JP2005107064A - レーザ走査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ミラーの面精度を損なうことなくミラーをスキャナケース等のミラーよりも振動が小さい部材に接着することにより、ミラーの振動を抑制して良好な画像を得ることができるレーザ走査装置を提供すること。
【解決手段】レーザビームを出射する光源と、レーザビームを偏向して走査する偏向手段と、該偏向手段によって偏向されたレーザビームを感光体へ反射させる折り返しミラー17とをスキャナケース2内に収納して成るレーザ走査装置において、前記折り返しミラー17を前記スキャナケース2とは別体の仲介部材30を介してスキャナケース2(又はスキャナケースと一体的に構成されている部材)に接着する。
【選択図】図4
【解決手段】レーザビームを出射する光源と、レーザビームを偏向して走査する偏向手段と、該偏向手段によって偏向されたレーザビームを感光体へ反射させる折り返しミラー17とをスキャナケース2内に収納して成るレーザ走査装置において、前記折り返しミラー17を前記スキャナケース2とは別体の仲介部材30を介してスキャナケース2(又はスキャナケースと一体的に構成されている部材)に接着する。
【選択図】図4
Description
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設けられるレーザ走査装置に関するものである。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、レーザビームを用いて感光ドラムを走査するレーザ走査装置が従来から用いられている。ここで、図7を用いて一般的なレーザ走査装置の動作を説明する。
図7は従来のレーザ走査装置の上面側及び下面側から見た斜視図であり、図示のレーザ走査装置においては、光源であるレーザ素子10から出射したレーザビームは、コリメータレンズ11を通過して平行光束へと変換され、シリンドリカルレンズ12によって主走査方向に広がる帯状光束へと変換される。その後、第1折り返しミラー13で反射したレーザビームは、ポリゴンミラー14によって偏向され、fθレンズ15,16を通過した後、第2折り返しミラー17によって装置下面へと曲折し、第3折り返しミラー18、トーリックレンズ19及び第4折り返しミラー20を経て不図示の感光ドラム上に結像する。このとき、レーザビームは、fθレンズ15,16の作用によって感光ドラム上を一定速度で走査する。
このように、殆どのレーザ走査装置では、小型化されたユニット内で必要な光路長を得るために折り返しミラーを用いて光路を形成している。これらの折り返しミラーは、総じて主走査方向(感光ドラムの軸方向)に長い短冊形状を成しており、しかも、その両端部がバネ等で支持されることが多く、その場合にはミラーの中央部分は自由支持状態となる。そのため、画像形成装置本体が発生する振動や衝撃等の外的要因、更にはポリゴンミラーの回転等のレーザ走査装置自らが発する振動等の影響を受けて、自由支持のミラー中央部付近を腹とする1次モードの振動が発生し易くなる。
特に、ミラーの固有振動数に近い周波数の振動源があると、共振により大きくミラーが振動する。このような振動が折り返しミラーに発生すると、そこで反射したレーザビームが大きく乱れて感光ドラム上の正しい位置を走査できなくなるため、形成される画像が乱れて画像品質が著しく悪化してしまう。
このような、折り返しミラーの振動による画像劣化という問題を解決する手段が特許文献1に提案されている。これは、光源と、ポリゴンモータと、両端を所定角度に位置決め及び固定された折り返しミラーとを備えたレーザ走査装置において、ミラーの両端間で反射面の法線方向を接着により固定するという内容の提案である。つまり、接着ベースと呼ぶ折り返しミラーを接着する相手面をスキャナケースと一体的に設けた構成を提案している。
このようにミラーの相手側の接着面がスキャナケースと一体的に設けられている場合、その相手側接着面がミラーに食い込むように干渉する位置にあると接着時にミラーを大きく変形させてしまうため、部品の寸法公差等を考慮してミラーと受け面との間隔を本来接着に必要な距離以上に離して設定する必要がある。
例えば、ミラーと相手側接着面との間隔が200μmであれば、必要な接着力を確保できる場合であっても、図8に示すように、ミラー17の位置決め突き当て面と相手側接着面との間の距離Sの寸法公差が±100μm、ミラー17の厚みTの寸法公差が±200μmであるとすると、これらが最もミラー17と受け面との間隔を狭める方向に振れたとしても、所定量200μmの隙間を確保するために、元々の隙間の設定量を500μmとしなければならない。この場合、それぞれの公差の最小時と最大時を比べると、ミラー17と受け面との隙間は200〜800μmの幅を持ち、両者の差は最大で600μm存在することになる。この600μmという隙間の差を、そこに充填される接着剤の線膨張という観点から見ると、仮に汎用的な接着剤の線膨張係数を3×10−4としてレーザ走査装置の稼動環境を5℃〜45℃とすると、接着剤の膨張量の差は最大7.2μmにもなる。
ところで、レーザ走査装置の折り返しミラーには非常に厳格な面精度が要求されており、面精度が狂ってしまうと、例えば平面である筈のミラーが曲率を持ったミラーとなって走査倍率が狂う等の問題が生じてしまう。前記7.2μmという接着剤の膨張量の差は正にこれに当ては嵌まり、ミラー接着の弊害としてレーザ走査装置の走査倍率が大きくばらついてしまうということは無視できない問題となる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、ミラーの面精度を損なうことなくミラーをスキャナケース等のミラーよりも振動が小さい部材に接着することにより、ミラーの振動を抑制して良好な画像を得ることができるレーザ走査装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、レーザビームを出射する光源と、レーザビームを偏向して走査する偏向手段と、該偏向手段によって偏向されたレーザビームを感光体へ反射させる折り返しミラーとをスキャナケース内に収納して成るレーザ走査装置において、前記折り返しミラーを前記スキャナケースとは別体の仲介部材を介してスキャナケース又はスキャナケースと一体的に構成されている部材に接着したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記仲介部材を、前記スキャナケースとは異なる線膨張係数を有する樹脂材料で構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記仲介部材を、紫外線を透過する性質を有する樹脂材料で構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記仲介部材の接着面に、相対する相手側接着面に当接する突起を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記突起を前記仲介部材の一方の接着面に3点、他方の接着面に少なくとも1点設け、仲介部材の3点の突起が設けられた接着面の位置を決めた後、その3点の突起によって決まった面内で仲介部材を回転させつつ、他方の接着面に設けられた突起を相対する接着面に当接させることによって、仲介部材の位置を決めることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記折り返しミラーと前記仲介部材の接着面より該折り返しミラーの反射面に下ろした垂線の長さをA、スキャナケース側接着面に下ろした垂線の長さをB、折り返しミラーの線膨張係数をα、仲介部材の線膨張係数をβ、スキャナケースの線膨張係数をγとしたとき、
|{ ( A+B) γ−( A・α+B・β) } |<A×(γ−α)
の関係が満たされることを特徴とする。
|{ ( A+B) γ−( A・α+B・β) } |<A×(γ−α)
の関係が満たされることを特徴とする。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
1.ミラーと相手側接着面の接着を仲介する仲介部材は、その接着面に設けられた突起がそれぞれの接着面と当接してミラーと相手側接着面との実際の配置によって姿勢が決まるため、接着時にミラーに余計なストレスを与えることがない。
2.接着剤が充填される隙間の量は仲介部材の突起で決まるため、常に一定の隙間をもって接着を行うことが可能であり、接着剤の線膨張をも一定に保つことができる。
3.一般的な紫外線硬化性接着剤は硬化時に数パーセント体積が収縮する特性を持ち、硬化時に仲介部材の突起が接着面に当接する圧力が高まるため、当接している突起が浮いたりせず、接着剤が充填される隙間の量をより確実に管理することができる。
4.ミラーと相手側接着面の接着を仲介する仲介部材の線膨張係数をスキャナケースの材質の線膨張係数と異なるものとし、仲介部材の線膨張係数と厚みを最適化することにより、ミラーとスキャナケースの線膨張係数の差による寸法ひずみを吸収することが可能となり、温度変化によるミラーの面精度の悪化を防ぐことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明に係るレーザ走査装置を上面側より見た斜視図である。本実施の形態に係るレーザ走査装置の基本的な構成及び作用は従来例と同一であり、図1においては図7に示したと同一要素には同一符号を付している。
図1は本発明に係るレーザ走査装置を上面側より見た斜視図である。本実施の形態に係るレーザ走査装置の基本的な構成及び作用は従来例と同一であり、図1においては図7に示したと同一要素には同一符号を付している。
図1に示すレーザ走査装置において、レーザ素子10から出射したレーザビームが感光ドラム上に結像する光学経路は、従来例で説明したものと全く同様であり、レーザビームは、コリメータレンズ11、シリンドリカルレンズ12及び第1折り返しミラー13を経てポリゴンミラー14上で一度結像し、その後、fθレンズ15,16、第2及び第3折り返しミラー17、トーリックレンズ(不図示)と第4折り返しミラー(不図示)を経て感光ドラム(不図示)上で再度結像する。
このようなレーザ走査装置において、例えばポリゴンモータの回転振動や画像形成装置本体から伝わってくるショック振動等によって、レーザ走査装置の折り返しミラー17が振動することがしばしばある。特に、本実施の形態における第2折り返しミラー17のように細長いミラーの両端部をばねで押圧して支持している場合、自由支持状態であるミラー17の中央部付近を腹とする1次モードの振動が発生し易くなる。このような振動が感光ドラム走査中に発生した場合、レーザビームの光路が乱れ、感光ドラム上に形成される潜像にも乱れが生じて著しい画像不良の原因となる。
そこで、本実施の形態では、図1に示すように、第2折り返しミラー17の中央付近をスキャナケース2とは別体の仲介部材30を介してスキャナケース2の壁2wに接着固定している。図2はこの接着固定の効果を実際の測定結果によって示したものであり、図2の横軸は時間(time)、縦軸は折り返しミラー17の中央付近の振幅(amplitude )であり、上段に接着前、下段に接着後の振動測定結果をそれぞれ示す。これを見ると、接着によって折り返しミラー17の中央付近が固定されてその振幅が大きく減少していることが分かる。
ここで、前記仲介部材30は紫外線透過性の樹脂で構成されており、接着には紫外線硬化型の接着剤を使用している。この紫外線硬化性の樹脂としては、例えばポリサルホンやアクリル等が考えられる。図3はこの仲介部材30の詳細図である。
図3に示すように、仲介部材30の2つの接着面の折り返しミラー17と当接する側には3点の突起30aが、スキャナケース2と当接する側には2点の突起30bがそれぞれ設けられている。仲介部材30は、先ず、ミラー17側の3点の突起30aが折り返しミラー17の接着面に当接して1面の位置が決められた後、その3点の突起30aを当接させたまま面内で回転され、更にスキャナケース2側の2点の突起30bがスキャナケース2の壁面2wに当接した時点で最終的に位置が決められる。
従って、たとえ第2折り返しミラー17とスキャナケース2の壁面2wとの間の相対的な位置や角度が本来の設計値から公差によってずれたとしても、そのずれを吸収して仲介部材30が位置を変えるため、接着によって折り返しミラー17にストレスを掛けることは全くない。又、同様の作用により、接着時に折り返しミラー17とスキャナケース2が干渉するのを防ぐために必要以上に両者の間隔を空けておく必要もない。
更に、紫外線硬化型の接着剤は、一般的に硬化時にその体積を収縮させる特性を持つことが知られており、それにより仲介部材30の突起30a,30bは接着剤の収縮によって接着面に付勢される形となり、接着剤が充填される隙間の量は突起30a,30bによって常に一定に保たれる。
又、本実施の形態によれば、更に以下のような効果を得ることができる。
図4は図1における第2折り返しミラー17とスキャナケース2の壁面2wの接着部の断面図である。図4において、第2折り返しミラー17と仲介部材30の接着面から第2折り返しミラー17の反射面に下ろした垂線の長さをA[mm]、スキャナケース2の壁面2wに下ろした垂線の長さをB[mm]とする。
又、第2折り返しミラー17の線膨張係数をα[mm/mm℃]、仲介部材30の線膨張係数をβ[mm/mm℃]、スキャナケース2の線膨張係数をγ[mm/mm℃]とする。このとき、前記特許文献1(特開2001−91876号公報)及び図5に示すように、スキャナケース2の一部分に直接第2折り返しミラー17を接着する構成を考えた場合、仮にレーザ走査装置の稼働環境温度が5℃から45℃まで変化したとすると(ΔT=40℃)、その間に第2折り返しミラー17とスキャナケース2の線膨張係数の差によってミラー17の接着面に生じる線膨張ひずみδ1は、以下の式で表すことができる。
δ1=A×(γ−α)×ΔT 式(1)
A:接着面からミラー反射面への垂線長(5[mm])
α:ミラーの線膨張係数(0.7×10−5[mm/mm℃])
γ:スキャナケースの線膨張係数(2.8×10−5[mm/mm℃])
ΔT:環境温度変化量(40[℃])
上記各代数説明の末尾に括弧で示した数値は実際の製品より引用した数値であり、これらの数値を式(1)に代入すると、δ1=4.2[μm]となる。
A:接着面からミラー反射面への垂線長(5[mm])
α:ミラーの線膨張係数(0.7×10−5[mm/mm℃])
γ:スキャナケースの線膨張係数(2.8×10−5[mm/mm℃])
ΔT:環境温度変化量(40[℃])
上記各代数説明の末尾に括弧で示した数値は実際の製品より引用した数値であり、これらの数値を式(1)に代入すると、δ1=4.2[μm]となる。
一方、本実施の形態で説明したように、スキャナケース2に直接ミラー17を接着するのではなく、間に仲介部材30を挟んだ場合にミラー17の接着面に発生する線膨張ひずみδ2は、以下の式で表すことができる。
δ2=|{(A+B)γ−(A・α+B・β)}×ΔT| 式(2)
A:接着面からミラー反射面への垂線長(5[mm])
B:接着面からスキャナケースへの垂線長(5[mm])
α:ミラーの線膨張係数(0.7×10−5[mm/mm℃])
β:仲介部材の線膨張係数(5.6×10−5[mm/mm℃])
γ:スキャナケースの線膨張係数(2.8×10−5[mm/mm℃])
ΔT:環境温度変化量(40[℃])
上記数値を式(2)に代入すると、δ2=1.4[μm]となる。
A:接着面からミラー反射面への垂線長(5[mm])
B:接着面からスキャナケースへの垂線長(5[mm])
α:ミラーの線膨張係数(0.7×10−5[mm/mm℃])
β:仲介部材の線膨張係数(5.6×10−5[mm/mm℃])
γ:スキャナケースの線膨張係数(2.8×10−5[mm/mm℃])
ΔT:環境温度変化量(40[℃])
上記数値を式(2)に代入すると、δ2=1.4[μm]となる。
以上の線膨張ひずみδ1とδ2の比較で分かるように、
δ1>δ2 式(3)
を満たすようなB及びβの特性を備える材質によって仲介部材30を構成することにより、従来のように光学箱に直接ミラーを接着する構成に比べて、環境温度変化時にミラー17に与えるひずみストレスを大きく軽減することが可能になる。
δ1>δ2 式(3)
を満たすようなB及びβの特性を備える材質によって仲介部材30を構成することにより、従来のように光学箱に直接ミラーを接着する構成に比べて、環境温度変化時にミラー17に与えるひずみストレスを大きく軽減することが可能になる。
以上に述べた構成により、本実施の形態によれば以下のような効果を得ることができる。
1.ミラーと相手側接着面の接着を仲介する仲介部材は、その接着面に設けられた突起がそれぞれの接着面と当接してミラーと相手側接着面との実際の配置によって姿勢が決まるため、接着時にミラーに余計なストレスを与えることがない。
2.接着剤が充填される隙間の量は仲介部材の突起で決まるため、常に一定の隙間をもって接着を行うことが可能であり、接着剤の線膨張をも一定に保つことができる。
3.一般的な紫外線硬化性接着剤は硬化時に数パーセント体積が収縮する特性を持ち、硬化時に仲介部材の突起が接着面に当接する圧力が高まるため、当接している突起が浮いたりせず、接着剤が充填される隙間の量をより確実に管理することができる。
4.ミラーと相手側接着面の接着を仲介する仲介部材の線膨張係数をスキャナケースの材質の線膨張係数と異なるものとし、仲介部材の線膨張係数と厚みを最適化することにより、ミラーとスキャナケースの線膨張係数の差による寸法ひずみを吸収することが可能となり、温度変化によるミラーの面精度の悪化を防ぐことができる。
尚、本実施の形態では、折り返しミラー17を仲介部材30を介してスキャナケース2に直接接着したが、スキャナケース2と一体的に構成されている部材に接着する構成を採用しても良い。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本実施の形態に係るレーザ走査装置要部の側断面図、図6は仲介部材の斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5は本実施の形態に係るレーザ走査装置要部の側断面図、図6は仲介部材の斜視図である。
前記実施の形態1においては、図4に示したように、接着する第2折り返しミラー17が下向きであったために仲介部材30を上から挿入することができた。しかし、図5に示すように、接着対象のミラー17の背面に上から仲介部材30を挿入することが難しい場合があることも考えられる。
本実施の形態はこのような場合を想定したものであり、仲介部材30をスキャナケース2の横から挿入できる構成となっている。そのためにスキャナケース2の側面には挿入口2aが形成されている。
又、図6に示すように、仲介部材30の折り返しミラー17と当接する面及びスキャナケース2に当接するフランジ部30Aには、前記実施の形態1と同様の突起30a,30bが設けられており、実施の形態1と同じように、先ず、ミラー17側の3点の突起30aが当接し、その後、フランジ30A側の2点の突起30bが当接して仲介部材30全体の位置が決まる。
このような構成を採ることにより、ミラー17の背面に上から仲介部材30を挿入できないような場合においても、ミラー17とスキャナケース2とを仲介部材30によって接着することができ、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本発明は、複写機、プリンタ等の任意の画像形成装置に設けられるレーザ走査装置に対して適用可能である。
2 スキャナケース
2a 挿入口
2w スキャナケースの壁
10 レーザ素子(光源)
11 コリメータレンズ
12 シリンドリカルレンズ
13 第1折り返しミラー
14 ポリゴンミラー(偏向手段)
15,16 fθレンズ
17 第2及び第3折り返しミラー
30 仲介部材
30a,30b 突起
2a 挿入口
2w スキャナケースの壁
10 レーザ素子(光源)
11 コリメータレンズ
12 シリンドリカルレンズ
13 第1折り返しミラー
14 ポリゴンミラー(偏向手段)
15,16 fθレンズ
17 第2及び第3折り返しミラー
30 仲介部材
30a,30b 突起
Claims (6)
- レーザビームを出射する光源と、レーザビームを偏向して走査する偏向手段と、該偏向手段によって偏向されたレーザビームを感光体へ反射させる折り返しミラーとをスキャナケース内に収納して成るレーザ走査装置において、
前記折り返しミラーを前記スキャナケースとは別体の仲介部材を介してスキャナケース又はスキャナケースと一体的に構成されている部材に接着したことを特徴とするレーザ走査装置。 - 前記仲介部材を、前記スキャナケースとは異なる線膨張係数を有する樹脂材料で構成したことを特徴とする請求項1記載のレーザ走査装置。
- 前記仲介部材を、紫外線を透過する性質を有する樹脂材料で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ走査装置。
- 前記仲介部材の接着面に、相対する相手側接着面に当接する突起を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のレーザ走査装置。
- 前記突起を前記仲介部材の一方の接着面に3点、他方の接着面に少なくとも1点設け、仲介部材の3点の突起が設けられた接着面の位置を決めた後、その3点の突起によって決まった面内で仲介部材を回転させつつ、他方の接着面に設けられた突起を相対する接着面に当接させることによって、仲介部材の位置を決めることを特徴とする請求項4記載のレーザ走査装置。
- 前記折り返しミラーと前記仲介部材の接着面より該折り返しミラーの反射面に下ろした垂線の長さをA、スキャナケース側接着面に下ろした垂線の長さをB、折り返しミラーの線膨張係数をα、仲介部材の線膨張係数をβ、スキャナケースの線膨張係数をγとしたとき、
|{ ( A+B) γ−( A・α+B・β) } |<A×(γ−α)
の関係が満たされることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレーザ走査装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009116042A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | レーザ走査光学装置 |
US7847811B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-12-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical scanner |
CN102455506A (zh) * | 2010-10-26 | 2012-05-16 | 富士施乐株式会社 | 光学扫描装置、图像形成装置和光学扫描方法 |
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2003
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