JP6782785B2 - 免疫学的測定方法および測定試薬 - Google Patents
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Description
(1)免疫学的測定試薬を用いて、亜硫酸塩の存在下で、抗原抗体反応を行う免疫学的測定方法において、免疫学的測定試薬が、亜硫酸塩および還元性物質を含有することを特徴とする前記免疫学的測定方法。
(2)前記還元性物質の濃度が1mMから300mMである(1)に記載の免疫学的測定方法。
(3)前記亜硫酸塩が50mMから600mMである(1)または(2)に記載の免疫学的測定方法。
(4)前記亜硫酸塩および前記還元性物質を含有する免疫学的測定試薬のpHが5.6から7.4の範囲である(1)から(3)のいずれか1項に記載の免疫学的測定方法。
(5)前記還元性物質が、アスコルビン酸もしくはその塩、またはチオール化合物から選ばれるいずれか1つ以上の還元性物質である(1)から(4)のいずれか1項に記載の免疫学的測定方法。
(6)前記チオール化合物が、2−メルカプトエチルアミン、2−ジメチルアミノエタンチオール、2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロパノール、ジチオスレイトール、システイン、N−アセチルシステイン、還元型グルタチオン、チオフェノールから選ばれるいずれか1つ以上のチオール化合物である(5)に記載の免疫学的測定方法。
(7)前記免疫学的測定試薬を含む第1試薬と、測定対象物と反応する抗体または抗原、もしくは測定対象物と反応する抗体または抗原を担持した担体を含む第2試薬とを混合する工程を含む、測定対象物を定量または定性測定する(1)から(6)のいずれか1項に記載の免疫学的測定方法。
(8)免疫学的測定方法が、ラテックス凝集法である(1)から(7)のいずれか1項に記載の免疫学的測定方法。
(10)前記還元性物質の濃度が1mMから300mMである(9)に記載の免疫学的測定試薬。
(11)前記亜硫酸塩が50mMから600mMである(9)または(10)に記載の免疫学的測定試薬。
(12)前記亜硫酸塩および前記還元性物質を含有する試薬のpHが5.6から7.4の範囲である(9)から(11)のいずれか1項に記載の免疫学的測定試薬。
(13)前記還元性物質が、アスコルビン酸もしくはその塩、またはチオール化合物から選ばれるいずれか1つ以上の還元性物質である(9)から(12)のいずれか1項に記載の免疫学的測定試薬。
(14)前記チオール化合物が、2−メルカプトエチルアミン、2−ジメチルアミノエタンチオール、2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロパノール、ジチオスレイトール、システイン、N−アセチルシステイン、還元型グルタチオン、チオフェノールから選ばれるいずれか1つ以上のチオール化合物である(13)に記載の免疫学的測定試薬。
(15)免疫学的測定方法が、ラテックス凝集法である(9)から(14)のいずれか1項に記載の免疫学的測定試薬。
(16)(9)から(15)のいずれか1項に記載の免疫学的測定試薬を含む第1試薬と、測定対象物と反応する抗体または抗原、もしくは測定対象物と反応する抗体または抗原を担持した担体を含む第2試薬と、を含む免疫学的測定試薬キット。
本明細書は本願の優先権の基礎となる日本国特許出願番号2016-205056号の開示内容を包含する。
本発明の一実施形態は、亜硫酸塩の存在下で、免疫学的測定試薬を用いて抗原抗体反応を行う免疫学的測定方法において、免疫学的測定試薬が亜硫酸塩および還元性物質を含有する免疫学的測定方法である 。
実施例1 干渉反応抑制効果に対する亜硫酸塩濃度の影響
亜硫酸ナトリウム添加による干渉反応の抑制に対する亜硫酸塩濃度の影響を評価した。また、亜硫酸塩の酸化を促進する条件(試薬容器に半分充填し4℃で3週間振とう)で保存して安定性を評価した。
第1試薬として、0mM、50mM、100mM、250mM、350mM、500mMまたは600mMの亜硫酸ナトリウムを含む50mM HEPES緩衝液(pH7.4)を調製した。また、調製した第1試薬を試薬容器に半分充填し、4℃で3週間振とうして、亜硫酸塩の空気中の酸素による酸化を促進させた。
また、第2試薬として抗KL−6抗体担持ポリスチレンラテックス液を含む50mM HEPES緩衝液(pH7.4)を調製した。
プール血清に干渉チェックRFプラス(シスメックス株式会社)をリウマトイド因子(RF)濃度が、0、100、200、300、400、500または1000IU/mLとなるように添加してRF試料を調製した。
前記RF試料2.0μLに第1試薬120μLを混合し37℃で5分間インキュベーションした後、この混合液に第2試薬を40μL混合し37℃で反応させ、第2試薬混合後約5分間の660nmの吸光度変化を測定した。なお、一連の測定は日立7180形自動分析装置(株式会社日立ハイテクノロジーズ)を用いて行った。
KL−6の濃度を定量するため、KL−6の標準物質を測定して得られた検量線から、血清検体中のKL−6濃度を算出した。調製直後の結果を表1に、亜硫酸塩の酸化を促進させた場合の結果を表2に示す。
亜硫酸ナトリウムを250mMとして、干渉物質の干渉反応の抑制に対するpHの影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウムを含む、50mM PIPES緩衝液(pH6.4または6.8)または50mM HEPES緩衝液(pH7.4、7.8または8.2)を調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
プール血清に干渉チェックRFプラス(シスメックス株式会社)をリウマトイド因子濃度が、0、100、200、300、400、または500IU/mLとなるように添加してRF試料を調製したRF試料に加え、正常検体(異好性抗体およびRF陰性のヒト血清試料)および異常検体(異好性抗体およびRF陽性のヒト血清試料)を測定試料とした。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。RF試料の結果を表3に、ヒト血清試料の結果を表4に示す。
亜硫酸ナトリウムを250mMとして、ヘモグロビン(Hb)の影響、およびリウマトイド因子の干渉反応の抑制に対するpHの影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウムを含む50mM PIPES緩衝液(pH6.7)または50mM HEPES緩衝液(pH7.4)を調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
プール血清に干渉チェックRFプラス(シスメックス株式会社)をリウマトイド因子濃度が、0、100、200、300、400、500または1000IU/mLとなるように添加してRF試料を調製した。また、プール血清に干渉チェックAプラス 溶血ヘモグロビン(シスメックス株式会社)をヘモグロビン濃度が、0、100、200、300、400、500、600、800または1000mg/dLとなるように添加してHb試料を調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表5に示す。
亜硫酸ナトリウム濃度を250mMとして、ヘモグロビンの吸収スペクトルに対するpHの影響を評価した。
第1試薬は、実施例3と同様である。第2試薬として、実施例1の組成から抗KL−6抗体担持ラテックスを除いたものを調製した。
(2)測定試料
プール血清に干渉チェックAプラス 溶血ヘモグロビン(シスメックス株式会社)をヘモグロビン濃度が500mg/dLになるように添加してHb試料を調製した。
(3)評価方法
Hb試料10μLに第1試薬600μLを添加し、この混合物に第2試薬を添加後、SHIMADZU UV−2600(株式会社島津製作所)にて波長800nmから400nmで吸収スペクトルを測定した。吸収スペクトル測定終了後、混合液を37℃で加温し、加温開始5分後に波長800nmから400nmで吸収スペクトルを測定し、その後5分おきに波長800nmから400nmで吸収スペクトルを測定した。結果を図1および図2に示す。
亜硫酸ナトリウムを250mM、pHを6.7として、還元性物質のアスコルビン酸ナトリウム(AA)、2−メルカプトエチルアミン(2−MEA)、2−ジメチルアミノエタンチオール(2−DAET)、およびジチオスレイトール(DTT)の効果を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、および10mM還元性物質(DTTは5mM)を含む50mM PIPES緩衝液(pH6.7)を調製した。また、比較例として、還元性物質を添加しないものも調製した。さらに、アスコルビン酸ナトリウムおよび2−メルカプトエチルアミンについては、亜硫酸ナトリウムを除いたものも調製した。
第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
実施例3と同様に調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表6および表7に示す。
亜硫酸ナトリウム濃度を250mM、pHを6.7として、還元性物質のアスコルビン酸ナトリウム(AA)、2−メルカプトエチルアミン(2−MEA)、2−ジメチルアミノエタンチオール(2−DAET)、ジチオスレイトール(DTT)、2−メルカプトエタノール(2−ME)、システインまたは還元型グルタチオンのヘモグロビンの吸収スペクトルに対する効果を評価した。
第1試薬として、実施例5に加え、2−メルカプトエタノール、システインまたは還元型グルタチオンをそれぞれ10mM添加したものも調製した。第2試薬は、実施例4と同様である。
(2)測定試料
実施例4と同様に調製した。
(3)評価方法
実施例4と同様にヘモグロビンの吸収スペクトルの経時変化を測定した。結果を図3から図10に示す。
亜硫酸ナトリウム250mM、2−メルカプトエチルアミン10mMとして、リウマトイド因子の干渉反応やヘモグロビンの影響に対するpHの影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、10mM 2−メルカプトエチルアミンを含む50mM PIPES緩衝液(pH6.0、6.2、6.7または6.9)または50mM HEPES緩衝液(pH7.4または8.0)を調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
プール血清に干渉チェックRFプラス(シスメックス株式会社)をリウマトイド因子濃度が、0、250または500IU/mLとなるように添加してRF試料を調製した。また、プール血清に干渉チェックAプラス 溶血ヘモグロビン(シスメックス株式会社)をヘモグロビン濃度が、0、250または500mg/dLとなるように添加してHb試料を調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表8および表9に示す。
亜硫酸ナトリウム250mM、アスコルビン酸ナトリウム10mMとして、リウマトイド因子の干渉反応およびヘモグロビンの影響に対するpHの影響を評価した。また、亜硫酸塩やアスコルビン酸塩の酸化を抑制する条件(試薬容器一杯に充填し4℃で静置)と、酸化を促進する条件(試薬容器に半分充填し4℃で3週間振とう)で保存して、亜硫酸塩やアスコルビン酸塩の酸化の影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、10mM アスコルビン酸ナトリウムを含む50mM PIPES緩衝液(pH5.6、6.0、6.2、6.4、6.7または6.9)または50mM HEPES緩衝液(pH7.2または7.4)を調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
プール血清に干渉チェックRFプラス(シスメックス株式会社)をリウマトイド因子濃度が、0、100、200、300、400または500IU/mLとなるように添加してRF試料を調製した。また、プール血清に干渉チェックAプラス 溶血ヘモグロビン(シスメックス株式会社)をヘモグロビン濃度が、0、100、200、300、400または500または500mg/dLとなるように添加してHb試料を調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表10および表11に示す。
亜硫酸ナトリウム250mM、pH6.7として、リウマトイド因子の干渉反応およびヘモグロビンの影響に対する2−メルカプトエチルアミン濃度の影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、0(比較例)、10、50、または100mM 2−メルカプトエチルアミンを含む50mM PIPES緩衝液(pH6,7)を調製した。さらに、10mMおよび50mMの2−メルカプトエチルアミンを添加した試薬については、亜硫酸ナトリウムを除いたものも調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
実施例8と同様に調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表12および表13に示す。
亜硫酸ナトリウム250mM、pH6.7として、ヘモグロビンの影響に対するアスコルビン酸濃度の影響を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、1、2、5、10、30、50、100または300mM アスコルビン酸ナトリウムを含む50mM PIPES緩衝液(pH6.7)を調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
実施例8のHb試料と同様に調製した。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定して、ヘモグロビン(Hb)の影響に対するアスコルビン酸ナトリウム濃度の影響を評価した。結果を表14に示す。
亜硫酸ナトリウム濃度を250mM、pHを6.7として、還元性物質のアスコルビン酸ナトリウム、または2−メルカプトエチルアミン(2−MEA)の添加濃度の下限を、ヘモグロビンの吸収スペクトルの経時変化に対する効果により評価した。
アスコルビン酸ナトリウム濃度を0.01mM、または0.1mM、2−メルカプトエチルアミン濃度を0.1mMまたは1.0mMとして、実施例5と同様に第1試薬を調製した。第2試薬は、実施例4と同様である。
(2)測定試料
実施例4と同様に調製した。
(3)評価方法
実施例4と同様にヘモグロビンの吸収スペクトルの経時変化を測定した。結果を図11から図14に示す。
亜硫酸ナトリウムおよびアスコルビン酸を添加した第1試薬を4℃で、12ヶ月間保存後に、調製直後の第1試薬を対照に、干渉物質を含むヒト血清検体を測定して、干渉反応の抑制効果の安定性を評価した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、10mM アスコルビン酸ナトリウムを含む50mM PIPES緩衝液(6.7)を調製した。また、前記組成からアスコルビン酸ナトリウムを除いた第1試薬も調製した。第2試薬は、実施例1と同様である。
(2)測定試料
異好性抗体(HARA、HAGA、HAMAまたはHAHA)及び/またはリウマトイド因子を含むヒト血清検体を試料とした。
(3)評価方法
実施例1と同様に試料を測定した。結果を表15に示す。
さらに、測定対象物質をMMP−3に変えて本発明の効果を確認した。
第1試薬として、250mM 亜硫酸ナトリウム、10mM アスコルビン酸ナトリウムを含む50mM PIPES緩衝液(pH6.7)を調製した。また、前記組成からアスコルビン酸ナトリウムを除いた第1試薬、および前記アスコルビン酸ナトリウムを除いた第1試薬のPIPES緩衝液(pH6.7)をHEPES緩衝液(pH7.4)としたものも調製した。
第2試薬として、抗MMP−3抗体担持ポリスチレンラテックス液を含む50mM HEPES緩衝液(pH7.4)を調製した。
異好性抗体またはリウマトイド因子陽性のヒト血清検体、および実施例8と同様にHb試料を調製した。
試料2.4μLに第1試薬120μLを混合し37℃で5分間インキュベーションした後、この混合液に第2試薬を40μL混合し37℃で反応させ、第2試薬混合後約5分間の主波長570nmおよび副波長800nmの二波長における吸光度変化を測定した。なお、一連の測定は日立7180形自動分析装置(株式会社日立ハイテクノロジーズ)を用いて行った。
MMP−3の濃度を定量するため、MMP−3の標準物質を測定して得られた検量線から、試料中のMMP−3濃度を算出した。結果を表16および表17に示す。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願はそのまま引用により本明細書に組み入れられるものとする。
Claims (18)
- 亜硫酸塩及び還元性物質を含有し、且つ8.0以下のpHを有する免疫学的測定試薬の存在下で、ヘモグロビンの影響を抑制させて抗原抗体反応を行う工程を含む、免疫学的測定方法。
- 前記還元性物質の濃度が1mM〜300mMである、請求項1記載の免疫学的測定方法。
- 前記亜硫酸塩の濃度が50mM〜600mMである、請求項1又は2記載の免疫学的測定方法。
- 前記免疫学的測定試薬のpHが7.4以下である、請求項1〜3のいずれか1項記載の免疫学的測定方法。
- 前記免疫学的測定試薬のpHが5.6〜7.4の範囲である、請求項4記載の免疫学的測定方法。
- 前記還元性物質が、アスコルビン酸若しくはその塩、又はチオール化合物から選ばれるいずれか1つ以上の還元性物質である、請求項1〜5のいずれか1項記載の免疫学的測定方法。
- 前記チオール化合物が、2-メルカプトエチルアミン、2-ジメチルアミノエタンチオール、2-メルカプトエタノール、3-メルカプトプロパノール、ジチオスレイトール、システイン、N-アセチルシステイン、還元型グルタチオン、チオフェノールから選ばれるいずれか1つ以上のチオール化合物である、請求項6記載の免疫学的測定方法。
- 前記免疫学的測定試薬を含む第1試薬と、測定対象物と反応する抗体若しくは抗原、又は測定対象物と反応する抗体若しくは抗原を担持した担体を含む第2試薬とを混合する工程をさらに含み、該測定対象物を定量又は定性測定する、請求項1〜7のいずれか1項記載の免疫学的測定方法。
- 免疫学的測定方法がラテックス凝集法である、請求項1〜8のいずれか1項記載の免疫学的測定方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項記載の免疫学的測定方法に用いるための免疫学的測定試薬であって、亜硫酸塩及び還元性物質を含有し、且つ8.0以下のpHを有する、前記免疫学的測定試薬。
- 前記還元性物質の濃度が1mM〜300mMである、請求項10記載の免疫学的測定試薬。
- 前記亜硫酸塩の濃度が50mM〜600mMである、請求項10又は11記載の免疫学的測定試薬。
- 前記免疫学的測定試薬のpHが7.4以下である、請求項10〜12のいずれか1項記載の免疫学的測定試薬。
- 前記免疫学的測定試薬のpHが5.6〜7.4の範囲である、請求項13記載の免疫学的測定試薬。
- 前記還元性物質が、アスコルビン酸若しくはその塩、又はチオール化合物から選ばれるいずれか1つ以上の還元性物質である、請求項10〜14のいずれか1項記載の免疫学的測定試薬。
- 前記チオール化合物が、2-メルカプトエチルアミン、2-ジメチルアミノエタンチオール、2-メルカプトエタノール、3-メルカプトプロパノール、ジチオスレイトール、システイン、N-アセチルシステイン、還元型グルタチオン、チオフェノールから選ばれるいずれか1つ以上のチオール化合物である、請求項15記載の免疫学的測定試薬。
- 免疫学的測定方法がラテックス凝集法である、請求項10〜16のいずれか1項記載の免疫学的測定試薬。
- 請求項10〜17のいずれか1項記載の免疫学的測定試薬を含む第1試薬と、測定対象物と反応する抗体若しくは抗原、又は測定対象物と反応する抗体若しくは抗原を担持した担体を含む第2試薬とを含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の免疫学的測定方法に用いるための免疫学的測定試薬キット。
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