JP4248678B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主索により互いに連結されたかご及びつり合おもりを有するエレベーター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、昇降路頂部の機械室を省略したいわゆる「機械室レスエレベータ」が提案されている。図4は、特開平6−278963公報に示された従来の機械室レスエレベータ装置を示す昇降路側面図である。
【0003】
図において、1はエレベーターの昇降路、2はかご、3はつり合いおもり、4は昇降路1に設けられた最上階の乗り場の床、5は昇降路1に設けられた最下階の乗り場の床、6は吊り車、7はかご2とつり合いおもり3を吊り車6を介して吊っているロープ(主策)、8はかご上に乗った保守員、9は昇降路1の底部に設けられてつり合おもり3に対向して配置されたつり合いおもり用緩衝器(かご用緩衝器は図を省略)、10は昇降路1の底部に設けられてつり合おもり3に対向して配置されるつり合いおもり阻止装置で、つり合おもり3の下降をつり合おもり緩衝器9よりも上方位置、すなわち、通常の下降位置よりも上方の所定位置で阻止する。なお、このつり合おもり3の下降阻止により、かご2の上昇が通常の上昇位置よりも下方の所定位置で制約される。
【0004】
11はつり合いおもり阻止装置10に取り付けられた検出用板、12は保守時につり合いおもり阻止装置10を設置する取付け台、13は取付け台12に取り付けられた設置検出器で、つり合いおもり阻止装置10が取付け台12取り付けられた時に検出用板11と設置検出器13は係合し、出力するように設定してある。14はつり合いおもり阻止装置10を格納する格納装置、15は格納装置14に取り付けられた格納検出スイッチで、つり合いおもり下降阻止装置10が格納装置14に格納された時に検出用板11と格納検出スイッチ15は係合し、出力するように設定してある。
【0005】
この例では、駆動装置としては、つり合いおもり3に塔載されたリニアモータ(図示せず)が使用されている。リニアモータ駆動については上記公報その他で公知の技術であるので説明は省略する。機械室レスエレベータにおいては、その特長を出来るだけ生かすために、最上階床面4から昇降路1の天井までの寸法を出来るだけ小さくなるようにしている。そのためにかご天井と昇降路天井間の頂部隙間寸法「A寸法」は小さい。通常、かご2は、つり合いおもり3が下降し、つり合おもり緩衝器9に接触し、更につり合おもり緩衝器9を全圧縮するまで最上階4から更に上方へB寸法だけ上昇できる。
【0006】
従って、保守時に保守員8がかご上に乗って誤ってかご2を上昇させつづけると、破線で示すように保守員8が天井に頭をぶつける可能性がある。これを防止するために、保守時にかご2の天井に乗って保守する場合は、まずつり合いおもり阻止装置10を取り付け台12に取り付け、つり合いおもり3がつり合おもり緩衝器9より先につり合おもり阻止装置10に当たるようにして、かご2はそれ以上上方へは物理的に動けないようにする。このときのつり合おもり阻止装置10の寸法は、保守員8がかご上に乗っていても頭を打たないだけの長さに設定してあるので、保守員8が昇降路1の天井に頭をぶっつけることはなく安全である。さらに、つり合いおもり阻止装置10に取り付けられた検出用板11と取り付け台12に取り付けられた設置検出器13が係合し、設置検出器13はつり合いおもり阻止装置10が取り付け台12に取り付けられたことを検出し、出力する。これが出力を発生しない限り、エレベータは走行出来ないように制御回路(図示せず)で構成してある。
【0007】
次に通常運転の場合について説明する。15は、格納装置14に取り付けられた格納検出スイッチである。つり合いおもり阻止装置10を格納装置14に格納すると、検出板11と格納検出スイッチ15が係合し、格納検出スイッチ15は、つり合いおもり阻止装置10が正規の位置に格納されたことを検出する。制御回路は、格納検出スイッチ15が出力しない限り、通常走行が出来ないように構成されている。これにより保守時の作業者の安全は物理的に回避され、またつり合いおもり阻止装置10の取り付けおよび取り外しの確認が自動的になされ、安全性の高いエレベータ装置を構成できる。
【0008】
また、かご2の上昇に対し、行き過ぎ制限スイッチを設け、かご上で作業時には所定位置以上上昇しないように強制停止させる方法も従来から行われているが保守作業の内容によっては上記行き過ぎ制限スイッチ自体の機能を休止させることもあり、絶対的な行き過ぎ防止処置が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベータ装置は、以上のように構成されており、保守運転時、つり合いおもり3が直接つり合いおもり阻止装置10に当たるので、衝突した場合の衝撃でつり合いおもり3に損傷を与える可能性が有るし、かご上の保守員8へも衝撃を与える。また、取り付け台12は、つり合いおもり3の衝突に耐え得る強度のものが必要であり、そのためにエレベータ装置としてコストが高くなる。また、つり合いおもり阻止装置10は鉄製でありかつ、長く重いので持ち運びが容易ではない。また、ピット内に取り付け台12を設置するスペースが必要であり、レイアウト上問題がある場合がある。また、つり合いおもり阻止装置10は上述したように持ち運びが容易でないので、ピット内に格納する必要があるが、そのスペース確保が困難な場合がある。また、保守員がピット内で作業する場合のかごの下降に対しては保護されていない。
【0010】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、つり合いおもりがつり合いおもり阻止手段に当たっても、つり合おもり緩衝手段としての機能は維持できるので、つり合いおもりがつり合いおもり阻止手段に当たった場合の衝撃が小さくできるエレベータ装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わるエレベータ装置は、主索により相互に連結されて昇降路を互いに反対方向へ昇降するかご及びつり合いおもりと、上記かご及びつり合いおもりを通常運転する通常運転手段と、上記かご及びつり合いおもりを保守運転する保守運転手段と、上記昇降路の底部に設けられて上記通常運転時は上記つり合いおもりに対向して配置されたつり合いおもり緩衝手段と、時に上記つり合いおもり緩衝手段に取り付けられて上記つり合いおもりの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するつり合いおもり阻止手段と、上記つり合いおもり阻止手段が上記つり合いおもり緩衝手段に配置されたときに動作するつり合いおもり用仮設検出手段と、上記昇降路の底部に設けられて上記通常運転時は上記かごに対向して配置されたかご緩衝手段と、要時に上記かご緩衝手段に取り付けられて上記かごの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するかご阻止手段と、上記かご阻止手段が上記かご緩衝手段に配置されたときに動作するかご用仮設検出手段と、を備え、上記つり合いおもり用仮設検出手段と上記かご用仮設検出手段との双方が動作したときのみ、上記保守運転手段の動作を有効にするものである。
【0015】
また、つり合いおもり阻止手段を格納するためのつり合いおもり用格納手段と、上記つり合いおもり阻止手段が上記つり合いおもり用格納手段に格納されたときに動作するつり合いおもり用格納検出手段と、かご阻止手段を格納するためのかご用格納手段と、上記かご阻止手段が上記かご用格納手段に格納されたときに動作するかご用格納検出手段と、を備え、上記つり合いおもり用格納検出手段と上記かご用格納検出手段との双方が動作したときのみ、通常運転手段の動作を有効にするものである。
【0016】
また、つり合いおもり用及びかご用の格納手段格納検出手段を昇降路以外の所定の場所に置くようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す昇降路側面図である。図1において図4と同一または相当のものは同じ番号を付けてあり、説明を省略する。
【0018】
16は、昇降路1の底部に設けられてつり合おもり3に対向して配置されたつり合いおもり用緩衝器、17は、昇降路1の底部に設けられてかご2に対向して配置されたかご用緩衝器、18は、つり合いおもり阻止装置で保守運転時につり合いおもり用緩衝器16の頂部に重ねて取り付けられる。なお、つり合いおもり用緩衝器16はつり合おもり3の荷重を受け全圧縮している状態を示す。19は、かご阻止装置で保守運転時にかご用緩衝器17の頂部に重ねて取り付けられる。なお、かご用緩衝器17はかご2の荷重を受けず、かご阻止装置19の荷重しか受けてなく伸びている状態を示す。
【0019】
20は、つり合いおもり阻止装置18に取り付けられたつり合いおもり用検出板、21は、かご阻止装置19に取り付けられたかご用検出板、22は、つり合いおもり用緩衝器16に取り付けられたつり合いおもり用設置検出器で、つり合いおもり阻止装置18が保守時につり合いおもり用緩衝器16に取り付けられた時につり合いおもり用検出板20とつり合いおもり用設置検出器22は係合し、出力するように設定してある。 23は、かご用緩衝器17に取り付けられたかご用設置検出器(仮設検出手段)で、かご阻止装置19が保守時につり合いおもり用緩衝器17に取り付けられた時にかご用検出板20とかご用設置検出器23は係合し、出力するように設定してある。
【0020】
24は、つり合いおもり阻止装置18を通常運転時に格納するつり合いおもり用格納装置、25は、かご阻止装置19を通常運転時に格納するかご用格納装置、26はつり合いおもり用格納装置24に取り付けられたつり合いおもり用格納検出スイッチで、つり合いおもり阻止装置18がつり合いおもり用格納装置24に格納された時につり合いおもり用検出板20とつり合いおもり用格納検出スイッチ26は係合し、つり合いおもり用格納検出スイッチ26は出力するように設定してある。27はかご用格納装置25に取り付けられたかご用格納検出スイッチで、かご阻止装置19がかご用格納装置25に格納された時につり合いおもり用検出板21とかご用格納検出スイッチ27は係合し、かご用格納検出スイッチ27は出力するように設定してある。28はピット内の保守員である。
【0021】
次に制御回路(制御手段)の構成を図2を参照しながら説明する。30は電源装置、31は運転切替えスイッチで、31Aと31Bは運転切替えスイッチ31を閉成する接点を示す。接点31Aと31Bは相互に機械的インターロックになっており、同時に投入されることがないように構成されている。23-Aはかご用設置検出器23の出力接点で、かご阻止装置19が保守時にかご用緩衝器17に取り付けられた時に、接点は閉じる。22-Aはつり合いおもり用設置検出器22の出力接点で、つり合いおもり阻止装置18が保守時につり合いおもり用緩衝器16に取り付けられた時に、接点は閉じる。
【0022】
27-Aはかご用格納検出スイッチ27の出力接点で、かご阻止装置19がかご用格納装置25に格納された時に、接点は閉じる。26-Aはつり合いおもり用格納検出スイッチ26の出力接点で、つり合いおもり阻止装置18が、つり合いおもり用格納装置24に格納された時に、接点は閉じる。32は保守運転リレーのコイルで、32-Aはその常開接点、33は通常運転リレーのコイルで、33-Aはその常開接点、34は走行指令リレー(図示せず)の接点である。35は走行リレーコイルである。
【0023】
このように構成されたこの実施の形態の動作について説明する。保守運転手段を動作する場合は、まず運転切り替えスイッチ31を接点31Aが閉じる方に投入する。この時、運転切り替えスイッチ31の接点31Bは開くので通常運転リレーコイル33は決して励磁されない。次につり合いおもり阻止装置18とかご阻止装置19をそれぞれつり合いおもり用緩衝器169およびかご用緩衝器17の頂部に重ねて取り付ける。この操作により、かご2は所定値以上は上方へ突き上げることも下方へ突き下げることも出来ないようになるので、保守員8はかごの上に乗っても頭を天井にぶっつけることも、保守員28がピットに立っていてもかごの床に頭をぶっつけることも無くなる。
【0024】
さらに、この結果、つり合いおもり用設置検出器22とかご用設置検出器23は阻止装置18、19が正規に緩衝器16、17に固定されたことを検出し、その出力接点22-Aと23-Aは閉じ、保守運転リレーコイル32は励磁され、その接点32−Aを閉じるので、走行指令リレーの接点34が閉じると例えば、通常運転より低い速度で走行可能となる。もし、阻止装置18,19両方あるいは一方が、緩衝器に取り付けられない状態で走行しようとしても、接点22-Aと23-Aの両方または一方が閉じないので、リレーコイル32は励磁されない。従って走行指令リレーの接点34が閉じても走行リレーコイル35が励磁されない。走行リレーが励磁されないと、走行できないように構成してあるので、保守員が阻止装置18、19を設置するのを忘れていて、かご上あるいはピットにいても安全である。
【0025】
また、通常運転手段の動作について説明する。阻止装置18、19を緩衝器16、17に取り付けたまま通常走行をすると、かご2やつり合いおもり3が阻止装置18、19に衝突して危険である。通常走行する場合には、まず阻止装置18、19を格納装置24、25へ格納する。これにより格納検出装置スイッチ26、27は阻止装置18、19が正規の場所に格納されたことを検出し、格納検出スイッチの接点26-Aと27-Aを閉じる。次に、運転切り替えスイッチ31を接点31Bが閉じる側に投入する。このとき接点31Aは開く。これにより、通常走行リレー33が励磁され、その接点33-Aが閉じる。続いて走行指令リレーの接点34が閉じると走行リレーコイル35が励磁され、走行する。
【0026】
この時、阻止装置18、19が格納装置24、25に格納されないままに通常走行をしようとしても、格納検出スイッチ26、27の接点26-Aと27-Aの両方あるいは一方が閉じないので、通常走行リレーコイル33が励磁されない。従って、接点33−Aが閉じないので、走行指令が出て走行リレーの接点34を閉じても、走行リレーコイル35が励磁できないので走行できない。よって阻止装置18、19を緩衝器16、17につけたまま通常運転をすることはできないので安全である。
【0027】
また、つり合いおもりがつり合いおもり阻止手段に当たっても、つり合おもり緩衝手段としての機能は維持できるので、つり合いおもりがつり合いおもり阻止手段に当たった場合の衝撃が小さくできる。また、つり合いおもり阻止手段の取り付け台が不要となり、装置のコストが安価となる。また、つり合おもり緩衝手段の長さ分だけつり合いおもり阻止手段を短く出来るので、つり合いおもり阻止手段は軽く短いので持ち運びが容易になる。また、ピット床面につり合いおもり阻止手段を設置しないので、レイアウト上の問題は無くなる。また、かご緩衝手段にもかご阻止手段を設けることにより、保守員のピット作業時の安全も確保できる。
【0028】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置における阻止装置の格納状態を示す説明図である。エレベータのピット内は狭いので、阻止装置18、19は、できればピット外に格納しておきたい場合がある。阻止装置18、19は、小型軽量であるので、持ち運びが容易なために、ビルの管理人室などに格納しておくことも可能である。
【0029】
図3において、36はビルの管理人室、37、38はかごおよびつり合いおもり阻止装置の格納装置、37a、38aはスプリング、37b、38bは格納装置の受け皿、39、40は格納検出スイッチである。
【0030】
図3(a)は阻止装置18、19を格納していない状態を示す。この時スプリング37a、38aは伸びていて、格納検出スイッチ39、40と受け皿37b、38bは係合せず、格納検出スイッチ39、40は出力しない。一方、図3(b)は阻止装置18、19を格納した状態を示す。この時スプリング37a、38aは阻止装置18、19の重量で圧縮され、格納検出スイッチ39、40と受け皿37b、38bが係合し、格納検出スイッチ39、40は出力する。上記以外の動作は、上述の格納装置がピット内にある場合と同じであるので省略する。
【0031】
以上により、また、つり合いおもり阻止手段の格納場所についても、つり合いおもり阻止手段をピットの床面に配置しないのでその分格納スペースを確保が容易になるし、つり合いおもり阻止手段は小形で軽くなるので、持ち運びが容易なためにその格納をピット内に限定しなくても良い。例えば、格納場所はビルの管理人室でも良い。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、主索により相互に連結されて昇降路を互いに反対方向へ昇降するかご及びつり合いおもりと、かご及びつり合いおもりを通常運転する通常運転手段と、かご及びつり合いおもりを保守運転する保守運転手段と、昇降路の底部に設けられて通常運転時はつり合いおもりに対向して配置されたつり合いおもり緩衝手段と、時につり合いおもり緩衝手段に取り付けられてつり合いおもりの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するつり合いおもり阻止手段と、つり合いおもり阻止手段がつり合いおもり緩衝手段に配置されたときに動作するつり合いおもり用仮設検出手段と、昇降路の底部に設けられて通常運転時はかごに対向して配置されたかご緩衝手段と、要時にかご緩衝手段に取り付けられてかごの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するかご阻止手段と、かご阻止手段がかご緩衝手段に配置されたときに動作するかご用仮設検出手段と、を備え、つり合いおもり用仮設検出手段とかご用仮設検出手段との双方が動作したときのみ、保守運転手段の動作を有効にすることにより、かごの上昇に伴い、つり合いおもりがつり合いおもり阻止手段に当接しても即座に動きが阻止されることがなく、つり合いおもり緩衝手段の緩衝力を利用して、滑らかに停止させることができ、かご上の保守員において停止ショックが緩和される効果がある。
また、かごの下降に伴い、かごがかご阻止手段に当接しても即座に動きが阻止されることがなく、かご緩衝手段の緩衝力を利用して、滑らかに停止させることができ、停止ショックが緩和され、かご及びかご阻止手段の機械的、電気的性能が損なわれることを防止する効果がある。
また、保守員が、つり合いおもり阻止手段或いはかご阻止手段を設置するのを忘れていて、かご上或いはピットにいても安全である。
【0036】
また、つり合いおもり阻止手段を格納するためのつり合いおもり用格納手段と、つり合いおもり阻止手段がつり合いおもり用格納手段に格納されたときに動作するつり合いおもり用格納検出手段と、かご阻止手段を格納するためのかご用格納手段と、かご阻止手段がかご用格納手段に格納されたときに動作するかご用格納検出手段と、を備え、つり合いおもり用格納検出手段とかご用格納検出手段との双方が動作したときのみ、通常運転手段の動作を有効にすることにより、つり合いおもり阻止手段をつり合いおもり緩衝手段に、或いは、かご阻止手段をかご緩衝手段につけたまま通常運転を再開することはできないので安全である。
【0037】
また、つり合いおもり用及びかご用の格納手段格納検出手段を昇降路以外の所定の場所に置くようにしたことにより、通常運転時、阻止手段の格納をピット内に限定しなくても良くその分スペース確保が容易になる。なお、この実施の形態を1:1ローピング方式によるもので説明したが、2:1アンダースラング方式においても同様のことが言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す昇降路側面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるエレベータ装置の制御手段を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置における阻止装置の格納状態を示す説明図である。
【図4】 従来の機械室レスエレベータ装置を示す昇降路側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路、2 かご、3 つり合いおもり、7 ロープ(主策)、
8 保守員、 16 つり合いおもり用緩衝器、17 かご用緩衝器、
18 つり合いおもり阻止装置、19 かご阻止装置、
20 つり合いおもり用検出板、21 かご用検出板、
22 つり合いおもり用設置検出器、23 かご用設置検出器、
24 つり合いおもり用格納装置、25 かご用格納装置、
26 つり合いおもり用格納検出スイッチ、
27 かご用格納検出スイッチ、 30 電源装置、
31 運転切替えスイッチ、32 保守運転リレーのコイル、
33 通常運転リレーのコイル。

Claims (3)

  1. 主索により相互に連結されて昇降路を互いに反対方向へ昇降するかご及びつり合いおもりと、
    上記かご及びつり合いおもりを通常運転する通常運転手段と、
    上記かご及びつり合いおもりを保守運転する保守運転手段と、
    上記昇降路の底部に設けられて上記通常運転時は上記つり合いおもりに対向して配置されたつり合いおもり緩衝手段と、
    時に上記つり合いおもり緩衝手段に取り付けられて上記つり合いおもりの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するつり合いおもり阻止手段と
    上記つり合いおもり阻止手段が上記つり合いおもり緩衝手段に配置されたときに動作するつり合いおもり用仮設検出手段と、
    上記昇降路の底部に設けられて上記通常運転時は上記かごに対向して配置されたかご緩衝手段と、
    要時に上記かご緩衝手段に取り付けられて上記かごの下降を通常下降位置よりも上方の所定位置で阻止するかご阻止手段と、
    上記かご阻止手段が上記かご緩衝手段に配置されたときに動作するかご用仮設検出手段と、
    を備え、上記つり合いおもり用仮設検出手段と上記かご用仮設検出手段との双方が動作したときのみ、上記保守運転手段の動作を有効にすることを特徴とするエレベータ装置。
  2. つり合いおもり阻止手段を格納するためのつり合いおもり用格納手段と、
    上記つり合いおもり阻止手段が上記つり合いおもり用格納手段に格納されたときに動作するつり合いおもり用格納検出手段と、
    かご阻止手段を格納するためのかご用格納手段と、
    上記かご阻止手段が上記かご用格納手段に格納されたときに動作するかご用格納検出手段と、
    を備え、上記つり合いおもり用格納検出手段と上記かご用格納検出手段との双方が動作したときのみ、通常運転手段の動作を有効にすることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. つり合いおもり用及びかご用の格納手段格納検出手段を昇降路以外の所定の場所に置くようにしたことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
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