JP7071910B2 - 長尺物振れ抑制装置及びエレベーター装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態のエレベーター装置1を示す概略構成図である。図2は、かごが階床に停止した状態の昇降路の断面図である。図3は、かごが階床間に位置した状態の昇降路の断面図である。
昇降路100は、かご2が昇降するための通路となる空間であり、建物内部の各階を上下方向に貫いて設けられている。昇降路100の内壁面には、かご2の昇降を案内する一対のかご用ガイドレール12A,12B(図2参照)が取り付けられている。また、昇降路100の壁面における各階に相当する高さ位置には、各階に通じる乗り場ドア(図示を省略する)が設けられている。
かご2は、人や荷物を載せるためのものであり、昇降路100内においては、主索6に支持された状態で収容されている。かご2の下部には、コンペンロープ7が取り付けられている。そして、かご2は、昇降路100の内壁面に設けられた一対のかご用ガイドレール12A,12Bに案内されて昇降路100内を上下方向に昇降する。
釣合おもり3は、かご2との釣り合いをとるために設けられたものであり、主索6に支持された状態で昇降路100内に収容されている。すなわち、主索6は、かご2と釣合おもり3とを連結している。また、釣合おもり3の底部には、コンペンロープ7が取り付けられている。したがって、釣合おもり3の下部とかご2の下部は、コンペンロープ7によって連結されている。
巻上機5は、昇降路100の上部に設けられた機械室110に配置されている。この巻上機5は、主索6が巻き掛けられる綱車を有しており、主索6を介してかご2及び釣合おもり3をつるべ式に昇降させる。また、機械室110には、主索6の振れ量を検出する検出部4Aと、検出した主索6の触れ量を閾値と比較し主索6が閾値まで振れたかどうか判断する比較判断部4Bと、主索6が閾値まで振れたと判断した際に長尺物振れ抑制装置8を動作させる制御部4が設置されている。この制御部4、検出部4A、比較判断部4Bは、巻上機5の駆動を制御する制御部と一体に構成されている。
長尺物振れ抑制装置8は、昇降路100の内壁面のうち、階床間に位置する部分の出入口側面に設置されている。この長尺物振れ抑制装置8は、平常時、つまり非動作時に折り畳まれた待機状態になり、かご2が近傍を通過しても接触しない構造となっている。そして、長尺物振れ抑制装置8は、長周期地震等が発生して建物が揺れ、主索6の振れが閾値まで振れたと判断されたとき、昇降路100内に展開した振れ抑制状態になり、主索6の振れが一定以上に大きくならないように抑制する。
次に、長尺物振れ抑制装置8の構成について説明する。図4は、長尺物振れ抑制装置の待機状態を示す斜視図である。また、図5は、長尺物振れ抑制装置8の振れ抑制状態を示す斜視図である。
構造枠21は、裏面部21Aと、裏面部21Aに連続する2つの側面部21B,21Cを有している。裏面部21Aは、縦長の四角形に形成された板体からなり、一方の平面が昇降路100の内壁面のうちの出入口側面に対向し、他方の平面が主索6側を向いている。2つの側面部21B,21Cは、裏面部21Aにおける水平方向の両側の辺に連続しており、裏面部21Aの他方の平面に対して略垂直に突出している。
回転軸22は、丸棒状に形成されており、軸心が側面部21B,21Cの平面に対して略垂直に交差している。回転軸22の両端部は、ガイド溝31A,31Bに移動可能に係合されている。また、回転軸22は、ガイド溝31A,31Bに係合することにより、側面部21B,21Cに回転可能に支持されている。
長尺物接触体23は、回転軸22の両端部に連結された一対のベースロッド33A,33Bと、一対のベースロッド33A,33Bを連結する連結部材34を有している。この長尺物接触体23は、回転軸22を中心に回転し、主索6側へ突出して主索6の振れを抑制する振れ抑制位置と、昇降路100の内壁面側(構造枠21の裏面部21A側)に配置される待機位置とに移動可能に構成されている。
ばね24Aは、ベースロッド33Aと構造枠21における裏面部21Aの上部に連結されている。ばね24Bは、ベースロッド33Bと構造枠21における裏面部21Aの上部に連結されている。ばね25Aは、ベースロッド33Aと構造枠21における裏面部21Aの下部に連結されている。また、ばね25Bは、ベースロッド33Bと構造枠21における裏面部21Aの下部に連結されている。
第1保持部27は、構造枠21に裏面部21Aの上部に設けられている。第1保持部27は、フック状に形成されており、裏面部21Aに回転可能に支持されている。第2保持部28は、構造枠21における裏面部21Aの下部に設けられている。第2保持部28は、第1保持部27と同様に、フック状に形成されており、裏面部21Aに回転可能に支持されている。
次に、一対のベースロッド33A,33Bに設けられた回動規制部38A,38Bについて、図6及び図7を参照して説明する。図6は、図5に示す回動規制部38Bの上面図である。図7は、回動規制部38Bの縦断面図である。
次に、本実施形態における長尺物振れ抑制装置8の動作について、図4及び図5を参照して説明する。
上述した一実施形態では、一対のベースロッド33A,33Bの先端部に、一対の回動腕部36A,36Bを回動可能に接続した。そして、一対のベースロッド33A,33Bの回動規制部38A,38Bが、一対の回動腕部36A,36Bが主索6を一対のベースロッド33A,33B間に受け入れる方向へ回動することを許容する。また、回動規制部38A,38Bは、一対の回動腕部36A,36Bが一対のベースロッド33A,33Bよりも水平方向の外側に回動することを係止する。
Claims (3)
- 昇降路の内壁面に設置され、前記昇降路内に配置された長尺物の振れを抑制する長尺物振れ抑制装置において、
長尺物側へ突出して前記長尺物の振れを抑制する振れ抑制位置と、前記昇降路の内壁面側に配置される待機位置とに移動可能な長尺物接触体を備え、
前記長尺物接触体は、
互いに適当な距離を空けて対向し、前記振れ抑制位置において両者間に長尺物を受け入れる一対のベースロッドと、
前記一対のベースロッドの先端部にそれぞれ回動可能に接続された一対の回動腕部と、
前記一対の回動腕部を前記一対のベースロッドと同軸方向に延びる初期位置に付勢する付勢部材と、を有し、
前記一対のベースロッドは、前記一対の回動腕部が前記長尺物を前記一対のベースロッド間に受け入れる方向へ回動することを許容し、前記一対の回動腕部が前記一対のベースロッドよりも水平方向の外側に回動することを係止する回動規制部を有する
ことを特徴とする長尺物振れ抑制装置。 - 互いに対向する2つの側面部と、前記2つの側面部に形成されたガイド溝とを有する構造枠と、
前記ガイド溝に案内されて移動可能に配置され、前記長尺物接触体が接続された回転軸と、
前記長尺物接触体と前記構造枠に取り付けられ、前記長尺物接触体が振れ抑制位置に位置した状態で張力が釣り合う複数のばねと、
前記長尺物が閾値まで振れたときに動作指令を出力する制御部と、
前記待機位置に配置された前記長尺物接触体又は前記長尺物接触体が前記待機位置に配置された場合の前記回転軸を保持し、前記動作指令を受けて前記長尺物接触体又は前記回転軸の保持を開放する保持部と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の長尺物振れ抑制装置。 - 昇降路内に、長尺物を用いてかごと釣合おもりを互いに異なる方向に昇降駆動するよう構成したエレベーター装置において、
前記昇降路の内壁面に設置され、前記昇降路内に配置された長尺物の振れを抑制する長尺物振れ抑制装置と、
前記かご又は前記釣合おもりに設けられた復帰用係合部と、を備え、
前記長尺物振れ抑制装置は、
長尺物側へ突出して前記長尺物の振れを抑制する振れ抑制位置と、前記昇降路の内壁面側に配置される待機位置とに移動可能な長尺物接触体を備え、
前記長尺物接触体は、
互いに適当な距離を空けて対向し、前記振れ抑制位置において両者間に長尺物を受け入れる一対のベースロッドと、
前記一対のベースロッドの先端部にそれぞれ回動可能に接続された一対の回動腕部と、を有し、
前記一対のベースロッドは、前記一対の回動腕部が前記長尺物を前記一対のベースロッド間に受け入れる方向へ回動することを許容し、前記一対の回動腕部が前記一対のベースロッドよりも水平方向の外側に回動することを係止する回動規制部を有し、
前記復帰用係合部は、前記かご又は前記釣合おもりの昇降により、前記長尺物接触体に係合して当該長尺物接触体を前記待機位置へ移動させる
ことを特徴とするエレベーター装置。
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JP2018236940A JP7071910B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 長尺物振れ抑制装置及びエレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018236940A JP7071910B2 (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 長尺物振れ抑制装置及びエレベーター装置 |
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Family Applications (1)
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