JP3057942B2 - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JP3057942B2
JP3057942B2 JP4356515A JP35651592A JP3057942B2 JP 3057942 B2 JP3057942 B2 JP 3057942B2 JP 4356515 A JP4356515 A JP 4356515A JP 35651592 A JP35651592 A JP 35651592A JP 3057942 B2 JP3057942 B2 JP 3057942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学走査装置に関し、
特にレーザビームを画像情報に応じて被走査体上に走査
露光することにより、画像を記録するレーザプリンタや
デジタル複写機の画像形成装置に使用される光学走査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学走査装置の一例の構成を、図
7および図8を参照して説明する。
【0003】光学走査装置1は光学箱7と防塵カバー1
2とから構成されており、該光学箱7には回転多面鏡装
置3、レンズ4、5等からなる結像レンズ系6、反射ミ
ラー11等が高い相対位置精度で取付けられている。ま
た、前記防塵カバー12には、反射ミラー11によって
反射された光ビーム2が、被走査体(例えば、感光体)
10を照射できるように、カバー開口部13が設けら
れ、該カバー開口部13はガラス板14によって閉塞さ
れている。
【0004】前記反射ミラー11の角度は、反射光がガ
ラス板14に対して、所定の入射角で入射するように設
定されている。
【0005】図8は、前記防塵カバー12の構成を示す
平面図であり、ガラス板14はカバー開口部13を閉塞
している。
【0006】なお、前記した光学走査装置1の構造は、
例えば特開昭64−82009号公報、特開平2−30
8274号公報等に示されており、被走査体上での照度
むらに起因する濃度むらを防止するために、光ビーム2
を所定の入射角でガラス板14に入射させるようにする
ことは、例えば特開昭61−151670号公報に示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の光学走査装置に
おいて、前記防塵カバー12に熱が加わった時の該防塵
カバー12の変形の様子、およびガラス板14の傾斜の
様子を、図9を参照して説明する。
【0008】図9(a) は防塵カバー12に熱が加わって
いない時の状態を示し、光ビーム2は予定の角度β°で
ガラス板14に入射している。この防塵カバー12に熱
が加わると、防塵カバー12は同図(b) または(c) に示
されているように変形し、ガラス板14は、図示されて
いるように傾斜する。すなわち、同図(b) では、ガラス
板14は前記入射角β°が増加する方向に傾く。一方、
同図(c) では、ガラス板14は前記入射角β°が減少す
る方向に傾き、図示の例では、該入射角が0°になって
いる。
【0009】防塵カバー12に熱が加わって、ガラス板
14が図9(b) のように傾いた場合には、入射角が(β
+x)°に増大するので、被走査体上で濃度むらは発生
しないが、ガラス板14が同図(c) のように傾き、入射
角が0°に近くなると、ガラス板14内で光ビームの干
渉が起こりやすくなり、被走査体中央部で濃度むらが発
生するという問題があった。
【0010】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、防塵カバーに熱が加わって防塵カバーが変
形しても、被走査体上で濃度むらが発生しないようにし
た光学走査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、防塵カバーの開口部を閉塞する透明板の
法線に対し、光ビームの入射角側に設けられかつ該透明
板の中央部を係止する係止具と、該透明板との間に、予
定のクリアランスを設けた点に特徴がある。
【0012】
【作用】本発明によれば、防塵カバーが熱により変形し
ても、前記クリアランスにより、透明板が光ビームの入
射角が小さくなる方向へ傾くのを防止または緩和するこ
とができる。
【0013】このため、被走査体上に濃度むらが発生す
るのを防止することができる
【0014】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の光学走査装置の分
解斜視図を示す。
【0015】図において、22はレーザ光等の光ビーム
を出射する光源、23は前記光源22から出射された光
ビーム、24は前記光ビーム23を所定の方向へ偏向し
主走査させる回転多面鏡装置である。また、25、26
はレンズ、27は前記レンズ25および26からなる結
像レンズ系、28は反射ミラー、29は前記の構成部品
を収容する光学箱である。
【0016】また、30は該光学箱29に装着される防
塵カバー、31は該防塵カバー30に設けられたカバー
開口部、32は該カバー開口部31を閉塞する透明板、
例えばガラス板である。35、36、37は前記ガラス
板32を防塵カバー30に固定する係止具であり、具体
的には、35、36としてはガラス板固定フック、37
としてはガラス板固定スプリングを用いるのが好適であ
る。また、41は前記反射ミラー28で反射され、ガラ
ス板32を通過した光ビームが照射される被走査体、例
えば感光体である。
【0017】さらに、51はガラス板32の法線を示
し、該法線51を基準にして光ビーム23が入射してく
る側を「入射光線のある側」、その反対側を「入射光線
のない側」と呼ぶことにする。
【0018】前記ガラス板固定フック35は、ガラス板
32の中央部でかつ入射光線のある側に設けられた固定
フックであり、ガラス板固定フック36は防塵カバー3
0の端部でかつ入射光線のある側に設けられた固定フッ
クである。一方、ガラス板固定スプリング37は入射光
線のない側に位置し、ガラス板32を防塵カバー30に
押さえている。
【0019】図1のZ−Z線断面図を、図2に示す。図
から明らかなように、ガラス板32の1辺はガラス板固
定スプリング37で押さえられており、ガラス板固定フ
ック35と他辺との間には予定のクリアランスSが設け
られている。そして、光ビーム23の入射角はβ°にな
っている。
【0020】上記のような構成を有する光学走査装置に
おいて、前記防塵カバー30に熱が加わると、該防塵カ
バー30は図3または図4に示されているように変形す
る。図3、図4において、図1と同じ符号のものは同一
物を示す。
【0021】図3は、防塵カバー30のガラス板固定フ
ック35、36が設けられている側(入射光線のある
側)が弧状に変形し、ガラス板固定スプリング37が設
けられている側(入射光線のない側)は変形しない場合
を示している。図示されているように、この変形の場合
には、ガラス板32は入射光線のある側の辺が弧状に変
形しようとする。この時、ガラス板32の入射光線のな
い側の辺は何ら変形せず、平らな状態を保持する。
【0022】図4は、図3とは逆に、防塵カバー30の
ガラス板固定スプリング37が設けられている側が弧状
に変形し、ガラス板固定フック35、36が設けられて
いる側は変形しない場合を示している。この変形の場合
には、ガラス板32は入射光線のない側の辺が弧状に変
形しようとする。この時、ガラス板32の入射光線のあ
る側は、ガラス板32とガラス板固定フック35との間
にクリアランスSが設けられているので、入射光線のな
い側の辺の変形に追随して弧状に変形する。
【0023】次に、防塵カバー30が図3のように変形
した時のガラス板32の状態を、図5を参照して説明す
る。ここに、図5は図3のZ−Z線断面図を示す。
【0024】図5に示されているように、防塵カバー3
0が図3のような変形を起こした場合には、ガラス板3
2は防塵カバー30の変形に従って傾くから、図示され
ているように、入射角β°が(β+x)°へと増加する
方向に傾斜する。このため、被走査体41上に濃度むら
が発生することはない。
【0025】次に、防塵カバー30が前記とは逆の方向
に変形した時のガラス板32の状態を、図6を参照して
説明する。ここに、図6は図4のZ−Z線断面図を示
す。
【0026】図示されているように、ガラス板32とガ
ラス板固定フック35との間にクリアランスSが設けら
れているので、ガラス板32の入射光線のない側の辺が
持上げられると、ガラス板固定フック35側の辺もこれ
に追随して持上がり、ガラス板32は平らな状態を保
つ。このため、光ビーム23の入射角はほぼβ°に維持
され、被走査体41上に濃度むらが発生することは防止
される。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、ガラス板を防塵カバーに固定する係止具の
うちの入射光線のある側に設けられた係止具と、ガラス
板との間に、所定のクリアランスを設けたので、防塵カ
バーに熱が加わって該防塵カバーが変形しても、被走査
体上に濃度むらが発生するのを防止できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学走査装置の全体構成を示す分解
斜視図である。
【図2】 図1のZ−Z線断面図である。
【図3】 防塵カバーの熱による一変形例を示す斜視図
である。
【図4】 防塵カバーの熱による他の変形例を示す斜視
図である。
【図5】 図3のZ−Z線断面図である。
【図6】 図4のZ−Z線断面図である。
【図7】 従来の光学走査装置の構成を示す断面図であ
る。
【図8】 従来の防塵カバーの斜視図である。
【図9】 従来の防塵カバーの熱による変形例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
22…光源、23…光ビーム、24…回転多面鏡装置、
25、26…レンズ、27…結像レンズ系、28…反射
ミラー、29…光学箱、30…防塵カバー、31…カバ
ー開口部、32…透明板(ガラス板)、35、36…係
止具(ガラス板固定フック)、37…係止具(ガラス板
固定スプリング)、41…被走査体(感光体)、51…
法線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光源と、光ビームを
    所定の方向へ偏向する回転多面鏡装置と、回転多面鏡に
    よって偏向された光ビームを被走査体に集光する結像レ
    ンズ系とを所定位置に配置する光学箱と、該光学箱を覆
    う防塵カバーとを備えた光学走査装置において、 前記防塵カバー上であって、光学箱内部から被走査体へ
    向かう光ビームの通路に形成された出射開口部と、 前記出射開口部を閉塞するように配置され、前記光ビー
    ムが予定の入射角をもって入射する透明板と、 該透明板を前記防塵カバーに固定させるために、前記出
    射開口部の周辺に設けられた複数個の係止具とを具備
    し、 前記透明板の法線に対し前記光ビームの入射角側に設け
    られかつ該透明板の中央部を係止する係止具と、前記透
    明板との間に、予定のクリアランスを設けたことを特徴
    とする光学走査装置。
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