JP5610974B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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この発明は、共通の昇降路内に複数のかごが設けられているマルチカー方式のエレベータ装置に関するものである。
近年、建物の高層化に伴い、エレベータ装置を高速化・大容量化し、輸送量をアップさせることが求められている。これに対して、2階建てのかごを持つダブルデッキ方式のエレベータや、共通の昇降路内に複数のかごが設けられているマルチカー方式のエレベータが提案されている。
しかし、ダブルデッキ方式のエレベータは、シャトル運転時の大量輸送には向くものの、運行の自由度に欠ける。また、互いに隣接する階の階高が変化する場合は、下かごと上かごとの間隔を調整する機構が必要となる。
一方、マルチカー方式のエレベータは、かご同士の衝突を避けるために、各かごの動きが制約されるので、一度に大量の乗客を運ぶシャトル運転には不向きである。
そこで、これら両者の特徴を具備する方式として、2台のかごを上下に連結したり、切り離したりすることが可能なマルチカー方式のエレベータも提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許第4158306号公報 特開平8−12205号公報 特開平5−201642号公報
しかし、特許文献1に示されたエレベータでは、かごを連結運転するための機械的な連結装置が必要であり、構成が複雑であり、コストが高くなる。また、かごの連結・切り離しに時間がかかり、運行効率が低下する。さらに、互いに隣接する階の階高が変化する場合は、下かごと上かごとの間隔を調整する機構が必要となる。また、特許文献2に示されたエレベータでは、2台のかごを連結して運転するか、1台のかごのみで運転するかしか選択できず、2台のかごを独立して運転することができず、運行の自由度に欠ける。さらに、特許文献3に示されたエレベータは、リニアモータで駆動される2台のかごを、故障時の救出のために連結して運転するものであり、特許文献1と同様に、機械的な連結装置が必要である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご同士を機械的に連結する機構や上下のかごの間隔を調整する機構を用いず、シャトル運転に対応することができ、かつ運行の自由度を向上させることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、共通の昇降路内に設けられている複数のかご、かごをそれぞれ独立して昇降させる複数の駆動装置、駆動装置を制御することによりかごの運行を制御するエレベータ制御装置、及びかごの位置及び速度に関する情報に基づいてかごの状態を監視し、異常が検出された場合にかごを安全な状態に移行させる安全制御装置を備え、エレベータ制御装置の運転モードには、かごをそれぞれ独立して走行させる独立運転モードと、かごを互いに近接した状態で一体的に同期して走行させる同期運転モードとが含まれており、安全制御装置には、独立運転モードに対応した独立運転安全基準と、同期運転モードに対応した同期運転安全基準とが設定されており、安全制御装置は、エレベータ制御装置の運転モードの切換に応じて、独立運転安全基準と同期運転安全基準とを切り替えて異常の有無を判断する。
この発明のエレベータ装置は、エレベータ制御装置の運転モードに独立運転モードと同期運転モードとが含まれており、エレベータ制御装置の運転モードの切換に応じて、独立運転安全基準と同期運転安全基準とを切り替えて異常の有無が判断されるので、かご同士を機械的に連結する機構や上下のかごの間隔を調整する機構を用いず、同期運転モードによりシャトル運転に対応することができ、また、独立運転モードにより運行の自由度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるマルチカー方式のエレベータ装置を示す構成図である。 図1のエレベータ装置の同期運転モードでの運転状態を示す構成図である。 独立運転モードにおけるかごの走行開始時の占有区間の設定状態を示す説明図である。 独立運転モードにおけるかごの走行中の占有区間の設定状態を示す説明図である。 待機中のかごに対する占有区間の設定状態を示す説明図である。 独立運転モードから同期運転モードへ切り替える際の占有区間の設定状態を示す説明図である。 第1及び第2のかごを上下に隣接する階に待機させたときの占有区間の設定状態を示す説明図である。 同期運転モードにおけるかごの走行開始時の占有区間の設定状態を示す説明図である。 独立運転モードにおけるかごの走行中の占有区間の設定状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるマルチカー方式のエレベータ装置を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるマルチカー方式のエレベータ装置を示す構成図である。図において、共通の昇降路1内には、第1のかご(下かご)2と、第1のかご2に対応する第1の釣合おもり3と、第2のかご(上かご)4と、第2のかご4に対応する第2の釣合おもり5とが設けられている。第2のかご4は、第1のかご2の上方(真上)に設けられている。
昇降路1の上部には、第1のかご2及び第1の釣合おもり3を昇降させる第1の駆動装置(第1の巻上機)6と、第2のかご4及び第2の釣合おもり5を昇降させる第2の駆動装置(第2の巻上機)7とが設置されている。各駆動装置6,7は、駆動シーブと、駆動シーブを回転させるモータと、駆動シーブの回転を制動するブレーキとをそれぞれ有している。第1及び第2のかご2,4は、駆動装置6,7により、昇降路1内をそれぞれ独立して昇降される。
第1の駆動装置6の駆動シーブには、第1の懸架手段8が巻き掛けられている。第1のかご2及び第1の釣合おもり3は、第1の懸架手段8により昇降路1内に吊り下げられている。第2の駆動装置7の駆動シーブには、第2の懸架手段9が巻き掛けられている。第2のかご4及び第2の釣合おもり5は、第2の懸架手段9により昇降路1内に吊り下げられている。
懸架手段8,9としては、例えば複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。また、この例では、かご2,4及び釣合おもり3,5は、1:1ローピング方式で吊り下げられている。
第1のかご2の上部には、第1の緩衝装置(下かごバッファ)10が取り付けられている。第2のかご4の下部には、第2の緩衝装置(上かごバッファ)11が取り付けられている。
かご2,4の運行は、エレベータ制御装置12により制御される。エレベータ制御装置12は、第1の駆動装置6を制御する第1の駆動制御装置13と、第2の駆動装置7を制御する第2の駆動制御装置14と、乗場からの呼びに対するかご2,4の割当を行う運行制御装置15とを有している。駆動制御装置13,14は、互いの情報を通信可能になっている。
エレベータ制御装置12には、呼びに関する情報と、かご2,4の位置及び速度に関する情報とが入力される。運行制御装置15は、乗場の呼びボタン(UP/DOWN)が操作されると、その情報と、かご2,4の位置及び速度等の情報とに基づいて、かご2,4のどちらを割り当てるかを決定する。そして、割当を決定したかご2,4に対応する駆動制御装置13,14に対して、運行指令を出力する。
第1のかご2の状態は、第1の安全制御装置16により監視されている。第1の安全制御装置16は、第1のかご2の位置及び速度に関する情報に基づいて第1のかご2の状態を監視し、異常が検出された場合に第1のかご2を安全な状態に移行させる。このため、第1の安全制御装置16には、第1のかご2の位置信号p1と速度信号s1とが入力される。これらの信号は、エレベータ制御装置12を通さずに第1の安全制御装置16に直接入力される。
第2のかご4の状態は、第2の安全制御装置17により監視されている。第2の安全制御装置17は、第2のかご4の位置及び速度に関する情報に基づいて第2のかご4の状態を監視し、異常が検出された場合に第2のかご4を安全な状態に移行させる。このため、第2の安全制御装置17には、第2のかご4の位置信号p2と速度信号s2とが入力される。これらの信号は、エレベータ制御装置12を通さずに第2の安全制御装置17に直接入力される。
この例では、第1の駆動制御装置13、第2の駆動制御装置14、運行制御装置15、第1の安全制御装置16、及び第2の安全制御装置17は、それぞれ独立したマイクロコンピュータを有している。
第1の安全制御装置16には、第1のかご2の目的階に関する情報や、第2のかご4の位置、速度及び目的階に関する情報も入力される。同様に、第2の安全制御装置17には、第2のかご4の目的階に関する情報や、第1のかご2の位置、速度及び目的階に関する情報も入力される。
安全制御装置16,17は、検出された異常の度合いに応じて、かご2,4を最寄り階に停止させるための指令を駆動制御装置13,14に出力したり、かご2,4を非常停止させるための指令を駆動装置6,7に出力したりする。
また、安全制御装置16,17には、呼びに関する情報が入力される。安全制御装置16,17は、運行制御装置15とは独立して、乗場からの呼びに対するかご2,4の割当を行う。運行制御装置15で決定された割当に関する情報は、安全制御装置16,17に出力される。安全制御装置16,17は、安全制御装置16,17で決定した割当と運行制御装置15で決定した割当とを比較し、両者が一致しなかった場合にはかご2,4の運行を禁止する。
安全制御装置16,17は、かご2,4の運行が決定されると、かご2,4の現在位置から目的階までの間をかご2,4の位置に応じて滑らかに変化する過速度検出パターンを設定する。そして、安全制御装置16,17は、かご2,4の走行中、かご2,4の速度が過速度検出パターンの設定値を超えないかどうかを監視し、過速度が検出されるとかご2,4を急制動させる。
安全制御装置16,17は、過速度検出パターンを複数段階設定してもよい。例えば、第1の過速度検出パターンと、第1の過速度検出パターンよりも値が大きい第2の過速度検出パターンとを設定し、第1の過速度検出パターンの設定値を超えた場合と、第2の過速度検出パターンの設定値を超えた場合とで、異なる制動手段を動作させてもよい。また、安全制御装置16,17は、懸架手段8,9の張力やかご2,4の落下加速度等の情報に基づいて、かご2,4の落下を検出し、かご2,4を直接制動する非常止め装置を動作させてもよい。
安全制御装置16,17は、自信の故障を検出可能となっており、故障が検出された場合には、最寄り階に停止させるための指令を駆動制御装置13,14に出力する。
次に、運転モードについて説明する。エレベータ制御装置12の運転モードには、かご2,4をそれぞれ独立して走行させる独立運転モードと、かご2,4を互いに近接した状態で一体的に同期して走行させる同期運転モードとが含まれている。図1は独立運転モードでの運転状態を示しており、図2は同期運転モードでの運転状態を示している。
安全制御装置16,17には、独立運転モードに対応した独立運転安全基準と、同期運転モードに対応した同期運転安全基準とが設定されている。安全制御装置16,17は、エレベータ制御装置12の運転モードの切換に応じて、独立運転安全基準と同期運転安全基準とを切り替えて異常の有無を判断する。
また、安全制御装置16,17は、呼びに応じて走行するかご2,4に対して、独立運転安全基準と同期運転安全基準とで異なる占有区間(他のかごの進入を禁止する区間)を設定するとともに、かご2,4の走行中に占有区間同士が重ならないかを監視する。さらに、安全制御装置16,17は、独立運転安全基準として、エレベータ制御装置12に対して占有区間同士が重なるようなかご2,4の走行を禁止する。
図3は独立運転モードにおけるかご2,4の走行開始時の占有区間の設定状態を示す説明図である。安全制御装置16,17は、独立運転安全基準における占有区間として、かご2,4の現在位置から目的階までの区間を設定する。また、占有区間は、かご2,4を非常停止させるために必要な距離だけ上下に拡張されて設定される。
図4は独立運転モードにおけるかご2,4の走行中の占有区間の設定状態を示す説明図である。かご2,4の走行中は、占有区間が逐次変化する。即ち、かご2,4が通過した領域は占有区間から逐次解放され、かご2,4が目的階に近づくにつれて占有区間は徐々に短縮される。
図5は待機中のかご2,4に対する占有区間の設定状態を示す説明図である。呼びが発生しておらず待機している状態のかご2,4に対しては、非常停止させるために必要な距離をかご2,4の上下に確保した範囲が占有区間に設定される。
図6は独立運転モードから同期運転モードへ切り替える際の占有区間の設定状態を示す説明図である。独立運転モードから同期運転モードへ切り替える際には、第2のかご4を待機させた状態で、第2のかご4が停止している階の隣の階に第1のかご2を移動させる。このとき、第1のかご2を待機させ、第2のかご4を第1のかご2に近づけてもよい。
図7は第1及び第2のかご2,4を上下に隣接する階に待機させたときの占有区間の設定状態を示す説明図である。第1のかご2を第2のかご4に近づける運転中も、第1及び第2のかご2,4を上下に隣接する階に停止させたときにも、第1のかご2の占有区間と第2のかご4の占有区間とは重なることはない。
図8は同期運転モードにおけるかご2,4の走行開始時の占有区間の設定状態を示す説明図、図9は独立運転モードにおけるかご2,4の走行中の占有区間の設定状態を示す説明図である。安全制御装置16,17は、同期運転安全基準における占有区間として、上下に隣接するかご2,4同士が衝突せずに非常停止可能な範囲を設定する。従って、同期運転安全基準における占有区間の範囲は、独立運転安全基準における占有区間の範囲よりも小さく設定されることになる。
また、エレベータ制御装置12は、同期運転モードでは、走行方向の先頭側に位置するかご2,4から順に所定の時間おきに走行を開始させる。例えば、図9では、かご2,4が上方向へ走行されるため、上側に位置する第2のかご4が走行を開始してから所定時間後に第1のかご2が走行を開始する。逆に、下方向へ走行する場合には、第1のかご2が先に走行を開始することになる。
安全制御装置16,17は、独立運転モードでのかご2,4の走行中、互いに隣接するかご2,4同士の衝突を避けるために、かご2,4の絶対速度及び相対速度の少なくとも1つから規定される独立運転安全距離を下回ってかご2,4同士が近づいた場合に、かご2,4を制動停止させる指令を出す。
但し、かご2,4に緩衝装置10,11を設置したことにより、かご2,4の絶対速度及び相対速度が規定値以下であれば、かご2,4同士が独立運転安全距離を下回って接近することを可能となっている。
安全制御装置16,17は、同期運転モードでのかご2,4の走行中、互いに隣接するかご2,4同士の衝突を避けるために、かご2,4の絶対速度及び相対速度の少なくとも1つから規定される危険速度を超えた場合に、かご2,4を制動停止させる指令をほぼ同期して出す。
このようなエレベータ装置では、エレベータ制御装置12の運転モードに独立運転モードと同期運転モードとが含まれており、エレベータ制御装置12の運転モードの切換に応じて、独立運転安全基準と同期運転安全基準とを切り替えて異常の有無が判断されるので、かご2,4同士を機械的に連結する機構や上下のかご2,4の間隔を調整する機構を用いず、ダブルデッキエレベータの運行形態と同様の同期運転モードにより、一度に大容量輸送を行うシャトル運転に対応することができ、また、独立運転モードにより運行の自由度を向上させ運行効率を高めることができる。
実施の形態2.
次に、図10はこの発明の実施の形態2によるマルチカー方式のエレベータ装置を示す構成図である。エレベータ制御装置12(図10では省略)の運転モードには、独立運転モード及び同期運転モードに加えて、縮退運転モードが含まれている。縮退運転モードでは、かご2,4の一方の運転が休止され、他方のみが呼びに応答して運行される。図10では、第1のかご2が昇降路1内の待避スペースで休止され、第2のかご4のみが運行されている。
縮退運転モードのとき、第1のかご2の運転を休止させる場合、昇降路1内の下端部が待避スペースに設定される。また、縮退運転モードのとき、第2のかご4の運転を休止させる場合、昇降路1内の上端部が待避スペースに設定される。
待避スペースの上部には、待避スペース用緩衝装置18が設置されている。待避スペース用緩衝装置18は、昇降路壁に対して固定されている。第2のかご4には、待避スペース用緩衝装置18に当接する緩衝装置当接部19が設けられている。何等かの異常により、第2のかご4が最下階よりも下方へ移動した場合、緩衝装置当接部19が待避スペース用緩衝装置18に当接し、第2のかご4の待避スペースへの侵入が阻止される。他の構成及び運転方法は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、運転モードに縮退運転モードが含まれているので、乗客の閑散時には、1台のかご4のみによるシングル運転を実施することができ、省エネ性を向上させることができる。
なお、第1及び第2の駆動制御装置13,14は1つの装置にまとめてもよい。
また、駆動制御装置13,14と運行制御装置15とを1つの装置にまとめてもよい。
さらに、第1及び第2の安全制御装置16,17を1つの装置にまとめてもよい。
さらにまた、ローピング方式は1:1ローピング方式に限定されるものではなく、例えば2:1ローピング方式であってもよい。
また、かごによって異なるローピング方式が混在してもよい。
さらに、上記の例では2台のかご2,4を用いたが、3台以上のかごを共通の昇降路1内に配置してもよい。この場合、かごを複数のグループに分け、グループ内のかごを同期運転しつつ、それぞれのグループは独立運転してもよい。また、縮退運転モードにおいて2台以上のかごを休止させてもよい。
さらにまた、占有区間の設定方法は上記の例に限定されず、例えば、独立運転モードにおいて走行開始時に設定した占有区間をかご2,4が目的階に到着するまで変化させずに維持してもよい。また、独立運転モードにおいて、かご2,4の走行とともに占有区間全体が移動するようにしてもよい。かご2,4の走行とともに占有区間を変化させる場合、占有区間の時間変化を考慮して、占有区間が重ならないような速度パターンを生成することも可能である。例えば、走行中のかごの占有区間が所定時間後に解放されることを考慮して、後発のかごの走行開始時間を遅らせたり、走行速度を下げたりすることにより、占有区間の干渉を時間的に回避して後発のかごの走行を可能にすることができる。
また、最も下に位置するかごの下側には必ずしも占有区間を拡張しなくてもよい。同様に、最も上に位置するかごの上側には必ずしも占有区間を拡張しなくてもよい。
1 昇降路、2 第1のかご、4 第2のかご、6 第1の駆動装置、7 第2の駆動装置、12 エレベータ制御装置、16 第1の安全制御装置、17 第2の安全制御装置。

Claims (5)

  1. 共通の昇降路内に設けられている複数のかご、
    前記かごをそれぞれ独立して昇降させる複数の駆動装置、
    前記駆動装置を制御することにより前記かごの運行を制御するエレベータ制御装置、及び
    前記かごの位置及び速度に関する情報に基づいて前記かごの状態を監視し、異常が検出された場合に前記かごを安全な状態に移行させる安全制御装置
    を備え、
    前記エレベータ制御装置の運転モードには、前記かごをそれぞれ独立して走行させる独立運転モードと、前記かごを互いに近接した状態で一体的に同期して走行させる同期運転モードとが含まれており、
    前記安全制御装置には、前記独立運転モードに対応した独立運転安全基準と、前記同期運転モードに対応した同期運転安全基準とが設定されており、
    前記安全制御装置は、前記エレベータ制御装置の運転モードの切換に応じて、前記独立運転安全基準と前記同期運転安全基準とを切り替えて異常の有無を判断し、
    前記安全制御装置は、呼びに応じて走行するかごに対して、前記独立運転安全基準と前記同期運転安全基準とで異なる占有区間を設定するとともに、前記かごの走行中に前記占有区間同士が重ならないかを監視し、
    前記同期運転安全基準における前記占有区間の範囲は、前記独立運転安全基準における前記占有区間の範囲よりも小さく設定されることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記安全制御装置は、前記独立運転安全基準として、前記エレベータ制御装置に対して前記占有区間同士が重なるような前記かごの走行を禁止することを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記安全制御装置は、前記独立運転安全基準における前記占有区間として、前記かごの現在位置から目的階までの区間を設定することを特徴とする請求項1又は請求項に記載のエレベータ装置。
  4. 前記安全制御装置は、前記同期運転安全基準における前記占有区間として、上下に隣接する前記かご同士が衝突せずに非常停止可能な範囲を設定することを特徴とする請求項から請求項までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. 前記エレベータ制御装置は、前記同期運転モードでは、走行方向の先頭側に位置する前記かごから順に所定の時間おきに走行を開始させることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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