JP6785254B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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    • B66B11/0266Passive systems
    • B66B11/0273Passive systems acting between car and supporting frame

Description

本発明は、エレベーター装置に関する。
ロープの振れを抑制するエレベーター装置としては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、巻上機によって双方向に移動可能な主索と、主索の両端側の各々に吊下げられたかご及び釣合おもりと、かごの下部及び釣合おもりの下部とを接続する補償ロープと、補償ロープに張力を負荷する下方プーリとを備えている。
また、特許文献1に記載されたエレベーター装置は、かごの上方の主索及びかごの下方の補償ロープを振れ止めするための振れ抑制装置を備えている。この振れ抑制装置は、かごの昇降軌道の正面外側に配置された水平な傾転駆動軸と、傾転駆動軸に支持された傾転アームと、かごの昇降軌道を取り囲むロープ振れ抑制固定材とを有している。
振れ抑制装置の傾転アームは、かごの昇降軌道に略平行な状態からかごの昇降軌道に略直交する状態にまで回動する。また、傾転アームには、回動する際に主索または補償ロープの理想軌道と干渉しないように、傾転駆動軸に遠い側から凹部が形成されている。そして、傾転アームの凹部は、傾転駆動軸に遠い側からテーパ状に幅狭になっていくテーパ部を有している。
特開2001−316058号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベーター装置は、傾転アームを動作させる駆動軸を有したモータを使用しているため、振れ抑制装置の構造が大型化し、狭隘部に振れ抑制装置を配置することが難しかった。また、振れ抑制装置及びエレベーター装置の全体構成も複雑になっていた。
本発明の目的は、モータを使用することがない簡単な構成で、かごを停止させることなく、長尺物の振れを抑制することができるようにしたエレベーター装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明のエレベーター装置は、昇降路内に、長尺物を用いてかごと釣合おもりを互いに異なる方向に昇降駆動するよう構成されている。そして、エレベーター装置は、昇降路の内壁面に設置された長尺物振れ抑制装置と、かご又は釣合おもりに設けられた復帰用係合部とを備える。
長尺物振れ抑制装置は、構造枠と、回転軸と、長尺物接触体と、複数のばねと、制御部と、保持部とを有する。構造枠は、互いに対向する2つの側面部と、前記2つの側面部に形成されたガイド溝とを有する。回転軸は、ガイド溝に案内されて移動可能に配置されている。長尺物接触体は、回転軸を中心に回転し、長尺物側へ突出して長尺物の振れを抑制する振れ抑制位置と、昇降路の内壁面側に配置される待機位置とに移動可能である。
複数のばねは、長尺物接触体と構造枠に取り付けられ、長尺物接触体が振れ抑制位置に位置した状態で張力が釣り合う。制御部は、長尺物が閾値まで振れたときに動作指令を出力する。保持部は、待機位置に配置された長尺物接触体又は長尺物接触体が待機位置に配置された場合の回転軸を保持し、動作指令を受けて長尺物接触体又は回転軸の保持を開放する。構造枠のガイド溝は、回転軸の水平方向の位置が変位するように当該回転軸の移動を案内する。また、復帰用係合部は、かご又は釣合おもりの昇降により、長尺物接触体に係合して当該長尺物接触体を待機位置へ移動させる。
本発明によれば、モータを使用せずに長尺物接触体を動作させるため、簡単な構成で長尺物の振れを抑制することができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置を示す概略構成図である。 図1に示すエレベーター装置におけるかごが階床に停止した状態の昇降路の断面図である。 図1に示すエレベーター装置におけるかごが階床間に位置した状態の昇降路の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置における長尺物振れ抑制装置の振れ抑制状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベーター装置における長尺物振れ抑制装置の待機状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る長尺物振れ抑制装置を示す斜視図である。
以下、長尺物として主索を対象とした場合の実施形態を図面に基づいて説明する。また、本発明は以下の例に限定されるものではない。
1.第1の実施形態
1−1 エレベーター装置の全体構成
図1は、本実施形態のエレベーター装置1を示す概略構成図である。図2は、かご2が階床に停止した状態の昇降路の断面図である。図3は、かご2が階床間に位置した状態の昇降路の断面図である。
図1に示すように、エレベーター装置1は、昇降路100内を昇降するかご2及び釣合おもり3と、機械室110に配置された巻上機5と、主索6と、コンペンロープ7と、長尺物振れ抑制装置8とを備えている。
[昇降路]
昇降路100は、かご2が昇降するための通路となる空間であり、建物内部の各階を上下方向に貫いて設けられている。昇降路100の内壁面には、かご2の昇降を案内する一対のかご用ガイドレール12A,12B(図2参照)が取り付けられている。また、昇降路100の壁面における各階に相当する高さ位置には、各階に通じる乗り場ドア(図示を省略する)が設けられている。
[かご]
かご2は、人や荷物を載せるためのものであり、昇降路100内においては、主索6に支持された状態で収容されている。かご2の下部には、コンペンロープ7が取り付けられている。そして、かご2は、昇降路100の内壁面に設けられた一対のかご用ガイドレール12A,12Bに案内されて昇降路100内を上下方向に昇降する。
また、かご2の側面には、乗り場ドアに対応する位置に、かごドア(図示を省略する)が設けられている。かご2が各階に停止した際に、かごドア及び乗り場ドアが開くことで、かご2への人や荷物の乗り降りが行われる。
さらに、かご2の上部には、ガイドローラ押し上げ部10が設けられている。ガイドローラ押し上げ部10は、かご2の上昇により長尺物振れ抑制装置8の後述するガイドローラ35A,35Bに係合する。
また、かご2の下部には、ガイドローラ押し下げ部11が設けられている。ガイドローラ押し下げ部11は、かご2の下降により長尺物振れ抑制装置8の後述するガイドローラ35A,35Bに係合する。ガイドローラ押し上げ部10及びガイドローラ押し下げ部11は、本発明に係る復帰用係合部の一具体例を示す。
[釣合おもり]
釣合おもり3は、かご2との釣り合いをとるために設けられたものであり、主索6に支持された状態で昇降路100内に収容されている。すなわち、主索6は、かご2と釣合おもり3とを連結している。また、釣合おもり3の底部には、コンペンロープ7が取り付けられている。したがって、釣合おもり3の下部とかご2の下部は、コンペンロープ7によって連結されている。
昇降路100内には、一対の釣合おもり用ガイドレール13A,13B(図2参照)が、昇降路100の上下方向に延在するように設けられている。これにより、釣合おもり3は、一対の釣合おもり用ガイドレール13A,13Bに案内されて昇降路100内を上下方向に昇降する。
[巻上機及び制御部]
巻上機5は、昇降路100の上部に設けられた機械室110に配置されている。この巻上機5は、主索6が巻き掛けられる綱車を有しており、主索6を介してかご2及び釣合おもり3をつるべ式に昇降させる。また、機械室110には、長尺物振れ抑制装置8を動作させるための制御部4が設置されている。この制御部4は、巻上機5の駆動を制御する制御部と一体に構成されている。
[長尺物振れ抑制装置]
長尺物振れ抑制装置8は、昇降路100の内壁面のうち、階床間に位置する部分の出入口側面に設置されている。この長尺物振れ抑制装置8は、平常時、つまり非動作時に折り畳まれた待機状態になり、かご2が近傍を通過しても接触しない構造となっている。そして、長尺物振れ抑制装置8は、長周期地震等が発生して建物が揺れ、主索6の振れが閾値まで振れたと判断されたとき、昇降路100内に展開した振れ抑制状態になり、主索6の振れが一定以上に大きくならないように抑制する。
図2に示すように、かご2が階床に停止した状態では、昇降路100内の四方内壁のうち、かご2のドア面と向き合う内壁にシル14が設置されている。一方、図3に示すように、昇降路100の階床間におけるシル14を設置した内壁面には、長尺物振れ抑制装置8が設置されている。
長尺物振れ抑制装置8は、図2に示したシル14の突き出し寸法以下のサイズに設計されている。そのため、昇降路100を拡大することなく長尺物振れ抑制装置8の設置が可能であり、また、既設のエレベーター装置に長尺物振れ抑制装置8を追加して設置することも可能である。
1−2 長尺物振れ抑制装置の構成
次に、本実施形態における長尺物振れ抑制装置8の構成について説明する。図4は、長尺物振れ抑制装置8の振れ抑制状態を示す斜視図である。また、図5は、長尺物振れ抑制装置の待機状態を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、長尺物振れ抑制装置8は、構造枠21と、回転軸22と、長尺物接触体23と、複数のばね24A,24B,25A,25Bと、上述の制御部4と、第1保持部27A,27Bと、第2保持部28A,28Bとを有する。
[構造枠]
構造枠21は、裏面部21Aと、裏面部に連続する2つの側面部21B,21Cを有している。裏面部21Aは、縦長の四角形に形成された板体からなり、一方の平面が昇降路100の内壁面のうちの出入口側面に対向し、他方の平面が主索6側を向いている。2つの側面部21B,21Cは、裏面部21Aにおける水平方向の両側の辺に連続しており、裏面部21Aの他方の平面に対して略垂直に突出している。
2つの側面部21B,21Cは、それぞれ縦長の四角形に形成された板体からなり、互いの平面が対向している。2つの側面部21B,21Cの裏面部21Aから突出する長さ(水平方向に延びる辺の長さ)は、図2および図3で説明したようにシル14の突き出し寸法以下である。待機状態において、2つの側面部21B,21C間には、回転軸22、長尺物接触体23、及び複数のばね24A,24B,25A,25Bが収納される(図5参照)。
2つの側面部21B,21Cには、略L字状(く字状)のガイド溝31A,31Bが形成されている。このガイド溝31A,31Bは、両端部がそれぞれ上端と下端になっており、鈍角となる中央部が上端及び下端よりも裏面部21A側に配置されている。すなわち、ガイド溝31A,31Bは、中央部から上端及び下端に向かうにつれて主索6に近づく方向に傾斜している。
[回転軸]
回転軸22は、丸棒状に形成されており、軸心が側面部21B,21Cの平面に対して略垂直に交差している。回転軸22の両端部は、ガイド溝31A,31Bに移動可能に係合されている。また、回転軸22は、ガイド溝31A,31Bに係合することにより、側面部21B,21Cに回転可能に支持されている。
[長尺物接触体]
長尺物接触体23は、回転軸22の両端部に連結された腕部33A,33Bと、腕部33A,33Bを連結する連結部材34を有している。この長尺物接触体23は、回転軸22を中心に回転し、主索6側へ突出して主索6の振れを抑制する振れ抑制位置と、昇降路100の内壁面側(構造枠21の裏面部21A側)に配置される待機位置とに移動可能に構成されている。
なお、長尺物接触体23が待機位置に配置されると、長尺物振れ抑制装置8は、図5に示す待機状態になり、長尺物接触体23が振れ抑制位置に配置されると、長尺物振れ抑制装置8は、図4に示す振れ抑制状態になる。

腕部33A,33Bは、回転軸22の軸方向に対して略垂直に延びる角柱状に形成されており、互いに適当な距離を空けて対向している。腕部33A,33Bの長手方向の一端部は、回転軸22に連結されており、腕部33A,33Bの長手方向の他端部は、自由端になっている。
腕部33A,33Bにおける長手方向の中央部には、ガイドローラ35A,35Bが設けられている。ガイドローラ35A,35Bは、腕部33A,33Bの互いに対向する面と反対側の面に取り付けられている。ガイドローラ35A,35Bの回転軸は、回転軸22と略平行に延びている。
ガイドローラ35A,35Bは、かご2に設けたガイドローラ押し上げ部10又はガイドローラ押し下げ部11と係合する。ガイドローラ35A,35Bがガイドローラ押し上げ部10と係合した場合は、長尺物接触体23がかご2の上昇に連動して押し上げられる。一方、ガイドローラ35A,35Bがガイドローラ押し下げ部11と係合した場合は、長尺物接触体23がかご2の下降に連動して押し下げられる。
腕部33A,33Bにおける自由端側の端部には、把持部36A,36Bが設けられている。把持部36A,36Bは、腕部33A,33Bの互いに対向する面と反対側の面から突出する円柱状に形成されている。把持部36A,36Bは、長尺物振れ抑制装置8を待機状態にした場合に、第1保持部27A,27B又は第2保持部28A,28Bと係合する。
連結部材34は、ガイドローラ35A,35Bと把持部36A,36Bとの間において、腕部33A,33Bを連結している。連結部材34は、角柱状に形成されており、回転軸22の軸方向と略平行に延びている。そして、連結部材34の両端は、腕部33A,33Bの互いに対向する面に固定されている。
腕部33A,33Bの自由端側と連結部材34は、略U字状(コ字状)の接触部37を形成している。この接触部37は、主索6が振れた場合にその主索6と接触する。接触部37の内側(内壁面)には、主索6を損傷させないために回転ローラ38A,38Bおよび回転ローラ39が設けられている。
回転ローラ38A,38Bは、腕部33A,33Bの自由端側と対向している。これら回転ローラ38A,38Bの回転軸は、腕部33A,33Bの長手方向と略平行になっている。また、回転ローラ39は、連結部材34の長手方向と略平行になっている。
なお、接触部37の内側(内壁面)に設けるものは、主索6の損傷を防ぐものであればよく、例えば、ウレタン等のクッション材を適用してもよい。しかし、主索6が接触部37に接触した状態で昇降することも考えられる。したがって、主索6の昇降に応じて回転するローラは、ローラ自体及び主索の摩耗や損傷を防ぐことができるため好ましい。
[複数のばね]
ばね24Aは、腕部33Aと構造枠21における裏面部21Aの上部に連結されている。ばね24Bは、腕部33Bと構造枠21における裏面部21Aの上部に連結されている。ばね25Aは、腕部33Aと構造枠21における裏面部21Aの下部に連結されている。また、ばね25Bは、腕部33Bと構造枠21における裏面部21Aの下部に連結されている。
複数のばね24A,24B,25A,25Bは、図4に示す長尺物振れ抑制装置8が振れ抑制状態である場合に、張力が釣り合うように配置および構成されている。すなわち、複数のばね24A,24B,25A,25Bは、長尺物接触体23が振れ抑制位置に配置された状態で張力が釣り合うように配置および構成されている。長尺物接触体23が振れ抑制位置に配置されると、腕部33A,33Bは、長手方向が水平方向と略平行になり、主索6側に突き出る。また、回転軸22は、ガイド溝31A,31Bの中央部に位置する。
[保持部]
第1保持部27A,27Bは、構造枠21における側面部21B,21Cの上部に設けられている。第1保持部27A,27Bは、フック状に形成されており、側面部21B,21Cに回転可能に支持されている。第2保持部28A,28Bは、構造枠21における側面部21B,21Cの下部に設けられている。第2保持部28A,28Bは、第1保持部27A,27Bと同様に、フック状に形成されており、側面部21B,21Cに回転可能に支持されている。
第1保持部27A,27B及び第2保持部28A,28Bは、図5に示す長尺物振れ抑制装置8が待機状態である場合に、長尺物接触体23の把持部36A,36Bを保持する。そして、制御部4(図1参照)から動作指令が出力された場合に回転し、把持部36A,36Bを開放する。すなわち、第1保持部27A,27B及び第2保持部28A,28Bは、長尺物接触体23の把持部36A,36Bを保持する場合に保持位置(図5参照)まで回転し、把持部36A,36Bを開放する場合に開放位置(図4参照)まで回転する。
1−3 長尺物振れ抑制装置の動作
次に、本実施形態における長尺物振れ抑制装置8の動作について、図4及び図5を参照して説明する。
平常時、つまり長尺物振れ抑制装置8の非動作時は、図5に示すように、長尺物振れ抑制装置8が待機状態になっている。このとき、回転軸22は、ガイド溝31A,31Bの下端部に位置しており、長尺物接触体23は、待機位置に配置され、腕部33A,33Bの自由端側を上方に向けて構造枠21内に収容されている。すなわち、長尺物接触体23は、待機位置において、構造枠21の2つの側面部21B,21C間に収容されている。
また、長尺物振れ抑制装置8の待機状態において、長尺物接触体23の把持部36A,36Bは、第1保持部27A,27Bに保持されており、長尺物接触体23及び回転軸22の回転が係止されている。その結果、長尺物振れ抑制装置8の待機状態が維持されている。
なお、図示しないが、長尺物振れ抑制装置8の待機状態は、腕部33A,33Bの自由端側が下方を向く場合もある。このとき、回転軸22は、ガイド溝31A,31Bの上端部に位置し、長尺物接触体23は、腕部33A,33Bの自由端側を下方に向けて構造枠21内に収容される。すなわち、長尺物接触体23は、腕部33A,33Bの自由端側が下方を向く待機位置に配置される場合もある。
この場合は、長尺物接触体23の把持部36A,36Bが第2保持部28A,28Bに保持され、長尺物接触体23及び回転軸22の回転が係止される。その結果、長尺物振れ抑制装置8の待機状態が維持される。
例えば、建物が揺れて主索6が閾値まで振れると、制御部4(図1参照)が動作指令を出力する。これにより、第1保持部27A,27Bが開放位置まで回転し、把持部36A,36Bを開放する。その結果、ばね25A,25Bの張力により回転軸22がガイド溝31A,31Bに沿って上昇すると共に、回転軸22及び長尺物接触体23が回転する。このとき、回転軸22の水平方向の位置が裏面部21A側に徐々に変位するため、回転軸22及び長尺物接触体23は、腕部33A,33Bの自由端側が主索6側に変位するように回転する。
そして、回転軸22がガイド溝31A,31Bの中央部に位置し、腕部33A,33Bの長手方向が水平方向と略平行になると、複数のばね24A,24B,25A,25Bの張力が釣り合う。つまり、長尺物接触体23が振れ抑制位置に配置された状態で複数のばね24A,24B,25A,25Bの張力が釣り合う。これにより、回転軸22及び長尺物接触体23の回転が停止すると共に、回転軸22のガイド溝31A,31Bに沿う移動が停止して、長尺物振れ抑制装置8の振れ抑制状態が維持される。
長尺物振れ抑制装置8の振れ抑制状態において主索6が振れると、昇降路100の中央側に突き出された長尺物接触体23の接触部37における回転ローラ38A,38B及び回転ローラ39に接触する。その結果、主索6の振れが抑制される。このとき、回転ローラ38A,38B及び回転ローラ39は、回転自在であるため、主索6が接触しても主索6を損傷することはない。
長尺物振れ抑制装置8の待機状態(非動作状態)への復帰は、かご2の昇降動作によって行われる。例えば、かご2が長尺物振れ抑制装置8よりも下方に位置している場合は、かご2が上昇することにより、ガイドローラ押し上げ部10(図1参照)がガイドローラ35A,35Bに係合して長尺物接触体23を押し上げる。これにより、回転軸22及び長尺物接触体23が回転すると共に、ばね25A,25Bの張力により回転軸22がガイド溝31A,31Bに沿って下降する。
一方、把持部36A,36Bが第1保持部27A,27Bで保持できる位置に移動したことは、かご2の位置から検知される。把持部36A,36Bが第1保持部27A,27Bで保持できる位置に移動したことが検知されると、制御部4は、第1保持部27A,27Bに動作指令を送る。
動作指令を受けた第1保持部27A,27Bは、保持位置まで回転して把持部36A,36Bを保持する。これにより、長尺物接触体23は、待機位置で保持される。その結果、長尺物振れ抑制装置8が待機状態に復帰し、その待機状態が維持される。
長尺物振れ抑制装置8の振れ抑制状態において、かご2が長尺物振れ抑制装置8よりも上方に位置している場合は、かご2が下降することにより、ガイドローラ押し下げ部11(図1参照)がガイドローラ35A,35Bに係合して長尺物接触体23を押し下げる。これにより、回転軸22及び長尺物接触体23が回転すると共に、ばね24A,24Bの張力により回転軸22がガイド溝31A,31Bに沿って上昇する。
そして、把持部36A,36Bが第2保持部28A,28Bで保持できる位置に移動したことが検知されると、制御部4は、第2保持部28A,28Bに動作指令を送る。動作指令を受けた第2保持部28A,28Bは、保持位置まで回転して把持部36A,36Bを保持する。これにより、長尺物接触体23は、待機位置で保持される。その結果、長尺物振れ抑制装置8が待機状態に復帰し、その待機状態が維持される。
長尺物振れ抑制装置8の位置に対し、かご2が上方、下方のどちらに位置する場合でも、かご2が長尺物振れ抑制装置8の位置を通過してガイドローラ押し上げ部10、又はガイドローラ押し下げ部11がガイドローラ35A,35Bに係合する。そして、ガイドローラ押し上げ部10、又はガイドローラ押し下げ部11が少なくとも長尺物振れ抑制装置8を通過する際に、制御部4が巻上機5に低速運転指令を送る。これにより、かご2が低速運転され、係合の際の衝突荷重を低減し、振動や騒音を抑制することができる。また、かご2が低速運転を行うことで、長尺物振れ抑制装置8の待機状態復帰動作、第1保持部27A,27B、又は第2保持部28A,28Bの保持動作がより確実に、且つ円滑に実施される。なお、低速運転は、通常時にかご2を昇降させる通常運転よりも遅い速度でかご2を昇降させる運転である。
上述した第1実施形態では、主索6が閾値まで振れたときに動作指令を出す制御部4と、動作指令を受け動作する第1保持部27A,27B及び第2保持部28A,28Bを設けた。そして、第1保持部27A,27B又は第2保持部28A,28Bが把持部36A,36Bを開放した際に、回転軸22及び長尺物接触体23を移動させる複数のばね24A,24B,25A,25Bを設けた。
しかし、本発明に係る長尺物振れ抑制装置としては、回転軸22及び長尺物接触体23に対して同様に作用するように構成した他のばねを用いることもできる。また、ばねの本数は、4本に限定されるものではなく、ばね係数やばねを取り付ける位置等を考慮して、適宜設定することができる。さらに、腕部33A,33Bと回転軸22との連結構造や、腕部33A,33Bと連結部材34との連結構造は、適宜変更することができる。
長周期地震等により建物が揺れた場合は、建物の揺れに主索が共振して振れることがある。この場合に共振階回避運転等を行うことにより、主索の振れが大きくなり難くする技術は従来からある。しかし、従来の技術では、主索の振れが一定値以上になった場合に、エレベーター装置を一時停止または運転休止する必要がある。
そこで、本発明では、長周期地震等が発生して建物が揺れて、主索6の振れが閾値まで達したと判断した場合に、長尺物振れ抑制装置8を動作させる。この長尺物振れ抑制装置8は、昇降路100内に長尺物接触体23を展開して、主索6の振れを抑制する構成であるため、主索6が一定以上大きく振れることを防止することができる。
しかも、本発明では、かご2にガイドローラ押し上げ部10及びガイドローラ押し下げ部11を設けて、長尺物接触体23を押し上げる又は押し下げることにより、長尺物振れ抑制装置8を待機状態に復帰させる。その結果、かご2を昇降動作させることで長尺物振れ抑制装置8を簡単に待機状態に復帰させることができると共に、従来のようにエレベーター装置1を一時停止または運転休止する必要がない。
さらに、長尺物振れ抑制装置8の待機状態における厚さ寸法を、シル14の突き出し寸法よりも小さくしているため、昇降路100におけるドア側内壁面の階床間に長尺物振れ抑制装置8を設置しても、長尺物振れ抑制装置8がかご2の昇降を妨害しないようにすることができる。
このような構成によれば、モータ等の大型の駆動装置を使用することがないので、狭いスペースに長尺物振れ抑制装置8を設置することができる。そして、主索6などの長尺物が振れても、かご2を停止させることなく長尺物振れ抑制装置8によって長尺物の振れを抑制することができる。
2.第2の実施形態
長尺物振れ抑制装置の構成
次に、第2の実施形態における長尺物振れ抑制装置48の構成について説明する。図6は、長尺物振れ抑制装置48の振れ抑制状態を示す斜視図である。
第2の実施形態に係る長尺物振れ抑制装置48は、第1の実施形態に係る長尺物振れ抑制装置8と同様の構成を有しており、長尺物振れ抑制装置48が長尺物振れ抑制装置8と異なる構成は、長尺物接触体53のみである。そのため、ここでは、長尺物接触体53について説明し、長尺物振れ抑制装置8と同じ構成には、同一の符号を付けて、詳細な説明を省略する。
[長尺物接触体]
長尺物接触体53は、回転軸22の両端部に連結された腕部63A,63Bと、腕部63A,63Bを連結する連結部材64を有している。腕部63A,63Bは、回転軸22の軸方向に対して略垂直に延びる円柱状に形成されており、互いに適当な距離を空けて対向している。腕部63A,63Bの軸方向の一端部は、回転軸22に連結されており、腕部33A,33Bの軸方向の他端部は、自由端になっている。
腕部33A,33Bにおける長手方向の中央部には、ガイドローラ35A,35Bが設けられている。また、腕部33A,33Bにおける自由端側の端部には、把持部36A,36Bが設けられている。
連結部材64は、ガイドローラ35A,35Bと把持部36A,36Bとの間において、腕部63A,63Bを連結している。連結部材64は、円柱状に形成されており、回転軸22の軸方向と略平行に延びている。そして、連結部材64の軸方向の両端は、腕部63A,63Bに接続されている。
腕部63A,63Bの自由端側と連結部材64は、略U字状(コ字状)の接触部67を形成している。この接触部67は、主索6が振れた場合にその主索6と接触する。腕部63A,63B及び連結部材64は、円柱状に形成されているため、主索6の振れを抑制する場合に接触による主索6の損傷を防止することができる。
第2の実施形態に係る長尺物接触体53では、第1の実施形態に係る長尺物接触体23に設けた回転ローラ38A,38B及び回転ローラ39を省略することができる。その結果、部品点数を削減することができ、製造コストの削減を図ることができる。
3.まとめ
上述したように、第1の実施形態及び第2の実施形態では、かご2にガイドローラ押し上げ部10と、ガイドローラ押し下げ部11を設け、長尺物振れ抑制装置8(48)が待機状態に復帰するための動力をかご2の昇降から得る構成とした。これにより、モータ等の駆動装置を設けずに長尺物接触体23(53)を回転させて、長尺物振れ抑制装置8(48)を待機状態にすることができる。
したがって、長尺物振れ抑制装置8(48)の小型化を実現することができ、狭いスペースに長尺物振れ抑制装置8(48)を設置することができる。また、主索6などの長尺物が振れても、かご2を停止させることなく、長尺物の振れを抑制することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、長尺物振れ抑制装置8(48)の待機状態において、長尺物接触体23(53)が構造枠21の2つの側面部21B,21C間に収容されている。これにより、待機状態における長尺物振れ抑制装置8(48)の薄型化を図ることができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、回転軸22と、回転軸22を中心に回転し、長尺物側へ突出して長尺物の振れを抑制する振れ抑制位置と、昇降路100の内壁面側に配置される待機位置とに移動可能な長尺物接触体23(53)を備えている。そして、長尺物接触体23(53)は、待機位置において、折り畳まれた待機状態になる。したがって、階床間の狭いスペースに長尺物振れ抑制装置8(48)を設置することができる。
また、構造枠21を用いて長尺物振れ抑制装置8(48)をユニット化したため、構造枠21を昇降路100の内壁に取り付けるだけで長尺物振れ抑制装置8(48)を設置することができる。その結果、設置作業時に長尺物振れ抑制装置8(48)における各構成部品の位置調整が不要になり、設置作業の作業性を向上させることができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、長尺物振れ抑制装置8(48)が昇降路100の内壁面のうち、階床間に位置する部分の出入口側面に設置されている。昇降路100内の階床間であって出入口側は、既設の装置が少なく、また、長尺物振れ抑制装置8が振れ抑制状態になる際に既設の装置が邪魔になることも稀である。そのため、長尺物振れ抑制装置8(48)を、階床間に位置する部分の出入口側面に設置することで、昇降路100内における従来の装置(既設の装置)のレイアウトの変更を少なくすることができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、構造枠21の厚さ寸法、すなわち側面部21B,21Cの水平方向に延びる辺の長さ(寸法)は、シル14における昇降路100の内部側への突き出し寸法以下にした。これにより、昇降路100を拡大することなく、長尺物振れ抑制装置8(48)を設置することができる。また、既設のエレベーター装置に長尺物振れ抑制装置8(48)を追加して設置することが可能となる。
また、上述した第1及び第2実施形態では、主索6に対して振れ抑制を行う長尺物振れ抑制装置8(48)を付設した。しかし、本発明に係る長尺物振れ抑制装置としては、長尺物が主索に限定されるものではなく、例えば、主索6以外の長尺物であるコンペンロープ7や、ガバナロープ(不図示)、テールコード(不図示)などの振れを抑制するために設置することもできる。
さらに、主索やコンペンロープに適用する場合において、かご側主索、かご側コンペンロープ、釣合おもり側主索、かご側コンペンロープというように主要な構成要素に分割し、分割部毎にそれぞれ本発明に係る長尺物振れ抑制装置を設置してもよい。また、本発明に係る長尺物振れ抑制装置は、必ずしも昇降路の出入口側内壁に設置する必要は無く、対象となる長尺物に応じて適切な位置に設置することができる。
なお、長尺物毎に張力や線種、振動モードが異なるため、かごの停止時における固有周期は、長尺物毎、設置部位毎に異なる。そこで、建物の固有周期と各長尺物の固有周期が一致した際に長尺物の振れが最も大きくなる位置(例として、主索6の場合は振れが生じる部分のほぼ中間位置が最も大きく振れる)、或いはその近傍に、本発明に係る長尺物振れ抑制装置を設置することが望ましい。
このように長尺物振れ抑制装置を設置することにより、各長尺物が建物の揺れに共振して大きく振れる前に長尺物振れ抑制装置によって振れを抑制することができる。そのため、長尺物が昇降路内に設置された機器に接触したり引っ掛ったりすることを防止できる。さらに、長周期地震や強風により建物が揺れた際に長尺物の振れによる被害を考慮してエレベーター装置を停止させる必要がなく、また、建物の揺れが収まった後の点検作業も不要になる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述の実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、上述した実施形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
例えば、上述の第1及び第2の実施形態では、長尺物接触体23(53)に把持部36A,36Bを設け、その把持部36A,36Bを第1保持部27A,27B又は第2保持部28A,28Bによって保持する構成にした。しかし、本発明に係る保持部としては、長尺物接触体23(53)の腕部33A,33B(63A,63B)を直接保持するものであってもよく、また、ガイドローラ35A,35Bを保持するものであってもよい。さらに、本発明に係る保持部としては、回転軸22を保持するものであってもよい。
また、上述の第1及び第2の実施形態では、ガイド溝31A,31Bを略L字状(く字状)に形成した。しかし、本発明に係るガイド溝としては、略L字状(く字状)に限定されず、回転軸の移動を案内して回転軸の水平方向の位置を変位させるものであればよく、例えば、円弧状であってもよい。
本発明に係るガイド溝としては、長尺物振れ抑制装置を待機状態から振れ抑制状態にする場合に、回転軸の水平方向の位置が長尺物(主索)から遠ざかるように回転軸を案内するとよい。これにより、長尺物振れ抑制装置を待機状態から振れ抑制状態にする場合に、長尺物接触体の接触部側が長尺物(主索)に近づく方向に変位するため、回転軸及び長尺物接触体を、接触部が長尺物に対向する方向へ円滑に回転させることができる。
1…エレベーター装置、2…かご、 3…釣合おもり、 4…制御部、 5…巻上機、 6…主索、 7…コンペンロープ、 8,48…長尺物振れ抑制装置、 10…ガイドローラ押し上げ部(復帰用係合部)、 11…ガイドローラ押し下げ部(復帰用係合部)、 12A,12B…かご用ガイドレール、 13A…釣合おもり用ガイドレール、 14…シル、 21…構造枠、 21A…裏面部、 21B,21C…側面部、 22…回転軸、 23,53…長尺物接触体、 27A,27B…第1保持部、 28A,28B…第2保持部、 31A,31B…ガイド溝、 33A,33B,63A,63B…腕部、 34,64…連結部材、 35A,35B…ガイドローラ、 36A,36B…把持部、 37,67…接触部、 38A,38B,39…回転ローラ、 100…昇降路、 110…機械室

Claims (8)

  1. 昇降路内に、長尺物を用いてかごと釣合おもりを互いに異なる方向に昇降駆動するよう構成したエレベーター装置において、
    前記昇降路の内壁面に設置された長尺物振れ抑制装置と、
    前記かご又は前記釣合おもりに設けられた復帰用係合部と、を備え、
    前記長尺物振れ抑制装置は、
    互いに対向する2つの側面部と、前記2つの側面部に形成されたガイド溝とを有する構造枠と、
    前記ガイド溝に案内されて移動可能に配置された回転軸と、
    前記回転軸を中心に回転し、長尺物側へ突出して前記長尺物の振れを抑制する振れ抑制位置と、前記昇降路の内壁面側に配置される待機位置とに移動可能な長尺物接触体と、
    前記長尺物接触体と前記構造枠に取り付けられ、前記長尺物接触体が振れ抑制位置に位置した状態で張力が釣り合う複数のばねと、
    前記長尺物が閾値まで振れたときに動作指令を出力する制御部と、
    前記待機位置に配置された前記長尺物接触体又は前記長尺物接触体が前記待機位置に配置された場合の前記回転軸を保持し、前記動作指令を受けて前記長尺物接触体又は前記回転軸の保持を開放する保持部と、を有し、
    前記ガイド溝は、前記回転軸の水平方向の位置が変位するように当該回転軸の移動を案内し、
    前記復帰用係合部は、前記かご又は前記釣合おもりの昇降により、前記長尺物接触体に係合して当該長尺物接触体を前記待機位置へ移動させる
    ことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記長尺物接触体は、前記待機位置において前記構造枠の前記2つの側面部間に収容される
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記制御部は、前記かご又は前記釣合おもりが昇降して前記長尺物接触体を前記待機位置へ移動させる際に、前記かごを低速運転させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベーター装置。
  4. 前記長尺物振れ抑制装置は、前記昇降路の内壁面のうち階床間位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
  5. 前記長尺物振れ抑制装置は、前記昇降路の内壁面に設置される構成要素が前記構造枠に取り付けられて支持される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
  6. 前記長尺物振れ抑制装置は、前記長尺物接触体が待機位置に配置された場合に、前記昇降路の出入口面に構成されているシルの突き出し寸法以下になる
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記長尺物振れ抑制装置は、対象とする前記長尺物の振れがもっとも大きくなると想定される高さ位置もしくはその近傍に設置される
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
  8. 前記ガイド溝は、前記長尺物接触体を前記待機位置から前記振れ抑制位置へ移動させる場合に、前記回転軸を前記長尺物から遠ざかるように案内する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のエレベーター装置。
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