JP3199106U - 粉塵対策作業台 - Google Patents

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富男 原
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大朗 山下
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靖志 大野
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Abstract

【課題】大掛かり、かつ高価な装置ではなく、しかも大豆などの農作物を乾燥状態にして収量構成要素に関する調査を実施する際に生じる粉塵を、調査を行いつつ、効率的に除去し得る粉塵対策作業台を提供する。【解決手段】多数の吸引孔11を上下に貫通するように形成した天板1と;天板1を支持する脚部2と;脚部2の間に横設された底板3と;天板1と脚部2と底板3との間に立設された側板4と;を備え、かつ、側板4の一面に排風機5を備え、排風機5の排風部51に吸引孔11と連通するようにダクト6を接続してなる。【選択図】図1

Description

本考案は、粉塵対策作業台に関し、詳しくは大豆などの農作物を乾燥状態にして収量構成要素に関する調査を実施する際に生じる粉塵を、調査を行いつつ、効率的に除去し得る粉塵対策作業台に関する。
農作物の育種や栽培試験の結果を取りまとめる場合、特に大豆などでは、単に子実重を把握するだけでなく、莢数の他、主茎長や最下着莢位置など、生育や収量に係わる各種形態情報を調査(以下、「収量調査」という。)する必要がある。
この収量調査においては、収穫した大豆は、腐敗・変質を防ぐため乾燥状態とし、収量調査時に、作業台上に1個体毎に取り出して調査を行っている。
分枝数などを正確に数えるために、適宜茎を切りながら作業を行うことから、乾燥した莢や茎の細片などが作業台上に溜まり、僅かな気流の動きでホコリとして舞い上がる。
このため、作業者はマスクと保護メガネを装着して収量調査を行う必要がある。
一般的に、作業環境における粉塵の濃度は、1立方メートルの空気中に浮遊する粒径約100μm未満の総粉塵の重量(mg)で示し、健康上支障がないとされる量(許容濃度)は、8mg/立方メートル(産業衛生学会2006年勧告)とされている。
従って、収量調査に従事する職員の健康障害を防ぐためには、可能な限り収量調査を行う室内の粉塵について、許容濃度以下に保つ手段を講じることが望まれている。
従来から、調査を行う室内の粉塵濃度を低下させるために、換気扇が用られているが、家庭用の換気扇の排気能力は、毎分20立方メートルにも満たず、収量調査を行う室内の粉塵を安定的に室外に排出できる能力を有しているとはいえない。
また、産業用途では、毎分200立方メートルを超える大風量で吸気して、フィルタを通した上で、作業場に清浄な空気を戻す装置が市販されているが、大掛かり、かつ高価な装置となっているばかりか、騒音の問題もある。
一方、局所の換気・集煙・集塵を必要とする作業場の環境の改善を図るために、作業場の局所換気集塵集煙する吸気口に、換気扇を用いた設備又は装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、この設備又は装置の場合、溶接作業などのような重量物を対象とする場合には、作業台上で作業を行いつつ、効果的に換気・集煙・集塵処理をすることができるものの、大豆などのように比較的軽い農作物の収量調査の場合には、収量調査対象である大豆の莢や茎なども作業台上から吸引されてしまうおそれがあり、農作物の収量調査には使用し得ないという問題があった。
実用新案登録第3018536号公報
本考案は、上記従来の課題を解消し、大掛かり、かつ高価な装置ではなく、しかも大豆などの農作物を乾燥状態にして収量構成要素に関する調査を実施する際に生じる粉塵を、調査を止めることなく、調査を行いつつ、効率的に除去し得る粉塵対策作業台を提供することを目的とする。
即ち、本考案は、次の(1)〜(3)を提供するものである。
(1):多数の吸引孔を上下に貫通するように形成した天板と;
前記天板を支持する脚部と;
前記脚部の間に横設された底板と;
前記天板と脚部と底板との間に立設された側板と;
を備え、かつ、
前記側板の一面に排風機を備え、
前記排風機の排風部に前記吸引孔と連通するようにダクトを接続してなる、
粉塵対策作業台に関するものである。

(2):前記天板の裏面側に、前記天板の裏面より垂下された仕切り板を設けた、前記(1)に記載の粉塵対策作業台に関するものである。

(3):農作物の収量調査用である、前記(1)又は(2)に記載の粉塵対策作業台に関するものである。
本考案の粉塵対策作業台によれば、大掛かり、かつ高価な装置でないにもかかわらず、大豆などの農作物を乾燥状態にして収量構成要素に関する調査を実施する際に生じる粉塵を、調査を止めることなく、調査を行いながら、効率的に除去することができる。
本考案の粉塵対策作業台の第1実施形態を示す斜視図である。 本考案の粉塵対策作業台の第1実施形態を正面側から見た一部切り欠き説明図である。 本考案の粉塵対策作業台の第2実施形態を正面側から見た一部切り欠き説明図である。
以下、本考案の第1実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の粉塵対策作業台の第1実施形態を示す斜視図、図2は第1実施形態を正面側から見た一部切り欠き説明図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の粉塵対策作業台は、天板1と;脚部2と;底板3と;側板4と;を備える。
天板1には、多数の吸引孔11が上下に貫通するように、天板1の略一面にわたって形成されている。
この吸引孔11は、後述するように、排風機5の排風部51に接続されたダクト6と連通するようにされている。従って、この吸引孔11を通じて排風機5により吸引された粉塵は、ダクト6を通じて、室外へと排出されることになる。
吸引孔11の大きさは、排風機5を通じて吸引される空気を通すのに十分であり、かつ、天板1上に置かれる農作物の穀粒などが落ちない程度のものである点を考慮して、直径が0.5〜3mmの範囲、好ましくは直径が1〜2mmの範囲のものとされている。
このように吸引孔11を通じて粉塵を吸引することから、収量調査を止める必要がなく、収量調査を行いつつ、効率的に粉塵を吸引除去することができる。
本考案の第1実施形態において、天板1は、この上で行う農作物の収量調査の作業性等を考慮して、略水平で、しかも長方形状のものとされている。また、天板1の大きさは、農作物の茎長に比べて十分に広い幅のものとなるように、作業性等を考慮して、幅(長さ)約200cm、奥行き約100cm程度のものとされているが、この形状や大きさ等に限定されるものではなく、収量調査を行う部屋(調査室)の形状や大きさ等を考慮して、適宜変更することができる。
次に、本実施形態の粉塵対策作業台は、上記天板1の脚となる脚部2を備えている。
脚部2としては、天板1を支持し、その脚となり得るものであればよいが、通常、図示するように、長方形状をした天板1の形状に合わせて、天板1の四隅に四本配置される。但し、これに限定されるものではない。
なお、この脚部2を、キャスター(脚車)付きのものとしておくこともでき、この場合には、粉塵対策作業台を適宜移動することが容易となる。さらに、このキャスター(脚車)をストッパー付きのものとしておくこともできる。
また、本実施形態の粉塵対策作業台は、上記天板1の下方に底板3を備えている。
底板3は、天板1の形状や大きさに相応するものであり、通常、幅(長さ)約200cm、奥行き約100cm程度、或いは、これより若干小さめのものである。
なお、後述する側板4を、天板1の高さから床面と接する程度の高さまでにわたり設けた場合には、この底板3がなくとも、この粉塵対策作業台の内部にほぼ密閉された空間を形成できることから、この底板3を省略することも可能である。
さらに、前記天板1と脚部2と底板3との間には、側板4が立設されており、これらによって、粉塵対策作業台の内部にある意味で密閉された空間(但し、天板1に吸引孔11が形成されていることから、完全密閉された空間とは言えない。)を形成している。
本実施形態の粉塵対策作業台は、このように天板1と;脚部2と;底板3と;側板4と;を備えたものであり、さらに、側板4の一面に排風機5を備え、この排風機5の排風部51に、吸引孔11と連通するようにダクト6を接続してなるものである。
本実施形態の粉塵対策作業台は、側板4の一面に、図1では右側の側板4に、排風機5が備えられている。
排風機5としては、粉塵対策作業台付近に存在する粉塵を含む空気を、天板1に形成されている吸引孔11を通じて吸引(吸気)し、後に接続されているダクト6により排出(排気)できるものであればよいが、通常、毎分約50立方メートル以上、好ましくは毎分約80立方メートル以上の風量を有するものが用いられる。
この観点から、排風機5としては、園芸用ハウス等の農業用などに用いられている循環扇が、通常、毎分約100立方メートル程度という風量を有することから好ましく用いられる。
なお、夜間など、騒音を抑える必要がある場合には、別途、変圧器(図示していない)を設置することにより、送風量をコントロールすることもできる。
即ち、変圧器により送風量をコントロールすることで、集塵能力を維持しながら騒音を抑制することができる。
この変圧器は、例えば粉塵対策作業台上に設置することができる。
そして、上記のような排風機5の排風部51に、天板1に多数形成されている吸引孔11と連通するようにダクト6が接続されている。
ダクト6としては、例えば、農業用の乾燥機などに用いられている排風ダクトや、施設園芸用の温風機で用いられているポリダクトを用いることができる。
このダクト6の先端を、室外に出しておくことにより、排風機5により、吸引孔11を通じて吸引された粉塵は、ダクト6を通じて、室外へと排出されることになる。
このような本実施形態の粉塵対策作業台は、特に大豆などの農作物の収量調査用に有効に利用される。
なお、必要に応じて、ダクト6の先などにフィルタ(図示していない)を設けることにより、室外に排出することなく、調査を実施する際に生じる粉塵を効率的に集塵除去することが可能となる。このフィルタを構成する濾材のメッシュの大きさは、集塵除去する粉塵の粒度によって適宜選定すればよい。
また、本実施形態の粉塵対策作業台は、ダクト6の先などにフィルタを設けることにより、機械工作などの作業における集塵にも利用することが可能である。
図3は、本考案の第2の実施形態を示すもので、本考案の粉塵対策作業台の第2実施形態を正面側から見た一部切り欠き説明図である。
この実施形態においては、天板1の裏面側に、天板1の裏面より垂下された仕切り板7を設けている。
仕切り板7の大きさは、天板1の大きさ等に応じて適宜選定すればよい。
なお、側板4の一面に、図1では右側の側板4に、排風機5が備えられていることから、図3に示すように、この仕切り板7の右端は、排風機5に接触しないように、間隔を空けて配置されている。
このような仕切り板7を設けることにより、より一層粉塵を効率的に除去することができる。
以上、本考案の実施形態について図面を参照して説明したが、本考案の要旨を逸脱しない限り、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。
本考案の粉塵対策作業台によれば、大掛かり、かつ高価な装置でないにもかかわらず、大豆などの農作物を乾燥状態にして収量構成要素に関する調査を実施する際に生じる粉塵を、調査を止めることなく、調査を行いつつ、効率的に除去することができることから、特に農作業に係わる総合的な作業環境の改善を図ることができるものと期待される。
1:天板
11:吸引孔
2:脚部
3:底板
4:側板
5:排風機
51:排風部
6:ダクト
7:仕切り板

Claims (3)

  1. 多数の吸引孔を上下に貫通するように形成した天板と;
    前記天板を支持する脚部と;
    前記脚部の間に横設された底板と;
    前記天板と脚部と底板との間に立設された側板と;
    を備え、かつ、
    前記側板の一面に排風機を備え、
    前記排風機の排風部に前記吸引孔と連通するようにダクトを接続してなる、
    粉塵対策作業台。
  2. 前記天板の裏面側に、前記天板の裏面より垂下された仕切り板を設けた、請求項1に記載の粉塵対策作業台。
  3. 農作物の収量調査用である、請求項1又は2に記載の粉塵対策作業台。
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