
酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチ
ウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、
ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セ
ッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロ
キシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例え
ば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステ
アリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム)、窒
化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末
(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸
メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸
の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ
四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔
料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系
顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無
機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔
料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例
えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料
(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット
等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化ク
ロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例え
ば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタン
コーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビ
スマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタン
コーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);
金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパ
ーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニ
ウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色
202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色
203号、橙色204号、黄色205号、黄色401
号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色
104号、赤色106号、赤色227号、赤色230
号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3
号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィ
ル、β−カロチン等)等が挙げられる。
【0019】本発明に用いる粉末は、特には多孔質及び
/又は吸水性の粉末が好ましく、例えば、トウモロコシ
やバレイショ等から得られるスターチ類、無水ケイ酸、
タルク、カオリン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、アルギン酸カルシウ
ム、合成および天然のヘラクトレイト、ベントナイト等
の粉末が挙げられる。これらの中では、使用性の観点か
ら、トウモロコシデンプン、バレイショデンプンおよび
無水ケイ酸が好ましく、トウモロコシデンプン粉末が特
に好ましい。
【0020】また、本発明に用いる粉末は粉末状制汗成
分が好ましい。粉末状制汗成分としては、収斂性のアル
ミニウム化合物、収斂性のジコルニウム化合物が好まし
く使用される。これらは通常、塩の形態にある。例え
ば、アルミニウムクロルヒドロオキサイド、アルミニウ
ムヒドロキシブロマイド、塩化アルミニウム、アルミニ
ウム/ジルコニウム/グリシン錯体(米国特許第379
2068号)、塩化アルミニウムとこれより酸性の低い
他のアルミニウム塩、例えば、アルミニウムヒドロキシ
クロライドまたはアルミニウムクロルヒドロオキサイド
との混合物(カナダ国特許第958338号)等が挙げ
られる。
【0021】粉末の配合量は特に限定しないが、好まし
くは制汗エアゾール化粧料全量中0.001〜20.0質量%、
更に好ましくは0.1〜10.0質量%である。
【0022】本発明に用いる噴射剤としては、例えば、
トリクロルモノフルオルメタン、ジクロルテトラフルオ
ルエタン、液化石油ガス、ジメチルエーテル等が挙げら
れる。噴射剤の充填量は特に制限がなく常法により適宜
決定される。
【0023】本発明の制汗エアゾール化粧料は上記の必
須成分を既存の制汗エアゾール化粧料基剤に配合するこ
とにより調製される。上記した必須構成成分の他に通常
化粧品や医薬品部外品等の皮膚外用剤に用いられる他の
成分、例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、
高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活
性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増
粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級
アルコール、多価アルコール、糖、アミノ酸、有機アミ
ン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタ
ミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に
応じて適宜配合し、常法によりエアゾール缶に充填して
製造することが出来る。以下に具体的な配合可能成分を
列挙するが、上記必須配合成分と、下記成分の任意の一
種または二種以上とを配合して本発明の制汗エアゾール
化粧料を調製できる。
【0024】液体油脂としては、例えば、アボガド油、
ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロ
コシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴ
マ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆
油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ
油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等
が挙げられる。
【0025】固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤ
シ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化
牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化
油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
【0026】ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、
サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリ
ン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラ
ノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテ
ル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロ
ールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げ
られる。
【0027】炭化水素油としては、例えば、流動パラフ
ィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフ
ィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリ
スタリンワックス等が挙げられる。
【0028】高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ニン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソ
ステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペ
ンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)
等が挙げられる。
【0029】高級アルコールとしては、例えば、直鎖ア
ルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミ
リスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステア
リルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノ
ステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-
デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレス
テロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)
等が挙げられる。
【0030】合成エステル油としては、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12
-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘ
キサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール
脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリ
コール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ
酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリ
セリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロ
パン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、
テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、ト
リ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グ
リセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチル
ヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリ
ミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン
酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレ
イン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-
ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウ
ロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、
アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレー
ト、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-
ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジ
ピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、
コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙
げられる。
【0031】シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリ
シロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン
等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元
網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポ
リシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)等が挙げ
られる。
【0032】アニオン界面活性剤としては、例えば、脂
肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミ
チン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩
(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、
POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル
硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、
ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミ
ドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタ
ウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナト
リウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リ
ン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウ
ム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク
酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナ
トリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオ
キシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリ
プロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);
アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エス
テル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウ
ロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグ
ルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミ
ン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油
等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキル
アリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン
酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコー
ル硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸
エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸
ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタ
ノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0033】カチオン界面活性剤としては、例えば、ア
ルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステア
リルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチル
アンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、
塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチ
ルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩
化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);
アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジア
ルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキル
アミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール
脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニ
ウム等が挙げられる。
【0034】両性界面活性剤としては、例えば、イミダ
ゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N
-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリン
ナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキ
サイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベ
タイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カル
ボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキ
ルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が
挙げられる。
【0035】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタン
モノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチ
ルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エ
チルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセ
リンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪
酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイ
ン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'
-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステア
リン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール
脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレ
ングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンア
ルキルエーテル等が挙げられる。
【0036】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソ
ルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレ
ート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテ
トラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類
(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビ
ットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエー
ト、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセ
リン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノス
テアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、PO
E-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエ
ート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステ
アレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチ
レングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例え
ば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、PO
E-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-
オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテ
ル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック
等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・PO
P-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエ
ーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添
ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラP
OE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テ
トロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例
えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマ
シ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソ
ステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸
モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マ
レイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例え
ば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド
(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン
酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミ
ド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;PO
E-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エ
ステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ト
リオレイルリン酸等が挙げられる。
【0037】天然の水溶性高分子としては、例えば、植
物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガ
ム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガ
ム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシー
ド(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デン
プン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリ
チルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタン
ガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン
等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、
アルブミン、ゼラチン等)等が挙げられる。
【0038】半合成の水溶性高分子としては、例えば、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプ
ン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロー
ス系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メ
チルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、
セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等)等が挙げられる。
【0039】合成の水溶性高分子としては、例えば、ビ
ニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキ
シビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子
(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、6
0,000のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸
ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルア
ミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等が
挙げられる。
【0040】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、カラヤガム、トラガカントガム、キャロ
ブガム、クインスシード(マルメロ)、カゼイン、デキ
ストリン、ゼラチン、ペクチン酸ナトリウム、アラギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、
CMC、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、PVA、PVM、PVP、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ローカス
トビーンガム、グアーガム、タマリントガム、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、キサンタンガ
ム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナイト、
ヘクトライト、ケイ酸A1Mg(ビーガム)、ラポナイト、無
水ケイ酸等が挙げられる。
【0041】紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸
系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、P
ABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロ
ポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチル
エステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメ
チルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエス
テル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホ
モメンチル-N-アセチルアントラニレート等);サリチ
ル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メ
ンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オク
チルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサ
リシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート
等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナ
メート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-
2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソ
プロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシ
ンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソ
プロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メト
キシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート
(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エト
キシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-
p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニ
ルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェ
ニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノ
イル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノ
ン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノ
ン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒ
ドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-
メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-
メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニル
ベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベン
ゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オ
クトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシ
ベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-
カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェ
ニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-
メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ
-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2'-
ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジ
ベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-
ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボ
ルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
【0042】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1-ヒ
ドロキシエタン-1,1-ジフォスホン酸、1-ヒドロキシエ
タン-1,1-ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二
ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、
アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミ
ンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられ
る。
【0043】低級アルコールとしては、例えば、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルア
ルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
【0044】多価アルコールとしては、例えば、2価の
アルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレング
リコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレング
リコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコ
ール、オクチレングリコール等);3価のアルコール
(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);
4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等
のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例え
ば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソル
ビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体
(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリ
エチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリ
ン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエ
ーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシル
エーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エ
チレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコー
ルイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチ
レングリコールジブチルエーテル等);2価アルコール
アルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチル
エーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、
ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレン
グリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブ
チルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル
(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコ
ールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピ
ルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェ
ニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキル
エーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコ
ール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッ
ド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラ
ハイドロフルフリルアルコール;POPーブチルエーテル;
POP・POEーブチルエーテル;トリポリオキシプロピレング
リセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリ
セリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトー
ルエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0045】単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、
D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);
四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、
D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、
L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラ
ビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロー
ス、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコー
ス、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フ
ルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガト
ース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロ
ース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキ
シ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-
ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ
糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シア
ル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例
えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン
酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられ
る。
【0046】オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グン
チアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プラン
テオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、
ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオ
ースベルバスコース類等が挙げられる。
【0047】多糖としては、例えば、セルロース、クイ
ンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタ
ン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘ
パラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン
硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫
酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカスト
ビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられ
る。
【0048】アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸
(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ
酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。ま
た、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシン
ナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシル
グルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グル
タチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
【0049】有機アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミ
ノ-2-メチル−1,3ープロパンジオール、2-アミノ-2-メチ
ル-1-プロパノール等が挙げられる。
【0050】高分子エマルジョンとしては、例えば、ア
クリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマル
ジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエス
テルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、
天然ゴムラテックス等が挙げられる。
【0051】pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナ
トリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−
コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
【0052】ビタミン類としては、例えば、ビタミン
A、B1、B2、B6、C、Eおよびその誘導体、パント
テン酸およびその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
【0053】酸化防止剤としては、例えば、トコフェロ
ール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
【0054】酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、
クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コ
ハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェ
イト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げら
れる。
【0055】その他の配合可能成分としては、例えば、
防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤
(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸
誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜
鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、
ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例え
ば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブ
リ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニア
オイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、
サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、
オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海
藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コ
レステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル
酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコ
チン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジ
ンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン
酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イ
ノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シ
ンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミ
ル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤
(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例え
ば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)
等が挙げられる。
【0056】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。本発明はこれによって限定されるものではな
い。配合量は質量%である。まず始めに各実施例及び比
較例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0057】「評価(1):肌のべたつきのなさ」使用後
の肌へのべたつきのなさを専門パネラー10名により実使
用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用後肌のべたつきがない
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用後肌のべたつき
がないと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用後肌のべたつき
がないと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用後肌のべたつきがない
と認めた。
【0058】「評価(2):肌へのなめらかさ」使用後の
肌へのなめらかさを専門パネラー10名により実使用試験
を実施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用後肌がなめらかである
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用後肌がなめらか
であると認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用後肌がなめらか
であると認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用後肌がなめらかである
と認めた。
【0059】「評価(3):粉末の付着性」使用後の粉末
の付着性を専門パネラー10名により実使用試験を実施し
た。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用後粉末の付着性がよい
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用後粉末の付着性
がよいと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用後粉末の付着性
がよいと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用後粉末の付着性がよい
と認めた。
【0060】「評価(4):使用後の肌の白浮きの目立ち
にくさ」使用後の肌の白浮きの目立ちにくさを専門パネ
ラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下
の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用後白浮きが目立たない
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用後白浮きが目立
たないと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用後白浮きが目立
たないと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用後白浮きが目立たない
と認めた。
【0061】「実施例1〜8、比較例1〜3」表1及び
表2に記載した配合組成よりなる実施例1〜8及び比較
例1〜3の制汗エアゾール化粧料を常法により製造し、
上記の評価(1)(2)(3)(4)について評価試験を行なった。
その結果を各表に示した。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】上記の結果から本発明の制汗エアゾール化
粧料はすべての評価項目において優れた効果を有してい
ることが分かる。以下に本発明のその他の実施例を挙げ
る。
【0066】 実施例9 制汗エアゾール化粧料 A.粉末部 アルミニウムヒドロキシクロライド 3.0 質量% 酸化亜鉛 2.0 シリカ 3.0 トウモロコシデンプン 0.1 ステアリン酸カルシウム 0.1 B.油相部 ジメチルポリシロキサン 2.0 オクタン酸セチル 2.0 コハク酸ジエトキシエチル 10.0 オレイン酸ソルビタン 1.0 酸化防止剤 適量 香料 適量 C.噴射剤 液化石油ガス 残余 (製法及び評価)Aの粉末部とBの油相部を混ぜ、それ
にCの噴射剤を充填して制汗エアゾール化粧料を得た。
得られた制汗エアゾール化粧料は、なめらかさに優れ、
べたつき感がなく、粉末の付着性があり、かつ使用後の
白さが目立たなかった。
【0067】 実施例10 制汗エアゾール化粧料 A.粉末部 アルミニウムヒドロキシクロライド 3.0 質量% 酸化亜鉛 2.0 セリサイト 3.0 トウモロコシデンプン 10.0 ステアリン酸カルシウム 0.1 B.油相部 メチルフェニルポリシロキサン 2.0 パルミチン酸イソプロピル 2.0 コハク酸ジエトキシエチル 5.0 オレイン酸ソルビタン 1.0 酸化防止剤 適量 香料 適量 C.噴射剤 液化石油ガス 残余 (製法及び評価)Aの粉末部とBの油相部を混ぜ、それ
にCの噴射剤を充填して制汗エアゾール化粧料を得た。
得られた制汗エアゾール化粧料は、なめらかさに優れ、
べたつき感がなく、粉末の付着性があり、かつ使用後の
白さが目立たなかった。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、使用感触、特になめら
かさに優れ、べたつき感がなく、粉末の付着性が良く、
かつ使用後の白さが目立たない制汗エアゾール化粧料を
提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮原 令二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 難波 富幸 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 Fターム(参考) 4C083 AB172 AB211 AB212 AB221 AB222 AB432 AC012 AC022 AC242 AC352 AC401 AC402 AC442 AD152 AD241 AD242 BB26 CC17 DD08 EE06 EE07 EE18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(1)で表わされるポリオキ
    シエチレンジカルボン酸エステルと粉末と噴射剤とを含
    有する制汗エアゾール化粧料。 【化1】 (1)(式中、R1、R2は水素または炭素数1〜4のア
    ルキルまたは分枝アルキル基、m、n、X、Yは0〜5
    の整数で同時に0にはならない。R3は炭素数0〜10
    の分枝または直鎖のアルキレン基)
  2. 【請求項2】 前記ポリオキシエチレンジカルボン酸エ
    ステルがコハク酸ジエトキシエチルである請求項1記載
    の制汗エアゾール化粧料。
  3. 【請求項3】 前記粉末が、多孔質粉末または吸水性粉
    末である請求項1または2記載の制汗エアゾール化粧
    料。
  4. 【請求項4】 前記粉末が、アルミニウム化合物または
    ジコルニウム化合物からなる粉末状制汗成分である請求
    項1または2記載の制汗エアゾール化粧料。
  5. 【請求項5】 前記粉末が、トウモロコシデンプンであ
    る請求項1または2記載の制汗エアゾール化粧料。
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