JP5064818B2 - ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents
ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5064818B2 JP5064818B2 JP2007021983A JP2007021983A JP5064818B2 JP 5064818 B2 JP5064818 B2 JP 5064818B2 JP 2007021983 A JP2007021983 A JP 2007021983A JP 2007021983 A JP2007021983 A JP 2007021983A JP 5064818 B2 JP5064818 B2 JP 5064818B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- reinforcing
- reinforcing member
- image
- optical scanning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 title claims description 149
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 53
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 43
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 26
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 26
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 21
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 9
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims description 8
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 claims description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 20
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 17
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 15
- 239000005329 float glass Substances 0.000 description 9
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 6
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005755 formation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 150000002505 iron Chemical class 0.000 description 1
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
Description
これらの画像形成装置に用いられるミラーは、線状の光束、あるいは線状に走査された光束を反射して、光線の方向を変えるのに用いられる。従って、これらのミラーは一般に非常に細長い形状をしており、かつ光を遮らないようにするため、ミラーの両端部近傍のみしか保持できないことが多い。このミラーの形状と保持方法とから、画像形成装置に用いられるミラーは非常に振動しやすい。
例えば、長さ254mm×幅10mm×厚さ5mmのミラーに、長さ254mm×厚さ1mmの鉄板を貼り付けた場合の、補強部材(鉄板)の幅に対するミラーの一次共振周波数を表1および図2に示した。ここで、補強部材なしの場合の一次共振周波数を、便宜上補強板幅0mmとして記載した。表1に示すように、幅5mmの鉄板をミラーに貼り付けた場合、何も貼り付けない場合に比べて一次共振周波数が約3Hz低下している。
表1および図2に示したように、補強板幅20mmのときよりも45mmの時の方が一次共振周波数が74Hzも低く、補強部材の幅を大きくしたにも関わらず一次共振周波数が低下している。
特に、回転方向を完全には束縛しない支持方法を用いた場合には、ミラー長手方向を回転軸とするねじれ変形に対して、剛性があまり高くない。ここで補強部材の幅を長くすると、上述の回転軸から遠いところに質量が付加されるため、このねじれ方向の振動モードの影響を受けやすくなり、結果として、補強部材の幅を長くしてもかえって耐振動性が下がってしまうという現象を生じている。従って、このねじれ方向の振動モードも考慮に入れた設計が必要となる。
本発明の第1の手段は、反射面が細長く延びた形状のミラーの補強方法であって、
前記ミラーの前記反射面に対する側面に補強部材を固定し、前記補強部材は、前記反射面に垂直な方向において、前記ミラーに対して、両側、又は片側に突き出す幅を有し、長手方向の長さ及び幅が、下記の条件式を満たすことを特徴とする。
0.8×Lm≦Lh≦Lm
Wh≧(−1.1×ln(Th)+2.7)×(Lm/250)^1.3
×(Tm/5)^0.2×(Wm/10)^0.5+Tm
Lm:ミラーの長手方向の長さ(mm)
Lh:補強部材の長手方向の長さ(mm)
Wh:補強部材の幅(mm)
ln(Th):Thの自然対数
Th:補強部材の厚さ(mm)
Tm:ミラーの反射面に垂直な方向の厚さ(mm)
Wm:ミラーの幅(mm)
また、本発明の第2の参考手段は、第1の手段のミラー補強方法において、前記補強部材の前記ミラーの端部近傍に、切欠部を設けたことを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、反射面が細長く延びた形状のミラーであって、第1または第2の手段のミラー補強方法によって補強されたことを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、原稿の画像をミラー及びレンズを介して光電変換素子に結像し、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置において、前記ミラーに、第3の手段のミラーを用いたことを特徴とする。
さらに本発明の第6の手段は、画像形成装置であって、第4の手段の光走査装置、または第5の手段の画像読取装置を備え、画像を形成することを特徴とする。
また、第1の参考手段のミラー補強方法では、第1の手段の作用効果に加え、複雑な形状の支持部材を用いることなく、かつそのことによってミラー補強効果を損なうことなく、簡便な構成でミラーの支持ができる。
さらに第2の参考手段のミラー補強方法では、第1の手段の作用効果に加え、複雑な形状の支持部材を用いることなく、かつそのことによってミラー補強効果を損なうことなく、簡便な構成でミラーの支持ができる。
また、第2の手段のミラー補強方法では、第1の手段の作用効果に加え、低コストで精度の高い面形状の反射面を形成でき、かつ低コストで十分な補強効果を得ることができるミラー補強方法を実現できる。
さらに第3の手段のミラーでは、第1または第2の手段のミラー補強方法によって補強されているので、第1または第2の手段の作用効果が得られ、振動の発生が低減されたミラーを低コストに実現することができる。
また、第5の手段の画像読取装置によれば、第3の手段のミラーを用いることにより、ミラーの振動による読取り画像の画像劣化を低減することができる。
さらに第6の手段の画像形成装置においては、第4の手段の光走査装置、または第5の手段の画像読取装置を備え、画像を形成するので、ミラーの振動による書込み画像または読取り画像の画像劣化を低コストで低減することができる。
まず初めに、本発明で用いた振動シミュレーションについて説明する。なお、前述の「本発明が解決しようとする課題」で述べたシミュレーションも、以下と同様の条件で行ったものである。
振動シミュレーションには、有限要素法による市販のシミュレーションソフトを用いた。また、メッシュには六面体要素を用い、要素の最大長さは2〜3mm程度とした。用いた材料物性値は下記の表2に示した通りである。
補強部材2とミラー1との間は、図3(b)に示すように、接着部3による完全固着状態とした。また、接着固定の他、両面テープで貼り合わせるような場合も、少なくとも現実的に振動が問題となるような低周波域では、補強部材2とミラー1が独立した動きをすることはないため、完全固着状態としてシミュレーションして差し支えない。また、全面でなくとも長手方向に3ヶ所以上接着されていれば、十分大きな効果を得られることが特許文献3等の公知例からもわかることから、本発明の適用は全面固着に限定するものではない。
ミラー1の振動対策として有効な手段には、次の2つがある。
[1] ミラー1の剛性を高めることにより、仮に共振したとしても光学特性に影響が出ない程度まで振幅を低減する。
[2] ミラー1の共振周波数を加振源の周波数からずらして、ミラーが共振しないようにする。
従って、上記の対策[1] が実現できれば、加振源の周波数に関係なく、ミラーの振幅が小さく、ミラーの振動が光学特性に影響を与えることはなくなる。しかしながら、装置の大きさなどのレイアウト上の都合やコストの問題などから、いつも必ず対策[1] を実現できるとは限らない。このような場合には、上記の対策[2]で述べたように、ミラー1の共振周波数を加振源の周波数からずらして、ミラー1が共振しないようにすると良い。
この図4より、ミラーの形状に関わらず、一次共振周波数から20〜30Hz程度ずれれば、振幅が共振時の振幅に対して10分の1程度にまで低減できることがわかる。すなわち、補強部材なしの状態でミラー1が大きく振動しているとすれば、加振源の周波数がミラー1の一次共振周波数と重なって共振しているわけであるから、このミラー1に対して補強部材2を貼り付けることによって、20〜30Hz程度、ミラー1の一次共振周波数をずらすことができれば、ミラー1の振幅を10分の1程度まで低減できる、ということになる。逆に言えば、補強部材2を貼り付けたとしても、一次共振周波数が20Hz以上変化していないようであれば、その補強効果は極めて限定的なもので不十分である可能性が高い。
図1に本発明の第一の実施例を示す。図1(a)は板状の補強部材(補強板)2で補強されたミラー1の斜視図であり、同図(b)は、同図(a)中の矢印A方向から見た図である。
図1に示すように、ミラー1の長手方向(x方向)の長さをLm、反射面1aに垂直な方向(z方向)の厚さをTm、反射面1aの短手方向(y方向)の幅をWmとし、補強部材(補強板)2のx方向の長さをLh、y方向の厚さをTh(図示せず)、z方向の幅をWhとする。また、長さの単位は、特に断らない限りmmとする。
補強部材(補強板)2は、z方向において反射面側突き出し量と裏面側突き出し量とが等しく、かつx方向においてLmの中点とLhの中点とが一致するようにして、ミラー1の側面に貼り付けている。
図5はミラー形状Lm×Wm×Tmを250×10×5(mm)とした時の、補強部材2の幅WhおよびLhを振ったときの、補強効果(補強部材なしの状態に対する、補強部材を貼り付けたことによる一次共振周波数の増分)をシミュレーションした結果である。また、図6および図7は、各々ミラー形状Lm×Wm×Tmを300×10×5(mm)、250×15×5(mm)とした時の結果である。
特に本例のように回転方向を完全には束縛しない支持方法を用いた場合には、ミラー長手方向を回転軸とするねじれ変形に対して、剛性があまり高くない。ここで補強部材の幅を長くすると、上述の回転軸から遠いところに質量が付加されるため、このねじれ方向の振動モードの影響を受けやすくなり、結果として、補強部材の幅を長くしてもかえって耐振動性が下がってしまうという現象を生じる。本例では、ある幅を持つ補強部材をミラー側面に貼り付けて、ミラーのたわみ方向の振動と同時に、補強部材の長さを適したものとすることで、このねじれ方向の振動を合わせて低減している。
図8(a)〜(c)に本発明の第二の実施例を示す。図8(a)は、板状の補強部材(補強板)2で補強されたミラー1と支持部材を示す分解斜視図、同図(b)は、同図(a)中の矢印A方向から見た図、同図(c)は、同図(a)中の矢印B方向から見た図である。
図8(a)において、ミラー1の反射面のうちハッチングを施した四角形の箇所3点を、第1の支持部材5−1および第2の支持部材5−2により支持して、ミラー1の反射面1aの位置および傾きが決められる。この時、ミラー1は、ねじ7で第1、第2の支持部材5−1,5−2に締結される押えばね6によって、反射面1aの裏面を押圧されて、第1、第2の支持部材5−1,5−2に対して突き当てられて保持される。また、図8(a)および(b)からもわかるように、第1、第2の支持部材5−1,5−2はコの字状の形状をなしており、ミラー1が0.01〜0.5mm程度の隙間を開けてここに嵌合することにより、ミラー1の短手方向(y方向)の位置が規制される。本実施例では、ミラー1の反射面1aを平面としているので、ミラー1の短手方向(y方向)への多少の位置ずれは、光学特性に影響しないが、例えば反射面1aが凹面形状をしているような場合などには短手方向の位置精度も要求されるため、上記の隙間を小さくしたり、あるいは、ばねを用いて片側に突き当てるなどすれば良い。
また、補強部材2の長さはミラー1と同じにし、図9に示すように、補強部材(補強板)2の長手方向の両端部に5〜20mmの長さの切欠部を設けても、上述の図8の例と同様に、ミラー保持構造のレイアウト性を損なうことなく補強できる。このような構成によれば、さらに、補強部材2の長手方向(x方向)および短手方向(z方向)の端部をミラー1の端部に合わせることで、補強部材2の位置決めができるため、補強部材2のミラー1に対する貼り付け作業をより簡単に行うことができる。
本発明の第三の実施例として、光走査装置または画像読取装置において一般的によく使われる、ミラー1の長さLmが200〜350mm、厚さTmが3〜10mmの範囲における、補強部材(補強板)2の貼り付け時の振動シミュレーションの結果から、確実に+30Hz前後の補強効果が得られる、次の条件式を導出した。
Wh≧(−1.1×ln(Th)+2.7)×(Lm/250)^1.3
×(Tm/5)^0.2×(Wm/10)^0.5+Tm
Wh:補強部材の幅(mm)
ln(Th):Thの自然対数
Th:補強部材の厚さ(mm)
Lm:ミラーの長手方向の長さ(mm)
Tm:ミラーの反射面に垂直な方向の厚さ(mm)
Wm:ミラーの幅(mm)
また、補強部材2の形状は完全な長方形に限るものではなく、例えばこのミラーを設置する光学箱の構造を補強するために設けられたリブとの干渉を避けるための、若干の部分的な切欠形状があっても良い。
但し、ミラー1の材質をフロートガラスとすれば、より低コストで高い面精度が得られる。また、補強部材2を鉄系の板金材とすれば、補強部材2の材料費および加工費が極めて安く、かつ高い補強効果が得られる。従って、ミラー1の材質をフロートガラスとし、かつ補強部材2の材質を鉄系の板金材とすることが、より望ましい。
また、以上の実施例ではミラー1は全て平面ミラーとしたが、本発明の適用はこれに限るものではなく、シリンドリカルミラーやfθミラー等の曲面ミラーについても適用して同様の効果を得ることができる。
図12に本発明を適用する分割型のハウジングを用いた光走査装置の一実施例を示す。また、図12における偏向器から像担持体(感光体)までの光学素子の配置を図13に示す。
図12および図13に示す光走査装置では、光源ユニット406a〜406dの半導体レーザ(LD)から射出された光束は、各々シリンドリカルレンズを経て偏向器407によって偏向され、2つの走査結像素子411a〜411d、412a〜412dおよび複数のミラー413を介して像面上に結像されて走査される。偏向器407より後の光学素子の配置は図13に示す通りである。具体的には、偏向器407はポリゴンミラーを上下2段備えるもので、図12における4つの光源ユニット406a〜406dからの4つの光束を、偏向器407の2段のポリゴンミラーミラーによって各々偏向し、左右両側に配置された同じく2段重ね構成の第一走査結像素子411a〜411dを介し、また各々の光路中に配置された第二走査結像素子412a〜412dを通って、4つの感光体414a〜414dに各々結像して走査される。
図14に本発明を適用する画像読取装置の一実施例を示す。
図14において、原稿16を載せるコンタクトガラス11の下方には第1走行体100と第2走行体101が配置されている。第1走行体100は照明ランプ14と第1ミラー12−1を有してなり、照明ランプ14と第1ミラー12−1が一体的に移動可能となっている。第1ミラー12−1は原稿からの反射光を水平方向に反射する。また、第2走行体101は第2ミラー12−2と第3ミラー12−3を有してなり、第2、第3ミラー12−2、12−3は一体的に移動可能となっている。第2、第3ミラー12−2、12−3は反射面が互いに直角になるように斜設され、第1ミラー12−1からの反射光を水平方向に折り返す。反射された光は、レンズ13により光電変換素子としてのCCD17上に結像される。このようにして、原稿16の画像情報は、CCD17より電気信号として取り出される。
図15は実施例4の光走査装置、または実施例5の画像読取装置を搭載する画像形成装置の一実施例を示す概略断面構成図である。
画像形成装置の略中央部には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色の色ごとに各々対応するドラム状の感光体601(図13の414a〜414dに相等する)を有する4つの画像形成ステーションが配設されており、画像読取装置613にて読み取られた原稿の画像情報、またはパーソナルコンピュータ等から送られる画像情報に応じて、各感光体601に、光走査装置600によって潜像が書き込まれる。
各画像形成ステーションの感光体601の周囲には、感光体601を高圧に帯電する帯電チャージャ602、光走査装置600により記録された静電潜像に帯電したトナーを付着して顕像化する現像ローラ603、現像ローラ603にトナーを補給するトナーカートリッジ604、感光体601に残ったトナーを掻き取り備蓄するクリーニングケース605等が配置されている。
一方、光走査装置の偏向器に近い位置で用いられるミラーなどは、走査に必要な長さが短い。ここで、例えば長さが150mm×幅10mmのミラーであれば、厚さ3mmと比較的薄くても補強なしで一次共振周波数が322Hzと300Hzを超え、補強なしでもミラー共振時の変位が小さい。従って一般的な光走査装置においては、150mmよりも短いミラーについては補強を考える必要が生じることは少ない。
1a:反射面
2:補強部材(補強板)
3:接着部
4−1,4−2,4−3:拘束点
5−1,5−2:支持部材
6:押さえばね
7:ねじ
11:コンタクトガラス
13:レンズ
14:照明ランプ
16:原稿
17:CCD(光電変換素子)
401〜404:側板
405:筐体
406a〜406d:光源ユニット
407:偏向器
408a,408b:下カバー
409a,409b:防音ガラス
410:カバー
411(411a〜411d):第一走査結像素子
412a〜412d:第二走査結像素子
414a〜414d、601:感光体(像担持体)
600:光走査装置
602:帯電チャージャ
603:現像ローラ
604:トナーカートリッジ
605:クリーニングケース
606:中間転写ベルト
607:給紙トレイ
608:給紙コロ
609:レジストローラ
610:定着装置
611:排紙トレイ
612:排紙ローラ
Claims (6)
- 反射面が細長く延びた形状のミラーの補強方法であって、
前記ミラーの前記反射面に対する側面に補強部材を固定し、前記補強部材は、前記反射面に垂直な方向において、前記ミラーに対して、両側、又は片側に突き出す幅を有し、長手方向の長さ及び幅が、下記の条件式を満たすことを特徴とするミラー補強方法。
0.8×Lm≦Lh≦Lm
Wh≧(−1.1×ln(Th)+2.7)×(Lm/250)^1.3
×(Tm/5)^0.2×(Wm/10)^0.5+Tm
Lm:ミラーの長手方向の長さ(mm)
Lh:補強部材の長手方向の長さ(mm)
Wh:補強部材の幅(mm)
ln(Th):Thの自然対数
Th:補強部材の厚さ(mm)
Tm:ミラーの反射面に垂直な方向の厚さ(mm)
Wm:ミラーの幅(mm) - 請求項1に記載のミラー補強方法において、
前記ミラーの基材の材質はガラス材であり、かつ前記補強部材の材質は鉄系板金材であることを特徴とするミラー補強方法。 - 反射面が細長く延びた形状のミラーであって、
請求項1または2に記載のミラー補強方法によって補強されたことを特徴とするミラー。 - 光源からの光を偏向器で偏向し、像面上を走査する光走査装置において、
前記偏向器から前記像面に至る光路に配置されるミラーに、請求項3記載のミラーを用いたことを特徴とする光走査装置。 - 原稿の画像をミラー及びレンズを介して光電変換素子に結像し、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置において、
前記ミラーに、請求項3記載のミラーを用いたことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項4記載の光走査装置、または請求項5記載の画像読取装置を備え、画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007021983A JP5064818B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007021983A JP5064818B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008185995A JP2008185995A (ja) | 2008-08-14 |
JP5064818B2 true JP5064818B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=39729054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007021983A Expired - Fee Related JP5064818B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5064818B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6051640B2 (ja) * | 2012-07-19 | 2016-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 光学部材の保持構造、光学装置及び画像形成装置 |
JP7533288B2 (ja) | 2021-03-04 | 2024-08-14 | コニカミノルタ株式会社 | 光学装置、光書き込み装置及び画像処理装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61221701A (ja) * | 1985-12-25 | 1986-10-02 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ミラ−の製造方法 |
JPH05297260A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-12 | Konica Corp | 長尺ミラーの振動防止構造 |
JPH10282399A (ja) * | 1997-04-11 | 1998-10-23 | Ricoh Co Ltd | 光折り返しミラー |
JP4178371B2 (ja) * | 2002-06-25 | 2008-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | 長尺ミラーの支持機構 |
JP4255684B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2009-04-15 | 株式会社リコー | 光走査装置及び画像形成装置 |
JP2005189592A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置 |
JP4591059B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-12-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 光走査装置 |
JP4645251B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2011-03-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 光学装置 |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007021983A patent/JP5064818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008185995A (ja) | 2008-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7643193B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP4645251B2 (ja) | 光学装置 | |
US20100265310A1 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus | |
US20070081152A1 (en) | Optical scanning device, image forming apparatus, and liquid crystal element | |
JP5317409B2 (ja) | 光学走査装置 | |
JP2006349925A (ja) | 光学ユニット及び画像形成装置 | |
JP2018132637A (ja) | 光走査装置の製造方法、光走査装置、及び画像形成装置 | |
US7116457B2 (en) | Optical scanning apparatus and image forming apparatus | |
JP5064818B2 (ja) | ミラー補強方法、ミラー、光走査装置、画像読取装置、画像形成装置 | |
JP4467822B2 (ja) | 走査光学装置 | |
JP4520312B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006235508A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4839165B2 (ja) | ミラー補強構造,光走査装置および画像読取装置ならびに画像形成装置 | |
CN110531514B (zh) | 光学扫描装置和图像形成装置 | |
JP2000241733A (ja) | 光走査装置 | |
JP2008070722A (ja) | ミラー補強構造,光走査装置および画像読取装置ならびに画像形成装置 | |
JP2016218102A (ja) | 動吸振器と、これを備えた光学装置及び画像形成装置 | |
JP4508996B2 (ja) | 光学ユニット、画像形成装置、及び光学部品ユニットの固定方法 | |
JP4342883B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7517127B2 (ja) | 光学装置、光書込装置、画像形成装置、及び光学装置の製造方法 | |
JP2013041171A (ja) | 光走査装置、画像読取装置、及び画像形成装置 | |
JPH10221627A (ja) | 光走査装置 | |
JP2008020592A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2004054019A (ja) | 走査光学装置及び画像形成装置 | |
JP5223692B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120807 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5064818 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |