JP6480840B2 - エレベータ及びエレベータの管制運転方法 - Google Patents

エレベータ及びエレベータの管制運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータ及びエレベータの管制運転方法に関する。
一般に、ビル又はマンション等で使用されるエレベータには、ロープ式のエレベータが採用されることが多い。このロープ式のエレベータでは、昇降路内に、例えば、乗りかごと釣合おもりとを連結する主ロープ、乗りかごと釣合おもりとの重量バランスを調整するための釣合ロープ、乗りかご又は釣合おもりの速度を検出するために用いられる調速機ロープ等の長尺物が配置されている。各長尺物は、巻上機や調速機と対応するプーリとの間において、固定や支持がされていない。そのため、地震や強風等による建物揺れの影響により長尺物が振れることがあった。
また、近年、建築構造物(以下、単に「建物」と称する)の高層化が進んでいる。しかしながら、建物の高さが高くなると、長尺物の長さも長くなり、その結果、建物揺れの固有周期及び長尺物の振れの固有周期も長くなる。そして、地震(特に長周期地震動)や強風等による建物揺れの周期と、長尺物の固有周期とが一致した場合(いわゆる共振が生じた場合)には、長尺物の固有周期が長いほど、長尺物が大きく振れる傾向にある。それゆえ、長尺物が昇降路内で大きく振れた場合、振れた長尺物が、昇降路内に設置された機器や突起物に、接触したり、引っ掛かったりするおそれがあった。
そこで、従来、上記問題をするための技術が種々提案されている。例えば特許文献1には、地震又は強風等により建物揺れが発生した場合に、建物又は昇降路内に設置された振動計が検出した信号に基づいて、昇降路の変位に対する長尺物の相対変位を演算し、該演算情報から長尺物が大きく振れていると推定されたときには乗りかごを最寄り階に緊急停止させる技術が提案されている。
また、従来、長尺物の振れ(揺れ)を抑制する技術も種々提案されている。例えば、特許文献2には、長尺物端部を振る装置を設け、該装置により、振れている長尺物の位相とは逆位相で長尺物端部を振り、長尺物の振れを減衰させる技術が提案されている。さらに、例えば、特許文献3には、主ロープ及び釣合ロープに張力を加える専用の装置を設け、センサによって主ロープ及び釣合ロープの振れが検出された場合には、専用の装置により主ロープ及び釣合ロープに張力を加え、主ロープ及び釣合ロープの振れを抑える技術が提案されている。
特開2009−143679号公報 特開2014−159328号公報 特開2014−156298号公報
上述のように、従来、エレベータにおいて、長尺物の振れを直接的に抑制するための技術が種々提案されている。しかしながら、例えば、特許文献2及び3等で提案されている技術では、長尺物の振れを抑制するための専用の機器又は装置を別途設ける必要があり、専用装置(機器)の設置場所(例えば昇降路や機械室など)のスペースを拡大させる必要があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、エレベータにおいて、地震や強風等に起因する長尺物の振れを抑制するための専用の機器又は装置を設けることなく、より簡易な構成で、長尺物の振れを抑制できる技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、建物内に形成された昇降路内を昇降する乗りかごと、乗りかごに連結され、乗りかごを昇降路内に吊す主ロープと、主ロープを駆動することにより乗りかごを昇降路内で昇降させる巻上機と、建物の揺れを検出する揺れ検出部と、巻上機を駆動して乗りかごの昇降動作を制御する制御部とを備えるエレベータ及びその管制運転方法とする。そして、本発明では、制御部は、揺れ検出部の検出結果に基づいて、乗りかごを着床させて乗客を乗りかごの外部に退避させる管制運転を行い、管制運転において、乗りかごの外部に乗客を退避させた後、巻上機を駆動して乗りかごを昇降方向に沿って一方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせた後に、昇降方向に沿って他方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせ、この一連の乗りかごの加減速動作の制御を、揺れ検出部により建物の揺れが検出されている間、繰り返して行うことを特徴とする。
本発明のエレベータ及びエレベータの管制運転方法では、管制運転において、乗りかごの外部に乗客を退避させた後、巻上機を駆動して乗りかごを昇降方向に沿って加減速動作させることにより、長尺物の振れを抑制する。それゆえ、本発明によれば、従来のように、長尺物の振れを抑制するための専用の機器又は装置を設けることなく、より簡易な構成で、長尺物の振れを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータに設けられた各種長尺物の巻き掛け態様を示す図である。 本発明の一実施形態に係るエレベータが備える長尺物の振れ抑制機能の処理手法の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係るエレベータ及びエレベータの管制運転手法の内容について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[エレベータの全体構成]
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るエレベータの構成について説明する。図1は、本実施形態のエレベータの概略構成図であり、図2は、各種長尺物の巻き掛け態様を示す図である。
エレベータ1は、図1及び図2に示すように、乗りかご4と、釣合おもり6と、巻上機7と、反らせ車8と、釣合ロープ用プーリ10と、調速機11と、2つの張り車13,17と、2つの接続部材14,18と、釣合おもり用調速機15とを備える。また、エレベータ1は、主ロープ5、釣合ロープ9、調速機ロープ12及び釣合おもり用調速機ロープ16等の各種長尺物を備える。さらに、エレベータ1は、揺れ検出部20と、制御部30とを備える。
なお、乗りかご4及び釣合おもり6は、建物内に形成された昇降路2内に配置され、昇降路2内を昇降する。釣合ロープ用プーリ10及び2つの張り車13,17は、昇降路2内の底部近傍に配置される。また、巻上機7、反らせ車8、調速機11、釣合おもり用調速機15、揺れ検出部20及び制御部30は、昇降路2の上部に設けられた機械室2a内に設置される。なお、反らせ車8は巻上機7の近傍に配置される。
また、図1及び図2には詳細に示さないが、本実施形態のエレベータ1では、制御部30は、それにより制御される各部及びエレベータ1の状態を検出するための各部と電気的に接続されている。例えば、制御部30は、巻上機7、揺れ検出部20等と電気的に接続されている(図1中の破線参照)。
[各部の構成]
乗りかご4は、中空の略直方体状の形状を有し、その内部に、乗客や荷物が載せられる。乗りかご4の側面には不図示の戸が設けられる。この戸は、平常運転時には、主に、乗りかご4内に設けられた不図示の操作パネルを乗客が操作することにより開閉され、管制運転時には、制御部30の制御により開閉される。また、乗りかご4の外側の側面にはスライダ4aが設けられ、スライダ4aは、昇降路2内に設けられたガイドレール3に摺動可能に支持される。それゆえ、乗りかご4は、ガイドレール3に沿って昇降路2内を昇降する。
主ロープ5は、複数本のロープにより構成される。主ロープ5は、図1及び2に示すように、機械室2aに設置された巻上機7及び反らせ車8に巻き掛けられている。また、主ロープ5の一方の端部は乗りかご4の上部に連結され、他方の端部は釣合おもり6の上部に連結される。すなわち、乗りかご4及び釣合おもり6は、巻上機7及び反らせ車8を介して、主ロープ5により、つるべ式に懸垂される。
釣合おもり6の重量は、本実施形態では、無積載時の乗りかご4の重量に乗りかご4の積載可能重量の半分の重量を加えたものとほぼ同じ重量に設定されているものとする。そのため、乗りかご4内に物や人が最大積載重量の半分の重量で積載された時、乗りかご4側の主ロープ5にかかる張力と、釣合おもり6側の主ロープ5にかかる張力との比率は1となる。このような構成にすることにより、乗りかご4内に物や人が積載されていない無積載時、又は、乗りかご4内に物や人が最大積載された最大積載時に、巻上機7の出力トルクが最大となるが、巻上機7の動作に必要な出力を最も低く抑えることが可能になる。なお、釣合おもり6の重量は、本実施形態の例に限定されず、エレベータ1の仕様等に応じて適宜設定することができる。
巻上機7は、主ロープ5を介して乗りかご4及び釣合おもり6を昇降させる。具体的には、巻上機7は、出力したトルクを主ロープ5を介して乗りかご4及び釣合おもり6に伝達し、乗りかご4及び釣合おもり6を昇降路2内で上下方向(図2中の矢印Aの方向)に昇降駆動する。
釣合ロープ9は、複数本のロープにより構成される。釣合ロープ9は、図2に示すように、昇降路2の底部近傍に配置された釣合ロープ用プーリ10に巻き掛けられている。また、釣合ロープ9の一方の端部は乗りかご4の下部に連結され、他方の端部は釣合おもり6の下部に連結される。
なお、釣合ロープ9は、主ロープ5との重量バランスをとるために設けられたロープである。釣合ロープ9を設けることにより得られる具体的な効用は、次の通りである。
エレベータ1の運転において乗りかご4及び釣合おもり6の昇降移動が長くなると、巻上機7を支点にした場合の乗りかご4側の主ロープ5の長さが乗りかご4の位置により変化する。この場合、乗りかご4側の主ロープ5に対してその自重によりかかる張力と、釣合おもり6側の主ロープ5に対してその自重によりかかる張力との差が大きくなり、その結果、巻上機7から主ロープ5への摩擦伝達に不足が生じてしまう可能性がある。このような状況を解消するために、本実施形態では、乗りかご4及び釣合おもり6の下部に懸垂する釣合ロープ9を設ける。この釣合ロープ9の自重により、乗りかご4側の主ロープ5の自重によりかかる張力と釣合おもり6側の主ロープ5の自重によりかかる張力との差を小さくすることができる。なお、本実施形態では、釣合ロープ9の重さは、例えば、主ロープ5の重さと等しい重さ、又は、ほぼ等しい重さに設定することができる。
調速機11は、乗りかご4の移動速度が規定値を超えた場合にそれを検出し、乗りかご4を緊急停止させる。
調速機ロープ12は、その延在方向の両端部が互いに連結されたロープ、すなわち、無端状のロープで構成される。調速機ロープ12は、図1及び2に示すように、機械室2aに設けられた調速機11、及び、昇降路2内の底部近傍に配置された張り車13に巻き掛けられている。また、調速機ロープ12の一部分は、接続部材14を介して乗りかご4に接続される。これにより、調速機ロープ12は、乗りかご4の昇降動作に合わせて調速機11と張り車13との間を循環移動する。
釣合おもり用調速機15は、釣合おもり6の移動速度が規定値を超えた場合にそれを検出し、乗りかご4を緊急停止させる。
釣合おもり用調速機ロープ16は、その延在方向の両端部が互いに連結されたロープ、すなわち、無端状のロープで構成される。釣合おもり用調速機ロープ16は、図2に示すように、機械室2aに設けられた釣合おもり用調速機15、及び、昇降路2内の底部近傍に配置された張り車17に巻き掛けられている。また、釣合おもり用調速機ロープ16の一部分は、接続部材18を介して釣合おもり6に接続される。これにより、釣合おもり用調速機ロープ16は、釣合おもり6の昇降動作に合わせて釣合おもり用調速機15と張り車17との間を循環移動する。
揺れ検出部20は、地震(特に長周期地震動)や強風等の衝撃により建物に生じた建物揺れ(特に、長周期の建物揺れ)を検出する。そして、揺れ検出部20は、検出した建物揺れに関する情報を制御部30に出力する。なお、揺れ検出部20を構成する建物揺れの検出装置は、建物揺れを検知できる装置であれば、任意の装置を用いることができる。例えば、建物揺れの加速度を建物揺れに関する情報として検出する装置を用いることができる。
なお、本実施形態では、揺れ検出部20を機械室2a内に配置する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。揺れ検出部20の配置位置は、例えば、採用する建物揺れの検出装置の種別(検出原理)、機械室2aの有無等の構成条件に応じて適宜変更することができる。
制御部30は、例えばCPU(Central Processing Unit)やメモリ等をLSI(Large-scale Integration)チップに集積した回路(マイコン)を含んで構成され、エレベータ1の運転動作全般を制御する。例えば、制御部30は、乗りかご4により乗客や荷物を運搬する平常運転の動作を制御するとともに、地震や火災等の災害時に行う管制運転の動作も制御する。また、制御部30は、例えば、揺れ検出部20で検出された建物揺れに関する情報等の非常時を示す情報に基づいて、平常運転及び管制運転間の切り替える制御も行う。なお、本実施形態のエレベータ1は、後述するように、管制運転時に、長尺物の振れを抑制する機能(以下、「長尺物の振れ抑制機能」という)を有するが、この長尺物の振れ抑制機能の動作制御もまた、制御部30が行う。
[エレベータの管制運転時における長尺物の振れ抑制機能]
次に、本実施形態のエレベータ1において、管制運転時に実行される長尺物の振れ抑制機能の内容について説明する。
(1)長尺物の振れ抑制機能の概要
まず、本実施形態のエレベータ1により実行される長尺物の振れ抑制機能の動作概要を説明する。本実施形態では、制御部30が、揺れ検出部20で検出された建物揺れに関する情報に基づいて、地震や強風等に起因する建物揺れ(長尺物の振れ)を検知した場合、運転を管制運転に切り替える。そして、管制運転が開始されると、まず、制御部30は、乗りかご4を最寄り階に移動させて停止し(着床させ)、乗りかご4の戸(扉)を開けて乗客等を乗りかご4の外部に退避させる。次いで、乗客等が乗りかご4の外部に退避した後、制御部30は、乗りかご4の戸を閉じ、長尺物の振れ抑制機能を作動させる。
次いで、長尺物の振れ抑制機能の作動が開始されると、制御部30は、昇降路2内において、建物揺れが検知されている期間、絶えず、乗りかご4をその昇降方向(上下方向)に沿って加減速動作させる。なお、この乗りかご4の加減速動作は、制御部30が巻上機7を駆動制御することにより実行される。
この制御部30による乗りかご4の加減速制御により、長尺物にかかる張力を間断なく変化させて、長尺物の固有周期を絶え間なく変化させることができる。この結果、この張力の連続的な変化により、長尺物の振れ(共振)を抑制することができ、長尺物の振れ(共振)が長期間続くことを防止することができる。
次いで、建物揺れが検出されなくなると、制御部30は、長尺物の振れ抑制機能の作動を終了し、平常運転の再開が可能であるか否かを自動診断する。そして、この自動診断により平常運転の再開が可能であると判定された場合には、制御部30は、平常運転を再開し、平常運転の再開が不可能であると判定された場合には、制御部30は、エレベータ1の運転を停止する。
(2)長尺物の振れ抑制機能の処理手法
次に、本実施形態のエレベータ1において管制運転時に行われる、長尺物の振れ抑制機能の処理手法の一例を、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態のエレベータ1において実行される長尺物の振れ抑制機能の一処理例の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部30は、平常運転中に、揺れ検出部20から入力される建物揺れに関する情報に基づいて、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されたか否かを判別する(ステップS1)。なお、この処理は、平常運転中に随時行ってもよいし、定期的に行ってもよい。また、この処理では、例えば、制御部30は建物揺れに関する情報に基づいて各長尺物の振れの量を演算により推定(予測)し、該推定された振れ量と所定の閾値とを比較して、地震や強風等に起因する長尺物の振れが発生しているか否かを判別してもよい。また、例えば、この処理では、制御部30は、揺れ検出部20から入力される建物揺れに関する情報と該情報の閾値とを比較して、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されたか否かを判別してもよい。
ステップS1において、制御部30が、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されなかったと判別した場合(ステップS1がNO判定の場合)、制御部30は、平常運転を継続する(ステップS2)。一方、ステップS1において、制御部30が、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されたと判別した場合(ステップS1がYES判定の場合)、制御部30は、平常運転を管制運転に切り替える(ステップS3)。
ステップS3の処理後、制御部30は、巻上機7を駆動して、乗りかご4を最寄り階まで移動させ、乗りかご4を最寄り階に停止(着床)させる(ステップS4)。次いで、制御部30は、乗りかご4の戸を開く(ステップS5)。この処理により、乗りかご4内の乗客等を外部に退避させることが可能になる。次いで、乗りかご4の戸の開放から所定の時間が経過後、又は、乗りかご4内に設けられた不図示のセンサの検出結果に基づいて、乗りかご4内に乗客等が居ないと制御部30が判断した場合には、制御部30は、乗りかご4の戸を閉じる(ステップS6)。
次いで、制御部30は、ステップS4で乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階であるか否かを判別する(ステップS7)。
なお、「非共振階」とは、乗りかご4がその階に停止している際の主ロープ5や釣合ロープ9等の長尺物の振れの固有周期が、建物揺れの固有周期と異なり、建物揺れの影響を受けにくい階(長尺物が建物揺れに共振しない階)のことである。それゆえ、乗りかご4が非共振階に停止していれば、昇降路2内に存在する各長尺物の振れは大きく成長しない。
本実施形態では、非共振階に関する位置情報は、エレベータ1の設計段階で求められている。非共振階の位置情報は、建物揺れの固有周期及び各長尺物の振れの固有周期の情報に基づいて求められるが、これらの各固有周期の情報は、設計段階において、建物の構造、エレベータ1の設置構造(仕様)等に基づいて予め求められている。それゆえ、本実施形態では、エレベータ1の設計段階で求められている非共振階の情報及び乗りかご4の現在の停止位置の情報に基づいて、制御部30は、ステップS7の判別処理を行う。
なお、乗りかご4の現在の停止位置の情報は、例えば、巻上機7による主ロープ5の巻き上げ量等の情報に基づいて取得することができる。また、本実施形態では、乗りかご4の位置を検出するための位置検出装置を別途設け、制御部30は、該位置検出装置により検出される乗りかご4の位置情報に基づいて、乗りかご4の現在の停止位置を把握してもよい。
また、長尺物の振れの固有周期は、長尺物にかかる張力や長さ等により変化するので、本実施形態のように、ロープ(長尺物)の長さや自重が互いに異なる複数種のロープ(長尺物)を有するエレベータ1では、各ロープ(長尺物)の振れの固有周期も互いに異なる。また、例えば、主ロープ5に対しては、乗りかご4の位置に応じて、支点となる巻上機7から乗りかご4までの長さが変わり、乗りかご4側の主ロープ5にかかる張力も変化する。さらに、乗りかご4の重量に応じて乗りかご4側の主ロープ5にかかる張力も変化する。そこで、本実施形態では、設計段階において、乗りかご4の位置や乗りかご4の重量に対応する主ロープ5の振れの固有周期も予め求められている。
それゆえ、本実施形態では、建物揺れ検知時には、設計段階で予め求められている非共振階の情報を用いてステップS7の判別処理を行う例を説明したが、本発明はこれに限定されず、予め求められている各ロープ(長尺物)の振れの固有周期に基づいて、非共振階の位置を推定し、ステップS7の判別処理を行ってもよい。
ここで、再度、ステップS7の処理に戻って、ステップS7において、制御部30が、ステップS4で乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階であると判別した場合(ステップS7がYES判定の場合)、制御部30は、最寄り階(乗りかご4の停止階)において、乗りかご4の停止動作を継続する(ステップS8)。すなわち、ステップS4で乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階である場合には、制御部30は、建物揺れが収まるまで乗りかご4を非共振階で待機させるような制御を行う。そして、その後、制御部30は、後述のステップS10の処理を行う。
一方、ステップS7において、制御部30が、ステップS4で乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階でないと判別した場合(ステップS7がNO判定の場合)、制御部30は、乗りかご4をその昇降方向(上下方向)に沿って加減速させる制御を開始又は継続する(ステップS9)。すなわち、制御部30は、この処理により、長尺物の振れ抑制機能の作動開始又は作動継続の処理を行う。なお、ステップS6の処理後にステップS9が行われる場合には、制御部30は、ステップS9の処理において、長尺物の振れ抑制機能の作動の開始する制御を行い、後述のステップS10の処理後にステップS9が行われる場合には、制御部30は、ステップS9の処理において、長尺物の振れ抑制機能の作動を継続する制御を行う。
本実施形態では、長尺物の振れ抑制機能の作動が開始されると、乗りかご4に対して次のような加減速動作を行う。まず、制御部30は、乗りかご4を上方向及び下方向の一方の方向に、加速、減速及び停止(方向変換)の動作を行わせる。次いで、制御部30は、上方向及び下方向の他方の方向に、乗りかご4を加速、減速及び停止(方向変換)の動作を行わせる。そして、その後、制御部30は、この一連の加減速動作を長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されている期間、絶えず(継続的に)繰り返す。
なお、上述した本実施形態の乗りかご4に対する加減速動作において、加速期間及び減速期間の乗りかご4の加速度や移動距離(移動時間)は、例えば、揺れ検出部20で検出された長尺物の振れ(建物揺れ)の大きさや、乗りかご4の停止位置(乗りかご4側の主ロープ5の長さ)、乗りかご4の重量等の情報に基づいて、適宜設定することができる。また、本実施形態では、上方向への乗りかご4の加速動作及び減速動作における乗りかご4の加速度や移動距離(移動時間)、すなわち、上方向への乗りかご4の加減速態様は、下方向のそれと同じであってもよいし、異なっていてもよい。さらに、長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されている期間、乗りかご4の加減速態様(加速度及び移動距離(移動時間))は、一定であってもよいし、例えば、長尺物の振れ(建物揺れ)の大きさなどに応じて随時変化させてもよい。
ステップS8又はステップS9の処理後、制御部30は、揺れ検出部20から入力される建物揺れに関する情報に基づいて、建物揺れ(長尺物の振れ)が収束したか否かを判別する(ステップS10)。ステップS10において、制御部30が、建物揺れ(長尺物の振れ)が収束していないと判別した場合(ステップS10がNO判定の場合)、制御部30は、処理をステップS7に戻し、ステップS7以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS10において、制御部30が、建物揺れ(長尺物の振れ)が収束していると判別した場合(ステップS10がYES判定の場合)、制御部30は、乗りかご4に対する加減速動作の制御を停止する(ステップS11)。すなわち、制御部30は、この処理により、長尺物の振れ抑制機能の作動を停止する。なお、ステップS4で乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階であり、ステップS8の乗りかご4の停止継続処理を経由してステップS11の処理に至る場合には、制御部30は、ステップS11の動作は行わない。
次いで、制御部30は、自動診断処理を行う(ステップS12)。この自動診断処理では、安全確保のため、エレベータ1の平常運転が再開可能であるか否かを診断するための各種確認処理が行われる。具体的には、制御部30は、例えば、昇降路2内の機器や突起物への長尺物の引っ掛かりが有るか否かの確認処理、乗りかご4における異常音発生の有無の確認処理、釣合おもり6の異常の有無の確認処理等が行われる。
次いで、制御部30は、ステップS12で行った自動診断処理の結果に基づいて、エレベータ1の平常運転が再開可能であるか否かを判別する(ステップS13)。ステップS13において、制御部30が、平常運転が再開可能であると判別した場合(ステップS13がYES判定の場合)、制御部30は、自動復帰運転を開始する(ステップS14)。この処理により、エレベータ1の平常運転が自動復旧する。
一方、ステップS13において、制御部30が、平常運転の再開は不可能であると判別した場合(ステップS13がNO判定の場合)、制御部30は、エレベータ1の運転を停止する(ステップS15)。ステップS15の処理によりエレベータ1の運転が停止された場合、エレベータ1に対して、保守員によるメンテナンス、安全確認作業及び復旧作業等が行われた後、エレベータ1の平常運転が再開される。
本実施形態では、建物揺れ検知時には、上述のようにしてエレベータ1の管制運転が行われる。
上述のように、本実施形態では、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知され、長尺物の振れ抑制機能が作動した場合には、制御部30が巻上機7を制御して、乗りかご4を上下方向に加減速させる。そして、長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されている期間には、この乗りかご4の加減速動作(長尺物の振れ抑制機能)を絶えず実行する。その結果、長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されている期間、乗りかご4に連結された主ロープ5にかかる張力は間断なく変化し、各長尺物(主ロープ5、釣合ロープ9、調速機ロープ12及び釣合おもり用調速機ロープ16)の固有周期が絶えず変化する。
それゆえ、本実施形態では、地震や強風等に起因する長尺物の振れ(建物揺れ)が検知された場合には、上述した長尺物の振れ抑制機能を作動させることにより、各長尺物の振れを強制的に抑制することができる。すなわち、本実施形態では、従来のように長尺物の振れを抑制するための専用の機器又は装置を新たに設けることなく、より簡易な構成で、各長尺物の振れを抑制することができる。
また、本実施形態の長尺物の振れ抑制機能では、長尺物の振れ(建物揺れ)が検知されている期間、乗りかご4の加速、減速及び停止の動作を絶えず繰り返し、主ロープ5にかかる張力(各長尺物の固有周期)を絶えず変化させて、各長尺物の振れを抑制するので、より早期にエレベータ1を復旧させることができる。
さらに、本実施形態の管制運転では、図3に示すフローチャートで説明したように、乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階で無い場合には、制御部30は、乗りかご4の加減速動作を行い、乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階である場合には、制御部30は、乗りかご4を、その最寄り階で停止させたままにする(ステップS8参照)。このような処理を行った場合、建物揺れ検知時の管制運転において、乗りかご4を着床させた階(位置)に応じて好適な長尺物の振れ抑制手法を適用することができるので、効率的な長尺物の振れ抑制処理を実現することができる。なお、本発明はこれに限定されず、乗りかご4を停止させた最寄り階が非共振階である場合にも制御部30が乗りかご4の加減速動作を行う構成にしてもよい。
また、本実施形態の上記構成によれば、次のような効果も得られる。従来、建物揺れが検知された場合の対処手法として、長尺物の振れが大きくなる前に乗客を乗りかごから降ろした後、乗りかごを非共振階まで移動させ、長尺物の振れを大きくしないようにする手法も提案されている。しかしながら、この従来の手法では、乗りかごを非共振階に移動させるまでの距離が長く、移動時間が長くなる場合、乗りかごが非共振階に移動するまでに共振が発生し、長尺物の振れが大きくなるおそれもある。
また、エレベータ内に複数種の長尺物が存在する場合、各長尺物の固有周期が異なるので、エレベータの昇降路内において、全ての長尺物が非共振となる位置(又は、全ての長尺物の振れが平均的に小さくなる位置)の範囲は、非常に狭くなるので、非共振階の決定処理に時間がかかる場合もある。それゆえ、上述した乗りかごを非共振階に移動させる手法において、各長尺物の振れを予測して非共振階を決定するなどの処理を行った後、客を乗りかごから降ろし、乗りかごを非共振階まで移動させる場合には、時間が足りず、乗りかごが非共振階に移動する前に、長尺物の振れが大きくなるおそれもある。
それに対して、上述した本実施形態の長尺物の振れ抑制機能では、乗客を最寄り階で乗りかご4から降ろした後、乗りかご4を非共振階に移動させる動作は行わず、最寄り階で乗りかご4を上下方向に加減速動作させ、各長尺物の振れを抑制する。また、上述した本実施形態の長尺物の振れ抑制機能では、従来のように、非共振階の決定処理を行う必要もない。それゆえ、本実施形態によれば、上述した乗りかごを非共振階に移動させる従来の手法で発生し得る問題を解消することができる。
[各種変形例]
本発明に係るエレベータ及びエレベータの管制運転手法は、上記実施形態の例に限定されず、例えば、次のような各種変形例も含まれる。
上記実施形態では、長尺物の振れ抑制機能が作動している間、乗りかご4の上下方向(昇降方向)への加減速動作(加速、減速及び停止(方向変換)の一連の動作)を間断なく繰り返し、各長尺物にかかる張力を絶えず変化させる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、乗りかご4の加速動作と減速動作との間に速度一定で乗りかご4を移動させる動作を行ってもよいし、停止動作を所定期間継続するような構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、揺れ検出部20により検出された建物揺れに関する情報に基づいて(例えば、該情報から各長尺物の振れの量を演算により推定等して)、長尺物の振れを検出する例(図3に示すフローチャート中のステップS1参照)を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、長尺物の振れを直接検出可能な振れ検出器を別途設けてもよい。なお、長尺物の振れ検出器は、例えば光センサ等を用いて構成することができる。
また、上記実施形態の管制運転手法では、図3に示すフローチャート中のステップS7の処理において、ステップS4で乗りかご4を停止(緊急停止)させた最寄り階が非共振階であるか否かを判別し、この判別結果に基づいて、長尺物の振れ抑制機能を作動させるか否かを判別する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS7の処理において、制御部30は、乗りかご4が最寄り階に停止しているときの長尺物の振れと所定の閾値とを比較する判定処理を行い、長尺物の振れが所定の閾値を超えている場合に長尺物の振れ抑制機能を作動させる構成にしてもよい。なお、この際、乗りかご4が最寄り階に停止しているときの長尺物の振れは、例えば、揺れ検出部20の検出結果に基づいて算出してもよいし、別途、長尺物の振れ検出器を設け、長尺物の振れを直接検出してもよい。このような構成にした場合、非共振階に関する情報が予め求められていないエレベータや、管制運転時に非共振階の位置を算出するような処理機能を備えないエレベータにおいても、本発明の長尺物の振れ抑制機能を適用することができる。
以上、本発明の一実施形態及びその各種変形例に係るエレベータ及びエレベータの管制運転手法につて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得る。
例えば、上記した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置(エレベータ)の構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上述した制御に係る各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上述した制御に係る各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。なお、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報(データ)は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
1…エレベータ、2…昇降路、2a…機械室、4…乗りかご、5…主ロープ、6…釣合おもり、7…巻上機、8…反らせ車、9…釣合ロープ、10…釣合ロープ用プーリ、11…調速機、12…調速機ロープ、13…張り車、14…接続部材、15…釣合おもり用調速機、16…釣合おもり用調速機ロープ、17…張り車、18…接続部材、20…揺れ検出部、30…制御部

Claims (3)

  1. 建物内に形成された昇降路内を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごに連結され、前記乗りかごを前記昇降路内に吊す主ロープと、
    前記主ロープを駆動することにより前記乗りかごを前記昇降路内で昇降させる巻上機と、
    前記建物の揺れを検出する揺れ検出部と、
    前記巻上機を駆動して前記乗りかごの昇降動作を制御する制御部とを備えるエレベータにおいて、
    前記制御部は、前記揺れ検出部の検出結果に基づいて、前記乗りかごを着床させて乗客を前記乗りかごの外部に退避させる管制運転を行い、該管制運転において、前記乗りかごの外部に乗客を退避させた後、前記巻上機を駆動して前記乗りかごを昇降方向に沿って一方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせた後に、前記昇降方向に沿って他方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせ、この一連の前記乗りかごの加減速動作の制御を、前記揺れ検出部により前記建物の揺れが検出されている間、繰り返して行うことを特徴とする
    エレベータ。
  2. 前記制御部は、前記乗りかごを着床させた位置が非共振階である場合には、前記乗りかごの外部に乗客を退避させた後、前記乗りかごに対する前記加減速動作を行わずに、その位置に前記乗りかごを停止させたままにすることを特徴とする
    請求項1に記載のエレベータ。
  3. 建物内に形成された昇降路内を昇降する乗りかごと、前記乗りかごに連結され、前記乗りかごを前記昇降路内に吊す主ロープと、前記主ロープを駆動することにより前記乗りかごを前記昇降路内で昇降させる巻上機と、前記建物の揺れを検出する揺れ検出部と、前記巻上機を駆動して前記乗りかごの昇降動作を制御する制御部とを備えるエレベータの管制運転方法において、
    前記制御部は、前記揺れ検出部の検出結果に基づいて、前記乗りかごを着床させて乗客を前記乗りかごの外部に退避させる管制運転を行い、該管制運転において、前記乗りかごの外部に乗客を退避させた後、前記巻上機を駆動して前記乗りかごを昇降方向に沿って一方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせた後に、前記昇降方向に沿って他方の方向に、加速、減速及び停止の動作を行わせ、この一連の前記乗りかごの加減速動作の制御を、前記揺れ検出部により前記建物の揺れが検出されている間、繰り返して行うことを特徴とする
    エレベータの管制運転方法。
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