JP4792938B2 - レーザ走査光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ走査光学装置、特に、電子写真法による複写機やプリンタなどの画像形成装置に組み込まれ、感光体上に静電潜像を形成するためのレーザ走査光学装置に関する。
従来、複写機やプリンタなどの画像形成装置において、感光体上に静電潜像を形成するためのレーザ走査光学装置はレンズなど長尺状の光学素子を備えており、これらの光学素子はハウジングなどの基台に感光体面上での走査ラインの副走査方向の湾曲(以下、ボウと記す)や像面湾曲などを補正した状態で位置精度よく固定される必要がある。
従来では、例えば、図17に示すように、基台100上に設けた固定突部101とばね片105との間に走査レンズ110を挟み込み、レンズ110を固定突部101に設けたねじ102の出し入れにより変形させてボウを補正するようにしたレーザ走査光学装置が実用に供されていた。
また、特許文献1には、図18に示すように、走査レンズ110の両端部の2箇所及び中央部の光軸Pを跨ぐ2箇所において基台100の表面と突部107,107の上面との間を接着剤115にて固定したレーザ走査光学装置が記載されている。
しかしながら、図17に示した装置では、走査レンズ110を基台100に保持した状態でのボウの補正が可能であるが、ばね片105やそれを基台100に固定するためのねじ106などの部品が必要となり、部品点数が増加するという問題点を有していた。
また、図18に示した装置では、光軸Pに直交する面内での平行移動、回転移動による調整を施した後での接着固定が可能であり、かつ、部品点数の増加を抑えることが可能である。しかし、走査レンズ110の中央部分の接着面積がどうしても小さくなるとともに、接着面がボウの補正のためにレンズ110を変形(矯正)させる矢印A,A’方向と平行であるため、変形で生じる剪断応力に対するクリープ強度が不足し、レンズ110の変形(矯正)状態を維持できないという問題点を有していた。
特開2003−222814号公報
そこで、本発明の目的は、光学素子を基台に接着固定するにも拘わらず光学性能の補正のために生じる応力に充分に耐えることができ、光学素子の矯正状態を維持できるレーザ走査光学装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明は、長尺状の光学素子を基台に固定したレーザ走査光学装置において、少なくとも前記光学素子の両端部2箇所とほぼ中央部1箇所を前記基台又は前記基台に設けられた突部に対する接着固定部とし、前記光学素子は接着固定に際して押圧力により変形を加えられており、前記接着固定部のうち、前記押圧力が作用する方向と一致する方向の法線を有する前記光学素子の面の少なくとも一方における接着固定部は、対向する前記突部の面と接着固定されていることを特徴とする。そして、第1の形態では、前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記光学素子と前記突部との間にギャップが設けられ、前記ギャップにはスペーサが介在されており、前記光学素子への押圧力による変形に伴う前記ギャップの変化に応じて前記スペーサの厚みが調整されている。また、第2の形態では、前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記突部は弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分とを有し、弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分との間隔が調整可能であり、前記弾性変形可能な部分と前記光学素子とが接着固定されており、前記間隔の調整によって前記光学素子を変形させる押圧力が付与されている。
本発明に係るレーザ走査光学装置においては、光学素子に押圧力を作用させて光学性能を補正し、その押圧方向が作用する方向と一致する方向の法線を有する光学素子の面の少なくとも一方における接着固定部は、対向する突部の面と接着固定したため、レンズに残存する応力(変形復元力)が接着剤の厚み方向に作用し、応力に対しては十分なクリープ強度が確保され、光学素子の変形(矯正)状態を維持することができる。
本発明に係るレーザ走査光学装置にあっては、前記突部と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記光学素子と前記突部との間にギャップが設けられ、光学素子への押圧力による変形に伴うギャップの変化に応じて接着剤量が調整されていてもよい。光学素子の変形(矯正)状態に応じてギャップが変化するが、接着剤量をギャップの変化に応じて調整することによって接着面積が一定化して接着強度が安定化し、固化した接着剤がギャップを維持するスペーサとして機能し、光学素子の変形(矯正)状態の維持がより確実なものとなる。
本発明に係るレーザ走査光学装置においては前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において光学素子と突部との間にギャップが設けられ、該ギャップにはスペーサが介在されており、光学素子への押圧力による変形に伴うギャップの変化に応じてスペーサの厚みが調整されているため、光学素子の変形(矯正)によるギャップの変化に応じてスペーサを介在しその厚みを調整することで、接着剤だけでは不足するギャップの維持力を補強することができる。
さらに、前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において突部は弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分とを有し、弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分との間隔が調整可能であり、弾性変形可能な部分と光学素子とが接着固定されており、前記間隔の調整によって光学素子を変形させる押圧力が付与されているため、弾性変形可能な部分で光学素子を接着固定し、弾性変形可能な部分を光学素子とともに変形(矯正)させるため、一定量の接着剤で固定することができ、また、接着固定後に光学性能の調整を行うことが可能となる。
以下、本発明に係るレーザ走査光学装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に示す第1〜第12実施例においては同じ部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
(レーザ走査光学装置の概略構成、図1参照)
図1に本発明に係るレーザ走査光学装置の概略構成を示す。このレーザ走査光学装置1は、レーザダイオード2から放射されたレーザビームをコリメータレンズやシリンダレンズからなる第1光学系3でポリゴンミラー4の反射面に集光し、該ポリゴンミラー4の回転に基づいてレーザビームを主走査方向Yに等角速度で偏向し、さらに収差補正機能を有するレンズ6,7などからなる第2光学系5で結像/走査し、防塵ガラス8を介して矢印方向Xに回転駆動される感光体ドラム10上を主走査方向Yに走査露光する。
電子写真法による画像の形成に際して使用されるこの種のレーザ走査光学装置1の各光学素子の構成や動作は周知であり、詳細な説明は省略する。
(第1実施例、図2参照)
第1実施例において、図2に示すように、レーザ走査光学装置のハウジングの一部を構成する基台20にはビーム透過用のスリット21が形成されており、該スリット21に沿って長尺のレンズ7が設けられている。レンズ7は両端部と中央部の一側面にて接着剤31を介して基台20の表面及び剛性を有する突部22の一面に接着固定されている。レンズ7はスリット21を通過したビームが透過し、その光軸を符号Pで示す。
レンズ7は、図2(B)に示すように、矢印A方向に押圧力を加えてボウを補正された変形(矯正)状態にある。この場合、レンズ7の中央部一側面は変形を加えた方向の突部22に接着剤31を介して固定されている。基台20にはスリット21の中央部に対向する一対の突部22,23が設けられており、レンズ7に矢印A方向の押圧力を加えてボウを補正した場合には、変形を加えた方向のレンズ7の一側面と突部22の一面との間に接着剤31を充填して固定する。ボウの補正にはレンズ7に対して矢印A’方向に押圧力を加える場合もあり、この場合には、レンズ7の一側面と突部23の一面との間に接着剤を充填して固定する。
レンズ7はボウ補正のために加えた押圧力とは逆方向の応力が残存した状態で接着剤31にて固定され、元に戻ろうとする力が発生する。接着剤31はこの復元力に対して直交するレンズ7の一側面と突部22の一面との間に厚みを持って介在されている。従って、応力(復元力)は接着剤31に対して圧縮方向に作用し、接着剤31は応力に対して十分なクリープ強度を有し、レンズ7の変形(矯正)状態を維持することができる。
また、レンズ7への押圧力による変形に伴ってレンズ7の一側面と突部22の一面との間のギャップが変化する。このギャップの変化に応じて接着面が一定面積となるように接着剤31の量が調整される。接着剤量をギャップの変化に応じて調整し、接着面積を一定化することにより接着強度が安定化する。そして、固化した接着剤31がギャップを維持するスペーサとして機能し、レンズ7の変形(矯正)状態の維持がより確実なものとなる。
本第1実施例の如くレンズ7の内部に応力を残してボウを補正した状態で基台20上に接着固定する方法として以下の手順1,2を採用することができる。この手順1,2は以下に説明する第2〜第12実施例においても基本的に同様である。
手順1
(1)レンズ7を図示しない治具で保持する。
(2)レンズ7の両端を基台20の表面に押し当てて光軸Pと直交する面内での位置調整を行う。
(3)治具によってレンズ7の中央部に矢印A方向又は矢印A’方向の押圧力を加えて曲線状に変形させ、ボウを補正する。
(4)前記補正の後、接着剤31にてレンズ7の両端部及び中央部を基台20に固定する。
手順2
(1)レンズ7を図示しない治具で保持する。
(2)レンズ7の両端部を基台20の表面に押し当てて光軸Pと直交する面内で位置調整を行う。
(3)レンズ7の両端部を接着剤にて基台20に固定する。
(4)治具によってレンズ7の中央部に矢印A方向又は矢印A’方向の押圧力を加えて曲線状に変形させ、ボウを補正する。
(5)前記補正の後、レンズ7の中央部を接着剤31にて突部22又は23に固定する。
なお、押圧力の加わり方から見れば手順1が理想的である。一方、手順2は、押圧力を加える矯正時に既にレンズ7の両端部が基台20に固定されているため、矯正を容易に行うことができる。
また、レンズ7を光軸Pを直交する面内で位置調整したり、押圧力を作用させてボウを補正するには、装置の動作状態とほぼ同じ条件にて実際にビームをレンズ7に入射させ、結像状態を確認しつつ調整してもよい。あるいは、レンズ7などの誤差を予め測定しておき、測定値に基づいて調整してもよい。
ここで、第1実施例における材料の一例を挙げると、基台20にはポリカーボネート系の樹脂材料が用いられ、レンズ7にはポリオレフィン系の樹脂材料が用いられる。また、接着剤31については、アクリル系紫外線硬化型接着剤が用いられる。なお、本発明はこれらの材料に限定するものではなく、基台20は金属材であってもよく、レンズ7はガラス製であってもよい。
接着剤31に関しては、レンズ7に接する接着面積(数mm2〜数十mm2)に対して小さな断面積(数mm2以下)で接着した場合、残留応力の作用方向に対して引張・圧縮に対する強度の安定性が高く、クリープ特性に優れている材料を選択することが好ましい。
図3は前記第1実施例の変形例を示し、レンズ7の中央部両面を一対の突部22,23に接着剤31を介して固定したものである。
(第2実施例、図4参照)
前記第1実施例では、レンズ7の両端部をボウ補正時の押圧方向から見て剪断方向に相当する面で基台20に接着固定している。これに対して、本第2実施例では、図4に示すように、基台20上に中央部の突部22に対向する側に一対の突部24,24を設け、該突部24,24の一面に接着剤31にてレンズ7の両端部一側面を固定したものである。レンズ7の中央部に関しては第1実施例と同様の構成で接着固定されている。
本第2実施例では、前記第1実施例と同様の作用効果を奏し、加えて、レンズ7の両端部においてもレンズ7の矯正変形によって生じる応力が接着剤31には引張・圧縮方向に作用するため、第1実施例よりもクリープの影響を抑えることが可能になる。また、第1実施例ではレンズ7の両端部が基台20の表面で規制されていたが、本第2実施例では基台20の表面で規制してもよく、あるいは、規制しなくてもよく、レンズ7の配置の自由度を高めて調整することができる。
(第3実施例、図5参照)
第3実施例は、図5に示すように、レンズ7の両端部を固定する一対の突部25,25を中央部の突部22と同じ側に設けたものであり、他の構成は前記第2実施例と同様である。従って、その作用効果も第2実施例と同様である。
図6は前記第3実施例の変形例を示し、第3実施例で示した突部22,25,25を一体物である突条26としたものである。基台20の形状がシンプルとなって強度が向上し、レンズ7からの応力に対する安定性が高まる。
(第4〜第6実施例、図7〜図9参照)
第4〜第6実施例は、それぞれ、図7〜図9に示すように、突部22とレンズ7の中央部一側面との間のギャップに薄板状のスペーサ35を介在させ、接着剤31にて固定したものである。スペーサ35を介在させる以外の構成は、図7に示す第4実施例は前記第1実施例と同じであり、図8に示す第5実施例は前記第2実施例と同じであり、突部24とレンズ7の両端部一側面との間のギャップにもスペーサ35が介在されている。図9に示す第6実施例は前記第3実施例の変形例と同様である。
スペーサ35は、薄い樹脂シートからなるもので、レンズ7のボウ補正に対応する変形量に応じてギャップに埋め込まれるように枚数を選択して介在される。ギャップに接着剤31のみが介在されていると、接着剤31の弾性変形によってレンズ7の矯正状態がずれてしまうおそれがある。それゆえ、レンズ7の変形(矯正)によるギャップの量に応じてスペーサ35をギャップが埋まるように介在させることで、接着剤31だけでは不足するギャップの維持力を補強することができる。
スペーサ35としては、接着剤31との相性のよい樹脂を使用することが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。接着剤31に紫外線硬化型のものを使用する場合には、スペーサ35に紫外線透過性の良好な材料(例えば、透明樹脂など)を使用すれば、紫外線が接着剤31の奥部まで透過し、接着剤31に未硬化部分を生じることを防止することができる。
(第7実施例、図10参照)
第7実施例は、図10に示すように、基本的には前記第1実施例と同様の構成を備えたもので、突部22にねじ27を螺着し、ねじ27を出し入れすることでレンズ7に押圧力を作用させ、ボウを補正するようにしている。ボウの補正後、レンズ7の一側面と突部22の一面との間には接着剤31が充填される。
本第7実施例では、ねじ27にてボウを補正することで微妙な補正を容易に行うことができる。また、前記手順2で説明したように、先にレンズ7の両端部を基台20に接着固定しておけば、レンズ7のボウ補正はねじ27のみで行うことができ、特別な治具は不要になる。なお、第7実施例は第1実施例のみならず第2及び第3実施例に対しても適用することができる。
(第8実施例、図11参照)
第8実施例は、図11に示すように、基台20に弾性変形しない突部36と弾性変形可能な突部37とを設け、突部36に螺着したねじ38が突部37に当接し、ねじ38の出し入れによって突部36,37の間隔を調整可能としたものである。レンズ7の両端部は前記第1実施例と同様に接着剤31にて基台20上に固定されており、レンズ7の中央部は弾性変形可能な突部37に接着剤31にて固定されている。
ボウ補正は、ねじ38を突部36に対して出し入れし、突部37を撓ませて押圧力をレンズ7の中央部に作用させることで行われる。予め、突部37の一面とレンズ7の中央部一側面とを接着剤31で固定しておき、その後、ねじ38を出し入れしてボウ補正を行う。この場合に、補正量に拘わらず接着剤31の厚さは一定になる。補正量に伴って接着剤31の厚さが異なると、レンズ7の特性にばらつきが生じるおそれがある。本第8実施例では補正量に拘わらず接着剤31の厚さを一定にできるため、レンズ7の特性のばらつきを抑えることができる。また、接着固定後にボウ補正を行うことも可能である。なお、第8実施例は第1実施例のみならず第2及び第3実施例に対しても適用できることは勿論である。
(第9実施例、図12参照)
第9実施例は、図12に示すように、前記第8実施例の構成に加えて、レンズ7の両端部においても、基台20に弾性変形しない突部41と弾性変形可能な突部42とを設け、突部41に螺着したねじ43が突部42に当接し、ねじ43の出し入れによって突部41,42の間隔を調整可能としたものである。本第9実施例においては、レンズ7の変形(矯正)状態をより確実に維持することができる。
(第10実施例、図13参照)
第10実施例は、図13に示すように、基台50に対してレンズ7を光軸Pが基台20の表面と平行に位置するように設け、レンズ7に対して矢印B方向に押圧力を作用させることでレンズ7を変形させ、感光体面上での像面湾曲を補正するように構成したものである。
即ち、レンズ7の両端部は基台50上に設けた突部51,51に接着剤31にて固定され、レンズ7の中央部が矢印B方向への押圧力にて補正された後、レンズ7の中央部凸面側が基台50上に設けた突部52に接着剤31にて固定される。本第10実施例において、レンズ7は像面湾曲補正のために加えた押圧力に対する応力を残したまま接着剤31にて固定され、元に戻ろうとする力(矢印B’方向)が発生する。接着剤31はこの復元力に対して直交するレンズ7の一側面と突部52の一面との間に介在されている。従って、応力(復元力)は接着剤31に対して引張・圧縮方向に作用し、接着剤31は応力に対して十分なクリープ強度を有し、レンズ7の変形(矯正)状態を維持することができる。
(第11実施例、図14参照)
第11実施例は、図14に示すように、突部22,23にレンズ7の裏面側を支持する突起部22a,23aを設け、突起部22a,23aにても接着剤31でレンズ7の中央部裏面を固定可能としたものである。本第11実施例において他の構成は前記第1実施例と同様である。なお、第1実施例以外の他の実施例に適用することも可能である。
図14は突起部22aを設けた突部22にてレンズ7の中央部一側面・裏面を接着剤31を介して固定している。図15は第11実施例の変形例であって、レンズ7の中央部両側面・裏面を突起部22a,23aを設けた一対の突部22,23にて接着剤31を介して固定している。
(第12実施例、図16参照)
第12実施例は、図16に示すように、レンズ7の中央部を固定する構造は前記第11実施例と同様であり、さらに、レンズ7の両端部をも裏面及び側面を接着剤31を介して固定したもので、レンズ7の両端部側面は突部25,25の一面に充填された接着剤31にて固定されている。
(他の実施例)
なお、本発明に係るレーザ走査光学装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
例えば、基台20,50の構成、形状は任意であり、装置のハウジングと一体的であっても、別体に構成したもののいずれであってもよい。また、本発明は走査レンズ7以外にも長尺状の折返しミラーなどを変形させて光学性能を補正する構成に適用することもできる。
本発明に係るレーザ走査光学装置の一例を示す概略構成図である。 第1実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第1実施例の変形例を示す平面図である。 第2実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第3実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第3実施例の変形例を示す平面図である。 第4実施例の要部を示す平面図である。 第5実施例の要部を示す平面図である。 第6実施例の要部を示す平面図である。 第7実施例の要部を示す平面図である。 第8実施例の要部を示す平面図である。 第9実施例の要部を示す平面図である。 第10実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第11実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第11実施例の変形例を示す平面図である。 第12実施例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第1の従来例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 第2の従来例の要部を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。
符号の説明
7…長尺状レンズ
20,50…基台
22,23,24,25…突部
26…突条
27,38,43…ねじ
31…接着剤
35…スペーサ
36,37,41,42,51,52…突部

Claims (3)

  1. 長尺状の光学素子を基台に固定したレーザ走査光学装置において、
    少なくとも前記光学素子の両端部2箇所とほぼ中央部1箇所を前記基台又は前記基台に設けられた突部に対する接着固定部とし、
    前記光学素子は接着固定に際して押圧力により変形を加えられており、
    前記接着固定部のうち、前記押圧力が作用する方向と一致する方向の法線を有する前記光学素子の面の少なくとも一方における接着固定部は、対向する前記突部の面と接着固定されており
    前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記光学素子と前記突部との間にギャップが設けられ、
    前記ギャップにはスペーサが介在されており、
    前記光学素子への押圧力による変形に伴う前記ギャップの変化に応じて前記スペーサの厚みが調整されていること、
    を特徴とするレーザ走査光学装置。
  2. 長尺状の光学素子を基台に固定したレーザ走査光学装置において、
    少なくとも前記光学素子の両端部2箇所とほぼ中央部1箇所を前記基台又は前記基台に設けられた突部に対する接着固定部とし、
    前記光学素子は接着固定に際して押圧力により変形を加えられており、
    前記接着固定部のうち、前記押圧力が作用する方向と一致する方向の法線を有する前記光学素子の面の少なくとも一方における接着固定部は、対向する前記突部の面と接着固定されており
    前記突部の面と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記突部は弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分とを有し、弾性変形しない部分と弾性変形可能な部分との間隔が調整可能であり、
    前記弾性変形可能な部分と前記光学素子とが接着固定されており、
    前記間隔の調整によって前記光学素子を変形させる押圧力が付与されていること、
    を特徴とするレーザ走査光学装置。
  3. 前記突部と接着固定されている前記接着固定部のうちの少なくとも1箇所において前記光学素子と前記突部との間にギャップが設けられ、
    前記光学素子への押圧力による変形に伴う前記ギャップの変化に応じて接着剤量が調整されていること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ走査光学装置。
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