JPH04311915A - 合成樹脂レンズ固定機構 - Google Patents

合成樹脂レンズ固定機構

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JPH04311915A
JPH04311915A JP10466991A JP10466991A JPH04311915A JP H04311915 A JPH04311915 A JP H04311915A JP 10466991 A JP10466991 A JP 10466991A JP 10466991 A JP10466991 A JP 10466991A JP H04311915 A JPH04311915 A JP H04311915A
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JP
Japan
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synthetic resin
resin lens
lens
view
fixing mechanism
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Pending
Application number
JP10466991A
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English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービームプリン
タ等に利用されている合成樹脂レンズ固定機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学レンズとして、ガラスレンズ
の代りに光学用合成樹脂を用いた合成樹脂レンズが多用
されるようになっている。合成樹脂はガラスに比べて加
工し易く、特に複雑な形状のレンズを容易に製作できる
等の利点があり、その使用範囲もますます拡大している
【0003】図15は走査光学系の結像レンズに合成樹
脂レンズを用いた場合の従来例である。半導体レーザー
光源1から出射されたレーザー光はコリメータレンズ2
によって平行光に変換され、シリドリカルレンズ3、ミ
ラー4を経て回転多面鏡5に入射する。回転多面鏡5は
一定速度で回転して、主走査方向への走査光を発生させ
る。走査光はfθレンズ6によって等速光に変換され、
更に例えば合成樹脂から成るシリドリカルレンズ7によ
り倒れを補正されて感光体8上に結像する。
【0004】実際の情報の書き込みにおいては、反射ミ
ラー9と光電センサ10を用いて各走査ごとに同期をと
って行われる。半導体レーザー光源1を使用する場合に
は、駆動する電流を直接スイッチングすることによって
レーザー光の変調が可能である。変調されたレーザー光
により、感光体8上に潜像を形成すれば、公知の電子写
真プロセスによって再生画像を得ることができる。
【0005】図16は従来から広く用いられている合成
樹脂レンズLの断面図を示し、レンズ部に強度を持たせ
るためにリブ構造になっている。固定方法には接着によ
る固定が多く用いられ、瞬間接着剤や紫外線硬化型接着
剤を用いることが一般的である。瞬間接着剤は硬化する
と白化する性質を有しており、滴下量が多いとレンズを
曇らせてしまうことがあり、滴下量、滴下場所共に十分
な配慮が必要である。また、紫外線硬化型接着剤を用い
るには、硬化のために紫外線の照射が必要になるが、接
着面はレンズの裏面であり、レンズを透過して紫外線照
射が行われる。しかし、合成樹脂材の紫外線透過率が約
1%であることを考慮すれば、長時間の照射が必要とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例では、合成樹脂レンズの下面が大きく接着されてい
るため、特に高温時にレンズに変形が生ずる問題点があ
る。また、板ばねによる固定手段も知られているが、こ
の方法ではレンズが基準面に対して確実に付き当ってい
るか否かの確認が困難であったり、板ばねの押圧位置が
不定のため、レンズが変形し易く、収差やビーム径の変
化が大きくなるという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、合成樹脂レンズに変形を
与えることなく、弾性部材を用いて基準位置に固定でき
る合成樹脂レンズ固定機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る合成樹脂レンズ固定機構は、走査光学
系の光偏向機構の後に配置するレンズに合成樹脂レンズ
を用いた光学装置において、前記合成樹脂レンズを上方
から弾性部材によって基準位置に押圧固定したことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】上述の構成を有する合成樹脂レンズ固定機構は
、合成樹脂レンズを上方から弾性部材によって基準位置
に押圧される。
【0010】
【実施例】本発明を図1〜図14に図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1〜図3は合成樹脂レンズ11
を示し、図1は底面図、図2は正面図、図3は平面図で
ある。この合成樹脂レンズ11は横方向に細長く、前後
に僅かに湾曲した形状とされ、レンズ機能を有するレン
ズ部12と、このレンズ部12を保護し上下左右から囲
むリブ部13から成り、合成樹脂による一体成型によっ
て製作されている。合成樹脂レンズ11の下面には、光
学用合成樹脂材料レンズ11の鉛直方向の位置を決める
センタZ軸方向寸法基準面14、サイドZ軸方向寸法基
準面15が、合成樹脂レンズ11の下面の他の部分より
も0.3〜1mm程度突出されている。また、合成樹脂
レンズ11の寸法基準面14内には光軸方向に長いx方
向基準長孔16が設けられている。
【0011】図4に示すように、合成樹脂レンズ11は
光学箱17上に載置され、センタZ軸方向寸法基準面1
4は光学箱17上に設けられX方向基準長孔16と嵌合
する凸部17aを有するZ軸方向寸法基準面18に接し
、サイドZ軸方向寸法基準面15は同様に光学箱17に
設けられたサイドZ軸方向寸法基準面19に接し、これ
らの基準面18、19は共に厳しい平面度に仕上げられ
ている。
【0012】また、合成樹脂レンズ11は図5に示すよ
うな固定板20によって上部から押圧されて、光学箱1
7にねじ21により固定されている。固定板20は全体
の変形を防止するため、周囲にリブ部22が設けられ、
更に合成樹脂レンズ11を押圧するためのセンタ押圧ば
ね23、サイド押圧ばね24が、それぞれ合成樹脂レン
ズ11の寸法基準面14、寸法基準面15の真上に相当
する位置に設けられている。これらの押圧ばね23、2
4の下面には、図6に示すようにピン状の突起が設けら
れていて、合成樹脂レンズ11を点接触により押圧する
ようになっている。また、センタ押圧ばね23はサイド
押圧ばね24よりも幅が広くされ、押圧力がより強くな
るようにされている。固定板20の端部には位置決めピ
ン25が設けられていて、この位置決めピン25によっ
て固定板20の位置が決められている。
【0013】なお、この実施例では合成樹脂レンズ11
にX方向基準長孔16が設けられ、光学箱17にこれと
嵌合する凸部が設けられているが、逆に光学箱17に長
孔、合成樹脂レンズ11に凸部を設けても全く同様の効
果が発揮できる。
【0014】このように、センタ押圧ばね23はセンタ
Z軸方向寸法基準面14の直上に、またサイド押圧ばね
24はセンタZ軸方向寸法基準面15の直上にそれぞれ
配置されているので、合成樹脂レンズ11に変形が生ず
ることがない。更に、センタ押圧ばね23の押圧力はサ
イド押圧ばね24のそれよりも強くなっているため、熱
による膨張、収縮に対して、センタ押圧ばね23を中心
に合成樹脂レンズ11が移動でき、熱に対しても変形が
生ずることがない。
【0015】図7は第2の実施例の取付状態の正面図、
図8は固定板20の平面図であり、先の実施例の構成に
加えて合成樹脂レンズ11の両端部にy軸方向寸法基準
部26が光軸方向に突設され、固定板20のレンズ両端
部相当位置には上述のy軸方向寸法基準部26と合致す
るy軸方向押圧部27が突設されている。このような構
成により、合成樹脂レンズ11の位置決めが正確になり
、高精度の取り付けが可能となる。
【0016】図9は第3の実施例の取付状態の正面図、
図10は固定板20の平面図であり、押圧ばね23、2
4の代りにゴムやウレタン等の弾性体から成るセンタゴ
ム29、サイドゴム30が用いられている。センタゴム
29はサイドゴム30よりも大きくされており、センタ
ゴム29はサイドゴム30よりも大きな押圧力を生ずる
ことになって、温度上昇による熱膨張に有効に対処でき
る。
【0017】図11は第4の実施例の取付状態の正面図
、図12は固定板20の平面図であり、先の実施例にお
いてはサイドゴム30を2個所に設けていたが、1個所
とされている。この場合には、合成樹脂レンズ11が鉛
直方向に対して弯曲している場合においても、合成樹脂
レンズ11に変形を伴うことがなく、合成樹脂レンズ1
1を固定することができる。
【0018】また、図13は第5の実施例における取付
状態の正面図、図14は固定板20の平面図である。こ
の実施例では、先の実施例で合成樹脂レンズ11に設け
られていたX方向基準長孔16の代りにx方向基準凸部
11aを合成樹脂レンズ11の下面中央部に設け、光学
箱センタ17にX方向基準長孔を設けて、両者が嵌合さ
れている。また、合成樹脂レンズ11の片端縁部にy軸
方向に延在する1個のy軸方向寸法基準押圧部26が設
けられ、これと合致するy軸方向押圧部27が固定板2
0に設けられている。この構成においても、合成樹脂レ
ンズ11を光学箱17に変形させることなく固定できる
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る合成樹
脂レンズ固定機構は、合成樹脂レンズを弾性部材により
押圧することによって、合成樹脂レンズを変形させるこ
となく固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂レンズの平面図である。
【図2】正面図である。
【図3】平面図である。
【図4】取付状態の正面図である。
【図5】固定板の平面図である。
【図6】要部の拡大側面図である。
【図7】第2の実施例の取付状態の正面図である。
【図8】固定板の平面図である。
【図9】第3の実施例の取付状態の正面図である。
【図10】固定板の平面図である。
【図11】第4の実施例の取付状態の正面図である。
【図12】固定板の平面図である。
【図13】第5の実施例の取付状態の正面図である。
【図14】固定板の平面図である。
【図15】従来の走査光学系の構成図である。
【図16】従来の合成樹脂レンズの断面図である。
【符号の説明】
11  合成樹脂レンズ 14  センタZ軸方向寸法基準面 15  サイドZ軸方向寸法基準面 16  x軸方向基準長孔 17  光学箱 18  光学箱センタZ軸方向寸法基準面19  光学
箱サイドZ軸方向寸法基準面20  固定板 23  センタ押圧ばね 24  サイド押圧ばね 26  y軸方向寸法基準押圧部 27  y軸方向押圧部 29  センタゴム 30  サイドゴム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  走査光学系の光偏向機構の後に配置す
    るレンズに合成樹脂レンズを用いた光学装置において、
    前記合成樹脂レンズを上方から弾性部材によって基準位
    置に押圧固定したことを特徴とする合成樹脂レンズ固定
    機構。
  2. 【請求項2】  前記基準位置を複数個所とし、前記弾
    性部材による押圧力が前記基準位置によって異なるよう
    にした請求項1に記載の合成樹脂レンズ固定機構。
  3. 【請求項3】  前記弾性部材による押圧力が前記合成
    樹脂レンズの中心部分で最大となるようにした請求項1
    に記載の合成樹脂レンズ固定機構。
JP10466991A 1991-04-10 1991-04-10 合成樹脂レンズ固定機構 Pending JPH04311915A (ja)

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Cited By (5)

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