JP2012078161A - 試料中の測定対象物質の測定方法、測定試薬及び測定値差の改善方法 - Google Patents
試料中の測定対象物質の測定方法、測定試薬及び測定値差の改善方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する方法において、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料中の測定対象物質の測定方法である。
【選択図】なし
Description
本発明は、臨床検査、免疫学及び医学などの生命科学分野、分析化学などの化学分野、食品衛生分野、並びに環境衛生分野等において有用なものである。
これは、例えば、生体試料における測定対象物質の濃度と、水系溶媒試料における測定対象物質の濃度とが例え同一であったとしても、この生体試料と水系溶媒試料とのように試料の種類が異なることにより、測定により得られる測定値に差が生じてしまうのである。
本発明者らは、上記の課題の解決を目指して鋭意検討を行った結果、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応による、試料中の測定対象物質の測定の際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることにより、試料の種類による測定値差を改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1) 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する方法において、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料中の測定対象物質の測定方法。
(2) 以下の第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による前記(1)記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
(3) 以下の第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による前記(1)記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
(4) 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、前記(1)〜(3)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
(5) 担体がラテックス粒子である、前記(1)〜(4)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
(6) 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、前記(1)〜(5)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
(7) 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする試料中の測定対象物質の測定に用いられる測定試薬であって、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び当該特異的結合物質を固定化していない担体を含有する、試料中の測定対象物質の測定試薬。
(8) 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体を含有する第1試薬と、当該特異的結合物質を固定化した担体を含有する第2試薬とを含む、前記(7)記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(9) 水系溶媒を含有する第1試薬と、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び当該特異的結合物質を固定化していない担体を含有する第2試薬とを含む、前記(7)記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(10) 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、前記(7)〜(9)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(11) 担体がラテックス粒子である、前記(7)〜(10)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(12) 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、前記(7)〜(11)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(13) 測定試薬キットである、前記(7)〜(12)のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
(14) 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料の種類による測定値差の改善方法。
(15) 以下の第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による前記(14)記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
(16) 以下の第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による前記(14)記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
(17) 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、前記(14)〜(16)のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
(18) 担体がラテックス粒子である、前記(14)〜(17)のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
(19) 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、前記(14)〜(18)のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
本発明において、測定対象物質に結合する特異的結合物質は、測定対象物質に特異的に結合することができる物質であり、このように測定対象物質に特異的に結合することができる物質であれば特に限定はない。
しかし、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体が、試料中に含まれていた測定対象物質との複合体凝集物(凝集塊)を生成する程度、及びこの生成した複合体凝集物(凝集塊)の測定の容易さ等の理由より、この担体の大きさ(粒径)は、その平均径(平均粒径)が、0.02μm〜2μmであることが好ましく、0.04μm〜0.5μmであることがより好ましい。
しかし、試料の種類による測定値差を改善する効果の大きさ、並びに測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物(凝集塊)の生成及びこの測定に影響を及ぼさないこと等の理由より、非固定化用担体の大きさ(粒径)は、その平均径(平均粒径)が、0.01μm〜1μmであることが好ましく、0.02μm〜0.4μmであることがより好ましい。
本発明において、試料とは、測定対象物質が存在する可能性があり、かつ測定対象物質の存在の有無、又は含有量(濃度)の測定を行おうとするものをいう。
なお、この水系溶媒のpHは、pH5〜pH10の範囲にあることが好ましい。
本発明において、測定対象物質とは、試料中におけるその存在の有無、又は含有量(濃度)を測定しようとする物質である。
大腸菌O157抗原、抗トレポネーマ・パリダム抗体、抗マイコプラズマ抗体、抗ストレプトリジンO抗体(ASO)、赤痢菌、コレラ菌、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、キャンピロバクター、ヘリコバクターピロリ、MRSA、若しくはレジオネラ菌等の細菌関連の抗原又は抗体;免疫グロブリンG(IgG)、免疫グロブリンA(IgA)、免疫グロブリンM(IgM)、若しくは免疫グロブリンE(IgE)等の免疫グロブリン;C反応性タンパク質(CRP)、α1−酸性糖タンパク質、ハプトグロビン、補体C3
、補体C4 、リウマトイド因子等の炎症マーカー;α−フェトプロテイン、CEA、CA19−9等の腫瘍マーカー;ヒト胎盤絨毛性ゴナドトロピン等のホルモン;アレルゲン、アレルゲン特異IgE抗体等のアレルギー関連の抗原又は抗体;アンチトロンビンIII(ATIII)等の血液凝固系関連物質;フィブリン体分解物(FDP)、Dダイマー等の線溶系関連物質;リポタンパク質(a)、フェリチン等の他の疾病に関連した物質等を例示することができる。
本発明の試料中の測定対象物質の測定方法は、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する方法において、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料中の測定対象物質の測定方法である。
これにより、「測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体」の「特異的結合物質」と、試料中に含まれていた「測定対象物質」との、特異的結合反応を行わせる。
そして、これより生成した、「測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体」と「測定対象物質」との複合体凝集物を測定する。
なお、測定波長は、500nmから800nmの中から選ばれるのが一般的である。
測定装置は、汎用自動分析装置であっても、専用の測定装置(専用機)であってもよい。
第1試薬:
「測定対象物質に結合する抗体を固定化していないラテックス粒子」を含有する緩衝液
第2試薬:
「測定対象物質に結合する抗体を固定化したラテックス粒子」を含有する緩衝液
なお、試料と第1試薬の混合比率(量比)は、適宜選択すればよい。
また、前記の静置時の温度は、室温(1℃〜30℃)又は微温(30℃〜40℃)の範囲内の一定温度であることが好ましい。(例えば、37℃等)
これにより、「測定対象物質に結合する抗体を固定化したラテックス粒子」と試料とを接触させる。
なお、第2試薬の添加量は、適宜選択すればよい。
また、前記の静置時の温度は、室温(1℃〜30℃)又は微温(30℃〜40℃)の範囲内の一定温度であることが好ましい。(例えば、37℃等)
そして、前記の静置の時間は、1分以上、かつ15分以下の一定時間であることが好ましい。
第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
本発明の試料中の測定対象物質の測定試薬は、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする試料中の測定対象物質の測定に用いられる測定試薬であって、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び当該特異的結合物質を固定化していない担体を含有するものである。
(1) 「測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体」、及び「当該特異的結合物質を固定化していない担体」を含有する測定試薬である。
(2) 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする試料中の測定対象物質の測定に用いられる測定試薬である。
この場合、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体は、その一つの測定試薬に含有される。
この場合、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体は、二つ以上の測定試薬の内の一つの測定試薬に含有されるものであってもよく、また、二つ以上の測定試薬に含有されるものであってもよい。
なお、本発明の試料中の測定対象物質の測定試薬は、そのもの単独にて、販売し、又は試料中の測定対象物質の測定に使用することができる。
また、本発明の試料中の測定対象物質の測定試薬は、他の試薬と組み合わせて、販売し、又は試料中の測定対象物質の測定に使用することもできる。
本発明の試料の種類による測定値差の改善方法は、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料の種類による測定値差の改善方法である。
これにより、「測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体」の「特異的結合物質」と、試料中に含まれていた「測定対象物質」との、特異的結合反応を行わせる。
そして、これより生成した、「測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体」と「測定対象物質」との複合体凝集物を測定する。
なお、測定波長は、500nmから800nmの中から選ばれるのが一般的である。
測定装置は、汎用自動分析装置であっても、専用の測定装置(専用機)であってもよい。
第1試薬:
「測定対象物質に結合する抗体を固定化していないラテックス粒子」を含有する緩衝液
第2試薬:
「測定対象物質に結合する抗体を固定化したラテックス粒子」を含有する緩衝液
なお、試料と第1試薬の混合比率(量比)は、適宜選択すればよい。
また、前記の静置時の温度は、室温(1℃〜30℃)又は微温(30℃〜40℃)の範囲内の一定温度であることが好ましい。(例えば、37℃等)
これにより、「測定対象物質に結合する抗体を固定化したラテックス粒子」と試料とを接触させる。
なお、第2試薬の添加量は、適宜選択すればよい。
また、前記の静置時の温度は、室温(1℃〜30℃)又は微温(30℃〜40℃)の範囲内の一定温度であることが好ましい。(例えば、37℃等)
そして、前記の静置の時間は、1分以上、かつ15分以下の一定時間であることが好ましい。
第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
SCCA1のcDNAを、GEX−KGベクター(Guan KLら,Anal Biochem,1991,Vol.192,p.262−267)に組み込んで、大腸菌BL21にトランスフェクションした。
これをアンピシリン入りLB培地にて培養し、菌体よりグルタチオンセファロース4B(GE Healthcare社、米国)により、グルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)を付加したSCCA1を精製した。
これにトロンビンにてGSTを切断し、GSTを付加しないSCCA1を精製した。
これをブラッドフォード法にて定量し、SCCA1の標準物質とした。
一方、抗体スクリーニング用の抗原としては、SCCA1のcDNAを、pIRESpuro3ベクター(Clontech社、米国)に組み込んで、HEK293T細胞にトランスフェクションした後、puromycin耐性株を選択して、SCCA1の安定発現細胞株(293T/SCCA1)を樹立し、この293T/SCCA1細胞株の培養上清を、SCCA1として用いた。
SCCA2のcDNAを、GEX−KGベクター(Guan KLら,Anal Biochem,1991,Vol.192,p.262−267)に組み込んで、大腸菌BL21にトランスフェクションした。
これをアンピシリン入りLB培地にて培養し、菌体よりグルタチオンセファロース4B(GE Healthcare社、米国)により、グルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)を付加したSCCA2を精製した。
これにトロンビンにてGSTを切断し、GSTを付加しないSCCA2を精製した。
これをブラッドフォード法にて定量し、SCCA2の標準物質とした。
一方、抗体スクリーニング用の抗原としては、SCCA2のcDNAを、pIRESpuro3ベクター(Clontech社、米国)に組み込んで、HEK293T細胞にトランスフェクションした後、puromycin耐性株を選択して、SCCA2の安定発現細胞株(293T/SCCA2)を樹立し、この293T/SCCA2細胞株の培養上清を、SCCA2として用いた。
GST付加SCCA1を、TiterMax Goldアジュバント(CytRx社、米国)と混合して、Wistarラットの足蹠皮下に投与した(50μg/ラット)。
そして、以後、このSS11G細胞株が産生するモノクローナル抗体を、抗SCCA1抗体として用いた。
そして、以後、このSS8G細胞株が産生するモノクローナル抗体を、抗SCCA2抗体として用いた。
そして、以後、SCCA1及びSCCA2に結合する抗体(抗SCCA1及びSCCA2抗体)として、このSS14B細胞株が産生するモノクローナル抗体、又はこのSS14D細胞株が産生するモノクローナル抗体を用いた。
(1)第1試薬
(a)第1試薬(担体不含)
2%のBSA、150mMの塩化ナトリウム、150mMのアルギニン塩酸塩、100mMのアルギニン、1%のデキストラン200,000、及び0.1%のアジ化ナトリウムを含む150mMのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン緩衝液(pH9.1)を調製し、これを「第1試薬(担体不含)」とした。
0.015%のラテックス粒子(平均粒径:0.07μm)〔測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体〕の懸濁液、2%のBSA、150mMの塩化ナトリウム、150mMのアルギニン塩酸塩、100mMのアルギニン、1%のデキストラン200K、及び0.1%のアジ化ナトリウムを含む150mMのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン緩衝液(pH9.1)を調製し、これを「第1試薬(担体含有)」とした。
(a)抗SCCA1抗体固定化ラテックス粒子懸濁液の調製
4%のラテックス粒子(平均粒径:0.35μm)の懸濁液及び0.3mg/mLの水溶性カルボジイミドを含む20mMのMES緩衝液(pH6.0)と、前記参考例2の(1)で調製した抗SCCA1抗体(SS11G細胞株由来)であって濃度を2mg/mLに調整したものとを、1:1に混合し、5℃にて一晩撹拌した。
これを、抗SCCA1抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とした。
4%のラテックス粒子(平均粒径:0.3μm)の懸濁液及び0.3mg/mLの水溶性カルボジイミドを含む20mMのMES緩衝液(pH6.0)と、前記参考例2の(3)で調製した抗SCCA1及びSCCA2抗体(SS14B細胞株由来)であって濃度を2mg/mLに調整したものとを、1:1で混合し、5℃にて一晩撹拌した。
これを、抗SCCA1及びSCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とした。
前記(a)で調製した抗SCCA1抗体固定化ラテックス粒子懸濁液と、前記(b)で調製した抗SCCA1及びSCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とを、1:1で混合し、これらを混合したラテックス粒子懸濁液を得た。
これを、第2試薬とした。
(1)水系溶媒試料
参考例1の(1)で調製したSCCA1を、4%BSAを含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)にて希釈し、下記の水系溶媒試料A2、水系溶媒試料A3、及び水系溶媒試料A4をそれぞれ調製した。
また、この4%BSAを含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を、SCCA1濃度が0ng/mLである水系溶媒試料A1とした。
(b)水系溶媒試料A2(SCCA1濃度:5ng/mL)
(c)水系溶媒試料A3(SCCA1濃度:15ng/mL)
(d)水系溶媒試料A4(SCCA1濃度:30ng/mL)
参考例1の(1)で調製したSCCA1を、SCCA1を1ng/mLの濃度で含むヒト血清にて希釈し、下記の生体試料A1、生体試料A2、及び生体試料A3をそれぞれ調製した。
(b)生体試料A2(SCCA1濃度:15ng/mL)
(c)生体試料A3(SCCA1濃度:30ng/mL)
(a) 測定は、免疫比濁測定装置クイックターボ(シノテスト販売)を使用してラテックス比濁法により行った。
まず、測定用セルに、前記1の(1)の(a)の第1試薬(担体不含)の320μLを分注し、これに前記2の(1)の水系溶媒試料A1の16μLを添加した。
そして、図1及び図2のいずれにおいても、試料が水系溶媒試料であるときの測定値を「▲」で表し、試料が生体試料であるときの測定値を「●」で表す。
表1及び図1より、第1試薬として第1試薬(担体不含)を用いた場合、すなわち従来の方法及び試薬においては、生体試料の測定値に負の誤差が生じ、生体試料と水系溶媒試料との間に著しい測定値差が観られることが分かる。
(1)第1試薬
(a)第1試薬(担体不含)
2%のBSA、150mMの塩化ナトリウム、200mMのアルギニン塩酸塩、180mMのアルギニン、1%のデキストラン200K、及び0.1%のアジ化ナトリウムを含む150mMのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン緩衝液(pH9.3)を調製し、これを「第1試薬(担体不含)」とした。
0.015%のラテックス粒子(平均粒径:0.070μm)〔測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体〕の懸濁液、2%のBSA、150mMの塩化ナトリウム、200mMのアルギニン塩酸塩、180mMのアルギニン、1%のデキストラン200,000、及び0.1%のアジ化ナトリウムを含む150mMのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン緩衝液(pH9.3)を調製し、これを「第1試薬(担体含有)」とした。
(a)抗SCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液の調製
4%のラテックス粒子(平均粒径:0.35μm)の懸濁液及び0.3mg/mLの水溶性カルボジイミドを含む20mMのMES緩衝液(pH6.0)と、前記参考例2の(2)で調製した抗SCCA2抗体(SS8G細胞株由来)であって濃度を2mg/mLに調整したものとを、1:1に混合し、5℃にて一晩撹拌した。
これを、抗SCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とした。
4%のラテックス粒子(平均粒径:0.3μm)の懸濁液及び0.3mg/mLの水溶性カルボジイミドを含む20mMのMES緩衝液(pH6.0)と、前記参考例2の(3)で調製した抗SCCA1及びSCCA2抗体(SS14D細胞株由来)であって濃度を2mg/mLに調整したものとを、1:1で混合し、5℃にて一晩撹拌した。
これを、抗SCCA1及びSCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とした。
前記(a)で調製した抗SCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液と、前記(b)で調製した抗SCCA1及びSCCA2抗体固定化ラテックス粒子懸濁液とを、1:1で混合し、これらを混合したラテックス粒子懸濁液を得た。
これを、第2試薬とした。
(1)水系溶媒試料
参考例1の(2)で調製したSCCA2を、4%BSAを含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)にて希釈し、下記の水系溶媒試料B2、水系溶媒試料B3、及び水系溶媒試料B4をそれぞれ調製した。
また、この4%BSAを含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)を、SCCA2濃度が0ng/mLである水系溶媒試料B1とした。
(b)水系溶媒試料B2(SCCA2濃度:5ng/mL)
(c)水系溶媒試料B3(SCCA2濃度:15ng/mL)
(d)水系溶媒試料B4(SCCA2濃度:30ng/mL)
参考例1の(2)で調製したSCCA2を、SCCA2を0.5ng/mLの濃度で含むヒト血清にて希釈し、下記の生体試料B1、生体試料B2、及び生体試料B3をそれぞれ調製した。
(b)生体試料B2(SCCA2濃度:15ng/mL)
(c)生体試料B3(SCCA2濃度:30ng/mL)
(a) 測定は、免疫比濁測定装置クイックターボ(シノテスト販売)を使用してラテックス比濁法により行った。
まず、測定用セルに、前記1の(1)の(a)の第1試薬(担体不含)の320μLを分注し、これに前記2の(1)の水系溶媒試料B1の16μLを添加した。
そして、図3及び図4のいずれにおいても、試料が水系溶媒試料であるときの測定値を「▲」で表し、試料が生体試料であるときの測定値を「●」で表す。
表3及び図3より、第1試薬として第1試薬(担体不含)を用いた場合、すなわち従来の方法及び試薬においては、生体試料の測定値に負の誤差が生じ、生体試料と水系溶媒試料との間に著しい測定値差が観られることが分かる。
Claims (19)
- 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する方法において、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料中の測定対象物質の測定方法。
- 以下の第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による請求項1記載の試料中の測定対象物質の測定方法。 - 以下の第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による請求項1記載の試料中の測定対象物質の測定方法。 - 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
- 担体がラテックス粒子である、請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
- 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定方法。
- 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする試料中の測定対象物質の測定に用いられる測定試薬であって、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び当該特異的結合物質を固定化していない担体を含有する、試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体を含有する第1試薬と、当該特異的結合物質を固定化した担体を含有する第2試薬とを含む、請求項7記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 水系溶媒を含有する第1試薬と、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体、及び当該特異的結合物質を固定化していない担体を含有する第2試薬とを含む、請求項7記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、請求項7〜請求項9のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 担体がラテックス粒子である、請求項7〜請求項10のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、請求項7〜請求項11のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 測定試薬キットである、請求項7〜請求項12のいずれか1項記載の試料中の測定対象物質の測定試薬。
- 測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、試料とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定することにより、試料中の測定対象物質を測定する際に、当該特異的結合物質を固定化した担体と試料との接触の前又はこれと同時に、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料とを接触させることを特徴とする、試料の種類による測定値差の改善方法。
- 以下の第1段階:
測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化していない担体と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、当該特異的結合物質を固定化していない担体と試料との混合物に、当該特異的結合物質を固定化した担体を接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による請求項14記載の試料の種類による測定値差の改善方法。 - 以下の第1段階:
水系溶媒と、試料とを混合し、接触させる;
及び、以下の第2段階:
前記第1段階の後、水系溶媒と試料との混合物に、測定対象物質に結合する特異的結合物質を固定化した担体と、当該特異的結合物質を固定化していない担体とを接触させ、これにより、当該特異的結合物質を固定化した担体の当該特異的結合物質と試料中に含まれていた測定対象物質との特異的結合反応を行わせ、これより生成した当該特異的結合物質を固定化した担体と測定対象物質との複合体凝集物を測定する;
による請求項14記載の試料の種類による測定値差の改善方法。 - 測定対象物質に結合する特異的結合物質が、測定対象物質に結合する抗体である、請求項14〜請求項16のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
- 担体がラテックス粒子である、請求項14〜請求項17のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
- 測定対象物質がSCCA1及び/又はSCCA2である、請求項14〜請求項18のいずれか1項記載の試料の種類による測定値差の改善方法。
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