JPH07199100A - プラスチック光学素子の支持装置 - Google Patents

プラスチック光学素子の支持装置

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JPH07199100A
JPH07199100A JP35166493A JP35166493A JPH07199100A JP H07199100 A JPH07199100 A JP H07199100A JP 35166493 A JP35166493 A JP 35166493A JP 35166493 A JP35166493 A JP 35166493A JP H07199100 A JPH07199100 A JP H07199100A
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JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
optical element
lens
reference surface
side rib
Prior art date
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Pending
Application number
JP35166493A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Nakajima
智宏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザプリンタ等の光走査装置に用いるプラ
スチックレンズやミラー等の光学素子を、性能低下させ
ることなく簡単で確実に固定支持する。 【構成】 プラスチックレンズ3のレンズ部301を、
一体形成した短辺リブ302、長辺リブ303で囲み、
長辺リブ303のレンズの走査方向X中央位置に突起3
04を設け、収容筺体6の基準面601の凹部602に
嵌合させ、熱膨張等を走査方向Xの中央を基準として両
端部に逃がす。長辺リブ303に半球状突起を形成した
押圧用の板ばね部305、306を一体形成し、基準面
601に押し付け保持可能とし、短辺リブ302には爪
部307、308を一体形成して収容筐体6に係合させ
て光軸方向の位置設定と移動阻止を行ない、位置決め手
段と当接面との直角度がでていなくてもレンズ当接面と
基準面との間にすき間が生じないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル普通紙複写機
や、レーザプリンタ等の光走査装置に用いるプラスチッ
クレンズやミラー等の光学素子を位置決め支持する支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺のプラスチックレンズやミラ
ー等の光学素子の支持方法は接着による固定と、板ばね
による固定が一般的である。前者の接着による固定は紫
外線硬化型の接着剤が用いられ、後者の板ばねによる固
定は、複数個の板ばねを使用しレンズを圧着しネジ固定
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の接着に
よる固定においては、紫外線照射をレンズの上方からレ
ンズを通過して行なうので、接着剤が硬化するまで時間
が掛かり、光線の届かない奥まった場所へのレンズ固定
に不向きであった。また板ばねによる固定では、板ばね
の局部的な応力により光学素子に変形が生じたり、作業
ミスにより光学素子に損傷を与えることがあるという欠
点があった。
【0004】これらに対し、特開昭63−15212号
公報や特開平4−253010号公報に開示されている
ように、上記した接着剤や板ばねによる固定の問題点を
改善しようとする方法が提案されているが、十分なもの
ではなく、従って本発明の目的は、プラスチックレンズ
やミラー等光学素子の性能を低下させることなく、簡単
で確実な固定が可能な支持装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラスチッ
ク光学素子の支持装置は上記目的を達成するために、光
学装置の板面に形成された位置設定部にプラスチックレ
ンズやミラー等の光学素子を位置決め支持する支持装置
において、上記光学素子が素子部とこれを囲み該素子部
と一体に形成したリブ部とからなり、該リブ部に、走査
方向の中央部近傍位置で上記板面に形成した嵌合部と凹
凸嵌合して走査方向の位置設定を行なう位置決め手段
と、上記板面に形成した走査方向と直交する一の位置設
定用の基準面と当接して押圧する押圧手段を備えてなる
構成としたものである。
【0006】本発明に係るプラスチック光学素子の支持
装置は、上記位置決め手段を上記素子部背面の走査方向
中央部近傍位置に設けた構成とすることができる。
【0007】本発明に係るプラスチック光学素子の支持
装置は、上記一の基準面及び走査方向それぞれと直交す
る他の位置設定用の基準面に当接して上記一の基準面上
での移動を阻止する係止手段を上記リブ部に一体形成し
た構成とすることができる。
【0008】本発明に係るプラスチック光学素子の支持
装置は、上記一の基準面及び走査方向それぞれと直交す
る他の位置設定用の基準面に当接して押圧する押圧手段
を上記リブ部に一体形成するとともに、光学装置のカバ
ーその他の板面を上記押圧手段に当接させて支持する構
成とすることもできる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る光学素子の支持構造の一実施例
を用いた光走査装置の分解斜視図であり、また図2はそ
の断面図を示す。この光走査装置は、画像情報により変
調された光ビームを出射する光源5と、この光源から射
出された光ビームを所定方向へ偏向し走査させるポリゴ
ンミラー1と、偏向された光ビームを等速光に変換する
非球面ミラー2及びポリゴンミラー1のミラー面倒れを
光学的に補正するプラスチックレンズ3(トロイダルレ
ンズ)からなる結像レンズ系と、光ビームを所定方向へ
折り返す非球面ミラー4とこれら構成部品を収容する収
容筺体6及び筐体カバー7とからなり、図示せぬ画像形
成装置本体内に設置された感光体の表面に静電潜像を形
成するものである。
【0010】プラスチックレンズ3はレンズ部301と
これを囲むように形成された短辺リブ302及び長辺リ
ブ303よりなり、長辺リブ303の収容筺体6への位
置決め用の基準面601に当接する側にはレンズの走査
方向(図中矢印X)の中央位置に突起304を設けてあ
り、収容筺体6の凹部602に突起304を嵌着係合さ
せて走査方向での位置決めがなされるようになってい
る。また、長辺リブ303の相対する側には半球状の突
起を形成した押圧手段を構成する板ばね部305、30
6を一体的に形成してあり、これによって収容筺体6の
当接面603、604で押圧され基準面601に押し付
けられて保持されるようになっている。
【0011】また、押圧方向と直交する光軸方向には短
辺リブ302に係止手段を構成する爪部307、308
が一体的に形成してあり、収容筐体6の図示せぬ係合部
に係合して光軸方向の位置設定と移動阻止を行なうよう
になっている。もちろん板ばね部305、306を短辺
リブ302側に、爪部307、308を長辺リブ303
側に設けてもよい。
【0012】なお図3は板ばね部の別の例を示し、図4
は爪部の別の例を示す。図4(A)は、基準面601側
の長辺リブ303に爪部307、308を設けた例、
(B)は基準面601と対面側の長辺リブ303に爪部
307、308を設けた例を示す。
【0013】ところで、板ばね部305、306の突起
高さについては図5に示すように、プラスチックレンズ
3と当接面603、604とのすき間Lのレンズの熱膨
張による変化を考慮して設定する。例えば、30℃の温
度上昇が見込まれる場合、プラスチックレンズ3の高さ
H、膨張係数k=7x10-5mm/mm℃(アクリル樹
脂)としてΔH=k・ΔT・H=2x10-3・H以上と
なるように設定するとよい。以上のように構成すること
により、熱膨張等は走査方向Xの中央を基準として両端
部に逃げ、光学性能にあまり影響が生じなくなる。ま
た、基準面とは別に位置め手段を設けると、位置決め手
段と当接面との直角度がでていなくても、レンズ当接面
と基準面との間にすき間が生じずに基準面への当接が確
実に行なわれる。
【0014】非球面ミラー2はプラスチックレンズ3と
同様、ミラー部201とミラー部201を囲むように形
成された短辺リブ202、長辺リブ203からなり、ミ
ラー部201の背面側には走査方向中央位置に突起20
4を設けてあり、収容筐体6の凹部605に嵌着係合し
て走査方向の位置決めがなされるようになっている。
【0015】また光軸方向には、収容筐体6の位置決め
用の基準面606、607に圧接支持させるように、短
辺リブ202上に板ばね部205、206を一体形成し
てある。そして基準面606、607と直交する位置決
め基準面608に対しては、半球状の突起部を形成した
板ばね部207、208を相対する長辺リブ203上に
設けるとともに、筐体カバー7の当接面701との間に
挟み込むように押圧支持するようにして光軸及び走査方
向と直交する方向の位置設定と移動阻止を行なうように
なっている。なお非球面ミラー2についても熱膨張等の
逃げ、基準面への当接の確実さはプラスチックレンズ3
と同様である。
【0016】
【発明の効果】請求項1に係るプラスチック光学素子の
支持装置は以上説明してきたように、光学素子の素子部
を囲む一体形成したリブ部に、走査方向の中央部近傍位
置で光学装置の板面に形成した嵌合部と凹凸嵌合して走
査方向の位置設定を行なう位置決め手段と、板面に形成
した走査方向と直交する一の位置設定用の基準面と当接
して押圧する押圧手段を備えるようにしたので、熱膨張
等が生じても中央を基準として両端部に逃すことができ
てレンズ部に局部的な応力を掛けずに済み、また基準面
とは別に位置決め手段を設けることにより基準面への当
接が確実に行なえ、位置決め手段と基準面との直角度が
でていなくても基準面との間にすき間が生じることがな
く確実に支持できるようになるという効果がある。
【0017】請求項2に係るプラスチック光学素子の支
持装置は、位置決め手段を素子部背面の走査方向中央部
近傍位置に設けるようにしたので、上記共通の効果に加
え、プラスチックミラーでの使用に適するものとなると
いう効果がある。
【0018】請求項3に係るプラスチック光学素子の支
持装置は、位置決め用の基準面上での走査方向の移動を
係止する係止手段をリブ部に一体的に設けることによ
り、別途に支持部材を設けることなく、光学素子を挿入
するだけで取り付け固定できるようになり、生産効率に
優れるものとなるという効果がある。
【0019】請求項3に係るプラスチック光学素子の支
持装置は、リブ部に一体的に設けた押圧手段を光学装置
のカバー等により押圧するようにしたので、熱膨張等の
環境変化によってもレンズ部に歪みが生じることなく、
容易に固定が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプラスチック光学素子
の支持装置を用いた光学装置を示す拡大分解斜視図であ
る。
【図2】図1の光学装置の断面図である。
【図3】図1のプラスチックレンズの板ばね部の他の例
を示す部分斜視図である。
【図4】図1のプラスチックレンズの爪部の他の例を示
す部分斜視図である。
【図5】図1のプラスチックレンズの板ばね部の突起高
さと当接面とのすき間の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー 2 非球面ミラー 201 ミラー部 202 短辺リブ 203 長辺リブ 204 突起 205、206 板ばね部 207、208 板ばね部 3 プラスチックレンズ 301 レンズ部 302 短辺リブ 303 長辺リブ 304 突起 305、306 板ばね部 307、308 爪部 4 非球面ミラー 5 光源 6 収容筺体 601 基準面 602 凹部 603、604 当接面 605 凹部 606、607 基準面 608 基準面 7 筐体カバー 701 当接面 X レンズの走査方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学装置の板面に形成された位置設定部
    にプラスチックレンズやミラー等の光学素子を位置決め
    支持する支持装置において、上記光学素子が素子部とこ
    れを囲み該素子部と一体に形成したリブ部とからなり、
    該リブ部に、走査方向の中央部近傍位置で上記板面に形
    成した嵌合部と凹凸嵌合して走査方向の位置設定を行な
    う位置決め手段と、上記板面に形成した走査方向と直交
    する一の位置設定用の基準面と当接して押圧する押圧手
    段を備えてなるプラスチック光学素子の支持装置。
  2. 【請求項2】 上記位置決め手段を上記素子部背面の走
    査方向中央部近傍位置に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のプラスチック光学素子の支持装置。
  3. 【請求項3】 上記一の基準面及び走査方向それぞれと
    直交する他の位置設定用の基準面に当接して上記一の基
    準面上での移動を阻止する係止手段を上記リブ部に一体
    形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のプ
    ラスチック光学素子の支持装置。
  4. 【請求項4】 上記一の基準面及び走査方向それぞれと
    直交する他の位置設定用の基準面に当接して押圧する押
    圧手段を上記リブ部に一体形成するとともに、光学装置
    のカバーその他の板面を上記押圧手段に当接させて支持
    することを特徴とする請求項1または2に記載のプラス
    チック光学素子の支持装置。
JP35166493A 1993-12-30 1993-12-30 プラスチック光学素子の支持装置 Pending JPH07199100A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6411325B1 (en) 2000-02-02 2002-06-25 Fujitsu Limited Kawasaki Optical unit, and electrophotographic recording device having same
US7852540B2 (en) 2008-08-22 2010-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanning apparatus and image forming apparatus using the same
CN102650737A (zh) * 2011-02-24 2012-08-29 京瓷办公信息系统株式会社 光学装置、光学构件和具有该光学装置的图像形成装置

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