JP5201275B1 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP5201275B1
JP5201275B1 JP2012009684A JP2012009684A JP5201275B1 JP 5201275 B1 JP5201275 B1 JP 5201275B1 JP 2012009684 A JP2012009684 A JP 2012009684A JP 2012009684 A JP2012009684 A JP 2012009684A JP 5201275 B1 JP5201275 B1 JP 5201275B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
deodorizing
deodorizing element
temperature
heating unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012009684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013146418A (ja
Inventor
真理 折戸
拓也 古橋
潤一郎 星崎
あゆみ 斎木
学 岩田
秀和 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2012009684A priority Critical patent/JP5201275B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5201275B1 publication Critical patent/JP5201275B1/ja
Publication of JP2013146418A publication Critical patent/JP2013146418A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】効率よく室内空気の臭気を減少させることができ、また、効率よく臭気を吸着する吸着剤の機能を回復することが可能な空気清浄機を提供すること。
【解決手段】加熱ユニットと脱臭エレメントの相対的位置関係を変更する位置変更手段と、送風手段と加熱ユニットと前記位置変更手段の通電と動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記脱臭エレメントの脱臭性能の回復に必要な温度に昇温させるまでの間に、1ないし複数回、前記加熱ユニットの通電を停止させるように構成すれば良い。
【選択図】図11

Description

本発明は、送風装置により本体内部へと吸込んだ室内空気を、脱臭部に通すことで空気中の臭気成分を取り除き、室内空気の脱臭を行う空気清浄機に関する。
従来から、本体ケースと、この本体ケースの前面に形成された空気吸込口と、本体ケースの上面後部に形成された空気吹出口と、本体ケース内に設けられ、空気吸込口から空気を吸い込んで空気吹出口へ吹き出すためのファンと、このファンを駆動するためのファンモータと、ファンの上流側に設けられ、吸い込まれた空気中の塵埃を捕集するための集塵フィルターとを備え、空気吹出口の近傍に、臭気成分を吸着するための吸着材の表面に触媒を添着してなる脱臭部と、この脱臭部の脱臭機能を回復するために加熱する加熱部を有する空気清浄機がある。
このような空気清浄機は、ファンを駆動することにより、空気吸込口から本体ケース内部に室内空気を取り込み、集塵フィルターにて塵埃を除去した後、消臭部に流下した室内空気中の臭気成分が、消臭部の吸着材に吸着することにより、室内空気の脱臭を行う。
そして、臭気を吸着した脱臭部の吸着材は、加熱部により加熱されることで、臭気成分が除去されて、脱臭機能を回復させることができる(例えば、特許文献1)。
特開2001−38126号公報
しかしながら、先行技術文献に記載の空気清浄機は、本体ケースの上面後部に形成された空気吹出口の近傍に、臭気成分を吸着するための吸着材を有する脱臭部を設けることから、大変狭い限られた領域に脱臭部を配置する必要があり、より脱臭性能の高い脱臭容量の大きい臭気の吸着材を用いることが困難である。
従って、このような構造では、脱臭部に室内空気を通過させても、一度に大幅に臭気を除去することが困難であることから、人が室内空気の臭気が減少したと感じることができるようになるまで、長い時間の間、空気清浄機を運転する必要がある。
また、空気吹出口は空気吸込口より開口面積が大変小さいことから、空気吹出口及びこの空気吹出口の近傍に設けられた消臭部を流れる空気の流速は、空気吸込口付近を流れる空気の流速に比べて速くなる。
従って、このような構造では、消臭部を流れる室内空気に含まれた臭気を吸着材が十分に吸着しきれない状態で、空気清浄機から室内へと空気が排出されることになり、人が室内空気の臭気が減少したと感じることができるまで、長い時間の間、空気清浄機を運転する必要がある。
更に、吸着材を加熱することにより吸着材に吸着された臭気を除去する加熱部であるヒーターは、吸着材に対して固定して設けられているので、ヒーターと吸着材の距離が、近接した部分と離れた部分が形成される。
これにより、ヒーターに近い吸着材の部位は、効率よく加熱することがでるので臭気を除去できるが、ヒーターから離れた吸着材の部位は、ヒーターからの熱が効率よく伝わらない恐れがあり、確実に臭気を除去しきれない可能性がある。
吸着剤には物性の異なる多成分の物質が吸着することが想定される。吸着剤を加熱することにより吸着剤に吸着された臭気成分を除去する際、それぞれの物質に対し、効率的に除去するための適した温度域がある。
効率的な再生のためには上記温度域の上限以下に加熱温度を制御する必要があるが、上記上限温度を超えると急激な温度上昇を伴う反応を生じる可能性があるため、全ての物質の上限温度以下で加熱再生する従来の制御においては、吸着剤の吸着物を充分に回復させることができず、空気清浄機において吸着剤の機能を効率よく回復することができないという課題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、効率よく室内空気の臭気を減少させることができ、また、吸着剤の機能を効率良く回復することが可能な空気清浄機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する為に、外部に向けて開口する吸込口及び吹出口が形成され、該吸込口と該吹出口を連通する通風路を有する本体ケースと、前記本体ケースに内蔵され、前記吸込口から前記吹出口に至る前記通風路に室内空気を導入する送風手段と、前記通風路に設けられ、導入された空気が通過可能な脱臭エレメントと、前記脱臭エレメントを加熱することで前記脱臭エレメントの脱臭機能を回復させるための加熱ユニットと、該加熱ユニットと前記脱臭エレメントの相対的位置関係を変更する位置変更手段と、前記送風手段と前記加熱手段と前記位置変更手段の通電と動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記脱臭エレメントの脱臭性能の回復に必要な温度に昇温させるまでの間に、1ないし複数回、前記加熱ユニットの通電を停止させるように構成すれば良い。
本発明によれば、より多くの室内空気を取り込み、効率良く室内空気の臭気を減少させることができる空気清浄機を提供することが可能となる。
(a)実施の形態1に係る空気清浄機Aの正面図(b)同空気清浄機Aの上面図(c)同空気清浄機Aの側面図 図1に示す空気清浄機Aの前パネル,プレフィルター,HEPAフィルターが外れた状態を示す(a)正面図(b)上面図(c)側面図 図1に示す空気清浄機Aの分解斜視図 図1に示す空気清浄機AのY−Y縦断面図 (a)図1に示す空気清浄機Aの前方から見た斜視図(b)図1に示す空気清浄機Aの後方から見た斜視図 図5(a)に示す空気清浄機Aの前パネル,プレフィルター,HEPAフィルターが外れた状態を示す斜視図 (a)実施の形態1に係る空気清浄機Aの脱臭部を前方から見た斜視図(b)脱臭部を後方から見た斜視図 図7(b)に示す脱臭部の分解斜視図 (a)実施の形態1に係る空気清浄機Aの加熱ユニットの裏面の平面図(b)加熱ユニットのZ−Z断面図 (a)図9に示す加熱ユニットの裏面の斜視図(b)図9に示す加熱ユニットの表面の斜視図 実施の形態1に係る脱臭エレメントの再生動作制御により実現される脱臭エレメントの温度特性を示す図 実施の形態1に係る脱臭エレメントの再生動作フローチャート 脱臭エレメントの低温、高温連続再生によるエタノールの除放効果 実施の形態2に係る脱臭エレメントの再生動作制御 実施の形態3に係る脱臭エレメントの再生動作制御
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
図1〜図6を参照すると、本実施の形態に係る空気清浄機Aは、外郭を成す本体ケースCと、この本体ケースCに設けられる脱臭部60などの各種機能部品により構成されている。
この本体ケースCは、樹脂により形成された箱形状を成しており、前パネル10と前ケース20と後ケース40などの複数の部品により構成されている。
前ケース20は、正面視形状が長方形で、所定の奥行き幅がある枠状のフレーム21が基体となり構成されている。このフレーム21の前面には、長方形の前開口22が形成されており、後面の開口は仕切板23により覆われている。
そして、この仕切板23には、後方に向いて開口する円形の後開口24が形成されている。つまり、前ケース20は、前開口22と後開口24とが連通した状態となっている。
尚、仕切板23の後開口24は、後述する送風ファン44のファン開口44dの周囲にベルマウスを形成している。
次に、前ケース20のフレーム21の下辺は、左右の2辺より前方に全体的に突出することで、下突出部25が形成されている。
また、フレーム21の上辺は、左右の2辺より前方に突出することで、上突出部28が形成されており、上辺の上部の前側には、複数の操作ボタンや表示部を形成するLEDなどからなる操作部26が設けられている。
そして、この操作部26に対応して、フレーム21の上辺の上部内側には、これらの操作ボタンやLEDが実装されている操作基板(図示せず)が設けられている。尚、この操作基板は、後述する制御部47に電気的に接続されている。
次に、前パネル10は、正面視形状が長方形で、前ケース20の前開口22を正面から覆うことが可能な形状に構成されている。
また、前パネル10の前面に、左右方向に延びるスリットを形成することにより、前パネル10の前後方向に連通する空気吸込口11(以下、吸込口11)が形成されている。つまり、前パネル10は、前後方向に貫いて空気が流れることが可能なように、通気性が確保されている。
次に、後ケース40は、正面視形状が長方形で、前面に前開口41が開口し、上面に空気吹出口42(以下、吹出口42)となる開口が形成され、後面43が閉鎖された箱型形状を成している。
そして、後面43には、室内空気を空気清浄機内部に取り込むための送風手段である送風ファン44と、この送風ファン44から流下する空気を空気吹出口42へと導く風路を形成するスワロール形状の仕切45が設けられている。
また、仕切45の下側で、後ケース40と仕切45で形成された空間には、空気清浄機Aの各部を所定のプログラムに基づき制御する制御部47が設けられている。
更に、後ケース40の内側の上部であって、吹出口42の近傍には、空気吹出口42から室内に向けて吹き出す空気の風向を変えたり、空気吹出口42を閉じたりするルーバー46が設けられている。
尚、吹出口42の開口部分は、ルーバー46を直接触れられないように、格子が取付けられている。
次に、送風ファン44は、回転方向に対して、所定の幅を有する多数の羽が取付けられた多翼の羽を用いた多翼式ファン(シロッコファン)を用いている。つまり、送風ファン44は、回転軸から所定の半径の位置に多数の羽44aが位置している。
そして、送風ファン44は、羽44aを回転駆動させるモーター44bが、回転軸44cの向きが前方を向き、水平方向に伸びるように、後ケース40の後面43に取付けられている。
また、周囲を羽44aに囲まれたファン開口44dは、前方に向けて開口している。
このように送風ファン44を後ケース40に取付けることで、送風ファン44は、回転軸44cの軸方向である前方を向くファン開口44dから空気を吸込み、送風ファン44の上方を含む、送風ファン44の径方向に空気を吐き出す。
次に、仕切板45は、送風ファン44の周囲を囲むように、後ケース40の後面43から略垂直に立設しており、一端を空気吹出口42の右端42a、他端を空気吹出口42の左端42bへと接続している。
つまり仕切板45は、送風ファン44の周囲を囲み、端部が空気吹出口42と接続するように袋状となるように後ケース40に配置されている。
ルーバー46は、複数の板状の風向板46aと、この複数の風向板46aをそれぞれ繋いで風向板46aを所定の角度に動かすリンク機構46cと、このリンク機構46cを動かすモーターなどの駆動部(図示せず)から構成されている。
そして、ルーバー46は、複数の板状の風向板46aが、空気吹出口42の開口に所定の間隔を空けて、それぞれ平行となるように並んで配置されており、それぞれの風向板46aは、この風向板46aの両端に形成された軸46dで、空気吹出口42に軸支されている。
尚、リンク機構46aを動かす駆動部は、後述する制御部47に接続されており、空気清浄機Aの状態に応じて、所定のプログラムで駆動されるものであり、これにより、ルーバー46の向きが変更される。
次に、図7〜図8を参照すると、脱臭部60は、空気清浄機Aの内部に取り込んだ室内空気を通過させることにより、空気内部から臭気を取り除く部位であり、各種部品が設けられる基体となる枠体61と、脱臭エレメント62と、この脱臭エレメント62を局部的に加熱する加熱ユニット63と、脱臭エレメント62を動かして加熱ユニット63と脱臭エレメントの対向する部位の相対的位置関係を変更する位置変更手段である駆動手段64を有する。
まず、枠体61は、正面視形状が長方形で、所定の奥行き幅がある枠状のフレームである。そして、枠体61の外形は、前ケース20の前開口22の内部に嵌め込むことができる大きさである。
また、枠体61の内部には、枠体61の開口を遮るように(開口を前後に仕切るように)中仕切板65が設けられている。
そして、中仕切板65には、枠体61の前後に連通する円形状の開口65aが形成されている。この開口65aの中心には、中央支持体65bが位置し、この中央支持体65bから放射状に開口65aの開口縁と繋がる梁部65cが複数形成されている。また、中央支持体65bには、後方に突出する軸65jが設けられている。
また、開口65aの前側には、開口65a内に空気が流入可能な枠65hが設けられている。この枠65hは、後述する脱臭エレメント62に使用者が直接触れることを防止するためのものである。
更に、中仕切板65の裏面(後面)には、開口65aを囲むように後方に向けて立設したリング状のガイド部65eが形成されている。
このガイド部65eの縁には、開口65aの内方に突出するように、後述する脱臭エレメント62をこのガイド部65e取付けた際に、脱臭エレメント62を受ける受部65fが設けられている。
尚、ガイド部65eは、円形状の開口65aの円形の開口縁の外側に位置している。つまり、開口65aの縁とガイド部65eの間には、隙間rが形成される。また、ガイド部65eが形成するリングの直径は、後述する各部が設けられた脱臭エレメント62を内部に保持可能な程度の大きさである。
そして、中央仕切板65の開口65aの中央支持体65bの下方の領域であって、中央支持体65bを中心に、左右に等しく広がる所定の開角により形成される扇形の領域は、扇形状の蓋体65dにより覆われている。
尚、この蓋体65dはステンレスにより形成されており、中仕切板65の後面側(裏面側)から、梁部65cにネジなどにより固定される。
また、蓋体65dは、後述する加熱ユニット63と対向して位置するように配置され、加熱ユニット63のヒーターユニット63aと対向した状態において、ヒーターユニット63aを覆うことが可能な大きさとなっている。つまり、加熱ユニット63と蓋体65dとが対向することで、後述する脱臭エレメント62の加熱空間を形成している。
尚、蓋体65dには、熱放射率を向上させるための黒色の耐熱塗装が施されている。
次に、脱臭エレメント62は、平面形状が円板形状であり、セラミック又はアルミニウムにより形成された蜂の巣の開口のように複数の開口が形成されたハニカムコアに、バインダーで触媒が塗布又は含浸されたものである。
尚、この触媒は、白金系やマンガンを用いたものなど、臭気成分(特に、アンモニア臭)を吸着、また加熱により臭気成分を酸化分解する性質を有する触媒を用いる。
また、脱臭エレメント62の中心部には開口部62cが形成され、前面には、脱臭エレメント62を保持するステンレスにより形成されたエレメントフレーム62aが設けられている。
ここで、上記のように様に脱臭エレメント62は、ハニカムコアにより形成され、前面に設けられたエレメントフレーム62aは所定の開口が形成されているので、脱臭エレメント62の内部を前後方向に貫いて空気が流れることができる。
更に、脱臭エレメント62の周縁には、脱臭エレメント62を囲むように、ギア部62bが設けられている。
このギア部62bを含む脱臭エレメント62の直径は、中仕切板65に形成された円形状の開口65aの直径より大きくなるように構成されている。
次に、図9〜図10を参照すると、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62を加熱する加熱手段であるヒーターユニット63aと、このヒーターユニット63aを内部に収納する所定の内部空間を有するケース63bから構成されている。
このヒーターユニット63aは、制御部47に電気的に接続されており、空気清浄機Aの状態に応じて通電制御されるものである。
また、ヒーターユニット63aは、板状の発熱部63fと、この発熱部63fを熱するヒーター部63gから構成されている。更に、発熱部63fの平面形状は扇形状を成しており、表面にはヒーター部63fから受けた熱の放射率を向上させるための耐熱塗装(黒色)が施されている。
つまり、ーターユニット63aは、ヒーター部63gで生じた熱を板状の発熱部63fが受け、板面全体から熱を放射することにより、対向する脱臭エレメント62をムラが少なく加熱する。
そして、ヒーターユニット63aは所定の時間通電された場合、ヒーターユニット63aから所定の隙間を介在して配置された脱臭エレメント62に対向した部位を、脱臭エレメント62に吸着した臭気を除去可能な所定の温度まで上昇させることができる加熱能力に設定してある。
尚、ヒーター63gは、チタン酸バリウムを主成分とする半導体セラミックであるPTCヒーターを用いている。
このPTCヒーターは、自己温度制御性があり、外部からの温度制御を必要としないことから、サーモスタットのように断続的制御を行わないので安定して使用することができる。
次に、ケース63bは、ヒーターユニット63aを内部に保持する凹部63cと、この凹部63cの開口周縁から広がるフランジ部63dが形成されている。
凹部63cは、ヒーターユニット63aの平面形状と一致した扇形状を成しており、内部にヒーターユニット63aを凹部63cの開口に臨ませた状態でヒーターユニット63aが設けられている。フランジ部63dには、加熱ユニット63を所定の位置に取り付ける際に螺子を貫通させるための螺子穴63eが形成されている。
以上のように構成される加熱ユニット63は、平面形状がヒーターユニット63aの発熱部の形状に合わせて、扇形状に構成されており、凹部63cの開口も扇形状に構成されている。
次に、図7を参照すると、駆動手段64は、脱臭エレメント62を動かして加熱ユニット63と脱臭エレメントの対向する部位の相対的位置関係を変更する、つまり、加熱ユニット63と対向する脱臭エレメント62の部位を変更する位置変更手段である。
駆動手段64は、モーター64aと、このモーター64aを保持するブラケット64bからなる。モーター64aの回転軸には、ギアが取付けられている。また、モーター64aは、制御部47に電気的に接続されており、空気清浄機Aの状態に応じて通電制御されるものである。
図4及び図7〜図8を参照すると、以上の脱臭エレメント62と加熱ユニット63と駆動手段64は、次のように枠体61に取付けられることにより、脱臭部60を構成する。尚、図7は、各部をわかりやすく表示するために、枠65hを外した状態で示してある。
まず、枠体61の裏面より、中央支持体65bに設けられた軸65jに、脱臭エレメント62の開口部62cが軸受となって回転自在に嵌り込む。
これにより、脱臭エレメント62は、枠体61の裏面(後面)に形成されているガイド部65eの内部に、脱臭エレメント62が開口65aに臨んだ状態(対面した状態)で、枠体61に対して回転自在に配置される。
そして、この状態において、ガイド部65eの縁に、開口65aの内方に突出するように、脱臭エレメント62を受ける受部65fが、脱臭エレメント62の回転方向の動きを大きく阻害しない程度に、脱臭エレメント62の後方(裏面)より保持する。
このように、脱臭エレメント62が枠体61に取付けられることで、脱臭エレメント62は、中仕切板65の開口65aに臨んだ状態で、中仕切板65の裏面(隙間r)と、ガイド部65eと、受部65fに囲まれた空間の内部に回転自在に保持される。
尚、中央支持体65bに設けた軸65jと脱臭エレメント62の開口部62aを、上記のように軸と軸受の関係となるように構成しなくても、脱臭エレメント62をガイド部65eにより保持する構造でもよい。
次に、上記のように枠体61に脱臭エレメント62が配置された状態で、脱臭エレメント62の一部を覆うように、枠体51に加熱ユニット63が次のように取付けられる。
まず、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62の中心から下側の部位を跨いで脱臭エレメント62の回転を妨げないように配置される。
この状態において、加熱ユニット63のヒーターユニット63aが脱臭エレメント62に直接近接して対向するように、ヒーターユニット63aが設けられた凹部63cの開口が前方を向いている。
そして、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62の開口部62cに位置する中央支持体65bと、脱臭エレメント62の外側に位置する中仕切板65に形成された取付け位置に螺子止めされる。
尚、この状態において、加熱ユニット63と蓋体65dは、脱臭エレメント62を介して向かい合う位置関係となっている。
以上のように構成することにより、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62の回転方向の動きを阻害することなく、枠体61に固定される。
また、加熱ユニット63と蓋体65dが向かい合って枠体61に配置されるので、加熱ユニット63と蓋体65dの間に脱臭エレメン62を介在させた状態で、ヒーターユニット63aの熱を留める空間が形成される。更に、発熱部63fは、熱の放射率を向上させる塗装が施されているので、ヒーター部63gから受けた熱を効率よく放射する。
これにより、加熱ユニット63は、対向する脱臭エレメント62の部位を局所的に効率よく加熱することができるように構成されている。
次に、駆動手段64は、モーター64aがブラケットに64bに保持された状態で、ブラケット64bが中仕切板65に固定される。この時、モーター64aの回転軸に取付けられたギアは、脱臭エレメント62に設けられたギア62bと歯合している。
また、駆動手段64の配置位置は、中仕切板65の裏面であって、開口65aと中仕切板65の角65gに挟まれた部位である。更に、この駆動手段64を設ける部位は、4つある角65gの内、加熱ユニット63から離れた上方に位置する角65gと開口65aにより挟まれた部位であるとよい。
このように駆動手段64を設けることにより、制御部47による通電制御でモーター64aが駆動されることで、枠体51に対して脱臭エレメント62を回転させることが可能となり、脱臭エレメント62の加熱ユニット63と対向する部位を変更可能となる。
つまり、加熱ユニット63と脱臭エレメント62の相対的位置関係を変更可能とすることができる。
また、開口65aと角65gに挟まれた位置に駆動部64を設けたので、長方形の中仕切板65に形成された開口65aの周囲のデットスペースを有効に利用できる。更に、加熱ユニット63から離れた位置に駆動手段64を設けたので、加熱ユニット63から生じる熱の影響を駆動部64が受けにくい構造とすることができる。
次に、以上のように各部が構成された前パネル10と前ケース20と後ケース40と脱臭部60は、次のように他の機能部品と共に組み立てられることで、空気清浄機Aを構成する。
まず、後ケース40は開口41を前方に向けて、前ケース20の後面に取付けられる。この時、後ケース40に設けられた送風ファン44の開口44dは、前ケース20に設けられた仕切板23に形成された後開口24と、対向した位置関係となっている。また、後開口24の開口中心は、送風ファン44の回転軸の軸心と、前後に一致している。
次に、脱臭部60は、枠体61が前ケース20の前開口22から前ケース20の内部に挿入されて、枠体61の外周が前ケース20の内部に保持されることにより、前ケース20に取付けられる。
このように脱臭部60が前ケース20に取付けられた状態において、脱臭部60の後面側(加熱ユニット63が取付けられている位置側)が、前ケース20の後開口24を向くように配置され、脱臭エレメント62と後開口24の間に、加熱ユニット63が位置することになる。
ここで、脱臭エレメント62と、送風ファン44の開口44dの周囲にベルマウスを形成する前ケース20の仕切板23及び後開口24は、脱臭エレメント62から後開口24へと流れ空気の流れを妨げないために、所定の間隔Dを空けて対向している。
加熱ユニット63は、このようにして形成された間隔Dの部位に位置している。
次に、前ケース20に取付けられた脱臭部60の枠体61の内方には、枠体61の開口と同程度の大きさであるHEPAフィルター12が設けられ、このHEPAフィルター12の前面を覆うようにプレフィルター13が設けられる。
そして、プレフィルター13の前面側に、前ケース20の上突出部28と下突出部25に挟まれて、前パネル10が設けられることで、空気清浄機Aが構成される。
尚、HEPAフィルター12とは、空気中に含まれる花粉、ダニの糞、カビの胞子、ハウスダストなどの微細な塵埃を取り除くためのフィルターである。
また、プレフィルター13とは、HEPAフィルターで空気をろ過する前に、あらかじめ空気に含まれる大きな塵埃を取っておく目の粗いフィルターであり、HEPAフィルターの効果を長期間保つ為のものである
次に、図4を参照すると、以上のように構成された空気清浄機Aの内部には、室内空気を取り込み、この空気の清浄および脱臭を行い、室内へ放出する通風路Rが形成される。この風路Rについて、空気清浄機Aの空気清浄運転状態と、内部に取り込まれた空気の流れに沿って説明する。
まず、使用者が操作部26を操作することで、制御部47に対して入力を行うことにより、空気清浄機Aの運転を行う所定のプログラムが実行される。
上記の運転開始後、送風ファン44が駆動し、空気吸込口11から空気清浄機Aの内部に室内空気を取り込む吸込み力が生じ、室内空気が空気吸込口11へ流入する。
空気吸込口11から取り込まれた空気は、空気清浄機Aの内部を後方へと流れ、プレフィルター13で大きな塵埃を取り除いた後、HEPAフィルター12で微細な塵埃を取り除く。
次に、塵埃が取り除かれた空気は、更に後方へと流れて脱臭部60へ到達し、開口65aを通過して、この開口部65aに臨む位置に配置された脱臭エレメント62に至る。この脱臭エレメント62は、表面から裏面に至るハニカム形状の多数の開口が形成されており、表面に臭気を吸着する触媒が塗布されている。
従って、臭気を含んだ空気が、脱臭エレメント62の表側から裏側へと通過する際に、ハニカム形状の開口を通過し、脱臭エレメント62に塗布された触媒が、空気に含まれる臭気を吸着することにより、空気から臭気が取り除かれる。
尚、「空気から臭気が取り除かれる」とは、空気から完全に臭気が無くなる状態のみならず、空気の脱臭エレメント62を通過する前の状態から臭気が減少した状態も含む。
ここで、上記のように空気清浄機Aを運転し続けることにより、脱臭エレメント62には、吸着した臭気が蓄積されていくことになり、吸着した臭気が増えるに従って、脱臭エレメント62の脱臭能力が低下していく。
次に、塵埃と臭気が取り除かれた空気は、脱臭エレメント62から更に後方に流れ、前ケース20の仕切板23に開口する後開口24を通過して、この後開口24に対向して配置されている送風ファン44へと流れる。
送風ファン44へと流れる空気は、送風ファン44の軸方向前方から周囲を羽44aに囲まれたファン開口44dの内部へと流下し、送風ファン44の上方を含む送風ファン44の径方向へと送風ファン44の外部に吐き出される。
送風ファン44から吐き出された空気は、後ケース40に仕切板45により導かれ、ルーバー46を通過する際に風向が整えられ、空気吹出口42から空気清浄機Aの上方向に向けて、空気清浄機Aの内部から清浄空気として吹き出す。
このように通風路Rは、空気吸込口11から水平方向に空気清浄機本体の後部へと繋がり、この後部で上方へと向きを変えて空気吹出口42へと至る風路である。
つまり、通風路Rは、空気の流れを基準に見ると、脱臭エレメント62の上流側に、プレフィルター13やHEPAフィルター12などの塵埃濾過フィルターが配置され、脱臭エレメント62の下流側で、空気の流れの向きを上方に屈曲して変える位置である屈曲部が形成されている。この屈曲部に送風ファン44であるシロッコファンが位置している。
このシロッコファンは、ファンの回転軸方向から空気を取り込み、ファンの径方向へと取り込んだ空気を吐き出すので、室内空気を本体ケースCの前面から後方への直線的な流れを作り出すと共に、吹出口42に向けて効率よく風の向きを変えることができる。
尚、脱臭エレメント62,プレフィルター13,HEPAフィルター12,送風ファン44の開口44dの前面は、通風路Rを流れる空気の向きに対して、垂直な向きに配置されている。
これにより、脱臭エレメントまで空気の流れがまっすぐで、各フィルター面に垂直に空気が当たるので空気の流れがよい構成となっている。
ここで、開口65aの位置は、本体ケースCの正面の上下方向の中央に位置し、本体ケースCの正面視における投影面積Xと、開口65aの正面視における面積Yとの関係が、
Y≧0.6X
となるように構成されている。
次に、以上のように、空気清浄運転(脱臭運転)したことにより、多くの臭気を吸着して脱臭性能が低下した脱臭エレメント62の脱臭性能を回復させるための動作(再生動作)について説明する。
制御部47は、所定のタイミング、例えば、運転開始又は前回行った脱臭エレメント62の脱臭性能回復動作からの累積運転時間が所定の時間を超えた場合、次のように脱臭性能回復動作を行う。好ましくは、24時間に1回以上の脱臭性能回復動作を行う。
送風ファン44が停止している状態、つまり、空気清浄機Aが空気清浄運転を終えた後、又は、空気清浄運転を行っていない状態において、制御部47はヒーターユニット63aに対して通電を行うことで、ヒーターユニット63aを発熱させ、ヒーターユニット63aと対向している脱臭エレメント62の部位を所定の温度まで上昇させて、所定の時間加熱する。
この脱臭エレメント62の加熱温度及び加熱時間は、脱臭エレメント62に吸着した臭気を除去させるのに十分な温度と時間である。尚、加熱ユニット63と脱臭エレメント62は空気を介して対向しているため、加熱ユニット63に入力する温度と脱臭エレメント62の温度には差異が生じる。これは空気層で冷却されるためであり、この分を加味した温度を加熱する必要がある。
次に、脱臭エレメント62の脱臭性能を回復させるために所定温度αまで上昇させる際の制御動作と脱臭エレメントの温度特性を図11に示す。
本実施の形態1では、脱臭部材の温度が、吸着剤に吸着された臭気成分を除去するのに適した温度域のうち、その最低温度(以降、注目温度と称する)を越えた場合においても、空気清浄機において吸着剤の機能を効率良く回復させるために、以下のような制御を行う。
具体的には、脱臭エレメント62を所定温度αまで上昇させる間に、複数回ヒーターユニット63aへの通電を一時的に停止させて脱臭エレメント62への加熱を中断する。通電の停止は、例えば、所定温度αに至るまでの間で予め設定した設定温度a、bに到達した際に実施される。そして、加熱を中断した際、加熱ユニット63に配置される温度検出手段(図示せず)により温度を検出し、急激な温度上昇がないことを確認する。上記中断時間は、例えば4、5分程度行う。
ここでいう急激な温度上昇とは、例えば10秒あたり3〜5℃上昇するヒーターユニット63aを用いた場合に、温度検出手段の検出温度が、上記と同等あるいはそれ以上の速度で温度が上昇することである。脱臭エレメント62はヒーターユニット63aにより加熱されるため、通常であれば、ヒーターユニット63aへの通電が停止した段階で余熱による温度上昇は起こりうるが、ヒーターユニット63a以上の速度で昇温することは起こりにくいため、上記上昇温度を急激な温度上昇と考える。
このように、温度検出手段が、急激な温度上昇を検出した場合には直ちに加熱ユニット63を停止させて再生動作を終了し、空気清浄機使用者にエラーメッセージを発信するなどして報知する。急激な温度上昇を検出しなかった場合にはヒーターユニット63aへの通電を再開する。所定温度α到達後も、所定時間α´経過までヒーターユニット63aへの通電と通電停止、及び急激な温度上昇の検知動作(ヒーターユニット63aへの通電を停止した後、急激な温度上昇の有無を検知する動作)を繰り返す。
尚、所定時間α´の長さは、空気清浄機の使用環境の温度や脱臭対象臭気、脱臭エレメントへの触媒の添着有無やその種類などを鑑みて決定するものであり、その開始時間は脱臭性能回復動作開始時、あるいは所定温度α到達時とし、その終了時間は脱臭性能回復動作終了時とする。
次に、図12の脱臭エレメントの再生動作フローチャートを用いて、制御手段の具体的な制御方法について説明する。
まず、再生動作開始後、ステップS1においてヒーターユニット63aへの通電を開始させる。
次に、ステップS2において温度検出手段の検出温度と設定温度aとを比較して、設定温度a以下の場合は(NO)ステップS2に戻る。一方、設定温度a以上となった場合は(YES)、ステップS3に移行してヒーターユニット63aへの通電を停止させる。
次に、ステップS4に移行して、温度検出手段の温度に基づき上記で定義した急激な温度上昇であるかを判断し、急激な温度上昇を検出した場合(YES)、ステップS16に移行してエラーを報知する。一方、急激な温度上昇を検出しなかった場合(NO)は、次のステップS5に移行してヒーターユニット63aへの通電を開始する。
次に、ステップS6に移行し、温度検出手段の検出温度と設定温度bとを比較して、設定温度b以下の場合は(NO)ステップS6に戻る。一方、設定温度a以上となった場合は(YES)、ステップS7に移行してヒーターユニット63aへの通電を停止させる。
次に、ステップS8に移行して、温度検出手段の温度に基づき上記で定義した急激な温度上昇であるかを判断し、急激な温度上昇を検出した場合(YES)、ステップS16に移行してエラーを報知する。一方、急激な温度上昇を検出しなかった場合(NO)は、次のステップS9に移行してヒーターユニット63aへの通電を開始する。
次に、ステップS10に移行し、温度検出手段の検出温度と設定温度αとを比較して、設定温度α以下の場合は(NO)ステップS10に戻る。一方、設定温度α以上となった場合は(YES)、ステップS11に移行してヒーターユニット63aへの通電を停止させる。
次に、ステップS12に移行して、温度検出手段の温度に基づき上記で定義した急激な温度上昇であるかを判断し、急激な温度上昇を検出した場合(YES)、ステップS16に移行してエラーを報知する。一方、急激な温度上昇を検出しなかった場合(NO)は、次のステップS13に移行する。
ステップS13では、温度検出手段の検出温度と設定温度αとを比較して、設定温度α以上の場合は(NO)ステップS13に戻る。一方、設定温度α以下となった場合は(YES)、次のステップS14に移行してヒーターユニット63aへのを通電開始させる。
次に、ステップS15に移行し、所定時間α’経過したか判断する。そして、所定時間α’経過していない場合(NO)ステップS10に戻る。一方、所定時間α’経過した場合(YES)、再生動作を終了する。
以上の制御を行うことにより、図11に示すように脱臭手段の時間に対する温度特性を得ることが出来る。
尚、上記説明では、所定時間α‘を再生動作の起動からの経過時間として説明したが、設定温度αに達してからの経過時間としても良い。
尚、図11では所定温度αへ到達するまでの間に2回の急激な温度上昇の検知動作を図示したが、この回数、つまり設定温度を何回設けるかは空気清浄機の使用環境や処理対象とする物質の物性値などにより任意の温度にて任意の回数行われるものである。所定温度αが高温であるほど、急激な温度上昇の検知動作の回数を多くすることが好ましい。例えば、空気清浄機をアセトアルデヒドの多い環境で使用し、所定温度αがアセトアルデヒドの注目温度以上の場合、設定温度を注目温度の50〜60%、75〜85%、90〜98%値として3段階で設けて、急激な温度上昇の検知動作を複数回行いながら段階的に加熱する。例えば、所定温度αが注目温度以下の場合、設定温度を注目温度の35〜45%、50〜60%値として2段階で設けることなどが考えられる。
上記設定温度は一つの例示であり、注目温度に対する具体的な割合数値は、所定温度αが注目温度に対して上方か下方か、処理対象とする物質の物性値を鑑みて決定するものであり、任意に決定される。
本実施の形態においては、再生動作中の送風ファン44の動作は停止した状態である。特に、所定温度α到達後には脱臭エレメント62を効率的に加熱させるために送風ファン44を停止させることが好ましい。
尚、脱臭エレメント62の加熱される部位は、前面側が熱の放射率を向上させる塗装が施されている蓋体63dに覆われ、後面側が加熱ユニット63(ヒーターユニット63a)に覆われるので、ヒーターユニット63aから生ずる熱と、蓋体63dから放射される熱により、効率よく脱臭エレメント62を加熱することができる。
また、脱臭エレメント62は、ヒーターユニット63aと蓋体63dに挟まれて位置しているので、これら部材から放射される熱が、脱臭エレメント62の近傍に留まりやすく、より効率よく脱臭エレメント62を加熱することができる。
次に、上記のように、加熱ユニット63と対向する部位の脱臭性能回復動作が終了すると、制御部47は脱臭ユニット62を回動させる駆動手段64を動作させて、脱臭ユニット62を所定の角度だけ回転させる。
この動作により、加熱ユニット63と対向していた脱臭エレメント62の加熱処理が終了した部位が、加熱エレメント63に対して回転方向にずれる。
これにより、加熱処理が完了している脱臭ユニット62の部位が、加熱ユニット63と蓋体63dに挟まれた位置から外れると共に、新たに臭気を多く吸着した脱臭エレメント62の部位が、加熱ユニット63と蓋体63dに挟まれた部位に位置することとなる。
尚、脱臭ユニット62を回転させる角度は、扇形状であるヒーターユニット63aの開角と同じか、又は、この開角より小さい角度がよい。このように回転角度を設定することで、脱臭ユニット62が1周回転する内に、脱臭ユニット62のいずれの部位も、必ずヒーターユニット63aの前に留まり加熱処理されることになる。
また、脱臭ユニット62を動かすタイミングは、加熱処理の後、直ぐに行ってもよく、また、次に行う空気清浄運転の直前に行ってもよい。
以上のように空気清浄機Aの各部を構成することにより、次のような効果を得ることができる。
まず、(1)脱臭エレメント62に吸着されていた物質の注目温度が、所定温度αより高い場合について考える。
本実施の形態のように、脱臭エレメント62の再生動作において、脱臭エレメントの再生に必要な所定温度αに上昇させるまでの間に急激な温度上昇の検知動作を実施することで、あらかじめ注目温度以下の温度(設定温度αより低いa、b等)で、脱臭エレメント62に対する加熱を一旦停止して吸着されていた物質を加熱して分解させた後に遠方に拡散させるため、注目温度に達した際には、すでに吸着されていた物質が大部分放出されて、この吸着物質による急激な温度上昇が生ずることを減少させることが出来る。
この効果を具体的に説明すると、図13には、エタノールを飽和吸着させた脱臭エレメント62を密閉空間内にて100℃で加熱した際のエタノール濃度、及び、100℃加熱後に空間内空気を送風ファンにより置換して200℃以上まで加熱して所定時間経過した後のエタノール濃度を測定した結果を示した。これによれば、予め低温加熱により脱臭エレメント62に吸着していたエタノールを放出することで、高温に昇温した際の残存量が減少している。このような傾向は、アンモニアの他、アルコール類やエーテル化合物等に対しても同様に得られた。
このことより、予め低い温度で加熱して吸着物質を段階的に放出することにより、一度に加熱して吸着物質を放出することで、注目温度近くなったときに吸着物質の残存量が減少しているので、急激な温度上昇を起こしにくくなることが分かる。また、加熱を停止して急激な温度上昇の有無を検知するため、発熱反応による急激な温度上昇を事前に防ぐことが出来る
次に、(2)脱臭エレメント62に吸着されていた物質の注目温度が、所定温度αより低い場合について考える。
特に、脱臭エレメント62に触媒が担持された場合には、吸着した臭気成分が加熱により酸化分解される際に発熱する可能性がある。それにより、設定温度αが注目温度以下であっても、この発熱反応により注目温度以上になる可能性がある。この場合も、上記のように、設定温度以下で加熱を停止して反応熱を放出させることで、急激な温度上昇を伴う発熱反応を防止することができる。また、加熱を停止して急激な温度上昇の有無を検知するため、発熱反応による急激な温度上昇を事前に防ぐことが出来る。
脱臭エレメント62の再生動作は、24時間に1回以上など適度な間隔で実施することで、脱臭エレメント62に吸着した物質を除放しやすくなるため、急激な温度上昇の発生を抑制することができる。吸着物質が蓄積するほど、ヒーターユニット63aを同温度に加熱した場合においても、酸化分解反応による発熱量が増加することから急激な温度上昇が発生しやすくなるためである。
脱臭エレメント62と、この脱臭エレメント62を局部的に加熱する加熱ユニット63との相対位置関係を変更可能に構成することにより、加熱ユニット63を小型化することができる。
この加熱ユニット63の小型化のメリットは、例えば、脱臭エレメント62の全域を確実に加熱処理できるように、脱臭エレメント62の全域に対面するような、大型のヒーターを配置する必要がなく、構造の簡略化やコスト低減を可能とする。
また、加熱ユニット63と脱臭エレメント62の相対位置関係を変更可能であるので、脱臭エレメント62の全域を脱臭するにあたり、脱臭エレメント62と加熱ユニット63の対向する部位を変更すればよく、加熱ユニット63は脱臭エレメント62の全域を覆う必要がない。
つまり、常に脱臭エレメント62が加熱ユニット63と対向する部位は、限られた部分で済むことから、加熱ユニット63が脱臭エレメント62を流れる空気の流れの妨げを最小限ですむ。これにより、脱臭エレメント62に対して、より多くの空気を流すことが可能であり、より多くの臭気を一度に空気中から取り除くことができる。
更に、脱臭エレメント62と加熱ユニット63の相対位置関係を変更できるので、脱臭エレメント62の各部位に対して、確実に加熱ユニット63を対向させて加熱することが可能である。
これにより、脱臭エレメント62の各部位間の加熱ムラを少なくでき、脱臭エレメント62の脱臭能力を効率よく回復することが可能である。
次に、空気清浄機Aの吸込口11は本体の前面に形成され、吹出口42は本体の側面、天面、又は背面のいずれかに形成されている。
このように構成することにより、臭気の発生源に対して、大きく開口する吸込口11を対向しやすいので、より速く臭気を吸込み、室内空気から臭気を除去することができる。
また、吹出口11が本体の側面、天面、又は背面のいずれかに形成されるので、臭気の発生源に清浄された空気が流れ難く、臭気の拡散を防止することができる。
次に、脱臭エレメント62は、本体ケースCに回動可能に支持され、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62の表面に近接して本体ケースCに固定されている。
これにより、ヒーターユニット63a発熱する部位である加熱ユニット63が本体ケースCの内部を動かないことから、発熱させるための電源を供給する配線の取り回しや高温の部位が本体ケースCの内部で位置を変えることによる本体ケースC内部の広範囲にわたる熱対策を考慮する必要がない。
また、脱臭エレメント62が回動することで、加熱ユニット63と対向する面を変えるので、1つの方向にだけ脱臭エレメント62を動かすだけで、ムラ無く脱臭エレメント62の全面を加熱ユニット63に対向させることができる。
次に、脱臭エレメント62の形状は円板形状であるので、脱臭エレメント62の回転軸方向から見た面積に対して、脱臭エレメント62が回転する回転領域を最小にすることができる。
つまり、本体ケースCの内部の脱臭エレメント62の配置領域を小さくすることができる。
また、脱臭エレメント62は回転することで加熱ユニット63と対向する面を変えることから、脱臭エレメント62の形状が円板形状であれば、加熱ユニット63のヒーターユニット63aは、脱臭エレメント62の直径方向の大きさが、少なくとも脱臭エレメント62の回転半径と同じか、これより小さいもので、脱臭エレメント62の多くの領域を加熱することが可能である。
更に、脱臭エレメント62の形状が円板形状であるので、上記の効果を実現する構成を有しながらも、円形状は矩形の開口である本体ケースCの開口面積に対して、最も大きな領域を形成することが可能であることから、脱臭を可能とする領域をより大きく形成することができる。
これにより、より多くの空気が脱臭エレメント62を通って流れることができるので、脱臭力を維持しながら風量を大きくすることができる。
次に、脱臭エレメント62には、アンモニアの吸着、及び酸化分解機能がある触媒を表面に塗布又は含浸させている。これにより、ペット臭や病院や介護施設や介護現場などにおける介護臭をすばやく脱臭するとともに、加熱により効率的に酸化分解することが可能な空気清浄機を構成することが可能となる。
特に本実施の形態であれば、短時間の間に、より多くの空気から臭気を取り除くことができるので、病院や介護施設など多くの人が利用する場所における介護などの臭いのトラブルを迅速に解決することが可能である。
次に、送風手段である送風ファンは通風路内部に位置し、脱臭エレメント62は、通風路Rの中で送風ファン44の上流側に位置し、送風ファン44と脱臭エレメント62の間に、加熱ユニット63が位置している。
このように構成されているので、脱臭エレメント62と送風ファン44の開口44dの周囲で生じる圧損(空気の流れの損失)を低減するために設けられたスペースを、加熱ユニット63の配置位置として用いることができる。
次に、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62に対向する側が開口し、所定の内部空間を有するケース63bと、このケース63b内部空間に位置し開口を通じて熱を放射する電気ヒーターユニット63aとを備え、ヒーターユニット63aは、所定時間通電された場合、脱臭エレメント62の対向した部分を所定温度まで上昇させることができる加熱能力に設定してある。これにより、脱臭エレメント62に吸着した臭気を除去することが可能である。
また、上記のケース63bの形状は扇形となっている。これにより、脱臭エレメント62を覆う面積を必要最小限とすることができる。尚、扇形の開角は、脱臭エレメント62を回転させる際の1回の回転角度を目安に構成されている。
次に、制御部47には、位置変更手段である駆動手段64を所定のタイミングで駆動して、脱臭エレメント62を回動させる制御プログラムを内蔵している。
これにより、脱臭エレメント62を加熱する際に、制御部47により自動的に脱臭エレメント62の脱臭すべき部位を加熱ユニット63に対向することができる。
また、上記の制御プログラムは、駆動手段64を所定のタイミングで駆動して脱臭エレメントを所定の回転角度だけ回動した後停止させ、その停止状態で加熱ユニットを所定時間通電する処理ステップを有する。
これにより、脱臭エレメント62の回転から加熱に至る一連の動作を制御部47により自動的に行うことができる。
次に、通風路Rには、脱臭エレメント62より上流側に塵埃濾過フィルター12,13が設置されており、本体ケースCの前面には、通気性を有する枠体である前パネル10が着脱可能に取り付けられ、この枠体を本体ケースCから取り外した状態で、塵埃濾過フィルターを本体ケースC前方に取り出すことが可能な構成である。
このように構成することにより、本体ケースCの前側から塵埃濾過フィルターを着脱することができるので、大きめな塵埃が付着しやすい塵埃濾過フィルターのメンテナンス性を向上することができる。
次に、通風路Rは、脱臭エレメント62の下流側で上方に屈曲していると共に、この屈曲部に送風ファン44を配置し、この送風ファン44は、水平方向に伸びる回転軸を中心に回転し、本体ケースCの正面側から導入した空気を上方へも送り出す多翼式ファンである。
このような多翼式ファン(シロッコファン)は、ファンの回転軸方向から空気を取り込み、ファンの径方向へと取り込んだ空気を吐き出すので、室内空気を本体ケースCの前面から後方への直線的な流れを作り出すと共に、吹出口42に向けて効率よく風の向きを変えることができる。
次に、加熱ユニット63は、脱臭エレメント62の回転中心より下側に位置するように本体に取付けられている。
このように、ヒーターユニット63aなどを有するある程度重量がある加熱ユニットを低い位置に配置することで、空気清浄機Aの重心を低くすることができる。これにより、床面に安定して設置することができる空気清浄機Aを構成することができる。
この他に、開口65aの位置は、本体ケースCの正面の上下方向の中央に位置し、本体ケースCの正面視における投影面積Aと、吸込口の正面視における面積Bとの関係が、
「B≧0.6A」
となるように構成されている。
この関係は、本体ケースCの正面視の面積に対して、開口65a吸込口が室内空気を最大限取り込める関係であり、より室内空気を多く取り込み脱臭エレメント62へ流すことが可能な空気清浄機を構成することができる。
(実施の形態2)
図14は発明の実施の形態2における空気清浄機の運転制御を示した図である。尚、装置の基本的な構成は実施の形態1と同様であり、重複事項の説明は省略する。
次に、実施の形態2における動作を説明する。
実施の形態2では、再生動作開始時に送風ファン44を稼動させ、設定温度に到達時に停止させて急激な温度上昇検知動作中においては送風ファン44を停止させた状態とする。急激な温度上昇がなくヒーターユニット63aでの加熱を再開した場合には、次の設定温度或いは所定温度α到達時まで送風ファン44を稼動させ、設定温度或いは所定温度α到達時には停止させる。
尚、その他の動作は実施の形態1と同様に動作する。
以上で説明した実施の形態2によれば、設定温度までの昇温により脱臭エレメント62から発生した物質を送風することで急激な温度上昇の発生を抑制できる。
また、急激な温度上昇の検知動作中に温度検知部位(図示せず)が送風により冷却されないことから、急激な温度上昇の発生有無をより早い段階で検知することができる。万が一、急激な温度上昇が発生した場合においても、設定温度が低い状態であるほど脱臭エレメント62から脱離する物質の量も少ないことから、急激な温度上昇を伴う発熱反応を防止することができる。また、加熱を停止して急激な温度上昇の有無を検知するため、発熱反応による急激な温度上昇を事前に防ぐことが出来る。
(実施の形態3)
図15は発明の実施の形態3における空気清浄機の運転制御を示した図である。尚、装置の基本的な構成は実施の形態1と同様であり、重複事項の説明は省略する。
次に、実施の形態3における動作を説明する。
実施の形態3では、再生動作開始時に送風ファン44は停止状態、設定温度に到達時に稼動させて急激な温度上昇検知動作中においては送風ファン44を稼動させた状態とする。急激な温度上昇がなくヒーターユニット63aでの加熱を再開した場合には、次の設定温度或いは所定温度α到達時まで送風ファン44を停止させ、次の設定温度到達時には稼動、所定温度α到達時にはそのまま停止状態を継続させる。
尚、その他の動作は実施の形態1と同様に動作する。
以上で説明した実施の形態3によれば、再生動作開始時に送風ファン44を停止することにより短時間での昇温が可能であり、消費電力量を抑制することができる。その後、設定温度到達後の急激な温度上昇の検出動作時に送風ファン44を稼動することで脱臭エレメント62より脱離した物質の拡散を促進することが可能であり、急激な温度上昇が発生した場合においても送風により冷却されることから、急激な温度上昇を伴う発熱反応を防止することができる。また、加熱を停止して急激な温度上昇の有無を検知するため、発熱反応による急激な温度上昇を事前に防ぐことが出来る。
いずれの実施の形態を選択するかは、空気清浄機の使用環境の温度や脱臭対象臭気、脱臭エレメントへの触媒の添着有無やその種類などによるものであり、以上の条件を鑑みて任意に決定する。
尚、脱臭性能回復動作中の所定温度α到達後、送風ファン44を停止させることで一定の温度を維持しやすいという利点がある一方、脱臭性能回復動作中に放出された物質が加熱ユニット63周辺に蓄積して濃度が増加し、触媒との反応による放出熱によって空気と反応可能な混合物を作ることが出来る最低温度に到達してしまう可能性もある。これは特に、脱臭性能回復動作にかかる所定時間α´が長いほど起こる可能性が高い。そこで、所定温度αに到達後、脱臭性能回復動作が終了する前に送風ファン44を再稼動させて脱臭エレメント62より放出された物質を加熱ユニット63周辺から強制的に除去し、放出物質の拡散を促進することが有効である。本制御は、何れの実施の形態においても適用できるものであり、その適用要否は、上記同様、空気清浄機の製品の全体構成により決定されるものであり、それぞれの条件を鑑みて任意に決定する。
また、実施の形態1から3として記載したが、これらの実施の形態は単なる一例でありこれらに限定されることはない。また、各実施の形態は適宜組み合わせて実施されても構わない。
A 空気清浄機、C 本体ケース、R 通風路
10 前パネル、11 空気吸込口、12 HEPAフィルター、13 プレフィルター、
20 前ケース、21 フレーム、23 仕切板、26 操作部、
40 後ケース、42 空気吹出口、44 送風ファン、45 仕切板、46 ルーバー、46a 風向板、46c リンク機構、47 制御部、
60 脱臭部、61 枠体、62 脱臭エレメント、63 加熱ユニット、
64 駆動手段、65 中仕切板、65d 蓋体、66 断熱材、67 カバー、
90 車輪、91 ハンドル、91a 握り部

Claims (9)

  1. 外部に向けて開口する吸込口及び吹出口が形成され、該吸込口と該吹出口を連通する通
    風路を有する本体ケースと、
    前記本体ケースに内蔵され、前記吸込口から前記吹出口に至る前記通風路に室内空気を
    導入する送風手段と、
    前記通風路に設けられ、導入された空気が通過可能な脱臭エレメントと、
    前記脱臭エレメントを加熱することで前記脱臭エレメントの脱臭機能を回復させるため
    の加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットと前記脱臭エレメントの相対的位置関係を変更する位置変更手段と、
    前記送風手段と前記加熱手段と前記位置変更手段の通電と動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記加熱ユニットの加熱動作を開始させてから、前記脱臭エレメントを、脱臭性能の回復に必要な温度に昇温させるまでの間に、1ないし複数回、前記加熱ユニットの通電を停止させることを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記制御手段は、前記加熱ユニットの通電を停止させた際に、前記加熱ユニットの温度
    を検出することを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3. 前記制御手段は、前記加熱ユニットの通電を一時的に停止させた際に検出した温度に基
    づき、加熱ユニットへの通電続行可否を判定することを特徴とする請求項2記載の空気清
    浄機。
  4. 前記制御手段は、前記加熱ユニットを停止させている間は前記送風手段を停止させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の空気清浄機。
  5. 前記制御手段は、前記脱臭エレメントの脱臭性能の回復に必要な温度に到達以降、前記
    送風手段を停止させることを特徴とする請求項1〜3記載の空気清浄機。
  6. 前記制御手段は、前記脱臭エレメントの脱臭性能の回復に必要な温度に到達以降、前記送
    風手段を停止させたのち、再稼動することを特徴とする請求項1〜3記載の空気清浄機。
  7. 前記制御手段は、前記制御手段を制御するためのプログラムを内蔵していることを特徴
    とする請求項1〜6に記載の空気清浄機。
  8. 前記制御プログラムは、前記位置変更手段を所定のタイミングで駆動して前記脱臭エレ
    メントを所定の回転角度だけ回動した後停止させ、その停止状態で前記加熱ユニットを所
    定時間通電する処理ステップを有することを特徴とする請求項1〜7に記載の空気清浄機
  9. 前記脱臭エレメントは、アンモニアを吸着し、かつ、加熱によりアンモニアを酸化分解
    する触媒を表面に塗布又は含浸させていることを特徴とする請求項1〜8に記載の空気清
    浄機。
JP2012009684A 2012-01-20 2012-01-20 空気清浄機 Active JP5201275B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009684A JP5201275B1 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 空気清浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009684A JP5201275B1 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 空気清浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5201275B1 true JP5201275B1 (ja) 2013-06-05
JP2013146418A JP2013146418A (ja) 2013-08-01

Family

ID=48712986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012009684A Active JP5201275B1 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 空気清浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5201275B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217209A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 多摩岡産業株式会社 空気清浄システム
JP5900562B1 (ja) * 2014-09-02 2016-04-06 株式会社富士通ゼネラル 空気清浄機
JP5999149B2 (ja) * 2014-08-25 2016-09-28 株式会社富士通ゼネラル 空気清浄機
CN105363284B (zh) * 2014-08-25 2019-11-01 富士通将军股份有限公司 空气净化机
JP6405798B2 (ja) * 2014-08-29 2018-10-17 株式会社富士通ゼネラル 空気清浄機
JP6405802B2 (ja) * 2014-09-02 2018-10-17 株式会社富士通ゼネラル 空気清浄機
JP6897157B2 (ja) * 2017-02-28 2021-06-30 株式会社富士通ゼネラル 吸着ユニット及び空気清浄機
JP6897158B2 (ja) * 2017-02-28 2021-06-30 株式会社富士通ゼネラル 吸着ユニット及び空気清浄機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07313842A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭装置
JP2001038126A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気清浄機
JP2001310110A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Seibu Giken Co Ltd ガス濃縮装置
JP2007038087A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013146418A (ja) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5201275B1 (ja) 空気清浄機
JP6299896B2 (ja) 脱臭装置
JP5772950B2 (ja) 空気清浄機
TWI454292B (zh) 空氣清淨機
JP6217810B2 (ja) 空気清浄機
WO2012144347A1 (ja) 空気清浄機
WO2012144345A1 (ja) 空気清浄機
WO2012144336A1 (ja) 空気清浄機
JP6319343B2 (ja) 空気清浄設備機器
JP5673845B2 (ja) 空気清浄機
JP5704154B2 (ja) 脱臭装置
JP2014171671A (ja) 脱臭装置
NZ616441B2 (en) Air cleaner

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5201275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250