JP4866600B2 - 毛髪の彩度を高める方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水不溶性の変性シリコーンを含む水性シャンプーで洗髪した後、高級アルコール及びカチオン界面活性剤を含む水性コンディショナーを使用する毛髪の彩度を高める方法に関する。
美しい毛髪の見え方を提供する一つの方法として、艶を向上させる方法がある。艶の向上を実現する手段として、毛髪表面の平滑性を向上させ表面散乱を抑えたり、毛髪束のまとまりを向上させ大きな反射面を形成しシャープな表面反射光を得る方法等があり、様々な手法が用いられている。
一方、毛髪を美しく見せる他の有効な手段としては、毛髪の色を鮮やかに見せる、例えば、ヘアカラー等で新たに色を加えることで鮮やかな色を実現する方法(カラーリング等)がある。その結果、人を若々しく見せたり、明るく見せたりと、その人のイメージを変えることができるが、カラーリング等は髪色自体を大きく変化させることで、本来の自分の髪色自体を自然なままで鮮やかにできるわけではない。また、カラーリングした毛髪の色は、紫外線や酸化による色素分解および劣化や、シャンプー、コンディショナー等の繰り返し使用による色素の溶出によって褪色していくという問題もある。
この問題に対して、紫外線吸収剤や抗酸化剤を配合したり、シリコーン化合物を配合したりして褪色を抑制するのが一般的である。例えば、コンディショナー中にアミノ変性シリコーンを配合してカラーリングした毛髪を処理することにより、洗髪による褪色を抑えるという報告がある(非特許文献1参照)。また、シャンプー中にシリコーン類を配合し、洗髪による褪色を抑制するという報告もある(特許文献1、特許文献2参照)。しかしながら、これらは褪色していく速度を遅くするというものであり、積極的に髪色を鮮やかにするものではない。
色素を直接配合したシャンプーやコンディショナー(特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)も知られており、髪色を仄かに鮮やかにしたり、カラーリングした髪色の褪色を補ったりできるが、この場合は本来の髪色や、カラーリングした髪色そのものを、自然なままで鮮やかにできるものではない。
ジャーナル オブ コスメティック サイエンス 2003 アニュアル サイエンティフィック ミーティング (JOURNAL OF COSMETIC SCIENCE 2003 ANNUAL SCIENTIFIC MEETING)、p.130 米国特許第5609861号明細書 米国特許出願公開第2003/0198615号明細書 国際公開第03/055457号パンフレット 国際公開第01/78670号パンフレット 国際公開第01/78671号パンフレット
本発明は、髪本来の色やダメージでくすんだ髪色、またはカラーリングした髪色をより鮮やかにする方法を提供するものである。
本発明者らは、特定の変性シリコーンを可溶化状態で含有する水性シャンプーで洗髪した後、高級アルコールとカチオン界面活性剤を一定比率で含有する水性コンディショナーを使用することにより髪色が鮮やかになることを見出した。
すなわち本発明は、下記に示す毛髪の彩度を高める方法を提供するものである。
(A)アルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩及びアルキルフェニルエーテル硫酸塩から選ばれる1種以上の硫酸系アニオン界面活性剤を5〜20重量%、(B)分子中にアミノ基又は四級アンモニウム基を1種以上含む水不溶性変性シリコーンを0.1〜5重量%、及び(C)成分として(B)が可溶化状態となる量の水溶性無機塩を含む水性シャンプーで洗髪し、次いで洗髪した毛髪に炭素数12〜28の高級アルコールとカチオン界面活性剤をモル比1:1〜10:1で含有する水性コンディショナーを適用し、その後リンス処理する。
本発明の方法によると、化学処理や日頃のヘアケア行動で傷んでくすんだ色になった髪本来の色を鮮やかに見せ、その彩度を向上させることができる。
また、永久染毛剤や半永久染毛剤でカラーリングした毛髪では、シャンプー等で徐々に脱色されるため、彩度の向上は相殺されるが、カラーリングした毛髪の鮮やかさ、髪色の鮮やかさを強めそれを長く保つことができる。
いずれの毛髪を対象にする場合であっても、本発明の洗髪及びリンス処理を繰り返すことにより、毛髪の彩度を高く保ち続け、あるいは彩度の低下を防止することができる。
本発明の方法においては、まず水不溶性変性シリコーンと水溶性塩類を含む水性シャンプーにより洗髪する。
本発明の水性シャンプーは、水性媒体中にアニオン界面活性剤及び特定の水不溶性変性シリコーンを含み、さらに水不溶性変性シリコーンが可溶化状態で存在する量の水溶性塩類を含むものである。ここで、変性シリコーンが可溶化状態で存在するとは、水性シャンプー中で水不溶性変性シリコーン等が分離しない状態であり、目視又は光学顕微鏡観察により変性シリコーンの粒子が観察できない状態にあることをいう。具体的には、目視で透明外観を呈し、又は光学顕微鏡を用いて1000倍で観察したときに粒子が観測されない状態をいう。
本発明のアニオン界面活性剤としては、スルホン酸塩型界面活性剤、カルボン酸塩型活性剤及び硫酸系アニオン界面活性剤等が挙げられる。スルホン酸塩型界面活性剤又はカルボン酸塩型活性剤としては、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、高級脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸もしくはその塩等が挙げられる。硫酸系アニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等が挙げられる。
これらのうち、硫酸系アニオン界面活性剤が好ましく、なかでも下記一般式(1)又は(2)で表される硫酸系アニオン界面活性剤が好ましい。
1O(CH2CH2O)mSO3M (1)
2OSO3M (2)
〔式中、R1は炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2は炭素数10〜18のアルキル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を示し、mは重量平均で1〜5の数を示す。〕
これらアニオン界面活性剤は2種以上を併用することもでき、またその含有量は、水性シャンプーの安定性、使用時の液性、泡立てやすさ、洗髪時の洗い易さの点から、本発明の水性シャンプー中の5〜20重量%が好ましく、10〜17重量%がより好ましい。
本発明の成分(B)は、分子中にアミノ基又は四級アンモニウム基を1種以上含む水不溶性変性シリコーンである。これら水不溶性変性シリコーンとしては、以下のアミノ変性シリコーン及びそのアミノ基を低級アルキル基等で置換した四級化物が挙げられる(以下、(B−1)、(B−2)及び(B−3)として表す)。これらの水不溶性変性シリコーンは、界面活性剤を用いて水性乳濁液としたものを用いてもよい。
(B−1)平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でINCI辞典(米国,International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)第10版中に記載されているもの。
(B−2)一般式(3)で表される水不溶性アミノ変性シリコーン。
Figure 0004866600
〔式中、R3はそれぞれ独立して、一価の炭化水素基、ヒドロキシ基又はアルコキシ基を示し、R4はそれぞれ独立して一価の炭化水素基を示し、R5はそれぞれ独立して、炭素数1〜10の二価の炭化水素基を示し、R6はそれぞれ独立して、式(4)で表される基を示し、aは25〜1000の数を示し、bは1〜200の数を示す。
Figure 0004866600
(式中、Yは独立して、水素原子又は基−CH2-CH(OH)-R5-OH(R5は前記と同じ)を示し、R7はそれぞれ独立して、水素原子又は基−R5NY2(Y及びR5は前記と同じ)を示す。ただし、全てのYが水素原子となることはない。)
3のうち、一価の炭化水素基としては、アルキル基及びアリール基が挙げられる。R3としては、炭素数1〜3のアルキル基(特にメチル基)及び炭素数1〜15、特に10〜15のアルコキシ基が好ましい。
4の一価の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜6のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜10のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等の炭素数6〜10のアラルキル基が挙げられる。なかでも、炭素数1〜3のアルキル基、特にメチル基が好ましい。
5の炭素原子1〜10の二価の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、メチルトリメチレン基、エチルエチレン基、ジメチルエチレン基等のアルキレン基;−(CH2)2−C64−で表されるアルキレン−アリーレン基が挙げられる。なかでも、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましい。
6としては、式(4)で表される基が好ましく、R7としては、N-(2,3-ジヒドロキシプロピル)アミノエチル及びN,N-ビス(2,3-ジヒドロキシプロピル)アミノエチルが好ましい。Yのうち、基−CH2-CH(OH)-R5-OHとしては、2,3-ジヒドロキシプロピル基が好ましい。
一般式(3)で表わされるアミノ変性シリコーンとしては、例えば東レ・ダウコーニング社より、DC8500として市販されているものを使用することができる。
(B−3)一般式(5)で表されるアミノ変性オルガノシロキサン鎖とポリアルキレン鎖との重合単位を有するブロック重合体
Figure 0004866600
式中、R8は、水素原子又は炭素数1〜6の1価の炭化水素基を示す。R9はR8又はEのいずれかを示す。Eは−R10−W(ここでR10は直接結合手又は炭素数1〜20の2価の炭化水素基を示し、Wは1〜3級アミノ基含有基又はアンモニウム基含有基を示す。)で表される反応性官能基を示す。尚、複数個のR9、R10及びEは同一でも異なっていても良い。Zは炭素−珪素原子の結合によって隣接珪素原子に、酸素原子によってポリオキシアルキレンブロック鎖に結合している2価の有機基を示す。nは2〜10の数を示し、e個のnは同一でも異なっていても良い。cは2以上の数を示す。dは1以上の数を示す。eは4以上の数を示す。fは2以上の数を示す。
一般式(5)中、Zで表される2価の有機基の好ましい例は、アルキレン基又はアリーレン基であり、更に好ましくは炭素数1〜12のアルキレン基又は炭素数6〜12のアリーレン基であり、特に好ましい例は、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、n−ブチレン基又はi−ブチレン基であり、最も好ましくはn−ブチレン基又はi−ブチレン基である。cは2〜1000の数、dは1〜50の数が好ましい。eは4〜200の数が好ましく、fは2〜100の数が好ましい。
一般式(5)で表される水不溶性アミノ変性シリコーンとしては、例えばFZ-3789(日本ユニカー)が挙げられる。
本発明の成分(C)水溶性塩類としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、塩素酸塩などの無機塩、または酢酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩などの有機酸塩などが挙げられ、またそれらの塩を構成する陽イオンとしては、リチウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイオン、アンモニウムイオン等の一価イオンや、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン等の多価イオンが挙げられる。これら水溶性塩類は、アニオン界面活性剤の可溶化力を増大させる性質を有し、成分(B)を成分(A)との共存下で可溶化することができる。そのような可溶化能力に加え、組成物の安定性、液性、感触、汎用性の観点から、塩酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩が好ましく、それらを構成する陽イオンとしてナトリウムイオン、アンモニウムイオンが好ましく、特に硫酸ナトリウムが好ましい。
成分(C)の含有量は、成分(A)の他に両性界面活性剤や非イオン界面活性剤も加える場合はそれらも含む界面活性剤の合計と、成分(B)、成分(C)及び水を加えた状態で、成分(B)が可溶化状態となる量である。含有量の上限は、界面活性剤相の分離しない量であって、下限は成分(B)が光学顕微鏡で観察したレベルで可溶化されていることを満たす量である。特に、成分(C)の含有量は、総界面活性剤、成分(B)、成分(C)及び水で構成される溶液が光学的に流動複屈折を示す状態になる量であることが好ましい。
一般に、光学的に等方性であるイオン性界面活性剤水溶液に水溶性塩類を添加していくと、ある添加量から液晶状態に転移し光学的に異方性を示すと考えられている。その転移に達する塩の添加量は、イオン性界面活性剤の種類や濃度、および添加する塩の種類に依存する傾向にある。更に、光学的に等方性を示す塩濃度領域と異方性を示す塩濃度領域の間に、中間領域として、静置状態では等方相であるが傾けたり振ったりして溶液を動かした状態では異方性を示す流動複屈折領域が存在すると考えられる。
成分(C)の含有量は、成分(A)、(B)の量および種類に対する依存性が高いため、水性シャンプー中に0.001〜20重量%の範囲内であって、成分(A)及び(B)に対し上記条件を満たす範囲で適宜調整される。特に、水性シャンプーが上記流動複屈折状態を満たす範囲が好ましい。さらに、水性シャンプー中に0.1〜10重量%の範囲内であって、成分(A)及び(B)に対し流動複屈折状態である範囲であることが好ましい。
本発明の水性シャンプーには、成分(A)以外に、液性や安定性、洗浄性能、起泡性、泡質等を改善させるため、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤又はこれらの混合物を含有させてもよい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリセリルエーテル、アルキルグリコシド類等が挙げられる。このうち、アルキルグリコシド類、ポリオキシアルキレン脂肪酸(C8〜C20)エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリセリルエーテルが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8〜18、更には炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。また、脂肪酸アルカノールアミドとしては、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましく、例えばオレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
これら非イオン界面活性剤は、2種以上を併用することもでき、またその含有量は、毛髪洗浄剤の安定性、使用時の液性,泡立てやすさ、洗髪時の洗い易さ、キメ細かくて柔らかい泡質の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜10重量%が好ましく、0.2〜7重量%がより好ましく、更には0.5〜5重量%が好ましい。
両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等のベタイン系界面活性剤が好ましく、更には脂肪酸アミドプロピルベタインが好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、更には炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、具体的にはラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
これら両性界面活性剤は、2種以上を併用することもでき、またその含有量は、毛髪洗浄剤の安定性、使用時の液性、泡立てやすさ、洗髪時の洗い易さ、キメ細かくて柔らかい泡質の点から、本発明の毛髪洗浄剤中の0.1〜10重量%が好ましく、更には0.2〜7重量%、更には0.5〜5重量%が好ましい。
更に、本発明の水性シャンプーには、上記成分に加えて、目的に応じて他の成分や添加剤を含有させることができる。このような成分としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー等の増粘剤;炭化水素油、ワックス、エステル油、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン等の油剤;カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム等のコンディショニング剤;グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール;ベンジルアルコール、エタノールなどの有機溶剤;脂肪酸グリコールエステル等のパール化剤;安息香酸系、アセトラニリック酸系、サリチル酸系、桂皮酸系、ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤;ビタミンE、ビタミンE誘導体等の抗酸化剤;パラベン等の防腐剤;サリチル酸、トリクロサン、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、クエン酸、リンゴ酸等のpH調整剤;エデト酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸等の金属イオン封鎖剤;その他動植物由来の抽出エキス、色素などを挙げることができる。
本発明の方法では、上記水性シャンプーに続き、高級アルコールとカチオン界面活性剤を含む水性コンディショナーを適用した後それを洗い流す。
水性コンディショナーは、高級アルコールとカチオン界面活性剤をモル比1:1〜10:1で水性媒体中に含有する。特に、乳化安定性や塗布、すすぎ時の滑らかさの点で、当該モル比が1.5:1〜7:1、更には2:1〜5:1、特に2:1〜4:1であることが好ましい。
高級アルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2-オクチルドデカノール、2-ヘキシルデシルアルコール、イソステアリルアルコール、カルナービルアルコール(テトラコサノール)等が挙げられ、特にステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びそれらの混合物が好ましい。
高級アルコールは、2種以上を併用することもでき、またその含有量は、湿潤した毛髪に対する指通りや滑らかさの付与、乾燥後の毛髪のしっとり感及び乳化安定性の点から、本発明の水性コンディショナー中の1〜10重量%が好ましく、1.5〜8重量%がより好ましく、更には2〜5重量%が好ましい。
カチオン界面活性剤としては、四級アンモニウム塩又は三級アミン化合物もしくはその酸付加塩であって、疎水鎖を一つ又は二つ有するものが挙げられる。
四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤及び三級アミン型カチオン界面活性剤としては、一般式(6)又は(7)で表されるものが好ましい。
Figure 0004866600
〔式中、Aは水素原子、又は総炭素数12〜28の直鎖もしくは分岐鎖の飽和もしくは不飽和の、アミド基、N-炭化水素カルバモイル基、アシルオキシ基もしくは炭化水素オキシ基を示し;Bは炭素数1〜28の2価の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し;R11、R12及びR13は少なくとも1個が総炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、残りは炭素数1〜3のアルキル基を示し;X-はハロゲン化物イオン又は有機アニオンを示す。〕
Figure 0004866600
〔式中、A及びBは前記と同じ意味を示し、R14及びR15は独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。〕
一般式(6)で表される四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、分岐鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、アルキルアミド(炭素数12〜28)アルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、N-炭化水素(炭素数12〜28)カルバモイルアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、アシル(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、アルキル又はアルケニル(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩が挙げられる。
モノ長鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩としては、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、アラキルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、N-ステアリル-N,N,N-トリ(ポリオキシエチレン)アンモニウムクロライド(合計3モル付加)等が挙げられる。
ジ長鎖アルキル又はアルケニル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩としては、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、ジパルミチルメチルヒドロキシエチルアンモニウムメトサルフェート、ジイソステアリルジメチルアンモニウムメトサルフェート、ジ[(2-ドデカノイルアミノ)エチル]ジメチルアンモニウムクロライド、ジ[(2-ステアロイルアミノ)プロピル]ジメチルアンモニウムエトサルフェート等が挙げられる。
分岐鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩としては、2-デシルテトラデシルトリメチルアンモニウムクロライド、2-ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジ-2-ヘキシルデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジ-2-オクチルドデシルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
アルキルアミド(炭素数12〜28)アルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩としては、ステアラミドプロピル四級アンモニウム塩が挙げられる。N-炭化水素(炭素数12〜28)カルバモイルアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩としては、N-ステアリルカルバモイルプロピル四級アンモニウム塩が挙げられる。アシル(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩としては、ステアロキシプロピル四級アンモニウム塩が挙げられる。炭化水素(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩としては、オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。
一般式(7)で表される三級アミン型化合物は、Aが水素原子以外の場合、Aは総炭素数14〜22、更には総炭素数18〜22のアミド基又は炭化水素オキシ基であることが好ましく、またその炭化水素部分が飽和であるもの、更には直鎖であるものが好ましい。この場合におけるBは、トリメチレン基が好ましい。Aが水素原子の場合、Bとしては、炭素数18〜22の基が好ましく、また飽和の基、更には直鎖の基が好ましい。R14及びR15としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t-ブチル基等が挙げられ、なかでもメチル基、エチル基が好ましく、更にはメチル基が好ましい。三級アミン型化合物の好ましい具体例としては、N,N-ジメチルオクタデシロキシプロピルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン等が挙げられる。
三級アミン型カチオン界面活性剤は、一般式(7)で表される三級アミン型化合物をそのまま用いても、あるいはその酸付加塩を用いてもよい。いずれにしろ、水性コンディショナーを酸性に調整し、アミンを解離状態にする必要がある。ここで酸付加塩を形成させ、又は水性コンディショナーを酸性に調整する酸としては、酸性アミノ酸、有機酸又は無機酸を用いることができる。
酸性アミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸等が挙げられる。有機酸としては、モノカルボン酸、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸等のカルボン酸、アルキル硫酸、アルキルリン酸等が挙げられ、このうちカルボン酸、更にはジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸が好ましい。ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等が挙げられ、ヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、オキシ酪酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられる。また、無機酸としてはリン酸、硫酸、硝酸、塩酸等が挙げられる。これらのうち、有機酸が好ましく、なかでもα-ヒドロキシカルボン酸、更には乳酸、リンゴ酸が好ましい。
更に、本発明のコンディショナー剤には、毛髪洗浄剤に含まれる成分(B)、水不溶性変性シリコーンを含むことができる。
成分(B)は、2種以上併用することもでき、毛髪の彩度を高めより長く保ち、また濯ぎや乾燥後に髪をなめらかにするという観点から、水性コンディショナー中の0.01〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜3重量%、更に好ましくは0.1〜2重量%である。
さらに、本発明の水性コンディショナーには、多価アルコールを含むことができる。多価アルコールとしては、水酸基を2個有するグリコール類、水酸基を3個有するグリセリン、その他、糖類や還元糖類、グリコール類やグリセリン等の多価アルコールの縮合物等が挙げられる。具体的には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、3-メチル-1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどが好ましく、更には、プロピレングリコール、グリセリンが好ましく、特には、グリセリンが好ましい。
多価アルコールは、2種以上を併用することもでき、その含有量は、保湿効果や液性のコントロール、またカラーリングした髪を処理する場合には色素溶出を抑えるという点から、本発明の水性コンディショナー中5〜70重量%が好ましく、より好ましくは10〜65重量%、更に好ましくは15〜60重量%である。
更に、本発明の水性コンディショナーには、ジメチルポリシロキサンを含むことができる。ジメチルポリシロキサンとしては、粘度5万〜5000万mPa・sのものが好ましく、粘度10万〜2500万mPa・sがより好ましく、更には粘度50万〜1000万mPa・sのものが好ましい。
ジメチルポリシロキサンの含有量は、乾燥後の滑らかさやサラサラ感の点から、本発明の水性コンディショナー中0.01〜10重量%が好ましく、0.1〜7重量%がより好ましく、更には0.1〜5重量%が好ましい。配合しやすさの点から、上記ジメチルポリシロキサンを環状シリコーン又は粘度10〜1万mm2/sのジメチルポリシロキサンで希釈して配合するのが好ましい。
本発明の水性コンディショナーには、上記成分に加えて、目的に応じて他の成分や添加剤、具体的には、水性シャンプーに用いられるのと同様の増粘剤、油剤、コンディショニング剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、防腐剤、抗フケ剤、殺菌剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、動植物由来の抽出エキス、色素などを含有させることができる。
本発明の水性コンディショナーの形態は、洗髪の後に使用する洗い流すタイプのものであれば特に限定されず、液状、ゲル状、クリーム状等とすることができる。
本発明の水性シャンプーは、通常どおり、温湯で濡らした髪に適量適用し、よく泡立てた後、温湯ですすぐ。水性コンディショナーは、このシャンプーした髪に適量適用し、髪によくなじませた後そのまま、又は数分間放置してから温湯ですすぐ、リンス処理をするものである。
実施例1〜6及び比較例1〜8
表4及び表5に示す水性シャンプーおよび水性コンディショナーを調製し、以下に示す試験方法により水性シャンプーの外観と光学顕微鏡観察による変性シリコーンの溶解状態を評価した。また、ブリーチ毛とカラー毛の彩度変化を試験した。
(水性シャンプーの光学顕微鏡を用いた観察)
光学顕微鏡(1000倍)レベルでの変性シリコーンの溶存状態を観察し、以下の基準で評価した。
A:変性シリコーンの粒子が観察されない
B:変性シリコーンの粒子が観察される
(水性シャンプーの目視外観)
以下の基準で、毛髪洗浄剤外観を評価した。
A:変性シリコーンの粒子が観察されない。
B:変性シリコーンの粒子が白濁又は青白い外観で観察される。
C:変性シリコーンの粒子の有無に関わらず、下層に離水相が観察される。
(水性シャンプーの偏光観察)
黒色遮光ボックスの向い合う2面を切り取り、直交関係にある偏光フィルムを装着した偏光観察ボックスを用いて、透明シャンプーの溶液構造を観察評価した。透明容器に封入した水性シャンプー液を偏光観察ボックス内に導入し、一方の偏光フィルムから光をあてて、もう一方の偏光フィルムを通して透明シャンプーを目視観察評価した。
A:静置状態では等方生を示すが、振動を加えると異方性を示す。
B:静置状態で異方性を示す。
C:静置状態および振動を加えても、等方性を示す。
(毛髪の彩度変化)
(1)ブリーチトレスの作製
パーマなど化学処理歴のない約20cmのコーカシアンライトブラウン毛を正確に2.5g秤量し、根元を接着剤で固定しトレスを作製した。
表1に示すブリーチ1剤と2剤を2.5gずつ秤量し、均一に混ぜ合わせトレスに均一に塗布した。
Figure 0004866600
トレスをラップで包み、室温で30分放置後、30℃水道水の流水で濯ぎ、表2に示すモデルシャンプー0.5gで一度洗髪し、水で濯いだ後ドライヤーで冷風乾燥した。
Figure 0004866600
その時点で、色差計(MINOLTA CR-300)を用い明度(L)と色度(a:赤み、b:黄み)を、根元、中間、毛先について表裏計6点測定し平均値を求めた。その平均値としてL=31±1.5、a=18.5±2.0、b=14.5±1.5の範囲のものを選定し、試験用ブリーチトレスとして用いた。
(2)カラートレスの作製
表3に示すヘアカラー1剤と2剤を2.5gずつ秤量し、均一に混ぜ合わせ、(1)で選定したトレスに均一に塗布し、ラップに包み30分間、30℃で放置した。その後、30℃水道水の流水で濯ぎ、表2に示すモデルシャンプー0.5gで一度洗髪し、30℃水道水で濯いだ後ドライヤーで冷風乾燥した。その時点で、色差計(MINOLTA CR-300)を用い明度と色度を、根元、中間、毛先について表裏計6点測定し平均値を求めた。その平均値としてL=39±1.0、a=9.5±0.5、b=19±1.0の範囲のものを選定し、試験用カラートレスとして用いた。
Figure 0004866600
(3)彩度変化測定試験
(1)に示したブリーチトレス、または(2)に示したカラートレスを30℃水道水で濡らした後、水性シャンプー0.5gを塗布し、指で延ばしながら30秒かけて30回上下に指でまんべんなく馴染ませ泡立てた。その後、流水(30℃水道水)で30秒間濯いた後、水性コンディショナー0.5gを塗布し、指で延ばしながら30秒かけて30回上下に指でまんべんなく馴染ませ、5分間放置した。続いて、流水(30℃水道水)で30秒間濯いた後、ドライヤーで冷風乾燥した。以上の操作を10回繰り返し、1、3、5、10回目の時点で、色差計(MINOLTA CR-300)を用いて彩度(c=√(a2+b2))を、根元、中間、毛先について表裏計6点測定し平均値を求め、処理前の彩度との差を計算し彩度変化とした。ブリーチトレスについての結果を表4に、カラートレスについての結果を表5にそれぞれ示した。
Figure 0004866600
*1 アミノ変性シリコーン:XF42-B1989(GE東芝シリコーン)
Figure 0004866600
*2 ビス(C13-15アルコキシ)プロピレングリコールアモジメチコン:DC8500(東レ・ダウコーニングシリコーン)
*3 (ビスイソブチルPEG-15/アモジメチコン)コポリマー:FZ-3789(日本ユニカー)

Claims (10)

  1. 下記の成分(A)、(B)及び(C)を含む水性シャンプーで洗髪し、次いで洗髪した毛髪に炭素数12〜28の高級アルコールとカチオン界面活性剤をモル比1:1〜10:1で含有する水性コンディショナーを適用し、リンス処理する毛髪の彩度を高める方法。
    (A) アルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩及びアルキルフェニルエーテル硫酸塩から選ばれる1種以上の硫酸系アニオン界面活性剤を5〜20重量%
    (B) 分子中にアミノ基又は四級アンモニウム基を1種以上含む水不溶性変性シリコーンを0.1〜5重量%
    (C) 水溶性無機塩を成分(B)が可溶化状態となる量
    ただし、可溶化状態とは、前記水性シャンプー中で成分(B)の粒子を目視又は光学顕微鏡(1000倍)観察により観察できない状態をいう。
  2. 水溶性無機塩が、一価イオンを陽イオンとする水溶性無機塩である請求項1記載の毛髪の彩度を高める方法。
  3. カチオン界面活性剤が、四級アンモニウム塩又は三級アミン化合物もしくはその酸付加塩である請求項1又は2記載の毛髪の彩度を高める方法。
  4. 繰り返し洗髪及びリンス処理しても、毛髪の彩度を高く保ち続ける事のできる請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪の彩度を高める方法。
  5. 水性コンディショナーがさらに成分(B)を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪の彩度を高める方法。
  6. 毛髪がブリーチ毛である、請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪の彩度を高める方法。
  7. 下記の成分(A)、(B)及び(C)を含む水性シャンプーで洗髪し、次いで洗髪した毛髪に炭素数12〜28の高級アルコールとカチオン界面活性剤をモル比1:1〜10:1で含有する水性コンディショナーを適用し、リンス処理するカラーリングした色をより鮮やかに保つ方法。
    (A) アルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩及びアルキルフェニルエーテル硫酸塩から選ばれる1種以上の硫酸系アニオン界面活性剤を5〜20重量%
    (B) 分子中にアミノ基又は四級アンモニウム基を1種以上含む水不溶性変性シリコーンを0.1〜5重量%
    (C) 水溶性無機塩を成分(B)が可溶化状態となる量
    ただし、可溶化状態とは、前記水性シャンプー中で成分(B)の粒子を目視又は光学顕微鏡(1000倍)観察により観察できない状態をいう。
  8. 水溶性無機塩が、一価イオンを陽イオンとする水溶性無機塩である請求項記載のカラーリングした色をより鮮やかに保つ方法。
  9. 下記の成分(A)、(B)及び(C)を含む水性シャンプーと、炭素数12〜28の高級アルコールとカチオン界面活性剤をモル比1:1〜10:1で含有する水性コンディショナーからなる毛髪処理システム。
    (A) アルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩及びアルキルフェニルエーテル硫酸塩から選ばれる1種以上の硫酸系アニオン界面活性剤を5〜20重量%
    (B) 分子中にアミノ基又は四級アンモニウム基を1種以上含む水不溶性変性シリコーンを0.1〜5重量%
    (C) 水溶性無機塩を成分(B)が可溶化状態となる量
    ただし、可溶化状態とは、前記水性シャンプー中で成分(B)の粒子を目視又は光学顕微鏡(1000倍)観察により観察できない状態をいう。
  10. 水溶性無機塩が、一価イオンを陽イオンとする水溶性無機塩である請求項記載の毛髪処理システム。
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