JP5454908B2 - ノンガスフォーマ用毛髪化粧料 - Google Patents

ノンガスフォーマ用毛髪化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP5454908B2
JP5454908B2 JP2010041774A JP2010041774A JP5454908B2 JP 5454908 B2 JP5454908 B2 JP 5454908B2 JP 2010041774 A JP2010041774 A JP 2010041774A JP 2010041774 A JP2010041774 A JP 2010041774A JP 5454908 B2 JP5454908 B2 JP 5454908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
gas
gas former
hair cosmetic
polyoxyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010041774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011178671A (ja
Inventor
彰 小原
純博 本荘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Milbon Co Ltd
Original Assignee
Milbon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Milbon Co Ltd filed Critical Milbon Co Ltd
Priority to JP2010041774A priority Critical patent/JP5454908B2/ja
Publication of JP2011178671A publication Critical patent/JP2011178671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5454908B2 publication Critical patent/JP5454908B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、噴射剤(ガス)を用いることなく、泡状に吐出するためのポンプフォーマに充填して使用する毛髪化粧料に関するものである。
現在、ヘアコンディショナー、ヘアリンス、ヘアスタイリング剤などの各種の毛髪化粧料には、ジェル状、ワックス状、リキッド状、クリーム状、エマルション状など様々な剤状のものが存在している。
このような剤状の一つとして泡状も知られているが、毛髪化粧料を泡状とするにあたり、噴射剤を使用することなくポンプフォーマに充填し、このポンプフォーマから吐出する際に泡状とするノンガスタイプがある(例えば、特許文献1、2)。
特開2003−119113号公報 特開2009−84226号公報
ところで、上記のような剤状で使用される毛髪化粧料、すなわち、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、例えば、泡質が良好であること(きめの細かい泡を形成し得ること)や、消泡後に毛髪になじみやすいこと、毛髪の感触を高め得ることなどが要求されるが、これら3つの特性をいずれも良好とすることは容易ではなく、現状では、これらを満足のいく程度までバランスよく確保するまでには至っていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、泡質が良好であり、消泡後に毛髪になじみやすく、かつ毛髪の感触を良好に高め得るノンガスフォーマ用毛髪化粧料を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、少なくとも、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースと、カチオン性界面活性剤とが配合されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、泡質が良好であり、消泡後に毛髪になじみやすく、かつ毛髪の感触を良好に高め得るノンガスフォーマ用毛髪化粧料を提供することができる。
本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースとカチオン性界面活性剤とが配合されている。カチオン性界面活性剤を配合することで、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料をポンプフォーマから吐出した際の泡質を高めることができ、また、消泡後に毛髪へなじみやすくすることもできる。その一方で、カチオン性界面活性剤を配合したノンガスフォーマ用毛髪化粧料では、特に処理後の毛髪の感触の点で改善の余地がある。
これに対し、カチオン性界面活性剤とともにステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いてノンガスフォーマ用毛髪化粧料を構成することで、泡質の向上効果や消泡後の毛髪へのなじみやすさを損わないばかりか寧ろこれらを高めつつ、処理後の毛髪の感触を高めることができる。このように、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースとカチオン性界面活性剤とを併用することで、上記の3つの特性を高いレベルでバランスよく確保している。
ノンガスフォーマ用毛髪化粧料におけるステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの配合量は、消泡後の毛髪へのなじみやすさや処理後の毛髪の感触を高める効果を良好に確保する観点から、0.001質量%以上であることが好ましく、0.003質量%以上であることがより好ましい。ただし、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料中のステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの量が多すぎると、消泡後の毛髪へのなじみやすさの向上効果が小さくなる虞がある。よって、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料におけるステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの配合量は、0.2質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以下であることがより好ましい。
本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料に係るカチオン性界面活性剤には、公知の各種化粧料で使用されているカチオン性界面活性剤から選択される1種または2種以上を使用することができるが、本発明の効果をより良好に確保し得ることから、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩を使用することが好ましく、また、消泡後の毛髪へのなじみやすさの向上効果をより良好に確保し得ることから、ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムを使用することが好ましく、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩とハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムとを併用することがより好ましい。
モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩に係る長鎖アルキル基としては、炭素数が12〜22であるものが好ましい。このようなモノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩の具体例としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。
ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムにおける酸化プロピレンの平均付加モル数としては、例えば、25〜40であることが好ましい。より具体的には、酸化プロピレンの平均付加モル数が25の塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムや、酸化プロピレンの平均付加モル数が40の塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムなどが挙げられる。
また、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、先に例示したもの以外のカチオン性界面活性剤も使用することができる。このようなカチオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸アミドアミン塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムなどが挙げられる。脂肪酸アミドアミン塩としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドなどが挙げられる。ジアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウムなどが挙げられる。ベンザルコニウム型4級アンモニウムとしては、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムなどが挙げられる。
ノンガスフォーマ用毛髪化粧料におけるカチオン性界面活性剤の配合量は、その使用による効果を良好に確保する観点から、0.5質量%以上であることが好ましい。ただし、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料中のカチオン性界面活性剤量が多すぎると、消泡が必要以上に遅くなりすぎたり、泡質の向上効果が小さくなる傾向がある。よって、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料におけるカチオン性界面活性剤の配合量は、5質量%以下であることが好ましい。
なお、ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムを他のカチオン性界面活性剤(特にモノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩)と併用する場合、ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムの配合量を、0.01質量%以上とすることが好ましく、0.1質量%以上とすることがより好ましく、また、1質量%以下とすることが好ましく、0.4質量%以下とすることがより好ましい。ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムをこのような量で配合しつつ、カチオン性界面活性剤の全配合量を上記の好適値に制御することで、泡質の向上効果を良好に維持しつつ、消泡後の毛髪へのなじみやすさの向上効果や、毛髪の感触向上効果をより一層高めることができる。
本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、水を主たる分散媒とする。なお、上記の各種成分の一部は、水に溶解していてもよい。また、分散媒には、水のみを用いてもよく、必要に応じて、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール(炭素数が6以下のアルコール)などの有機溶媒を、分散媒全量中5質量%以下程度の量で水と併用してもよい。また、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料における分散媒の配合量は、例えば、50〜95質量%であることが好ましい。
また、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、シリコーンを配合することが好ましく、これにより、毛髪の柔らかさを一層高めることができるようになる。
シリコーンの具体例としては、例えば、ジメチルシリコーン、高重合ジメチルシリコーン、環状シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン(アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、アミノエチルアミノプロピルメチルポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体など)などが挙げられるが、本発明の毛髪化粧料への配合の容易さの観点から、シリコーンを予め乳化させたエマルションタイプのものが好ましい。シリコーンは、これらのうちの1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ノンガスフォーマ用毛髪化粧料におけるシリコーンの配合量は、例えば、0.1〜5質量%であることが好ましい。
また、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、上記の各種成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、毛髪化粧料に通常用いられている成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、カチオン性界面活性剤以外の界面活性剤、シリコーン以外の油性成分、湿潤剤、防腐剤、キレート剤、香料、植物・海藻エキス、アミノ酸、タンパク質誘導体などが挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤および両性界面活性剤が使用できる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、ヤシ脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸トリエタノールアミン、ステアリン酸カリウムなどの脂肪酸塩;ミリスチン酸カルシウム、イソステアリン酸アルミニウムなどの金属セッケン;ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムなどのアルキルエーテルカルボン酸塩;ステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム、ステアロイル乳酸カリウムなどのアシル乳酸塩;ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸カリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,13)硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウムなどのアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミンなどのアルキルエーテル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩;などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類(ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなど)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリンエーテルなど)、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル(モノステアリン酸ソルビタンなど)、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルポリグリコシド、N−アルキルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。両性界面活性剤としては、例えば、コカミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。
油性成分としては、例えば、油脂、炭化水素、エステル類、高級アルコールなどが挙げられる。湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール;キシリトール、ソルビトール、マルチトールなどの糖類;ピロリドンカルボン酸塩;などが挙げられる。防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリオンなどが挙げられる。
キレート剤としては、例えば、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸、フィチン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸またはその塩、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム、L−アスパラギン酸−N,N−二酢酸四ナトリウム、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、L−グルタミン酸二酢酸四ナトリウムなどが挙げられる。
本発明の毛髪化粧料はノンガスフォーマ用であり、噴射剤を使用せずにポンプフォーマに充填し、泡状に吐出したものを、濡れた状態の毛髪または乾燥した状態の毛髪に適量塗布する方法により使用される。
なお、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料には、例えば、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、スタイリング剤などが含まれ、毛髪に塗布後に洗い流して使用してもよく、洗い流さずに使用してもよい。
また、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、縮毛矯正処理、パーマネントウェーブ処理、染毛処理といった化学処理を施す場合の前処理剤や後処理剤としても利用できる。このような用途の中でも、上記の化学処理の前処理剤に特に適している。なお、このような用途に使用する場合、本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は緩衝作用を有していることが好ましいため、酸およびその塩を配合することが推奨される。本発明のノンガスフォーマ用毛髪化粧料に緩衝作用を持たせるために配合可能な酸としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などが挙げられ、また、その塩としては、例えば、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素二ナトリウム、クエン酸三ナトリウムなどが挙げられる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は本発明を制限するものではない。なお、以下の実施例などにおいて、「%」は「質量%」を意味している。また、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料の配合量としては、全体で100%となるように各成分の配合量を%で示し、後記の表1、表2および表4中ではその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。
実施例1〜5および比較例1〜8
実施例1〜5および比較例1〜8のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を、表1および表2に示す組成で調製した。
Figure 0005454908
Figure 0005454908
なお、表1および表2における水の欄の「計100とする」とは、ノンガスフォーマ用毛髪化粧料を構成する水以外の各成分の合計量に、水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している(後記の表4も同様である)。また、表1および表2に記載の「ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース水溶液」におけるステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの濃度は10%である。更に、表1および表2に記載の「SM8904」とは、東レ・ダウコーニング株式会社製のもの(商品名)であり、アモジメチコンを40%含むエマルションタイプのものである(後記の表4も同様である)。
実施例1〜5および比較例1〜8のノンガスフォーマ用毛髪化粧料について、以下のようにして、泡質(きめの細かさ)、消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触を評価した。
<泡質>
実施例1〜5および比較例1〜8のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を充填したポンプフォーマから吐出した泡について、そのきめの細かさを5名のパネラーのそれぞれが下記基準に従って点数付けを行い、全パネラーの合計点を求めて評価した。
<消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触>
複数の毛束(長さ20cm、重さ3.0g)を用意し、各実施例および比較例のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を充填したポンプフォーマを1プッシュして吐出した泡を、それぞれ別の毛束に塗布し、消泡後の毛髪へのなじみやすさを、上記5名のパネラーのそれぞれが下記基準に従って点数付けを行い、全パネラーの合計点を求めて評価した。また、各ノンガスフォーマ用毛髪化粧料の泡を塗布した毛束のそれぞれから毛髪化粧料を洗い流した後の毛髪の感触を、上記5名のパネラーのそれぞれが下記基準に従って点数付けを行い、全パネラーの合計点を求めて評価した。
<泡質、消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触の評価基準>
優れている・・・ 2点。
よい ・・・ 1点。
普通 ・・・ 0点。
悪い ・・・ −1点。
上記の各評価結果を表3に示す。なお、泡質、消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触のいずれにおいても、全パネラーの合計点数が5点以上であれば、その特性が優れていると評価できる。
Figure 0005454908
表3から明らかなように、実施例1〜5のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、泡質、泡質、消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触のいずれもが優れており、これら3つの特性のバランスが良好である。
これに対し、カチオン性界面活性剤に代えて他の界面活性剤などを配合した比較例1〜5のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、泡質が特に劣っており、また、消泡後の毛髪へのなじみやすさが劣っているものも多い。更に、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースに代えて塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体を配合した比較例6のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、消泡後の毛髪へのなじみやすさ、および洗い流し後の毛髪の感触が劣っている。また、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースに代えて塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースを配合した比較例7のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、洗い流し後の毛髪の感触が劣っている。更に、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースを配合していない比較例8のノンガスフォーマ用毛髪化粧料は、洗い流し後の毛髪の感触が劣っている。
なお、実施例1のノンガスフォーマ用毛髪化粧料の泡を塗布した毛束について、洗い流さずに乾燥させて評価したところ、毛髪の感触は良好であった。
実施例6
表4に示す組成のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を調製し、これを充填したポンプフォーマから吐出した泡を、頭髪の中間から毛先にかけて塗布した。その後、その頭髪に、ミルボン社製「プレジューム CMCウェーブC/T−N(商品名)」を用いてパーマネントウェーブ処理を施した。
Figure 0005454908
なお、表4に記載の「POE(20)オレイルエーテル」は、香料の分散剤として使用したものであり、「POE」は「ポリオキシエチレン」の略で、「POE」の後の括弧内の数値は、酸化エチレンの平均付加モル数を表している。
実施例6のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を充填したポンプフォーマから吐出した泡は、きめが細かく、泡質が良好であった。また、実施例6のノンガスフォーマ用毛髪化粧料の泡は、頭髪のワインディング中に消泡し、消泡後の毛髪へのなじみやすさに優れており、更に、実施例6のノンガスフォーマ用毛髪化粧料を洗い流した後の頭髪の感触は良好であった。

Claims (5)

  1. 少なくとも、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースと、カチオン性界面活性剤とが配合されたことを特徴とするノンガスフォーマ用毛髪化粧料。
  2. カチオン性界面活性剤として、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩が配合された請求項1に記載のノンガスフォーマ用毛髪化粧料。
  3. カチオン性界面活性剤として、ハロゲン化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムが配合された請求項1または2に記載のノンガスフォーマ用毛髪化粧料。
  4. ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースの配合量が、0.001〜0.2質量%である請求項1〜3のいずれかに記載のノンガスフォーマ用毛髪化粧料。
  5. カチオン性界面活性剤の配合量が、0.5〜5質量%である請求項1〜4のいずれかに記載のノンガスフォーマ用毛髪化粧料。
JP2010041774A 2010-02-26 2010-02-26 ノンガスフォーマ用毛髪化粧料 Expired - Fee Related JP5454908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010041774A JP5454908B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 ノンガスフォーマ用毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010041774A JP5454908B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 ノンガスフォーマ用毛髪化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011178671A JP2011178671A (ja) 2011-09-15
JP5454908B2 true JP5454908B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=44690588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010041774A Expired - Fee Related JP5454908B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 ノンガスフォーマ用毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5454908B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5986394B2 (ja) * 2012-02-22 2016-09-06 東洋エアゾール工業株式会社 泡沫形成エアゾール組成物
JP6288823B2 (ja) * 2013-11-29 2018-03-07 クラシエホームプロダクツ株式会社 泡沫状毛髪化粧料

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2825613B2 (ja) * 1990-05-10 1998-11-18 旭電化工業株式会社 シャンプー用組成物
JP2003119113A (ja) * 2001-06-11 2003-04-23 Kanebo Ltd ノンエアゾール型泡状毛髪化粧料
JP4627055B2 (ja) * 2005-09-20 2011-02-09 株式会社資生堂 毛髪化粧料
JP5207697B2 (ja) * 2007-09-25 2013-06-12 株式会社 資生堂 毛髪化粧料
JP2009084226A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Kose Corp ノンガスフォーマー用ヘアコンディショニング組成物
JP4982339B2 (ja) * 2007-11-28 2012-07-25 株式会社 資生堂 毛髪化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011178671A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2612653B2 (en) Composition for cleaning scalp and head hair
JP3229689B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3929780B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP5063060B2 (ja) 皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物
JPH06172131A (ja) 毛髪化粧料
SA99200743B1 (ar) تركيبات مكيفة
JP2005232113A (ja) 毛髪化粧料
JP2005154360A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
WO2003105792A1 (ja) 毛髪化粧料
JP5454908B2 (ja) ノンガスフォーマ用毛髪化粧料
EP2591765A1 (en) Hair cosmetic
JP2008308415A (ja) 毛髪化粧料
JP2006045183A (ja) 毛髪化粧料
WO2021112099A1 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP4331673B2 (ja) 水性毛髪洗浄剤
JP2011105633A (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP2007176815A (ja) 毛髪化粧料
JP4866600B2 (ja) 毛髪の彩度を高める方法
JP3910472B2 (ja) 毛髪化粧料
JP6940077B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5550259B2 (ja) 毛髪用化粧料組成物
JP2010037484A (ja) 洗浄剤組成物
JP6930253B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP5550876B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
JP6589287B2 (ja) 毛髪用洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5454908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees