JP2005231807A - ダブルデッキエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻上機及びこれに付随する各種機器について、従来のダブルデッキエレベータほど大きな容量のものを必要とすることなく、コストを低減すると共に製造期間が長くなるのを防ぐこと。
【解決手段】 上かご1A及び下かご1Bの目的階毎に階床間隔が異なるものであったとしても、エレベータ制御装置7は、上かご1A及び下かご1Bに対して通常のエレベータと同様の制御を行えばよいので、容易に着床制御を行うことができる。また、巻上機3A,3Bはそれぞれ上かご1A及び下かご1Bすなわち1台分のかごのみを駆動すればよく、また、各かごは外枠のような重い部材に取り付けられているわけではないので、巻上機3A,3Bの各容量はそれほど大きなものでなくてよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータに関するものである。
ダブルデッキエレベータは、エレベータ輸送効率を高めるためにエレベータかごを上かご及び下かごの2つのかごで構成し、これらのかごのうちの一方を奇数階、他方を偶数階に同時に停止させるようにしたものである。そして、階床間隔が異なる建物に設置されるダブルデッキエレベータでは、階高調整機能すなわち上かごと下かごとの間の間隔を調整する機能が具備されているのが通常である。
図6は、このような従来のダブルデッキエレベータの概略構成図である(例えば特許文献1参照)。この図において、エレベータ本体は、外枠101と、この外枠101に取り付けられた上かご102及び下かご103とにより構成されている。そして、上かご102と下かご103との間は、パンタグラフ式の可動機構を用いた階高調整装置104により連結されている。外枠101にはロープを介して巻上機105が取り付けられており、この巻上機105はエレベータ制御装置106により制御されるようになっている。
エレベータ制御装置106は、巻上機105を制御することによりエレベータかご本体を上昇又は下降させ、上かご102及び下かご103を各目的階に着床させる。このとき、エレベータ制御装置106は、階高調整装置104を制御することにより上かご102と下かご103との間の間隔を調整することができるので、着床毎に階床間隔がそれぞれ異なっていたとしても、乗場における乗客の乗降に支障は生じない。
特開2002−302358号
しかし、上述した従来の構成では、上かご102及び下かご103を1台の巻上機105で駆動するようになっており、また、かなりの重量を有する外枠101を用いている。したがって、巻上機105には非常に大きな容量のもの(ダブルデッキエレベータではない通常エレベータに用いられる巻上機の2倍以上の容量)を用いなければならず、また、これに付随する各種機器についても特別に大きな容量のものを用いなければならなくなっており、コストが高くなっている他に、製造期間が長くなるなどのデメリットを有していた。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、前記上かご及び下かごにそれぞれ別個のロープを介して別個のカウンタウエイトを取り付けると共に、各ロープを別個の巻上機に巻回して各かごが別個の巻上機により駆動されるようにし、これらの巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、前記上かご及び下かごを共通のロープで接続すると共に、このロープをそれぞれ別個の巻上機にそらせシーブを介して巻回し、一方の巻上機とそらせシーブとの間に掛け渡されたロープ部分に両かご共通のカウンタウエイトを吊り下げ、各かごが別個の巻上機により駆動されるようにし、これらの巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、前記上かご及び下かごを共通のロープで接続すると共に、このロープをそれぞれ一の巻上機及び駆動力を持たない一の巻回シーブにそらせシーブを介して巻回し、この巻回シーブとそらせシーブとの間に掛け渡されたロープ部分に両かご共通のカウンタウエイトを吊り下げ、両かごが前記一の巻上機により駆動されるようにし、更に、前記カウンタウエイトは、前記ロープ部分に対する駆動力を持ち前記一の巻上機による駆動後に前記上かご又は下かごのいずれかに対して階高調整を行うことが可能な階高調整用巻上機を備えており、これら一の巻上機及び階高調整用巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記昇降路内での上かご又は下かごのいずれかの過速度を検出した場合に、両かごを非常停止させる非常止め装置を備えた、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記非常止め装置は、前記上かごと下かごとの速度差が所定値以上となった場合にも、両かごを非常停止させるものである、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記エレベータ制御装置は、前記上かごと下かごとの検出速度差が設定値以上となった場合に、前記巻上機の制動を行うことにより、両かごを緊急停止させるものである、ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記エレベータ制御装置は、前記両かごを緊急停止させる際に、各かご重量とカウンタウエイト重量との間のアンバランス重量に基づき各かごの制動距離を演算し、この演算結果に基づき各かごを駆動する巻上機の制動開始タイミングを決定する、ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記エレベータ制御装置は、前記上かご又は下かごのうちの一方のかごが故障により階床間で停止した場合に、他方のかごにより救出運転を行う、ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記エレベータ制御装置は、前記上かご又は下かごのうちの一方のかごが前記一の巻上機故障により階床間で停止した場合に、前記階高調整用巻上機を制御して他方のかごにより救出運転を行う、ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の発明において、前記救出運転時に用いる非常用電源装置を備えており、しかもこの非常用電源装置は、救出運転に用いる1台分の巻上機を駆動するのに充分なだけの容量を有するものである、ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記エレベータ制御装置は、前記前記上かご及び下かごをそれぞれ駆動する巻上機のうちの一方の巻上機に取り付けられた速度検出器が故障した場合に、他方の巻上機に取り付けられた速度検出器を用いて運転を継続する、ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載の発明において、前記上かごと下かごとの間に伸縮自在な継ぎ手部材を設けた、ことを特徴とする。
本発明によれば、巻上機及びこれに付随する各種機器について、従来のダブルデッキエレベータほど大きな容量のものを用いる必要はなくなり、コストを低減できると共に製造期間が長くなるのを防ぐことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の構成図である。この図1では、図6で示した外枠101のような重い部材に上かご及び下かごの2つのかごを取り付けるのではなく、上かご及び下かごを完全に分離し、それぞれ別個の巻上機で別々に駆動する構成を採用している。
すなわち、上かご1Aの底部には取付部材2Aが固着されており、この取付部材2Aに、巻上機3Aに巻回されるロープ4Aの一端側が取り付けられると共に他端側がカウンタウエイト5Aに取り付けられている。上かご1Aの速度は、巻上機3Aに取り付けられた速度検出器6Aで検出されるようになっており、エレベータ制御装置7は、この検出信号の入力に基づき巻上機3Aを制御するようになっている。下かご1B側については、上かご1Aと同様の構成であるため重複した説明を省略する。
次に、図1の動作につき説明する。例えば、いま下かご1Bが1階、上かご1Aが2階に停止している状態であるとし、これから下かご1B及び上かご1Aをそれぞれ5階及び6階まで上昇させるものとする。エレベータ制御装置7は、巻上機3A,3Bを個別に制御して上かご1A及び下かご1Bを同時に上昇させ、これらをそれぞれ6階及び5階の所定の着床位置に停止させればよい。
この場合、1階と2階との間の階床間隔と、5階と6階との間の階床間隔とが異なるものであったとしても、エレベータ制御装置7は、上かご1A及び下かご1Bに対して通常のエレベータと同様の制御を行えばよいので、容易に着床制御を行うことができる。これに対し、図6の従来の構成では、エレベータ制御装置106は、巻上機105の制御により上かご102又は下かご103のいずれか一方を所定位置に着床させ、その後に階高調整装置104の制御により他方を所定位置に移動させなければならず、より複雑な制御を行わなければならない。
そして、図1における巻上機3A,3Bはそれぞれ上かご1A及び下かご1Bすなわち1台分のかごのみを駆動すればよく、また、各かごは外枠のような重い部材に取り付けられているわけではないので、巻上機3A,3Bの各容量は図6における巻上機105の2分の1以下で足りる。したがって、巻上機3A,3B及びこれに付随する各種機器について通常のエレベータシステムに用いるものを採用することができるので、コストが高くなること及び製造期間が長くなることを抑制することができる。更に、図6の従来構成よりも着床制御を容易に行うことができるのも上述した通りである。
また、図1の構成では、上かご1Aと下かご1Bとを完全に分離する構成を採用したことから、通常のダブルデッキエレベータとは異なる次のような構成又は制御を採用することが可能となる。
第一に、非常止め装置(かごの過速度を検出した場合に非常停止させる安全装置)については、通常、図2(a)に示すように、上かご1A用の非常止め装置、及び下かご1B用の非常止め装置を別々に設けることになる。
すなわち、図2(a)において、上かご1A用の非常止め装置は、ガバナ13A、ガバナロープ14A、ガバナテンショナー15A、及びセーフティリンク16Aにより構成されており、同様に、上かご1B用の非常止め装置も、ガバナ13B、ガバナロープ14B、ガバナテンショナー15B、及びセーフティリンク16Bにより構成されている。この場合は、上かご1A又は下かご1Bのうちのいずれかについて過速度が検出された場合に、双方の非常止め装置が働くことになる。
尤も、図2(b)に示すように、この非常止め装置を両かご共用のものとし、ガバナ13、ガバナロープ14、及びセーフティリンク16A,16Bにより構成することもできる。この場合は、上かご1Aと下かご1Bとの速度差が所定値以上となったときに、この非常止め装置が働くことになる。
第二に、上述した非常止め装置は、エレベータに対する最終的な安全装置であるが、それ以外に、エレベータ制御装置7は、上かご1Aと下かご1Bとの速度差が所定値以上となった場合にも、巻上機3A,3Bの制動を行うことにより、両かごの緊急停止を行うようになっている。このような緊急停止は、上昇中に下かご1Bの速度が上かご1Aの速度を大きく上回ってしまうような場合に、追突を防止するために特に必要性が高くなる。
そして、上記の緊急停止を行う場合、エレベータ制御装置7は、上かご1A及び下かご1Bの各重量とカウンタウエイト5A,5Bの各重量との間のアンバランス重量に基づき各かごの制動距離を演算し、この演算結果に基づき巻上機3A,3Bの制動開始タイミングを決定するようにしている。
図3は、このときの各かごの制動開始タイミングを示すタイムチャートである。このタイムチャートは、上かご1Aの重量よりも下かご1Bの重量の方が軽い場合のものである。したがって、エレベータ制御装置7は、先に時刻t1で上かご1Aの制動を開始した後、少し遅れた時刻t2において下かご1Bの制動を開始する。これにより、両かごは時刻t3において、予め設定されている避難階床(所定階床又は最寄り階床)にほぼ同時に着床することになる。
第三に、エレベータ運転中に、上かご1A又は下かご1Bのうち一方が駆動機器(例えば、巻上機)の故障により階床間で停止した場合、エレベータ制御装置7は、他方のかごに救出運転を行わせることができる。この場合、故障していない方の正常なかごに乗っている乗客を先に避難階床で降ろした後に、故障機のかごに乗っている乗客を救助するようにしてもよいし、あるいは、正常な方のかごの乗客を乗せたまま、故障機のかごの乗客の救助に向かうようにしてもよい。
第四に、上かご1A及び下かご1Bは、それぞれ自号機が救出運転を行う場合に必要なだけの容量を有する非常用電源装置(バッテリー)を搭載している。従来のダブルデッキエレベータでは、上かごと下かごとが一体的となっており、さらに外枠を有する重い構造となっていたために、非常用電源装置の容量はかなり大きなものとなっていた。しかし、図1の構成では、救出運転を行うのはいずれか一方のかごであるため、この非常用電源装置の容量を従来に比べて充分に小さくすることができ、その分コストを低減することができる。
第五に、図1の構成では、エレベータ制御装置7が速度検出器6A,6bのうちのいずれか一方の検出に基づき巻上機3A,3Bの双方を制御することができるようになっている。したがって、速度検出器6A,6bのうちのいずれか一方が故障したとしても、直ちに運転を停止する必要はなく、残った正常な方の速度検出器を用いて一時的にある程度の期間は運転を継続したり、救助運転を行うことができるので、サービス性を向上させることができる。
第六に、上かご1Aと下かご1Bとの間に、例えば伸縮自在な継ぎ手等の部材を取り付けることも可能である。本実施形態では、既述したように、下かご1Bが上かご1Aに追突するのを回避する制御が行われるようになっているが、このような継ぎ手部材を設けることにより、万一、追突を回避する制御が有効に機能しなくなった場合に備えることができる。
第七に、上かご1A及び下かご1Bには、それぞれの底部に固着された取付部材2A,2Bを介してロープ4A,4Bの一端側がかご側面に沿って接続されているが、この接続位置は特に限定する必要はなく、エレベータ運転の機能に支障が生じない限りにおいて任意の位置に設定することが可能である。例えば、取付部材2A,2Bを底部ではなく上部に取り付けたり、上かご1Aのみについては上部に取り付けるようにすることもできる。
第八に、エレベータ設置の際に、ダブルデッキエレベータの構成として、上かご1A及び下かご1Bの双方を同時に設けるようにせず、当初はいずれか一方のみを設けて通常のエレベータとして運用し、その後に残りのかごを設置しダブルデッキエレベータとして運用することができる。また逆に、ダブルデッキエレベータとして運用した後に、いずれか一方のかごを撤去することにより、通常のエレベータとして運用することもできる。したがって、建物の環境や輸送情況の変化に応じて適切なエレベータの運用方式を選択することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態の構成図である。図1の第1の実施形態では、それぞれのかごに別個のカウンタウエイトを用いた構成としたため、昇降路スペースをある程度広くする必要があったが、この第2の実施形態では1つのカウンタウエイトを2つのかごで共用する構成として、昇降路スペースの拡大を極力抑制する構成としている。
すなわち、図4において、上かご1Aの底部には取付部材2Aが固着されており、この取付部材2Aにロープ4の一端側が取り付けられている。このロープ4は、巻上機3Aに巻回された後、そらせシーブ8及びカウンタウエイト5に取り付けられたシーブ9を介して巻上機3Bに巻回され、更にその後下かご1Bの底部に固着された取付部材2Bに他端側が取り付けられている。このように、この第2の実施形態の構成によれば、1つのカウンタウエイト5が上かご1A及び下かご1Bに共用されているので、第1の実施形態の構成に比べて昇降路スペースを狭くすることができる。
そして、本実施形態では、巻上機3A,3Bのうちのいずれか一方が故障した場合に、シーブ9を固定することができる構成となっている。このような構成によれば、故障した側の巻上機のブレーキを開放し、故障していない他方の側の巻上機により両かごを昇降動させることができる。すなわち、本実施形態では、ロープ4及びカウンタウエイト5を共用している構成ではあるが、一方の巻上機が故障したとしても、直ちに運転を完全に停止する必要はなく、他方の巻上機により一時的な運転又は救助運転を行うことが可能である。
図5は、本発明の第3の実施形態の構成図である。図4の第2の実施形態では、上かご1A及び下かご1B共に、各階床間の昇降動はそれぞれ巻上機3A,3Bにより行われるようになっていたが、本実施形態では1台の巻上機3により両かごの階床間での昇降動を行うようにし、階高調整を共用カウンタウエイトに設けた階高調整用巻上機により行うようにしている。
すなわち、図5において、上かご1Aの底部には取付部材2Aが固着されており、この取付部材2Aにロープ4の一端側が取り付けられている。このロープ4は、巻上機3に巻回された後、そらせシーブ8、及びカウンタウエイト5に取り付けられた駆動力を有する階高調整用巻上機10を介して駆動力を有さないシーブ11に巻回され、更にその後下かご1Bの底部に固着された取付部材2Bに他端側が取り付けられている。また、階高調整用巻上機10には速度検出器12が取り付けられ、その検出信号がエレベータ制御装置7に送られるようになっている。
この実施形態では、1台の巻上機3で上かご1A及び下かご1Bの各階床間の昇降動を行うようになっており、その間は階高調整用巻上機10がブレーキで固定されるようになっている。そして、両かごが目的階床に到着し、上かご1Aが所定の着床位置に停止した後、エレベータ制御装置7は階高調整用巻上機10のブレーキを開放し、階高調整用巻上機10の回転を制御することにより下かご1Bに対して階高調整を行う。
そして、この実施形態では、巻上機3の故障により、両かごが階床間で停止した場合、階高調整用巻上機10で下かご1Bを駆動して救出運転を行い、この下かご1Bを最寄りの避難階へ移動させることができる。なお、この実施形態では下かご1B側を階高調整用巻上機10により階高調整する構成を示しているが、上かご1A側を階高調整用巻上機10により階高調整する構成とすることも可能である。
本発明の第1の実施形態の構成図。 図1における上かご1A及び下かご1Bに適用可能な非常止め装置の構成についての説明図で、(a)は両かごに個別に設けられる非常止め装置の構成を示し、(b)は両かごで共用する非常止め装置の構成を示している。 図1における上かご1A及び下かご1Bを緊急停止させる場合の、各かごの制動開始タイミングを示すタイムチャート。 本発明の第2の実施形態の構成図。 本発明の第3の実施形態の構成図。 従来のダブルデッキエレベータの概略構成図。
符号の説明
1A 上かご
1B 下かご
2A,2B 取付部材
3,3A,3B 巻上機
4,4A,4B ロープ
5,5A,5B カウンタウエイト
6,6A,6B 速度検出器
7 エレベータ制御装置
8 そらせシーブ
9 シーブ
10 階高調整用巻上機
11 シーブ
12 速度検出器
13,13A,13B ガバナ
14,14A,14B ガバナロープ
15A,15B ガバナテンショナー
16A,16B セーフティリンク

Claims (12)

  1. 昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、
    前記上かご及び下かごにそれぞれ別個のロープを介して別個のカウンタウエイトを取り付けると共に、各ロープを別個の巻上機に巻回して各かごが別個の巻上機により駆動されるようにし、これらの巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  2. 昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、
    前記上かご及び下かごを共通のロープで接続すると共に、このロープをそれぞれ別個の巻上機にそらせシーブを介して巻回し、一方の巻上機とそらせシーブとの間に掛け渡されたロープ部分に両かご共通のカウンタウエイトを吊り下げ、各かごが別個の巻上機により駆動されるようにし、これらの巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  3. 昇降路内の上かご及び下かごを同時に昇降動させ、これら両かごを互いに隣接する階床に同時に停止させるエレベータ制御装置を備えた、ダブルデッキエレベータにおいて、
    前記上かご及び下かごを共通のロープで接続すると共に、このロープをそれぞれ一の巻上機及び駆動力を持たない一の巻回シーブにそらせシーブを介して巻回し、この巻回シーブとそらせシーブとの間に掛け渡されたロープ部分に両かご共通のカウンタウエイトを吊り下げ、両かごが前記一の巻上機により駆動されるようにし、
    更に、前記カウンタウエイトは、前記ロープ部分に対する駆動力を持ち前記一の巻上機による駆動後に前記上かご又は下かごのいずれかに対して階高調整を行うことが可能な階高調整用巻上機を備えており、
    これら一の巻上機及び階高調整用巻上機を前記エレベータ制御装置が制御する、
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  4. 前記昇降路内での上かご又は下かごのいずれかの過速度を検出した場合に、両かごを非常停止させる非常止め装置を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のダブルデッキエレベータ。
  5. 前記非常止め装置は、前記上かごと下かごとの速度差が所定値以上となった場合にも、両かごを非常停止させるものである、
    ことを特徴とする請求項4記載のダブルデッキエレベータ。
  6. 前記エレベータ制御装置は、前記上かごと下かごとの検出速度差が設定値以上となった場合に、前記巻上機の制動を行うことにより、両かごを緊急停止させるものである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のダブルデッキエレベータ。
  7. 前記エレベータ制御装置は、前記両かごを緊急停止させる際に、各かご重量とカウンタウエイト重量との間のアンバランス重量に基づき各かごの制動距離を演算し、この演算結果に基づき各かごを駆動する巻上機の制動開始タイミングを決定する、
    ことを特徴とする請求項6記載のダブルデッキエレベータ。
  8. 前記エレベータ制御装置は、前記上かご又は下かごのうちの一方のかごが故障により階床間で停止した場合に、他方のかごにより救出運転を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のダブルデッキエレベータ。
  9. 前記エレベータ制御装置は、前記上かご又は下かごのうちの一方のかごが前記一の巻上機故障により階床間で停止した場合に、前記階高調整用巻上機を制御して他方のかごにより救出運転を行う、
    ことを特徴とする請求項3記載のダブルデッキエレベータ。
  10. 前記救出運転時に用いる非常用電源装置を備えており、しかもこの非常用電源装置は、救出運転に用いる1台分の巻上機を駆動するのに充分なだけの容量を有するものである、
    ことを特徴とする請求項8又は9記載のダブルデッキエレベータ。
  11. 前記エレベータ制御装置は、前記前記上かご及び下かごをそれぞれ駆動する巻上機のうちの一方の巻上機に取り付けられた速度検出器が故障した場合に、他方の巻上機に取り付けられた速度検出器を用いて運転を継続する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のダブルデッキエレベータ。
  12. 前記上かごと下かごとの間に伸縮自在な継ぎ手部材を設けた、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のダブルデッキエレベータ。
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