JPH10263058A - 室内脱臭装置 - Google Patents

室内脱臭装置

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Publication number
JPH10263058A
JPH10263058A JP9072858A JP7285897A JPH10263058A JP H10263058 A JPH10263058 A JP H10263058A JP 9072858 A JP9072858 A JP 9072858A JP 7285897 A JP7285897 A JP 7285897A JP H10263058 A JPH10263058 A JP H10263058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
exhaust port
fan
interior
room
Prior art date
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Pending
Application number
JP9072858A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawada
博之 河田
Akira Endo
顕 遠藤
Makoto Okada
誠 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9072858A priority Critical patent/JPH10263058A/ja
Publication of JPH10263058A publication Critical patent/JPH10263058A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内空気を室外に排出することなく、更には
室内有効面積を減少させることもない室内脱臭装置を提
供する。 【解決手段】 吸気口7を室内の床面又は側面に開口さ
せ、排気口9を前記室内の天井又は側面に開口させたダ
クト6と、前記吸気口7に設置された脱臭材8と、前記
排気口9に設置されたファン4とからなり、前記ダクト
6内面に断熱材5を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の悪臭を脱臭
する為に使用する室内脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生活環境の向上を望む声が高まっている
今日において、生活の場である室内の悪臭を除去するす
ることは、大きな課題の1つとなっており、そのための
方法も台所における換気扇、寝室でのイオン脱臭、応接
室のオゾン脱臭等、様々なものが考えだされている。
【0003】それら脱臭方法も、大別すると2通りに分
類することができ、1つは換気扇方式、もう1つは脱臭
装置方式となる。換気扇方式の場合は、室内側壁上部に
換気扇を取付け、該換気扇を運転することにより、室内
の空気を室外に排出し、換気扇以外の隙間から室外の空
気を吸入する。即ち、室内空気を入れ替えることによ
り、悪臭を室外に放出し、悪臭除去を行なうものであ
る。一方、脱臭装置方式の場合は、室内にて脱臭装置を
運転させ、室内空気中から悪臭成分のみを取り除くもの
であり、取り除き方法により様々な呼び名がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た方法は、夫々に解決すべき課題を有している。換気扇
方式のものは、簡単な工事のみで悪臭を除去可能である
ものの、室内空気も同時に排出してしまうために、室内
暖房及び室内冷房を行なっている季節に使用すると非常
に不経済なものとなってしまう。また、脱臭装置を室内
に設置した場合には、室外に熱を逃がすことはないが、
設置場所を確保する必要があり、装置の種類によって
は、室内の外観調和を乱してしまう恐れがある。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、室内の熱を室外に排出することがなく、室内の
有効面積を減少させずに室内脱臭を行なえる室内脱臭装
置を提供すること目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、吸気口7を室内の床面又は側面に開口させ、排気
口9を前記室内の天井又は側面に開口させたダクト6
と、前記吸気口7に設置された脱臭材8と、前記排気口
9に設置されたファン4とからなり、前記ダクト6内面
に断熱材5を接着させたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる脱臭材8は、活性
炭及び金属又は金属酸化物とからなり、金属又は金属酸
化物としては、白金、二酸化マンガン、酸化銅等が好適
に用いられる。前記活性炭と金属又は金属酸化物とは、
熱可塑性バインダーにより結合して使用するが、その時
使用される熱可塑性バインダーは、ポリウレタン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、ABS、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート等が適宜用いられる。
【0008】脱臭材8は、熱可塑性バインダーにより結
合した粒状体であるために、そのままでも使用可能であ
るが、大量の空気を通すとなると抵抗が大きくなってし
まうため、織布、不織布、紙等に坦持させて使用するこ
とが好ましく、特にハニカム状の構造体に坦持させるこ
とが好ましい。
【0009】本発明に用いる断熱材5は、ガラスウー
ル、ウレタンフォーム、石膏ボード等の一般的なものを
適宜使用することができ、ダクト6への接着は、釘、針
等を使用した打付け接着であっても、接着剤を使用した
貼付け接着であってもよい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は、本発明の室内脱臭装置2を取り付け
た部屋の断面図であり、部屋1の側面底部に吸気口7を
設け、天井略中央部に排気口9を設け、前記吸気口7及
び排気口9をダクト6にて連通させている。ダクト6
は、部屋1の外壁に沿って設けられダクト長さが最短と
なるようにしている。更に、ダクト6内部には、ダクト
6内部にて熱交換が行なわれないようにウレタンフォー
ムを接着剤にて貼付てある。
【0011】吸気口7には、ハニカム構造体に重量比が
二酸化マンガン:酸化銅:活性炭=9:11:80とな
るように混合したものをポリエチレンにて結合させた脱
臭体を坦持させた脱臭材8を配置しており、空気抵抗を
緩和するために、ハニカムの孔が、空気流路と平行にな
るようにしている。そして、排気口9には、室内空気を
循環させる為のファン4を取付け、該ファン4直下には
集塵フィルタ3を設けている。
【0012】本発明の室内脱臭装置2は、使用者がファ
ン4を回転させることにより、室内空気を吸気口7から
吸込み、それと同時に脱臭材8によって悪臭成分が吸着
及び分解除去が行なわれ、清浄な空気のみが排気口9か
ら再び排出される。運転時間は、悪臭成分の量により異
なるが、タイマー等を設置することにより自動運転させ
ることも可能である。
【0013】図1に示す室内脱臭装置2を用いた場合を
記号(A)にて示し、比較例として換気扇を用いた場合
を記号(B)にて示し、部屋の容積21m3の場所に
て、吸引速度3.5m3/分で運転させ、代表的な悪臭
成分であるメチルメルカプタン、トリメチルアミン及び
硫化水素の除去率を測定し、表1に示した。表1中、初
期濃度を(1)に示し、10分後の濃度を測定したとこ
ろ、(2)に示す値となった。この結果より、本発明の
室内脱臭装置2が、非常に高い除去率を得ることが可能
であること理解できる。尚、(1)及び(2)の単位は
ppmであり、換気扇の吸引速度も3.5m3/分であ
る。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、室
内の空気を室外に排出することなく、悪臭成分のみを除
去可能であるために、冷暖房を行なう季節であっても充
分に脱臭を行なうことが可能であり、熱の無駄がない。
更に、室内に脱臭装置を配置するわけではないので、有
効面積を減少させることがなく、部屋の調和を乱すこと
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す室内脱臭装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1.部屋 2.室内脱臭装置 3.集塵フィルタ 4.
ファン 5.断熱材 6.ダクト 7.吸気口 8.脱
臭材 9.排気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口を室内の床面又は側面に開口さ
    せ、且つ、排気口を前記室内の天井又は側面に開口させ
    たダクトと、前記吸気口に設置された脱臭材と、前記排
    気口に設置されたファンとからなり、前記ダクト内面に
    断熱材を接着させたことを特徴とする室内脱臭装置。
  2. 【請求項2】 脱臭材が、活性炭と金属又は金属酸化物
    を熱可塑性バインダーにて結合させたものであることを
    特徴とする請求項1記載の室内脱臭装置。
JP9072858A 1997-03-26 1997-03-26 室内脱臭装置 Pending JPH10263058A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252555A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Sekisui Chem Co Ltd 建物用空気浄化脱臭システム
JP2014206324A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 パナソニック株式会社 空気循環装置
CN106924780A (zh) * 2015-12-30 2017-07-07 博西华电器(江苏)有限公司 消毒柜以及消毒柜的控制方法
JP6951803B1 (ja) * 2020-12-04 2021-10-20 株式会社ブーム 作業空間及び構造物

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