JP2006263171A - Voc除去装置 - Google Patents

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翼 三宅
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Abstract

【課題】 既設の換気扇の吸気口に設けられたフランジを利用して、換気扇の機能を損なうことなく、VOC吸着手段の再生時に発生する高濃度のVOCを屋外へ排出し、さらにVOC除去を行う室内の温度を上昇させずに、家具やインテリア設置の自由度を奪わない、簡単に取付けが可能なVOC除去装置を提供する。
【解決手段】 既設の換気扇の吸気口に設けられたフランジを利用してVOC除去装置を取付け、VOC吸着手段の再生時に発生する高濃度のVOCを含む汚染度の高い空気を既設の換気扇の排気ダクトを利用して屋外へ排出することにより、吸気した空間に汚染度の高い空気を排気せず、さらにVOC除去を行う室内の温度を上昇させずに、家具やインテリア設置の自由度を奪わないことを可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン等の揮発性有機化合物(VOC)を除去するVOC除去装置に関する発明である。
空気中のVOCの除去を行う空気清浄機が特許文献1に記載されている。特許文献1の空気清浄機は、吸気した空気中のVOCを吸着処理後、加熱によって分解除去を行い、吸気した空間へ排気する空気循環型の空気清浄機である。
特開平10−314542号公報
特許文献1の空気清浄機は、VOCの吸着手段と吸着手段を加熱する加熱手段と、加熱により吸着手段から脱離されるVOCを分解する分解手段の三手段を順番に空気が通過或いは循環することにより構成されている。
そのため、吸着後の脱離時は高濃度のVOCを含む汚染度の高い空気が発生する。特許文献1の空気清浄機は、この汚染度の高い空気を分解除去する手段を備えているが、構成上、分解除去手段では分解できずに通過する、或いは脱離したVOCの量が分解できる量に追いつかなくなる場合があり、吸気した空間に汚染度の高い空気を排気する問題があった。
また、短時間とはいえ高温のVOC除去後の空気が吸気した空間に戻されるため、吸気した空間の温度上昇を引き起こし、使用者に特に夏場は不快感を与える問題があった。
さらに、このような空気清浄機は、設置する部屋の広さに応じて様々なの大きさのものがあるが、設置する場合、その分だけ部屋が狭くなってしまい、家具やインテリア等を設置する際の自由度が小さくなってしまう問題があった。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、加熱再生時に発生する高濃度のVOCを含む汚染度の高い空気を屋外へ排出し、さらにVOC除去を行う室内の温度を上昇させずに、家具やインテリア設置の自由度を奪わないVOC除去装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載した発明にあっては、既設の換気扇の屋内に設けられた換気口に接続するVOC除去装置であって、屋内空気を吸気する第一の吸気口と、前記第一の吸気口より吸気した屋内空気を前記換気口へ排出する第一の流路部と、
前記屋内空気を吸気する第二の吸気口と、前記第二の吸気口から吸気した屋内空気が分岐されて屋内又は前記換気口へ流れる第二の流路部と、前記第二の吸気口から吸気した屋内空気を屋内又は前記換気口の何れか一方へ流すように流れを切替える流路切替手段と、前記流路切替手段の動作を制御する制御手段を備え、前記第二の流路部は、前記屋内空気中に含まれるVOCを吸着するVOC吸着手段と、前記VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解する再生手段と、前記第二の流路部に空気流を形成する送風手段と、
を備えたことを特徴とするVOC除去装置を提供する。
請求項2に記載した発明にあっては、前記制御手段によって前記流路切替手段は、前記第二の吸気口から吸気した屋内空気を空気中に含まれるVOCを除去するVOC吸着運転時には屋内に排気し、前記VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解するVOC再生運転時には屋外に排気するように切替え可能であることを特徴とする請求項1記載のVOC除去装置を提供する。
請求項3に記載した発明にあっては、VOC除去装置の累積運転時間をカウントするタイマーと、前記タイマーのVOC除去装置の累積運転時間が規定の累積運転時間に達しているか否かを判定する第一の判定手段とを備え、前記第一の判定手段に基づいてVOC除去運転或いはVOC再生運転を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のVOC除去装置を提供する。
請求項4に記載した発明にあっては、屋内空気中のVOCの濃度を検知するVOCセンサーと、前記VOCセンサーの検知濃度が規定のVOC濃度値に達しているか否かを判定するVOC第二の判定手段とを備え、前記第二の判定手段に基づいてVOC除去運転或いはVOC再生運転を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のVOC除去装置を提供する。
本発明に係るVOC除去装置にあっては、VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解するVOC吸着手段の再生時に発生する空気を屋外へ排出することで、屋内へ高濃度のVOCを含む汚染度の高い空気を戻す危険性がなくなる。
また、VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解するVOC吸着手段の再生時に発生する空気を屋外へ排出する排気ダクトに、既設の換気扇の排気ダクトを使用するため、新たに排気ダクトを新設する必要が無い。
また、既設の換気扇の屋内に設けられた換気口のフランジにVOC除去装置の取付手段を用いて、VOC除去装置を設置することができるため施工が容易である。
また、VOC除去運転時は第一の吸気口、VOC再生運転時は第二の吸気口が屋外と屋内を繋ぐ流路となるため、VOC除去装置の運転に関係なく換気扇の運転を行うことが可能である。
また、既設の換気扇を連動させる必要が無いため、連動させるための配線の施工を必要とせず、容易に取付けが可能である。
また、屋内へ排気されるVOCを除去された空気は加熱されていないため、屋内の温度が上昇せず、使用者に、特に夏場に不快感を与えなくすることが可能である。
また、換気扇の吸気口を設けていた位置に設置するため、デッドスペースを有効利用することができるので、家具やインテリア設置の自由度を奪わない。
また、規定時間ごとにVOC再生運転を行い、VOC吸脱着手段にVOCが残留することを防ぐことで、吸脱着手段に残留しているVOCが吸気によって脱着され、その脱着されたVOCが加わり吸気空気以上のVOC濃度となって屋内へ排気されることを防ぐことができる。
また、屋内空気のVOC濃度を検知することにより、VOC濃度が基準値以内の時は送風手段の出力及び/又はVOC吸着手段が有する再生手段の出力を低下、或いは停止させることで、消費電力の無駄が無いVOC除去運転を可能とする。
以下、本発明の実施の形態例について、図1乃至図3を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。
本実施例に係る発明は図1乃至図3に示すように、既設の換気扇のフランジ3と接続するVOC除去装置1であって、屋内空気を吸気する第一吸気口11と、前記既設の換気扇の換気口とを繋ぐ第一流路部12と、屋内空気を吸気する第二吸気口6と、前記第二吸気口6から吸気した屋内空気の排気を屋内又は前記第一流路12の何れか一方に切替え可能な流路切替手段10を有する第二流路部5とを備え、前記第二流路部5は、屋内から吸気した空気中に含まれるVOCを吸着し、更に吸着したVOCを脱着若しくは分解する再生手段を有するVOC吸着手段8と、前記第一流路部12及び前記第二流路部5に空気流を形成する送風手段9を有し、更に既設の換気扇のフランジ3を利用してVOC除去装置1の換気口接続部20とを接続及び設置することを可能とする取付手段4を備えている。
本実施例に係るVOC除去装置1は、図1に示すように既設の換気扇の吸気口に設置されるフランジ3に取付手段4を用いて取付けるため、容易に設置が可能である。
尚、既設の排気ダクトと屋内に繋がる第一流路部12が設置されており、VOC除去装置1を設置しても、既設の換気扇の機能を損なうことがないため、VOC除去運転時において換気扇を作動させても第一吸気口11より屋内の空気が吸気され、第一流路部12を通過して屋外へ排気17される。
本実施例に係るVOC除去装置1は、図2に示すようにVOC除去運転時の空気の流れは、第二流路部5内の送風手段9を作動させて第二吸気口6より吸気されて、次にVOC吸着手段8へ流入させて、吸気した空気に含まれるVOCの除去を行い、流路切替手段10により第一流路部12への流路を閉鎖、排気口7への流路を開放させて屋内へ排気16される。
尚、第一流路部12はVOC除去運転時も、流路切替手段10により屋内と屋外を繋ぐ第一流路部12の入口の第一吸気口11を開放しているので、換気扇を起動して同時に換気することも可能である。ただし、換気扇を作動させるとVOC除去を行った空気が屋外へ排気されることでVOC除去効率が下がるため、VOC除去運転時は換気扇を作動させないことが望ましい。
特に本実施例に係るVOC除去装置にあっては、第一流路部12内及び第二流路部5内及びこれらの流路内に設置した各手段に埃等の塵芥が堆積することを防ぎ、VOC除去装置のVOC除去効率を下げないように、前記第一吸気口11と前記第二吸気口6それぞれの吸気口に、吸引された空気中の埃等の塵芥を吸着するフィルター14を設けている。
尚、前記フィルター14は使用者が定期的に吸着した埃等の塵芥等の汚れを落として、効率の良いVOC除去が保持できるように着脱可能とすることが望ましい。
本実施例に係るVOC除去装置1は、図3に示すようにVOC再生運転時の空気の流れは、第二流路部5内の送風手段9を作動させて第二吸気口6より吸気されて、次にVOC吸着手段8へ流入させて、前記VOC吸着手段8に吸着されたVOCの脱着を行い、流路切替手段10により排気口7への流路を閉鎖、第一流路部12への流路を開放させて屋外へ排気18される。
尚、第一流路部12の入口は屋内に面しているので、脱着させたVOCが屋内へ流れ込まないように、図3に示すように第一吸気口への流路を閉鎖することが望ましい。
尚、VOC再生運転時も、屋内に面した第二吸気口6と屋外は繋がっているので、換気扇を起動して、同時にVOC再生空気の排気と屋内空気の換気をすることも可能である。
本実施例に係るVOC除去装置1に備えたVOC吸着手段8のVOC再生運転は、VOC吸着手段8に吸着したVOCを再生手段により加熱することで脱着させて行う。前記VOC吸着手段8としては、通電すると発熱する電気抵抗性材料を基材とした再生手段に、前記再生手段にVOCを吸着する吸着剤を担持させたものが望ましい。
尚、前記VOC吸着手段8に用いられる吸着剤として、ゼオライト、シリカゲル、活性アルミナ、活性炭を用いることが望ましい。
尚、前記VOC吸着手段8は、図示はしないが、第二流路部5の空気流に関して上流側に屋内から吸気した空気を加熱するニクロム線ヒーター、シーズヒーター、PTCヒーター等の加熱装置による再生手段と、その下流側に加熱された空気を流入させる、前記VOC吸着剤をセラミックペーパで構成された基材に担持したVOC吸着手段で構成しても良い。
本実施例に係るVOC除去装置1に備えた取付手段4は、金属或いは樹脂を材料として形成されることが望ましい。
尚、金属及び樹脂に限らず、本発明を既設の換気扇のフランジ3に取付けても使用に問題が無ければ、それらに代わる強度をもつ材料で形成されても良い。
本実施例に係るVOC除去装置は、上述のように構成され作用するため、このVOC除去装置を設置するだけで、既設の換気扇の機能を損なうことなく屋内空気に含まれるVOCの除去を行うことができる。
また、VOC吸着手段の再生時(VOC再生運転時)は再生空気を屋外へ排出することで、屋内へVOC濃度の高い空気を戻す危険性がなくなる。
また、前記VOC吸着手段の再生時に発生する空気を屋外へ排出する排気ダクトに、既設の換気扇の排気ダクトを使用するため、新たに排気ダクトを新設する必要が無く、更に、取付けも既設の換気扇の吸気口に設けたフランジを利用して取付けるのみで、既設の換気扇に連動させる配線等を施工する必要が無いため施工性が大変良い。
また、VOC再生運転時を除くVOC除去運転時は、屋内の空気を循環させてVOC除去を行うため、屋外へ屋内の熱エネルギーが放出されることがなく経済的であり、さらに屋外から吸気を行わないので、屋外の空気中に含まれる埃等の塵芥やVOC等を屋内へ吸気させることがない。
また、換気扇の吸気口を設けていた位置に設置するので、VOC除去装置とは別体のVOC除去機能を備えた空気清浄機を置く必要がなくなるため、屋内の利用スペースを増大させるとともに、家具やインテリア設置の自由度を増大させることが可能となる。
尚、本発明は天井のみに限らず、既設の換気扇の吸気口を有する側壁に設けても良い。
実施例1記載のVOC除去装置であって、VOC除去装置の累積運転時間をカウントするタイマーと、前記タイマーのVOC除去装置の累積運転時間が規定の累積運転時間以上或いは以下であるか否かを判定する第一判定手段と、前記第一判定手段に基づいてVOC除去運転或いはVOC再生運転を行う制御をする制御手段とを備えている。
実施例2に係るVOC除去装置を常時連続運転する場合の当該除去装置の作動を図1乃至図3の装置の斜視図及び断面図、さらに図4のフロー図を用いて説明する。
VOC除去装置の主電源をONにすると装置が作動開始する。制御装置13は累積運転時間をカウントするタイマーをリセットする(S1)。
制御装置13は、流路切替手段10により、屋内からの吸気空気15の流路を排気口へ流れるように切替える(S2)。
制御装置13は、送風手段9の出力を規定出力にして、屋内からの吸気空気15中に含まれるVOCの除去(VOC除去運転)を開始し、VOCを除去した空気を屋内へ排気16する(S3)。
制御装置13は、第1判定手段により、タイマーのカウントが第1規定累積時間未満又は以上であるかを判定する(S4)。
制御装置13は、タイマーのカウントが第1規定累積運転時間未満と第1判定手段が判定している間は、累積運転時間に基づいて送風手段9、VOC吸着手段8の再生及び流路切替手段10の流路切替制御を行うことなくVOC除去運転を続行し(S3〜S4)、タイマーのカウントが第1規定累積運転時間以上と第1判定手段が判定した時は、VOC除去運転を停止し、VOC吸着手段8に吸着したVOCを脱着、さらに屋外へ排出(VOC再生運転)するために、流路切替手段10により、屋内からの吸気空気15の流路を第一流路部12へ流れるように切替える(S4〜S5)。
制御装置13はVOC吸着手段8が有する再生手段を規定出力にして、VOC再生運転を行い、脱着されたVOCを屋外へ排気18する(S6)。
制御装置13は、第1判定手段により、タイマーのカウントが第2規定累積時間未満又は以上であるかを判定する(S7)。
制御装置13はタイマーのカウントが第2規定累積運転時間未満と第1判定手段が判定している間は、累積運転時間に基づいて送風手段9、VOC吸脱着手段8が有する再生手段の出力制御及び流路切替手段10の切替制御を行うことなくVOC再生運転を続行し(S6〜S7)、タイマーのカウントが第2規定累積運転時間以上と第1判定手段が判定した時は、VOC運転再生を止めるためにVOC吸着手段8が有する再生手段の出力を停止させる(S7〜S8)。
制御装置13は、送風手段を停止させてVOC再生運転を止める(S9)。
制御装置13は、VOC再生運転停止後、タイマーのカウントをリセットする(S9〜S1)。
前記作動が維持されることにより、VOC吸着手段8に吸着したVOCが残留することを防ぐことができるため、残留したVOCが屋内からの吸気空気15によって脱着され、その脱着されたVOCが加わり吸気した空気以上のVOC濃度となって屋内へ排気されることを防ぐことができる。
実施例2のVOC除去装置に係るVOC除去装置の作動は、前記のフローに限定されない。常時連続運転に代えて、VOC除去装置の運転を停止する規定累積運転時間を設けて、規定時間内のみVOC除去装置を運転しても良い。
実施例1及び実施例2記載のVOC除去装置であって、図2及び図3中の第二流路部5内に配置した破線で示すVOCセンサー19と、前記VOCセンサー19の検知濃度が規定のVOC濃度以上或いは以下であるか否かを判定する図示しない第二判定手段とを備えている。
本実施例では、第1流路の空気流に関して、送風手段の上流にVOCセンサー19を配置している。
尚、本実施例では、第二流路部5の空気流に関して、送風手段9の上流にVOCセンサー19を配置しているが上流だけに限らない。
前記VOC除去センサー19の設置位置としては、測定精度の向上を狙って、空気流の速度分布が均一化した位置に設置されることが望ましい。その位置であれば、VOC濃度も均一になりやすく、安定したVOC濃度測定をすることができる。
尚、装置内に限らず、センサー部のみVOC除去装置と別体とし、屋内の何処かに設置して、VOCセンサーの検知情報を無線又は有線でVOC除去装置に伝達する手段を用いても良い。要は屋内空気中のVOC濃度を検知して、その検知情報に基づいてVOC除去装置が運転すれば良い。
実施例3に係るVOC除去装置を常時連続運転する場合の当該除去装置の作動を図1乃至図3の装置の斜視図及び断面図、さらに図5のフロー図を用いて説明する。
VOC除去装置の主電源をONにすると装置が作動開始する。制御装置13は、流路切替手段10により、屋内からの吸気空気15の流路を排気口へ流れるように切替える(S11)。
制御装置13は、規定時間の間、送風手段9を規定出力にして屋内からの吸気空気中に含まれるVOCを除去し、VOC除去後の空気を屋内へ排気16する(S12)。
制御装置13は、VOCセンサー19により屋内からの吸気空気15のVOC濃度を測定する(S13)。
制御装置13は、第2判定手段が測定したVOC濃度が規定濃度未満又は以上であるかを判定する(S14)。
制御装置13は、屋内からの吸気空気15のVOC濃度が規定濃度未満と第2判定手段が判定している間は、その空気のVOCによる汚染度は低いので、規定時間の間VOC濃度に基づいて送風手段9の出力を低下又は停止させる(S14〜S16)。送風手段9の出力を低下又は停止させた後、規定時間の間、送風手段9を規定出力にして屋内からの吸気空気中に含まれるVOCの除去(VOC除去運転)を行う(S16〜S12)。
制御装置13は、屋内からの吸気空気15のVOC濃度が規定濃度以上と第2判定手段が判定した時は、VOC除去運転を停止し、VOC吸着手段8に吸着したVOCを脱着、さらに屋外へ排出(VOC再生運転)するために、流路切替手段10により、屋内からの吸気空気15の流路を第一流路部12へ流れるように切替える(S14〜S15)。
制御装置13はVOC吸着手段8が有する再生手段を規定出力にして、規定時間の間VOC再生運転を行い、脱着されたVOCを屋外へ排気18する(S17)。
制御手段13は、VOC再生運転を止めるためにVOC吸脱着手段8が有する再生手段の出力を停止させる(S18)。
制御装置13は、VOC除去運転を行うために、流路切替手段10で、屋内からの吸気空気15の流路を排気口へ切替える(S19)。
制御装置13は、VOCセンサー19により屋内からの吸気空気15のVOC濃度を測定する(S19〜S13)。
前記作動が維持されることにより、屋内の空気の汚染度が低い時にVOC除去運転を停止することができるので、VOC除去装置の運転に費やされる消費電力の無駄を無くすことができる。
第2形態例のVOC除去装置に係るVOC除去装置の作動は、前記のフローに限定されない。常時連続運転に代えて、屋内の空気のVOC濃度が規定値未満の場合、VOC除去装置の運転を停止しても良い。
尚、屋内からの吸気空気15のVOC濃度が規定濃度未満時の動作(S14〜S16)を何度か繰り返すとVOC吸着手段8に吸着することができるVOCの量を超える可能性がある。そのため、規定回数前記動作が行われた場合、屋内のVOC濃度に関わらず、強制的にVOC再生運転を行っても良い。
尚、屋内からの吸気空気15の吸気量とVOCセンサー19により測定されたVOC濃度を積算すると、除去されたVOCの量が求められるので、この量がVOC吸着手段8の吸着することができるVOCの量を超えない範囲で、強制的にVOC再生運転を行っても良い。
尚、屋内からの吸気空気15の吸気量は送風手段9の回転数及び電圧、電流、電力の出力から求めても良い。
前記作動が維持されることにより、VOC吸着手段8に吸着したVOCが残留することを防ぐことができるため、残留したVOCが屋内からの吸気空気15によって脱着され、その脱着されたVOCが加わり吸気以上のVOC濃度となって屋内へ排気されることを防ぐことができる。
VOC除去装置の構成は図2及び図3に示す内部の構成に限らず、図6及び図7に示す構成であっても実施例1乃至実施例3で示した効果を得ることができる。
本発明に係るVOC除去装置は家屋に限らず、建築物の天井や側壁等で、換気扇の吸気口を有している場所に適用することができる。
尚、既設の換気扇の吸気口に限らず、新設の換気扇の吸気口及び排気ダクトの屋内換気口の入口に設置しても良い。
本発明の実施例1乃至実施例3の何れかに係る、VOC除去装置を天井に取付ける仕組みを、下より見上げた斜視図である。 本発明の実施例1乃至実施例3の何れかに係る、VOC除去運転時の断面図である。 本本発明の実施例1乃至実施例3の何れかに係る、VOC再生運転時の断面図である。 本発明の実施例2に係る、VOC除去装置であって、累積運転時間に基づいて常時連続運転させる時のフローを示す図である。 本発明の実施例3に係る、VOC除去装置であって、屋内からの吸気空気のVOC濃度に基づいて常時連続運転させる時のフローを示す図である。 本発明の実施例4に係る、VOC除去運転時の断面図である。 本発明の実施例4に係る、VOC再生運転時の断面図である。
符号の説明
1…VOC除去装置
2…天井
3…既設のフランジ
4…取付手段
5…第二流路部
6…第二吸気口
7…排気口
8…VOC吸着手段
9…送風手段
10…流路切替手段
11…第一吸気口
12…第一流路部
13…制御装置
14…フィルター
15…屋内からの吸気空気の流れ
16…VOC除去運転時の屋内への排気空気の流れ
17…換気扇運転時の屋外への排気空気の流れ
18…VOC再生運転時の屋外への排気空気の流れ
19…VOCセンサー
20…換気口接続部

Claims (4)

  1. 既設の換気扇の屋内に設けられた換気口に接続するVOC除去装置であって、
    屋内空気を吸気する第一の吸気口と、
    前記第一の吸気口より吸気した屋内空気を前記換気口へ排出する第一の流路部と、
    前記屋内空気を吸気する第二の吸気口と、
    前記第二の吸気口から吸気した屋内空気が分岐されて屋内又は前記換気口へ流れる第二の流路部と、
    前記第二の吸気口から吸気した屋内空気を屋内又は前記換気口の何れか一方へ流すように流れを切替える流路切替手段と、
    前記流路切替手段の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記第二の流路部は、
    前記屋内空気中に含まれるVOCを吸着するVOC吸着手段と、
    前記VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解する再生手段と、
    前記第二の流路部に空気流を形成する送風手段と、
    を備えたことを特徴とするVOC除去装置。
  2. 前記制御手段によって前記流路切替手段は、
    前記第二の吸気口から吸気した空気中に含まれるVOCを除去するVOC吸着運転時には屋内に排気し、
    前記VOC吸着手段に吸着したVOCを脱着及び/又は分解するVOC再生運転時には屋外に排気するように切替え可能であることを特徴とする請求項1記載のVOC除去装置。
  3. VOC除去装置の累積運転時間をカウントするタイマーと、
    前記タイマーのVOC除去装置の累積運転時間が規定の累積運転時間に達しているか否かを判定する第一の判定手段とを備え、
    前記第一の判定手段に基づいてVOC除去運転或いはVOC再生運転を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のVOC除去装置。
  4. 屋内空気中のVOCの濃度を検知するVOCセンサーと、
    前記VOCセンサーの検知濃度が規定のVOC濃度値に達しているか否かを判定するVOC第二の判定手段とを備え、
    前記第二の判定手段に基づいてVOC除去運転或いはVOC再生運転を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のVOC除去装置。

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