JP2008031468A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物において、泡質、保存安定性に優れる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C);(A)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩、(B)ミリスチルアルコール、(C)一般式(2)で表されるアルコキシレート及びグリセリルエーテルからなる群より選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤、 R2O−(AO)n−R3 (2)
Figure 2008031468

を含有し、成分(A)と成分(B)との比率が重量比で(A)/(B)=91.5/8.5〜80/20であり、成分(A)と成分(C)との比率が重量比で(A)/(C)=98/2〜85/15であり、成分(B)と成分(C)との比率が重量比で(B)/(C)=90/10〜30/70であり、成分(B)の含有量が1.6〜14重量%である洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物であって、泡質が改善され、且つ安定性に優れる洗浄剤組成物に関する。
洗浄剤組成物にはその目的に合わせて様々な界面活性剤が使用されているが、泡質が粗く弾力性に欠けるものが多い。広く用いられているポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物は、泡立ちに優れ水質の影響を受けにくい点で優れた洗浄剤組成物ではあるが、粒径が細かくコシのあるクリーミーな洗浄剤組成物である石鹸を基本とする洗浄剤組成物には泡質の点で劣っている。このように、泡質が粗く弾力性に欠けるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩の泡質をクリーミーなものに改善でき、保存安定性に優れた洗浄剤組成物を得ることができれば種々の剤型が設計でき、洗浄剤組成物として、特にクリーミーな、泡質が好まれる皮膚や毛髪等の身体洗浄料として有用である。
特許文献1には、非石鹸系アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、HLBが6〜18のノニオン性界面活性剤及び高級アルコール等のミセルの成長促進剤を含有する液体洗浄剤が洗浄力に優れ低温安定性が良好であるとの開示がある。特許文献2には、硫酸残基を有するアニオン界面活性剤、炭素数10〜14の高級アルコール及びカチオン性ポリマーを含有する毛髪洗浄剤が、洗髪時に良好な泡立ちとすべりの良い泡質を有し、すすぎ時に滑らかな感触を有し、使用感に優れることの開示がある。特許文献3には、アニオン性界面活性剤と特定のノニオン性界面活性剤及び水を含有し、ゲル又は液晶状態を呈する洗浄剤組成物が、高粘度で手や道具にとる時の垂れ落ちにくさが良好でありながら使用時ののびが良く、保存安定性が高く、泡立ちが速くて良好であるとの開示がある。特許文献4には、硫酸塩型界面活性剤、アルキルグリセリルエーテル、シリコーン油、カチオン性ポリマー及びミリスチルアルコールを含有する毛髪洗浄剤が、良好な泡立ちとすべりの良い泡質を与え、すすぎ時には滑らかな感触を有し、仕上がりの髪にツヤやまとまりを与え、低温安定性が良好で、低刺激性であるとの開示がある。
特開平2004−91522号公報 特開2003−212733号公報 特開2004−168951号公報 欧州特許出願公開第1676566号明細書
しかしながら、これらいずれの洗浄剤組成物も、泡質の改善と保存安定性の両者を同時に満足できるものではない。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物においてクリーミーな泡質を得るために高級アルコールを添加する手法が採られていたが、当該組成物の保存安定性は十分満足できるものではない。また、特許文献4の実施例9のコンディショニングシャンプーはクリーミーな泡が得られないものであった。
本発明はポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物において、泡量に優れ、泡質がクリーミーであり、且つ保存安定性に優れる洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩に、高級アルコールの中のミリスチルアルコール、及び特定構造のノニオン性界面活性剤を組み合せ、さらにこれらを特定比率で配合することにより、泡量に優れ、泡質がクリーミーであり、且つ保存安定性に優れる洗浄剤組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)一般式(1)
1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(式中R1は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、平均付加モル数nは0〜5の数を示し、Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩、
(B)ミリスチルアルコール、
(C)一般式(2)で表されるアルコキシレート(C−1)及び一般式(3)で表されるグリセリルエーテル(C−2)からなる群より選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤、
(C−1)一般式(2)
2O−(AO)n−R3 (2)
(式中、R2は炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは0.5以上4.0未満の数を示し、R3は水素原子又はメチル基を示す。)で表されるアルコキシレート、
(C−2)一般式(3)
Figure 2008031468
(式中、R4は炭素数6〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。
)で表されるグリセリルエーテル、
を含有し、成分(A)と成分(B)との比率が重量比で(A)/(B)=91.5/8.5〜80/20であり、成分(A)と成分(C)との比率が重量比で(A)/(C)=98/2〜85/15であり、成分(B)と成分(C)との比率が重量比で(B)/(C)=90/10〜30/70であり、成分(B)の含有量が1.6〜14重量%である洗浄剤組成物を提供するものである。
本発明のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩を含有する洗浄剤組成物は、泡量に優れ、泡質がクリーミーであり、且つ保存安定性に優れる。従って、本発明の洗浄剤組成物は、皮膚又は毛髪用洗浄剤、さらに皮膚用洗浄剤として有用である。
以下に、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明で用いる成分(A)の前記一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩において、R1は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、その炭素数は洗浄力、起泡性の点から10〜16、さらに12〜14が好ましく、アルキル基が好ましい。また、R1のアルキル基又はアルケニル基は直鎖でも分岐鎖でも良いが直鎖が好ましい。平均付加モル数nは0〜5の数を示すが、洗浄力、起泡性の点から1〜3、さらに1〜2が好ましい。Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す。アルカリ金属原子としてはナトリウム、カリウム等が挙げられ、このうちナトリウムが好ましい。アルカノールアミンとしてはトリエタノールアミンが好ましい。
成分(A)の好ましい具体例としては、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム等が好ましく、さらにポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムが好ましい。
成分(A)の含有量は、起泡性の点から、本発明洗浄剤組成物中に5〜70重量%、さらに10〜70重量%、よりさらに12〜65重量%が好ましい。本発明洗浄剤組成物が洗顔料等のような場合には、成分(A)の含有量は、該洗浄剤組成物中に30〜70重量%、さらに30〜65重量%、よりさらに30〜60重量%が好ましい。また、本発明洗浄剤組成物が液体身体洗浄料等のような場合には、成分(A)の含有量は、該洗浄剤組成物中に5〜25重量%、さらに5〜20重量%、よりさらに10〜20重量%が好ましい。
本発明で用いる成分(B)は、ミリスチルアルコールである。本発明者の検討によれば、成分(A)と組み合せたとき、種々の高級アルコールの中でも、特にミリスチルアルコールが、泡粒径が小さく、粘弾性が高く、クリーミーな泡を生成する作用において優れている。すなわち、成分(A)とミリスチルアルコールを組み合せたときの泡の粒径は、ラウリルアルコールやパルミチルアルコールを用いた場合に比べて小さく、その泡質はクリーミーである。また、成分(A)とミリスチルアルコールを組み合せたときに得られる泡の粘弾性は、ラウリルアルコールやパルミチルアルコールを用いた場合に比べて高く、その泡にはコシがある。
ミリスチルアルコール(B)の含有量は、泡量及びクリーミーな泡質を得る点から、本発明洗浄剤組成物中に1.6〜14重量%であるが、1.6〜10重量%が好ましい。本発明組成物が洗顔料等のような場合には、成分(B)の含有量は、該洗浄剤組成物中に2〜14重量%、さらに4〜14重量%、よりさらに4〜10重量%が好ましい。また、本発明洗浄剤組成物が液体身体洗浄料等のような場合には、成分(B)の含有量は、該洗浄剤組成物中に1.6〜3重量%、さらに1.6〜2.5重量%が好ましい。
成分(C)は、前記アルコキシレート(C−1)及びグリセリルエーテル(C−2)からなる群より選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤である。ここでアルコキシレート(C−1)を示す一般式(2)において、R2は炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。低臭化の観点から直鎖アルキル基が好ましい。起泡性の観点からR2は炭素数8のものが好ましく、混合アルキルの場合、炭素数8のものが50%以上、さらに80%以上、さらに98%以上であるのが好ましい。
一般式(2)において、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基であり、プロピレンオキシ基(以下POと言う)及び/又はエチレンオキシ基(以下EOと言う)が好ましく、POとEOはブロックでもランダムでも良いが、ブロックが好ましく、低臭化の観点からPO、EOの順にブロック状に配列しているのがより好ましく、さらにPOのみのものが好ましい。
一般式(2)の化合物において、平均付加モル数nは0.5以上4.0未満の数を示すが、起泡性の観点から1.0〜3.0、さらには2.0〜3.0、よりさらには2.0〜2.5が好ましい。
一般式(2)中のR3は、水素原子又はメチル基を示すが、水素原子が好ましい。
グリセリルエーテル(C−2)を示す一般式(3)中、R4は、炭素数6〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示すが、例えばn−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、イソデシル基、n−ラウリル基等の炭素数4〜12のアルキル基が好ましく、さらに炭素数6〜11、よりさらに炭素数6〜10、就中炭素数8〜10のアルキル基(さらに2−エチルヘキシル基又はイソデシル基)が好ましい。
成分(C−2)のうち、泡質の改善又は保存安定性の点から、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル又はイソデシルグリセリルエーテルが好ましく、さらに、2−エチルヘキシルグリセリルエーテルが好ましい。
成分(C)は、洗浄剤組成物の保存安定性、特に保存時に洗浄剤の2層分離を防止する点から、本発明洗浄剤組成物中に0.05〜14重量%、さらに0.1〜12重量%、よりさらに0.5〜12重量%含有するのが好ましい。本発明洗浄剤組成物が洗顔料等のような場合には、成分(C)の含有量は、該洗浄剤組成物中に2〜14重量%、さらに2〜12重量%、よりさらに4〜12重量%が好ましい。また本発明洗浄剤組成物が液体身体洗浄料等のような場合には、成分(C)の含有量は該洗浄剤組成物中に0.05〜3重量%、さらに0.1〜2.5重量%、よりさらに0.5〜2.5重量%が好ましい。
本発明洗浄剤組成物においては、成分(A)、(B)及び(C)の配合比率(重量比率)は、泡質の改善と保存安定性の両立を図る上で極めて重要である。すなわち、成分(A)、(B)及び(C)は、泡質の改善効果と保存安定性の確保の点から、(A)/(B)=91.5/8.5〜80/20であり、(A)/(C)=98/2〜85/15であり、(B)/(C)=90/10〜30/70である。このうち、(A)/(B)の好ましい範囲は91.5/8.5〜82/18であり、さらに好ましい範囲は91.5/8.5〜85/15である。(A)/(C)の好ましい範囲は98/2〜88/12であり、さらに好ましい範囲は97.5/2.5〜88/12である。(B)/(C)のより好ましい範囲は90/10〜40/60であり、さらに好ましい範囲は85/15〜40/60である。
本発明の洗浄剤組成物は、さらにカチオン性ポリマー(D)を配合することにより、泡の粘性を向上させ、泡質をさらに向上させることができる。当該カチオン性ポリマーとしては、下記(a)〜(d)からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。
(a)一般式(I)又は(II)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(III)又は(IV)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基及びアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体
Figure 2008031468
〔式中、R11は水素原子又はメチル基を示し、R12及びR13は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
Figure 2008031468
〔式中、R11は前記と同じ意味を示し、A1及びA2は同一又は異なって、式−(CH2)m−(mは2〜6の整数を示す)で表される基を示し、Bは−O−又は−CH2−基を示す。〕
Figure 2008031468
〔式中、R11は前記と同じ意味を示し、R14及びR15は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示し、R16は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Yは−O−、−NH−、−CH2− 又は−O−CH2CH(OH)−基を示し、Zは炭素数1〜4(ただしYが−CH2− のときは炭素数0〜3)の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示す。〕
Figure 2008031468
〔式中、R17及びR18は同一又は異なって、水素原子又はメチル基を示し、R19及びR20は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xは前記と同じ意味を示す。〕、
(b)カチオン化セルロース誘導体、
(c)カチオン化グアーガム誘導体、及び
(d)ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物。
成分(D)の(a)カチオン性基含有共重合体について、以下に詳述する。
(イ)ノニオン性基含有ビニル単量体
一般式(I)で表される単量体の具体例としては、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N, N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。一般式(II)で表される単量体としては、N−(メタ)アクロイルモルホリン等が挙げられる。
(ロ)カチオン性基含有ビニル単量体
上記一般式(III)で表される単量体の具体例としては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジイソブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジt−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソプロピルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジイソブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジt−ブチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミドを酸で中和した酸中和物あるいは4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩が挙げられる。
上記一般式(IV)で表される単量体の具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ジエチルジアリルアンモニウムクロライド等のジアリル型4級アンモニウム塩が挙げられる。
上記の酸中和物を得るための好ましい酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸;及び酢酸、ギ酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、スルファミン酸、トルエンスルホン酸、乳酸、ピロリドン−2−カルボン酸、コハク酸、プロピオン酸、グリコール酸等の総炭素数1〜22の有機酸等が挙げられる。上記4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、ヨウ化メチル等の炭素数1〜8のハロゲン化アルキル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等の一般的なアルキル化剤が挙げられる。
上記一般式(III)又は(IV)で表される単量体の中でさらに好ましいものとしては、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、又はジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドを前記の4級化剤で4級化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロライドが挙げられる。ここで酸中和物単量体は、系のpH等により中和した酸の解離が起こり、ポリマー構造が変化するため、粘度の安定性が低いという欠点を有する。この点からも4級アンモニウム塩型単量体がより好ましい。
(ハ)架橋性ビニル単量体
架橋性ビニル単量体としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等の多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル類;N−メチルアリルアクリルアミド、N−ビニルアクリルアミド、N,N'−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ビスアクリルアミド酢酸等のアクリルアミド類;ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジビニルエチレン尿素等のジビニル化合物;ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルアミン、トリアリルアミン、トリアリルアンモニウム塩、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、分子中に少なくとも2個のアリルエーテル単位を有するスクローゼのアリルエーテル化体等のポリアリル化合物;ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキシプロピル(メタ)アクリレート等の不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。
これらの架橋性単量体の中では、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、又はペンタエリスリトールテトラアリルエーテルが好ましい。
(ニ)その他のビニル単量体
成分(A)のカチオン性基含有共重合体は、必須構成単位である前記の3種類のビニル単量体のほかに、これらと共重合が可能なその他のビニル単量体を構成成分とすることができる。その他のビニル単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、トルイル(メタ)アクリレート、キシリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ブトキシ(メタ)アクリレート、2−フェノキシ(メタ)アクリレート、3−メトキシプロピル(メタ)アクリレート、3−エトキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸誘導体等が挙げられる。
該その他のビニル単量体はカチオン性基含有共重合体を構成する全単量体中、30重量%以下で用いるのが好ましく、さらに15重量%以下で用いるのが好ましい。
(ホ)カチオン性基含有共重合体
カチオン性基含有共重合体を形成する単量体であるノニオン性基含有ビニル単量体(a1)とカチオン性基含有ビニル単量体(a2)との好ましい配合比率は、(a1)/(a2)のモル比で、2/98〜98/2であり、さらに好ましくは40/60〜97/3である。上記モル比が大きい場合はチキソトロピー性の発現が、モル比が小さい場合は低シェアレート時の粘度保持が夫々容易となるが、両特性発現には上記範囲内である方が好ましい。
架橋性ビニル単量体(a3)の割合は、単量体全量に対して0.002〜5重量%が好ましく、0.002重量%以上0.1重量%未満がさらに好ましい。単量体(a3)の割合が0.002重量%以上であれば、カチオン性基含有共重合体から形成されるハイドロゲルの粘度が十分であり、また5重量%以下であれば、ハイドロゲルの感触は柔らかく、すべりの良いものとなる。
本発明の成分(D)の(a)カチオン性基含有共重合体の好ましい一態様として、下記式で表されるN,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩−N,N−ジメチルアクリルアミド−ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体が挙げられる。
Figure 2008031468
(式中、モル比でx/y=1/9〜5/5、(x+y+z)/z=1/0.1〜1/0.002である。)
例えば、市販品としては、ソフケアKG−301W〔花王(株)製;x:y:z=30:70:0.0038(モル比)〕やソフケアKG−101E〔花王(株)製;x:y:z=10:90:0.0035(モル比)〕やソフケアKG−301P〔花王(株)製〕;x:y:z=30:70:0.0038(モル比)〕が挙げられる。
成分(D)の(b)カチオン化セルロース誘導体について、以下に詳述する。
(b)カチオン化セルロース誘導体としては、次の一般式(VI)で表わされるものが好ましい。
Figure 2008031468
(VI)式中、Aはアンヒドログルコース単位の残基を示し、aは50〜20000の整数であり、各R21は、それぞれ次の一般式(VII)で表わされる置換基を示す。
Figure 2008031468
式(VII)中、R′及びR″は炭素数2又は3のアルキレン基、bは0〜10の整数、cは0〜3の整数、dは0〜10の整数、R'''は炭素数1〜3のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基、R22、R23及びR24は同じか又は異なっており、炭素数10までのアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示すか、又は式中の窒素原子を含んで塩素環を形成してもよく、そしてX1は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等)を表わす。
カチオン化セルロースのカチオン置換度は、0.01〜1、すなわちアンヒドログルコース単位あたりのcの平均値は、0.01〜1、好ましくは0.02〜0.5である。又、b+dの合計は平均1〜3である。置換度は、0.01以下では充分でなく、又1以上でもかまわないが、反応収率の点より1以下が好ましい。例えばR22、R23及びR24としては全てCH3基、又は2つのCH3基などの短鎖アルキル基であり、残り1つが炭素数10〜20の長鎖アルキル基であるものが好ましい。ここで用いるカチオン化セルロースの分子量は約100000〜8000000の間である。
例えば、市販品としては、ポイズC−60H〔花王(株)製〕やポイズC−80H〔花王(株)製〕やポリマーJR−400(ダウケミカル社製)等が挙げられる。
成分(D)の(c)カチオン化グアーガム誘導体につい、以下に詳述する。
(c)カチオン化グアーガム誘導体としては、次の一般式(VIII)で表わされるものが好ましい。
Figure 2008031468
式(VIII)中、Dはグアーガム残基、R25はアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基、R26、R27及びR28は同じか又は異なっており、炭素数10以下のアルキル基、アリール基、又はアラルキル基を示すか、又は式中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよく、X3は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、リン酸、硫酸等)、そしてfは正の整数を示す。
カチオン化グアーガム誘導体のカチオン置換度は、0.01〜1、さらに0.02〜0.5個のカチオン基が糖ユニットに導入されたものが好ましい。この型のカチオン性ポリマーは、特公昭58−35640号公報、特公昭60−46158号公報、及び特開昭58−53996号公報中に記載されており、例えば市販品としては、ローディア社(Rhodia Inc.)から商標名ジャガー(Jaguar)で市販されており、ジャガーC−13C等が挙げられる。また、大日本住友製薬(株)製のラボールガム CG−Mが挙げられる。
成分(D)の(d)ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物について、以下に詳述する。
(d)ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物としては、次の一般式(IX)又は(X)で表わされるものが好ましい。
Figure 2008031468
Figure 2008031468
式(IX)及び(X)中、R33及びR34は同じか又は異なっており、水素、アルキル基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基、又はカルボアルコキシアルキル基、R35、R36、R37及びR38は同じか又は異なっており、水素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)、又はフェニル基、X4は陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン酸、メチル硫酸、硫酸など)、gは1〜50の整数、hは0〜50の整数、そしてiは150〜8000の整数を示す。
ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物の分子量としては約3万〜200万、好ましくは10万〜100万の範囲が良い。
例えば、市販品としては、ナルコ社から商標名マーコートで市販されており、マーコート100、マーコート550やマーコート3331等が挙げられる。
成分(D)は1種以上を用いることができる。本発明洗浄剤組成物中の成分(D)の含有量は、泡質向上効果の観点から、全組成中に好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜2.5重量%、さらに好ましくは0.1〜2.5重量%である。
本発明の洗浄剤組成物は、さらにノニオン性界面活性剤(E)[以下、成分(E)という]を配合することにより、初期の泡立ちを更に増加させることができる。なお、本発明では、成分(E)のノニオン性界面活性剤からは、一般式(2)及び一般式(3)の構造を持つ化合物は除かれる。
成分(E)としては、アルキルグリコシド、アルキルポリグリコシド、蔗糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキサイド、脂肪酸多価アルコールエステル等が挙げられる。このうち、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド及びアルキルポリグリコシドが好ましく、アルキルグリコシド及びアルキルポリグリコシドがより好ましい。さらに成分(E)がアルキルグリコシド及びアルキルポリグリコシドの場合、すすぎ時に適度なきしみ感を与えるため、成分(A)を含有する処方特有のヌルツキを抑制し、さっぱり感を付与する事が出来る。
アルキルグリコシド又はアルキルポリグリコシドは下記一般式(5)で示されるものが好ましい。
9−O−(R10O)s−(G)t (5)
(式中、R9は炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示し、R10は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜6の還元糖を示し、平均付加モル数sは0〜10の数を示し、平均糖重合度tは1〜10の数を示す。)
なかでも、R9は炭素数10〜14の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、Gの還元糖としては、グルコース、ガラクトース、フラクトースが好ましく、さらにグルコースが好ましい。平均糖重合度tは1〜4が好ましい。かかる平均糖重合度tはR9のアルキル基又はアルケニル基に由来する物性を考慮して選択するのが望ましく、例えば、R9が炭素数8〜11のアルキル基の場合、tは1〜1.4を、R9が炭素数12〜14のアルキル基の場合、tは1.5〜4.0を選択するのが好ましい。アルキルグリコシドとしては具体的には、デシルグルコシド、ラウリルグルコシドなどが挙げられる。
成分(E)は1種以上を用いることができる。本発明洗浄剤組成物中の成分(E)の含有量は、起泡性強化の観点から、全組成中に好ましくは0.01〜20重量%、より好ましくは0.05〜20重量%、さらに好ましくは0.1〜15重量%である。
本発明の洗浄剤組成物は、そのままで用いるか水で希釈して用いることができる。例えば、洗顔剤、ボディシャンプー等の皮膚洗浄剤又はシャンプー等の毛髪洗浄剤として用いることができ、これらの洗浄剤組成物には、その目的に応じ任意成分を配合することができる。ここで、任意成分としては、通常これらの洗浄剤に配合される、成分(A)以外のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び成分(B)以外のコンディショニング成分などが挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、洗顔剤又は皮膚洗浄剤として用いることが好ましい。なお、本発明の洗浄剤組成物は、洗顔剤又は皮膚洗浄剤として用いる場合、シリコーン油は配合しないことが好ましい。
成分(A)以外のアニオン性界面活性剤としては、脂肪酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸系界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテル硫酸塩、モノグリセライド硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシル化イセチオン酸塩、アシル化アミノ酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミドベタイン系界面活性剤、アミドアミノ酸系界面活性剤、カルボベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系界面活性剤、アミドスルホベタイン系界面活性剤、イミダゾリニウムベタイン系界面活性剤、ホスホベタイン系界面活性剤等が挙げられる。このうち、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインがさらに好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインは、炭素数8〜18、さらに炭素数10〜16のアルキル基を有するものが好ましく、さらにラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等が好ましい。これらの両性界面活性剤の量は、起泡性の観点から、本発明洗浄剤組成物中に0.1〜10重量%、さらに0.5〜10重量%、よりさらに0.5〜8重量%含有するのが好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、下記一般式(4)
Figure 2008031468
[式中、R5、R6、R7及びR8のうち、少なくとも1個は総炭素数8〜28のアルコキシ基、アルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノイルアミノ基が置換していてもよいアルキル基又はアルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-はハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。]で表わされる第4級アンモニウム塩が挙げられる。
コンディショニング成分としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、シリコーン及びシリコーン誘導体、ラノリン、スクワレン、炭化水素、蛋白誘導体、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル等の油剤等が挙げられる。これらのコンディショニング成分のうち、ラウリルアルコールがさらに好ましい。これらのコンディショニング成分は、泡の感触向上と保存安定性の点より、本発明洗浄剤組成物中に0.05〜5重量%、さらに0.1〜5重量%、よりさらに0.1〜2重量%含有するのが好ましい。
洗浄剤組成物中に通常使用されるその他の成分、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム等の多糖類等の水溶性高分子;ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタミンやその前駆体等の有効成分;レシチン、ゼラチン等の動植物抽出物又はその誘導体;ナイロンやポリエチレン等のポリマー微粉体;グリチルリチン酸ジカリウム等の消炎剤;トリクロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤;パール化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料、水を本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて配合することができる。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば成分(A)、(B)及び(C)を、また、必要に応じて成分(D)、(E)及びその他の成分を15〜80℃の温度で撹拌混合して製造できる。また、その剤型は特に制限されないが、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが好ましい。製造時に溶媒を用いるのが好ましく、溶媒としては水が好ましい。
以下、実施例を挙げてさらに詳細に説明する。
実施例1〜19及び比較例1〜16
<製法>
成分(A)の水溶液に対し、成分(B)と(C)を配合し、必要に応じて成分(D)と(E)とその他の成分を配合し、70℃にて2時間加熱撹拌することで、表1及び表2記載の身体洗浄料を調製した。
<評価方法>
(泡粘度)
製造した身体洗浄料1mLに対し、4°DH硬水10mLで希釈して、20秒間手洗いで泡立てた。この泡を50mLビーカーに入れ、B形粘度計((株)東京計器)を用いて、30秒後の25℃における泡粘度(mPa・s)を測定した。この時の回転数は12rpm、ローターはNo.3を使用した。
(泡質官能評価)
製造した身体洗浄料1mLに対し、4°DH硬水10mLで希釈して、20秒間手洗いで泡立てて官能評価を行った。官能評価は専門パネラー10人で行い、石鹸(ラウリン酸/ミリスチン酸/パルミチン酸=6/4.5/4.5からなる15%水溶液)を基準とした泡のクリーミーさについて10人中9人以上が石鹸様のクリーミーな泡質であると判断した場合には「A」、10人中7〜8人が石鹸様のクリーミーな泡質であると判断した場合には「B」、10人中5〜6人が石鹸様のクリーミーな泡質であると判断した場合には「C」、10人中3〜4人が石鹸様のクリーミーな泡質であると判断した場合には「D」、10人中2人以下が石鹸様のクリーミーな泡質であると判断した場合には「E」とした。
(起泡量評価)
製造した身体洗浄料1mLに対し、4°DH硬水10mLで希釈して、20秒間手洗いで泡立てて起泡量評価を行った。起泡量評価は専門パネラー10人で行い、石鹸(ラウリン酸/ミリスチン酸/パルミチン酸=6/4.5/4.5からなる15%水溶液)を基準とした起泡量について、10人中9人以上が石鹸以上の起泡量と判断した場合には「A」、10人中7〜8人が石鹸以上の起泡量と判断した場合には「B」、10人中5〜6人が石鹸以上の起泡量と判断した場合には「C」、10人中3〜4人が石鹸以上の起泡量と判断した場合には「D」、10人中2人以下が石鹸以上の起泡量と判断した場合には「E」とした。
〔保存安定性(1)〕
製造した身体洗浄料40mLを50mLのガラス容器(内径3.2cm)に入れて室温(25℃)で6ヶ月間保存し、分離の有無を確認した。
〔保存安定性(2)〕
製造した身体洗浄料40mLを50mLのガラス容器(内径3.2cm)に入れて−28〜40℃(1往復/8時間)の14日間サイクル試験を行い、分離の有無を確認した。
Figure 2008031468
表1の結果より、成分(B)を含む本発明の身体洗浄料は、いずれの成分(C)を用いても高い泡粘度を示し(実施例1〜3)、さらに成分(E)の他の非イオン界面活性剤(実施例4、6)や両性界面活性剤(実施例5)を添加した場合でも、クリーミーな泡になることが分かる。しかし、成分(B)の炭素数が極端に短い比較例2や、極端に長い比較例3、及び成分(B)を含まない比較例1及び4〜10では、泡粘度は500mPa・sほどであり、泡質は改善されなかった。
Figure 2008031468
表2の結果より、成分(A)、(B)、(C)を含む本発明の身体洗浄料は、成分(A)、(B)及び(C)が特定比率以外の処方では、十分な効果は得られない。比較例11〜13では、成分(B)過剰のため、起泡性が著しく低下し、泡質のクリーミーさも不十分である。また、比較例14〜16では、成分(B)不足のためクリーミーな泡は得られないことがわかる。
実施例20
次の組成のボディシャンプーを調製した。
(成分) (重量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム〔エマール
227;花王(株)製〕 15.0
ミリスチルアルコール〔カルコール4098;花王(株)製〕 1.6
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.6
ラウリルヒドロキシスルホベタイン〔アンヒトール20HD;花王(株
)製〕 1.0
カチオン化セルロース〔ポイズC−60H;花王(株)製〕 0.1
食塩 0.5
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
実施例20のボディシャンプーは、起泡量が多く、心地良いクリーミーな泡で、全身を洗浄できた。
実施例21
次の組成の洗顔料を調製した。
(成分) (重量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
〔エマール227;花王(株)製〕 52.6
ミリスチルアルコール〔カルコール4098;花王(株)製〕 5.1
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 4.6
ラウリルヒドロキシスルホベタイン〔アンヒトール20HD;花王(株
)製〕 3.5
グリセリン 1.0
ソルビトール 2.0
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−
ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重
合体〔ソフケアKG−301P;花王(株)製〕 0.6
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
実施例21の洗顔料は、泡質がリッチであり、きめ細かい泡を大量に発生させ、クリーミーな泡質でマイルドに洗顔できた。
実施例22
次の組成のハンドソープを調製した。
(成分) (重量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム〔エマール
227;花王(株)製〕 18.5
ラウリルアルコール〔カルコール2098;花王(株)製〕 0.5
ミリスチルアルコール〔カルコール4098;花王(株)製〕 1.8
イソデシルグリセリルエーテル 1.8
ラウリルヒドロキシスルホベタイン
〔アンヒトール20HD;花王(株)製〕 1.1
カチオン化セルロース〔ポイズC−60H;花王(株)製〕 0.1
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩・N,N−
ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重
合体〔ソフケアKG−301P;花王(株)製〕 0.2
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
実施例22のハンドソープは、起泡性が良く、すぐにきめ細かい泡になった。
実施例23
次の組成のボディシャンプーを調製した。
(成分) (重量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム
〔エマール227;花王(株)製〕 14.2
ミリスチルアルコール〔カルコール4098;花王(株)製〕 1.8
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.5
ラウリルヒドロキシスルホベタイン
〔アンヒトール20HD;花王(株)製〕 1.0
デシルグルコシド〔マイドール 10;花王(株)製〕 2.0
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー
(マーコート550;ナルコ社製) 0.36
ポリエチレングリコール(Mw=2500000)
〔アルコックス E−100;明成科学工業(株)製〕 0.015
プロピレングリコール 7.0
リンゴ酸 0.05
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
計 100.0
実施例23のボディーシャンプーは初期の起泡性に優れ、柔らかでクリーミーな泡を与えた。

Claims (9)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C);
    (A)一般式(1)
    1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
    (式中R1は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、平均付加モル数nは0〜5の数を示し、Mはアルカリ金属原子、アルカノールアミン又はアンモニウムを示す)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はアルキル硫酸塩、
    (B)ミリスチルアルコール、
    (C)一般式(2)で表されるアルコキシレート(C−1)及び一般式(3)で表されるグリセリルエーテル(C−2)からなる群より選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤、
    (C−1)一般式(2)
    2O−(AO)n−R3 (2)
    (式中、R2は炭素数8〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、AOは炭素数2〜4のアルキレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは0.5以上4.0未満の数を示し、R3は水素原子又はメチル基を示す。)で表されるアルコキシレート、
    (C−2)一般式(3)
    Figure 2008031468
    (式中、R4は炭素数6〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。
    )で表されるグリセリルエーテル、
    を含有し、成分(A)と成分(B)との比率が重量比で(A)/(B)=91.5/8.5〜80/20であり、成分(A)と成分(C)との比率が重量比で(A)/(C)=98/2〜85/15であり、成分(B)と成分(C)との比率が重量比で(B)/(C)=90/10〜30/70であり、成分(B)の含有量が1.6〜14重量%である洗浄剤組成物。
  2. 成分(A)の含有量が5〜70重量%であり、成分(C)の含有量が0.05〜14重量%である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 成分(C−1)のAOがプロピレンオキシである請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. さらに、(D)カチオン性ポリマーを含有する請求項1〜3の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  5. さらに、(E)ノニオン性界面活性剤を含有する請求項1〜4の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  6. (E)ノニオン性界面活性剤が、アルキルグリコシド及びアルキルポリグリコシドから選ばれる1種以上である請求項5記載の洗浄剤組成物。
  7. 成分(A)の含有量が30〜70重量%であり、成分(C)の含有量が2〜14重量%である請求項1〜6の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  8. 成分(A)の含有量が5〜25重量%であり、成分(B)の含有量が1.6〜3重量%であり、成分(C)の含有量が0.05〜3重量%である請求項1〜6の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
  9. 皮膚又は毛髪用である請求項1〜8の何れか1項記載の洗浄剤組成物。
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