JP2016218102A - 動吸振器と、これを備えた光学装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動吸振器の振動吸収部材による板部材支持の安定性を軽量低コストで向上し、振動抑制効果の信頼性を向上する。【解決手段】動吸振器100は、制振対象物であるミラー45の表面と所定間隔をあけて対向状に配設された板部材103と、板部材103とミラー45の表面との間に配設されて所定間隔を保持する支持部材101と、支持部材101から所定距離離間した位置で板部材103とミラー45の表面との間に圧縮状態で配設されて板部材103の振動を吸収する振動吸収部材102を有する。【選択図】図1B
Description
本発明は、動吸振器と、これを備えた光学装置及び画像形成装置に関する。
電子写真技術を用いた複写機などの画像形成装置は、近年、より一層の高画質化と低コスト化が求められている。高画質化を図る上で、記録媒体上の画像の位置ズレや色ズレ、および副走査方向で画像の濃淡が周期的に繰り返される「バンディング」などが課題となっている。この「バンディング」は、画像読取装置や光走査装置に使用される折り返しミラーの振動が主な原因とされている。
当該折り返しミラーは一般に非常に細長い形状をしており、かつ光を遮らないようにするため、折り返しミラーの両端部近傍の限られた部分しか保持できないことが多い。このような折り返しミラーの形状と保持構造のため、折り返しミラーは非常に振動しやすいという特性がある。
折り返しミラーの振動はミラー厚を増大することで抑制可能であるが、ミラー厚を増大すると材料費だけでなく切断工法も変わるため加工費が非常に割高となる。そこで、ミラー厚を増大しないでミラーの耐振動性を向上する技術が従来から多数提案されている。
例えば特許文献1(実開平1−142913号公報)はミラー裏面に補強部材を貼り付けてミラーの剛性を増大する技術であるが、補強部材の平面度にミラーがならってしまうため補強部材にも高い平面度が求められるから、結果的に安価での補強が難しい。
また特許文献2(特開平10−282399号公報)はミラーの反射面の側面に補強部材を貼り付けてミラーの剛性を増大する技術であるが、ミラーの反射面の側面に補強部材を貼り付けるためミラー変形を抑える効果(剛性)が弱く、また補強部材の重量が軽いため共振周波数からの移動量(周波数)も小さく振動抑制効果が不十分である。
そこで、例えば特許文献3(特開2013−41171号公報)のように光走査装置の折り返しミラーの振動を動吸振器で抑制する技術が提案されている。当該特許文献3の動吸振器は、長手方向中央部に重りを配設した板部材の両端部を、一対の振動吸収部材(粘弾性部材)を介して折り返しミラーの反射面裏面に貼り付けたものである。
しかし従来の動吸振器は、折り返しミラーと板部材との間に配設した振動吸収部材が、折り返しミラーの姿勢によっては、板部材および重りに作用する重力の影響で変形するおそれがあった。
振動吸収部材が変形すると、板部材の端部が垂れ下がるなどしてその姿勢が変わり、動吸振器の初期の効果が得られない。また、画像形成装置の物流時の熱や振動により振動吸収部材が伸びて元の性質から変化する懸念もある。このように、振動吸収部材を介して板部材を支持した動吸振器は、振動抑制効果の信頼性の面で課題があった。
本発明は前記課題を解消するためになされたものであって、その目的は、軽量かつ低コストで振動吸収部材による板部材支持の安定性を向上することで振動抑制効果の信頼性を向上することにある。
前記課題を解決するため、本発明の動吸振器は、制振対象物の表面に取り付けられる動吸振器であって、当該動吸振器は、前記制振対象物の表面と所定間隔をあけて対向状に配設された板部材と、当該板部材と前記制振対象物の表面との間に配設されて前記所定間隔を保持する支持部材と、当該支持部材から所定距離離間した位置で前記板部材と前記制振対象物の表面との間に圧縮状態で配設されて前記板部材の振動を吸収する少なくとも1つの振動吸収部材とを有することを特徴とする動吸振器である。
本発明の動吸振器は振動吸収部材が圧縮状態で配設されているので、板部材に作用する重力の影響で板部材が垂れ下がろうとしても、板部材が振動吸収部材を押圧しているので垂れ下がりにくい。したがって、板部材の姿勢を経時で安定的に維持することができ、これにより動吸振器の振動抑制効果を維持してその信頼性を高めることができる。また、本発明は振動吸収部材を圧縮するだけでよいので重量増及びコスト増なく実現可能である。
以下に、本発明の複数の実施形態に係る動吸振器と、これを使用した光走査装置及び画像形成装置を図面を参照して説明する。なお、各実施形態を説明するための図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(動吸振器の構造)
図1Aは、本発明の実施形態に係る動吸振器100を、制振対象物としての光走査装置の折り返しミラー45の反射面45aの裏面45bに取り付けた状態を示す斜視図である。制振対象物である折り返しミラー45は、図示するように長尺、細幅、薄板状のために非常に振動しやすいという特性がある。
図1Aは、本発明の実施形態に係る動吸振器100を、制振対象物としての光走査装置の折り返しミラー45の反射面45aの裏面45bに取り付けた状態を示す斜視図である。制振対象物である折り返しミラー45は、図示するように長尺、細幅、薄板状のために非常に振動しやすいという特性がある。
折り返しミラー45の長手方向両端部は、光走査装置の装置本体の筐体31と一体の左右一対の支持板31aに支持されている。当該支持板31aは、折り返しミラー45の両端部を受け入れるスリット31bを有する。
スリット31bの内側に、図1Bに示すように押し付けバネ33が圧縮状態で配設されている。当該押し付けバネ33は、弾性を有する金属板又は金属線をU字状に屈曲形成したものである。押し付けバネ33によって折り返しミラー45の両端部の反射面裏面45bが押圧されることで、折り返しミラー45の反射面45aがスリット31bの内面31cに隙間なく当接してその位置が正確に規制される。
折り返しミラー45の反射面45aの裏面45bに取り付けられた動吸振器100は、支持部材101、振動吸収部材102、板部材103及び重り104で構成されている。前記振動吸収部材102が、折り返しミラー45の裏面45bの長手方向中央部付近に配設されている。折り返しミラー45の振幅は長手方向中央部付近で最大になると考えられるので、当該位置に振動吸収部材102を配設することで振動抑制効果が高まる。
支持部材101と振動吸収部材102の形状は、ここでは直方体又は立方体で図示しているが、円柱体や円筒体等形状は任意でよい。支持部材101は比較的高剛性の金属製又は樹脂製であって、その上面は板部材103の一端部下面に接着され、また支持部材101の下面は折り返しミラー45の裏面45bに接着されている。そして支持部材101によって板部材103が片持ち状態で支持され、板部材103と折り返しミラー45との間に、支持部材101の高さに対応する所定の間隔が維持されている。
前記振動吸収部材102は支持部材101から所定距離離間して配設されている。振動吸収部材102の上面は板部材103の長手方向中央部の下面に接着され、また振動吸収部材102の下面は折り返しミラー45の裏面45bに接着されている。当該振動吸収部材102は、金属や樹脂部材と比べて低反発かつ高粘度の特性を持つ粘弾性部材、例えば低反発ウレタン系の材質や、ゴム、発泡部材などで構成されている。
振動吸収部材102は、弾性を有するが極力低い低弾性の材質の方が、板部材103の固有振動数の変動を小さくするうえで適している。振動吸収部材102は、低反発特性の他のプラスチック部材、ゼラチン部材、ゲル部材等で構成してもよい。
振動吸収部材102は、板部材103と折り返しミラー45との間で圧縮状態で配設されている。このように圧縮状態で配設するために、振動吸収部材102の上下方向高さは、図1Bの(a)のように、自然状態で支持部材101の高さよりもδだけ高くされている。すなわち、動吸振器100を図1Bの(b)のように組み立てた状態では、当該δの分だけ振動吸収部材102が圧縮されるわけである。
板部材103が所定の力で振動吸収部材102を押圧することで、動吸振器100を折り返しミラー45に設置した状態で、重力等の影響で板部材103がその姿勢を変えようとしても、板部材103は容易に位置ずれすることがない。また、折り返しミラー45の振動で板部材103が図1Bの(b)で上下方向に振動したとき、板部材103が振動吸収部材102から粘性・弾性の影響を確実に受けることができ、確実な振動抑制効果が得られる。
なお、振動吸収部材102を圧縮状態で配設する方法は、図1B(a)のように振動吸収部材102を高さδだけ高く形成する以外にも可能である。例えば振動吸収部材102を支持部材101と同じ高さに形成し、板部材103に対する振動吸収部材102の取り付け位置に高さδの台座を一体成形してもよい。このような構成でも、振動吸収部材102を圧縮状態で配設することができる。
前記板部材103は、折り返しミラー45の長手方向と平行に所定長で延びる弾性のある薄い金属板で構成されている。板部材103は折り返しミラー45との間に所定間隔をあけて折り返しミラー45と対向状に配設され、板部材103の一端部が支持部材101によって折り返しミラー45の裏面に剛結されることで、板部材103が片持ち梁を構成する形になっている。
板部材103の先端部上面に、前記重り104が接着により固定されている。この重り104は振動吸収効果を高めるためのもので、重り104を取り付けることで振動吸収効果を維持しつつ板部材103の軽量化を図ることが可能である。なお、板部材103自体にある程度の重量を持たせることで重り104を省略することも可能である(図1D、図1E参照)。
動吸振器100は以上のように構成され、その固有振動数は、板部材103の材質物性値と、支持部材101からの突出長さ等に基いて、一般的な計算式から算出することが可能である。そして当該固有振動数を、制振対象物である折り返しミラー45の固有振動数やモータ等の起振力の振動数に近付けることで、折り返しミラー45の振動エネルギを効果的に消散して振動レベルを低減することができる。
動吸振器100の設計は前述のように計算式で固有振動数を算出することで行うが、設計に基いて製作した動吸振器100の振動低減作用を確認するために振動試験が行われる。この試験は、図1Aのように組み上がった動吸振器100を、制振対象物に取り付けて行う。或いは、動吸振器100を専用の振動測定治具上に置いて外部から動吸振器100を加振して動吸振器100が実際に抑制できる周波数帯域を測定する。周波数帯域の測定は一般的なピックアップを用いた周波数測定やレーザー等を用いた変位計を利用することができる。
ここで、動吸振器100を構成する各部材の寸法誤差、材料物性値、振動吸収部材102の弾性などの影響で、実際に抑制できる周波数帯域が所望の周波数から高めにずれている場合、板部材103の自由端側の先端付近に重り104を追加する。これにより当該周波数帯域を下げて調整することができる。追加の重り104は接着等により板部材103に取り付ける。
動吸振器100を制振対象物に取り付ける際、対象物の抑えるべき周波数の最も振幅が大きくなる位置に動吸振器100を取り付けるのが好ましい。両端を支持された部材の1次の固有振動周波数による振動を動吸振器100で抑えるには、両端支持部材の中央に動吸振器100を配設する。
このように配設された動吸振器100の板部材103が制振対象物に代わって振動することで、動吸振器100の取り付け部、つまり両端支持部材である折り返しミラー45の中央部の振動が抑制される。動吸振器100の振動吸収部材102は、振動が抑制される取り付け部と、取り付け部に代わって振動する板部材103との間に挟まれることによって、圧縮と伸張する力を交互に受けて変形し、主に粘性の性質により振動が効率よく減衰される。
(変形実施形態1)
図1Cは動吸振器100の変形実施形態1を示すもので、板部材105の端部に折曲部を形成することで前述した支持部材101を省略したものである。すなわち、板部材103の一端部を折り曲げて支持部材101の代わりとなるL字状の支持部105aを形成してある。振動吸収部材102を圧縮状態で配設することは前述と同様である。
図1Cは動吸振器100の変形実施形態1を示すもので、板部材105の端部に折曲部を形成することで前述した支持部材101を省略したものである。すなわち、板部材103の一端部を折り曲げて支持部材101の代わりとなるL字状の支持部105aを形成してある。振動吸収部材102を圧縮状態で配設することは前述と同様である。
これにより、動吸振器100の制振効果をそのまま維持しつつ、部品点数削減、取り付け工数削減によるコストダウンを図ることができる。ここで、板部材103に使用する帯材を順送型で成型すると、個々の板部材105の寸法バラツキを抑え易くなるから、板部材105の取り付け誤差がなくなり、重り104の調整時間を短縮して精度の良い動吸振器100を得ることができる。
(変形実施形態2)
図1Dはさらに別の変形実施形態2を示すもので、折り返しミラー45の反射面45aの側面45cに補強部材46を取り付け、この補強部材46に動吸振器100を取付けたものである。振動吸収部材102を圧縮状態で配設することは前述と同様である。
図1Dはさらに別の変形実施形態2を示すもので、折り返しミラー45の反射面45aの側面45cに補強部材46を取り付け、この補強部材46に動吸振器100を取付けたものである。振動吸収部材102を圧縮状態で配設することは前述と同様である。
補強部材46は断面L字状であり、短辺部46aが折り返しミラー45の側面45cに接着剤で貼り付けられている。長辺部46bは折り返しミラー45の反射面45aの裏面45bと所定間隔を空けて平行に対向し、動吸振器100は当該長辺部46bの対向面の反対側に取り付けられている。動吸振器100の板部材105は図1Cと同様のものであるが、板部材105は図1Cのものより肉厚にされて重り104が省略されている。そしてL字状の支持部105aが補強部材46の長辺部46bに接着されている。
図1Dの変形実施形態2は、補強部材46によって折り返しミラー45の剛性が高まるので、補強部材46を使用しない場合に比べて、振動低減効果を高めることができる。補強部材46を含む折り返しミラー45の固有振動数に動吸振器100の固有振動数を一致させることで、折り返しミラー45の振動量が減衰され、折り返しミラー45の振動を視認できないレベルまで小さくすることでバンディングを解消することができる。
前記補強部材46は断面をL字状にして折り返しミラー45に被せるように配設し、そして折り返しミラー45の幅方向に食み出さない長辺部46bに動吸振器100を配設している。このため折り返しミラー45の周囲で光を遮る領域が少なく、光走査装置の設計自由度を確保することができる。
(変形実施形態3)
図1Eはさらに別の変形実施形態3である。この変形実施形態3は、動吸振器100の板部材103を図1Aと同じにし、当該板部材103の端部を支持部材101とビス106によって補強部材46の長辺部46bに固定したものである。その他は図1Dの変形実施形態2と同様である。
図1Eはさらに別の変形実施形態3である。この変形実施形態3は、動吸振器100の板部材103を図1Aと同じにし、当該板部材103の端部を支持部材101とビス106によって補強部材46の長辺部46bに固定したものである。その他は図1Dの変形実施形態2と同様である。
(変形実施形態4)
図1Fはさらに別の変形実施形態4である。この変形実施形態4は、振動吸収部材を第1の振動吸収部材102aと第2の振動吸収部材102bの2つに分けたものである。振動吸収部材を2分割することで、第1と第2の振動吸収部材で異なる材料を使用することが可能となる。
図1Fはさらに別の変形実施形態4である。この変形実施形態4は、振動吸収部材を第1の振動吸収部材102aと第2の振動吸収部材102bの2つに分けたものである。振動吸収部材を2分割することで、第1と第2の振動吸収部材で異なる材料を使用することが可能となる。
(変形実施形態5)
図1Gはさらに別の変形実施形態5である。この変形実施形態5は、振動吸収部材102を板部材103に対してスライド可能に取り付けたものである。すなわち、振動吸収部材102に板部材103の断面形よりもやや小さい貫通穴102cを形成し、この貫通穴102cに板部材103をスライド可能に弾性的に圧入している。この変形実施形態5は、板部材103の端部に重り104を設けているが、図1D又は図1Eのように重り104がない変形実施形態2、3にも適用可能である。
図1Gはさらに別の変形実施形態5である。この変形実施形態5は、振動吸収部材102を板部材103に対してスライド可能に取り付けたものである。すなわち、振動吸収部材102に板部材103の断面形よりもやや小さい貫通穴102cを形成し、この貫通穴102cに板部材103をスライド可能に弾性的に圧入している。この変形実施形態5は、板部材103の端部に重り104を設けているが、図1D又は図1Eのように重り104がない変形実施形態2、3にも適用可能である。
図1Gにおいては、振動吸収部材102を板部材103の長手方向に沿ってスライド移動させることで、重り104を含む板部材103の固有振動数を容易に調節することができる。したがって、折り返しミラー45の振動量低減のための振動吸収部材102の位置調整作業を容易化し、バンディングを容易に解消することができる。
この固有振動数の調節をさらに容易かつ正確にするために、板部材103の上面に例えば微小な複数の凹又は凸による目印線103aを等間隔で付けておくとよい。当該目印線103aで板部材103の長手方向に対する振動吸収部材102の位置すなわち固有振動数を容易かつ正確に調節することができる。
振動吸収部材102は、その貫通穴102cに板部材103を圧入していることと、凹又は凸による目印線103aが振動吸収部材102の摩擦抵抗となることで、板部材103に対して簡単に位置ずれすることがない。したがって、振動吸収部材102を固定するための特別な固定具を使用することなく、振動吸収部材102の経時での位置ずれを簡単低コストに防止することができる。なお、振動吸収部材102の貫通穴102cよりも下側部分は、前述した各実施形態と同様に圧縮状態で折り返しミラー45の裏面に当接されており、板部材103の垂れ下がり防止効果はこの変形実施形態5でも同じである。
(画像形成装置の概要)
次に、図2により、前述した動吸振器100を光学装置としての光走査装置4に取付けた画像形成装置1の実施形態を説明する。図2は、潜像担持体としての複数のドラム状をした感光体、ここでは4つのドラム状をした感光体10Y、10C、10M、10Kを、タンデム配列したフルカラー画像形成装置の例である。
次に、図2により、前述した動吸振器100を光学装置としての光走査装置4に取付けた画像形成装置1の実施形態を説明する。図2は、潜像担持体としての複数のドラム状をした感光体、ここでは4つのドラム状をした感光体10Y、10C、10M、10Kを、タンデム配列したフルカラー画像形成装置の例である。
これら感光体は、画像形成手段たる各作像装置(プロセスユニット)7Y、7C、7M、7Kの一部として構成されている。これら作像装置7Y、7C、7M、7Kは、左側から順に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応し、各作像装置で各作像装置の前記色の画像をつくる。
図2の画像形成装置は、表面移動部材又は中間転写部材として、3つの支持ローラ15a、15b、15cなどに支持されて回転する、中間転写ベルト14を有するタイプである。この中間転写ベルト14の下側の張設ラインに沿って、矢印で示す該中間転写ベルト14の移動方向順に、上流側から順に、前記作像装置7Y、7C、7M、7Kが間隔をおいて配設されている。
フルカラー画像の形成に際しては、これら作像装置7Y、7C、7M、7Kに設けられた感光体10Y、10C、10M、10Kに、後述するように、各色のトナー画像が形成される。
次に、これら異なる色のトナー画像は、中間転写ベルト14を間にして各感光体に対向して配設されている転写手段としての一次転写ローラ16の機能により、中間転写ベルト14の移動とともに、中間転写ベルト14上に順次重ね転写される。詳しくは、中間転写ベルト14上の一次転写ローラ16が接している箇所は転写位置といい、この転写位置で転写が行なわれる。
4つの重ね転写トナー像は、最終記録媒体である記録材に対して、支持ローラ15aと二次転写ローラ9との間のニップ部において、一括転写される。トナー像が転写された記録材は、定着装置6の定着対ローラ間を通紙したのち、搬送ローラを経て、排紙ローラ対から排紙トレイ19上に排紙される。こうして、記録材上にフルカラー画像を得る。
各作像装置7Y、7C、7M、7Kは、扱うトナーの色が異なるだけであり、機械的な構成及び作像プロセスは共通である。したがって、以下に作像装置7Yを例にしてその構成及び作像のプロセスを説明するが、感光体以外の各構成部材については同一の符号を使用するものとする。
作像装置7Yの感光体10Yの周囲には、図2中、時計回りの回転方向順に、感光体10Yを帯電する帯電手段としての帯電ローラ11、光ビームLの照射位置、現像手段としての現像装置12、一次転写ローラ16、クリーニング装置13などが配設されている。
光ビームLは、光走査手段たる光走査装置4から出射されるもので、この光走査装置4の内部には、光源としての半導体レーザー、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、ミラー、偏向器などが装備されている。そして、半導体レーザーから各感光体に向けて各色用の光ビームLを出射し、感光体10Y上の書込位置に光ビームLを照射して静電潜像を形成する。なお、光走査装置4の詳細については後述する。
作像装置7Yの現像装置12にはイエローの現像剤が収納されていて、潜像をイエロー画像で可視像化する。現像装置12に収納されているイエローの現像剤が少なくなると、必要に応じてイエロートナーボトルよりイエローの現像剤を現像装置12に補充する。他の作像装置についても、それぞれの色の現像剤が各現像装置12に収納されていて、その収納されている現像剤の色で潜像を可視像化する。
画像形成に際しては、感光体10Yが回転して帯電ローラ11により感光体10Yの表面が一様に帯電され、書込位置でイエロー画像の情報を含む光ビームLの照射を受けて静電潜像が形成される。この静電潜像が、現像装置12を通過する間にイエロートナーにより顕像化される。
感光体10Y上のイエロートナー像は、一次転写ローラ16により中間転写ベルト14に転写される。中間転写ベルト14上のこのイエロートナー画像は、作像装置7Cでシアントナー画像、作像装置7Mでマゼンタトナー画像、作像装置7Kでブラックトナー画像と、順次重ね転写される。これにより、フルトナー画像が形成される。
この重ねトナー像が二次転写ローラ9に達するのと同じタイミングで、記録材Pが二次転写ローラ9に至るように、当該記録材Pが給紙部5から、次いでタイミングローラ対8から、タイミングを取って送り出される。そして前述したように、中間転写ベルト14上の重ねトナー像が、支持ローラ15aと二次転写ローラ9との間のニップ部で記録材Pに一括転写される。
一方、転写後の感光体はクリーニング装置13によりその残留トナーが除去された後、除電ランプにより除電されて次の画像形成に備えられる。同様に、中間転写ベルト14についても、その残留トナーなどがクリーニング装置17により除去される。
本例の画像形成装置では、各感光体上のトナー画像を一旦中間転写ベルト14上に重ね転写して、この重ねトナー画像をシート状媒体に一括転写する方式である。しかし、転写方式はこれに限られない。中間転写ベルトに代えて表面移動部材たる記録紙搬送ベルトを設けてもよい。このような記録紙搬送ベルトを使用したカラー画像形成装置では、記録紙搬送ベルトに記録材を載せて搬送し、その搬送過程で各感光体から順次カラートナー像を記録材上に重ねて転写することでフルカラー画像を合成する。
また、以上ではカラー画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は公知のモノクロ像形成装置についても同様に適用することができる。本発明は、これら何れの方式の画像形成装置に対しても、適用可能である。
(光走査装置)
次に、前記光走査装置4を図3〜図10によりさらに説明する。光走査装置4はタンデム式の走査光学系であり、図示例は走査レンズ方式を採用しているが、走査ミラー方式を採用してもよい。光走査装置4は、主走査線偏向手段たる偏向器50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子を備えている。
次に、前記光走査装置4を図3〜図10によりさらに説明する。光走査装置4はタンデム式の走査光学系であり、図示例は走査レンズ方式を採用しているが、走査ミラー方式を採用してもよい。光走査装置4は、主走査線偏向手段たる偏向器50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子を備えている。
光走査装置4の内部に、図4のように、各感光体10K、10M、10C、10Yにそれぞれ対応する光ビームLを射出する光ビーム発射手段たる光源41K、41M、41C、41Yを備えている。当該光源は一般的に汎用の半導体レーザーLDが用いられ、この半導体レーザーLDが制御基板に半田付けされている。
光源41から偏向器50のミラー部49までの光ビームLの光路上には、それぞれの光源41に対応して、コリメートレンズ52やシリンダレンズ53が配設されている。また偏向器50のミラー部49から感光体10までの光ビームLの光路上には、走査レンズ25、折り返しミラー45が、それぞれの光源41に対応して配設されている。
走査レンズ25から感光体10までの光ビームLの光路上に、第二走査レンズを配設してもよい。また、光源41から偏向器50のミラー部49までの光ビームLの光路上に、反射ミラー55を配設してもよい。光源41から発射された光ビームLは、コリメートレンズ52で略平行光とされ、図5のアパーチャ54を通過して、所定形状の光ビームLが形成される。
前記アパーチャ54を通過した光ビームLは、シリンダレンズ53に入射して光ビームLを集光させ、シリンダレンズ53を通過し、防音ガラス51を通過した光ビームLは、主走査線偏向手段たる偏向器50のミラー部49の側面に入射する。
偏向器50のミラー部49の側面に光ビームLが入射すると、この光ビームLが主走査線方向に偏向走査される。偏向器50のミラー部49で偏向走査された光ビームLは、再度、防音ガラス51を通過した後、走査レンズ25を通過し、光ビームLが感光体面上で等速走査するように補正される。
また、当該光ビームLは走査レンズ25によって偏向器50のミラー部49による面倒れが補正される。このように光ビームLが走査レンズ25で補正された後、折り返しミラー45により反射される。そして、光ビームLは上カバー32に取り付けられた防塵ガラス28を通過し、光走査装置4の外側に出て、対応する感光体面上に照射される。
ブラック、マゼンタ画像の書き出し位置を決定するための同期検知機構は、走査レンズ25を通過した光ビームLが、同期ミラー62KMで反射され、同期レンズ63KMを通過し、制御基板65KM上に実装されたフォトICに到達し、書き出しタイミングが感知される。シアン、イエロー感光体10M、10Yに対応した光学系MYも同様である。
図3のように、これらの光学素子は筐体31に配設され、筐体31の上開口部は上カバー32により閉止される。上カバー32には、光ビームL透過用の防塵ガラス28が配設され、光ビームLは防塵ガラス28を透過して感光体10に到達する。
折り返しミラー45は筐体31に両端を支持され配設され、折り返しミラー45の蒸着された面にて光ビームLを偏向し、その光ビームLを偏向する蒸着面と反対側の面に動吸振器100が配設される。動吸振器100は接着により折り返しミラー45に取り付けられている。
(光走査装置の本体構造部への位置決め)
次に、光走査装置4の本体構造部への位置決めについて説明する。図5〜図7に示すように、偏向器50の回転軸方向をZ軸、偏向器50から感光体10へ向かう方向をX軸、Z−X平面に垂直な方向をY軸とする。
次に、光走査装置4の本体構造部への位置決めについて説明する。図5〜図7に示すように、偏向器50の回転軸方向をZ軸、偏向器50から感光体10へ向かう方向をX軸、Z−X平面に垂直な方向をY軸とする。
図7に示すように、光走査装置4の筐体31の背面に、受け部81、82、83と、突出部85、86が形成されている。これら受け部と突出部に対応して、光走査装置4を保持する本体構造部の保持部材201に、受け部91、92、93と、突出部用の穴部95、96が形成されている。
光走査装置4の筐体31の受け部81、82、83が、保持部材201の受け部91、92、93に当接することにより、Z軸方向の高さと、X、Y軸周りの姿勢が決定される。また筐体31の突出部85、86が保持部材201の穴部95、96に嵌合することにより、Z軸周りの姿勢が決定される。
筐体31の受け部82、83と、保持部材201の受け部92、93における位置決め部への固定は、図8(a)の矢印で示すように、保持部材201に取り付けられた板バネ120に向かって筐体31が進み、図8(b)に示す位置決め位置に到達すると、筐体31の傾斜受け部31dあるいは水平受け部31eが、板バネ120の傾斜受け部120aあるいは水平受け部120bに押圧される。なお、図9のように、筐体31を単純にネジ84で保持部材201に固定してもよい。
図10に示すように、保持部材201は、画像形成装置の本体構造部の前側板205と後側板206との間に配設されている。後側板206には画像形成装置内に配設されている感光体10や各搬送ローラなどの部品を駆動する駆動部が配設されている。これらは複数のモータにより構成されており、モータが稼動する際に振動が発生する。この振動は駆動部から後側板206を伝い、保持部材201ひいては光走査装置4を振動させる。
図10は、光走査装置4の振動を効果的に抑制する位置に動吸振器100を配設した例である。動吸振器100の構成は図1B又は図1Cに示す構成でよい。光走査装置4の保持部材201への取り付け位置は、保持部材201の中央でもよいし、駆動部のある後側板206からやや離間して配設してもよい。
図10のように光走査装置4を保持部材201の左右方向ほぼ中央に配設する場合、光走査装置4と後側板206との間の保持部材201に動吸振器100を配設するのがよい。このように動吸振器100を配設することで、動吸振器100が後側板206に近くなり、後側板206の駆動部から保持部材201に伝達した振動が動吸振器100により効果的に抑制され、光走査装置4に伝達する振動の影響を抑えることができる。
また、前述した位置に動吸振器100を配設することで、光走査装置4を図10の矢印で示す方向(前側板205方向)へ取り出す際に、動吸振器100が邪魔にならない。この反対に動吸振器100を反対側の前側板205側に配設すると、光走査装置4を前側板205方向へ取り出す場合に光走査装置4が動吸振器100に接触して、動吸振器100の抑制できる振動数が変化するおそれがある。動吸振器100を図10の位置に配設することで、このような振動数の不測の変化を防止することができる。
本発明の実施形態に係る動吸振器100は、図11のように、発光素子アレイ等の光走査装置130にも適用可能である。この光走査装置130は、感光体10または感光体10が配設される作像装置7に位置決めして配設される。光走査装置130の側面部に動吸振器100を取り付けることで、光走査装置130の振動を動吸振器100で抑制し、光走査装置130から射出する書込光Lの振動が抑制される。
動吸振器100の取り付け位置は、図11では光走査装置130の光ビームLと平行な側面部にしているが、光ビームLと直交する上面部に配設してもよい。また動吸振器100の板部材103は光走査装置130の長手方向と平行に配設してもよいし、長手方向と直交する方向に配設してもよい。
(振動試験結果)
図12に動吸振器100の振動試験結果を示す。この図12は、以下の4つの試験体の折り返しミラー(図1Aのガラス製ミラー)45に外部から一定の衝撃を加えた際の、各折り返しミラー45の1次共振周波数と振動レベルとの関係をグラフ化したものである。
図12に動吸振器100の振動試験結果を示す。この図12は、以下の4つの試験体の折り返しミラー(図1Aのガラス製ミラー)45に外部から一定の衝撃を加えた際の、各折り返しミラー45の1次共振周波数と振動レベルとの関係をグラフ化したものである。
図12において、
第1の試験体(ミラー単体)は、折り返しミラー単体である。
第2の試験体(補強部材付き)は、折り返しミラーに補強ガラスを接着固定したものである。
第3の試験体(動吸振器付き,粘弾性部材無し)は、折り返しミラーに粘弾性部材の無い動吸振器を接着固定したものである。
第4の試験体(動吸振器付き,粘弾性部材あり)は、折り返しミラーに粘弾性部材がある動吸振器を接着固定したものである。
振動吸収部材102に使用する粘弾性部材は、弾性が抑えられた低反発の発泡部材を長さ3mmで板部材103の長手方向に幅15mmに渡って接触するように配設した。
第1の試験体(ミラー単体)は、折り返しミラー単体である。
第2の試験体(補強部材付き)は、折り返しミラーに補強ガラスを接着固定したものである。
第3の試験体(動吸振器付き,粘弾性部材無し)は、折り返しミラーに粘弾性部材の無い動吸振器を接着固定したものである。
第4の試験体(動吸振器付き,粘弾性部材あり)は、折り返しミラーに粘弾性部材がある動吸振器を接着固定したものである。
振動吸収部材102に使用する粘弾性部材は、弾性が抑えられた低反発の発泡部材を長さ3mmで板部材103の長手方向に幅15mmに渡って接触するように配設した。
折り返しミラー45は、厚みが5mm、両端支持間隔が283mm、1次共振周波数が151Hzとなるものを用いている。折り返しミラー45にガラスを接着固定することでミラー補強をしている。ガラスによる補強で、ミラー単体に比べると振動レベルは85%低減する。したがって、、バンディング抑制には効果的であるが、ミラー重量55gに対して補強ガラス重量が25gであり、全体重量はかなり重くなる。
動吸振器100の板部材103はステンレス製で、厚み0.4mm、長さ40mm、幅15mmとし、重りは0.3gである。そして動吸振器100で抑制できる周波数を150Hz近傍に設定している。
粘弾性部材なしの動吸振器100を使用した第3の試験体では、ミラー単体の第1の試験体に比べて、振動レベルが65%低減した。但し、この第3の試験体の場合、振動レベルは抑えられているが、2つの共振周波数の山が見られる。共振周波数の山が複数存在すると、動吸振器100の固有振動数をそのうちの一つの共振周波数に一致させても、ミラーの振動を効果的に減衰することはできない。このため、振動吸収部材102が無い動吸振器100の搭載には、振動吸収部材102の省略による副作用の有無の確認を要する。
これに対して、粘弾性部材ありの動吸振器100を使用した第4の試験体では、ミラー補強の第2の試験体と同程度に第1の試験体に比べて振動レベルが80%低減した。したがって、第4の試験体はバンディング抑制に効果が見られる。また、第4の試験体では動吸振器100の重量が支持部材101を含めても5g未満であり、重量増加を最低限に抑えることができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、以上ではタンデム配列のフルカラー画像形成装置1に搭載される光走査装置4を説明したが、光走査装置は4サイクル方式のように1つの感光体を連続的に使用するものにも適用可能である。また本発明は光走査装置4に搭載される折り返しミラー45の振動防止の他、原稿読取装置に搭載される折り返しミラーやその他各種の光学装置の振動防止にも同様に適用可能である。この際、制振対象物の表面と所定間隔をあけて対向状に配設する板部材103は、必ずしも制振対象物の表面と振動方向で対向する必要はない。制振対象物の種類によって、制振対象物の振動方向と直交する方向で板部材を対向配置してもよい。
また図1Aの動吸振器100は複数配設してもよく、その際に板部材103を二倍の長さで形成してその中央部を支持部材101で支持し、当該支持部材101の両側2個所を一対の振動吸収部材102を介して折り返しミラー45の反射面裏面45bや補強部材46、47に連結した構成にしてもよい。また振動吸収部材102は粘弾性部材で構成する他、コイルばね等の弾性部材で構成することも可能である。
1:フルカラー画像形成装置 4:光走査装置
5:給紙部 6:定着装置
7Y、7C、7M、7K:作像装置 9:二次転写ローラ
10Y、10C、10M、10K:感光体 11:帯電ローラ
12:現像装置 13:クリーニング装置
14:中間転写ベルト 15a:支持ローラ
16:一次転写ローラ 17:クリーニング装置
19:排紙トレイ 25:走査レンズ
28:防塵ガラス 31:筐体
31a:支持板 31b:スリット
31c:内面 31d:傾斜受け部
31e:水平受け部 32:上カバー
33:押し付けバネ 41:光源
45:折り返しミラー 45a:反射面
45b:裏面 45c:側面
46:補強部材 46a:短辺部
46b:長辺部 47:補強部材
49:ミラー部 50:偏向器
51:防音ガラス 52:コリメートレンズ
53:シリンダレンズ 54:アパーチャ
55:反射ミラー 62KM:同期ミラー
63KM:同期レンズ 65KM:制御基板
81〜83:受け部 84:ネジ
85:突出部 91〜93:受け部
95、96:穴部 100:動吸振器
101:支持部材 102:振動吸収部材
102a:第1の振動吸収部材 102b:第2の振動吸収部材
103、105:板部材 104:重り
105a:支持部 106:ビス
120:板バネ 120a:傾斜受け部
120b:水平受け部 130:発光素子アレイ等の光走査装置
201:光走査装置の保持部材 205:画像形成装置の前側板
206:画像形成装置の後側板 P:記録材
5:給紙部 6:定着装置
7Y、7C、7M、7K:作像装置 9:二次転写ローラ
10Y、10C、10M、10K:感光体 11:帯電ローラ
12:現像装置 13:クリーニング装置
14:中間転写ベルト 15a:支持ローラ
16:一次転写ローラ 17:クリーニング装置
19:排紙トレイ 25:走査レンズ
28:防塵ガラス 31:筐体
31a:支持板 31b:スリット
31c:内面 31d:傾斜受け部
31e:水平受け部 32:上カバー
33:押し付けバネ 41:光源
45:折り返しミラー 45a:反射面
45b:裏面 45c:側面
46:補強部材 46a:短辺部
46b:長辺部 47:補強部材
49:ミラー部 50:偏向器
51:防音ガラス 52:コリメートレンズ
53:シリンダレンズ 54:アパーチャ
55:反射ミラー 62KM:同期ミラー
63KM:同期レンズ 65KM:制御基板
81〜83:受け部 84:ネジ
85:突出部 91〜93:受け部
95、96:穴部 100:動吸振器
101:支持部材 102:振動吸収部材
102a:第1の振動吸収部材 102b:第2の振動吸収部材
103、105:板部材 104:重り
105a:支持部 106:ビス
120:板バネ 120a:傾斜受け部
120b:水平受け部 130:発光素子アレイ等の光走査装置
201:光走査装置の保持部材 205:画像形成装置の前側板
206:画像形成装置の後側板 P:記録材
Claims (12)
- 制振対象物の表面に取り付けられる動吸振器であって、当該動吸振器は、
前記制振対象物の表面と所定間隔をあけて対向状に配設された板部材と、
当該板部材と前記制振対象物の表面との間に配設されて前記所定間隔を保持する支持部材と、
当該支持部材から所定距離離間した位置で前記板部材と前記制振対象物の表面との間に圧縮状態で配設されて前記板部材の振動を吸収する少なくとも1つの振動吸収部材とを有することを特徴とする動吸振器。 - 前記支持部材が金属製又は樹脂製であり、前記振動吸収部材が粘弾性部材又は弾性部材であることを特徴とする請求項1の動吸振器。
- 前記板部材の一端部が前記支持部材で前記制振対象物の取付面に取り付けられ、前記板部材の他端部には重りが配設され、前記板部材の中間部が前記振動吸収部材を介して前記制振対象物の表面に連結されていることを特徴とする請求項1の動吸振器。
- 前記支持部材が、前記板部材の一端部を折り曲げて形成した支持部で構成されていることを特徴とする請求項1の動吸振器。
- 前記振動吸収部材に貫通穴が形成され、当該貫通穴に前記板部材がスライド可能に圧入されていることを特徴とする請求項1の動吸振器。
- 前記板部材の表面に凹又は凸による目印線が前記板部材の長手方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1の動吸振器。
- 光を反射する折り返しミラーの反射面の裏面に請求項1から6のいずれか1項の動吸振器が配設されていることを特徴とする光学装置。
- 光を反射する折り返しミラーの反射面の側面に補強部材が取り付けられ、当該補強部材に請求項1から6のいずれか1項の動吸振器が配設されていることを特徴とする光学装置。
- 前記補強部材が断面L字状で構成され、当該L字状の一端側が前記折り返しミラーの反射面の側面に取り付けられ、他端側が前記折り返しミラーの反射面の裏面と対向し、当該他端側に請求項1から4のいずれか1項の動吸振器が配設されていることを特徴とする請求項8の光学装置。
- 請求項7から9のいずれか1項の光学装置を有することを特徴とする画像形成装置。
- 光走査装置を保持する保持部材に請求項1から6のいずれか1項の動吸振器が取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
- 前記光走査装置を保持する保持部材の両端部が、画像形成装置の本体構造部の前後側板に支持され、
前記前後側板のいずれか一方に前記画像形成装置の駆動部が配設され、
請求項1から6のいずれか1項の動吸振器が、前記光走査装置と、前記駆動部が配設された側板との間に配設されていることを特徴とする請求項11の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2015099283A JP2016218102A (ja) | 2015-05-14 | 2015-05-14 | 動吸振器と、これを備えた光学装置及び画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019049686A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 露光装置および画像形成装置 |
JP2021045896A (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 露光装置および画像形成装置 |
-
2015
- 2015-05-14 JP JP2015099283A patent/JP2016218102A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7163597B2 (ja) | 2017-09-04 | 2022-11-01 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 露光装置および画像形成装置 |
JP2021045896A (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 露光装置および画像形成装置 |
JP7347058B2 (ja) | 2019-09-18 | 2023-09-20 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 露光装置および画像形成装置 |
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