JP5737427B2 - エレベータシステム - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータシステムに関するものである。
エレベータの昇降路内で上下に隣接するかごを着脱するエレベータシステムが提案されている。当該エレベータシステムによれば、昇降路スペースを増やすことなく、エレベータの輸送効率を高めることができる(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2001−226048号公報
しかしながら、上記エレベータシステムにおいては、例えば、昇降路の下端付近で上側のかごの系統が故障すると、上側のかごによって下側のかごが上昇できなくなる。すなわち、上側のかご及び下側のかごの双方を移動させることができない。この場合、上かご内及び下かご内の利用者を救出できない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、上下に隣接したかごの一方の系統が故障しても、隣接したかごの双方を移動させることができるエレベータシステムを提供することである。
この発明に係るマルチカーエレベータの安全装置は、第1巻上機と、前記第1巻上機に巻き掛けられた第1主索と、前記第1主索の一側に吊持された第1かごと、前記第1主索の他側に吊持された第1オモリと、第2巻上機と、前記第2巻上機に巻き掛けられた第2主索と、水平投影面上において前記第1かごと重なるように前記第1かごの下方で前記第2主索の一側に吊持された第2かごと、水平投影面上において前記第1オモリと重なるように前記第1オモリの上方で前記第2主索の他側に吊持された第2オモリと、前記第1巻上機及び前記第2巻上機の一方の駆動力で対応した主索を移動させることにより対応したかごを昇降させることができなくなった場合に、前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部との接触を維持した状態で、前記第1巻上機及び前記第2巻上機の他方の駆動力で対応した主索を移動させることにより、前記第1かごと前記第2かごとを同方向に同時に移動させる制御装置と、を備え、前記第1主索と前記第2主索とは、前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部とが接触した際に前記第1かごの下部と前記第2かごの上部との間で鉛直方向に所定の隙間が形成されるように設定されたものである。
この発明によれば、上下に隣接したかごの一方の系統が故障しても、隣接したかごの双方を移動させることができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータシステムの構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータシステムの第2巻上機が故障した場合の動作を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータシステムの構成図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータシステムの第2巻上機が故障した場合の動作を説明するための構成図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータシステムの構成図である。
図1において、1はエレベータの昇降路である。昇降路1は、建築物の各階を貫くように形成される。昇降路1の上部には、機械室2が設けられる。機械室2は、例えば、建築物の屋上に突出するように形成される。
機械室2には、第1巻上機3aが設けられる。第1巻上機3aには、第1綱車4aが設けられる。第1綱車4aの側方には、第1反らせ車5aが設けられる。第1綱車4aと第1反らせ車5aには、第1主索6aが巻き掛けられる。
第1主索6aの一端には、固定具7aが取り付けられる。固定具7aは、機械室2の床面の一側に固定される。第1主索6aの一側は、第1反らせ車5aと固定具7aとの間で、昇降路1内の一側に配置される。第1主索6aの他端には、固定具8aが取り付けられる。固定具8aは、機械室2の床面の他側に固定される。第1主索6aの他側は、第1綱車4aと固定具8aとの間で、昇降路1内の他側に配置される。
昇降路1内の一側には、第1かご9aが上かごとして配置される。第1かご9aの上部には、一対の吊り車10aが設けられる。一対の吊り車10aは、第1主索6aの一側に吊持される。
昇降路1の他側には、第1オモリ11aが配置される。第1オモリ11aの下部には、一対の吊り車12aが設けられる。一対の吊り車12aは、第1主索6aの他側に吊持される。第1オモリ11aの上面の両側には、一対の緩衝体13aが設けられる。緩衝体13aは、ばねやゴム等からなる。
機械室2では、第1巻上機3aの下方に第2巻上機3bが設けられる。第2巻上機3bには、第2綱車4bが設けられる。第2綱車4bの側方かつ第1反らせ車5aの下方には、第2反らせ車5bが設けられる。第2綱車4bと第2反らせ車5bには、第2主索6bが巻き掛けられる。
第2主索6bの一端には、固定具7bが取り付けられる。固定具7bは、固定具7aよりも外側で機械室2の床面の一側に固定される。第2主索6bの一側は、第2反らせ車5bと固定具7bとの間で、第1かご9aの下方を経由して昇降路1内の一側に配置される。第2主索6bの他端には、固定具8bが取り付けられる。固定具8bは、固定具8aよりも内側で機械室2の床面の他側に固定される。第2主索6bの他側は、第2綱車4bと固定具8bとの間で、第1オモリ11aの上方を経由して昇降路1内の他側に配置される。
昇降路1内の一側では、第1かご9aの下方に第2かご9bが下かごとして配置される。第2かご9bは、水平投影面上において、第1かご9aと重なるように配置される。第2かご9bの下部には、一対の吊り車10bが設けられる。一対の吊り車10bは、第2主索6bの一側に吊持される。
昇降路1の他側では、第1オモリ11aの上方に第2オモリ11bが配置される。第2オモリ11bは、水平投影面上において、第1オモリ11aと重なるように配置される。第2オモリ11bの上部には、一対の吊り車12bが設けられる。一対の吊り車12bは、第2主索6bの他側に吊持される。第2オモリ11bの下面の両側には、一対の緩衝体13bが設けられる。緩衝体13bは、ばねやゴム等からなる。
機械室2には、制御装置14が設けられる。制御装置14は、第1巻上機3aと第2巻上機3bとに配線(図示せず)を介して接続される。制御装置14は、第1巻上機3aと第2巻上機3bとを独立して制御する機能を備える。
上記エレベータシステムにおいては、制御装置14の制御により、第1巻上機3aと第2巻上機3bは、独立して駆動する。当該駆動により、第1主索6aと第2主索6bとは、独立して移動する。当該移動により、第1かご9aと第2かご9bとは、独立して昇降する。
次に、図2を用いて、第2巻上機3bが故障した場合の動作を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータシステムの第2巻上機が故障した場合の動作を説明するための構成図である。
このとき、第2かご9bと第2おもり11bが平衡状態でなければ、作業員が第2巻上機3bのブレーキを開放することで、第2かご9bを移動させることができる。これに対し、第2かご9bと第2おもり11bが平衡状態であれば、作業員が第2巻上機3bのブレーキを開放しても、第2かご9bを移動させることができない。
この場合、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aを左回りに回転させる。当該回転により、第1主索6aの他側は、上昇方向に移動する。当該移動に追従して、第1オモリ11aは、上昇方向に移動する。当該移動により、第1オモリ11aの緩衝体13aが第2オモリ11bの緩衝体13bに接触する。この際、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との間には、鉛直方向に所定の隙間が形成される。
その後、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aの回転を維持する。このとき、第1オモリ11aの緩衝体13aは、押し付け力により第2オモリ11bの緩衝体13bとの接触を維持する。その結果、第2オモリ11bは、第1オモリ11aとともに上昇方向に移動する。当該移動により、第2主索6bの他側は、上昇方向に移動する。当該移動に追従して、第2かご9bは、下降方向に移動する。
その後、第2かご9bが最寄階まで移動すると、制御装置14は、第1巻上機3aの駆動を停止する。当該停止により、第1オモリ11aの移動が停止する。当該停止により、第2オモリ11bの移動も停止する。当該停止により、第2かご9bの移動も停止する。その後、制御装置14は、当該階で第2かご9bのドアと乗場(図示せず)のドアとを開く。その結果、第2かご9b内の利用者は、当該階の乗場で救出される。
その後、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aを左回りに回転させる。当該回転により、第2オモリ11bは、第1オモリ11aとともに上昇方向に移動する。当該移動により、第2かご9bは、下降方向に移動する。その後、第2かご9bが最下階まで移動すると、制御装置14は、第1巻上機3aの駆動を停止する。当該停止により、第1オモリ11aの移動が停止する。当該停止により、第2オモリ11bの移動も停止する。当該停止により、第2かご9bの移動も停止する。
その後、制御装置14は、最下階の直上階と最上階との間で第1かご9aが昇降するように、第1巻上機3aを制御する。すなわち、第2巻上機3bの故障後でも、最下階の直上階と最上階との間で、第1かご9aが運行される。
なお、第1巻上機3aが故障した場合の動作も、第2巻上機3bが故障した場合の動作と同様である。
すなわち、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bを右回りに回転させる。当該回転により、第2主索6bの他側は、下降方向に移動する。当該移動に追従して、第2オモリ11bは、下降方向に移動する。当該移動により、第2オモリ11bの緩衝体13bが第1オモリ11aの緩衝体13aに接触する。この際、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との間には、鉛直方向に所定の隙間が形成される。
その後、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bの回転を維持する。このとき、第2オモリ11bの緩衝体13bは、押し付け力により第1オモリ11aの緩衝体13aとの接触を維持する。その結果、第1オモリ11aは、第2オモリ11bとともに下降方向に移動する。当該移動により、第1主索6aの他側は、下降方向に移動する。当該移動に追従して、第1かご9aは、上昇方向に移動する。
その後、第1かご9aが最寄階まで移動すると、制御装置14は、第2巻上機3bの駆動を停止する。当該停止により、第2オモリ11bの移動が停止する。当該停止により、第1オモリ11aの移動も停止する。当該停止により、第1かご9aの移動も停止する。その後、制御装置14は、当該階で第1かご9aのドアと乗場(図示せず)のドアとを開く。その結果、第1かご9a内の利用者は、当該階の乗場で救出される。
その後、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bを右回りに回転させる。当該回転により、第1オモリ11aは、第2オモリ11bとともに下降方向に移動する。当該移動により、第1かご9aは、上昇方向に移動する。その後、第1かご9aが最上階まで移動すると、制御装置14は、第2巻上機3bの駆動を停止する。当該停止により、第2オモリ11bの移動が停止する。当該停止により、第1オモリ11aの移動も停止する。当該停止により、第1かご9aの移動も停止する。
その後、制御装置14は、最上階の直階と最下階との間で第2かご9bが昇降するように、第2巻上機3bを制御する。すなわち、第1巻上機3aの故障後でも、最上階の直下階と最下階との間で、第2かご9bが運行される。
以上で説明した実施の形態1によれば、第1巻上機3a及び第2巻上機3bの一方が故障した場合、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部との接触を維持した状態で、第1巻上機3a及び第2巻上機3bの他方の駆動力で第1かご9aと第2かご9bが同方向に同時に移動する。このため、第1かご9a及び第2かご9bの一方の系統が故障しても、第1かご9a及び第2かご9bの双方を移動させることができる。
また、第1主索6aと第2主索6bとは、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部とが接触した際に第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との間で鉛直方向に所定の隙間が形成されるように設定される。このため、第1巻上機3a及び第2巻上機3bの他方の駆動力で第1かご9aと第2かご9bと同方向に同時に移動させる際に、第1かご9aと第2かご9bとが衝突することを防止できる。また、第2かご9b上で作業員が作業している際に、第1かご9aが接近することを防止できる。
また、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部とは、互いの押し付け力により接触を維持する。このため、係合機構を必要としない。すなわち、互いの接触面があればよく、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部との接触を簡素な構造で維持することができる。
また、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部との接触部に緩衝体13a、13bが設けられる。このため、第1オモリ11aの上部と第2オモリ11bの下部との接触時の衝撃を緩和することができる。なお、緩衝体13a、13bの一方のみを設けた場合でも、接触時の衝撃をある程度緩和することができる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータシステムの構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、第1オモリ11aと第2オモリ11bとに緩衝体13a、13bが設けられていた。一方、実施の形態2においては、第1かご9aと第2かご9bとに緩衝体15a、15bが設けられている。具体的には、緩衝体15aは、第1かご9aの下面の両側に取り付けられる。緩衝体15bは、支持部材16を介して第2かご9bの上面の両側に取り付けられる。この際、支持部材16は、長手方向を鉛直方向にして配置される。その結果、緩衝部材15bは、第2かご9bの上面よりも所定距離だけ上方に配置される。
次に、図4を用いて、第2巻上機3bが故障した場合の動作を説明する。
図4はこの発明の実施の形態2におけるエレベータシステムの第2巻上機が故障した場合の動作を説明するための構成図である。
この場合、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aを左回りに回転させる。当該回転により、第1主索6aの一側は、下降方向に移動する。当該移動に追従して、第1かご9aは、下降方向に移動する。当該移動により、第1かご9aの緩衝体15aが第2かご9bの緩衝体15bに接触する。この際、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との間には、鉛直方向に所定の隙間が形成される。
その後、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aの回転を維持する。このとき、第1かご9aの緩衝体15aは、押し付け力により第2かご9bの緩衝体15bとの接触を維持する。その結果、第2かご9bは、第1かご9aとともに下降方向に移動する。
その後、第2かご9bが最寄階まで移動すると、制御装置14は、第1巻上機3aの駆動を停止する。当該停止により、第1かご9aの移動が停止する。当該停止により、第2かご9bの移動も停止する。その後、制御装置14は、当該階で第2かご9bのドアと乗場(図示せず)のドアとを開く。その結果、第2かご9b内の利用者は、当該階の乗場で救出される。
その後、制御装置14は、第1巻上機3aの綱車4aを左回りに回転させる。当該回転により、第2かご9bは、第1かご9aとともに下降方向に移動する。当該移動により、第2かご9bは、下降方向に移動する。その後、第2かご9bが最下階まで移動すると、制御装置14は、第1巻上機3aの駆動を停止する。当該停止により、第1かご9aの移動が停止する。当該停止により、第2かご9bの移動も停止する。
その後、制御装置14は、最下階の直上階と最上階との間で第1かご9aが昇降するように、第1巻上機3aを制御する。すなわち、第2巻上機3bの故障後でも、最下階の直上階と最上階との間で、第1かご9aが運行される。
なお、第1巻上機3aが故障した場合の動作も、第2巻上機3bが故障した場合の動作と同様である。
すなわち、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bを右回りに回転させる。当該回転により、第2主索6bの一側は、上昇方向に移動する。当該移動に追従して、第2かご9bは、上昇方向に移動する。当該移動により、第2かご9bの緩衝体15bが第1かご9aの緩衝体15aに接触する。この際、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との間には、鉛直方向に所定の隙間が形成される。
その後、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bの回転を維持する。このとき、第2かご9bの緩衝体15bは、押し付け力により第1かご9aの緩衝体15aとの接触を維持する。その結果、第2かご9bは、第1かご9aとともに上昇方向に移動する。
その後、第1かご9aが最寄階まで移動すると、制御装置14は、第2巻上機3bの駆動を停止する。当該停止により、第2かご9bの移動が停止する。当該停止により、第1かご9aの移動も停止する。その後、制御装置14は、当該階で第1かご9aのドアと乗場(図示せず)のドアとを開く。その結果、第1かご9a内の利用者は、当該階の乗場で救出される。
その後、制御装置14は、第2巻上機3bの綱車4bを右回りに回転させる。当該回転により、第1かご9aは、第2かご9bとともに上昇方向に移動する。当該移動により、第1かご9aは、上昇方向に移動する。その後、第1かご9aが最上階まで移動すると、制御装置14は、第2巻上機3bの駆動を停止する。当該停止により、第2かご9bの移動が停止する。当該停止により、第1かご9aの移動も停止する。
その後、制御装置14は、最上階の直下階と最下階との間で第2かご9bが昇降するように、第2巻上機3bを制御する。すなわち、第1巻上機3aの故障後でも、最上階の直下階と最下階との間で、第2かご9bが運行される。
以上で説明した実施の形態2によれば、第1巻上機3a及び第2巻上機3bの一方が故障した場合、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との接触を維持した状態で、第1巻上機3a及び第2巻上機3bの他方の駆動力で第1かご9aと第2かご9bとが同方向に同時に移動する。このため、第1かご9a及び第2かご9bの一方の系統が故障しても、第1かご9a及び第2かご9bの双方を移動させることができる。
また、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部とは、互いの押し付け力により接触を維持する。このため、係合機構を必要としない簡素な構造で、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との接触を維持することができる。
また、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との接触部に緩衝体15a、15bが設けられる。このため、第1かご9aの下部と第2かご9bの上部との接触時の衝撃を緩和することができる。なお、緩衝体15a、15bの一方のみを設けた場合でも、接触時の衝撃をある程度緩和することができる。
なお、第1かご9a及び第2かご9bの一方の系統の故障は、第1巻上機3aや第2巻上機3bの故障に限られない。例えば、制御装置14から制御信号の出力故障で、第1かご9aや第2かご9bが移動不能になる場合もある。この場合であっても、本エレベータシステムによれば、第1かご9a及び第2かご9bの双方を移動させることができる。
以上のように、この発明に係るエレベータシステムは、上下に隣接したかごの一方の系統が故障しても、隣接したかごの双方を移動させるエレベータに利用できる。
1 昇降路
2 機械室
3a 第1巻上機
3b 第2巻上機
4a 第1綱車
4b 第2綱車
5a 第1反らせ車
5b 第2反らせ車
6a 第1主索
6b 第2主索
7a 固定具
7b 固定具
8a 固定具
8b 固定具
9a 第1かご
9b 第2かご
10a 吊り車
10b 吊り車
11a 第1オモリ
11b 第2オモリ
12a 吊り車
12b 吊り車
13a 緩衝体
13b 緩衝体
14 制御装置
15a 緩衝体
15b 緩衝体
16 支持部材

Claims (3)

  1. 第1巻上機と、
    前記第1巻上機に巻き掛けられた第1主索と、
    前記第1主索の一側に吊持された第1かごと、
    前記第1主索の他側に吊持された第1オモリと、
    第2巻上機と、
    前記第2巻上機に巻き掛けられた第2主索と、
    水平投影面上において前記第1かごと重なるように前記第1かごの下方で前記第2主索の一側に吊持された第2かごと、
    水平投影面上において前記第1オモリと重なるように前記第1オモリの上方で前記第2主索の他側に吊持された第2オモリと、
    前記第1巻上機及び前記第2巻上機の一方の駆動力で対応した主索を移動させることにより対応したかごを昇降させることができなくなった場合に、前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部との接触を維持した状態で、前記第1巻上機及び前記第2巻上機の他方の駆動力で対応した主索を移動させることにより、前記第1かごと前記第2かごとを同方向に同時に移動させる制御装置と、
    を備え
    前記第1主索と前記第2主索とは、前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部とが接触した際に前記第1かごの下部と前記第2かごの上部との間で鉛直方向に所定の隙間が形成されるように設定されたことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部とは、互いの押し付け力により接触を維持することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 前記第1オモリの上部と前記第2オモリの下部との接触部に設けられた緩衝体を備えたことを特徴とする請求項記載のエレベータシステム。
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