JP6693494B2 - 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、配送の対象となる荷物の温度を管理するシステムに関する。
従来から、配送する荷物を適温に保つための技術が知られている。例えば、特許文献1には、1台の輸送トラックで常温荷物と冷蔵(冷凍)荷物を輸送する場合に、冷蔵又は冷凍荷物の輸送に断熱ボックスを使用し、断熱ボックス内の個々の荷物に温度センサを取り付けるシステムが開示されている。また、特許文献2には、トラックの積載空間(荷台)内を移動自在な仕切り板により2つに分割し、それぞれの分割空間を空調装置により温度管理する技術が開示されている。
特開2007−331937号公報 特開平10−059057号公報
特許文献1の場合、運転手等は、荷台内にある荷物が適温に保たれているか確認する場合に、車両を駐車させて荷台内の個々の荷物に取り付けられた温度センサを見に行く必要があり、手間がかかるという問題がある。そこで、本発明は、運転手等が容易に荷台内の荷物が適温に保たれているか確認することが可能な収容ユニット及び温度管理システムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、収容ユニットは、断熱性を有する収容部と、前記収容部の内部温度を測定する温度測定部と、前記温度測定部が測定した温度情報と、前記収容部を特定するための識別情報とを、外部装置へ送信する送信部と、を備える。ここで、「収容部の内部温度」は、収容部が荷物を収容している場合には、当該荷物の内部温度であってもよい。同様に、「収容部を特定するための識別情報」は、収容部が荷物を収容している場合には、当該荷物を特定するための識別情報であってもよい。このように、収容ユニットは、断熱性を有する収容部の内部温度を測定し、収容部を特定するための識別情報と共に外部装置へ送信する。
上記収容ユニットの一態様では、前記収容部は、複数の荷物を収容可能である。
上記収容ユニットの他の一態様では、前記収容部は、1または複数の温度調整材を収容し、前記温度調整材により前記収容部の内部温度が調整される。なお、複数及び複数種類の温度調整材により収容部の内部温度が調整される態様であってもよい。
上記収容ユニットの他の一態様では、前記収容部は、荷物と、当該荷物の内部環境を模したダミーパッケージと、を収容し、前記温度測定部は、前記ダミーパッケージの内部温度を測定し、前記送信部は、前記温度測定部が測定した温度情報と、前記荷物を特定するための識別情報とを、前記外部装置へ送信する。
上記収容ユニットの他の一態様では、前記収容部は、荷物と、当該荷物を模した疑似荷物と、を収容し、前記温度測定部は、前記疑似荷物の温度を測定し、前記送信部は、前記温度測定部が測定した温度情報と、前記荷物を特定するための識別情報とを、前記外部装置へ送信する。
本発明の他の観点では、上記いずれか記載の収容ユニットと、前記収容ユニットと通信を行う温度管理装置と、を有する温度管理システムであって、前記温度管理装置は、前記収容ユニットの識別情報と、前記収容ユニットの内部温度の輸送時の許容温度に関する情報とを関連付けて記憶する記憶部と、前記収容ユニットの送信部から前記収容ユニットの内部温度の測定値を示す温度情報と当該収容ユニットの識別情報とを受信する受信部と、前記受信部が受信した識別情報に対応する前記許容温度に関する情報を前記記憶部から抽出し、前記受信部が受信した温度情報と比較することで、前記収容ユニットの内部温度の調整の要否を判定する判定部と、を有する。
上記の温度管理システムでは、温度管理装置は、記憶部と、受信部と、判定部とを有する。記憶部は、収容ユニットの識別情報と、収容ユニットの内部温度の輸送時の許容温度に関する情報とを関連付けて記憶する。受信部は、収容ユニットの送信部から収容ユニットの内部温度の測定値を示す温度情報と識別情報とを受信する。判定部は、受信部が受信した識別情報に対応する許容温度に関する情報を記憶部から抽出し、受信した温度情報と比較することで、収容ユニットの内部温度の調整の要否を判定する。
上記温度管理システムの一態様では、前記温度管理装置は、前記収容ユニットの内部温度が前記許容温度から外れるか否かの予測を行う予測部をさらに備え、前記判定部は、前記予測部の予測結果に基づき、前記収容ユニットの内部温度の調整の要否を判定する。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記記憶部は、前記許容温度に関する情報として、前記収容ユニットの内部温度が前記許容温度であるか否か判定するための閾値と、前記閾値とは異なる少なくとも1つの他の閾値とを記憶し、前記予測部は、前記他の閾値と、前記受信部が受信した温度情報とを比較することで、前記予測を行う。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記温度管理装置は、前記温度情報と前記識別情報とが生成されたときの前記収容ユニットの位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、前記記憶部は、前記収容ユニットが積まれる車両の停留予定地点に関する情報を記憶し、前記判定部は、前記収容ユニットの内部温度が前記許容温度から外れると前記予測部が予測した場合に、前記位置情報に基づき、前記収容ユニットに温度調整材を加えるべき地点を前記停留予定地点から選択する。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記記憶部は、前記許容温度に関する情報として、上限又は下限の少なくとも一方を定めた複数の閾値を記憶し、前記出力部は、前記複数の閾値により区切られた複数の温度帯のうち、前記収容ユニットの内部温度が属する温度帯に基づき、前記収容ユニットの内部温度に関する警告の出力態様を決定する。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記温度管理装置は、前記収容ユニットが積まれる車両の乗員が使用する端末である。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記温度管理装置は、前記判定部が前記収容ユニットの内部温度の調整が必要と判断した場合に、前記収容ユニットの内部温度に関する警告の出力を指示する情報を生成するサーバ装置である。
上記温度管理システムの他の一態様では、前記判定部は、前記収容ユニットの内部温度の調整が必要と判断した場合に、当該収容ユニットに追加すべき温度調整材の種類または量の少なくとも一方を決定する。
本発明のさらに別の観点では、上記いずれか記載の収容ユニットの識別情報と、当該収容ユニットの内部温度の輸送時の許容温度に関する情報とを関連付けて記憶する記憶部を参照するコンピュータが実行するプログラムであって、前記収容ユニットの送信部から前記収容ユニットの内部温度の測定値を示す温度情報と当該収容ユニットの識別情報とを受信する受信部と、前記受信部が受信した識別情報に対応する前記許容温度に関する情報を前記記憶部から抽出し、前記受信部が受信した温度情報と比較することで、前記収容ユニットの内部温度の調整の要否を判定する判定部として前記コンピュータを機能させる。
本発明によれば、収容ユニットの収容部の内部温度を外部装置により好適に管理することができる。
第1実施形態に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。 断熱箱の内部を透過的に示した図である。 ドライバ端末のブロック図である。 温度測定モジュールのブロック図である。 温度管理情報のデータ構造の一例を示す。 ドライバ端末が表示する荷物温度管理画面の例を示す。 変形例に係る温度管理情報のデータ構造の一例を示す。 第2実施形態に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。 第2実施形態において車載機及びサーバ装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る荷物温度管理画面の例を示す。 断熱箱の第1構成例を示す。 第1構成例の断熱箱の不使用時での収納状態を示す。 断熱箱の第2構成例を示す。 第2構成例の断熱箱の収納に関する構成を説明する図である。 断熱箱の第3構成例を示す。 許容温度帯が0℃〜10℃に設定された断熱箱の荷台に積まれた後の温度変化のグラフと、各閾値により区切られた温度帯との関係を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る第1及び第2実施形態について説明する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。
[システム構成]
図1は、第1実施形態に係る温度管理システム100の概略構成を示す図である。温度管理システム100は、配送車両1の荷台10に積載される荷物6の温度を管理するシステムであって、図1に示すように、主に、配送車両1と、運転手が所持するドライバ端末2と、真空断熱材などの断熱材により内部空間を形成する断熱箱5と、配達物である荷物6とを有する。また、断熱箱5の内部及び一部の荷物6の内部には、温度を検出する温度測定モジュール7が取り付けられている。なお、荷台10には、荷台10内の温度調整を行う温調機が設けられていてもよい。
ドライバ端末2は、例えばスマートフォンなどの表示機能を有する携帯型端末であって、温度測定モジュール7から送信される情報(「測定情報Sd」とも呼ぶ。)を受信する。そして、ドライバ端末2は、測定情報Sdに基づき、荷台10内の荷物6の温度に関する管理画面(「荷物温度管理画面」とも呼ぶ。)を表示する。測定情報Sdには、後述するように、温度測定モジュール7が測定した温度情報に加え、温度測定の対象となる断熱箱5又は荷物6(単に「対象物」とも呼ぶ。)を特定するための識別情報が含まれている。ドライバ端末2は、本発明における「温度管理装置」の一例である。
温度測定モジュール7は、温度を測定する機能及び通信機能を有するモジュールであり、測定した温度を含む測定情報Sdを一定又は不定の間隔又は継続的にドライバ端末2へ送信する。温度測定モジュール7は、各断熱箱5、及び、一部の荷物6に取り付けられている。断熱箱5及び温度測定モジュール7は、本発明における「収容ユニット」の一例である。
図2は、断熱箱5の内部を透過的に示した図である。図2では、断熱箱5が透過的に示されている。図2に示すように、断熱箱5の内部には、1つ以上(図2では4つ)の荷物6が載置されると共に、温度測定モジュール7と、保冷材などの温度調整材8とが設けられる。このように、断熱箱5の内部には、同一温度帯により保管されるべき複数の荷物6が適宜1つの断熱箱5内に収容される。これにより、同一温度帯により保管されるべき荷物を1つの断熱箱5にまとめて収納することができる。また、温度調整材8により温度調整を行うことで、電源を必要とすることなく、好適に断熱箱5の内部温度を調整することができる。断熱箱5は、本発明における「収容部」の一例である。
また、断熱箱5内の荷物6の一部には、温度測定モジュール7が取り付けられている。一方、密封されていて温度測定モジュール7を内部に取り付けることができない荷物6、温度測定モジュール7を内部に取り付けるのが衛生上好ましくない荷物6には、温度測定モジュール7が取り付けられていない。
ここで、図2に示す断熱箱5の内部に載置されている複数の荷物6の1つである荷物6aには、温度測定モジュール7が取り付けられていないため、荷物6aの内部温度を直接計測することができない。これに対処するため、図2の例では、荷物6aと類似した内部環境を形成するダミーパッケージ6Dが荷物6aの近傍に載置されており、ダミーパッケージ6Dの内部に温度測定モジュール7が設置されている。ダミーパッケージ6Dには、好適には、温度測定用のダミーサンプルが収容される。
ダミーパッケージ6Dに取り付けられた温度測定モジュール7が生成する測定情報Sdには、当該温度測定モジュール7が検出する温度情報と共に、荷物6aを特定するための識別情報が含まれている。これにより、ドライバ端末2は、ダミーパッケージ6Dに取り付けられた温度測定モジュール7から受信した測定情報Sdに含まれる温度情報を、荷物6aの内部温度の情報とみなして使用する。なお、ダミーパッケージ6Dの識別情報と荷物6aの識別情報との対応テーブル等を予めドライバ端末2が記憶している場合には、ダミーパッケージ6Dに取り付けられた温度測定モジュール7が生成する測定情報Sdに、ダミーパッケージ6Dの識別情報が含まれていてもよい。
このように、密封されていて温度測定モジュール7を取り付けることができない荷物6や温度測定モジュール7を内部に取り付けるのが衛生上好ましくない荷物6が存在する場合、対応するダミーパッケージを断熱箱5の内部に設ける。この構成により、荷物6の内部温度を的確にドライバ端末2に推定させることができる。
なお、ダミーパッケージは、段ボール等に収容された肉や野菜等の直接温度を測れない物品を模した擬似荷物であってもよい。この場合、疑似荷物に温度測定モジュール7が取り付けられる。この場合、疑似荷物として、例えば、「JIS B 8631−1:2011 冷凍・冷蔵ショーケース」に記載のMSパッケージ等を使用したものが挙げられる。この場合であっても、ドライバ端末2は、肉や野菜等の直接温度を測れない物品の温度を、当該物品に対応する疑似荷物に取り付けられた温度測定モジュール7が生成する測定情報Sdに基づき、好適に推定することができる。
また、断熱箱5は、輸送に用いられる際には作業者や確認者以外に開放されないように封をされていてもよい。封の方法としてはガムテープ等のテープ類、ストレッチフィルム、セキュリティシール、封印錠、封印環、ダイヤル式ロック、TSA(Transportation Security Administration)ロック、電子ロック等が考えられるがこれらに限られない。これらを用いることで他者による断熱箱5内部の荷物の盗難や物品の混入を防止できる。封の方法として、断熱箱5の扉部を本体部に固定するようにテープ、ストレッチフィルムで巻いて固定する、扉部と本体部にまたがるようにセキュリティシールを貼る、扉部と本体部の両方に輪状の部材を配置してそれぞれの輪状部材をつなぐように封印錠、封印環、ダイヤル式、TSA式の錠で封をする、先端にダイヤル式、TSA式のロック機構を有するベルト状部材を扉部と本体部に設置し、それぞれをつなぎ固定する等の方法が考えられるが、これらに限定されない。
[断熱箱の構造例]
次に、断熱箱5の構成例(第1〜第3構成例)について、図11〜図15を参照して説明する。ただし、これらに限定されるものではない。
図11(A)は、断熱箱5の第1構成例を示す。図11に示す断熱箱5は、主に、天面パネル11と、正面パネル12と、左面パネル13と、背面パネル14と、右面パネル15と、底面パネル16と、を有する容器本体10と、容器本体10のうち天面パネル11と左面パネル13と背面パネル14と右面パネル15と底面パネル16とを覆うように配置された外装袋30と、を備える。左面パネル13と右面パネル15とは、それぞれ、外装袋30に取り付けられている。天面パネル11と背面パネル14と底面パネル16と正面パネル12は、それぞれ、右面パネル15に不図示の連結部を介して回動可能に連結されており、正面パネル12を回動させることで片開き扉とすることができる。また、背面パネル14等の内部壁面には、物を収容することができる保持部19が複数設けられている。保持部19には、温度測定モジュール7が収容されてもよい。さらに、外装袋30の表面には、フック39と、後述する図12で図示する把持部38とが設けられる。
また、断熱箱5は、不使用状態では、折り畳んで収納することができる。この構成について説明する。図11(B)は、第1構成例に係る断熱箱5の左面パネル13、背面パネル14、及び右面パネル15を透過的に図示した俯瞰図であり、図11(C)は、背面パネル14及び右面パネル15のつなぎ目の構造を示す。図11(B)、(C)に示すように、背面パネル14は、左面パネル13に対して取り外し可能である一方、背面パネル14及び右面パネル15は布等を介して繋がれている。そして、背面パネル14は、右面パネル15と対向するように折り畳み自在である。同様に、天面パネル11及び底面パネル16は、右面パネル15側に折り畳み自在である。
図12(A)は、正面パネル12を取り外し、背面パネル14、天面パネル11及び底面パネル16を順に右面パネル15側に折り畳んだ状態の断熱箱5を示す。図12(A)の例では、右面パネル15に背面パネル14が重ねられた後、背面パネル14に面接触するように天面パネル11及び底面パネル16が重ねられる。図12(B)は、左面パネル13を右面パネル15側に平行移動させた場合の断熱箱5の状態を示す。図12(B)の状態では、左面パネル13の内壁に正面パネル12を重ねた後、容器本体10から外れた外装袋30を挟み込むように、正面パネル12及び左面パネル13を、右面パネル15側に寄せている。このように、第1構成例に係る断熱箱5は不使用状態では、好適に折り畳んで収納することができる。
図13(A)、(B)は、第2構成例に係る断熱箱5を示す。図13(A)に示すように、第2構成例に係る断熱箱5は、両面開き自在な構成となっており、第2構成例に係る正面パネル12は、左正面パネル12Lと、右正面パネル12Rとから構成される。左正面パネル12Lは、左面パネル13に対して回動可能に連結されており、右正面パネル12Rは、右面パネル15に対して回動可能に連結されている。
また、図13(B)に示すように、天面パネル11は、2つ折りの状態にして断熱箱5を開放することができる。図13(B)の例では、天面パネル11は、前側天面パネル11Fと、後側天面パネル11Rとから構成され、前側天面パネル11Fが後側天面パネル11Rとの連結部を軸にして外側に反転している。同様に、後側天面パネル11Rは、前側天面パネル11Fとの連結部を軸にして外側に反転することが可能である。このように、第2構成例に係る断熱箱5であっても、好適に荷物6及び温度測定モジュール7を収容することができる。
また、第2構成例に係る断熱箱5についても、不使用時に折り畳み自在に構成されるとよい。図14(A)は、使用時における正面パネル12、左面パネル13、背面パネル14、右面パネル15、及び底面パネル16の配置を示す。また、図14(B)は、不使用時に正面パネル12、左面パネル13、背面パネル14、右面パネル15、及び底面パネル16を折り畳んだ状態の断熱箱5を示す。図14の例では、背面パネル14と左面パネル13、及び背面パネル14と右面パネル15が布などにより繋がれている。そして、断熱箱5を収納する場合、背面パネル14に底面パネル16を重ねた後、左面パネル13及び右面パネル15を順に重ねる。このように、第2構成例に係る断熱箱5であっても、好適に折り畳んで収納することができる。
図15(A)は、第3構成例に係る断熱箱5の前扉を閉じた状態の正面図を示し、図15(B)は、第3構成例に係る断熱箱5の前扉を開いた状態の正面図を示す。第3構成例では、正面パネル12は、左正面パネル12Lと、右正面パネル12Rと、下正面パネル12Bとから構成されている。左正面パネル12Lは、左面パネル13に対して回動可能に連結されており、右正面パネル12Rは、右面パネル15に対して回動可能に連結されている。また、下正面パネル12Bは、底面パネル16に対して回動可能に連結されている。天面パネル11の構成及び不使用時の折り畳み構造については、第2構成例と同一である。このように、第3構成例に係る断熱箱5であっても、荷物6及び温度測定モジュール7を好適に収容することができる。
[ドライバ端末及び温度測定モジュールの構成]
図3は、ドライバ端末2のブロック図である。ドライバ端末2は、主に、ディスプレイなどの表示部21と、タッチパネルなどの入力部22と、記憶部23と、通信部24と、制御部25と、GPS受信機26と、を備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
記憶部23は、例えば、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成され、制御部25が実行するプログラム及び制御部25が実行する処理に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部23は、各断熱箱5及び荷物6ごとに輸送時の適正な温度帯を示す情報である温度管理情報Itを記憶する。温度管理情報Itについては後述する。
通信部24は、制御部25の制御に基づき、荷台10内の断熱箱5や荷物6に取り付けられた温度測定モジュール7から測定情報Sdを受信し、受信した測定情報Sdを制御部25へ供給する。GPS受信機26は、現在位置を示す位置情報を生成する。
制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することで、ドライバ端末2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部25は、荷台10内の断熱箱5や荷物6に取り付けられた温度測定モジュール7から送信される測定情報Sdを、通信部24により受信する。そして、制御部25は、受信した測定情報Sdに基づき、荷物温度管理画面を表示部21に表示させる。制御部25は、本発明における「受信部」、「予測部」、「判定部」、及びプログラムを実行する「コンピュータ」の一例である。また、表示部21は、本発明における「出力部」の一例である。
図4は、温度測定モジュール7のブロック図である。温度測定モジュール7は、主に、温度センサ71と、通信部72と、記憶部73と、制御部75とを有する。これらの各要素は、バスライン70を介して相互に接続されている。
温度センサ71は、温度を測定し、測定した温度の情報を制御部75へ供給する。温度センサ71は、本発明における「温度測定部」の一例である。通信部72は、制御部75の制御に基づき、制御部75が生成した測定情報Sdをドライバ端末2へ送信する。通信部72は、本発明における「送信部」の一例である。
通信部72の配置は、断熱箱5の内部空間内であってもよく、外部空間であってもよく、また、断熱箱5を構成する壁面に埋め込まれていてもよい。例えば、図11〜図15に示す保持部19の内部に通信部72を設置してもよい。この場合、保持部19を構成する部材は、通信部72の情報の送信を阻害しないものが好ましい。仮に保持部19が通信を阻害する可能性がある部材で構成される場合には、保持部19の少なくとも一部に情報の送信を可能とする開口部を設けるとよい。断熱箱5の外部空間に通信部72が設けられる場合には、断熱箱5が積載されている空間(即ち荷台10の内部空間)を構成する壁面や空間内に、通信部72を収容する保持部を設置してもよい。また、断熱箱5の壁面に通信部72が埋め込まれている場合には、埋め込まれている壁面は、断熱箱5の側面部(即ち、図11等の左面パネル13又は右面パネル15)でもよく天面部(即ち、図11等の天面パネル11)でもよく床面部(即ち、図11等の底面パネル16)でもよい。通信部72の厚みは壁面部より薄い場合に凸部が発生しないため好ましく、また、通信部72の厚みと壁面部の厚みの差分と同等の厚みの他材料を当該差分を埋めるように配置することで、凹部も発生しない構成とすることがより好ましい。上述の他材料は、繊維系断熱材、発泡断熱材、真空断熱材等の高い断熱性を有する材料が好ましい。
記憶部73は、制御部75が実行するプログラム及び制御部75が実行する処理に必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部73は、当該温度測定モジュール7が取り付けられる断熱箱5又は荷物6の識別情報や、測定情報Sdの送信先であるドライバ端末2のアドレス情報等を予め記憶する。
制御部75は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、ROM等に記憶されたプログラムを実行することで、温度測定モジュール7の全体を制御する。本実施形態では、制御部75は、温度センサ71が生成した温度情報に、取付先である断熱箱5又は荷物6の識別情報を加えた測定情報Sdを生成し、通信部72によりドライバ端末2へ送信する。
[測定情報に基づく表示]
次に、測定情報Sdに基づくドライバ端末2の表示制御について説明する。概略的には、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7から送信される測定情報Sdに基づき各断熱箱5及び荷物6の内部温度を認識し、各内部温度が温度管理情報Itに規定される温度範囲から外れた場合又は外れることが予測される場合に、所定の警告を出力する。
図5は、温度管理情報Itのデータ構造の一例を示す。図5に示す温度管理情報Itは、「対象物」、「許容温度帯」、「第1閾値」、及び、「第2閾値」の各項目を含む。
項目「対象物」には、温度測定モジュール7により温度が測定される対象となる断熱箱5又は荷物6の識別名が記録されている。なお、図5の例では、項目「対象物」には、説明便宜上、断熱箱5及び荷物6の抽象的な名称が記録されているが、実際には、各断熱箱5及び荷物6を示す識別番号等が記録される。項目「許容温度帯」には、輸送時に各断熱箱5又は荷物6の内部温度が保たれるべき温度(即ち許容温度)の範囲が記録される。許容温度帯は、上限又は下限の一方の温度のみが規定されていてもよく、上限及び下限の温度が規定されていてもよい。
項目「第1閾値」には、許容温度帯に属するか否かを判定するための温度の上限又は/及び下限の閾値(「第1閾値」とも呼ぶ。)が記録されている。第1閾値は、高い警告レベルの警告を行うか否か判定するために用いられる。また、項目「第2閾値」には、低い警告レベルの警告の要否を判定するための温度の上限又は下限の閾値(「第2閾値」とも呼ぶ。)が記録される。例えば、「高い警告レベル」は、温度調整材8を至急追加すべき旨を通知する緊急性が高い警告であり、「低い警告レベル」は、温度調整材8を所定時間(例えば1時間)以内に追加すべき旨を通知する緊急性が低い警告である。なお、許容温度帯に上限及び下限が設けられている場合、第1閾値及び第2閾値ごとに、上限値及び下限値が設けられる。図5の例では、0℃〜10℃の許容温度帯を有する断熱箱Yの第1閾値は、下限値が0℃となり、上限値が10℃となる。また、断熱箱Yの第2閾値は、下限値が2℃となり、上限値が8℃となる。
このように、図5の例では、温度測定モジュール7による温度測定の対象物ごとに、警告の要否を判定するための第1閾値及び第2閾値が関連付けられている。従って、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7から受信する測定情報Sdに含まれる識別情報に対応する第1閾値及び第2閾値を温度管理情報Itから参照することで、各対象物の温度管理に関する警告の要否を好適に判定することができる。また、許容温度帯の境界値に設定される第1閾値とは異なる第2閾値を設けることで、ドライバ端末2は、温度調整材8の追加の要否を的確に予測し、対象物の内部温度が許容温度帯から外れる前に警告を行うことができる。
図6は、図5に示す温度管理情報Itを参照することでドライバ端末2が表示する荷物温度管理画面の例を示す。図6の例では、ドライバ端末2は、荷物温度管理画面上に、温度管理リスト28と、警告欄29とを表示させている。
温度管理リスト28は、温度管理の対象である全ての断熱箱5及び荷物6の内部温度に関する情報を表すリストであり、「対象物」、「最新温度」、「許容温度帯」、「状態」の各項目から構成される。
ドライバ端末2は、「対象物」の項目に、温度測定モジュール7から受信する測定情報Sdに含まれる対象物の識別情報(ここでは識別名)を表示すると共に、「最新温度」の項目に、当該測定情報Sdに含まれる温度情報が示す温度を表示する。また、ドライバ端末2は、温度管理情報Itを参照し、各対象物に対応する許容温度帯を、「許容温度帯」の項目に表示する。
さらに、ドライバ端末2は、上述の温度管理情報Itのレコードに記録された第1閾値及び第2閾値と、項目「最新温度」が示す温度とを比較し、その比較結果に基づき判定した温度状態を、「状態」の項目に表示している。図6の例では、ドライバ端末2は、項目「最新温度」が示す温度と第1閾値及び第2閾値との比較結果に基づき、警告が必要ない(即ち許容温度帯から外れるおそれがない)場合には、項目「状態」を「通常」と表記している。例えば、断熱箱Xの場合、ドライバ端末2は、最新温度「2.2℃」が第2閾値「4℃」よりも低いことから、警告が必要ないと判断し、項目「状態」を「通常」と表記する。
一方、ドライバ端末2は、項目「最新温度」が示す温度が第1閾値と第2閾値との間にある場合、低レベルの警告が必要と判断し、項目「状態」を「要注意」と表記する。また、ドライバ端末2は、項目「最新温度」が示す温度と第1閾値とを比較し、当該温度が許容温度帯から外れていると判断した場合には、高レベルの警告が必要と判断し、項目「状態」を「温度超過」と表記する。例えば、断熱箱Yの場合、ドライバ端末2は、最新温度「9.2℃」が上限の第2閾値「8℃」よりも高く、かつ、第1閾値「10℃」より低いことから、低レベルの警告が必要と判断し、項目「状態」を「要注意」と表記する。他の例では、断熱箱Zの場合、ドライバ端末2は、最新温度「−4℃」が上限の第1閾値「−5℃」よりも高いことから、高レベルの警告が必要と判断し、項目「状態」を「温度超過」と表記する。
また、ドライバ端末2は、低レベル又は高レベルの警告が必要な対象物に対し、警告欄29にて温度調整材8の追加を促す警告を表示している。具体的には、ドライバ端末2は、最新温度が上限の第1閾値を超え、温度管理リスト28の項目「状態」が「温度超過」(即ち高い警告レベル)となっている断熱箱Z及び断熱箱Z内の荷物Hに対し、至急保冷材を追加すべき旨を表示している。また、ドライバ端末2は、最新温度が上限の第2閾値を超え、温度管理リスト28の項目「状態」が「要注意」(即ち低い警告レベル)となっている断熱箱Yに対し、一時間以内に保冷材を追加すべき旨を表示している。なお、ドライバ端末2は、最新温度が下限の第1閾値又は第2閾値を下回った対象物が存在する場合には、温度低下を抑制するための蓄熱材を追加すべき旨を表示するとよい。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態によれば、ドライバ端末2は、記憶部23等に記憶されたプログラムを実行することで、温度管理が必要な断熱箱5及び荷物6に取り付けられた温度測定モジュール7から測定情報Sdを受信し、温度管理情報Itを参照して各対象物の温度調整の要否を判定する。これにより、ドライバ端末2は、温度調整材8の追加の要否を好適に判定することができる。また、ドライバ端末2は、温度管理リスト28及び警告欄29を含む荷物温度管理画面を表示させることで、運転手に対し、各荷物6の温度を把握させると共に、温度調整材8の追加の要否を好適に認識させることができる。また、断熱箱5の内部又は断熱箱5の内部に載置された荷物6に温度測定モジュール7が備えられていることで、断熱箱5は、好適に内部温度の情報をドライバ端末2に通知して管理させることができる。
[第1実施形態の変形例]
以下では、上記した第1実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて第1実施形態に適用することができる。
(変形例1−1)
ドライバ端末2は、荷台10内の温度調整の要否をさらに判定してもよい。
この場合、荷台10には、温度測定モジュール7が設置され、ドライバ端末2は、当該温度測定モジュール7から測定情報Sdを受信する。そして、ドライバ端末2は、第1実施形態と同様に、荷台10に対する第1及び第2閾値等を、温度管理情報Itとして予め記憶しておき、測定した荷台10の内部温度に対する警告の要否をこれらの閾値を用いて判定する。そして、ドライバ端末2は、警告を行う必要があると判断した場合、荷物温度管理画面の警告欄29等に、荷台内10の温度調整を行う必要性がある旨の表示を行う。この場合、運転手は、例えば、荷台10内に設けられた温調機をオンにしたり、当該温調機の温度設定等を変更したりする。これにより、荷台10内についても好適に温度調整を行い、断熱箱5に収容されていない荷物6の外部温度を適温に保つことができる。
また、ドライバ端末2は、荷台10内の急激な温度変化を検出した場合、荷台10内に急激な温度変化があった旨の警告を、荷物温度管理画面などに表示してもよい。この場合、好適には、ドライバ端末2は、荷台10の扉が開いている可能性があることを勘案し、荷台10の扉が開いているか否かを確認すべき旨のメッセージを、荷物温度管理画面上に表示させてもよい。これにより、荷台10の扉が開いていることに起因した温度変化を好適に抑制することができる。
(変形例1−2)
温度測定モジュール7が送信する測定情報Sdには、断熱箱5又は荷物6の識別情報が含まれていた。これに代えて、測定情報Sdには、温度測定モジュール7の識別情報が含まれていてもよい。
この場合、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7の識別情報と、当該温度測定モジュール7が設置される断熱箱5又は荷物6の識別情報との対応テーブルを予め記憶しておく。そして、ドライバ端末2は、当該対応テーブルを参照することで、対象物である断熱箱5又は荷物6の識別情報を、測定情報Sdに含まれる温度測定モジュール7の識別情報から認識する。この場合、「温度測定モジュール7の識別情報」は、本発明における「収容部を特定するための識別情報」の一例である。この態様であっても、ドライバ端末2は、好適に、対象物である断熱箱5又は荷物6の識別情報を特定し、警告の要否判定に必要な第1及び第2閾値等を温度管理情報Itから抽出することができる。
(変形例1−3)
ドライバ端末2は、対象物である断熱箱5又は荷物6の内部の2次元又は3次元での温度分布を表示してもよい。
この場合、1つの断熱箱5又は荷物6内に、複数の温度測定モジュール7が設置されており、ドライバ端末2は、これらの温度測定モジュール7から測定情報Sdを取得する。ここで、測定情報Sdには、例えば、温度測定モジュール7の識別情報が含まれ、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7の識別情報と、当該温度測定モジュール7が設置される対象物の識別情報と、当該温度測定モジュール7の対象物内での配置情報との対応テーブルを予め記憶しておく。そして、ドライバ端末2は、測定情報Sdを受信した場合、当該対応テーブルを参照することで、対象物の内部での温度の測定位置及び測定温度を認識し、公知のデータ補間処理などにより、温度分布のグラフを生成して荷物温度管理画面に表示させる。この場合、ドライバ端末2は、例えば、ユーザ入力により温度管理リスト28から1つの対象物が選択されたときに、選択された対象物の温度分布のグラフを表示させる。これにより、ドライバ端末2は、対象物の内部温度の分布を好適に運転手に把握させることができる。
(変形例1−4)
ドライバ端末2は、荷物6を断熱箱5に収納する前に、断熱箱5を予冷する必要がある場合には、目標の温度まで断熱箱5の内部が冷却されたか否かを知らせる画面を表示してもよい。
この場合、例えば、ドライバ端末2は、予冷が必要な各荷物6の目標温度を予め記憶しておき、当該各荷物6に設置された温度測定モジュール7から受信する測定情報Sdに基づき、各荷物6が目標温度に達した否か判定する。そして、ドライバ端末2は、荷物6ごとの判定結果を示す画面を表示させる。これにより、目標の温度まで断熱箱5の内部が冷却されたか否かを好適に運転手に把握させることができる。
(変形例1−5)
荷物温度管理画面の警告欄29にて温度調整材8を追加すべき旨の警告を表示する場合、ドライバ端末2は、追加すべき温度調整材8の種類及び量を指定してもよい。
例えば、ドライバ端末2は、温度管理の対象となる断熱箱5及び荷物6ごとに、警告時に指定する温度調整材8の種類及び量を記録したテーブルを予め記憶しておく。そして、ドライバ端末2は、警告欄29にて温度調整材8を追加すべき旨の警告を表示する際に、上述のテーブルを参照することで、警告対象の断熱箱5又は荷物6に対応付けられた温度調整材8の種類及び量を認識し、警告欄29に表示させる。これにより、ドライバ端末2は、温度調整作業を円滑に実行させることができる。
(変形例1−6)
ドライバ端末2は、受渡しが完了した荷物6又は中身に荷物6が無くなった断熱箱5が存在すると判定した場合、荷物温度管理画面にその判定結果を反映させてもよい。
例えば、荷物6の受渡後に当該荷物6に付された温度測定モジュール7の電源がオフに設定される場合について検討する。この場合、ドライバ端末2は、各温度測定モジュール7から測定情報Sdを継続して受信しているか否か監視し、測定情報Sdを受信しなくなった温度測定モジュール7を検知した場合、当該温度測定モジュール7に設置されていた断熱箱5又は荷物6の温度管理が不要になったと判断する。よって、この場合、ドライバ端末2は、温度管理リスト28から、温度管理が不要となった断熱箱5又は荷物6に対応する情報を消去したり、配達が完了した旨の表示を付加したりする。これにより、ドライバ端末2は、現時点で温度管理の対象となっている対象物の存在を明確に運転手に把握させることができる。
(変形例1−7)
ドライバ端末2は、対象物である断熱箱5又は荷物6の温度が許容温度帯から外れる可能性の有無を、第1閾値よりも許容温度帯の内側に設定された第2閾値により判定した。これに代えて、ドライバ端末2は、過去に実測した測定温度の統計情報に基づき、対象物の配達地点に到着する前に対象物の温度が許容温度帯から外れるか否かを予測してもよい。
例えば、この場合、ドライバ端末2は、過去の配送時に受信した時系列での断熱箱5及び荷物6の測定温度を蓄積し、蓄積したデータを対象に、時間変化に対する温度の変化傾向を、公知の統計技術により解析する。そして、ドライバ端末2は、温度管理の対象となる断熱箱5又は荷物6の最新温度と、出発時刻からの経過時間と、解析した時間変化に対する温度の変化傾向とに基づき、許容温度帯から対象の断熱箱5又は荷物6の温度が外れることが予想される時刻(「予想限界時刻」とも呼ぶ。)を算出する。そして、ドライバ端末2は、算出した予想限界時刻が、対象物の配達地点への到着予想時刻よりも前である場合に、温度調整材8を追加すべき旨の警告を、予想限界時刻と共に警告欄29に表示させる。
これにより、ドライバ端末2は、各対象物の配送地点までに当該対象物に温度調整材8を追加する必要性を事前に予測し、温度調整材8の追加の必要性を予め運転手に認識させ、余裕を持って温度調整材8の追加作業を実行させることができる。
好適には、ドライバ端末2は、時間変化に対する断熱箱5又は荷物6の内部温度の変化傾向を算出する場合、対象となる断熱箱5又は荷物6と近似する輸送条件により過去に配達された断熱箱5又は荷物6の配達時の測定温度の時系列データを用いるとよい。この場合、ドライバ端末2は、例えば、荷物6の中身、配送時間帯、配送する季節、荷台10内の温度、断熱箱5又は荷物6の外装の断熱性、又は/及び断熱箱5又は荷物6の外装の表面積等が近似する条件で測定された過去の測定温度の時系列データを抽出する。そして、ドライバ端末2は、抽出した過去の測定温度の時系列データに基づき、対象の断熱箱5又は荷物6の内部温度の変化傾向を算出する。これにより、ドライバ端末2は、より的確に予想限界時刻を算出することができる。
他の例として、ドライバ端末2は、過去の配達時での温度変化の時系列データを選別する代わりに、各対象物の予想限界時刻の算出後、当該予想限界時刻を、各対象物の輸送条件等に応じて補正してもよい。例えば、ドライバ端末2は、荷物6の中身、配送時間帯、配送する季節、荷台10内の温度、断熱箱5又は荷物6の外装の断熱性、又は/及び断熱箱5又は荷物6の外装の表面積等に応じて、予想限界時刻を補正する。この例によっても、ドライバ端末2は、より的確に予想限界時刻を算出することができる。
(変形例1−8)
ドライバ端末2は、荷物温度管理画面上に温度調整材8を追加すべき旨の警告を表示した。これに加えて、ドライバ端末2は、図示しない音声出力装置により、温度調整材8を追加すべき旨の警告を出力してもよい。この場合、音声出力装置は、本発明における「出力部」の一例である。
例えば、ドライバ端末2は、低レベル又は高レベルの警告を行う必要があると判断した場合、音声出力装置により温度調整材8の追加の必要性がある旨を音声出力し、さらに詳細については荷物温度管理画面を参照すべき旨を運転手に通知してもよい。これにより、ドライバ端末2は、運転中の運転手に対しても、温度調整の要否を好適に認識させることができる。また、ドライバ端末2は、警告欄29を表示する代わりに、温度管理リスト28の項目「状態」が「要注意」や「温度超過」であるリストを色分けなどにより強調表示してもよい。これによっても、ドライバ端末2は、温度調整の要否を好適に運転手に認識させることができる。
(変形例1−9)
ドライバ端末2は、3つ以上の閾値を用いて、温度調整材8を追加すべき旨の警告を段階的に実行してもよい。
図7は、変形例に係る温度管理情報Itのデータ構造の一例を示す。図7の例では、第1閾値及び第2閾値に加え、第3閾値が記録されている。例えば、この場合、第1閾値は、温度調整材8を即時に追加すべき旨の警告(即ち高レベルの警告)の要否を判定するための閾値、第2閾値は、温度調整材8を所定時間以内に追加すべき旨の警告(即ち中レベルの警告)の要否を判定するための閾値、第3閾値は、温度調整材8を追加することを推奨する警告(即ち低レベルの警告)の要否を判定するための閾値として使用される。ドライバ端末2は、図7に示す温度管理情報Itを参照して第1〜第3閾値に基づき警告の要否を判定することで、より的確な警告を運転手に対して行うことができる。これにより、運転手は、余裕を持って温度調整材8を追加する作業を行うことができる。また、ドライバ端末2は、4つ以上の閾値を用いた場合にも同様に、より的確な警告を運転手に対して行うことができる。
(変形例1−10)
温度センサ71が測定した温度情報と、対象物を特定するための識別情報とを、ドライバ端末2へ送信する構成例は、通信部72が直接ドライバ端末2へ送信する態様に限定されない。例えば、断熱箱5が信号を遮断するような空間(遮断空間)に配置されている場合、断熱箱5の内部温度を測定する温度センサ71から遮断空間内に置かれた第1の送信部に測定情報が送られ、第1の送信部と有線接続されており、遮断空間の外部に配置された第2の送信部に送られ、第2の送信部からドライバ端末2に発信される態様であってもよい。この場合、通信が遮断される恐れがない。なお、後述する第2実施形態では、温度測定モジュール7の通信部72が上述の第1の送信部に相当し、車載機3が上述の第2の送信部に相当する。また、断熱箱5が積載される空間内では電源を確保することが困難な場合があるが、第2の送信部が積載空間の外に配置されることで電源を確保できる。これにより、電力消費が大きいドライバ端末2へのデータの送信による電池切れの心配がなくなる。
この場合、温度センサ71と第1の送信部の接続形式は有線接続であってもよく、無線接続でもよい。有線接続の場合は、Ethernet(登録商標),RS−232C,USB2.0,IEEE1394等の方式が挙げられるが、これらに限定されるものではない。無線接続の場合は,RF−ID,NFC(Near Field Communication),Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee(登録商標)等の方式が挙げられるが、これらに限定されるものではない。第1の送信部と第2の送信部の接続形式は有線接続が好ましい。
この場合、第2の送信部からドライバ端末2への測定情報Sdの送信の頻度は制御されていてもよい。この場合、一例として、温度情報を解析し、温度変化がない、もしくは、十分に小さい場合には第2の送信部による送信頻度を下げ、温度変化が大きい場合には第2の送信部による発信頻度を上げる。これにより不必要な発信を減らすことができ、省エネルギー効果が得られる。一方、第2の送信部は、特に急激に温度変化が発生した場合や、温度が第1又は第2閾値を超えた場合には、即座に測定情報Sdをドライバ端末2へ送信することで、温度調整材8の追加の要否判断をドライバ端末2に実行させるとよい。
なお、温度センサ71が測定した温度情報は、上述の第1又は第2の送信部に蓄積されることが好ましい。
第2の送信部は、RF−ID,NFC(Near Field Communication),Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee(登録商標)等の方式で温度情報を送信する機器が使用でき、例えば、ドライブレコーダー、カーナビゲーション、パケットデータ送信機能付き携帯電話等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのうちドライブレコーダーは、一般的に、車両輸送において車両のエンジンのオン、オフや急加速、急減速を感知するため、車両の運転状況に応じて測定情報Sdの送信タイミングを決定することが可能である。よって、この場合、より安定した定温輸送が可能となる。
(変形例1−11)
ドライバ端末2は、温度管理情報Itに記憶された複数の閾値により区切られた温度帯のうち、断熱箱5等の対象物の内部温度が遷移した温度帯に応じて、警告の出力態様を異ならせてもよい。
図16は、許容温度帯が0℃〜10℃に設定された断熱箱5の荷台10に積まれた後の時間経過に伴う温度変化のグラフと、各閾値により区切られた温度帯との関係を示す。図16の例では、一例として、(変形例1−9)に準じて3段階の上限及び下限の閾値(第1〜第3閾値)が設定されている。また、この例では、ドライバ端末2は、好適には、移動中であってもドライバ端末2のディスプレイを運転者が安全に視認できるように、車室内に固定されている。この場合、ドライバ端末2は、例えば、据置型のナビゲーション装置やドライブレコーダーなどであってもよい。
図16の例では、ドライバ端末2は、下限の第3閾値(ここでは3℃)から上限の第3閾値(ここでは7℃)までの温度帯(「第3温度帯」とも呼ぶ。)に対象物の内部温度が属する場合、対象物の内部温度が適温に保たれていると判断し、ディスプレイ(即ち表示部21)の表示カラーを緑又は青に設定する。この場合、ドライバ端末2は、例えば、緑又は青をディスプレイの背景色又は基調色とする。一方、ドライバ端末2は、下限の第3閾値(3℃)から下限の第2閾値(ここでは1℃)までの温度帯又は上限の第3閾値(7℃)から上限の第2閾値(ここでは9℃)までの温度帯(「第2温度帯」とも呼ぶ。)に対象物の内部温度が属すると判断した場合、警告が必要と判断し、ディスプレイの表示カラーを黄色に設定する。また、ドライバ端末2は、下限の第2閾値(1℃)から下限の第1閾値(ここでは0℃)までの温度帯又は上限の第2閾値(9℃)から上限の第1閾値(ここでは10℃)までの温度帯(「第1温度帯」とも呼ぶ。)に対象物の内部温度が属すると判断した場合、第2温度帯よりも高レベルの警告が必要と判断し、ディスプレイの表示カラーを赤に設定する。
図16の例では、ドライバ端末2は、経過時間が約30分から約3時間までの間、10時間から12時間までの間、及び、約14時間から約16時間までの時間帯では、対象物の内部温度が第2温度帯に属することから、ディスプレイの表示カラーを黄色に設定する。また、ドライバ端末2は、経過時間が約12時間から14時間までの間では、対象物の内部温度が第1温度帯に属することから、ディスプレイの表示カラーを赤色に設定する。なお、図16の例では、経過時間が12時間から13時間までの間に温度調整材8が対象物である断熱箱5に追加されたことにより、当該断熱箱5の内部温度が上昇傾向から下降傾向に転じている。なお、ドライバ端末2が警告用のランプを有していた場合、ドライバ端末2は、ディスプレイの表示制御に代えて、又はこれに加えて、対象物の内部温度が属する温度帯に応じて、点灯させるランプの色を変更してもよい。この場合、ドライバ端末2のディスプレイやランプは、本発明における「出力部」の一例であり、ドライバ端末2の制御部25は、本発明における「出力制御部」の一例である。このように、ドライバ端末2は、荷台10内の対象物の内部温度に応じてディスプレイの表示カラーを変更することで、温度調整材8の追加の要否及び追加の緊急性を運転者に好適に把握させることができる。
また、ドライバ端末2は、より警告が必要な温度帯に対象物の内部温度が遷移した場合に、図示しない音出力装置による音出力や各配送車両1の状態を管理する管理者が使用する端末(例えば後述する第2実施形態のサーバ装置9)へのメール配信などをさらに行ってもよい。
例えば、対象物の内部温度が第3温度帯から第2温度帯に遷移した場合、ドライバ端末2は、ディスプレイを黄色に設定すると共に、短音の警報音を3回鳴らし、かつ、管理者が使用する端末へメール配信を行う。この場合、ドライバ端末2は、通知するメールの内容として、対象物の内部温度が第3温度帯から第2温度帯に遷移したことを示す情報の他、例えば、配送車両1を特定する情報、第3温度帯から第2温度帯に内部温度が遷移した対象物の識別情報、当該対象物の現在温度、及びGPS受信機26の出力に基づく現在位置情報などを含める。また、対象物の内部温度が第2温度帯から第1温度帯に遷移した場合、ドライバ端末2は、ディスプレイを赤色に設定すると共に、長音かつ高音の警報音を鳴らし、かつ、管理者が使用する端末へメール配信を行う。音出力装置は、本発明における「出力部」の一例である。メール配信によりメールを端末から受信した管理者は、適宜、運転者に最寄りの停車地やルート変更などの指示を、配送車両1の運転者に通知する。例えば、管理者は、VHF又はUHF帯の無線電話機などにより、配送車両1の運転者に音声により指示を行ってもよい。管理者の端末は、この場合、好適には、ドライバ端末2からメールにより通知された情報に基づき、警告の対象となる対象物の配送場所、配送車両1の現在位置及び走行予定ルート、及び停車可能地点が明示された地図などを表示する。そして、管理者は、端末の表示内容に基づき、配送車両1の運転者に通知すべき指示内容を決定する。これにより、管理者は、配送車両1の運転者に対して、温度調整材8の追加に関する指示を的確に行うことができる。
このように、ドライバ端末2は、荷台10内の対象物の内部温度が遷移した温度帯によって警告の出力態様を異ならせることで、温度調整材8の追加の要否及び追加の緊急性を運転者に好適に把握させることができる。なお、図16の例において、ドライバ端末2は、上限の第1閾値(10℃)を超えた場合、又は下限の第1閾値(0℃)を下回った場合にも同様に、特有のディスプレイの表示や警告音の出力などを行ってもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
[システム構成]
図8は、第2実施形態における温度管理システム100Aの概略構成を示す。第2実施形態に係る温度管理システム100Aは、温度測定モジュール7と通信を行う車載機3と、ドライバ端末2及び車載機3と通信を行うサーバ装置9とを有する。第2実施形態では温度調整材8の追加の要否判定をサーバ装置9が実行し、温度調整材8を追加すべき推奨地点をドライバ端末2に通知する。以後では、第1実施形態に係る温度管理システム100と同一となる温度管理システム100Aの構成要素については、適宜同一の符号を付し、その説明を省略する。
車載機3は、GPS受信機13を有し、温度測定モジュール7から測定情報Sdを受信した場合に、当該測定情報SdにGPS受信機13が測定した位置情報等を付加した車両情報「Sv」を、サーバ装置9へ送信する。
サーバ装置9は、配送車両1の位置や配送ルート等を管理するサーバであり、車載機3から車両情報Svを受信した場合に、荷台10に積まれた断熱箱5及び荷物6への温度調整材8の追加の要否を判定する。そして、サーバ装置9は、温度調整材8の追加が必要な対象物が存在すると判断した場合、配送ルート中で配送車両1が配達作業等のため停車する予定の停留予定地点から、温度調整材8を追加する地点を選定する。そして、サーバ装置9は、温度調整材8を追加すべき地点を指定した指示情報「Si」を、ドライバ端末2へ送信する。
サーバ装置9は、図8に示すように、主に、記憶部93と、通信部94と、制御部95とを有する。記憶部93は、制御部95が実行するプログラム及び制御部95が実行する処理に必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部93は、配達ルート情報99を記憶する。配達ルート情報99は、各配送車両1の配送ルート及び停留予定地点に関する情報である。制御部95は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、ROMや記憶部93等に記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置9の全体を制御する。サーバ装置9は、本発明における「温度管理装置」の一例であり、制御部95は、本発明における「受信部」、「位置情報取得部」、「予測部」、「判定部」、及びプログラムを実行する「コンピュータ」の一例である。
ドライバ端末2は、サーバ装置9から指示情報Siを受信した場合に、指示情報Siに基づき、地図上に、配達ルートと共に、温度調整材8を追加すべき対象物及び場所を表示する。ドライバ端末2の表示例については、図10を参照して後述説明する。
[処理フロー]
図9は、第2実施形態において車載機3及びサーバ装置9が実行する処理手順を示すフローチャートである。
まず、車載機3は、温度測定モジュール7から測定情報Sdを受信した場合に、測定情報SdをGPS受信機13が計測した位置情報と関連付けて記憶する(ステップS101)。そして、車載機3は、車両情報Svの送信タイミングであるか否か判定する(ステップS102)。車両情報Svの送信タイミングは、予め定められた時間間隔ごとであってもよく、受信した測定情報Sdのデータ量が所定量以上となるタイミングであってもよい。そして、車載機3は、車両情報Svの送信タイミングであると判断した場合(ステップS102;Yes)、位置情報と関連付けて記憶した測定情報Sdを、車両情報Svとしてサーバ装置9へ送信する(ステップS103)。その後、サーバ装置9は、車両情報Svを車載機3から受信する(ステップS211)。
車両情報Svの受信後、サーバ装置9は、温度管理が必要な各断熱箱5及び荷物6について、内部温度が許容温度帯から外れる予想限界時刻を算出する(ステップS212)。この場合、例えば、サーバ装置9は、第1実施形態の変形例1−7と同様の予測方法に基づき、予想限界時刻を算出する。
次に、サーバ装置9は、配達ルート情報99と、車載機3から受信する配送車両1の位置情報とに基づき、配達ルート上の各停留予定地点での到着予想時刻を算出する(ステップS213)。その後、サーバ装置9は、対象物ごとに、当該対象物が配達される配達地点への到着予想時刻と、ステップS212で算出した予想限界時刻とを比較することで、温度調整材8の追加が必要となる対象物を認識する。
そして、サーバ装置9は、温度調整材8を追加すべき停留予定地点を選定する(ステップS214)。この場合、サーバ装置9は、温度調整材8の追加が必要となる対象物ごとに、予想限界時刻よりも前の到着予想時刻となる停留予定地点を選定する。この場合、好適には、サーバ装置9は、複数の停留予定地点に分散して温度調整材8の追加作業を行うのを防ぐため、温度調整材8の追加が必要なる停留予定地点の数が最小となるように、温度調整材8を追加すべき停留予定地点を選定するとよい。
そして、サーバ装置9は、温度調整材8の追加が必要となる対象物と、当該対象物ごとに温度調整材8を追加する停留予定地点とを特定する情報を含む指示情報Siを、ドライバ端末2へ送信する(ステップS215)。その後、指示情報Siを受信したドライバ端末2は、後述する図10に示す荷物温度管理画面を表示する。
[表示例]
図10は、第2実施形態に係る荷物温度管理画面の表示例である。ドライバ端末2は、図10に示す荷物温度管理画面を、サーバ装置9から受信した指示情報Siに基づき表示している。
図10に示す荷物温度管理画面では、ドライバ端末2は、現在位置周辺を表す地図画像29を表示すると共に、温度調整材8である保冷材を追加する対象物(ここでは断熱箱Xと断熱箱Z)及び保冷材を追加する停留予定地点(ここでは配達地点B又はC)を表示している。ここで、ドライバ端末2は、地図画像29上に、配送車両1の現在位置を示す現在位置マークMkと、配達ルートRtと、各停留予定地点(ここでは配達地点B〜E)とを表示させている。この場合、ドライバ端末2は、現在位置マークMkを、指示情報Siに含まれる配送車両1の位置情報に基づき表示してもよく、ドライバ端末2のGPS受信機26の出力に基づき表示してもよい。また、ドライバ端末2は、地図画像29の表示に必要な地図データと、配送ルートRt及び各配達地点の表示に必要な情報とを、指示情報Siと共にサーバ装置9から受信する。
ドライバ端末2は、図10に示すような荷物温度管理画面を表示することで、配達地点に到着して荷物6を荷台10から降ろす作業と共に、荷台10に残された断熱箱5又は荷物6への温度調整材8の追加作業を好適に実行することができる。よって、運転手は、効率的に温度調整材8の追加作業を行うことができる。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態によれば、サーバ装置9が温度調整材8の追加が必要となる断熱箱5又は荷物6の存在を予測し、温度調整材8を追加すべき停留予定地点を選定して当該停留予定地点を運転手に通知する。これにより、運転手は、温度調整材8を追加すべき対象物及び温度調整材8を追加すべき停留予定地点を予め把握することができる。また、荷台10から荷物6を降ろす作業と同じタイミングで温度調整材8を追加する作業を行うことができるため、作業効率が向上する。
[第2実施形態の変形例]
以下では、上記の第2実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて第2実施形態に適用することができる。
(変形例2−1)
温度管理システム100Aの構成は、図8に示す構成例に限定されない。
例えば、図8の構成例に代えて、車載機3の代わりにドライバ端末2が測定情報Sdを温度測定モジュール7から受信してもよい。この場合、ドライバ端末2は、GPS受信機26が測定した位置情報を測定情報Sdに付加した車両情報Svを、サーバ装置9に送信する。その後、サーバ装置9は、ドライバ端末2から受信する車両情報Svに基づき、図9のステップS212〜S215の処理を行い、指示情報Siをドライバ端末2へ送信する。この態様によっても、サーバ装置9は、配送車両1の位置情報を受信して指示情報Siを生成することができる。なお、ドライバ端末2がスマートフォン等の携帯端末である場合には、サーバ装置9は、ドライバ端末2のGPS受信機26が測定した位置情報を受信して使用する代わりに、ドライバ端末2が接続する最寄りの携帯基地局の位置情報をドライバ端末2等から受信して使用してもよい。
他の例では、ドライバ端末2は、サーバ装置9の機能を有していてもよい。例えば、この場合、ドライバ端末2は、配送ルート情報99などを予め記憶部23に記憶しておく。そして、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7から送信される測定情報Sdと、GPS受信機26が出力する位置情報とに基づき、図9のステップS212〜S214の処理を行うことで、温度調整材8を追加すべき停留予定地点を選定し、図10に示す荷物温度管理画面を表示する。この例によっても、ドライバ端末2は、温度調整材8を追加すべき停留予定地点を選定して当該停留予定地点を運転手に通知することができる。この場合、ドライバ端末2は、本発明における「温度管理装置」の一例であり、制御部25は、本発明における「受信部」、「位置情報取得部」、「予測部」、「判定部」、及びプログラムを実行する「コンピュータ」の一例である。
(変形例2−2)
ドライバ端末2は、第1実施形態と同様に、図6に示す温度管理リスト28を荷物温度管理画面上に表示させてもよい。
この場合、例えば、サーバ装置9は、温度管理情報Itをさらに記憶し、断熱箱5又は荷物6の測定温度と、温度管理情報Itに記録された第1及び第2閾値とを比較して温度管理リスト28の表示に必要な情報を生成する。そして、サーバ装置9は、温度管理リスト28の表示に必要な情報を指示情報Siと共にドライバ端末2に送信し、ドライバ端末2は、サーバ装置9から受信した情報に基づき、荷物温度管理画面に温度管理リスト28を表示させる。他の例では、ドライバ端末2は、温度測定モジュール7から直接測定情報Sdを受信し、第1実施形態と同様の処理を行うことで、荷物温度管理画面に温度管理リスト28を表示させてもよい。これらの例によれば、ドライバ端末2は、第1実施形態と同様、運転手に対し、各荷物6の温度を把握させると共に、温度調整材8の追加の要否を好適に認識させることができる。
(変形例2−3)
サーバ装置9は、温度調整材8の追加が必要となる断熱箱5又は荷物6の存在を予測した場合、当該断熱箱5又は荷物6を優先して配送するように、配送ルートの変更を行っても良い。即ち、サーバ装置9は、温度調整材8の追加が必要となる断熱箱5又は荷物6の予想限界時刻よりも前に、当該断熱箱5又は荷物6の配達場所に車両1が到着するように、配送ルートを変更する。これにより当該断熱箱5又は荷物6に温度調整材8を追加する作業を行わずに済むようになる。
その他、第1実施形態の(変形例1−1)〜(変形例1−6)は、第2実施形態にも好適に適用される。また、ドライバ端末2は、(変形例1−8)と同様、荷物温度管理画面の表示に加え、温度調整材8を追加すべき対象物及び停留予定地点を音声により出力してもよい。また、ドライバ端末2は、(変形例1−11)に基づき、対象物の内部温度が属する温度帯に応じて警告パターンを変えてもよい。この場合、サーバ装置9は、車両情報Svに基づき、配送車両1の荷台10内の各断熱箱5等の対象物の内部温度がいずれの温度帯に属するか判定し、警告が必要な温度帯に属する対象物が存在する場合には、当該対象物が属する温度帯に応じた警告を出力するための情報を、指示情報Siとしてドライバ端末2に送信する。この場合、ドライバ端末2は、指示情報Siに基づき、警報音の出力やディスプレイの表示カラーの変更などを行う。この場合、サーバ装置9の制御部95は、本発明における「出力制御部」の一例である。また、サーバ装置9は、サーバ装置9とは別の管理者用の端末が存在する場合には、当該端末に対してメール配信を行う。この場合、(変形例1−11)での説明と同様、メール配信によりメールを端末から受信した管理者は、適宜、運転者に最寄りの停車地やルート変更などの指示を、配送車両1の運転者に通知する。
1 配送車両
2 ドライバ端末
3 車載機
5 断熱箱
6 荷物
7 温度測定モジュール
8 温度調整材
9 サーバ装置
100、100A 温度管理システム

Claims (20)

  1. 所定の空間に収容された状態で外部装置と通信可能な収容ユニットであって、
    断熱性を有する収容部と、
    前記収容部の内部温度を測定する温度測定部と、
    前記温度測定部が測定した温度情報と、前記温度測定部を特定するための識別情報とを、前記外部装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする収容ユニット。
  2. 前記収容部は、複数の荷物を収容可能であることを特徴とする請求項1に記載の収容ユニット。
  3. 前記温度測定部は、
    前記収容部の内部温度を測定する第1温度測定部と、前記収容部に収容された荷物の温度を測定する第2温度測定部とを有し、
    前記送信部は、
    前記第1温度測定部が測定した温度情報と前記第1温度測定部を特定するための識別情報とを前記外部装置へ送信する第1送信部と、前記第2温度測定部が測定した温度情報と前記第2温度測定部を特定するための識別情報とを前記外部装置へ送信する第2送信部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の収容ユニット。
  4. 前記収容部は、折り畳み自在であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の収容ユニット。
  5. 前記収容部は、1または複数の温度調整材を収容し、
    前記温度調整材により前記収容部の内部温度が調整されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の収容ユニット。
  6. 前記収容部は、荷物と、当該荷物の内部環境を模したダミーパッケージと、を収容し、
    前記温度測定部は、前記ダミーパッケージの内部温度を測定し、
    前記送信部は、前記温度測定部が測定した温度情報と、前記荷物を特定するための識別情報とを、前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の収容ユニット。
  7. 前記収容部は、荷物と、当該荷物を模した疑似荷物と、を収容し、
    前記温度測定部は、前記疑似荷物の温度を測定し、
    前記送信部は、前記温度測定部が測定した温度情報と、前記温度測定部を特定するための識別情報とを、前記外部装置へ送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の収容ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数の収容ユニットと、
    前記収容ユニットと通信を行う温度管理装置と、
    を有する温度管理システムであって、
    前記温度管理装置は、
    前記複数の収容ユニットの各々の識別情報と、当該識別情報が示す収容ユニットの内部温度の輸送時の許容温度に関する情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記複数の収容ユニットの各々の送信部から、当該送信部を有する収容ユニットの内部温度の測定値を示す温度情報と当該収容ユニットに設けられた温度測定部を特定するための識別情報とを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した識別情報の各々に対応する前記許容温度に関する情報を前記記憶部から抽出し、前記受信部が受信した温度情報と比較することで、前記複数の収容ユニットの各々の内部温度の調整の要否を判定する判定部と、
    を有することを特徴とする温度管理システム。
  9. 前記記憶部は、前記複数の収容ユニットの各々の識別情報と、当該収容ユニットに設けられた温度測定部の識別情報とを対応付けた対応情報を記憶し、
    前記判定部は、前記対応情報に基づき、前記受信部が受信した識別情報の各々に対応する収容ユニットの識別情報を特定することで、当該識別情報の各々に対応する前記許容温度に関する情報を前記記憶部から抽出し、前記受信部が受信した温度情報と比較することを特徴とする請求項8に記載の温度管理システム。
  10. 前記複数の収容ユニットの少なくとも1つの収容ユニットは、当該収容ユニットの識別情報及び当該収容ユニットの内部温度の測定値を示す温度情報と、当該収容ユニットに収容された荷物の識別情報及び当該荷物の温度の測定値を示す温度情報とを送信することを特徴とする請求項8または9に記載の温度管理システム。
  11. 前記複数の収容ユニットにより異なる温度を管理可能であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  12. 前記記憶部に記憶された前記複数の収容ユニットの少なくとも1つの収容ユニットに対する前記許容温度は、他の収容ユニットに対する前記許容温度とは異なることを特徴とする請求項11に記載の温度管理システム。
  13. 前記複数の収容ユニットは、温度管理が行われる空間内に載置されることを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  14. 前記温度管理装置は、
    前記複数の収容ユニットの各々の内部温度が前記許容温度から外れるか否かの予測を行う予測部をさらに備え、
    前記判定部は、前記予測部の予測結果に基づき、前記複数の収容ユニットの各々の内部温度の調整の要否を判定することを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  15. 前記記憶部は、前記許容温度に関する情報として、前記複数の収容ユニットの各々の内部温度が前記許容温度であるか否か判定するための閾値と、前記閾値とは異なる少なくとも1つの他の閾値とを記憶し、
    前記予測部は、前記他の閾値と、前記受信部が受信した温度情報とを比較することで、前記予測を行うことを特徴とする請求項14に記載の温度管理システム。
  16. 前記温度管理装置は、
    前記温度情報と前記識別情報とを生成した収容ユニットの位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記収容ユニットが積まれる車両の停留予定地点に関する情報を記憶し、
    前記判定部は、前記収容ユニットの内部温度が前記許容温度から外れると前記予測部が予測した場合に、前記位置情報に基づき、前記収容ユニットに温度調整材を加えるべき地点を前記停留予定地点から選択することを特徴とする請求項14または15に記載の温度管理システム。
  17. 前記温度管理装置は、出力部による前記複数の収容ユニットの各々の内部温度に関する警告の出力態様を決定する出力制御部をさらに備え、
    前記許容温度に関する情報は、上限又は下限の少なくとも一方を定めた複数の閾値の情報であり、
    前記出力制御部は、前記複数の収容ユニットの各々について、前記複数の閾値により区切られた複数の温度帯のうち、当該収容ユニットの内部温度が遷移した温度帯に基づき、前記出力部による前記警告の出力態様を決定することを特徴とする請求項8〜16のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  18. 前記温度管理装置は、前記複数の収容ユニットが積まれる車両の乗員が使用する端末であることを特徴とする請求項8〜17のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  19. 前記温度管理装置は、前記判定部が前記複数の収容ユニットの少なくとも1つの前記収容ユニットの内部温度の調整が必要と判断した場合に、前記収容ユニットの内部温度に関する警告の出力を指示する情報を生成するサーバ装置であることを特徴とする請求項8〜17のいずれか一項に記載の温度管理システム。
  20. 前記判定部は、前記複数の収容ユニットの少なくとも1つの内部温度の調整が必要と判断した場合に、当該収容ユニットに追加すべき温度調整材の種類または量の少なくとも一方を決定することを特徴とする請求項8〜19のいずれか一項に記載の温度管理システム。
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