JP6858314B1 - メタクリル酸メチルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
酸化エステル化反応器内でメタクロレインとメタノールと分子状酸素とを酸化エステル化させた反応液であって、反応生成物としてのメタクリル酸メチルを含む反応液を、前記酸化エステル化反応器の下流に位置する第1の蒸留塔に供給し、かつ、メタクロレインとメタノールを含む留分を前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出し、かつ、メタクリル酸メチルを含む塔底液を前記第1の蒸留塔の塔底より抜き出すことを含む、蒸留工程を含み、
前記塔底液中のメタノール濃度が1質量%以上30質量%以下である、メタクリル酸メチルの製造方法。
[2]
前記塔底液を軽質相と重質相とに相分離する工程をさらに含む、[1]に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[3]
前記重質相を第2の蒸留塔で蒸留することにより、メタノールを含む留分を得る工程をさらに含む、[2]に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[4]
前記第2の蒸留塔より得られたメタノールを含む留分を、前記酸化エステル化反応にリサイクルする、[3]に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[5]
前記軽質相を精製に供する工程と、
前記精製後の軽質相に重合防止剤を添加する工程と、
をさらに含む、[2]〜[4]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[6]
前記酸化エステル化反応器内で前記メタクロレインと前記メタノールと前記分子状酸素とを酸化エステル化させて前記反応液を得る工程をさらに含む、[1]〜[5]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[7]
前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出したメタクロレインとメタノールを含む留分を、前記酸化エステル化反応にリサイクルする、[1]〜[6]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[8]
前記蒸留工程において、更にメタノールを第1の蒸留塔に添加することにより、当該塔底液中のメタノール濃度を調整する、[1]〜[7]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[9]
前記反応液に含まれるメタクロレインのモル数に対する、前記更に添加するメタノールのモル数比が、0.1以上3.0以下である、[8]に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[10]
前記蒸留工程において、前記第1の蒸留塔の塔底温度が、45℃以上80℃以下であり、かつ、前記第1の蒸留塔の塔底圧力が、−50kPaG以上0kPaG以下である、[1]〜[9]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[11]
下記式により算出される前記第1の蒸留塔の塔底液の滞留時間が、1.5時間以下である、[1]〜[10]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
滞留時間(時間)=第1の蒸留塔に存在する塔底液の量(kg)/単位時間当たりの塔底液の抜き出し量(kg/時間)
[12]
前記第1の蒸留塔における塔底液中の中沸点物質含有率が0.1質量%以上である、[1]〜[11]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[13]
前記中沸点物質が、アクリル酸メチルを含む、[12]に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[14]
前記塔底液の少なくとも一部を抜き出し、前記酸化エステル化反応器から発生するベントガスと熱交換させて加熱し、前記第1の蒸留塔の塔底に再供給する、[1]〜[13]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[15]
前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出すメタクロレインの量が、前記反応液に含まれるメタクロレインの量の95質量%以上であり、
前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出すメタノールの量が、前記反応液に含まれるメタノールの量の70質量%以上である、[1]〜[14]のいずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
[16]
前記第1の蒸留塔の塔頂ガスを冷却して凝縮液を得る工程をさらに含み、
前記凝縮液におけるメタノール濃度が30質量%以下である、[1]〜[15]いずれかに記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
以下、各工程について詳述する。
本実施形態に係るメタクリル酸メチルの製造方法は、酸化エステル化反応器においてメタクロレインとメタノールと分子状酸素とを酸化エステル化させて反応液を得る工程(単に「酸化エステル化反応工程」ともいう。)を有していてもよい。酸化エステル化反応工程においては、反応器内のpH6〜7程度に調整するため水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリを加えてもよく、したがって酸化エステル化工程を経て得られる反応液には当該アルカリに由来するアルカリ塩が含まれていてもよい。
かかる反応液は、酸化エステル化反応工程(直メタ法)により、メタクリル酸メチルを含む混合物として得ることができる。反応液は、典型的には、未反応メタクロレインと、未反応メタノールと、反応生成物であるメタクリル酸メチルと、水と、メタクリル酸又はそのアルカリ塩と、アセトンと、アクリル酸メチルとを含んでいてもよい。酸化エステル化反応工程は、特に限定されないが、公知の反応原料及び反応設備を用い、公知の反応条件を採用して実施することができる。
またこのとき酸化エステル化反応器に投入される触媒としては特に限定されないが、例えば、酸化状態のニッケルと、金とが、例えばシリカ等の担体に担持された不均一触媒の使用が好ましい。
蒸留工程では、まず、酸化エステル化反応器内で、メタクロレインとメタノールと分子状酸素とを酸化エステル化させた反応液であって、反応生成物としてのメタクリル酸メチルを含む反応液を、第1の蒸留塔に供給する。当該反応液は、上述の酸化エステル化反応工程で得られた反応液であってもよい。
塔底液中のメタノール濃度が1質量%未満である場合、すなわち、塔底液がメタノールを実質的に含まない場合、塔底液における水濃度が高くなり、塔底液の蒸発潜熱が水の蒸発潜熱に近づくことになる。水の蒸発潜熱はメタノールの蒸発潜熱に比べ、2倍以上となっているため塔底液にメタノールが含まれる場合と比べ蒸留塔を運転するために必要な熱量が増加する。その結果、例えば、熱源であるリボイラー蒸気流量等が増加する。さらに塔底液にメタノールが存在しない場合、メタノールが存在する場合と比較して塔内温度が高くなる傾向にあるため、重合物の発生に繋がるおそれがある。さらに、後述のとおり、酸化エステル化反応器からのベントガスとの熱交換をする場合も、塔底液自体の温度も高くなる傾向にあるため、製造プロセスにおいて塔底液と塔底液よりも高温の流体とを熱交換する場合に十分な温度差をとり難く、熱回収の効率としても十分なものとは言い難い。
以上述べた観点から、塔底液中のメタノール濃度は、好ましくは8質量%以上、より好ましくは15質量%以上である。
また、塔底液中のメタノール濃度は、好ましくは27質量%以下、より好ましくは20質量%以下である。メタノール濃度がこのような範囲内であることにより、軽質相と、重質相との分離にかかる時間を低減でき、さらにはその後の蒸留にてアルカリ塩の析出を抑制し効率よくメタノールを含む留分を回収できる傾向にある。また、後述のとおり、重質相を第2の蒸留塔で蒸留する場合、塔底液中のメタノール濃度が上述の範囲内であることにより、蒸留塔内での塩の析出を抑制することができる傾向にある。
特許文献1に記載の方法において、メタクリル酸メチル及び不純物であるアクリル酸メチル等は、メタノールと共沸するため、回収するメタクロレイン及びメタノールと共に反応工程にリサイクルされる場合、反応液中のメタクリル酸メチル及びアクリル酸メチル等の含有率が経時的に増加し、メタクロレイン及びメタノール含有率が減少することでメタクリル酸メチル以外の副生成物発生量が増加し、メタクリル酸メチルの反応収率が悪化する原因となる。特にアクリル酸メチル等の中沸点物質は、ほぼ全量がメタクロレイン及びメタノールと共に反応工程にリサイクルされるため、これを防止すべく、回収したメタクロレイン及びメタノールとともに反応工程以外に抜き出して廃棄する必要がある。これによりメタクロレイン、及びメタノールの回収率が低下して、結果的に原料であるメタクロレイン、メタノール、及び製品であるメタクリル酸メチルを多量にロスしている。上述のとおり、塔底液におけるメタノール濃度を特定の範囲内として反応液を蒸留し、中間部より抜き出したメタクロレイン及びメタノール留分F1を酸化エステル化反応にリサイクルすることで、酸化エステル化反応器内での反応収率の低下が抑制される。
中間部からの留分F1中のメタクリル酸メチルは、特に限定されないが、上述した観点から、20.0質量%以下であることが好ましく、15.0質量%以下であることがより好ましく、12.0質量%以下であることが更に好ましい。
上記と同様の観点から、0.5以上2.5以下であることがより好ましく、1.0以上2.0以下であることがさらに好ましい。
上記と同様の観点から、同圧下で、50℃以上77℃以下であることがより好ましく、55℃以上73℃以下であることがさらに好ましい。
滞留時間(時間)=第1の蒸留塔に存在する塔底液の量(kg)/単位時間当たりの塔底液の抜き出し量(kg/時間)
上記と同様の観点から、1分以上1.0時間以下であることがより好ましく、1分以上45分以下であることがさらに好ましく、5分以上30分以下であることがよりさらに好ましく、5分以上15分以下であることがよりさらに好ましい。
なお、第2の蒸留塔についても、その構成や形式は特に限定されず、第1の蒸留塔と同様とすることができる。
また精製した軽質相はメタクリル酸メチルの重合が発生しやすいため、重合防止剤を添加することが好ましい。添加する重合防止剤の種類としては特に限定されないが、2,4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール等が好ましい。
図1に例示する製造装置と同様の構成を備える製造装置を用い、次のとおりメタクリル酸メチルの製造を行った。下記一連の手順で製造装置の運転を一年間行った。なお、当該実施例中各成分の量等の値は定常運転に達してからの値である。メタクロレイン吸収塔で、メタルロレイン含有ガスとメタノールを気液接触させてメタノール中にメタクロレインを吸収させて、メタクロレインとメタノールの混合液を酸化エステル化反応器に送液した。酸化エステル化反応器内で、メタクロレインとメタノールの混合液に、触媒の存在下、酸素含有ガスを供給して酸化エステル化反応させた。この時、反応器内のpH7.0となるよう水酸化ナトリウム水溶液を加えた。この反応によって得られた反応液の組成はメタクロレイン8.1質量%、メタクリル酸メチル37.0質量%、水8.0質量%、メタクリル酸ナトリウム1.5質量%、メタノール40.0質量%、アセトン3.0質量%、及びアクリル酸メチル2.4質量%であった。メタクロレイン、メタクリル酸メチル、水、メタクリル酸ナトリウム、メタノール、アセトン及びアクリル酸メチル含む反応液を、第1の蒸留塔に供給した。ここで、第1の蒸留塔としては、径10cm、高さ6m、実段数45のシーブトレイを装着した棚段塔型式の蒸留塔を用い、反応液は、当該蒸留塔の塔頂から30段目の位置より633.6g/hの量で供給した。また、塔頂からは、塔内流下液中の重合禁止剤濃度が100質量ppm以上になるように重合禁止剤として、ハイドロキノンを供給した。
蒸留は、次のとおり実施した。すなわち、第1の蒸留塔の塔頂温度は53℃、塔底温度は73℃、塔底圧力−3kPaGに操作し、当該蒸留塔の塔頂から5段目の位置よりメタクロレイン、メタノールを主成分とする留分F1を抜き出した。該留分F1中のメタクロレインは14.4質量%、メタノールは63.8質量%、アクリル酸メチル5.8質量%、メタクリル酸メチル11.6質量%の組成であり、蒸留塔に供給したメタクロレイン96.9質量%、メタノール78.8質量%が当該蒸留塔にて回収できた。当該留分を反応原料としてメタクロレイン吸収塔へリサイクルした。また、第1の蒸留塔の塔底からは塔底液を回収した。回収された塔底液中のメタノール濃度は14.8質量%であり、アクリル酸メチル濃度は0.5質量%であり、水の濃度は16.1質量%であった。さらに塔頂ガスを凝縮させた凝縮液中のメタノール濃度は22.3質量%であった。また第1の蒸留塔における塔底液の滞留時間は5分とした。
上述した条件で運転を継続した結果、1年間にわたって第1の蒸留塔のトレイ間の差圧上昇やリボイラーでの差圧上昇は発生せず、連続して運転出来た。なお、トレイ間の差圧上昇、リボイラーでの差圧上昇が発生しないことは、トレイ間、リボイラー内での重合物が発生していないことを示唆しており、このような重合物が発生していないことに起因して、連続して運転できたものと考えられる。また、1年間の運転後に蒸留塔及びリボイラーを開放して目視点検したところ、機器内部に顕著な重合物の付着は見られなかった。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、すぐにメタクリル酸メチル及びメタクリル酸を含む軽質相とメタノールと水を含む重質相に分離できた。また、分離した重質相を第2の蒸留塔に供給して蒸留し、メタノールを回収した。前述の1年運転後において、第2の蒸留塔内にアルカリ塩の析出は見られなかった。
なお、上述のとおり、蒸留により第1の蒸留塔から回収された塔底液中のアクリル酸メチル濃度は0.5質量%であり、塔底液中の中沸点物質濃度としては0.1質量%以上と評価された。また、反応液に含まれるアクリル酸メチルのうち、10.7質量%が塔底から抜き出せたため、アクリル酸メチルの酸化エステル化反応器における濃縮は見られなかった。
第1の蒸留塔において、塔頂温度を53℃、塔底温度を72℃としたこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は20.5質量%であった。この状態で運転した結果、実施例1と同様に第1の蒸留塔のトレイ間の差圧上昇やリボイラーでの差圧上昇は発生せず、1年間連続で運転でき、蒸留塔及びリボイラーを1年間運転後に開放して目視点検したところ、機器内部に顕著な重合物の付着は見られなかった。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、すぐに軽質相と重質相に分離できた。また、分離した重質相を第2の蒸留塔に供給して蒸留し、メタノールを回収した。前述の1年運転後において、第2の蒸留塔内にアルカリ塩の析出は見られなかった。また、蒸留により第1の蒸留塔から回収された塔底液中のアクリル酸メチル濃度は0.7質量%であり、塔底液中の中沸点物質濃度としては0.1質量%以上と評価された。また、反応液に含まれるアクリル酸メチルのうち、15.4質量%が塔底から抜き出せたため、アクリル酸メチルの酸化エステル化反応器における濃縮は見られなかった。また、酸化エステル化反応によるメタクリル酸メチルの運転1年間の平均反応収率は、実施例1と比較して同程度であった。
第1の蒸留塔において、塔頂温度は53℃、塔底温度は76℃で操作したこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は7.6質量%であった。この状態で運転した結果、実施例1と同様に1年間蒸留塔のトレイ間の差圧上昇やリボイラーでの差圧上昇は発生せず、連続して運転出来た。そして1年間の運転後に蒸留塔及びリボイラーを開放して目視点検したところ、機器内部に顕著な重合物の付着は見られなかった。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、すぐに軽質相と重質相に分離できた。また、分離した重質相を第2の蒸留塔に供給して蒸留し、メタノールを回収した。前述の1年運転後において、第2の蒸留塔内にアルカリ塩の析出は見られなかった。さらに、蒸留により第1の蒸留塔から回収された塔底液中のアクリル酸メチル濃度は0.3質量%であり、塔底液中の中沸点物質濃度としては0.1質量%以上と評価された。また、反応液に含まれるアクリル酸メチルのうち、4.8質量%しか塔底から抜き出せなかったため、アクリル酸メチルが酸化エステル化反応器において濃縮した。結果、メタクリル酸メチルの運転1年間の平均反応収率が実施例1と比較して1.4質量%低下したが、実用上問題はなかった。
第1の蒸留塔において、塔頂温度は53℃、塔底温度は71℃で操作したこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は27.5質量%であった。この状態で運転した結果、1年間蒸留塔のトレイ間の差圧上昇やリボイラーでの差圧上昇は発生せず、連続して運転出来た。そして1年間の運転後に蒸留塔及びリボイラーを開放して目視点検したところ、機器内部に顕著な重合物の付着は見られなかった。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給した。その結果、軽質相と重質相に分離はできたものの、分離に要する時間が顕著に増加した。さらに分離した重質相を観察するとアルカリ塩がわずかに析出していることが確認されたが、この重質相に水を加えると容易に溶解した。前述の1年運転後において、第2の蒸留塔内にアルカリ塩の析出はわずかにみられたが、実用上問題はなかった。さらに、蒸留により第1の蒸留塔から回収された塔底液中のアクリル酸メチル濃度は1.0質量%であり、塔底液中の中沸点物質濃度としては0.1質量%以上と評価された。また、反応液に含まれるアクリル酸メチルのうち、24.6質量%が塔底から抜き出せたため、アクリル酸メチルの酸化エステル化反応器における濃縮は見られなかった。また、酸化エステル化反応によるメタクリル酸メチルの運転1年間の平均反応収率は、実施例1と比較して同程度であった。
第1の蒸留塔において、塔頂温度は53℃、塔底温度は79℃で操作したこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は1.8質量%であった。この状態で運転した結果、1年間蒸留塔のトレイ間の差圧上昇やリボイラーでの差圧上昇は発生せず、連続して運転出来た。しかし1年間の運転後に蒸留塔及びリボイラーを開放して目視点検したところ、シーブトレイのダウンカマーの裏側に重合物の付着を確認した。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、すぐに軽質相と重質相に分離できた。また、分離した重質相を第2の蒸留塔に供給して蒸留し、メタノールを回収した。前述の1年運転後において、第2の蒸留塔内にアルカリ塩の析出は見られなかった。さらに、蒸留により第1の蒸留塔から回収された塔底液中のアクリル酸メチル濃度は0.2質量%であり、塔底液中の中沸点物質濃度としては0.1質量%以上と評価された。また、供給液に含まれるアクリル酸メチルのうち、2.8質量%しか塔底から抜き出せなかったため、アクリル酸メチルが酸化エステル化反応器において濃縮した。結果、メタクリル酸メチルの運転1年間の平均反応収率が実施例1と比較して3.6質量%低下したが、実用上問題はなかった。
第1の蒸留塔において、塔頂温度は53℃、塔底温度は84℃で操作したこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は1570質量ppmであった。この状態で3か月間運転したところ、蒸留塔差圧及びリボイラーチューブ内差圧が上昇し、蒸留塔トレイ及びリボイラーが閉塞傾向となり、運転不能となった為、運転を停止した。運転停止後の点検の結果、トレイ裏面とリボイラーのチューブがメタクリル酸メチル由来の重合物で閉塞していた。なお、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、すぐに軽質相と重質相に分離できた。さらに塔底液中のアクリル酸メチル濃度は80質量ppmであり、塔底液中の中沸点物質濃度としては232質量ppm程度(0.1質量%未満)と評価された。また、反応液に含まれるアクリル酸メチルのうち、0.1質量%しか塔底から抜き出せず、アクリル酸メチルが酸化エステル化反応器において濃縮した。メタクリル酸メチルの反応収率は徐々に低下し、メタクリル酸メチルの運転1年間の平均反応収率が実施例1と比較して5.6質量%低下した。
第1の蒸留塔において、塔頂温度は53℃、塔底温度は70℃で操作したこと以外は実施例1と同条件にて操作し、メタクリル酸メチルの製造を行った。蒸留により回収された塔底液中のメタノール濃度は32.0質量%であった。
なお、上述の運転において、塔底液を回収した後の操作としては、次のとおりであった。すなわち、第1の蒸留塔より回収した塔底液に硫酸を加えてpH=3に調整し、さらに相分離器に供給したところ、塔底液は均一相となったため、当該蒸留塔の次工程にて重質相と軽質相に分離することができなかった。さらに、この塔底液を観察するとアルカリ塩が多量に析出していることが確認され、実施例4と同様に水を加えてもアルカリ塩がすべて溶解しなかった。その結果、第2の蒸留塔でアルカリ塩が多量に析出し、配管やトレイが閉塞したため運転不能となった。このように第2の蒸留塔が運転不能であったため、酸化エステル化反応器におけるアクリル酸メチルの濃縮及びメタクリル酸メチルの反応収率は評価できなかった。
2 酸化エステル化反応器
3 第1の蒸留塔
4 相分離器
5 第2の蒸留塔
6 第1の熱交換器
7 第2の熱交換器
10 製造装置
Claims (16)
- 酸化エステル化反応器内でメタクロレインとメタノールと分子状酸素とを酸化エステル化させた反応液であって、反応生成物としてのメタクリル酸メチルを含む反応液を、前記酸化エステル化反応器の下流に位置する第1の蒸留塔に供給し、かつ、メタクロレインとメタノールを含む留分を前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出し、かつ、メタクリル酸メチルを含む塔底液を前記第1の蒸留塔の塔底より抜き出すことを含む、蒸留工程を含み、
前記塔底液中のメタノール濃度が1質量%以上30質量%以下である、メタクリル酸メチルの製造方法。 - 前記塔底液を軽質相と重質相とに相分離する工程をさらに含む、請求項1に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記重質相を第2の蒸留塔で蒸留することにより、メタノールを含む留分を得る工程をさらに含む、請求項2に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記第2の蒸留塔より得られたメタノールを含む留分を、前記酸化エステル化反応にリサイクルする、請求項3に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記軽質相を精製に供する工程と、
前記精製後の軽質相に重合防止剤を添加する工程と、
をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。 - 前記酸化エステル化反応器内で前記メタクロレインと前記メタノールと前記分子状酸素とを酸化エステル化させて前記反応液を得る工程をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出したメタクロレインとメタノールを含む留分を、前記酸化エステル化反応にリサイクルする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記蒸留工程において、更にメタノールを第1の蒸留塔に添加することにより、当該塔底液中のメタノール濃度を調整する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記反応液に含まれるメタクロレインのモル数に対する、前記更に添加するメタノールのモル数比が、0.1以上3.0以下である、請求項8に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記蒸留工程において、前記第1の蒸留塔の塔底温度が、45℃以上80℃以下であり、かつ、前記第1の蒸留塔の塔底圧力が、−50kPaG以上0kPaG以下である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 下記式により算出される前記第1の蒸留塔の塔底液の滞留時間が、1.5時間以下である、請求項1〜10のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
滞留時間(時間)=第1の蒸留塔に存在する塔底液の量(kg)/単位時間当たりの塔底液の抜き出し量(kg/時間) - 前記第1の蒸留塔における塔底液中の中沸点物質含有率が0.1質量%以上である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記中沸点物質が、アクリル酸メチルを含む、請求項12に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記塔底液の少なくとも一部を抜き出し、前記酸化エステル化反応器から発生するベントガスと熱交換させて加熱し、前記第1の蒸留塔の塔底に再供給する、請求項1〜13のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
- 前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出すメタクロレインの量が、前記反応液に含まれるメタクロレインの量の95質量%以上であり、
前記第1の蒸留塔の中間部より抜き出すメタノールの量が、前記反応液に含まれるメタノールの量の70質量%以上である、請求項1〜14のいずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。 - 前記第1の蒸留塔の塔頂ガスを冷却して凝縮液を得る工程をさらに含み、
前記凝縮液におけるメタノール濃度が30質量%以下である、請求項1〜15いずれか1項に記載のメタクリル酸メチルの製造方法。
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