JP2005314615A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 次の成分(A)、(B)および(C):
(A) (a1) 一般式(1)で表されるリン酸モノエステルと(a2) 一般式(2)で表されるリン酸ジエステルとの混合物であって、その含有比率が重量比で(a1)/(a2)=100/0〜50/50であるリン酸エステル系界面活性剤:
【化1】
(B)炭素数4〜12のアルキル基またはアルケニル基を有するグリセリルエーテル;
(C)一般式(3)又は(4)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(5)又は(6)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られる、カチオン性基含有共重合体、
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
を含有する洗浄剤組成物。
【選択図】 なし
Description
このため、洗浄時から洗浄後の感触を向上させる目的で、汎用のカチオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、シリコーン類などが併用されているが、塗布時の感触、コンディショニング効果、乾燥後の感触などの全てを十分満足するものではない。一方ではコンディショニング成分が、皮脂やメイク汚れと共存した場合に、特に洗浄剤での起泡性に影響を与えるという欠点を示す場合も多かった。また、洗浄後の感触としてしっとり感を付与するために多価アルコールなどが配合されているが、洗浄後に十分なしっとり感を付与することはできない。
特許文献2には、カチオン性基含有共重合体とリン酸エステル型界面活性剤のようなアニオン性界面活性剤とポリオールとを含む洗浄剤組成物が記載されているが、起泡力の点で更なる改良が望まれる。
特許文献3には、リン酸エステル型界面活性剤にエーテル型の酢酸系界面活性剤および多価アルコールを併用した洗浄剤組成物が記載されているが、優れた感触や泡質、コンディショニング効果については記載がない。
特許文献4には、リン酸エステル型界面活性剤に特定のグリセリルエーテルを併用した洗浄剤組成物が記載されているが、優れた感触や泡質、コンディショニング効果については記載がない。
(A) (a1) 一般式(1)で表されるリン酸モノエステルと(a2) 一般式(2)で表されるリン酸ジエステルとの混合物であって、その含有比率が重量比で(a1)/(a2)=100/0〜50/50であるリン酸エステル系界面活性剤:
(B)炭素数4〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を有するグリセリルエーテル;
(C)一般式(3)又は(4)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(5)又は(6)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られる、カチオン性基含有共重合体、
を含有する洗浄剤組成物を提供するものである。
式(1)中のR1としては、炭素数8〜18の直鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、特にオクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等の直鎖アルキル基が好ましい。
式(2)中のR2及びR3としては、炭素数8〜18の直鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、特にオクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基等の直鎖のアルキル基が好ましい。
成分(A)は全組成物中に1〜70重量%、好ましくは2〜70重量%、さらに好ましくは5〜65重量%、特に8〜65重量%配合するのが、起泡力および洗浄力の点で好ましい。
成分(B)のグリセリルエーテルは、1種以上を用いることができ、全組成中に0.1〜30重量%、特に0.1〜15重量%、更に0.1〜10重量%、特に1〜5重量%配合するのが、起泡力の点で好ましい。
本発明のカチオン性基含有共重合体として更に好ましい粘度挙動は、イオン交換水に0.5重量%になるように添加したときの25℃での粘度が、シェアレート1sec-1のとき 0.4〜10Pa・sであって、シェアレート10sec-1のとき0.05〜3Pa・s であり、かつシェアレート 1 sec-1のときの粘度がシェアレート10sec-1のときの粘度より高いものである。
検体1;イオン交換水に粉末試料(平均粒径50μm以下)を加え、50℃、半日保持して調製した0.5重量%のハイドロゲル。
検体2;水に代えてエタノールを用い、上記と同様に調製した2.0重量%のエタノールゲル。
測定装置;HAAKE社製粘度計、Rotovisco RV-20。
測定条件;測定頭M10、共軸2重円筒型ローター、測定温度25℃、試料量15ml。
シェアレート;2分間で0sec-1から15sec-1まで上昇。
測定点数;上記シェアレート範囲に亙り60点測定。
計算方法;上記測定値からRotation Version 2.8のプログラムにより算出。
検体;上記検体1と同じ。
測定装置;Rheometrics 社製、Fluids Spectrometer RFS-II。
測定条件;Dynamic Strain Sweep (動的ひずみ掃引) モード コーンプレート:
直径50mm、ギャップ0.05mm、アングル0.04rad 、ひずみ周波数6.2rad/sec 、ひずみ0.5〜500%。測定温度:25℃。
共重合体(A1)を構成する単量体のうち、単量体(a1)としては、ジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類、(メタ)アクロイルアルキルトリアルキル4級アンモニウム塩類、ジアルキルアミノ基を有するスチレン類、ビニルピリジン類、N−ビニル複素環化合物類、アミノ基を有する単量体の酸中和物あるいは4級アンモニウム塩、ジアリル型4級アンモニウム塩などが挙げられる。
これらの単量体(a1)のうち、一般式(5)又は(6)で表わされる化合物が好ましい。
化合物(5)又は(6)の塩を得るために用いる好ましい酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、スルファミン酸などが挙げられ、4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化剤としては、塩化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等が挙げられる。
単量体(a3)としては、多価アルコール又は不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、アクリルアミド、ジビニル化合物、ポリアリル化合物等が挙げられる。これらのうち、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールのアリルエーテル化体、ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等が、特に好ましい。
単量体(a1)と単量体(a2)との好ましい配合比率は、(a1)/(a2)のモル比で、2/98〜98/2であり、さらに好ましくは3/97〜60/40である。上記モル比が小さい場合はチキソトロピー性の発現が、モル比が大きい場合は低シェアレート時の粘度保持が夫々容易となるが、両特性発現には上記範囲内である方が好ましい。
単量体(a3)の割合は、単量体全量に対して0.002〜5重量%が好ましく、0.002重量%以上0.1重量%未満が特に好ましい。単量体(a3)の割合が0.002重量%以上であれば、共重合体(A1)から形成されるハイドロゲルの粘度が十分であり、また5重量%以下であれば、ハイドロゲルの感触は柔らかく、すべりの良いものとなる。
反応容器中に、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩(MOEDES:日東化学工業社製)23.85g、N,N−ジメチルアクリルアミド71.37g、ポリエチレングリコールジメタクリレート(NK-9G:新中村化学社製)0.0429g、イオン交換水350gからなる予め窒素置換した単量体水溶液を入れ、20分間さらに窒素を吹き込み、反応系内を窒素置換しながら55℃まで昇温した。次いで、重合開始剤〔2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩〕を0.22g添加した。30分〜1時間後に重合し始め、全体が柔らかいゲル状となった。そのまま攪拌を続け、重合開始剤添加4時間後、重合を停止させた。餅状の内容物を取り出し、5リットルのエタノール中で10分攪拌洗浄し、乾燥させた。その後、コーヒーミル、ジェットミルで粉砕し、粉砕粒子をハイボルターで分級し、カチオン性基含有共重合体No.1を得た。
表1に示す単量体を用い、製造例1と同様にして、カチオン性基含有共重合体No.2〜No.14を製造した。
製造例1〜14で得られたカチオン性基含有共重合体について、0.5重量%ハイドロゲルの25℃での粘度、及び動的粘弾性を前記方法で測定した。結果を表1に示す。
表2および表3に示す組成の洗浄剤組成物を常法により製造し、その刺激性、洗浄力、起泡力(泡立ち)、泡質(クリーミーさ)、そして洗浄時、すすぎ時および乾燥後の感触、コンディショニング効果について評価した。結果を表2および表3に併せて示す。なお、表中の数値は重量%を示す。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物を全活性剤濃度1重量%となるよう希釈した水溶液を調整し、この水溶液10mLを10名の専門パネラーの前腕に設置した直径3.5cmのガラスカップにとり、1日30分間皮膚と接触させた。これを3日間連続して行った後、皮膚の状態を以下の基準で評価した。
○:落せつが認められるのは5名以下
△:落せつが認められるのは6名以上であるが、紅斑は認められない
×:6名以上に落せつ及び紅斑が認められる
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、その際の洗浄力の官能評価を以下の基準で行った。
5:洗浄力が良いと感じた。
4:洗浄力がやや良いと感じた。
3:洗浄力が普通と感じた。
2:洗浄力があまり良くないと感じた。
1:洗浄力が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄力として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、その際の起泡力(泡立ち)の官能評価を以下の基準で行った。
5:起泡力(泡立ち)が良いと感じた。
4:起泡力(泡立ち)がやや良いと感じた。
3:起泡力(泡立ち)が普通と感じた。
2:起泡力(泡立ち)があまり良くないと感じた。
1:起泡力(泡立ち)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により起泡力(泡立ち)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、その際の泡質(クリーミーさ)の官能評価を以下の基準で行った。
5:泡質(クリーミーさ)が良いと感じた。
4:泡質(クリーミーさ)がやや良いと感じた。
3:泡質(クリーミーさ)が普通と感じた。
2:泡質(クリーミーさ)があまり良くないと感じた。
1:泡質(クリーミーさ)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により泡質(クリーミーさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、洗浄時の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄時の感触として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、すすぎ時の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準によりすすぎ時の感触として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、乾燥後の感触の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触が良いと感じた。
4:感触がやや良いと感じた。
3:感触が普通と感じた。
2:感触があまり良くないと感じた。
1:感触が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により乾燥後の感触として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表2および表3記載の各洗浄剤組成物について、男女各5人のパネラーに身体を洗浄させ、その際のコンディショニング効果の官能評価を以下の基準で行った。
5:肌がすべすべしたと感じた。
4:肌がややすべすべしたと感じた。
3:肌の感じをふつうと感じた。
2:肌のすべすべした感じをあまり感じなかった。
1:肌のすべすべした感じを全く感じなかった。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準によりコンディショニング効果として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5に示す組成の洗浄剤組成物を常法により製造し、刺激性、洗浄力、洗浄時の起泡力、洗浄時の泡質(クリーミーさ)、そして洗浄時、すすぎ時および乾燥後の感触(指通り)、コンディショニング効果(毛髪のすべり)について評価した。結果を表に表4および表5に併せて示す。なお、表中の数値は重量%を示す。
(評価方法)
(1)刺激性
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、女性10名に使用させ、その際の刺激性の官能評価を以下の基準で行った。
:全ての人が刺激を感じなかった
○:1名以上2名以下の人が刺激を感じたが、許容できる弱い刺激であった
△:1名以上2名以下の人が刺激を感じたが、許容できない強い刺激であった
×:3名以上の人が刺激を感じた
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄したときのそれぞれの洗浄力の官能評価を以下の基準で行った。
5:洗浄力が良いと感じた。
4:洗浄力がやや良いと感じた。
3:洗浄力が普通と感じた。
2:洗浄力があまり良くないと感じた。
1:洗浄力が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄力として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄したときのそれぞれの起泡力の官能評価を以下の基準で行った。
5:起泡力が良いと感じた。
4:起泡力がやや良いと感じた。
3:起泡力が普通と感じた。
2:起泡力があまり良くないと感じた。
1:起泡力が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄時の起泡力として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄したときのそれぞれの泡質の官能評価を以下の基準で行った。
5:泡質(クリーミーさ)が良いと感じた。
4:泡質(クリーミーさ)がやや良いと感じた。
3:泡質(クリーミーさ)が普通と感じた。
2:泡質(クリーミーさ)があまり良くないと感じた。
1:泡質(クリーミーさ)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄時の泡質(クリーミーさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄したときのそれぞれの感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触(指通り)が良いと感じた。
4:感触(指通り)がやや良いと感じた。
3:感触(指通り)が普通と感じた。
2:感触(指通り)があまり良くないと感じた。
1:感触(指通り)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により洗浄時の感触(指通り)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄し、すすぎ時のそれぞれの感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触(指通り)が良いと感じた。
4:感触(指通り)がやや良いと感じた。
3:感触(指通り)が普通と感じた。
2:感触(指通り)があまり良くないと感じた。
1:感触(指通り)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準によりすすぎ時の感触(指通り)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄、すすぎ、乾燥を行い、乾燥後のそれぞれの感触(指通り)の官能評価を以下の基準で行った。
5:感触(指通り)が良いと感じた。
4:感触(指通り)がやや良いと感じた。
3:感触(指通り)が普通と感じた。
2:感触(指通り)があまり良くないと感じた。
1:感触(指通り)が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により乾燥後の感触(指通り)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)。
表4および表5記載の各洗浄剤組成物について、専門パネラー10名により、健常な日本人女性の毛髪20g(15cm)にモデル皮脂としてラノリンを0.1g塗布し、さらに洗浄剤組成物1gを塗布して洗浄、すすぎ、乾燥を行い、乾燥後のそれぞれのコンディショニング効果(毛髪のすべり)の官能評価を以下の基準で行った。
5:毛髪のすべりが良いと感じた。
4:毛髪のすべりがやや良いと感じた。
3:毛髪のすべりが普通と感じた。
2:毛髪のすべりがあまり良くないと感じた。
1:毛髪のすべりが良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準によりコンディショニング効果(毛髪のすべり)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
下記の処方でボディシャンプー、洗顔料、シャンプーを常法に従い調整した。pH調整は、クエン酸と水酸化カリウム水溶液を用いて行った。なお、これらの処方例はいずれも皮膚などに対する刺激性が少なく、かつ、塗布時の感触や洗浄時から洗浄後の使用感、乾燥後の感触が良好で、しかもコンディショニング効果に優れる一方、高い起泡力と泡質に優れたものである。
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 20.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ラウリルグルコシド(商品名 マイドール10:花王製) 5.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0
(商品名 アンヒトール55AB:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 10.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.6 0.2
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.0
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
ジプロピレングリコール 2.9
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 22.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=95/5)
ラウリルグルコシド(商品名 マイドール10:花王製 4.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3.0
(商品名 アンヒトール20AB:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 10.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No9 0.2
n−オクチルグリセリルエーテル 1.0
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5
(商品名 レオドール TW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
プロピレングリコール 2.9
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 18.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=95/5)
ラウリン酸カリウム 2.5
ミリスチン酸カリウム 2.5
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 10.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.11 0.1
n−オクチルグリセリルエーテル 1.0
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
プロピレングリコール 2.9
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルホスフェートK塩/ 20.0
ポリオキシエチレン(1)ジラウリルホスフェートK塩
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ラウリルグルコシド(商品名 マイドール10:花王製) 5.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0
(商品名 アンヒトール55AB:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 10.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.13 0.2
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.0
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
ジプロピレングリコール 2.9
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 23.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.6 0.2
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.2
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 4.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
ジプロピレングリコール 3.4
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.3
(商品名 カーボポールETD2020:日光ケミカルズ社製)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルホスフェートK塩/ 23.0
ポリオキシエチレン(1)ジラウリルホスフェートK塩
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.14 0.2
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.2
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 4.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
ジプロピレングリコール 3.4
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.3
(商品名 カーボポールETD2020:日光ケミカルズ社製)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 20.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド 1.5
(商品名 アミノーンC−11S:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 2.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.12 0.2
n−オクチルグリセリルエーテル 1.2
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 4.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
プロピレングリコール 3.6
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.3
(商品名 カーボポールETD2020:日光ケミカルズ社製)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 20.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=95/5)
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド 3.0
(商品名 アミノーンC−11S:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.8 0.3
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.1
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
ジプロピレングリコール 1.5
グリセリン 1.5
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.3
(商品名 カーボポールETD2020:日光ケミカルズ社製)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 20.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
2−アルキル−2−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル 2.5
イミダゾニリウムベタイン(商品名 アンヒトール20YB:花王製)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 4.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.10 0.3
n−オクチルグリセリルエーテル 1.1
トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.0
(商品名 レオドールTW−IS399C)
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(商品名 エマノーン3201MH−V)
プロピレングリコール 1.5
グリセリン 1.5
アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体 0.3
(商品名 カーボポールETD2020:日光ケミカルズ社製)
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
(重量%)
ラウリルホスフェートK塩/ジラウリルホスフェートK塩 10.0
(モノラウリル体/ジラウリル体=75/25)
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 3.0
(商品名 アンヒトール20HD:花王製)
カチオン性基含有共重合体No.12 0.1
2−エチルヘキシルグリセリルエーテル 0.5
ジプロピレングリコール 1.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
Claims (3)
- 次の成分(A)、(B)および(C):
(A) (a1) 一般式(1)で表されるリン酸モノエステルと(a2) 一般式(2)で表されるリン酸ジエステルとの混合物であって、その含有比率が重量比で(a1)/(a2)=100/0〜50/50であるリン酸エステル系界面活性剤:
(B)炭素数4〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を有するグリセリルエーテル;
(C)一般式(3)又は(4)で表されるノニオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、一般式(5)又は(6)で表されるカチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種と、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも2個の基を分子中に有する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得られる、カチオン性基含有共重合体、
を含有する洗浄剤組成物。 - 上記カチオン性基含有重合体が、イオン交換水に0.5重量%になるように添加した時の25℃での粘度が、シェアレート1sec-1のとき0.3〜20Pa・sであって、シェアレート10sec-1のとき0.01〜5Pa・sであり、かつシェアレート1sec-1の時の粘度がシェアレート10sec-1の時の粘度より高いことを特徴とする請求項1記載の洗浄剤組成物。
- さらに、成分(D)多価アルコールを含有する請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
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- 2004-04-30 JP JP2004136073A patent/JP2005314615A/ja active Pending
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