JP5632264B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、アニオン性界面活性剤と、カチオン性界面活性剤と、平均分子量100万以下の反応性シリコーンを含む毛髪用組成物が提案されており、保湿剤としてマルトトリオースが開示されている。
また、特許文献2には、アニオン性界面活性剤と、カチオン性界面活性剤と、アルキル変性シリコーン又は環状シリコーンとを含む毛髪用組成物が提案されており、乳化剤としてマルトトリオースが開示されている。
また、特許文献3及び4には、アニオン性界面活性剤と、カチオン性界面活性剤と、アミノ変性又はアンモニウム変性高分子シリコーンとを含む毛髪用組成物が提案されており、保湿剤としてマルトース、マルトトリオースが開示されている。
また、特許文献5には、アニオン性界面活性剤と、カチオン性界面活性剤と、平均分子量が5万以上のオルガノシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体とを含む毛髪用組成物が提案されており、乳化剤としてマルトース、マルトトリオースが開示されている。
また、特許文献6には、セロオリゴ糖と、油剤、界面活性剤、及び多価アルコールから得られる1種以上とを含有する洗浄料が提案されており、界面活性剤としてアニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤とが例示されており、少糖類としてマルトース、マルトトリオース、マルトテトラオースが開示されている。
特に、(A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分のカチオン性界面活性剤の含有量との質量比〔(A)/(B)〕が1〜120、好ましくは4〜30である高濃度アニオン性界面活性剤含有条件下において、(D)成分のマルトオリゴ糖、好ましくはマルトテトラオースと、(C)成分の25℃での動粘度が400万mm2/s以上のジメチルポリシロキサンとが相乗作用して、毛髪洗浄分野では、洗髪時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、及び乾燥後の髪の広がりのなさのすべてを顕著に向上させることができ、皮膚洗浄分野では、洗浄時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさのすべてを顕著に向上できることを知見した。
<1> (A)アニオン性界面活性剤5質量%〜30質量%、
(B)カチオン性界面活性剤0.1質量%〜10質量%、
(C)25℃での動粘度が400万mm2/s以上のジメチルポリシロキサン0.01質量%〜2質量%、及び
(D)マルトオリゴ糖、
を少なくとも含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
<2> (A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分のカチオン性界面活性剤の含有量との質量比〔(A)/(B)〕が1〜120である前記<1>に記載の洗浄剤組成物である。
<3> (D)成分のマルトオリゴ糖が、マルトテトラオース、マルトトリオース、及びマルトースから選択される少なくとも1種である前記<1>から<2>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<4> (D)成分のマルトオリゴ糖がマルトテトラオースである前記<3>に記載の洗浄剤組成物である。
<5> (D)成分のマルトオリゴ糖の含有量が、0.1質量%〜5質量%である前記<1>から<4>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<6> (A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分のカチオン性界面活性剤の含有量との質量比〔(A)/(B)〕が4〜30である前記<1>から<5>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<7> (A)成分のアニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩である前記<1>から<6>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<8> (B)成分のカチオン性界面活性剤が、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムの少なくともいずれかである前記<1>から<7>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
前記アニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸石鹸、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルアラニネート、アシルタウレート、N−アルキルイミノジカルボン酸塩に代表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤又その塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が、洗髪時の泡立ち、及び洗浄時の泡立ち点から特に好ましい。
前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩におけるエチレンオキシドの平均付加モル数は、1〜3が好ましく、洗髪時の泡立ち、及び洗浄時の泡立ちの点から2又は3がより好ましい。前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩におけるアルキル鎖長は12〜14が好ましく、洗髪時の泡立ち、及び洗浄時の泡立ちの点から12がより好ましい。前記ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩における対イオンとしてはアルカリ金属が好ましく、ナトリウムが特に好ましい。
前記(A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対し5質量%〜30質量%であり、すすぎ時の泡切れ、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさの点から10質量%〜20質量%が好ましい。前記含有量が、5質量%未満であると、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさが低下することがあり、30質量%を超えると、すすぎ時の泡切れ、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさが低下してしまうことがある。
前記(B)成分のカチオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば脂肪族アミン又はその4級アンモニウム塩、脂肪酸アミドアミン塩、アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩、アシルグアニジン誘導体、モノ−N−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩等のアミノ酸系カチオン性界面活性剤、アルキルベンザルコニウム塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、脂肪族アミンの4級アンモニウム塩が好ましく、炭素数18〜22の脂肪族アミンの4級アンモニウム塩がより好ましく、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさの点から塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが更に好ましく、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムが特に好ましい。
前記(B)成分のカチオン性界面活性剤の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対し0.1質量%〜10質量%であり、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさの点から0.5質量%〜3質量%が好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、すすぎ時の泡切れ、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさが低下してしまうことがあり、10質量%を超えると、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさが低下してしまうことがある。
前記質量比〔(A)/(B)〕が、1未満であると、洗髪時の泡立ち及び洗浄時の泡立ちが弱くなることがあり、120を超えると、すすぎ時の泡切れが悪くなることがある。
前記25℃の動粘度が400万mm2/s以上のジメチルポリシロキサンとしては、トリメチルシリル基末端ジメチルポリシロキサン、シラノール基末端ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ジメチルポリシロキサンは、オイルでもエマルジョンでもよく、エマルジョン化における乳化剤や乳化方法に特に制限はない。なお、他のシリコーン化合物、例えば低粘度のジメチルポリシロキサン、環状シリコーン、EO変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等は、本発明の効果を損なわない範囲で適宜、適量を併用することができる。
前記(C)成分のジメチルポリシロキサンとしては、25℃の動粘度が400万mm2/s以上のものが、すすぎ時の泡切れの点で好ましく、25℃の動粘度が1,000万mm2/s以上のものが、洗髪時の泡立ち、及び洗浄時の泡立ちの点からより好ましい。前記25℃の動粘度の上限は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3,000万mm2/sであることが好ましい。
前記動粘度の測定方法は、1g/100mL濃度のジメチルポリシロキサンのトルエン溶液を作製し、下記式(1)により比粘度ηsp(25℃)を求める。次に、下記式(2)に示すHugginsの関係式に代入し、固有粘度〔η〕を求める。Huggins定数は、中牟田、日化、77 588[1956]に記載のものを用いる。次に〔η〕を下記式(3)に示すA.Kolorlovの式に代入し、分子量Mを求める。最後に、Mを下記式(4)に示すA.J.Barryの式に代入し、ジメチルポリシロキサンの粘度ηを求める。
ηsp=(η/η0)−1 ・・・ 式(1)
ただし、η0は、トルエンの粘度、ηは、溶液の粘度を表し、これらη0、ηは、化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第1法に準拠して測定したものである。
ηsp=〔η〕+K’〔η〕2 ・・・ 式(2)
ただし、K’は、Hugginsの定数を表す。
〔η〕=0.215×10-4M0.65 ・・・ 式(3)
ただし、Mは、分子量を表す。
logη=1.00+0.0123M0.5 ・・・ 式(4)
前記(D)成分のマルトオリゴ糖とは、2糖、3糖〜9糖のオリゴ糖を意味し、これらの誘導体も含まれる。
前記(D)成分のマルトオリゴ糖としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばマルトース、マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース、マルトヘプタオース、マルトオクタオース、マルトノナオース、スレイトールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、マルトテトラオース、マルトトリオース、マルトースが好ましく、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさの点からマルトテトラオースが特に好ましい。
前記(D)成分のマルトオリゴ糖としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばマルトテトラオース(商品名:テトラップ−H、マルトテトラオース74%以上含有品、株式会社林原商事製)、マルトペンタオース(商品名:ペントラップ、マルトペンタオース74%以上含有品、株式会社林原商事製)、マルトース(サンマルト、マルトース89±2%含有品、株式会社林原商事製)、マルトトリオース(マルトトリオース、キシダ化学株式会社製)などが挙げられる。
前記(D)成分のマルトオリゴ糖の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対し0.1質量%〜5質量%が好ましく、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさの点から、0.5質量%〜3質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、乾燥後の髪の広がりのなさ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさが低下してしまうことがあり、5質量%を超えると、洗髪時の泡立ち、洗浄時の泡立ち、及びすすぎ時の泡切れが弱くなることがある。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばノニオン界面活性剤、半極性界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、(D)成分以外のポリオール類、(D)成分以外の保湿剤、BHTやα−トコフェロール等の酸化防止剤、トリクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド等の粘度調整剤、紫外線吸収剤、タンパク誘導体、動植物抽出液、ピロクトンオラミン、ジンクピリチオン等のフケ防止剤、グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎症剤、安息香酸又はその塩、パラベン類等の防腐剤、クエン酸、トリエタノールアミン等のpH調整剤、エチレングリコールジ脂肪酸エステル等のパール化剤、乳濁剤、ハイドロトロープ、ビタミン類、揮発性油分、疎水性溶媒、希釈性溶媒、色素、香料組成物などを任意に添加することができる。
前記香料組成物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、特開2006−63044号公報の〔表5〕〜〔表10〕に記載された香料A、香料B、香料C、香料Dなどが挙げられる。前記香料組成物の含有量は、前記洗浄剤組成物全体に対し0.005質量%〜40質量%が好ましく、0.01質量%〜10質量%がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば前記(A)成分〜(D)成分、更に必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に混合することにより、洗浄剤組成物を調製することができる。
前記pHは、例えば化粧品原料基準一般試験法pH測定法に準拠して測定することができる。
前記洗浄剤組成物の25℃での粘度は、1,000mPa・s〜6,000mPa・sが好ましい。前記粘度が、1,000mPa・s未満であると、使用時に手からこぼれるため使用しにくく、6,000mPa・sを超えると、容器からの排出性が悪くなることがある。
前記25℃での粘度は、例えば、化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第2法に準拠して測定することができる。
本発明の洗浄剤組成物を収納する容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えばアルミニウムラミネートチューブ、EVALチューブ、アルミニウムチューブ、ガラス蒸着プラスチックチューブ等のチューブの他、機械的又は差圧によるディスペンサー容器、スクイーズ容器、ラミネートフィルム容器、スポイト容器、スティック容器、ボトル容器などが挙げられる。
前記アルミニウムラミネートチューブのラミネートフィルムは、通常2層以上の多層を有し、その材質としては、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、紙、アルミニウム蒸着プラスチックなどが挙げられる。前記ラミネートフィルムは、強度、柔軟性、耐候性等を考慮し、一般的には2層〜5層のものを用いる。
前記ボトルの材質としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド等の樹脂、ガラスなどを単層乃至2層以上組み合わせて用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物は、毛髪洗浄分野では、洗髪時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、及び乾燥後の髪の広がりのなさのすべてを顕著に向上させることができ、皮膚洗浄分野では、洗浄時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさのすべてを顕著に向上させることができるので、例えば、シャンプー、リンスインシャンプー、トリートメントインシャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、洗顔料等の毛髪及び皮膚の洗浄に好適に利用可能である。
−洗浄剤組成物(リンスインシャンプー)の調製−
下記表1に示す組成(単位:質量%)について、常法により、実施例1〜26及び比較例1〜10の洗浄剤組成物を調製した。最後に、クエン酸を適量添加し、pHを5.2に調整した。pHは、pHメーター(東亜ディーケーケー株式会社製、HM−30V)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定した。
「洗髪時の泡立ち」、「すすぎ時の泡切れ」、及び「乾燥後の髪の広がりのなさ」に不満を感じている20〜60代の男女40名を対象として、各洗浄剤組成物(リンスインシャンプー)を7日間連続して使用してもらい、各評価項目に関して下記の評価基準に則り評価を行った。
〔評価基準〕
◎:良好と答えた者が30名以上
○:良好と答えた者が20名〜29名
△:良好と答えた者が10名〜19名
×:良好と答えた者が10名未満
−洗浄剤組成物(ボディソープ)の調製−
下記表2に示す組成(単位:質量%)について、常法により、実施例27〜32及び比較例11〜17の洗浄剤組成物を調製した。最後に、クエン酸を適量添加し、pHを5.2に調整した。pHは、pHメーター(東亜ディーケーケー株式会社製、HM−30V)を用い、25℃にしたサンプルを、2分間安定化させて測定した。
<洗浄時の泡立ち、すすぎ時の泡切れ、及び乾燥後の皮膚のかさつきのなさ>
「洗浄時の泡立ち」、「すすぎ時の泡切れ」、及び「乾燥後の皮膚のかさつきのなさ」に不満を感じている20代〜60代の男女40名を被験者とし、各洗浄剤組成物(ボディソープ)を7日間連続使用し、各評価項目に関して下記の評価基準に則り評価を行った。
〔評価基準〕
◎:良好と回答した者が30名〜40名
○:良好と回答した者が20名〜29名
△:良好と回答した者が10名〜19名
×:良好と回答した者が0名〜9名
−ボディソープの作製−
下記に示す組成について、常法により、洗浄剤組成物としてのボディシャンプーを作製した。
得られたボディソープについて、実施例27〜32及び比較例11〜17と同様にして、官能評価を行った。
・POE(2)アルキル(C12〜14)エーテル硫酸ナトリウム 9.0質量%
・N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 1.0質量%
・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.8質量%
・ジメチルシリコーンエマルジョン(動粘度1,000万mm2/s) 1.0質量%
・マルトテトラオース 1.5質量%
・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.3質量%
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン(固形分30質量%) 4.0質量%
・グリセリン 10.0質量%
・ポリエチレングリコール6000 0.2質量%
・グリチルリチン酸ジカリウム 0.1質量%
・安息香酸ナトリウム 0.1質量%
・クエン酸 0.9質量%
・香料 0.5質量%
・精製水 残部
合計 100質量%
・質量比〔(A)/(B)〕=12.5
[評価結果]
・洗浄時の泡立ち :◎
・すすぎ時の泡切れ :◎
・乾燥後の皮膚のかさつきのなさ:◎
−ハンドソープの作製−
下記に示す組成について、常法により、洗浄剤組成物としてのハンドソープを作製した。
得られたハンドソープについて、実施例27〜32及び比較例11〜17と同様にして、官能評価を行った。
・POE(2)アルキル(C12〜14)エーテル硫酸ナトリウム 1.0質量%
・トリPOE(10)アルキル(C12〜15)エ−テルリン酸 1.0質量%
(HLB14.0)
・ラウリン酸カリウム 8.0質量%
・ミリスチン酸カリウム 2.0質量%
・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0質量%
・ジメチルシリコーンエマルジョン(動粘度1,000万mm2/s) 0.5質量%
・マルトテトラオース 1.0質量%
・マルトース 0.5質量%
・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.3質量%
・プロピレングリコール 10.0質量%
・水酸化カリウム(pH10.6に調整) 適量
・モノエタノールアミン 0.5質量%
・ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0質量%
・POE(11)ステアリルエーテル 1.0質量%
・スチレン共重合体エマルジョン 0.2質量%
・イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
・香料 0.5質量%
・精製水 残部
合計 100質量%
・質量比〔(A)/(B)〕=12
[評価結果]
・洗浄時の泡立ち :◎
・すすぎ時の泡切れ :◎
・乾燥後の皮膚のかさつきのなさ:◎
Claims (5)
- (A)アニオン性界面活性剤5質量%〜30質量%、
(B)カチオン性界面活性剤0.1質量%〜10質量%、
(C)25℃での動粘度が400万mm2/s以上のジメチルポリシロキサン0.01質量%〜2質量%、及び
(D)マルトオリゴ糖、
を少なくとも含有することを特徴とする洗浄剤組成物。 - (A)成分のアニオン性界面活性剤の含有量と、(B)成分のカチオン性界面活性剤の含有量との質量比〔(A)/(B)〕が1〜120である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- (D)成分のマルトオリゴ糖がマルトテトラオース、マルトトリオース、及びマルトースから選択される少なくとも1種である請求項1から2のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- (D)成分のマルトオリゴ糖の含有量が、0.1質量%〜5質量%である請求項1から3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- (A)アニオン性界面活性剤がポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、脂肪酸石鹸、アルキルエーテルカルボン酸塩、及びアシルアラニネートから選択される少なくとも1種であり、
(B)カチオン性界面活性剤がステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、及び脂肪族アミンの4級アンモニウム塩から選択される少なくとも1種である請求項1から4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
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