JP6849493B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる光走査装置としては、次のような構成を備える光走査装置が周知である。即ち、光源から出射される光ビームを回転多面鏡により偏向させ、偏向された光ビームをレンズやミラーなどの光学部品により感光体の感光面上に導くことによって、感光体上に潜像画像を形成する光走査装置である。
光走査装置内部には、回転多面鏡等、半導体レーザから案内されたレーザ光を偏向走査するための回転多面鏡を含む偏向器が設けられている。これにより、レーザ光を感光ドラム上で走査させるとともに、感光ドラムの動作に合わせて、半導体レーザの発光、消灯を繰り返すことで、所望の潜像画像を得る仕組みとなっている。
通常、このような仕組みを構成する光学部品は、それらを汚れの原因物質から守るために筐体内に収納されている。しかし、各種部品の取付け作業によって筐体が削れて筐体から分離した分離物が生じ、光学部品に付着するという課題がある。この課題に対し、例えば、筐体の底面や側面に塗布した粘着剤によって分離物等を捕集する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−148550号公報
しかし、従来の技術では、筐体内において、ポリゴンミラーを駆動する回路基板を除く筐体内部の底面および側壁のほぼ全域にわたって粘着剤が塗布されている。つまり、従来技術では、分離物が移動する可能性がある箇所に対して広範囲に粘着剤を塗布しなければならないという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、従来技術よりも少量の粘着剤によって分離物を捕集することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)光走査装置であって、感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体前記反射ミラーを前記筐体に対して押圧し、前記反射ミラーを前記筐体に固定する板バネを備え、前記板バネは、前記反射ミラーを前記筐体に取り付ける際に前記板バネと前記筐体とが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置
(2)光走査装置であって、感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体と、前記筐体に前記反射ミラーを取り付けるための板バネを支持する板バネ支持部と、を備え、前記板バネ支持部には、前記反射ミラーを前記筐体に取り付ける際に前記板バネと前記板バネ支持部とが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置。
(3)光走査装置であって、感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体と、前記筐体に前記反射ミラーを取り付けるための板バネを前記筐体にビス止めするためのビスと、前記筐体に設けられ、前記ビスがねじ込まれるビス穴と、前記筐体に設けられ、前記板バネに設けられた穴部に嵌るボスと、を備え、前記ビス穴又は前記ボスには、前記反射ミラーを前記筐体に取り付ける際に、前記ビスと前記ビス穴とが摺擦することにより、又は、前記穴部と前記ボスとが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置。
(4)記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記(1)から前記(3)までのいずれか1項に記載の光走査装置と、前記光走査装置によって潜像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラムに形成された潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像が転写される中間転写体と、前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体に転写する第2の転写手段と、前記記録媒体に転写された未定着のトナー像を当該記録媒体に定着させる定着手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、組立て時において分離物が発生する箇所において分離物を捕集することができる。
実施例1〜3の画像形成装置の概略図 実施例1〜3の光走査装置の斜視図及び断面図 実施例1〜3の光走査装置の光源から偏向器までの拡大図 実施例1の板バネの構成図、バネ支持体及びミラー支持体の構成図 実施例1〜3の分離物のサイズと濃度差の関係を示すグラフ 実施例1〜3の遮光チャートを示す図 実施例1〜3の製品毎の画像出力の結果を示す図 実施例1〜3の図5のグラフを正規化したグラフ 実施例2の捕集部の斜視図 実施例2の板バネ部分の上視図 実施例2の板バネの取付け過程を示す断面図 実施例3の板バネの取付けを示す斜視図 実施例3の捕集部を示す断面図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。なお、以下の説明において、後述する偏向器43の回転多面鏡42の回転軸方向をZ軸方向、光ビームの走査方向である主走査方向又は後述する光学レンズ60や反射ミラー62の長手方向をY軸方向、Y軸及びZ軸に直交する方向をX軸方向とする。
[画像形成装置の構成]
実施例1の画像形成装置の構成を説明する。図1は、実施例1のタンデム型のカラーレーザービームプリンタの全体構成を示す概略構成図である。このレーザービームプリンタ(以下、単にプリンタという)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bk(一点鎖線で図示)を備える。また、プリンタは、各作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkからトナー像が転写される中間転写体である中間転写ベルト20を備えている。中間転写ベルト20上(中間転写体上)に多重転写されたトナー像は、記録媒体である記録シートPに転写されてフルカラー画像が形成されるように構成されている。以降、各色を表す符号Y、M、C、Bkは、必要な場合を除き省略する。
中間転写ベルト20は、無端状に形成され、1対のベルト搬送ローラ21、22にかけ回されており、矢印H方向に回転動作しながら各作像エンジン10で形成されたトナー像が転写されるように構成されている。また、中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には、第2の転写手段である2次転写ローラ65が配設されている。記録シートPは、互いに圧接する2次転写ローラ65と中間転写ベルト20との間に挿通されて、中間転写ベルト20からトナー像が転写される。中間転写ベルト20の下側には、前述した4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkが並列的に配設されており、各色の画像情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に転写するようになっている(以下、1次転写という)。これら4基の作像エンジン10は、中間転写ベルト20の回動方向(矢印H方向)に沿って、イエロー用の作像エンジン10Y、マゼンタ用の作像エンジン10M、シアン用の作像エンジン10C及びブラック用の作像エンジン10Bkの順に配設されている。
また、作像エンジン10の下方には、各作像エンジン10に具備された被走査体である感光ドラム(感光体)50を画像情報に応じて露光する光走査装置40が配設されている。光走査装置40は、全ての作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkに共用されており、各色の画像情報に応じて変調されたレーザビーム(光ビーム)を出射する、不図示の光源である4基の半導体レーザを備えている。また、光走査装置40は、高速回転してこれら4光路のレーザビームを感光ドラム50の回転軸方向に沿って走査する回転多面鏡ユニット(以降、偏向器という)43を備えている(図2参照)。偏向器43によって走査された各レーザビームは、光走査装置40内に設置された光学部材に案内されながら所定の経路を進む。そして、所定の経路を進んだ各レーザビームは、光走査装置40の上部に設けられた各照射口である防塵ガラス142(図2(b)参照)を通して、各作像エンジン10の各感光ドラム50を露光する。
また、各作像エンジン10は、感光ドラム50と、感光ドラム50を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電ローラ12と、を備える。更に、各作像エンジン10は、レーザビームの露光によって感光ドラム50上(被走査体上)に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段である現像器13を備えている。現像器13は、感光体である感光ドラム50上に各色の画像情報に応じたトナー像を形成する。現像器13は、トナーとキャリアが混合された2成分現像剤を用いる方式である。現像器13は、経時変化に伴う現像剤の入れ換えのメンテナンスを省略するため、補給カートリッジ(不図示)からトナーとキャリアとが混合された現像剤を補給される。現像器13については、劣化した現像剤を自動的に排出する現像方式が用いられている。
各作像エンジン10の感光ドラム50に対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして第1の転写手段である1次転写ローラ15が配設されている。1次転写ローラ15は、所定の転写電圧が印加されることにより、感光ドラム50上のトナー像が中間転写ベルト20に転写される。
一方、記録シートPは、プリンタ筐体1の下部に収納される給紙カセット2からプリンタの内部、具体的には中間転写ベルト20と2次転写ローラ65とが当接する2次転写位置へ供給される。給紙カセット2の上部には、給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。また、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が配設されている。プリンタの内部における記録シートPの搬送経路27は、プリンタ筐体1の右側面に沿って略垂直に設けられている。プリンタ筐体1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPは、搬送経路27を上昇し、2次転写位置に対する記録シートPの突入タイミングを制御するレジストレーションローラ29へと送られる。その後、記録シートPは、2次転写位置においてトナー像が転写された後、搬送方向の下流側に設けられた定着手段である定着器3(破線で図示)へと送られる。シートP上(記録媒体上)の未定着のトナー像は定着器3によってシートP上に定着される。そして、定着器3によってトナー像が定着された記録シートPは、排出ローラ28を経て、プリンタ筐体1の上部に設けられた排出トレイ1aに排出される。
このように構成されたカラーレーザービームプリンタによるフルカラー画像の形成にあたっては、まず、各色の画像情報に応じて光走査装置40が各作像エンジン10の感光ドラム50を所定のタイミングで露光する。これによって各作像エンジン10の感光ドラム50上には、画像情報に応じた潜像画像が形成される。ここで、良質な画質を得るためには、光走査装置40によって形成される潜像画像が、感光ドラム50上の所定の位置に精度よく再現されたものでなければならない。
[光走査装置の構成]
図2(a)は、カバー70(図2(b)参照)を取り外して筐体105の内部が見えるように図示したものであり、本実施例の構成を説明するための図である。光走査装置40の内部及び外周部には、光ビームを出射する光源が搭載された光源ユニット51、光ビームを反射、偏向する偏向器43が設置されている。また、光走査装置40の内部には、光ビームを感光ドラム50面上へ案内し、結像するために必要な光学レンズ60(60a〜60d)及び反射ミラー62(62a〜62h)が設置されている。
回転多面鏡42により偏向された光ビームは、主走査方向(Y軸方向)に強くパワーを有する第一の光学レンズ60a、60cを通過した後、副走査方向(X軸方向)に強くパワーを有する第二の光学レンズ60b、60dに案内されるよう構成されている。第一の光学レンズ60a、60c及び第二の光学レンズ60b、60dを通過した光ビームは、反射ミラー62により少なくとも1回反射され、被走査体である感光ドラム50へと案内され、結像される。
図2(b)は光学部品取付けの全体像を示した概略図である。なお、光走査装置40は、筐体105と、筐体105の上部の開口を覆うカバー70とを備える。光走査装置40の内部及び外周部には、光ビームを出射する光源が搭載された光源ユニット51と、光ビームを偏向する回転多面鏡42及びモータユニット41を有する偏向器43とが設置されている。更に光走査装置40には、各光ビームを感光ドラム50上へ案内し、結像させるための複数の光学レンズ60(60a〜60d)、複数の反射ミラー62(62a〜62h)が設置されている。筐体105は、偏向器43が設置される設置面と、反射ミラー62a〜62hのうちの少なくとも一つの反射ミラーを支持する支持部が形成された、回転多面鏡42よりも感光ドラム50側(感光体側)に位置する支持面と、を有する。
光源ユニット51から出射された感光ドラム50Yに対応する光ビームLYは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aは、光ビームLYの光路上に配置されたレンズ、及びミラーのうち光ビームLYが最初に入射する光学部材である。光学レンズ60aの光軸は、図1に示したX軸に略平行な方向である。光学レンズ60aを通過した光ビームLYは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62aによって反射される。反射ミラー62aによって反射された光ビームLYは、防塵ガラス142Yを通過して感光ドラム50Yを走査する。
光源ユニット51から出射された感光ドラム50Mに対応する光ビームLMは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60aに入射する。光学レンズ60aは、光ビームLMの光路上に配置されたレンズ、及びミラーのうち光ビームLMが最初に入射する光学部材である。光学レンズ60aを通過した光ビームLMは、光学レンズ60bに入射し、光学レンズ60bを通過した後、反射ミラー62b、反射ミラー62c、反射ミラー62dによって反射される。反射ミラー62dによって反射された光ビームLMは、防塵ガラス142Mを通過して感光ドラム50Mを走査する。
光源ユニット51から出射された感光ドラム50Cに対応する光ビームLCは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cは、光ビームLCの光路上に配置されたレンズ、及びミラーのうち光ビームLCが最初に入射する光学部材である。光学レンズ60cの光軸は、図1に示したX軸に略平行な方向である。なお、本実施例の光走査装置における光学レンズ60cの光軸は光学レンズ60aの光軸と平行になるように、光学レンズ60a及び光学レンズ60cは筐体105に設置されている。光学レンズ60cを通過した光ビームLCは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した光ビームLCは、反射ミラー62e、反射ミラー62f、反射ミラー62gによって反射される。反射ミラー62gによって反射された光ビームLCは、防塵ガラス142Cを通過して感光ドラム50Cを走査する。
光源ユニット51から出射された感光ドラム50Bkに対応する光ビームLBkは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ60cに入射する。光学レンズ60cは、光ビームLBkの光路上に配置されたレンズ、及びミラーのうち光ビームLBkが最初に入射する光学部材である。光学レンズ60cを通過した光ビームLBkは、光学レンズ60dに入射し、光学レンズ60dを通過した後、反射ミラー62hによって反射される。反射ミラー62hによって反射された光ビームLBkは、防塵ガラス142Bkを通過して感光ドラム50Bkを走査する。
[レーザ光の光路]
図3は、半導体レーザ52から出射されたレーザ光が回転多面鏡42に至るまでの光路を示す概略図である。光走査装置40の内部には、光源ユニット51、回転多面鏡42、シリンドリカルレンズ55、光学レンズ60、反射ミラー62等が設置されている。
光源ユニット51は半導体レーザ52、コリメータレンズ53、絞り54を有し、半導体レーザ52から出射された拡散光はコリメータレンズ53によって平行光に変換される。光源ユニット51から出射したレーザ光は、シリンドリカルレンズ55によって回転多面鏡42上に集光される。上述したように、回転多面鏡42により走査された光は、主走査方向に強く光学パワーを有する第一の光学レンズ60a、60cを通過した後、副走査方向に強く光学パワーを有する第二の光学レンズ60b、60dに案内されるよう構成されている。反射ミラー62により反射された光は、カバー70に設けられた防塵ガラス142を通過して、被走査面である感光ドラム50へと案内、結像される。
反射ミラー62は板バネ702(図4参照)によって筐体105に固定されている。板バネ702は、反射ミラー62の反射面の法線方向と、短手方向の2方向から反射ミラー62を付勢しており、長手方向には付勢しない構成となっている。このような構成とすることで、昇温時に筐体105と反射ミラー62の線膨張差によって反射ミラー62が変形することが防止される。
[板バネの構成]
図4(a)に示す弾性部材である板バネ702は、一枚の薄板を折り曲げて形成される。板バネ702は、基準面702aを備えた板部である第一板部702hと、第一板部702hに対してそれぞれ折り曲げられた、第2の腕部である第二板部727と、第1の腕部である第三板部702jと、一対の第四板部702kと、を有する。
第一板部702hは、後述する第二支持部である突出部633(後述する図4(b)参照)に接触し、突出部633からの反発力を受ける接触部である。第一板部702hと第二板部727は、屈曲部702pによって連結されている。屈曲部702pは、第一板部702hに対して第二板部727を第一板部702hの一端から第一板部702hに対して略V字状に折り返すことによって形成されている。そして、屈曲部702pが弾性変形することによって第一板部702hと第二板部727との相対位置関係(相対角度)が変化する。第二板部727は、基準面702aとは反対側の面において第一板部702hの他端側に向かって延びている。第一板部702hと第三板部702jは、屈曲部702oによって連結されている。屈曲部702oは、第一板部702hに対して第三板部702jを略直角に折り曲げることによって形成されており、屈曲部702oが弾性変形することによって第一板部702hと第三板部702jとの相対位置関係(角度)が変化する。一対の第四板部702kは、第一板部702hの両側端から第二板部727及び第三板部702jとは反対側に略直角に折り曲げられている。
基準面702aは、薄板状の第一板部702hの一方の面であり、筐体105に設けられた突出部633のバネ受け面736に当接し、板バネ702の位置の基準となる(図4(b)参照)。第二板部727には反射ミラー62を押圧する第一押圧部704が形成されている。第一押圧部704は、第二板部727の先端部において第一板部702hとは反対側に突出するように凸状に屈曲した部分である。板バネ702の第二板部727と第一板部702hとが反射ミラー62と突出部633との間に弾性力に抗して撓められた(圧縮された)状態で挿入されることにより、第一押圧部704は反射ミラー62のミラー反射面706(図4(b)参照)に当接する。ここで、ミラー反射面706は、反射ミラー62に光ビームが入射する面である。これにより、第一押圧部704は、反射ミラー62を、後述する第一支持部であるミラー支持部631の第2の接触部である第一ミラー座面707に向けて押圧する(図4(b)参照)。なお、第一ミラー座面707は、反射ミラー62のミラー反射面706に平行な第2の面に接触する。
第三板部702jには反射ミラー62を押圧する第二押圧部705が形成されている。押圧部である第二押圧部705は、第三板部702jの先端部702dを、第二板部727の方向に鈍角に折り曲げ、更に第二板部727とは反対側の方向に略直角に折り曲げた、「く」字形状の部分である。なお、第三板部702jの一部と第三板部702jを鈍角に折り曲げた部分及び第二押圧部705の一部は、第二押圧腕729を構成している。第二押圧部705は、反射ミラー62の所定の面であるミラー平面710に当接する(図4(b)参照)。板バネ702の第三板部702jが第一板部702hに対して弾性力に抗して撓められた状態で、板バネ702が突出部633に係止される。これにより、第二押圧部705は反射ミラー62を支持部であるミラー支持部631の第1の接触部である第二ミラー座面709に対して弾性的に押圧する(図4(b)参照)。なお、第二ミラー座面709は、反射ミラー62のミラー平面710(第1の面の裏面)に平行な第1の面に接触する。
穴部713は、基準面702a上に設けられ第一板部702hの表裏両面を貫通する開口である。穴部713は、穴部713を構成していた第一板部702hの一部分によって、突出部633の係合部703(筐体側係合部)に係合する係合部733(板バネ側係合部)が形成される。第一板部702hは、第三板部702jへと折り返される屈曲部702oと一対の第四板部702kとの間に、両側に突き出た突起平面部722、724を有している。また、第一板部702hは、第二板部727へと折り返される屈曲部702pと一対の第四板部702kとの間に、両側に突き出た突起平面部723、725を有している。そして、突起平面部723、725の先端部は、第二板部727とは反対側に折り曲げられ、ストッパ734、735を構成している。ストッパ734、735は、突出部633の面(不図示)に当接する。これにより、何らかの原因によって後述する治具による板バネ702のガイド面への押し付けが解除されない場合でも、板バネ702の下降を停止させることができる。
このように、板バネ702は、筐体105に設けられた係合部703に対して、板バネ702自身に形成した係合部733を係合するように構成されている。これにより、反射ミラー62からの反発力により、板バネ702が筐体105から脱落することなく、その姿勢を保つことが可能となっている。なお、図4(a)には板バネ702の各部の符号を図示しているが、その他の図面においては見易さのため、板バネ702の詳細な符号を付すことは省略する。なお、実施例1の板バネの形状は、図4(a)の形状に限定されない。
[バネ支持体及びミラー支持体の構成]
図4(b)に示すように、筐体105の内部には、板バネ702を支持するための板バネ支持部である突出部633と、反射ミラー62を筐体105に精度よく取り付けるために反射ミラー62を支持するミラー支持部631とが一体成型されている。突出部633は、後述するミラー支持部631上に支持された反射ミラー62との間に間隙を形成する間隙形成部である。突出部633のY軸方向については、突出部633のY軸方向における幅が、板バネ702の一対の第四板部702kよりも若干狭くなるように筐体105に形成されている。突出部633は、+Z軸方向から反射ミラー62と突出部633との間に板バネ702を挿入する際に一対の第四板部702kの間に挿入されることで、板バネ702をガイドする機能を果たす。また、突出部633のバネ受け面736は、板バネ702が筐体105の係合部703と係合した際に、板バネ702の基準面702aと接触する。
ミラー支持部631は、板バネ702の第一押圧部704及び第二押圧部705によって押圧された反射ミラー62が当接する第一ミラー座面707と第二ミラー座面709と、を有する。板バネ702の第一押圧部704によって押圧される反射ミラー62の被押圧点に対してミラー反射面706の裏面側において第一ミラー座面707は裏面側を支持する。板バネ702を筐体105に取り付ける過程については、図11等を用いて後述する。
[分離物の材質]
ミラー支持部631に設置された反射ミラー62を板バネ702によって固定する際、板バネ702により筐体105が削られ、分離物が発生する場合がある。分離物は、各種部品の取付け作業によって筐体が削れて筐体から分離した物質である。分離物は筐体105が削られることにより発生するものであるため、筐体105と同じ材質である。本実施例中の筐体105は、例えば、ポリフェニレンエーテル(PPE)とポリスチレン樹脂(PS)を含む。また、本実施例の筐体105に用いられる樹脂の比重は、例えば1.36g/cmである。一般的に、筐体には、ほぼ同様の比重の樹脂が用いられる。
[捕集部]
実施例1では、粘着剤を板バネ702に塗布することにより、分離物を捕集する捕集部を形成する。すなわち、板バネ702自体が捕集部となる。板バネ702に粘着剤を塗布する方法は、例えば、板バネ702を粘着剤の溶液に浸漬し、引き上げた後、乾燥させる。これにより、板バネ702の全体に粘着剤が塗布され、捕集部が形成される。なお、1つの筐体105について複数の種類の板バネが用いられる構成の場合は、全ての板バネに粘着剤を塗布して捕集部を設けることが望ましい。しかし、捕集部を設けた板バネ702は、特に表面上のスポット径が小さい光学部品を固定する場合の一部の板バネ等に限定して用いてもよい。
[分離物が画像に与える影響の検証]
板バネ702によって反射ミラー62を筐体105に取り付ける際に、板バネ702と筐体105とが摺擦することにより分離物が発生する。図5は光学部品の配置の異なる複数の光走査装置において、光学部品上の分離物である分離物の大きさと、本来形成されるべき濃度の画像と分離物によって生じた白いスジとの濃度差と、を示したグラフである。図5は、横軸に分離物のサイズ(mm)、縦軸に濃度差を示している。濃度差とは、分離物のない領域を通過したレーザ光により潜像が形成された画像の濃度と、分離物のある領域を通過したレーザ光により潜像が形成された領域と、の濃度の差である。また、濃度差4の破線は、濃度差が4以上であると白スジの目視が容易となり、濃度差が4を下回ると白スジの目視が不可となるような、濃度差の許容値であることを示している。また、図中、A、B、Cは異なる光走査装置を示しており、以下、製品A、製品B、製品Cとする。
図6は、防塵ガラス142上に設けられた遮光チャートを示す図である。防塵ガラス142上のG〜Lは、サイズの異なる分離物に対応した遮光部分であり、主走査方向に線幅50μmから300μmまで、50μmおきに6つのサイズの遮光部が設けられている。このような遮光チャートが設けられた防塵ガラス142を製品A、製品B、製品Cに組み付けて、異なる濃度の画像(以下、テストチャートともいう)を形成したものが、図7である。ここで、分離物に相当する遮光部分に起因して、テストチャート上には白いスジが発生する。白いスジの部分(以下、白スジ部という)とブラックの各階調の画像との差が最も大きいところを濃度差として使用する。
なお、図7のテストチャートを評価するための測定には、画像読み込み装置としてES−1000G(エプソン社)を用いた。測定条件は、256階調(8ビット)のグレースケールで、解像度は300dpi、画像はブラックで評価した。図7において、例えば製品Aでは、256階調の濃度の中から16の濃度を抽出して各階調におけるブラックの画像と白スジ部との濃度差を測定する。各濃度については、図6に示したようにサイズの異なる分離物に相当する遮光部分は6点あるため、濃度差は全部で96点について測定される。そして、測定された96点の中で最も濃度差が大きかった階調における6ポイントについて、図5のグラフにプロットした。製品B、製品Cについても同様である。図5からわかるように、いずれの製品でも分離物が100μmより小さいサイズになると、濃度差の許容値である4を下回るため、白スジ部が視認され難い。このため、粘着剤としては、100μm以上のサイズの分離物を捕集できる粘着力を有するものである必要がある。
図8は、レーザのスポット径を加味して図5のグラフを正規化したグラフである。製品によって光学素子の位置が異なり光学素子上のスポット径が異なるため、光学素子上のスポットの面積に対する分離物の面積である、分離物の面積占有率を横軸に示している。なお、光学素子とは、本実施例における防塵ガラス142に相当する素子である。図8の縦軸と濃度差4の破線は、図5と同様である。実施例1で対象とした100μm以上の分離物は、光学素子上のスポット径に対して約1%以上の大きさに相当する。すなわち、防塵ガラス142に限らず、光学素子上のスポット径の1%の大きさに相当する分離物を捕集することができれば、画像不良が防止される。
捕集部の粘着力は、付着する分離物の大きさから設定される。実施例1においては、筐体105と同じ材料0.19mgの1欠片を捕集部上(板バネ)に加圧することなく置き、分離物の自重が捕集部の剥離方向を向くように逆さまにした際に分離物が落下しないことを捕集部の粘着力として設定した。これは、筐体105の材料では、分離物を球体としたときに直径が642μmとなる重量であり、画像不良となる100μmの大きさの分離物の捕集に十分な粘着力である。それと同時に、筐体105と板バネ702の摺動性を損なわず、組立性に影響を与えない範囲の粘着力である。また、光走査装置40の組み立て工程で発生しうる分離物の多くは、400μm以下である。なお、400μmの大きさの分離物は目視による発見も容易となり、例えば組立て時に分離物が目視された場合には、作業者はブロア等で分離物を除去する作業を行うことが可能となる。
ここで、板バネ702の粘着剤に付着する分離物の形状を球と仮定する。また、板バネ702と分離物との接触部の形状を円と仮定する。更に、分離物が板バネ702に接触したときの接触部である円の半径rは、球と仮定した分離物の半径Rの1%(r=0.01×R)と仮定する。例えば、分離物の半径が200μmであるとき、板バネ702と分離物との接触部である円の半径rは、200μmの1%である2μmとなる。粘着剤の単位面積当たりの粘着力(N/μm)の下限値は、以下のようにして求められる。まず、分離物、すなわち、筐体105を形成している物質の密度をρ(kg/μm)とすると、分離物の質量Md(kg)は、次の式(1)から求められる。
Md=4/3×π×R×ρ (1)
ここで、πは円周率である。分離物の自重が捕集部の剥離方向に向くように逆さまにした際に働く重力Fg(N)は、次の式(2)から求められる。
Fg=Md×g=4/3×π×R×ρ×g (2)
ここで、gは重力加速度(=9.8m/s=9.8×10μm/s)である。
接触部の面積Sc(μm)は、次の式(3)から求められる。
Sc=π×r (3)
以上から、粘着剤の単位面積当たりの粘着力F(N/μm)の下限値が以下の式(4)から求められる。
F=Fg/Sc=(4/3×π×R×ρ×g)/(π×r
=4/3×R/r×ρ×g (4)
例えば、Rを200μm、rを2μm(=0.01R)、ρを1.36×10−15kg/μm(=1.36g/cm)、g=9.8×10μm/sとすると、
F=4/3×(200)/(2)×1.36×10−15×9.8×10
≒35.5×10−3[N/μm
以上のように、粘着剤の単位面積当たりの粘着力Fの下限値が求められる。
[捕集部の粘着剤の材質]
板バネ702に塗布される粘着剤には、例えば、アクリル酸エステル系の物質を用いることが好ましい。本実施例中の粘着剤には、アクリル酸エステル系共重合混合物が用いられている。なお、板バネ702に塗布される粘着剤として用いられる材質は、上述した物質に限定されず、板バネ702に塗布された後に固化せずに粘着性を維持する物質であればよい。以上、実施例1によれば、組立て時に発生する分離物を発生元において捕集することができる。
実施例1では、板バネ702に粘着剤を塗布し捕集部としたが、実施例2では筐体105側に捕集部を設ける構成について説明する。筐体105には、捕集部111が設けられている。捕集部111は、筐体105表面に光学用の粘着剤を塗布し、乾燥させることで形成されている。従来製品においては、反射ミラー62と板バネ702との間に乾燥潤滑剤を塗布した例はあるが、これは粘着性を有しておらず分離物の捕集機能はない。
[捕集部]
図9は、筐体105上に捕集部111を設ける領域を示した図である。図9(a)は、筐体105に反射ミラー62が板バネ702によって取り付けられている様子を示す図である。図9(b)は、図9(a)から反射ミラー62と板バネ702を取り除き、突出部633に設けられた捕集部111を見易くした図である。捕集部111は筐体105表面に設けられ、かつ板バネ702の挿入時に板バネ702と摺動する領域に設けられている。すなわち、実施例2の捕集部111は、板バネ702を支持する突出部633に設けられている。図10は、図9を+Z方向から見た上視図である。図11は、板バネ702の取付過程を示す図で、後述する図10のA−A断面図である。図11中、上方(Z方向の+側)から挿入された板バネ702は、弾性変形され係合部703を乗り越える(図11(a))。その後、弾性変形が解放され係合部703に板バネ702の係合部733が引っかかることで、脱落が防止される(スナップフィット方式)(図11(b))。弾性変形による力が筐体105と板バネ702との間に作用した状態で、図中下方向に板バネ702が挿入される(図11(c))。その結果、筐体105が削られて分離物が発生するが、図9(b)に示すように、捕集部111fに分離物が捕集される。その結果、分離物が筐体105内で移動することはない。
また、スナップフィット方式では板バネ702と筐体105とのクリアランスが大きく挿入時の姿勢がばらつくことで板バネ702のエッジ部分である屈曲部702pが筐体105と摺動し、分離物を発生させるおそれがある。しかし、同様に分離物が捕集部111によって捕集される。実施例2においては、板バネ702の一対の第四板部702kが筐体105と摺動するおそれがある。しかし、捕集部111cによって分離物が捕集される。更に、捕集部111が設けられる位置としては、図9に示すように、捕集部111a、111b、111d、111eのように設けられてもよい。
なお、実施例2では1つの板バネ702に注目して述べたが、一般的に筐体105内には複数の板バネが配置される。すべての板バネの支持部である突出部に対して捕集部を設けることで、更に画像不良の発生頻度を抑制することができる。また、筐体105と板バネ702のいずれかに捕集部を設けてもよいが、その両方に設けてもよい。以上、実施例2によれば、組立て性を低下させずに、組立て時に発生する分離物を捕集することができる。
実施例3では、板バネをビス等によって筐体にビス止めすることにより、筐体に光学部材を取り付ける構成について説明する。実施例3の捕集部は、板バネをビス等により筐体に固定する場合に、ビスをビス穴にねじ込む際に発生する分離物を捕集する。
図12は板バネ120をセルフタップビス121(以下、ビス121とする)によって筐体130に固定した例である。図13は図12におけるビス穴123を通る断面図である。板バネ120は丸穴124がボス125に、長丸穴126がボス127に嵌ることにより位置決めがなされる。そして、板バネ120は、ビス121によって筐体130に固定される。この場合、板バネ120とボス125、127が摺動し、分離物が発生する。この分離物を捕集するために、ボス125及びボス127の表面に捕集部131を設ける。
更に、ビス121が筐体130を削りながら侵入していくため、分離物が発生する。特に、ビス穴123が貫通穴であるため、筐体130の裏面側に分離物が脱落する可能性がある。これにより、工程上に分離物が堆積し、分離物が混入するおそれが高まる。このような分離物を捕集するためには、ビス穴123の内部に捕集部131を設ける。また、ビス穴123内部やビス121が貫通する板バネ120に設けられた穴部122から筐体130が露出する領域に捕集部を設けてもよい。また、反射ミラー62を固定する板バネに限らず、例えば回転多面鏡42を筐体に固定するビス穴の周囲に捕集部を設けてもよい。以上、実施例3によれば、組立て性を低下させずに、組立て時に発生する分離物を捕集することができる。
42 回転多面鏡
62 反射ミラー
105 筐体
702 板バネ

Claims (11)

  1. 光走査装置であって、
    感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、
    回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、
    前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体
    前記反射ミラーを前記筐体に対して押圧し、前記反射ミラーを前記筐体に固定する板バネ
    を備え、
    前記板バネは、前記反射ミラーを前記筐体に取り付ける際に前記板バネと前記筐体とが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置
  2. 前記粘着剤は、前記板バネに塗布された後に固化することなく粘着性を維持する物質であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置
  3. 光走査装置であって、
    感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、
    回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、
    前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体と、
    前記筐体に前記反射ミラーを取り付けるための板バネを支持する板バネ支持部と、
    を備え、
    前記板バネ支持部には、前記反射ミラー前記筐体に取り付ける際に前記板バネと前記板バネ支持部とが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置。
  4. 前記粘着剤は、前記板バネ支持部に塗布された後に固化することなく粘着性を維持する物質であることを特徴とする請求項に記載の光走査装置
  5. 前記板バネ支持部は前記筐体に一体的に成形されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記反射ミラーは前記板バネ支持部によって支持されていることを特徴とする請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 光走査装置であって、
    感光ドラムを露光するためのレーザ光を出射する光源と、
    回転する回転多面鏡であって、前記光源から出射された前記レーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された前記レーザ光を前記感光ドラムに導く反射ミラーと、
    前記回転多面鏡と前記反射ミラーとを収容する筐体
    前記筐体に前記反射ミラーを取り付けるための板バネを前記筐体にビス止めするためのビスと、
    前記筐体に設けられ、前記ビスがねじ込まれるビス穴と、
    前記筐体に設けられ、前記板バネに設けられた穴部に嵌るボスと、
    を備え、
    前記ビス穴又は前記ボスには、前記反射ミラーを前記筐体に取り付ける際に、前記ビスと前記ビス穴とが摺擦することにより、又は、前記穴部と前記ボスとが摺擦することにより発生する前記筐体から削れた分離物を捕集するための粘着剤が塗布されていることを特徴とする光走査装置
  8. 前記粘着剤は、前記ビス穴又は前記ボスに塗布された後に固化することなく粘着性を維持する物質であることを特徴とする請求項に記載の光走査装置
  9. 前記粘着剤は、アクリル酸エステル系の物質であることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の光走査装置
  10. 前記筐体は、ポリフェニレンエーテル及びポリスチレン樹脂を含むことを特徴とする請求項から請求項9までのいずれか1項に記載の光走査装置
  11. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置によって潜像が形成される感光ドラムと、
    前記感光ドラムに形成された潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像が転写される中間転写体と、
    前記感光ドラムに形成されたトナー像を前記中間転写体に転写する第1の転写手段と、
    前記中間転写体上のトナー像を前記記録媒体に転写する第2の転写手段と、
    前記記録媒体に転写された未定着のトナー像を当該記録媒体に定着させる定着手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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