JP6892547B1 - エアカーテン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型且つ簡易であり、空間を仕切ることができ、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを防止できるエアカーテン装置を提供する。【解決手段】エアカーテン装置1は、上下方向に配列された複数の送風機11と、上下方向に配列された複数の送風機21と、を有し、送風機21に含まれる吸込口23が送風機11に含まれる吹出口14と対向配置される。送風機11と送風機21との組において、送風機11は吹出口14から螺旋気流SA1を吹き出し、送風機21は吸込口23から螺旋気流SA1を吸い込む。エアカーテン装置1は、複数の吹出口14から吹き出され、複数の吸込口23に吸い込まれる、複数の螺旋気流SA1により、エアカーテンAC1を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、エアカーテンを形成するエアカーテン装置に関するものである。
近年、ウィルス又は細菌による感染症が世界的に流行する事例が増加している。このような感染症として、例えば新型コロナウィルス感染症が挙げられる。また、飲食店その他の店舗、医療施設及び介護施設等においては、互いの間の距離が短い状態で、複数の者同士が対面、会話又は飲食する場合がある。このような場合であって、且つ、一方の者が上記した感染症の感染者であった場合には、その感染者が呼吸、発声、咳又はくしゃみ等をすることにより、その感染者の口から唾液などの飛沫が飛散し、その感染者の口から飛散した飛沫を、他方の者、即ちその感染者と対面している者が鼻又は口から吸入するおそれがある。
複数の者同士の間で飛沫が飛散することを防止する方法として、複数の者同士が対面等する場合に、双方がマスクを着用することが望ましいが、例えば飲食する場合、会話が聞き取りにくい場合、又は、本人確認の場合等において、マスクを着用できない場合がある。また、複数の者同士の間に、ガラス又は樹脂等よりなる遮蔽板を設置した場合には、対面する複数の者同士の間で例えば小声では会話しにくいか、又は、商品を手渡しすることができない。
一方、遮蔽板に代えて、ある空間を帯状の空気の流れ即ち気流により仕切ることによりその空間を2つの部分空間に分割し、例えば一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを防止するエアカーテンを形成するエアカーテン装置を用いることが考えられる。
特開2011−137588号公報(特許文献1)には、第1の者がいる第1空間と第2の者がいる第2空間の間に設けられ、第1空間と第2空間の間の飛沫物の移動を防止する飛沫物遮断用エアカーテン装置において、対向して直立する柱状部材を有し、一方の柱状部材は帯状に空気を送り出す送風口を有し、他方の柱状部材は帯状に空気を吸い込む吸気口を有し、第1空間と第2空間の間にエアカーテンを形成する技術が開示されている。
特開2011−30719号公報(特許文献2)には、人を収容する収容部の内部にエアカーテンを送出するエアカーテン装置において、与えられる指令が指す収容部の内部の所定位置に対して、抗菌性のエアカーテンを送出するエアカーテン発生部を備える技術が開示されている。
特開2007−10184号公報(特許文献3)には、左右に離間して立設したエアーの吹出口と吸込口をそれぞれ収納する筐体とこれらを連結する天板で構成される門型のエアーカーテンにおいて、左右の筐体が対面する面の片方側にエアー吹出口を他方側に吸込口を配置する1対のエアー流路を複数対設けて、左右の筐体間に循環するエアーバリアを形成する技術が開示されている。上記特許文献3に記載された技術では、エアー吹出口に連通してモータ、遠心ファン、スクロールなどで構成した遠心ファンユニットを複数個縦方向に並設している。
特開2011−137588号公報 特開2011−30719号公報 特開2007−10184号公報
上記特許文献1乃至上記特許文献3に記載された技術では、ある空間を2つの部分空間に効率良く仕切って分割し、例えば一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを防止するためには、大型又は複雑なエアカーテン装置を用いなくてはならないという問題があった。このような大型又は複雑なエアカーテン装置を用いる場合、エアカーテン装置を容易に設置できず、容易に移動できない、という問題があった。
一方、小型且つ簡易なエアカーテン装置を用いるだけでは、ある空間を効率良く仕切って分割することができず、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができないという問題があった。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、小型且つ簡易なエアカーテン装置を用いるだけで、ある空間を効率良く仕切って分割することができ、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができるエアカーテン装置を提供することを目的とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一態様としてのエアカーテン装置は、エアカーテンを形成するエアカーテン装置である。当該エアカーテン装置は、上下方向に配列され、且つ、空気が吸い込まれる第1吸込口と空気が吹き出される第1吹出口とをそれぞれ含む、複数の第1送風機と、上下方向に配列され、空気が吸い込まれる第2吸込口と空気が吹き出される第2吹出口とをそれぞれ含み、且つ、平面視において第2吸込口が複数の第1送風機の各々に含まれる第1吹出口とそれぞれ対向配置される、複数の第2送風機と、を有する。第1送風機と第2送風機との組において、第1送風機は、第1送風機に含まれる第1吹出口から、第2送風機に含まれる第2吸込口に向けて、螺旋気流を吹き出し、第2送風機は、第1送風機により吹き出された螺旋気流を、第2送風機に含まれる第2吸込口から吸い込む。また、当該エアカーテン装置は、複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第1吹出口から吹き出され、且つ、複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第2吸込口に吸い込まれる、複数の螺旋気流により、エアカーテンを形成する。
また、他の一態様として、複数の第1送風機のうちのいずれかである第3送風機は、第3送風機に含まれる第1吹出口から螺旋気流が吹き出される方向に光を照射する発光部を含んでもよい。複数の第1送風機に対する複数の第2送風機の相対位置は、発光部により照射された光が、複数の第2送風機のうちのいずれかであり且つ平面視において第3送風機に含まれる第1吹出口と対向配置される第2吸込口を含む第4送風機に照射されるように、調整されてもよい。
また、他の一態様として、発光部は、可視光又は赤外光を発光するレーザ又は発光ダイオードであってもよい。
また、他の一態様として、第4送風機は、発光部により照射された光を受光する受光部を含んでもよい。複数の第1送風機に対する複数の第2送風機の相対位置は、発光部により照射された光が、受光部に照射されるように、調整されてもよい。
また、他の一態様として、当該エアカーテン装置は、エアカーテンをそれぞれ形成する2個のエアカーテン形成部を備え、2個のエアカーテン形成部の各々は、複数の第1送風機と、複数の第2送風機と、を有してもよい。2個のエアカーテン形成部のうちのいずれかである第1エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機は、2個のエアカーテン形成部のうち第1エアカーテン形成部と異なる第2エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機と平面視で隣り合ってもよい。平面視において、第2エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機から、第2エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機に向かう方向は、第1エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機から、第1エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機に向かう方向と、異なる方向であってもよい。第1エアカーテン形成部は、第1エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第2吹出口と、第2エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第1吸込口と、を気密に連結する第1連結部を有してもよい。
また、他の一態様として、当該エアカーテン装置は、上下方向に沿った中心軸の周りの環状経路に沿って配列され、且つ、エアカーテンをそれぞれ形成するN個(Nは3以上の整数)のエアカーテン形成部を備え、N個のエアカーテン形成部の各々は、複数の第1送風機と、複数の第2送風機と、を有してもよい。N個のエアカーテン形成部の各々について、エアカーテン形成部である第3エアカーテン形成部と、N個のエアカーテン形成部のうち、環状経路に沿って第3エアカーテン形成部よりも平面視で反時計方向側又は時計方向側である第1の側に配置され、且つ、第3エアカーテン形成部と隣り合うエアカーテン形成部である、第4エアカーテン形成部と、の組において、第3エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機は、第4エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機と平面視で隣り合ってもよい。第3エアカーテン形成部は、第3エアカーテン形成部が有する複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第2吹出口と、第4エアカーテン形成部が有する複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の第1吸込口と、を気密に連結する第2連結部を有してもよい。
また、他の一態様として、第1送風機により吹き出された螺旋気流を第1送風機から視たときの螺旋気流の回転方向は、時計回り又は反時計回りの回転方向であって、且つ、複数の第1送風機の間で同じ回転方向であってもよい。
また、他の一態様として、複数の第1送風機の各々は、第1筒部と、第1筒部の内部に設けられた第1ファンと、を含み、第1吸込口は、第1筒部の軸方向における第1端部に設けられ、第1吹出口は、第1筒部の軸方向における第1端部と反対側の第2端部に設けられ、第1ファンは、第1吸込口から空気を吸い込み、第1吸込口から吸い込まれた空気を第1吹出口から吹き出してもよい。複数の第1送風機の各々は、更に、第1吹出口に設けられ、且つ、第1筒部の軸方向から視たときに時計回り又は反時計回りに渦を巻く渦巻形状をそれぞれ有する複数の孔が形成された第1グリルを含んでもよい。
また、他の一態様として、複数の第1送風機の各々は、第1筒部の内部に消毒液を噴霧する噴霧部を含んでもよい。
また、他の一態様として、複数の第2送風機の各々は、第2筒部と、第2筒部の内部に設けられた第2ファンと、を含み、第2吸込口は、第2筒部の軸方向における第3端部に設けられ、第2吹出口は、第2筒部の軸方向における第3端部と反対側の第4端部に設けられ、第2ファンは、第2吸込口から空気を吸い込み、第2吸込口から吸い込まれた空気を第2吹出口から吹き出してもよい。第2吸込口の内径は、第1吹出口の内径よりも大きくてもよい。
また、他の一態様として、複数の第1送風機の各々は、第1筒部の内部に着色された気体を注入する第1注入部を含んでもよい。
また、他の一態様として、複数の第1送風機の各々は、第1筒部の内部に匂い成分を含有する気体を注入する第2注入部を含んでもよい。
本発明の一態様を適用することで、小型且つ簡易なエアカーテン装置を用いるだけで、ある空間を効率良く仕切って分割することができ、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができる。
実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す図である。 実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態のエアカーテン装置の配置の一例を模式的に示す平面図である。 実施の形態のエアカーテン装置の配置の他の例を模式的に示す平面図である。 実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す図である。 実施の形態の第1変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す平面図である。 実施の形態の第2変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す平面図である。 実施の形態の第3変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態の第4変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態の第5変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態及び各変形例について、図面を参照しつつ説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実施の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
更に、実施の形態で用いる図面においては、断面図であっても図面を見やすくするためにハッチングを省略する場合もある。また、平面図であっても図面を見やすくするためにハッチングを付す場合もある。
なお、以下の実施の形態においてA〜Bとして範囲を示す場合には、特に明示した場合を除き、A以上B以下を示すものとする。
(実施の形態)
<エアカーテン装置>
本発明の一実施形態である実施の形態のエアカーテン装置について説明する。図1は、実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す図である。図2は、実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。図3は、実施の形態のエアカーテン装置の配置の一例を模式的に示す平面図である。図4は、実施の形態のエアカーテン装置の配置の他の例を模式的に示す平面図である。図5は、実施の形態のエアカーテン装置の構成を模式的に示す図である。なお、図2は、図1に示すエアカーテン装置1のうち、1台(1個)の送風機11と1台(1個)の送風機21とにより形成される組を示している。また、図2では、エアカーテンAC1のうちの一部をエアカーテンAC10として示している。また、図1、図2及び図5においては、気流の向きを矢印により示している(図6及び図8乃至図10においても同様)。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のエアカーテン装置1は、エアカーテンを形成するエアカーテン装置であり、エアカーテンを形成するエアカーテン形成部2を備える。エアカーテン形成部2は、空気が吹き出される吹出部3と、空気が吸い込まれる吸込部4と、を備える。エアカーテン形成部2は、吹出部3から吹き出され、吸込部4に吸い込まれる、複数の螺旋気流SA1により、エアカーテンAC1を形成する。
吹出部3は、上下方向に配列された複数の送風機(サーキュレータ)11と、複数の送風機11を支持する支持部(スタンド)12と、を有する。複数の送風機11は、空気が吸い込まれる吸込口13と、空気が吹き出される吹出口14と、をそれぞれ含む。支持部12としては、特に限定されるものではないが、例えば脚部15と、脚部15上に設けられた枠部16と、を含む支持部12を用いることができる。このような場合、複数の送風機11の各々は、上下方向に配列された状態で枠部16により固定されるか、又は、上下方向に配列され且つ吹出口14の向きが変更可能な状態で枠部16により支持されることになる。また、枠部16を掴んで運ぶことにより、吹出部3を容易に設置又は移動することができる。
吸込部4は、上下方向に配列された複数の送風機(サーキュレータ)21と、複数の送風機21を支持する支持部(スタンド)22と、を有する。複数の送風機21は、空気が吸い込まれる吸込口23と、空気が吹き出される吹出口24と、をそれぞれ含む。また、複数の送風機21は、平面視において、吸込口23が複数の送風機11の各々に含まれる吹出口14とそれぞれ対向配置される。支持部22としては、特に限定されるものではないが、例えば脚部25と、脚部25上に設けられた枠部26と、を含む支持部22を用いることができる。このような場合、複数の送風機21の各々は、上下方向に配列された状態で枠部26により固定されるか、又は、上下方向に配列され且つ吸込口23の向きが変更可能な状態で枠部26により支持されることになる。また、枠部26を掴んで運ぶことにより、吸込部4を容易に設置又は移動することができる。
具体的には、複数の送風機11の各々は、中心軸31を中心とする筒部32と、筒部32の内部に中心軸31を中心として回転可能に設けられたファン33と、ファン33を回転駆動する駆動部34と、を含むことができる。このような場合、吸込口13は、筒部32の中心軸31に沿った方向即ち軸方向における端部35に設けられ、吹出口14は、筒部32の中心軸31に沿った方向即ち軸方向における端部35と反対側の端部36に設けられる。ファン33は、吸込口13から空気を吸い込み、吸込口13から吸い込まれた空気を吹出口14から吹き出す。
また、複数の送風機21の各々は、中心軸41を中心とする筒部42と、筒部42の内部に中心軸41を中心として回転可能に設けられたファン43と、ファン43を回転駆動する駆動部44と、を含むことができる。このような場合、吸込口23は、筒部42の中心軸41に沿った方向即ち軸方向における端部45に設けられ、吹出口24は、筒部42の中心軸41に沿った方向即ち軸方向における端部45と反対側の端部46に設けられる。ファン43は、吸込口23から空気を吸い込み、吸込口23から吸い込まれた空気を吹出口24から吹き出す。
本実施の形態では、複数の送風機11の各々について、送風機11と、複数の送風機21のうちのいずれかであり且つ送風機11に含まれる吹出口14と対向配置される吸込口23を含む送風機21とにより、組が形成される。
送風機11と送風機21との組において、送風機11は、送風機11に含まれる吹出口14から、送風機21に含まれる吸込口23に向けて、螺旋気流SA1を吹き出す。また、送風機11と送風機21との組において、送風機21は、送風機11に含まれる吹出口14から送風機21に含まれる吸込口23に向けて送風機11により吹き出された螺旋気流SA1を、送風機21に含まれる吸込口23から吸い込む。
本実施の形態のエアカーテン装置1は、上下方向に配列され、複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口14の各々からそれぞれ吹き出され、且つ、複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口23の各々にそれぞれ吸い込まれる、複数の螺旋気流SA1により、エアカーテンAC1を形成する。
ここで、エアカーテン装置によりエアカーテンを形成する際の問題点について説明する。
上記特許文献1乃至上記特許文献3に記載された技術では、ある空間を2つの部分空間に効率良く仕切って分割し、例えば一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを防止するためには、大型又は複雑なエアカーテン装置を用いなくてはならないという問題があった。このような大型又は複雑なエアカーテン装置を用いる場合、エアカーテン装置を容易に設置できず、容易に移動できない、という問題があった。
また、小型且つ簡易なエアカーテン装置を用いるだけでは、ある空間を効率良く仕切って分割することができず、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができないという問題があった。
一方、本実施の形態のエアカーテン装置1は、上下方向に配列された複数の送風機11と、上下方向に配列された複数の送風機21と、を有し、送風機21に含まれる吸込口23が送風機11に含まれる吹出口14と対向配置される。また、送風機11と送風機21との組において、送風機11は、送風機11に含まれる吹出口14から、送風機21に含まれる吸込口23に向けて、螺旋気流SA1を吹き出し、送風機21は、送風機11により吹き出された螺旋気流SA1を、吸込口23から吸い込む。また、本実施の形態のエアカーテン装置1は、複数の送風機11に含まれる複数の吹出口14から吹き出され、且つ、複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口23に吸い込まれる、複数の螺旋気流SA1により、エアカーテンAC1を形成する。
吹出口14から螺旋形状を有する螺旋気流SA1が吹き出される場合、螺旋形状以外の形状を有する気流が吹き出される場合よりも、気流が広がらずに直進しやすくなる。即ち、螺旋気流SA1の直進性は、螺旋形状以外の形状を有する気流の直進性よりも高い。
そのため、上下方向に配列された複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口14、即ち上下方向に配列された複数の吹出口14から複数の螺旋気流SA1が吹き出されることにより、形成されるエアカーテンAC1の厚さが、複数の送風機11から遠ざかるにつれて厚くなることを防止又は抑制することができる。
また、複数の吹出口14の各々からそれぞれ吹き出された複数の螺旋気流SA1が、上下方向に配列された複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口23、即ち上下方向に配列された複数の吸込口23から吸い込まれることによっても、エアカーテンAC1の厚さが、複数の送風機11から遠ざかるにつれて厚くなることを防止又は抑制することができる。
そのため、本実施の形態のエアカーテン装置1によれば、小型且つ簡易なエアカーテン装置を用いるだけで、ある空間を効率良く仕切って分割することができ、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができる。また、ある空間を2つの部分空間に効率良く仕切って分割し、例えば一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを防止するために、大型又は複雑なエアカーテン装置を用いる必要がないので、エアカーテン装置を容易に設置し、容易に移動することができる。
即ち、本実施の形態のエアカーテン装置1によれば、ある空間を効率良く仕切って分割することができ、一方の部分空間から他方の部分空間に飛沫等の異物が侵入することを効率良く防止することができ、且つ、エアカーテン装置を容易に設置し、容易に移動することができる。
図3に示すように、本実施の形態のエアカーテン装置1は、小型且つ簡易なエアカーテン装置であるため、例えばテーブル51上に設置されることができる。例えば飲食店その他の店舗において、テーブル51を挟んで、2人の利用者52が互いに対面しているか、又は、利用者52と従業者53とが互いに対面している場合、テーブル51を中心とした空間SPを、2人の利用者52の間、又は、利用者52と従業者53との間で、2つの部分空間SP1及びSP2に効率良く仕切って分割することができる。
このような場合、前述したように、2人の利用者52の間、又は、利用者52と従業者53との間に、ガラス又は樹脂等よりなる遮蔽板を設置する必要がないので、2人の利用者52の間、又は、利用者52と従業者53との間で、例えば小声でも会話しやすくなり、商品を手渡しすることができる。
図4に示すように、本実施の形態のエアカーテン装置1は、小型且つ簡易なエアカーテン装置であるため、例えば複数のテーブル51よりなるテーブル群54と、複数のテーブル51よりなるテーブル群55と、の間に設置されることができる。例えばテーブル群54とテーブル群55との間が通路56であり、その通路56にガラス又は樹脂等よりなる遮蔽板を設置しにくい場合でも、テーブル群54とテーブル群55との間の通路56に本実施の形態のエアカーテン装置1を設置することにより、複数のテーブル51が配置されている空間SPを、通路56を境界として、2つの部分空間SP1及びSP2に効率良く仕切って分割することができる。なお、テーブル群54に含まれる複数のテーブル51は、テーブル51とパーティション57とが交互に配置されるように、通路56に沿って配列されており、テーブル群55に含まれる複数のテーブル51は、テーブル51とパーティション57とが交互に配置されるように、通路56に沿って配列されている。
また、前述したように、螺旋気流SA1の直進性は、螺旋形状以外の形状を有する気流の直進性よりも高い。そのため、本実施の形態のエアカーテン装置1によれば、図4に示すように、一方の部分空間SP1に配置され、通路56に沿って配列された3つのテーブル51よりなるテーブル群54と、他方の部分空間SP2に配置され、通路56に沿って配列された3つのテーブル51よりなるテーブル群55と、の間を1台のエアカーテン装置1により、効率良く仕切って分割することができる。
図5に示すように、好適には、複数の送風機11のうちのいずれか(又は全部)である送風機11aは、送風機11aに含まれる吹出口14から螺旋気流SA1が吹き出される方向に光LG1を照射する発光部61を含む。また、複数の送風機11に対する複数の送風機21の相対位置は、送風機11aに含まれる発光部61により照射された光LG1が、複数の送風機21のうちのいずれか(又は全部)であり且つ平面視において送風機11aに含まれる吹出口14と対向配置される吸込口23を含む送風機21aに照射されるように、調整される。
このような場合、本実施の形態のエアカーテン装置1が設置される場所で、送風機11aに含まれる発光部61により照射された光を、送風機21aに照射させながら、吹出部3に対する吸込部4の相対位置を調整することにより、送風機11の吹出口14から吹き出された螺旋気流SA1が送風機21の吸込口23に真っ直ぐに届くか否か(到達するか否か)を、視覚的に容易に確認することができる。そのため、送風機11と送風機21とを確実に1対1で対応させることができる。
なお、発光部61に関しては、送風機11と送風機21とが逆でもよい。即ち、複数の送風機21のうちのいずれか(又は全部)である送風機21aは、送風機21aに含まれる吸込口23に螺旋気流SA1が吸い込まれる方向に光を照射する発光部(図示は省略)を含んでもよい。また、複数の送風機21に対する複数の送風機11の相対位置は、送風機21aに含まれる発光部(図示は省略)により照射された光が、複数の送風機11のうちのいずれか(又は全部)であり且つ送風機21aに含まれる吸込口23と対向配置される吹出口14を含む送風機11aに照射されるように、調整されてもよい。
好適には、送風機11に含まれる発光部61は、光LG1として可視光又は赤外光を発光するレーザ又は発光ダイオードである。
レーザ又は発光ダイオードにより照射される光の直進性は、それ以外の光源により照射される光の直進性よりも高い。そのため、発光部61が、可視光又は赤外光を発光するレーザ又は発光ダイオードであることにより、送風機11の吹出口14から吹き出された螺旋気流SA1が送風機21の吸込口23に真っ直ぐに届くか否か(到達するか否か)を、更に視覚的に容易に確認することができ、送風機11と送風機21とを更に確実に1対1で対応させることができる。
好適には、送風機21aは、送風機11aに含まれる発光部61により照射された光を受光する受光部62を含む。また、複数の送風機11に対する複数の送風機21の相対位置は、送風機11aに含まれる発光部61により照射された光が、送風機21aに含まれる受光部62に照射されるように、調整される。受光部62として、光LG1を反射する反射率が高い、例えば平滑な板部を用いることができる。
このような場合、本実施の形態のエアカーテン装置1が設置される場所で、送風機11に含まれる発光部61により照射された光を、送風機21aの受光部62に照射させながら、吹出部3に対する吸込部4の相対位置を調整することにより、送風機11の吹出口14から吹き出された螺旋気流SA1が送風機21の吸込口23に真っ直ぐに届くか否か(到達するか否か)を、視覚的に更に容易に確認することができる。そのため、送風機11と送風機21とを更に確実に1対1で対応させることができる。
好適には、送風機11に含まれる吹出口14から送風機21に含まれる吸込口23に向けて送風機11により吹き出された螺旋気流SA1を送風機11から送風機21に向かって視たときの螺旋気流SA1の回転方向は、時計回り又は反時計回りの回転方向であって、且つ、複数の送風機11間で同じ回転方向である。言い換えれば、時計回り又は反時計回りのうち同方向に回転する螺旋形状(スパイラル形状)を有する螺旋気流SA1をそれぞれ吹き出す複数の送風機(サーキュレータ)11が、縦に即ち上下方向に並べられる(配列される)。
上下方向において互いに隣り合う2台(2個)の送風機11が、時計回り又は反時計回りであって互いに同方向に回転する螺旋形状(スパイラル形状)を有する螺旋気流SA1をそれぞれ吹き出す場合、当該2台(2個)の送風機11が、互いに逆方向に回転する螺旋形状を有する螺旋気流SA1をそれぞれ吹き出す場合に比べて、吹き出される空気の量(風力)を強めることができ、風力を安定させ、風力を容易に保つことができる。
好適には、複数の送風機11の各々は、更に、吹出口14に設けられ、且つ、筒部32の軸方向から視たときに時計回り又は反時計回りに渦を巻く渦巻形状をそれぞれ有する複数の孔63aが形成されたグリル63を含む。複数の孔63aの各々は、グリル63を筒部32の軸方向に貫通する。
グリル63に形成された複数の孔63aが、時計回り又は反時計回りに渦を巻く渦巻形状をそれぞれ有する場合、グリル63に形成された複数の孔63aが時計回り又は反時計回りに渦を巻く渦巻形状を有しない場合に比べて、螺旋形状(スパイラル形状)を有する螺旋気流SA1を容易に吹き出すことができる。なお、送風機21から送風機11に向かって視たとき、グリル63に形成された孔63aが有する渦巻形状の回転方向と、送風機11により吹き出された螺旋気流SA1の回転方向と、ファン33の回転方向と、は全て同じ回転方向である。
好適には、エアカーテン形成部2は、吸込部4の吹出部3と対向する側と反対側の端部と、吹出部3の吸込部4と対向する側と反対側の端部と、を気密に連結する連結部64(図1参照)を有してもよい。即ち、エアカーテン形成部2は、複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口24と、複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口13と、を一体的に、又は、一対一で気密に連結する連結部64を有する。連結部64として、金属材料、プラスチック等の樹脂材料、又は、ゴム等の弾性材料よりなるものを用いることができる。
このような場合、エアカーテンAC1に飛沫等の異物が侵入したときに、侵入した異物が、エアカーテンAC1を中心として両側に配置された2つの部分空間SP1及びSP2のいずれかに侵入することも含めて、エアカーテンAC1以外の空間に侵入することを、防止又は抑制することができる。
<エアカーテン装置の第1変形例>
次に、実施の形態のエアカーテン装置の第1変形例について説明する。本第1変形例のエアカーテン装置1では、実施の形態のエアカーテン装置1に1台(1個)備えられていたエアカーテン形成部2が2台(2個)備えられ、それらの2台(2個)のエアカーテン形成部2の間が気密に連結されている。
図6は、実施の形態の第1変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す平面図である。
図6に示すように、本第1変形例のエアカーテン装置1は、実施の形態のエアカーテン装置1と異なり、2台(2個)のエアカーテン形成部2を備える。2台(2個)のエアカーテン形成部2の各々は、実施の形態のエアカーテン装置1が備えるエアカーテン形成部2と同様に、吹出部3と吸込部4とを備え、吹出部3は複数の送風機11を有し、吸込部4は複数の送風機21を有する。即ち、2台(2個)のエアカーテン形成部2の各々は、複数の送風機11と、複数の送風機21と、を有する。なお、複数の送風機11及び複数の送風機21は、実施の形態における複数の送風機11及び複数の送風機21と同様にすることができる。
本第1変形例では、2個のエアカーテン形成部2のうちのいずれかであるエアカーテン形成部2aが有する複数の送風機21は、2個のエアカーテン形成部2のうちエアカーテン形成部2aと異なるエアカーテン形成部2bが有する複数の送風機11と平面視で隣り合う。なお、エアカーテン形成部2aは、エアカーテンAC1としてのエアカーテンAC11を形成し、エアカーテン形成部2bは、エアカーテンAC1としてのエアカーテンAC12を形成するものとする。
平面視において、エアカーテン形成部2bが有する複数の送風機11から、エアカーテン形成部2bが有する複数の送風機21に向かう方向は、エアカーテン形成部2aが有する複数の送風機11から、エアカーテン形成部2aが有する複数の送風機21に向かう方向と、異なる方向である。言い換えれば、送風機11と送風機21との組において、送風機11に含まれる吹出口14から螺旋気流SA1(図1参照)が吹き出される方向は、2個のエアカーテン形成部2の間で互いに異なる方向である。
エアカーテン形成部2aは、エアカーテン形成部2aが有する複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口24と、エアカーテン形成部2bが有する複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口13と、を一体的に、又は、一対一で気密に連結する連結部65を有する。
即ち、本第1変形例のエアカーテン装置1では、一対のエアカーテン形成部2同士が、即ち互いに隣り合う2台(2個)のエアカーテン形成部2が、連結部65により連結される。連結部65として、エアカーテン形成部2aが有する複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口24と、エアカーテン形成部2bが有する複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口13と、を気密に連結できればよい。従って、連結部65として、金属材料、プラスチック等の樹脂材料、又は、ゴム等の弾性材料よりなるものを用いることができる。
本第1変形例によれば、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、エアカーテンを自在に延長することができ、且つ、平面視においてエアカーテンを自在に折り曲げることができる。そのため、例えば平面視において折曲した通路に沿ってエアカーテンを形成する場合等、レイアウトに制限がある場合でも、エアカーテン装置を容易に設置することができる。また、エアカーテン形成部2aが形成するエアカーテンAC11に飛沫等の異物が侵入したときに、侵入した異物が、エアカーテン形成部2bが形成するエアカーテンAC12を中心として両側に配置された2つの部分空間のいずれかに侵入することを、防止又は抑制することができる。
<エアカーテン装置の第2変形例>
次に、実施の形態のエアカーテン装置の第2変形例について説明する。本第2変形例のエアカーテン装置1では、実施の形態のエアカーテン装置1に1台(1個)備えられていたエアカーテン形成部2がN台(N個、Nは3以上の整数)備えられ、それらのN台(N個)のエアカーテン形成部2が環状経路CR1に沿って配列され、環状経路CR1に沿って互いに隣り合う2台(2個)のエアカーテン形成部2の間が気密に連結されている。
図7は、実施の形態の第2変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す平面図である。なお、図6は、図7において二点鎖線で囲まれた領域AR1を拡大して示すものと類似の構成を示す。
図7に示すように、本第2変形例のエアカーテン装置1は、実施の形態のエアカーテン装置1と異なり、上下方向に沿った中心軸AX1の周りの環状経路CR1に沿って配列され、且つ、エアカーテンAC1をそれぞれ形成するN台(N個、Nは3以上の整数)のエアカーテン形成部2を備えている。図7では、N=8の場合を例示している。N台(N個)のエアカーテン形成部2の各々は、実施の形態のエアカーテン装置1が備えるエアカーテン形成部2と同様に、吹出部3と吸込部4とを備え、吹出部3は複数の送風機11を有し、吸込部4は複数の送風機21を有する。即ち、N台(N個)のエアカーテン形成部2の各々は、複数の送風機11と、複数の送風機21と、を有する。なお、複数の送風機11及び複数の送風機21は、実施の形態における複数の送風機11及び複数の送風機21と同様にすることができる。
本第2変形例では、N台(N個)のエアカーテン形成部2の各々について、エアカーテン形成部であるエアカーテン形成部2cと、N個のエアカーテン形成部2のうち、環状経路CR1に沿ってエアカーテン形成部2cよりも平面視で反時計方向側又は時計方向側である第1の側に配置され、且つ、エアカーテン形成部2cと隣り合うエアカーテン形成部2である、エアカーテン形成部2dと、の組において、エアカーテン形成部2cが有する複数の送風機21は、エアカーテン形成部2dが有する複数の送風機11と平面視で隣り合う。なお、N台(N個)のエアカーテン形成部2のいずれも、エアカーテンAC1を形成するが、N台(N個)のエアカーテン形成部2の各々がそれぞれ形成する複数のエアカーテンAC1により、平面視で環状形状を有する環状エアカーテンAC2が形成されるものとする。
エアカーテン形成部2cは、エアカーテン形成部2cが有する複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口24(図6参照)と、エアカーテン形成部2dが有する複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口13(図6参照)と、を一体的に、又は、一対一で気密に連結する連結部66を有する。
即ち、本第2変形例のエアカーテン装置1では、実施の形態の第1変形例のエアカーテン装置1と同様に、互いに隣り合う一対のエアカーテン形成部2同士が、即ち互いに隣り合う2台(2個)のエアカーテン形成部2が、連結部66により連結される。連結部66として、実施の形態の第1変形例における連結部65と同様に、エアカーテン形成部2cが有する複数の送風機21の各々にそれぞれ含まれる複数の吹出口24(図6参照)と、エアカーテン形成部2dが有する複数の送風機11の各々にそれぞれ含まれる複数の吸込口13(図6参照)と、を気密に連結できればよい。従って、連結部66として、実施の形態の第1変形例における連結部65と同様に、金属材料、プラスチック等の樹脂材料、又は、ゴム等の弾性材料よりなるものを用いることができる。
本第2変形例によれば、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、環状経路CR1に沿ってN台(N個)のエアカーテン形成部2が配列され、環状経路CR1に沿って互いに隣り合う2台(2個)のエアカーテン形成部2の間が気密に連結されることにより、平面視で環状形状を有する環状エアカーテンAC2により囲まれた空間を容易に形成することができる。また、環状エアカーテンAC2に飛沫等の異物が侵入したときに、侵入した異物が、環状エアカーテンAC2により囲まれた空間に侵入すること、及び、中心軸AX1を中心として環状エアカーテンAC2よりも外周側の空間に侵入することを、防止又は抑制することができる。
<エアカーテン装置の第3変形例>
次に、実施の形態のエアカーテン装置の第3変形例について説明する。図8は、実施の形態の第3変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、図8では、エアカーテンAC1のうちの一部をエアカーテンAC10として示している。
図8に示すように、本第3変形例のエアカーテン装置1では、複数の送風機11の各々は、筒部32の内部に消毒液71aを噴霧する噴霧部(噴霧器)71を含む。即ち、本第3変形例のエアカーテン装置は、複数の送風機11の各々が、空気を吹き出すファン33に加えて、ウィルス又は細菌を不活化又は殺菌する消毒液71aを噴霧する手段(機能)を含む。消毒液71aとして、例えばエチルアルコール(エタノール)又は塩素を含有する消毒液を用いることができる。
これにより、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、複数の送風機11の各々から吹き出される螺旋気流SA1が、消毒液71aを含有することになるので、エアカーテンAC1自身によりウィルス又は細菌が容易に不活化又は殺菌され、エアカーテンAC1自身によりウィルス又は細菌を除去することができる。そのため、エアカーテンAC1を挟んで、2人の利用者52(図3参照)が互いに対面しているか、又は、利用者52(図3参照)と従業者53(図3参照)とが互いに対面している場合において、2人の利用者52の間、又は、利用者52と従業者53との間で、感染症が感染することを更に確実に防止することができる。
<エアカーテン装置の第4変形例>
次に、実施の形態のエアカーテン装置の第4変形例について説明する。図9は、実施の形態の第4変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、図9では、エアカーテンAC1のうちの一部をエアカーテンAC10として示している。
図9に示すように、本第4変形例のエアカーテン装置1では、送風機11と送風機21との組において、送風機21に含まれる吸込口23の内径ID2は、送風機11に含まれる吹出口14の内径ID1よりも大きい。また、筒部42は、筒部42の内径が、吹出口24から吸込口23に向かって徐々に大きくなる形状を、有することができる。
これにより、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、送風機21に含まれる吸込口23の開口径である内径ID2が、送風機11に含まれる吹出口14の開口径である内径ID1よりも広げられることになるので、吸込部4が、吸込部4が有する送風機21に含まれる吸込口23から空気を吸い込みやすくなり、吹出部3が有する送風機11に含まれる吹出口14から吹き出された空気が、吸込部4が有する送風機21に吸い込まれずに逃がされることを防止又は抑制することができる。
<エアカーテン装置の第5変形例>
次に、実施の形態のエアカーテン装置の第5変形例について説明する。図10は、実施の形態の第5変形例のエアカーテン装置の構成を模式的に示す断面図である。なお、図10では、エアカーテンAC1のうちの一部をエアカーテンAC10として示している。
図10に示すように、本第5変形例のエアカーテン装置1の一例においては、複数の送風機11の各々は、筒部32の内部に着色された気体GS1を注入する注入部(注入器)72を含む。即ち、本第5変形例のエアカーテン装置1の一例は、空間の用途又はデザインに合わせてエアカーテンAC1を着色するか又はエアカーテンAC1が煙を含むものである。これにより、例えばエアカーテン装置が設置されていることが利用者等に注意喚起され、利用者等の予防意識が喚起されるため、感染防止の効果を高めることができる。
強めの注意喚起を目的とした着色として、積極的な注意喚起、進入禁止若しくは工事立ち入り禁止を表す、所謂「トラテープ」のような黄色と黒色とによる着色、道路での注意喚起を表すコーンのような赤色による着色、が挙げられる。また、更に強めの注意喚起を目的とした着色として、発煙筒のような比較的強い色による着色が挙げられる。また、着色として、空間がエアカーテンにより仕切られていることを客観的に分かりやすくすることを目的とした着色が挙げられる。また、強い立ち入り禁止ではないが、軽いコミュニケーションができる程度のエアカーテンを形成する場合には、着色として、少し注意しながらエアカーテンを使用することを促すことを目的とした着色が挙げられる。このような場合、緩めの注意喚起であるので、それほど強い色による着色である必要はなく、少し弱い色による着色で足りる。
店舗の売り場等の様々な空間では、空間を仕切るパーティション等が設置されることがあるが、売り場等の雰囲気に合わせてパーティション等を着色したい場合がある。更に、例えばレジ(会計)のように、利用者と従業者とが対面する場合に、顔がはっきりと見えすぎない方がよいという観点で、透明ではあるが薄く着色されたパーティションが、透明で且つ着色されていないパーティションよりも好まれる場合がある。
本第5変形例のエアカーテン装置1の一例によれば、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、空間の用途又はデザインに合わせてエアカーテンAC1を着色するか又はエアカーテンAC1が煙を含むことにより、売り場等の雰囲気に合わせてパーティション等を着色したいという要望に応えることができ、利用者と従業者とが対面する場合には、顔がはっきりと見えすぎない方がよいという要望に応えることができる。
或いは、図10に示すように、本第5変形例のエアカーテン装置1の他の例においては、複数の送風機11の各々は、筒部32の内部に匂い成分を含有する気体GS2を注入する注入部(注入器)73を含む。即ち、本第5変形例のエアカーテン装置1の他の例は、空間の用途又は雰囲気に合わせてエアカーテンが匂いを含むものである。これにより、例えばエアカーテン装置が設置されていることが利用者等に注意喚起され、利用者等の予防意識が喚起されるため、感染防止の効果を高めることができる。
匂いとして、カフェ若しくはレストランなどのテーマに合わせた匂い若しくはステーキ若しくはポップコーンなどの匂い、テーマパークの雰囲気に合わせた匂い、又は、四季の花に合わせた匂い、が挙げられる。或いは、商談に合わせた爽やかな雰囲気の匂い、又は、マッサージ店などリラックスする雰囲気の匂い、が挙げられる。或いは、喫煙室若しくはトイレの近くでの消臭効果のある匂い、又は、自然環境を想起するような匂い、が挙げられる。
店舗の売り場等の様々な空間では、売り場の雰囲気又はテーマに合わせて例えばコーヒーの匂いなど様々な匂いを含むようにしたい場合がある。本第5変形例のエアカーテン装置1の他の例によれば、実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、更に、空間の用途又は雰囲気に合わせてエアカーテンAC1が匂いを含むことにより、売り場の雰囲気又はテーマに合わせて様々な匂いを含むようにしたいという要望に応えることができる。
なお、実施の形態のエアカーテン装置及び実施の形態の第1変形例乃至第5変形例のエアカーテン装置のうちいずれか1種又は複数種を適宜組み合わせることができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
例えば、前述の実施の形態及び各変形例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、エアカーテンを形成するエアカーテン装置に適用して有効である。
1 エアカーテン装置
2、2a〜2d エアカーテン形成部
3 吹出部
4 吸込部
11、11a、21、21a 送風機
12、22 支持部
13、23 吸込口
14、24 吹出口
15、25 脚部
16、26 枠部
31、41、AX1 中心軸
32、42 筒部
33、43 ファン
34、44 駆動部
35、36、45、46 端部
51 テーブル
52 利用者
53 従業者
54、55 テーブル群
56 通路
57 パーティション
61 発光部
62 受光部
63 グリル
63a 孔
64〜66 連結部
71 噴霧部
71a 消毒液
72、73 注入部
AC1、AC10、AC11、AC12 エアカーテン
AC2 環状エアカーテン
AR1 領域
CR1 環状経路
GS1、GS2 気体
ID1、ID2 内径
LG1 光
SA1 螺旋気流
SP 空間
SP1、SP2 部分空間

Claims (13)

  1. エアカーテンを形成するエアカーテン装置において、
    上下方向に配列され、且つ、空気が吸い込まれる第1吸込口と空気が吹き出される第1吹出口とをそれぞれ含む、複数の第1送風機と、
    上下方向に配列され、空気が吸い込まれる第2吸込口と空気が吹き出される第2吹出口とをそれぞれ含み、且つ、平面視において前記第2吸込口が前記複数の第1送風機の各々に含まれる前記第1吹出口とそれぞれ対向配置される、複数の第2送風機と、
    を有し、
    前記第1送風機と前記第2送風機との組において、
    前記第1送風機は、前記第1送風機に含まれる前記第1吹出口から、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口に向けて、螺旋気流を吹き出し、
    前記第2送風機は、前記第1送風機により吹き出された前記螺旋気流を、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口から吸い込み、
    前記エアカーテン装置は、前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吹出口から吹き出され、且つ、前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吸込口に吸い込まれる、複数の前記螺旋気流により、前記エアカーテンを形成し、
    前記複数の第1送風機のうちのいずれかである第3送風機は、前記第3送風機に含まれる前記第1吹出口から前記螺旋気流が吹き出される方向に光を照射する発光部を含み、
    前記複数の第1送風機に対する前記複数の第2送風機の相対位置は、前記発光部により照射された光が、前記複数の第2送風機のうちのいずれかであり且つ平面視において前記第3送風機に含まれる前記第1吹出口と対向配置される前記第2吸込口を含む第4送風機に照射されるように、調整される、エアカーテン装置。
  2. 請求項に記載のエアカーテン装置において、
    前記発光部は、可視光又は赤外光を発光するレーザ又は発光ダイオードである、エアカーテン装置。
  3. 請求項又はに記載のエアカーテン装置において、
    前記第4送風機は、前記発光部により照射された光を受光する受光部を含み、
    前記複数の第1送風機に対する前記複数の第2送風機の相対位置は、前記発光部により照射された光が、前記受光部に照射されるように、調整される、エアカーテン装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    前記エアカーテンをそれぞれ形成する2個のエアカーテン形成部を備え、
    前記2個のエアカーテン形成部の各々は、
    前記複数の第1送風機と、
    前記複数の第2送風機と、
    を有し、
    前記2個のエアカーテン形成部のうちのいずれかである第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機は、前記2個のエアカーテン形成部のうち前記第1エアカーテン形成部と異なる第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機と平面視で隣り合い、
    平面視において、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機から、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機に向かう方向は、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機から、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機に向かう方向と、異なる方向であり、
    前記第1エアカーテン形成部は、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吹出口と、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吸込口と、を気密に連結する第1連結部を有する、エアカーテン装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    上下方向に沿った中心軸の周りの環状経路に沿って配列され、且つ、前記エアカーテンをそれぞれ形成するN個(Nは3以上の整数)のエアカーテン形成部を備え、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々は、
    前記複数の第1送風機と、
    前記複数の第2送風機と、
    を有し、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々について、前記エアカーテン形成部である第3エアカーテン形成部と、前記N個のエアカーテン形成部のうち、前記環状経路に沿って前記第3エアカーテン形成部よりも平面視で反時計方向側又は時計方向側である第1の側に配置され、且つ、前記第3エアカーテン形成部と隣り合うエアカーテン形成部である、第4エアカーテン形成部と、の組において、
    前記第3エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機は、前記第4エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機と平面視で隣り合い、
    前記第3エアカーテン形成部は、前記第3エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吹出口と、前記第4エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吸込口と、を気密に連結する第2連結部を有する、エアカーテン装置。
  6. エアカーテンを形成するエアカーテン装置において、
    前記エアカーテンをそれぞれ形成する2個のエアカーテン形成部を備え、
    前記2個のエアカーテン形成部の各々は、
    上下方向に配列され、且つ、空気が吸い込まれる第1吸込口と空気が吹き出される第1吹出口とをそれぞれ含む、複数の第1送風機と、
    上下方向に配列され、空気が吸い込まれる第2吸込口と空気が吹き出される第2吹出口とをそれぞれ含み、且つ、平面視において前記第2吸込口が前記複数の第1送風機の各々に含まれる前記第1吹出口とそれぞれ対向配置される、複数の第2送風機と、
    を有し、
    前記2個のエアカーテン形成部の各々が有する前記第1送風機と前記第2送風機との組において、
    前記第1送風機は、前記第1送風機に含まれる前記第1吹出口から、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口に向けて、螺旋気流を吹き出し、
    前記第2送風機は、前記第1送風機により吹き出された前記螺旋気流を、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口から吸い込み、
    前記2個のエアカーテン形成部の各々は、前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吹出口から吹き出され、且つ、前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吸込口に吸い込まれる、複数の前記螺旋気流により、前記エアカーテンを形成し、
    前記2個のエアカーテン形成部のうちのいずれかである第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機は、前記2個のエアカーテン形成部のうち前記第1エアカーテン形成部と異なる第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機と平面視で隣り合い、
    平面視において、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機から、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機に向かう方向は、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機から、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機に向かう方向と、異なる方向であり、
    前記第1エアカーテン形成部は、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吹出口と、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吸込口と、を気密に連結する連結部を有する、エアカーテン装置。
  7. エアカーテンを形成するエアカーテン装置において、
    上下方向に沿った中心軸の周りの環状経路に沿って配列され、且つ、前記エアカーテンをそれぞれ形成するN個(Nは3以上の整数)のエアカーテン形成部を備え、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々は、
    上下方向に配列され、且つ、空気が吸い込まれる第1吸込口と空気が吹き出される第1吹出口とをそれぞれ含む、複数の第1送風機と、
    上下方向に配列され、空気が吸い込まれる第2吸込口と空気が吹き出される第2吹出口とをそれぞれ含み、且つ、平面視において前記第2吸込口が前記複数の第1送風機の各々に含まれる前記第1吹出口とそれぞれ対向配置される、複数の第2送風機と、
    を有し、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々が有する前記第1送風機と前記第2送風機との組において、
    前記第1送風機は、前記第1送風機に含まれる前記第1吹出口から、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口に向けて、螺旋気流を吹き出し、
    前記第2送風機は、前記第1送風機により吹き出された前記螺旋気流を、前記第2送風機に含まれる前記第2吸込口から吸い込み、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々は、前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吹出口から吹き出され、且つ、前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吸込口に吸い込まれる、複数の前記螺旋気流により、前記エアカーテンを形成し、
    前記N個のエアカーテン形成部の各々について、前記エアカーテン形成部である第1エアカーテン形成部と、前記N個のエアカーテン形成部のうち、前記環状経路に沿って前記第1エアカーテン形成部よりも平面視で反時計方向側又は時計方向側である第1の側に配置され、且つ、前記第1エアカーテン形成部と隣り合うエアカーテン形成部である、第2エアカーテン形成部と、の組において、
    前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機は、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機と平面視で隣り合い、
    前記第1エアカーテン形成部は、前記第1エアカーテン形成部が有する前記複数の第2送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第2吹出口と、前記第2エアカーテン形成部が有する前記複数の第1送風機の各々にそれぞれ含まれる複数の前記第1吸込口と、を気密に連結する連結部を有する、エアカーテン装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    前記第1送風機により吹き出された前記螺旋気流を前記第1送風機から視たときの前記螺旋気流の回転方向は、時計回り又は反時計回りの回転方向であって、且つ、前記複数の第1送風機の間で同じ回転方向である、エアカーテン装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    前記複数の第1送風機の各々は、
    第1筒部と、
    前記第1筒部の内部に設けられた第1ファンと、
    を含み、
    前記第1吸込口は、前記第1筒部の軸方向における第1端部に設けられ、
    前記第1吹出口は、前記第1筒部の軸方向における前記第1端部と反対側の第2端部に設けられ、
    前記第1ファンは、前記第1吸込口から空気を吸い込み、前記第1吸込口から吸い込まれた空気を前記第1吹出口から吹き出し、
    前記複数の第1送風機の各々は、更に、前記第1吹出口に設けられ、且つ、前記第1筒部の軸方向から視たときに時計回り又は反時計回りに渦を巻く渦巻形状をそれぞれ有する複数の孔が形成された第1グリルを含む、エアカーテン装置。
  10. 請求項に記載のエアカーテン装置において、
    前記複数の第1送風機の各々は、前記第1筒部の内部に消毒液を噴霧する噴霧部を含む、エアカーテン装置。
  11. 請求項又は10に記載のエアカーテン装置において、
    前記複数の第2送風機の各々は、
    第2筒部と、
    前記第2筒部の内部に設けられた第2ファンと、
    を含み、
    前記第2吸込口は、前記第2筒部の軸方向における第3端部に設けられ、
    前記第2吹出口は、前記第2筒部の軸方向における前記第3端部と反対側の第4端部に設けられ、
    前記第2ファンは、前記第2吸込口から空気を吸い込み、前記第2吸込口から吸い込まれた空気を前記第2吹出口から吹き出し、
    前記第2吸込口の内径は、前記第1吹出口の内径よりも大きい、エアカーテン装置。
  12. 請求項乃至11のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    前記複数の第1送風機の各々は、前記第1筒部の内部に着色された気体を注入する第1注入部を含む、エアカーテン装置。
  13. 請求項乃至11のいずれか一項に記載のエアカーテン装置において、
    前記複数の第1送風機の各々は、前記第1筒部の内部に匂い成分を含有する気体を注入する第2注入部を含む、エアカーテン装置。
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