JP4478270B2 - 偏向走査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカラー電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機等のカラー画像形成装置に使用することが好適であり、特に各色間の走査線のずれを抑えてカラー画像情報を記録する偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の偏向走査装置では、光源ユニットから出射したレーザー光を、シリンドリカルレンズを通して偏向器の多面鏡の反射面に線状に集光させ、多面鏡を回転させることによりレーザー光を偏向走査させ、fθレンズを通して像担持体である回転ドラムの感光体の被走査面上に結像させている。
【0003】
この際に、fθレンズの形状が不均一であったり取付位置が偏心したりしている場合には、被走査面上を走査する走査線に曲がりが発生したり、主走査方向の長さの左右差である片倍率が発生したりする。これらの走査線の曲がりや片倍率は、モノクロ画像を形成する場合でそれらが極端に大きくなければ問題ないが、カラー画像を形成する場合には複数の走査線を重ね合わせるために問題が生ずる。即ち、カラー画像を高精細に形成するためには、走査線の曲がりと片倍率を小さくして各色間の走査線のずれを少なくする必要がある。
【0004】
また、カラー画像を形成する場合でも、単一の偏向走査装置と単一の像坦持体を使用して各色を被走査面上に重ね合わせる場合には、各色の走査線の曲がりと片倍率の癖は同様であるので、色ずれは或る程度の範囲に収まる。しかし、複数の偏向走査装置と複数の像担持体を組み合わせてカラー画像を高速度で形成する場合には、各色の走査線の曲がりと片倍率の癖が偏向走査装置毎に異なるので、副走査方向のレジストレーションを合わせても各色の間に走査線のずれが発生し、高精細なカラー画像を形成することが極めて困難になる。
【0005】
一方、このように問題に対処するための光走査装置が、特開平9−159944号公報と特開平11−190822号公報に開示されている。前者では結像レンズと像担持体の間に透明な平行平板を追加し、この平行平板を長手方向の軸線の周りに回動することにより走査線の曲がりを補正している。そして、後者では走査レンズの長手方向の両端に設けた円柱状突起部と走査レンズの中央部とを弾性部材によりV字状溝と支持柱にそれぞれ押圧し、走査レンズの熱膨張による走査線の位置ずれを抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平9−159944号公報の光走査装置では、結像レンズと像担持体の間に平行平板を追加したことになるので、製造コストが増大する上に、走査線の片倍率は補正できない状態になっている。
【0007】
そして、特開平11−190822号公報では、弾性部材が走査レンズの有効面内に存在すると共に走査レンズの中央部を押圧しているので、レンズ面を歪ませて画像を劣化させる懸念がある。また、レンズの長手方向の両端部に円柱状突起部を設けているので、レンズ全長が長くなっている。従って、レンズを合成樹脂材料から成形した場合には、成形タクトが長くなったり、レンズ面又は回折面の精度が悪化したり、成形型からの取り個数が減少したりして、走査レンズの製造コストや光学性能に影響を及ぼしている。更に、走査レンズを長手方向に調整することを考慮していないため、走査線の片倍率を補正できない状態になっている。
【0008】
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、平行平板を使用することなく走査線の曲がりと片倍率を補正し得る偏向走査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る偏向走査装置は、光源と、該光源から出射した光束を偏向走査する偏向器と、該偏向器により偏向した光束で被走査面上を走査するためのfθレンズを構成する光学部材と、該光学部材を保持するための凹部を有する保持台とを備えた偏向走査装置であって、前記光学部材は底面に前記光束の主走査方向から見た断面において前記保持台の凹部に向けて凸に湾曲した曲面部を備え、前記光学部材の曲面部が前記保持台の凹部に接着固定されていることを特徴とする。
また、本発明に係る偏向走査装置は、光源と、該光源から出射した光束を偏向走査する偏向器と、該偏向器により偏向した光束で被走査面上を走査するためのfθレンズを構成する光学部材と、該光学部材を保持するための凹部を有する保持台とを備えた偏向走査装置であって、前記光学部材の主走査方向の中心近傍と相対する位置に少なくとも1個所設けられ、前記該光学部材を接着固定するための凹部を有する接着台を備え、前記光学部材は底面に、前記主走査方向から見た断面において前記保持台及び前記接着台の凹部に向けて凸に湾曲した曲面部を備えており、前記光学部材の曲面部は、前記保持台の凹部に保持されると共に、前記接着台の凹部に接着固定されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施例の平面図であり、光学箱1には光源ユニット2が取り付けられていると共に、光源ユニット2から出射したレーザー光Lの進行方向にはシリンドリカルレンズ3と偏向器4が順次に配置されている。偏向器4には多面鏡5がA方向に回転自在に保持されており、この多面鏡5において偏向したレーザー光Lの進行方向には、fθレンズ6の屈折部を構成する屈折光学素子7とfθレンズ6の回折部を構成する回折光学素子8とが光学箱1の内部に配置され、像坦持体である回転ドラム9が光学箱1の外部に配置されている。
【0011】
光源ユニット2から出射したレーザー光Lは、シリンドリカルレンズ3を透過して多面鏡5の反射面に線状に集光し、回転する多面鏡5の反射面によって偏向走査する。偏向走査されたレーザー光Lは、fθレンズ6の屈折光学素子7と回折光学素子8を透過し、光学箱1の出射口1aから回転ドラム9上の感光体に結像すると共に、主走査方向であるB方向に走査する。
【0012】
図2は回折光学素子8とその近傍の分解斜視図であり、回折光学素子8の姿勢の調整を可能とする調整機構を示している。回折光学素子8は例えば合成樹脂材料から成形されており、回折光学素子8の底面は断面円弧状の曲面部8aとされている。そして、光学箱1には回折光学素子8の長手方向の端部をそれぞれ保持するための1対の保持台11が設けられており、保持台11の上面のほぼ中央には回折光学素子8の曲面部8aを受け入れる例えばV字状の凹部11aが形成され、保持台11の上面の凹部11aの側方にはねじ孔11bが形成されている。
【0013】
回折光学素子8を光学箱1に取り付ける際には、回折光学素子8の曲面部8aを保持台11の凹部11aに入れるようにして、回折光学素子8を保持台11上に載せる。次に、回折光学素子8の上面に板ばね12を配置し、ビス13を板ばね12の挿通孔12aを通して保持台11のねじ孔11bに螺合する。これにより、板ばね12は回折光学素子8を揺動可能に押圧保持する。
【0014】
図3は走査線の片倍率と曲がりを測定する方法を示す平面図であり、回転ドラム9の被走査面14に相当する位置に、レーザー光Lを検出するための光センサ15、16、17を配置し、光センサ15、16、17の光センサ面を被走査面14に一致させる。
【0015】
走査線の片倍率を補正する際には、レーザー光Lが光センサ15と光センサ16の間を走査する時間と、レーザー光Lが光センサ16と光センサ17の間を走査する時間とを測定する。次に、これらの時間を比較し、被走査面14上での主走査方向の走査線の中心に対する左右の走査線の長さの差、つまり片倍率を求める。そして図4に示すように、左右の片倍率が同じになるように回折光学素子8を長手方向の軸線に沿ったC方向に移動する。
【0016】
一方、走査線の曲がりを補正する場合には、光センサ15、16、17の高さ方向に並んだラインセンサを使用し、光センサ15、16、17に入射したレーザー光Lの高さ位置を検知して走査線の曲がりをそれぞれ測定する。そして、走査線の曲がりが減少するように、回折光学素子8を長手方向の軸線を中心としてD方向に回動する。なお、回折光学素子8の回動方向は特に限定する必要はない。
【0017】
走査線の片倍率と曲がりを補正した後には、回折光学素子8の姿勢はそのまま板ばね12の押圧力により維持できる。しかし、調整後に回折光学素子8と保持台11の間、或いは回折光学素子8と板ばね12の間を接着剤で固定すれば、回折光学素子8の姿勢をより確実に維持することができる。
【0018】
このように第1の実施例では、fθレンズ6の一部を構成する回折光学素子8の底面を曲面部8aとすると共に、その曲面部8aを保持台11の凹部11aにより保持したので、回折光学素子8を長手方向の軸線に沿ったC方向に円滑に直線移動して走査線の片倍率を調整できる上に、長手方向の軸線の周りのD方向に円滑に回転移動することにより走査線の曲がりを調整できる。従って、走査線の片倍率と曲がりを容易に調整できる上に、従来では必要であった平行平板を不要とすることが可能となり、製造コストを削減できる。また、従来のように回折光学素子8の中央部を押圧することがないので、回折光学素子8を歪ませることがなく、画質を向上させることができる。
【0019】
そして、回折光学素子8を合成樹脂材料から成形したので、回折光学素子8の曲面部8aを含む形状の自由度が高くなる上に仕上げ加工も不要になるので、製造コストを更に削減できる。また、回折光学素子8を使用しても、その両端部に従来のような円柱状突起が存在しないので、回折光学素子8の全長を短縮できる。従って、成形タクトを短縮でき、回折面の精度を向上させることが可能となり、成形型からの取り個数を増大させることができ、製造コストや光学性能を改善できる。
【0020】
なお、この第1の実施例では回折光学素子8を合成樹脂材料から成形したが、その他の材料から形成した場合でも、走査線の片倍率と曲がりの調整は容易に実施できる。また、保持台11の凹部11aは略V字状としたが、略U字状であっても支障はない。更に、回折光学素子8のC方向とD方向への位置を調整するための他の調整機構を設け、回折光学素子8の位置を調整した後にその調整機構を固定することによっても、回折光学素子8の姿勢を維持できる。
【0021】
図5は第2の実施例の回折光学素子8とその近傍の分解斜視図であり、左右の保持台11の中間に回折光学素子8を接着固定するための接着台21が追加されている。この接着台21は回折光学素子8の長手方向の略中央を接着固定可能な位置に配置され、接着台21の上面には回折光学素子8の曲面部8aを受け入れる例えばU字状の凹部21aが形成されている。
【0022】
図6の部分断面図に示すように、接着台21の凹部21が回折光学素子8の曲面部8aを受け入れた状態では、接着台21の凹部21aと回折光学素子8の曲面部8aとの間には隙間22が設けられ、この隙間22に接着剤23が充填されている。
【0023】
走査線の片倍率と曲がりを調整する際には、隙間22に紫外線硬化性の接着剤23を予め充填しておき、第1の実施例と同様に回折光学素子8の姿勢を調整する。即ち、図7に示すように回折光学素子8をC方向に直線移動することにより走査線の片倍率を調整し、回折光学素子8をD方向に回転移動することにより走査線の曲がりを補正する。その後に、回折光学素子8の上方から紫外線を接着剤23に照射し、接着剤23を硬化させて回折光学素子8を接着台21に接着固定する。
【0024】
この第2の実施例では、第1の実施例の板ばね12やビス13が不要となるので、製造コストを低減できる。また、回折光学素子8の長手方向の略中央を接着固定したので、回折光学素子8が熱膨張した場合に回折光学素子8の左右の延伸量が均一となり、光学設計上の被走査面14における走査線の片倍率を均一にすることが可能となる。更に、回折光学素子8と接着台21の間の隙間22の間隔を均一とすれば、隙間22に施した接着剤23の層の厚さが均一になり、接着剤23が硬化する際に均一に収縮し、回折光学素子8の姿勢が崩れることはない。なお、接着台21は1個所に設けたが、回折光学素子8の主走査方向の中央近傍と相対する2個所以上の位置に設けてもよい。
【0025】
上述の第1、第2の実施例において、回折光学素子8はfθレンズ6を構成する他の非球面レンズと置換することが可能である。また、回折光学素子8は必ずしも光学箱1に配置する必要はなく、画像形成装置のステー等に直接配置しても支障はない。更に、保持台11及び又は接着台21が光学箱1と一体であってもよいことは云うまでもない。
【0026】
図8は参考例の回折光学素子31とその近傍の分解斜視図であり、回折光学素子31の底面は平坦とされ、この回折光学素子31は板金製の保持部材32に例えば接着により固定保持されている。保持部材32の左右の両側には、別体の円筒状のピンから成る軸部33が回折光学素子31の長手方向の軸線上にそれぞれ設けられ、軸部33は保持部材32に例えば圧入により固定されている。軸部33は保持台11の凹部11aに保持され、第1の実施例と同様に保持台11にビス13を介して固定された板ばね12により押圧され、保持部材32は揺動可能とされている。
【0027】
保持部材32には、回折光学素子31の底面を保持する水平保持部32aと、この水平保持部32aの端縁から立ち上がって回折光学素子31の端面を保持する左右の垂直保持部32bと、水平保持部32aの一側縁から水平に突出する突片状の片倍率調整部32cと、この片倍率調整部32cと平行に突出した曲がり調整部32dとが設けられている。片倍率調整部32には下方に延びる垂直部32eと水平部32fとが設けられており、曲がり調整部32dにはビス34を挿通させる挿通孔32gが形成されている。
【0028】
図9は参考例の板ばね12を除いて示す組立正面図、図10は参考例の板ばね12を除くと共に保持台11を切欠した組立側面図であり、一方の保持台11と保持部材32の片倍率調整部32cの間には第1の圧縮コイルばね35が配置され、保持部材32はE方向に付勢されている。片倍率調整部32cの垂直部32eを間にして第1の圧縮コイルばね35の反対側には偏心カム36が配置され、偏心カム36は保持部材32を第1の圧縮コイルばね35の付勢力に抗してE方向と反対の方向に駆動可能とされている。
【0029】
また、保持部材32の曲がり調整部32dの下方には第2の圧縮コイルばね37が配置され、左右の保持台11の略中央に設けられたばね保持台38にビス34を介して支持されている。ビス34は保持部材32の曲がり調整部32dの挿通孔32gから第2の圧縮コイルばね37の内側を通ってばね保持台38に螺合され、保持部材32は第2の圧縮コイルばね37に付勢力によりF方向に付勢されている。
【0030】
走査線の片倍率を調整する際には、偏心カム36を治具等により回転させ、保持部材32を回折光学素子31の長手方向の軸線に沿ったC方向に移動させる。そして、走査線の片倍率を補正した後に、偏心カム36を接着、ビス等により固定し回折光学素子8の姿勢を維持する。
【0031】
また、走査線の曲がりを調整する場合には、ビス34を治具等により回転させ、保持部材32上の回折光学素子31をF方向に回動させる。その後は、ビス34の締め込み位置において保持部材32の姿勢を維持できるが、ビス34を接着等により固定することも好ましい。
【0032】
この参考例では、回折光学素子31を保持部材32により保持し、保持部材32の軸部33を光学箱1の保持台11にC方向に移動自在かつF方向に回動自在に支持したので、保持部材32の姿勢を調整することにより走査線の片倍率と曲がりを補正できる。また、回折光学素子31の姿勢を調整かつ固定する際に、外力が回折光学素子31に直接加わることはないので、回折光学素子31を歪ませることがなく画像を劣化させることはない。更に、保持部材32を板金製としたので、軸部33を保持部材32に容易に組み付けることができると共に、保持部材32を高い強度で構成することが可能となる。
【0033】
なお、回折光学素子31は保持部材32に接着により固定したが、その他の手段、例えばばね等であっても支障はない。また、保持部材32は板金製としたが、それに限定するものではない。更に、別体のピンから成る軸部33を保持部材32に圧入により固定したが、かしめ、接着等により固定することもできる。
【0034】
そして、軸部33は保持部材32に別体として組み付けたが、予め保持部材32と一体に設けておいてもよい。また、軸部33は円柱状としたが、凹部11aとの接触面に曲率が存在すれば半円柱状であってもよい。
【0035】
例えば、図11の一部を切欠した参考例の部分斜視図に示すように、板金製の保持部材32’の垂直保持部32bに軸部33’を深絞り加工により円筒状に一体形成することもできる。また、図12の参考例の部分斜視図に示すように、板金製の保持部材32”の垂直保持部32bに、半円筒状の軸部33”をプレス加工により曲げと同時に一体に形成してもよい。これらの場合には、別部材としてのピンを用意して保持部材32に組み付ける必要がなく、保持部材33’、33”の製造コストを低減できる上に、保持部材33’、33”の強度を維持できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る偏向走査装置は、調整時におけるレンズの動きの自由度を確保できる。従って、レンズを長手方向の軸線の周りに回転移動することにより走査線の曲がりを補正できると共に、レンズを長手方向の軸線に沿って直線移動することにより走査線の片倍率を補正できる。また、従来の平行平板を必要としないので、製造コストを低減できる。更に、従来のようにレンズの中央部を押圧することがないので、レンズを歪ませて画像を劣化させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の平面図である。
【図2】 回折光学素子とその近傍の分解斜視図である。
【図3】 走査線の片倍率と曲がりを測定する方法の説明図である。
【図4】 回折光学素子の調整方向の説明図である。
【図5】 第2の実施例の回折光学素子とその近傍の分解斜視図である。
【図6】 回折光学素子と接着台の関係を示す部分断面図である。
【図7】 回折光学素子の調整方向の説明図である。
【図8】 参考例の回折光学素子とその近傍の分解斜視図である。
【図9】 参考例の板ばねを除いた組立正面図である。
【図10】 参考例の板ばねを除くと共に保持台を切欠した組立側面図である。
【図11】 参考例の曲面部の変形例を示す一部を切欠した部分斜視図である。
【図12】 参考例の曲面部の変形例の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 光学箱
2 光源ユニット
4 偏向器
6 fθレンズ
7 屈折光学素子
8 回折光学素子
8a 曲面部
9 回転ドラム
11 保持台
11a、21a 凹部
12 板ばね
13 ビス
14 被走査面
21 接着台
22 隙間
23 接着剤

Claims (5)

  1. 光源と、該光源から出射した光束を偏向走査する偏向器と、該偏向器により偏向した光束で被走査面上を走査するためのfθレンズを構成する光学部材と、該光学部材を保持するための凹部を有する保持台とを備えた偏向走査装置であって、前記光学部材は底面に前記光束の主走査方向から見た断面において前記保持台の凹部に向けて凸に湾曲した曲面部を備え、前記光学部材の曲面部が前記保持台の凹部に接着固定されていることを特徴とする偏向走査装置。
  2. 光源と、該光源から出射した光束を偏向走査する偏向器と、該偏向器により偏向した光束で被走査面上を走査するためのfθレンズを構成する光学部材と、該光学部材を保持するための凹部を有する保持台とを備えた偏向走査装置であって、前記光学部材の主走査方向の中心近傍と相対する位置に少なくとも1個所設けられ、前記該光学部材を接着固定するための凹部を有する接着台を備え、前記光学部材は底面に、前記主走査方向から見た断面において前記保持台及び前記接着台の凹部に向けて凸に湾曲した曲面部を備えており、前記光学部材の曲面部は、前記保持台の凹部に保持されると共に、前記接着台の凹部に接着固定されていることを特徴とする偏向走査装置。
  3. 前記保持台の凹部は前記主走査方向から見た断面において、略V字状又は略U字状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏向走査装置。
  4. 前記光学部材を挟んで前記保持台に対向して設けられた板ばねを有し、前記光学部材は前記板ばねによって前記保持台の方向に押圧されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の偏向走査装置。
  5. 前記fθレンズは屈折光学素子と回折光学素子から構成され、前記光学部材は前記回折光学素子であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の偏向走査装置。
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