JP6951803B1 - 作業空間及び構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】一人又は数人が共用する個室だけではなく、例えば、不特定多数の人が集い飲食・懇談・接待し、店員が当該人を接待する店舗において、当該人や当該店員が排出する息の混合した空気を吸引する簡易な吸気装置を備える作業空間と、かかる作業空間が隣接してなる構造を有する店舗を提供することを課題とする。【解決手段】床面S31,41と、床面と同じ高さ又は床面の上に位置する作業面S32,42(但し、喫煙を目的とする喫煙テーブルの作業面は除く)と、吸気口S43を有する吸気装置(但し、調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置を除く)とを備える作業空間であって、作業者が前記作業面に腕及び/又は手を接して作業をする間、前記吸気口は、前記作業者の高さよりも低い位置にあり、かつ、前記作業面を断面とする筒状空間の内部、及び/又は、前記筒状空間の側面から50cm以内の空間に位置する作業空間である。【選択図】図4

Description

本発明は、人同士が隣接・対面してコミュニケーションを図るために利用する作業空間と、当該作業空間を含む複数の作業空間が隣接してなる構造物とに関する。
特許文献1には、
空気濾過ユニット60と、負圧発生装置2と、開口部5とを備えた喫煙室1であって、
空気濾過ユニット60は、第1の濾過ユニット61と第2の濾過ユニット62を有し、
第1の濾過ユニット61は、前記第2の濾過ユニット62より濾過性能が高く、
第1の濾過ユニット61の吸気口61aは喫煙室の天井側に配置され、
第2の濾過ユニットの吸気口62aは喫煙室の床側に配置され、
第1の濾過ユニットの排出口61b及び第2ユニットの排出口62bは、負圧発生装置2に接続されている喫煙室が開示されている(特許文献1図1参照)。
特開2019−143852号公報
2020年春以降、世界的に感染が拡大した、人(の吐き出した息)を介して人の間に感染するCOVID−19(coronavirus disease 2019)(以下「コロナウィルス感染症」という)によって、図書館の手続カウンタースペース・閲覧スペース、役所の手続カウンタースペース、オフィス作業スペース、会議スペース、飲食スペース等の人が隣接・対面してコミュニケーションを図る作業空間では、使用時間・定員を削減したり、作業空間自体を閉鎖したり、隣接・対面する人の間を仕切面で仕切ったり、集う人にマスクの着用を要請したり、等のコロナウィルス感染症対策が行われている。
しかし、例えば、飲食店では、客がテーブル上で飲食する際にするマスクの着脱が煩わしいため、可能な限りマスクを着用しないで飲食することが望まれているが、客がマスクを取り外している間に客の口から排出される息の混合した空気を、できるだけ他の客に吸引させないようにする簡易な手段は十分に検討されていない。
例えば、隣接・対面する人の間をプレートで仕切るだけでは、隣接・対面する人同士の懇談や、店員による客と対面した接待が十分に行うことができないという課題がある。
また、例えば、厨房に設置される換気装置や、特許文献1に記載されるような喫煙時の煙を排煙できるような強力な換気装置は、個室に設置するにはコストが過大であり、複数の客が集う広い店舗では、より大規模な設備の導入を必要とするためやはりコストが過大であるという課題がある。
本発明は、一人又は数人が共用する個室だけではなく、例えば、人が集い読書・手続・オフィス作業・飲食・懇談・接待等をし、職員・店員がカウンター越しに当該人と対応しなければならない作業空間に対して、当該人や当該職員・店員が排出する息の混合した空気を吸引する簡易な吸気装置を備える作業空間と、かかる作業空間が隣接してなる構造を有する構造物を提供することを課題とする。
本発明は、
〔1〕床面と、床面と同じ高さ又は床面の上に位置する作業面(但し、喫煙を目的とする喫煙テーブルの作業面は除く)と、吸気口を有する吸気装置(但し、調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置を除く)とを備える作業空間であって、
作業者が前記作業面に腕及び/又は手を接して作業をする間、
前記吸気口は、前記作業者の高さよりも低い位置にあり、かつ、
前記作業面を断面とする筒状空間の内部、及び/又は、前記筒状空間の側面から50cm以内の空間に位置する作業空間。
(以下、本発明1という)、及び、
〔2〕前項〔1〕記載の作業空間を含む構造物(以下、本発明2という)に関する。
本発明によれば、一人又は数人が共用する個室だけではなく、例えば、人が集い読書・手続・オフィス作業・飲食・懇談・接待等をし、職員・店員がカウンター越しに当該人と対応しなければならない作業空間に対して、当該人や当該職員・店員が排出する息の混合した空気を吸引する簡易な吸気装置を備える作業空間と、かかる作業空間が隣接してなる構造を有する構造物を提供することができる。
本発明1の作業空間1の、床面11上の作業面12上で作業(飲食)中の作業者15の側面からみた模式図である。 本発明1の作業空間2の、床面21上の作業面22上で作業(飲食)中の作業者25の側面からみた模式図である。 隣接する本発明1の作業空間S及びSからなる本発明2の構造物の、床面S11上の作業面S12上で作業(書類作成)中の作業者S15と、床面S21上の作業面S22上で作業(押印作業)中の作業者S25の側面からみた模式図である。 隣接する本発明1の作業空間S及びSからなる本発明2の構造物の、床面S31上の作業面S32上で作業(飲食)中の作業者S35と、床面S41上の作業面S42上で作業(給仕)中の作業者S45の側面からみた模式図である。 隣接する本発明1の作業空間S及びS並びに作業空間S7からなる本発明2の構造物の平面図(天井は図示されていない)である。 図5の構造物のX-X方向から見た正面図である。 図5の構造物の作業面S52上が複数の仕切面S661,・・・,S669で仕切られて、本発明1の作業空間S中に複数の本発明1の作業空間S5S1,・・・,S5S12が存在する本発明2の構造物の平面図(天井は図示されていない)である。
以下では、説明の理解の助けになると考え、本発明の構成用語の後の括弧内に対応する本願の図面の記号を付したが、本発明の構成用語は付した記号の図面の態様に限定されるものではない。
〔本発明1〕
本発明1は、
床面(11,21)と、床面(11,21)と同じ高さ又は床面(11,21)の上に位置する作業面(12,22)(但し、喫煙を目的とする喫煙テーブルの作業面は除く)と、吸気口(13,23)を有する吸気装置(但し、調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置を除く)とを備える作業空間(1,2)であって、
作業者(15,25)が、前記作業面(12,22)に腕及び/又は手を接して作業をする間、
前記吸気口(13,23)は、前記作業者(15,25)の高さよりも低位置にあり、かつ、
前記作業面(12,22)を断面とする筒状空間(121,221)の内部、及び/又は、前記筒状空間(121,221)側面から50cm以内の空間に位置する作業空間(1,2)である。
本発明1の作業空間(1,2)は床面(11,21)と、作業面(12,22)と、吸気装置とを備える。
(床面)
床面(11,21)は、その上を、作業者(15,25)が足や、手動式車椅子や、電動式車椅子、電動カート等の作業者(15,25)を載せて自走できる装置等で移動するためのものであり、作業者(15,25)が移動するのに水平であることが好ましいが、作業者(15,25)の移動に支障がない程度の斜面であってもよく、高さの異なる複数の水平面又は斜面で構成されていてもよい。
床面(11,21)の上方の空間が作業空間(1,2)となるが、作業空間(1,2)は、床面(11,21)の上方に天井Hを備えてもよく、天井Hを備えない青天井であってもよい。
作業空間(1,2)は、床面(11,21)の周囲に壁面Wを備えてもよく、壁面Wを備えなくてもよい。
作業空間(1,2)は、典型的には、作業者(15,25)が移動することができる程度の広さの、床面(11,21)、壁面W及び天井Hで囲まれた家屋やビルの室内の、例えば、作業面(12,22)を備えるデスク、テーブル、棚等のプレート物品が置かれた空間である。
(作業面)
作業面(12,22)は床面(11,21)と同じ高さ又は床面の上に位置し、作業者(15,25)が、例えば、椅子Cに座して腕及び/又は手を接して作業(但し、調理に伴う煙・油の排除のための作業を除く)を行うためのものであり、床面(11,21)の上方を向く面である。従って、作業面(12,22)が床面(11,21)上に設置された2面を有するプレート物品である場合、床面(11,21)の上方を向くプレート物品の面が作業面(12,22)となる。
本明細書では、作業者(15,25)の作業とは、当該作業者(15,25)が作業面(12,22)上に腕及び/又は手を接する状態になることを含む作業を意味する。
作業面(12,22)は作業の目的に応じて、適度の広さを有し、水平面であっても斜面であってもよく、平滑であっても作業面上に凹凸があってもよい。
作業面(12,22)の床面(11,21)からの高さは、作業者(15,25)が腕及び/又は手を接して作業できる高さであればよく、作業者(15,25)が床面(11,21)にうつ伏してする作業であっては、床面(11,21)と同じ高さであってよく、作業者(15,25)が作業面(12,22)に梯子Cに座してする作業であれば、床上に立つ作業者の身長以上の高さであってもよいが、作業者が腕及び/又は手を接して作業するため、作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)よりも相対的に下方に位置することになる。
作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)とは、作業面(12,22)上に腕及び/又は手を接して作業をする、20歳の日本人の平均身長の男性の作業者(15,25)と接する作業面(12,22)と平行な面であって、当該作業面(12,22)と平行な面と作業面(12,22)の最大の距離(h15,h25)をいう。
従って、作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)は、概ね、当該作業中の作業者(15,25)が作業面(12,22)に垂直な姿勢をとった時の当該作業者(15,25)の頭部に接する作業面(12,22)と平行な面と作業面(12,22)の距離が当該作業者(15,25)の高さ(h15,h25)となる。
なお、日本人の20歳の男性の平均身長は、厚生労働省による令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査の結果に基づくことができる。
作業面(12,22)は、一の作業空間(1,2)に複数存在してよい。
作業面(12,22)は、典型的には、室内に置かれた、事務作業、食事、給仕、工作作業等を行うためのデスク、テーブル、棚、工作台等のプレート物品の床面(11,21)の上方を向く面である。
(吸気口を有する吸気装置)
作業空間(1,2)は、作業空間(1,2)内の空気等の気体を吸引するための吸気口(13,23)(但し、喫煙を目的とする喫煙テーブルの作業面は除くが、閲覧・手続・会議・懇談・飲食等の喫煙以外の作業を目的とする作業面上で、喫煙することは除外しない)を有する吸気装置(但し、調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置を除くが、同じ本発明1の作業空間(1,2)内に調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置があってもよい)を備える。
吸気装置は、少なくとも吸気口(13,23)から気体を吸引できるような吸引機構を備え、吸気口(13,23)から吸引した気体をダクト(14,24)を経由してフィルターを通過させる等して浄化した後に再度作業空間内(1,2)に戻す循環機能を備えてもよく、吸気口(13,23)から吸引した気体をダクト(14,24)を経由してそのまま作業空間(1,2)外に排気する排気機能を備えてもよい。
吸気装置の気体の吸引機構、フィルター機能、循環機能、排気機能は公知の装置を組み合わせて構成することができる。
吸気口(13,23)は、作業面(12,22)の近傍である、作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)よりも下方、かつ、作業面(12,22)を断面として、当該作業面(12,22)に垂直上方及び垂直下方に伸びる仮想の筒状空間(以下「仮想筒状空間」という)(121,122)の内部、及び/又は、側面からの距離dが50cm以内、好ましくは40cm以内、より好ましくは30cm以内、更に好ましくは20cm以内、更に好ましくは10cm以内、更に好ましくは5cm以内の空間に位置し、更に好ましくは仮想筒状空間(121,122)の内部に位置する(以下、例えば、作業面12に対する上記の好適距離dをd12と記載する)。
なお、仮想筒状空間(121,122)は作業面(12,22)の輪郭を含む、床面(11,12)に垂直な面を側面とする空間であり、例えば、作業面(12,22)が円であれば、当該円の輪郭を含む、床面(11,12)に垂直な楕円筒であり、作業面(12,22)が矩形であれば、当該矩形の輪郭を含む、床面(11,12)に垂直な矩形筒である。
仮想筒状空間(121,122)の側面からの距離dが50cmとは、仮想筒状空間(121,122)の側面の外部に向く当該側面に垂直な線分の長さを意味する。
吸気口(13,23)が作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)より下方であるには、
吸気口(13,23)の(作業面(12,22)に平行な)接平面と作業面(12,22)との距離が最大となる接平面と作業面(12,22)の距離(以下「吸気口の高さ」という)hが、
当該接平面が作業面(12,22)の上方にある場合は正の数、下方にある場合は負の数とすると、好ましくは−30〜30cm、より好ましくは−20〜20cm、更に好ましくは−10〜10cm、更に好ましくは−5〜5cm、更に好ましくは−2〜2cmである。
吸気口(13,23)の位置は、例えば、吸引された気体を通過させるための吸気口(13,23)と接続するダクト(14,24)の長さ・形状・取付位置によって調製してもよいし、ダクト(14,24)がチューブ状で屈曲自在に曲げたり延長したりすることができ、作業に応じて吸気口(13,23)の位置を調製できるようしてもよい。
吸気口(13,23)の位置は、例えば、吸気口に位置センサーを組み込んで、人の頭部の位置を位置センサーで検出しながら、吸気口の位置を自動的に変えることができるように、AIで制御されるチューブ状で屈曲自在に可動できるダクト(14,24)を吸気口に接続してもよい。
更に好ましくは、吸気口(13,23)は作業面(12,22)内に設けてあれば、どのような作業に対しても、作業中の作業者(15,25)の高さ(h15,h25)よりも下方となり、作業面(12,22)の内部に位置することになる。
作業空間に複数の作業面が存在する場合、少なくとも1の作業面に対して上述の位置に吸気口が存在し、好ましくは全ての作業面に対して上述の位置に吸気口(13,23)が存在するとよい。
吸気口(13,23)は円形でも、楕円形でも、矩形でも、多角形でもよいが、楕円形又は矩形等の細長い形状であることが好ましい。
以下では、吸気口(13,23)の輪郭と少なくとも2点で交わる直線と当該輪郭との交点を結ぶ線分の長さが最大となる線分S(以下「長軸」という)の長さを当該吸気口(13,23)の長さといい、線分Sに垂直な直線で、当該輪郭と少なくとも2点で交わる当該直線と当該輪郭との交点を結ぶ線分の長さが最大となる線分S(以下「短軸」という)の長さを当該吸気口(13,23)の幅という。
吸気口(13,23)が円の場合は、当該円の直径の長さが当該吸気口(13,23)の長さと幅であり、
吸気口(13,23)が楕円形の場合は、当該楕円形の長軸及び短軸の長さが、それぞれ当該吸気口(13,23)の長さと幅であり、
吸気口(13,23)が三角形の場合は、当該三角形の最長の辺の長さと当該最長の辺に垂直な方向の当該三角形の高さが、それぞれ当該吸気口(13,23)の長さと幅である。
吸気口(13,23)が平行四辺形の場合は、当該平行四辺形の長辺を長軸とし、当該長軸の長さを当該吸気口(13,23)の長さ、当該平行四辺形の長辺を底辺とした場合の当該平行四辺形の高さを当該吸気口(13,23)の幅とする。
吸気口(13,23)の長さは、好ましくは2〜50cm、より好ましくは5〜40cm、更に好ましくは10〜30cm、更に好ましくは15〜25cmであり、
吸気口(13,23)の幅は、好ましくは0.5〜20cm、、より好ましくは1〜15cm、更に好ましくは2〜10cm、更に好ましくは3〜7cmである。
吸気口(13,23)は、典型的には、上述したような一定の形状と大きさの内部が全て孔であってよく、一定の形状と大きさの内部が複数の気体を吸引する小孔(以下「吸気小孔」という)で構成され、吸気口(13,23)の面内に分布する1セットの複数の吸気小孔によって一つの吸気口(13,23)が構成されていてもよい。
吸気口(23)が作業面内に設けてある場合で、吸気口(23)が作業面(22)全体又は作業面(22)内の広い面積を占める場合は、作業も吸気口(23)の上でできるように、作業面(22)又は当該作業面(22)内の広い面積内に吸気小孔が分布して、当該作業面(22)全体又は当該作業面(22)全体の広い面積が吸気口(23)を構成してもよい。
吸気口(13,23)は、作業面(12,22)上で腕及び/又は手を接して作業する作業者(15,25)の鼻と口から排出される気体を吸気口(13,23)で吸引する観点から、
当該腕及び/又は手を接して作業する作業者(15,25)の鼻と口の側(以下「前面」)、両側面の側及び作業者の背中の側(以下「背面」)の少なくとも1つ以上の側に位置することが好ましく、
当該作業者(15,25)の少なくとも前面及び/又は側面の側に位置することがより好ましく、
当該作業者(15,25)の少なくとも前面に位置することが更に好ましい。
吸気口(13,23)は、作業面(12,22)上で腕及び/又は手を接して作業する作業者(15,25)の鼻と口から排出される気体を吸気口で吸引する観点から、当該吸気口(13,23)の短軸の当該作業面への射影の方向が、当該作業面(12,22)の仮想筒状空間(121,221)の側面に垂直な方向となるように配置されていることが好ましい。
作業面(12,22)の手前に当該作業者(15,25)が座して作業するための椅子Cが設置されている場合、吸気口(13,23)は、椅子Cの手前から先の方向にある当該作業面(12,22)の当該仮想筒状空間(121,221)の内側又は仮想筒状空間(121,221)の側面から距離d(d12,d22)以内にあることが好ましい。
本発明1の対象となる作業空間は、人の健康を害する感染性のウィルスを低減する観点から、人が集い読書・手続・オフィス作業・会議・飲食・懇談・接待等の喫煙以外を目的とするスペースであることが好ましく、懇談の要素がより強いという観点から、オフィス作業・会議・飲食・懇談・接待等を目的とするスペースであることがより好ましく、不特定多数の人が集うという観点から(好ましくは飲食を伴う)懇談・接待を目的とするスペースであることが更に好ましい。
〔本発明2〕
本発明2は、本発明1の作業空間を含む構造物である。
本発明2としては、作業者(15,25)が移動することができる程度の広さの床面(11,21)上の本発明1の作業空間(1,2)が壁面W及び天井Hで囲まれた部屋又はテント、当該部屋を含む家屋やビル、あるいは、壁面がない本発明1の作業空間(1,2)の上部又は周囲がテント張りされた作業設備が例示できる。
本発明2の好ましい態様としては、
床面を備える複数の作業空間S(i=1,2,・・・,n)(nは2以上の自然数)が隣接してなり、
複数の作業空間Sの少なくとも1つが本発明1の作業空間である場合の構造物が挙げられる。
(作業空間S(i=1,2,・・・,n))
本発明2において、n個の作業空間Sは、それぞれの作業空間が少なくとも他の作業空間の1つと隣接していればよく、他の複数の作業空間と隣接していてもよい。
作業空間S中の作業空間のうち、少なくとも1つは本発明1の作業空間であり、全てが本発明1の作業空間であってもよい。
(仕切面)
本発明2において、典型的には、作業空間S中の1つの作業空間と他の作業空間とが仕切面で仕切られている。
仕切面(S16,S26)は、作業空間(S)と作業空間(S)の境界を画するようにほぼ垂直に立設されるプレートである。
仕切面を構成するプレートは、作業空間(S)と作業空間(S)で共有されていてもよく(S16,S26)、一方の作業空間(S)に設置され、他方の作業空間(S)に物理的に設置されていなくてもよい(S36,S46)
仕切面(S16,S26)を構成するプレートは床面(S11,S12)に立設していても、作業面(S12,S12)上に立設していてもよい。
仕切面(S16,S26)を構成するプレートは、もし当該プレートが不透明であれば、一の作業空間(S)で作業する作業者の顔が遮蔽されて、隣接する作業空間(S)の作業者(S15,S25)から見えないように立設していることが好ましく、その場合、作業者(S15,S25)の顔から上方及び/又は下方は、遮蔽されていなくてもよい。
仕切面(S16,S26)を構成するプレートは、紙、プラスチック、金属又はセラミックスであってよく、透明でも半透明でも不透明であってもよいが、好ましくは透明又は半透明であり、より好ましくは透明であることである。
仕切面を構成するプレートは、床面(S11,S21)又は作業面(S12,S22)上に立設されていてもよいし、天井から吊り下げられていてもよい。
作業空間S中の作業空間は、それぞれが異なる床面と仕切面を有する独立した作業空間である必要はなく、例えば、床面(S51)と作業面(S52)を備える一の作業空間(S)において、作業面(S52)が複数の仕切面(S561〜S569)で仕切られていれば、作業空間(S)は複数の作業空間(S5S1〜S5S12)を内包することになる。
作業空間(S)が複数の作業空間(S5S1〜S5S12)を内包する場合、作業空間(S)が仕切面(S56,S66)を共有して他の作業空間(S)と隣接していれば、作業空間(S5S1〜S5S12)のそれぞれも、当該(S56,S66)を介して当該他の作業空間(S)と隣接することになる。
作業空間S中の作業空間は、仕切面で物理的に仕切られていなくても、例えば、一の床面上の作業と隣接する床面上の作業の種類が異なる場合は、当該一の床面を有する空間と当該他の床面を有する空間は、隣接する作業空間を構成する。
隣接する作業空間(S,S)がどちらも本発明1の作業空間である場合、作業面(S51,S61)、吸気口(S53,S63)又は吸気口(S53,S63)を有する吸気装置は、隣接する作業空間の両方がそれぞれ備えていてもよいが、隣接する作業空間が共有してもよい。
例えば、作業面(S51,S61)が、隣接する作業空間(S,S)の隣接部分を跨いで設置されていれば、当該隣接する作業空間(S,S)は、当該作業面(S51,S61)を共有していることになる。
例えば、隣接する作業空間(S,S)の一方の作業空間(S)に吸気口(S53,S63)が位置している場合、当該吸気口(S53,S63)が、他の作業空間(S)の仮想筒状空間の側面からd52以内にあれば、当該吸気口(S53,S63)は、当該他の作業空間(S)にも備えられていることになるので、隣接する作業空間(S,S)は当該吸気口(S53,S63)を共有していることになる。
(連通孔)
作業空間S中の一の作業空間(S)と、作業空間(S)とが隣接し、
作業空間(S)と作業空間S(S)と仕切面(S16,S26)を介して隣接している場合、
当該仕切面(S16,S26)が、作業空間(S)と作業空間(S)を連通する連通孔(S161,S261)を備えることが好ましい。
当該仕切面(S16,S26)が、作業空間(S)と作業空間(S)を連通する連通孔(S161,S261)を備える場合、吸気口(S13,S23)が当該連通孔(S161,S261)の輪郭で囲まれる面から好ましくは30cm以内、より好ましくは20cm以内、更に好ましくは10cm以内、更に好ましくは5cm以内の位置に設置されていることが好ましく、当該連通孔(S161,S261)の輪郭で囲まれる面と交差する程度の近傍に設置されていることが好ましい。
このような仕切面(S16,S26)であれば、隣接する作業空間(S,S)内の作業者(S15,S25)は、お互いに顔がプレートで遮蔽されている状態でも、当該連通孔(S161,S261)を介して、互いに肉声による口頭での直接的なコミュニケーションをとることができ、直接的に物品を授受することもできる。
この場合、吸気口(S13,S23)が当該連通孔(S161,S261)の近傍にあることが好ましく、隣接する作業空間(S,S)内の作業者(S15,S25)は、上記のコミュニケーションや物品の授受をする際に、作業者(S15,S25)の鼻及び/又は口から排出される感染性のウィルスのような作業者(S15,S25)に有害な気体が吸気口に吸引され、作業者(S15,S25)にとって作業の安全性が向上する。
連通孔(S161,S261,S361,S462,S561,S662)は、コミュニケーションをとる際の声の大きさや授受をする物品の大きさ等に応じて所望の大きさにすればよいが、作業面に設置された仕切面に沿う方向の仕切面の長さをLcmとすると、
連通孔(S161,S261,S361,S462,S561,S662)の作業面に設置された仕切面に沿う方向の長さは、好ましくは1〜Lcm、より好ましくは5〜Lcm、更に好ましくは10〜Lcm、更に好ましくは30〜Lcmであり、
連通孔(S161,S261,S361,S462,S561,S662)の長さに垂直な高さの最大値が、好ましくは5〜50cm、、より好ましくは10〜40cm、更に好ましくは15〜30cmである。
本発明2の対象とする構造物としては、本発明1の対象とする好適な作業スペースを有する建造物が好ましく、図書館・役所・オフィスビル・飲食店等、または本発明1の対象とする好適な作業スペースを複数有する多目的ビル等が挙げられる。
〔実施態様例〕
図1〜7を参照しながら、本発明1及び2についてさらに説明をする。
(実施態様例1)
実施態様例1を示す図1は、本発明1の作業空間1の、床面11上の作業面12上で作業(飲食)中の作業者15の側面からみた模式図である。
吸気口13が、吸気装置(図示されていない)を構成するダクト14に接続し、点線で示される側面121で囲まれた仮想筒状空間121の内側で、作業者の高さより下方かつ作業面12の上方に、そして作業者12の前面に、吸気口13の短軸を床面11の垂直上方に向けて設置されている。
吸気口13は、仮想筒状空間121の外部にあっても仮想筒状空間121の側面からの距離d12よりも内側であれば作業空間1を構成する吸気口13である。
吸気口13は、例えば、吸気口13に接続するダクト14の長さや位置を調製して、作業面12に対する位置を調製することができる。
吸気口13から吸引された気体は、吸気装置(図示されていない)により、吸気口13に接続されたダクト14を通じて、作業空間1の外部に排気されてもよいし、ダクト14に接続する清浄フィルター(図示されていない)を通過して作業空間1に還流されてもよい。
(実施態様例2)
実施態様例2を示す図2は、本発明1の作業空間2の、床面21上の作業面22上で作業(飲食)中の作業者25の側面からみた模式図である。
実施態様例2は、実施態様例1に対して、吸気口23の態様が以下のように異なる。
吸気口23が、吸気装置(図示されていない)を構成するダクト24に接続し、仮想筒状空間221の内側で作業面22内に位置しており、吸気口23の短軸が作業者25の前面に、椅子Cから仮想筒状空間の向きに設置されている。
(実施態様例3)
実施態様例3を示す図3は、隣接する本発明1の作業空間S及びSからなる本発明2の構造物の、
床面S11上の作業面S12上で作業(書類作成)中の作業者S15と、
床面S21上の作業面S22上で作業(押印作業)中の作業者S25の側面からみた模式図である。
実施態様例3は、例えば、役所・病院・ホテル・教習所等の受付カウンターで、
仕切面(S16,S26)としての壁面の下部に設置された連通孔(S261,S361)としての開閉式のガラス窓を介して、作業者S15として客が書類を作成をし、作業者16として書類提出先の従業員が領収印等を書類に付して、互いに書類を交換するようなときに生じる状況を示す。
本発明1の作業空間S及びSは、仕切面(S16,S26)、連通孔(S261,S361)及び吸気口(S13,S23)を共有している。
実施態様例3では、椅子Cがなく、作業面(S12,S22)がより上方に設置され、作業者(S15,S25)が立ったまま、作業面(S12,S22)上で作業してもよい。
(実施態様例4)
実施態様例4を示す図4は、隣接する本発明1の作業空間S及びSからなる本発明2の構造物の、
床面S31上の作業面S32上で作業(飲食)中の作業者S35と、
床面S41上の作業面S42上で作業(給仕)中の作業者S45の側面からみた模式図である。
実施態様例4は、居酒屋、バーなどの飲食店の店内で、
作業者S35としての客は、客席側の作業空間Sの作業面S32としてのカウンター沿いに設けられた椅子Cに座って飲食(作業)をし、
作業者S45としての従業員は、作業面S32よりも低い位置にある、従業員作業用の作業空間Sの作業面S42としての棚を飲食容器を置くのに利用しながら、椅子に座ることなく、仕切面(S36,S46)としての(例えば)透明なアクリルボードの下部に設けられた連通孔(S361,S461)から、客に飲食容器を差し出したり、客に声をかけて接待するようなときに生じる状況を示す。
実施態様例4では、吸気口(S33,S43)は、作業面S32の面内に設けてあるが、作業面S42の仮想筒状空間(図示されていない)の側面から距離d42内にあるので、作業空間S及びSが共有している。
(実施態様例5)
実施態様例5は図5及び6で示される。
図5は、隣接する本発明1の作業空間S及びS並びに作業空間Sからなる本発明2の構造物の平面図であり(天井は図示されていない)、
図6は、図5の平面図で示される本発明2の構造物のX-X切断面における正面図である。
作業空間Sは、床面S51、作業面S52、作業者(図示されていない)が座して作業面S52上で作業するための複数の椅子C、作業面S52内の複数の椅子Cのそれぞれの前方に1個ずつ設置された複数の吸気口(S53,S63)、作業面S52の前面に沿って設置された仕切面(S56,S66)、壁面W及び壁面Wを備え、仕切面(S53,S63)には連通孔(S561,S661)が設置されている。
吸気口(S53,S63)は、図5のように椅子Cのそれぞれの前方に1個ずつ設置されている必要はなく、椅子Cに座して作業面S52上で作業する作業者が排出する気体を吸引できれば、例えば、個々の吸気口(S53,S63)の吸引力が大きい場合は図5よりも少ない数又は小さな面積であってよいし、より強力な吸引を所望する場合は図5よりも多い数又は大きい面積あってよい。
図5では椅子Cのそれぞれに対応する程度の大きさの複数の吸気口(S53,S63)を設置しているが、例えば、作業面S52上の一の方向の仕切面の方向に沿って、長く連続した形態のものを、仕切面の方向毎に1個ずつ(図5では合計4個)設置してもよく、長く連続した形態のものを、設置された仕切面に沿って途切れなく設置してもよい。
作業空間Sは、床面S61、作業面S62、作業者(図示されていない)が立ち歩きながら使用する作業面S62及び作業空間Sと共有する壁面W、壁面W、壁面W及び開店扉を備え、作業面S62の前方に沿って作業空間Sと共有する仕切面(S56,S66)が設置されている。
作業空間Sの細部の構成は図示されていないが、本発明1の作業空間であってもなくてもよい。
作業空間S及びSは、仕切面(S56,S66)壁面W及び壁面Wを介して隣接し、
作業空間S及びSは、壁面W及び壁面Wを介して隣接し、
作業空間S及びSは、壁面W、及び壁面W及び壁面Wを介して隣接する。
実施態様例5は、互いに隣接する作業空間S、S及びSは、床面S51、S61及びS71、天井H及び壁面Wによって外部と物理的に隔離された、本発明2の構造物である(但し、図示されていないが、当該構造物には、吸気口(S53,S63)に接続するダクトを経由して吸気装置によって、吸気口(S53,S63)から吸引した構造物内の気体を外部に排気するようになっていてもよく、これとは別に、外気との換気をするための換気扇が設置されていてもよい)。
実施態様例5は、例えば、構造物が飲食店であり、
作業空間Sが椅子Cに座して作業面S52上で飲食をする客のための客室スペース、
作業空間Sが飲食店の厨房スペース、
作業空間Sが、連通孔(S56,S66)を介して客に飲食を供したり客と会話するために、厨房を出入りしたり立ち歩いて作業する飲食店の接客従業員ための接客スペースである。
作業空間Sが、例えば、飲食店の厨房スペースであって、強力な換気装置が設置されており、本発明1における吸気口の役割を代替することができれば、作業空間Sは吸気口を設置しなくてよい場合がある。
(実施態様例6)
実施態様例6を示す図7は、
実施態様例5(図5)の構造物の作業面S52上が複数の仕切面S661,・・・,S669で仕切られて、本発明1の作業空間S中に複数の本発明1の作業空間S5S1,・・・,S5S12が内包されている本発明2の構造物の平面図(天井は図示されていない)である。
仕切面S661,・・・,S669は、着脱自在になっていて、客の連れの数に応じて、作業面S52上を必要な数の仕切面で、任意の箇所で仕切れるようになっていてもよい。
本発明1は、上述したように、作業者が作業面上で作業する際に、作業面の近傍に吸気口を備えるために、作業者が排出する、例えば感染性を有するウィルスを含む息のような、当該作業者の近傍で作業をする他の作業者にとって有害な気体を吸引して、他の作業者へが当該有害な気体を吸引することを回避して、例えばウィルスの感染を低減させる効果を有する。
本発明1は、さらに、作業者同士の排出する有害な気体を遮蔽する仕切面を作業面上に設置することで、作業者同士の当該有害な気体を吸引することをより効果的に回避して、例えばウィルスの感染をさらに低減することができる。
本発明1は、さらに、仕切面に通気孔を設置することで、作業者同士による当該有害な気体の吸引を回避するだけでなく、作業者同士のコミュニケーションや物品の授受を円滑に行うことができる。
実施態様例3〜5では、作業空間S、S及びSは所定のサービスの提供を受ける作業者(S15,S35)(当該サービス提供者の客)のためのものであり、作業空間S、S及びSは所定のサービスを提供する作業者(S25,S45)(当該サービス提供者の従業員)のためのものである。
実施態様例3では、所定のサービスは、例えば、役所・銀行等でなされる所定の書面の発行手続・所定の登録手続等が挙げられ、
実施態様例4及び5では、飲食店での飲食・懇親・接待の提供等が挙げられる。
本発明1の作業空間を含む本発明2の構造物は、全体として作業者同士の当該有害な気体の吸引を回避して、又は、さらに作業者同士のコミュニケーションや物品の授受を円滑に行うことができるため、当該構造物を利用して作業する作業者が安心して当該構造物内で作業でき、また、当該構造物に出入りすることができる。
C 椅子
,W,W,W 壁面
D 回転扉
H 天井
1,2 本発明1の作業空間
11,21 床面
12,22 作業面
121,221 作業面12の仮想筒状空間
12,d22 仮想筒状空間121の側面からの好適距離
13,23 吸気口
14,24 ダクト
15,25 作業者
,S 本発明2を構成する本発明1の作業空間
S11,S21 床面
S12,S22 作業面
S13,S23 吸気口
S14,S24 ダクト
S15,S25 作業者
S16,S26 仕切面
S161,S261 連通孔
,S 本発明2を構成する本発明1の作業空間
S31,S41 床面
S32,S42 作業面
S33,S43 吸気口
S34,S44 ダクト
S35,S45 作業者
S36,S46 仕切面
S361,S461 連通孔
,S 本発明2を構成する本発明1の作業空間
S51,S61 床面
S52,S62 作業面
S53,S63 吸気口
S56,S66 仕切面
5S1,S5S2,S5S3,S5S4 作業空間Sに含まれる本発明1の作業空間
5S5,S5S6,S5S7,S5S8 作業空間Sに含まれる本発明1の作業空間
5S9,S5S10,S5S11,S5S12 作業空間Sに含まれる本発明1の作業空間
S561,S562,S563,S564,S565,S566 作業面S52上に設置された仕切面
S567,S568,S569,S5610,S5611 作業面S52上に設置された仕切面

Claims (5)

  1. 床面と、床面と同じ高さ又は床面の上に位置する作業面(但し、喫煙を目的とする喫煙テーブルの作業面は除く)と、吸気口を有する吸気装置(但し、調理に伴う煙・油を排除するための吸気口を有する吸気装置を除く)とを備える作業空間であって、
    作業者が前記作業面に腕及び/又は手を接して作業をする間、
    前記吸気口は、前記作業者の高さよりも低い位置にあり、かつ、
    前記作業面を断面とする筒状空間の内部、及び/又は、前記筒状空間の側面から50cm以内の空間に位置する作業空間(但し、前記作業空間が以下の態様1〜6である場合を除く:
    〔態様1〕アイソレータ内の作業空間、
    前記作業面上で患者に対する医療作業を行うための作業空間、
    前記作業面上で調香作業を行うための作業空間、
    前記作業面上で点鈔作業をおこなうための作業空間、
    前記作業面及び前記吸気口が、ブッシュブル型排気装置を構成する作業空間、
    前記作業面上で特定化学物質障害予防規則(昭和四十七年労働省令第三十九号)別表第一〜別表第五に規定される揮発性薬剤を用いて、前記特定化学物質障害予防規則(昭和四十七年労働省令第三十九号)に従って作業をするための作業空間、
    前記吸気装置が吸塵装置である作業空間、及び、
    前記作業面上でアイロン作業をするための作業空間からなる群から選ばれる1以上の作業空間である態様;
    〔態様2〕前記作業空間中で前記吸気装置が吸気した空気を、前記作業空間中に排気する機構を備える態様;
    〔態様3〕前記作業空間が壁面又は壁面と天井で囲まれている場合であって、前記壁面又は壁面と天井以外の前記作業空間内に外気を前記作業空間に供給する排気口が存在する態様;
    〔態様4〕前記作業面上が間仕切りの筐体で仕切られ、前記筐体内に前記吸気口と排気口が備わり、前記吸気口が前記排気口よりも下側に位置する態様;
    〔態様5〕前記作業面に前記吸気口が形成され、前記作業面の上方に空気層流を吹出す吹出口が配置され、前記吹出口から吹き出された前記空気層流が、前記作業面に向けてエアカーテンを形成して前記吸気口に吸気される態様;並びに
    〔態様6〕前記作業面の上面視の重心を通過する直線が前記作業面の輪郭で切り取られる最長の線分(但し、作業面が矩形の場合は、重心を通過する長辺方向の線分)から上方に伸びる上端面を有する仕切面を備え、
    前記吸気口が前記上端面上に前記線分方向に配置され、
    前記吸気口から気体を外部に導出するための導出部を介して気体を吸引するための吸引ポンプを備える態様)。
  2. 請求項1記載の作業空間を含む構造物。
  3. 床面を備える複数の作業空間S(i=1,2,・・・,n)(nは2以上の自然数)が隣接してなり、
    前記複数の作業空間Sの少なくとも1つが請求項1記載の作業空間である請求項2記載の構造物。
  4. 前記複数の作業空間Sに含まれる請求項1記載の作業空間Sと、
    前記作業空間Sと隣接する前記複数の作業空間Sに含まれる少なくとも一の作業空間Sxaとが、仕切面を介し隣接しており、
    前記仕切面が、前記作業空間Sと前記作業空間Sxaを連通する連通孔を備える請求項2又は3記載の構造物。
  5. 前記吸気口が、少なくとも前記連通孔に隣接して設けてある請求項4記載の構造物。
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