JP7341347B2 - 機器管理システム - Google Patents

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Description

本開示は、携帯端末からの遠隔操作が可能な浴室乾燥機を備える機器管理システムに関する。
従来の浴室乾燥機としては、遠隔からリモートコントローラで製品の操作および製品の周囲温度を確認可能としたシステムが知られている。特許文献1には、インタフェースであるホームゲートウェイとさまざまな電気機器とを互いに接続したホームネットワークと、サーバと、が外部通信回線を介して接続され、ホームネットワーク外の端末と各電気機器との通信をサーバを介して可能としたシステムが開示されている。特許文献1に記載のシステムでは、屋外またはホームネットワークが構築されている屋内において使用される携帯端末からの指示が各電気機器へ送られることによって、各電気機器を操作することができる。
特開2004-40285号公報
上記特許文献1に記載のシステムを、家庭において使用される電気機器の1つである浴室乾燥機に適用すると、携帯端末からの指示を受信することによって、運転の開始、運転の切り換え、または運転の停止といった動作と、電気機器が検知している浴室内の温度である浴室内温度の取得と、を行い得る。特許文献1に記載のシステムでは、遠隔操作による電気機器からの浴室内温度の取得において、特に暖房運転時に、浴室内温度の取得頻度が低いと、実際の浴室内温度と、サーバ上に格納されている浴室内温度と、の差が大きくなり、正確な浴室内温度を把握できない可能性がある。この場合、浴室を使用する使用者の快適さが損なわれるといった不都合が生じることがある。一方で、常時、浴室内温度の取得頻度を高くし過ぎると、実際の浴室内温度とサーバ上に格納されている浴室内温度との差は小さくなるが、通信量が増え、サーバにおけるソフトウエアの動作負荷が高くなり、動作不具合の要因となる可能性があった。このように、特許文献1に記載のシステムを浴室乾燥機に適用した場合には、浴室内温度の取得の頻度を低くしても、また高くしても、不都合が生じ得るという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、遠隔操作によって浴室内温度を含む浴室乾燥機の運転状態を確認する場合に、実際の浴室内温度に近い浴室内温度を遠隔操作を行う操作者に提供することができるとともに、従来に比して運転状態情報を送信する際の通信量を抑制することができる機器管理システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の機器管理システムは、浴室乾燥機と、浴室乾燥機とネットワークを介して接続されるサーバと、を備える。浴室乾燥機は、本体部と、操作部と、通信部と、を備える。本体部は、浴室から空気を取り込み、取り込んだ空気である吸気を浴室へと循環させ、あるいは浴室が設けられる建築物の外部に排気する送風機と、吸気の温度を検出する温度検出部と、吸気を加熱する加熱部と、浴室乾燥機に関して設定された内容を示す設定情報にしたがって、送風機および加熱部を制御する制御部と、を有する。操作部は、建築物と同じ屋内に設置され、本体部への操作を受け付ける。通信部は、浴室乾燥機との間で通信する。制御部は、本体部が第1状態にある場合に、予め定められた基準となる通信間隔である基準通信間隔で温度検出部で検出された温度情報を含む運転状態情報をサーバに送信し、本体部が第1状態とは異なる第2状態にある場合に、運転状態情報を前回送信してから基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報をサーバに送信する。サーバは、通信部と、指示伝達部と、運転状態情報記憶部と、情報提供部と、を備える。通信部は、浴室乾燥機または浴室乾燥機を使用する操作者が所持する携帯端末との間で通信する。指示伝達部は、携帯端末から浴室乾燥機に対する指示を受信すると、指示を浴室乾燥機の制御部に伝達する。運転状態情報記憶部は、運転状態情報を記憶する。情報提供部は、携帯端末から一定時間おきに浴室乾燥機の運転状態情報の取得要求を受けると、通信部を介して運転状態情報記憶部に記憶されている運転状態情報を携帯端末に送信する。基準通信間隔は、携帯端末がサーバから運転状態情報を取得する間隔よりも長い。浴室乾燥機の制御部は、第2状態にある場合に、携帯端末がサーバから運転状態情報を取得する間隔以下の間隔で運転状態情報をサーバに送信する。
本開示にかかる浴室乾燥機は、遠隔操作によって浴室内温度を含む浴室乾燥機の運転状態を確認する場合に、実際の浴室内温度に近い浴室内温度を遠隔操作を行う操作者に提供することができるとともに、従来に比して運転状態情報を送信する際の通信量を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1による浴室乾燥機を含む機器管理システムの構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態1による浴室乾燥機の構成の一例を模式的に示す断面図 実施の形態1による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態1による機器管理システムにおけるクラウドサーバの機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態1による浴室乾燥機が携帯端末から操作される場合における浴室乾燥機、クラウドサーバおよび携帯端末の動作手順の一例を示すシーケンス図 実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図 実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図 実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図 実施の形態1による浴室乾燥機における運転状態情報の送信制御処理の手順の一例を示すフローチャート 暖房運転時の浴室内温度の時間に対する変化の一例を示す図 実施の形態2による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図 暖房運転時の浴室内温度の時間に対する変化の一例を示す図 実施の形態4による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図 実施の形態4による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される通知画面の一例を示す図 実施の形態1から4による制御部を実現するハードウェア構成の一例を模式的に示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる浴室乾燥機を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による浴室乾燥機を含む機器管理システムの構成の一例を模式的に示すブロック図である。図1に示される機器管理システム1は、電機機器として浴室乾燥機2を含む浴室乾燥システムを例示している。機器管理システム1は、浴室乾燥機2と、無線LAN(Local Area Network)アダプタ3と、ブロードバンドルータ4と、クラウドサーバ5と、携帯端末6と、を備える。ブロードバンドルータ4、クラウドサーバ5および携帯端末6は、ネットワークであるインターネット回線9を介して接続される。
浴室乾燥機2は、家庭において使用される電気機器の1つである。実施の形態1では、浴室乾燥機2は、換気運転と、暖房運転と、乾燥運転と、を行うことができる。浴室乾燥機2は、換気運転により、浴室111から取り込まれた空気を屋外へ排気する。浴室乾燥機2は、暖房運転により、浴室111から取り込まれた空気を温めて温風とし、浴室111へと循環させる。浴室乾燥機2は、乾燥運転により、浴室111から取り込まれた空気の一部を温めてまたはそのまま送風して温風または涼風として浴室111に戻して循環させると同時に、残りの空気を浴室111の外へ排気する。以下では、換気運転を行うモードは換気モードと称され、暖房運転を行うモードは暖房モードと称され、乾燥運転を行うモードは乾燥モードと称される。また、このほかに浴室乾燥機2が上記のいずれのモードでも動作していない停止状態は、停止モードと称される。これらの換気モード、暖房モード、乾燥モードおよび停止モードは、運転モードである。さらに、浴室乾燥機2が設置されている建築物の中は屋内と称され、当該建築物の外は屋外と称される。
浴室乾燥機2は、浴室乾燥機2の本体である本体部7と、本体部7への操作を受け付ける操作部8と、を有する。本体部7は、浴室111から取り込まれた空気である吸気を浴室111へ循環させ、あるいは、吸気を浴室111の外へ排気させる。本体部7は、浴室111を備えた建物の浴室111の天井に設置される。本体部7は、浴室111の天井裏に設置されている排気ダクトに接続される。浴室111から排気された空気は、排気ダクトを通じて屋外へ排気される。
図2は、実施の形態1による浴室乾燥機の構成の一例を模式的に示す断面図である。図2では、浴室乾燥機2の本体部7の構成を示している。図2中の白抜きの矢印は空気の流れを表している。浴室乾燥機2の本体部7は、送風機101と、風路切替ダンパ102と、ヒータ103と、温度センサ104と、制御部105と、を有する。本体部7は、浴室111に設置される。
換気モードでは、本体部7は、送風機101を駆動することによって、浴室111の空気を取り込む。送風機101によって本体部7に取り込まれた空気は、風路切替ダンパ102によって排気ダクトへと流され、屋外へと排気される。
暖房モードでは、本体部7は、送風機101を駆動することによって、浴室111の空気を取り込む。送風機101によって本体部7に取り込まれた空気は、風路切替ダンパ102によってヒータ103に向かって流され、ヒータ103によって加熱された後に、給気吹出口112から浴室111へ吹き出される。すなわち、浴室111から本体部7に取り込まれた空気は、ヒータ103による加熱後に浴室111に戻される還気となる。
乾燥モードでは、送風機101を駆動することによって、浴室111の空気を取り込む。このとき、送風機101によって本体部7に取り込まれた空気は、風路切替ダンパ102によって二分割されて、一方の空気は排気ダクトを通じて屋外へ排気され、他方の空気はヒータ103によって加熱、またはそのまま通過する。ヒータ103を通過した空気は、給気吹出口112から浴室111に戻される。このようにして、浴室111が換気される。
ヒータ103は、排気吸込口113から吸い込まれた空気を加熱する加熱部である。ヒータ103は、強または弱の運転強度で運転可能である。実施の形態1では、ヒータ103は電気式である。実施の形態1では、電気式のヒータ103を例に挙げて説明を行うが、本体部7に取り込まれた空気を加熱可能であれば、ヒータ103は電気式に限定されることはない。
温度センサ104は、浴室111から取り込んだ空気の温度を検出する温度検出部である。温度センサ104は、本体部7の排気吸込口113と送風機101との間の流路に配置される。
制御部105は、浴室乾燥機2を操作する操作者による設定に基づいて、送風機101、風路切替ダンパ102およびヒータ103の動作を制御する。制御部105は、操作部8または携帯端末6からの指示に従って、本体部7の動作を制御する。制御部105は、操作部8または携帯端末6による浴室乾燥機2への設定の内容である設定情報を記憶している。設定情報は、運転モードを含む。
実施の形態1では、制御部105は、浴室111から取り込んだ空気の温度を温度センサ104から取得し、運転モードに応じて定められた送信頻度で、取得した温度である温度情報をクラウドサーバ5に送信する。以下では、温度センサ104で測定された温度は、浴室内温度と称される。浴室内温度の送信は、無線LANアダプタ3およびブロードバンドルータ4を介して行われる。
図3は、実施の形態1による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。なお、図3では、実施の形態1の機能に関する処理部のみを示している。制御部105は、温度センサ104から浴室内温度を取得する温度取得部151と、浴室乾燥機2に設定された設定情報を記憶する設定情報記憶部152と、浴室乾燥機2の運転状態を示す運転状態情報を無線LANアダプタ3およびブロードバンドルータ4を介してクラウドサーバ5に送信する運転状態情報送信部153と、を備える。運転状態情報は、浴室乾燥機2の動作の状態と、浴室内温度と、を含む。
運転状態情報送信部153は、本体部7が第1状態にある場合に、予め定められた基準となる通信間隔である基準通信間隔で、温度センサ104で検出された浴室内温度を含む運転状態情報をクラウドサーバ5に送信する。また、運転状態情報送信部153は、本体部7が第1状態とは異なる第2状態にある場合に、運転状態情報を前回送信してから基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報をクラウドサーバ5に送信する。
暖房モード時にはヒータ103によって浴室111内の空気が加熱されるので、浴室内温度が短時間で変化する可能性がある。このため、実施の形態1では、暖房モードの場合と、停止モード、乾燥モードおよび換気モードの場合と、で浴室内温度のクラウドサーバ5への送信頻度を異ならせる。以下では、停止モード、乾燥モードおよび換気モードの場合は通常時と称される。すなわち、第1状態が通常時の場合となり、第2状態が暖房モードの場合となる。
実施の形態1において、運転状態情報送信部153は、通常時では、基準通信間隔で運転状態情報を送信し、暖房モードでは、基準通信間隔よりも短い通信間隔で運転状態情報を送信する。つまり、暖房モードにおける浴室内温度のクラウドサーバ5への送信頻度は、暖房モード以外の通常時における場合よりも高くされる。一例では、通常時では、5分に1回の送信頻度とし、暖房運転時では30秒に1回の送信頻度とすることができる。この場合、暖房モードの送信頻度は、通常時の送信頻度の10倍程度とされる。また、通信間隔で見た場合には、暖房モードの通信間隔は、基準通信間隔の10分の1の通信間隔となる。
図1に戻り、操作部8は、浴室乾燥機2の操作のための専用操作端末である。操作部8は、配線を介して本体部7に接続されている。操作部8は、浴室111が設けられる建築物と同じ屋内に設置される。操作部8は、例えば、浴室111に隣接する脱衣室115に設置される。なお、操作部8は、脱衣室115以外のスペースに設置されてもよく、浴室111に設置されてもよい。操作部8は、浴室111を使用する際に操作者が操作し易い位置に設置されることが望ましい。
無線LANアダプタ3は、浴室乾燥機2が浴室乾燥機2の外部の機器と通信するための外付けの通信アダプタである。無線LANアダプタ3は、一例では脱衣室115に設置される。無線LANアダプタ3は、本体部7に配線を介して接続されている。なお、無線LANアダプタ3は、脱衣室115以外のスペースに設置されてもよい。無線LANアダプタ3とブロードバンドルータ4とは、無線LANを介して互いに接続される。ブロードバンドルータ4は、屋内に設置される。ブロードバンドルータ4は、インターネット回線9に接続される。無線LANアダプタ3は、通信部に対応する。なお、浴室乾燥機2が通信部を有さない場合は、浴室乾燥機2は、本体部7および操作部8に加えて、通信部として無線LANアダプタ3を備える。
浴室乾燥機2、無線LANアダプタ3およびブロードバンドルータ4は、ホームネットワークシステムを構成する。ブロードバンドルータ4は、インターネット回線9にホームネットワークを接続するためのインタフェースである。なお、ホームネットワークシステムには、浴室乾燥機2以外の電気機器が接続されてもよい。
クラウドサーバ5は、情報処理と情報の保持とを担う情報処理装置である。クラウドサーバ5は、機器管理システム1の利用によるサービスを提供する事業者によって運用される。クラウドサーバ5は、インターネット回線9に接続されている。浴室乾燥機2は、インターネット回線9を介してクラウドサーバ5と通信する。なお、クラウドサーバ5ではなく、オンプレミス型のサーバであってもよい。クラウドサーバ5およびオンプレミス型のサーバは、サーバに対応する。
図4は、実施の形態1による機器管理システムにおけるクラウドサーバの機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。クラウドサーバ5は、通信部51と、指示伝達部52と、運転状態情報記憶部53と、情報提供部54と、を備える。
通信部51は、インターネット回線9を介して、携帯端末6および浴室乾燥機2との間で通信する。指示伝達部52は、携帯端末6から浴室乾燥機2に対する指示を受信すると、指示を浴室乾燥機2の制御部105に通信部51を介して伝達する。運転状態情報記憶部53は、制御部105から受信した運転状態情報を記憶する。暖房運転時には、運転状態情報に浴室内温度が含まれる。情報提供部54は、携帯端末6から浴室乾燥機2の運転状態情報の取得要求を受けると、通信部51を介して運転状態情報記憶部53に記憶されている運転状態情報を携帯端末6に送信する。
図1に戻り、携帯端末6は、スマートフォンまたはタブレット端末といった、携帯可能な情報端末である。携帯端末6は、アクセスポイントまたは基地局を介してインターネット回線9に接続される。アクセスポイントおよび基地局の図示は省略する。携帯端末6は、インターネット回線9を介してクラウドサーバ5と通信する。なお、携帯端末6とブロードバンドルータ4とが無線LANを介して互いに接続可能である場合、携帯端末6は、屋内において、ブロードバンドルータ4を介してインターネット回線9へ接続されてもよい。
携帯端末6は、インストールされているアプリケーションによって、浴室乾燥機2に対して指示を与えることが可能である。また、携帯端末6は、クラウドサーバ5に記憶された運転状態情報を取得することで、浴室乾燥機2の運転状態を確認することができる。
次に、携帯端末6から浴室乾燥機2を操作する場合における機器管理システム1の動作について説明する。図5は、実施の形態1による浴室乾燥機が携帯端末から操作される場合における浴室乾燥機、クラウドサーバおよび携帯端末の動作手順の一例を示すシーケンス図である。
携帯端末6には、浴室乾燥機2の外部操作を実現するためのアプリケーションがインストールされている。当該アプリケーションは、機器管理システム1の利用によるサービスを提供する事業者によって、浴室乾燥機2を使用する操作者へ提供される。図6は、実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図である。図6に示される操作画面60は、携帯端末6においてアプリケーションを起動することによって表示される。
操作画面60には、本体部7への操作を受け付ける操作ボタン61が表示される。操作ボタン61には、換気ボタン61aと、暖房ボタン61bと、乾燥ボタン61cと、停止ボタン61dと、が含まれる。携帯端末6は、換気運転を開始するための操作を換気ボタン61aにおいて受け付ける。携帯端末6は、暖房運転を開始するための操作を暖房ボタン61bにおいて受け付ける。携帯端末6は、乾燥運転を開始するための操作を乾燥ボタン61cにおいて受け付ける。携帯端末6は、運転を停止するための操作を停止ボタン61dにおいて受け付ける。また、操作画面60には、浴室乾燥機2の現在の動作状態を表すメッセージが表示可能である。
図5のシーケンス図には、暖房ボタン61bが押下された場合における浴室乾燥機2、クラウドサーバ5および携帯端末6の動作手順が示されている。ステップS1において、携帯端末6は、暖房運転を開始するための操作を受け付ける。暖房運転を開始するための操作は、暖房ボタン61bを押下する操作である。ステップS2において、携帯端末6は、暖房運転開始の指示をクラウドサーバ5へ送信する。図7は、実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図である。ステップS3において、携帯端末6は、図7に示されるように、暖房運転を指示したことを示す「暖房運転指示中」のメッセージ62を操作画面60に表示する。
ステップS4において、クラウドサーバ5は、携帯端末6から送信された暖房運転開始の指示を受信する。ステップS5において、クラウドサーバ5は、暖房運転開始の指示を浴室乾燥機2へ送信する。ステップS6において、浴室乾燥機2は、クラウドサーバ5から送信された暖房運転開始の指示を受信する。ステップS7において、浴室乾燥機2は、暖房運転開始の指示に従って、暖房運転を開始する。すなわち、暖房モードとなる。
暖房運転を開始すると、浴室乾燥機2は、ステップS8において、暖房運転が行われていることを示す運転状態情報をクラウドサーバ5へ送信する。運転状態情報は、浴室乾燥機2が現在行っている運転が、換気運転、暖房運転および乾燥運転のいずれであるかを示す情報である。ステップS9において、クラウドサーバ5は、浴室乾燥機2から送信された運転状態情報を受信する。ステップS10において、クラウドサーバ5は、受信された運転状態情報を保存する。
携帯端末6は、ステップS2において暖房運転開始の指示を送信した後、クラウドサーバ5へのアクセスによって、クラウドサーバ5に保存されている浴室乾燥機2についての運転状態情報の取得を試みる。ステップS10において運転状態情報がクラウドサーバ5に保存された後におけるクラウドサーバ5へのアクセスによって、携帯端末6は、ステップS11において、クラウドサーバ5から運転状態情報を取得する。図8は、実施の形態1による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される操作画面の一例を示す図である。ステップS12において、携帯端末6は、図8に示されるように、浴室内温度を含む運転状態情報の内容を示す「暖房運転中 浴室内温度20℃」のメッセージ63を操作画面60に表示する。
携帯端末6は、暖房ボタン61bが押下されてから、暖房運転が行われていることを示す運転状態情報を受信するまでの間において、図7に示されるように、操作画面60に「暖房運転指示中」のメッセージ62を表示する。外部操作を行った操作者は、メッセージ62を目視することによって、浴室乾燥機2へ暖房運転が指示されていることを認識することができる。
携帯端末6は、暖房運転が開始されると、図8に示されるように、操作画面60に「暖房運転中 浴室内温度20℃」のメッセージ63を表示する。操作者は、メッセージ63を目視することによって、浴室乾燥機2が暖房運転を開始したことおよび浴室内温度を認識することができる。
浴室乾燥機2、クラウドサーバ5および携帯端末6の間における通信に何らかのトラブルがあった場合、または浴室乾燥機2にエラーが発生した場合などにおいて、暖房運転が正常に開始されないことがあり得る。暖房運転が正常に開始されない場合、暖房運転が行われていることを示す運転状態情報は、携帯端末6において受信されない。暖房ボタン61bが押下されてから、あらかじめ設定された時間、例えば1分間において運転状態情報が受信されなかった場合に、携帯端末6は、暖房運転が開始されなかったことを示すメッセージを操作画面60に表示してもよい。操作者は、メッセージを目視することによって、浴室乾燥機2による暖房運転が開始されなかったことを認識することができる。
上記したように、クラウドサーバ5には、浴室乾燥機2から受信された運転状態情報が保存される。携帯端末6は、クラウドサーバ5に保存されている運転状態情報を取得して、運転状態情報の内容を示すメッセージ62,63を操作画面60に表示する。これにより、携帯端末6は、操作画面60に表示されるメッセージ62,63の内容を、浴室乾燥機2の実際の運転状態に正確に合わせることができる。
携帯端末6において上記アプリケーションが起動されている間、携帯端末6は、浴室乾燥機2についてクラウドサーバ5に保存されている運転状態情報を取得するためのクラウドサーバ5へのアクセスを一定時間おきに行う。携帯端末6は、クラウドサーバ5へのアクセスによって、運転状態情報を取得する。
なお、浴室乾燥機2、クラウドサーバ5および携帯端末6は、換気ボタン61aまたは乾燥ボタン61cが押下された場合も、暖房ボタン61bが押下された場合と同様の手順により、外部操作に従った動作を行う。
換気運転、暖房運転および乾燥運転のいずれかが行われているときに停止ボタン61dが押下された場合、携帯端末6から、クラウドサーバ5を経て浴室乾燥機2へ運転停止指示が送信される。浴室乾燥機2は、運転停止指示に従って、運転を停止する。すなわち、浴室乾燥機2は、停止モードとなる。携帯端末6は、停止ボタン61dが押下されてから、運転停止を指示したことを示すメッセージを操作画面60に表示する。また、浴室乾燥機2から、クラウドサーバ5を経て携帯端末6へ、運転が停止されたことを示す運転状態情報が送信される。携帯端末6は、運転が停止されたことを示すメッセージを操作画面60に表示する。
図8に示されるように携帯端末6上で浴室内温度を確認するには携帯端末6のアプリケーションがクラウドサーバ5に格納された運転状態情報を取得する必要がある。上記したように、ステップS8において、浴室乾燥機2は、クラウドサーバ5に運転状態情報を送信する。また、ステップS11において、携帯端末6は、クラウドサーバ5から運転状態情報を一定時間おきに取得する。特に、暖房モード時の初期には、浴室内温度が短時間で大きく変化することがある。この場合、浴室乾燥機2がクラウドサーバ5に運転状態情報を送信する頻度が、携帯端末6がクラウドサーバ5から運転状態情報を取得する頻度に比して小さいと、携帯端末6の操作画面60に表示されるメッセージ63中の浴室内温度と、実際の浴室内温度と、の間で差異が発生する。
これを解決するために、実施の形態1では、換気モード、乾燥モードおよび停止モードを含む通常時の場合には、浴室内温度が短時間で変化することはないと考えられるので、ステップS8において、浴室乾燥機2の運転状態情報送信部153は、基準通信間隔で浴室内温度を含む運転状態情報をクラウドサーバ5へ送信する。一例では、基準通信間隔は、携帯端末6がクラウドサーバ5から運転状態情報を取得する間隔よりも長い。一方、暖房モードの場合には、運転状態情報送信部153は、基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報をクラウドサーバ5へ送信する。つまり、暖房モードの場合の運転状態情報の送信間隔を、通常時の場合に比して高くする。一例では、暖房運転モードの場合の浴室乾燥機2からクラウドサーバ5へ運転状態情報を送信する間隔は、携帯端末6がクラウドサーバ5から運転状態情報を取得する間隔以下とされる。
図9は、実施の形態1による浴室乾燥機における運転状態情報の送信制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS31において、浴室乾燥機2の制御部105の運転状態情報送信部153は、設定情報記憶部152から現在の運転モードを取得する。ついで、ステップS32において、運転状態情報送信部153は、運転モードが暖房モードであるかを判定する。
ステップS32で運転モードが暖房モードではない場合(ステップS32でNoの場合)、すなわち通常運転である場合には、運転状態情報送信部153は、温度取得部151で取得した浴室内温度を、基準通信間隔でクラウドサーバ5に送信する(ステップS33)。その後、処理がステップS31に戻る。
ステップS32で運転モードが暖房モードである場合(ステップS32でYesの場合)には、運転状態情報送信部153は、温度取得部151で取得した浴室内温度を、基準通信間隔よりも短い間隔でクラウドサーバ5に送信する(ステップS34)。その後、処理がステップS31に戻る。
以上のように、実施の形態1では、浴室乾燥機2の制御部105が、運転モードに応じて、浴室乾燥機2から運転状態情報をクラウドサーバ5に送信する通信間隔を変更した。具体的には、通常時では、基準通信間隔で運転状態情報を送信し、暖房モードの場合には、基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報を送信する。これによって、浴室内温度が短期間で大きく変動する可能性がある暖房モードの場合には、クラウドサーバ5に記憶される浴室内温度は高頻度で更新されることになる。この結果、携帯端末6で浴室乾燥機2の運転状態情報をクラウドサーバ5から取得して確認した場合に、実際の浴室内温度に近い浴室内温度を携帯端末6の操作画面60に表示させることができる。
また、暖房モード以外の通常時の場合には、浴室内温度が短期間で大きく変動する可能性が低いので、暖房モードの場合ほど高頻度ではなく、基準通信間隔で浴室内温度を更新する。これによって、運転状態情報の送信頻度を常時高くする必要がなくなる。また、1日のうちで浴室乾燥機2を暖房モードで運転する時間は長くて数時間程度であるので、インターネット回線9における通信量の増加を抑えることができる。また、クラウドサーバ5で運転状態情報を記憶する処理の負荷が高くなってしまうことを抑えることもできる。
従来では、暖房モードと、暖房モード以外のモードと、で運転状態情報の送信頻度に変更がなかったので、実際の浴室内温度に近い浴室内温度を携帯端末6に提供するには、暖房モードでの送信頻度に合わせて運転状態情報を送信しなければならなかった。この結果、浴室内温度が変化しないような状況でも、インターネット回線9における通信量が増えるとともに、クラウドサーバ5で運転状態情報を記憶する処理に負荷がかかっていた。また、通信量を抑えるために、運転状態情報の送信頻度を低くすると、暖房モード時に短期間で大きく変化する実際の浴室内温度と乖離した浴室内温度が携帯端末6に提供される可能性が高くなる。しかし、実施の形態1では、暖房モードでは、送信頻度を高くし、暖房モード以外のモードでは送信頻度を低くしたので、従来におけるこれらの問題を解決することができる。また、暖房モード時に、実際の浴室内温度と携帯端末6がクラウドサーバ5から取得した浴室内温度との乖離が小さくなるので、浴室を使用する使用者の快適さが損なわれるといった不都合を解消することもできる。
実施の形態2.
実施の形態1では、運転モードによって運転状態情報の送信頻度を変化させる場合を示した。実施の形態2では、単位時間当たりの浴室内温度の変化量に応じて運転状態情報の送信頻度を変化させる場合を説明する。
図10は、暖房運転時の浴室内温度の時間に対する変化の一例を示す図である。図10において、横軸は、時間を示し、縦軸は、浴室内温度を示している。ここでは横軸の単位は「分」であり、縦軸の単位は「℃」である。図10に示されるように、暖房モードで浴室乾燥機2を運転させると、設定温度になるまでは、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が大きく、設定温度に到達すると、単位時間当たりの浴室内温度の変化量は小さくなる。そこで、実施の形態2では、単位時間当たりの浴室内温度の変化に注目して運転状態情報の通信間隔を変化させる。図10の領域R2では、基準通信間隔として送信頻度を低くし、領域R1では、基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報を送信し、送信頻度を領域R2の場合よりも高くする。
実施の形態2による浴室乾燥機2の構成は、制御部105の構成を除いて、実施の形態1で説明したものと同様である。図11は、実施の形態2による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。実施の形態2の制御部105は、温度取得部151で取得された温度を用いて、単位時間当たりの浴室内温度の変化量を算出する温度変化量算出部154をさらに備える。
運転状態情報送信部153は、温度変化量算出部154で算出された単位時間当たりの浴室内温度の変化を監視し、単位時間当たりの浴室内温度の変化が第1基準値である基準値を下回る場合には、基準通信間隔で運転状態情報を送信する。運転状態情報送信部153は、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値を上回る場合には、基準通信間隔よりも短い間隔で運転状態情報を送信する。より具体的には、運転状態情報送信部153は、運転状態情報を前回送信してから基準通信間隔が経過していない場合でも、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値を上回る場合に、運転状態情報を送信する。この場合、実施の形態1で説明した第1状態が、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値を下回る場合となり、第2状態が、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値を上回る場合となる。なお、単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値と等しい場合には、運転状態情報の送信頻度を高くしてもよいし、低くしてもよい。
一例では、運転状態情報送信部153は、単位時間当たりの浴室内温度の変化が基準値を下回る場合、あるいは単位時間当たりの浴室内温度の変化を算出することができない場合には、5分に1回の送信頻度で、すなわち5分の通信間隔で、運転状態情報を送信する。また、運転状態情報送信部153は、単位時間当たりの浴室内温度の変化が基準値を上回る場合には、前回の運転状態情報の送信から5分が経過していなくても、基準値を上回った時点で運転状態情報を送信する。その後、運転状態情報送信部153は、運転状態情報を送信した時点から単位時間当たりの浴室内温度の変化を監視する。基準値は、一例では、5分以内に2℃とすることができる。なお、単位時間当たりの浴室内温度の変化が基準値を上回る状態が継続している場合には、基準通信間隔よりも短い予め定められた通信間隔で運転状態情報を送信してもよい。
実施の形態2では、単位時間当たりの浴室内温度の変化に注目して、通信間隔を変えるようにした。これによって、暖房モードで運転しているときで、浴室内温度が設定温度に到達するまでは、運転状態情報の通信間隔が短くなるが、浴室内温度が設定温度に到達し、浴室内温度が略変化しなくなった後は、運転状態情報の通信間隔が長くなる。つまり、浴室内温度が略変化しなくなった後でも、実施の形態1のように、高頻度で運転状態情報を送信していると、略変化のない情報の送信に通信資源を費やしてしまうことになるが、実施の形態2では、このような状況が生じることを抑えることができる。なお、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせてもよい。これによって、浴室乾燥機2の動作の中で、浴室内温度の変化量が基準値を上回る場合だけ、運転状態情報の通信間隔を短くするという制御を行うことができる。この結果、実施の形態1の場合に比してさらにインターネット回線9における通信量を抑制することができるとともに、クラウドサーバ5で運転状態情報を記憶する処理にかかる負荷を低減することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、暖房モード以外のモードの場合に、実施の形態2では単位時間当たりの浴室内温度の変化量が基準値よりも小さい場合に、予め定められた通信間隔すなわち送信頻度で運転状態情報を送信していた。このような場合に、浴室内温度がほとんど変化しないこともある。実施の形態3では、このような場合に、運転状態情報の送信をしないようにする場合を説明する。
実施の形態3による浴室乾燥機2の構成は、実施の形態2で説明したものと同様である。ただし、運転状態情報送信部153は、温度変化量算出部154で算出された温度の変化量の絶対値が、基準通信間隔内で予め定められた第2基準値である基準値よりも小さい場合には、運転状態情報を送信しない。一例では、基準通信間隔である5分間における浴室内温度の変化量の絶対値が1℃以内である場合、すなわち5分間における浴室内温度の変化量が±1℃以内である場合に、運転状態情報送信部153は、運転状態情報を前回送信してから基準通信間隔が経過した後であっても、運転状態情報の送信を行わない。なお、その他の構成は、実施の形態1,2で説明したものと同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3では、運転状態情報送信部153は、本体部7が第1状態にある場合で、基準通信間隔内における浴室内温度の変化量の絶対値が予め定められた基準値より小さい場合には、運転状態情報を送信しないようにした。これによって、略同じ浴室内温度を基準通信間隔で送信するという状態の発生を抑制し、インターネット回線9の通信量を、実施の形態1,2の場合に比してさらに抑えることができる。また、実施の形態3を実施の形態1,2と組み合わせることも可能である。つまり、第1状態において基準通信間隔内の浴室内温度の変化がほとんどない場合には、運転状態情報を送信させないという制御を行うことができる。これによって、実施の形態1,2の場合に比してさらにインターネット回線9の通信量を抑制し、クラウドサーバ5で運転状態情報を記憶する処理にかかる負荷を低減することができる。
実施の形態4.
実施の形態1から3では、浴室乾燥機2からクラウドサーバ5への運転状態情報の送信頻度を状況に応じて変えるものであった。実施の形態4では、暖房モードで運転中に浴室内温度を観察することによって浴室111の異常を検知する場合を例に挙げる。
図12は、暖房運転時の浴室内温度の時間に対する変化の一例を示す図である。図12において、横軸は、時間を示し、縦軸は、浴室内温度を示している。ここでは横軸の単位は「分」であり、縦軸の単位は「℃」である。図12では、暖房を開始してからの浴室内温度の時間変化が示されている。暖房開始時には浴室内温度は5℃であったが、15分経過後には、10℃付近となり、それ以上温度が上がらない傾向にある。浴室内温度がこのような挙動を示す場合には、通常、浴室111の窓が開いたままで、浴室111内に外気が侵入している可能性がある。そこで、実施の形態4では、浴室内温度を監視し、浴室内温度が低い状態から暖房運転を開始したにもかかわらず、浴室内温度が暖房運転を開始した時点から予め定められた時間が経過しても予め定められた温度である基準温度まで到達しない場合に、浴室111内に異常があることを操作者に通知する。
実施の形態4による浴室乾燥機2の構成は、制御部105の構成を除いて、実施の形態1で説明したものと同様である。図13は、実施の形態4による浴室乾燥機に設けられる制御部の機能構成の一例を模式的に示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。実施の形態4の制御部105は、浴室内異常判定部155と、確認通知部156と、をさらに備える。
浴室内異常判定部155は、暖房モードのときに、温度取得部151で取得された温度を用いて、浴室111内の温度の時間変化を監視し、浴室111内の異常を判定する。具体的には、浴室内異常判定部155は、暖房モードで本体部7の運転が開始されてから予め定められた時間が経過しても、浴室内温度が予め定められた基準温度まで上昇しない場合には、浴室111内に異常が発生していると判定する。予め定められた時間としては15分とすることができるが、これに限定されるものではなく、10分、20分または30分としてもよい。また、基準温度としては、一例では15℃とすることができる。これらの予め定められた時間および基準温度は、浴室111の大きさと浴室乾燥機2の暖房能力とによって定められる。
確認通知部156は、浴室内異常判定部155によって、浴室111内に異常が発生していると判定された場合に、浴室111に対応付けられる操作者の携帯端末6に浴室111内を確認した方がよい旨の通知を無線LANアダプタ3およびブロードバンドルータ4を介して送信する。
携帯端末6は、通知を受信すると、通知を通知画面に表示する。図14は、実施の形態4による浴室乾燥機を操作する際において携帯端末に表示される通知画面の一例を示す図である。図14に示される通知画面70は、携帯端末6においてアプリケーションを起動することによって表示される。通知画面70には、メッセージ71が表示される。図14の例では、「浴室内温度が上昇しません 浴室をご確認ください 浴室内温度:○○℃」というメッセージ71が表示される。これによって、携帯端末6を所持する操作者は、通知を受けた後に、浴室111内を確認し、浴室内温度が上昇しないことに関して対処することができる。
実施の形態4では、暖房モードで運転を開始してからの浴室内温度が予め定められた時間内に基準温度まで上昇しない場合に、浴室111に異常が発生しているとし、操作者の携帯端末6に確認の通知を送信するようにした。これによって、暖房モードで運転しているときに、浴室内温度が上がらない原因となる浴室111の窓が開いたままで外気が侵入している可能性を早期に検知することができる。操作者が浴室111の近くにいる場合には、浴室111を確認して、浴室内温度が上がらない原因を取り除き、操作者が浴室111の近くにいない場合には、操作画面60から暖房モードでの運転を中止することができる。なお、実施の形態4を実施の形態1から3のそれぞれと組み合わせてもよい。
つぎに、実施の形態1から4による浴室乾燥機2の制御部105を実現するハードウェアの構成について説明する。図15は、実施の形態1から4による制御部を実現するハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。制御部105は、図15に示される処理回路200で実現可能である。
処理回路200は、プロセッサ201、メモリ202、入力回路203および出力回路204を有する。プロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。メモリ202は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等である。
制御部105は、対応するプログラムをメモリ202から読み出してプロセッサ201が実行することにより実現できる。入力回路203は、プロセッサ201が処理する情報、メモリ202が記憶する情報などを外部から受け取る際に使用される。出力回路204は、プロセッサ201が生成した情報、メモリ202が記憶している情報を外部へ出力する際に使用される。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 機器管理システム、2 浴室乾燥機、3 無線LANアダプタ、4 ブロードバンドルータ、5 クラウドサーバ、6 携帯端末、7 本体部、8 操作部、9 インターネット回線、51 通信部、52 指示伝達部、53 運転状態情報記憶部、54 情報提供部、60 操作画面、61 操作ボタン、62,63,71 メッセージ、70 通知画面、101 送風機、102 風路切替ダンパ、103 ヒータ、104 温度センサ、105 制御部、111 浴室、112 給気吹出口、113 排気吸込口、115 脱衣室、151 温度取得部、152 設定情報記憶部、153 運転状態情報送信部、154 温度変化量算出部、155 浴室内異常判定部、156 確認通知部。

Claims (9)

  1. 浴室乾燥機と、前記浴室乾燥機とネットワークを介して接続されるサーバと、を備える機器管理システムであって、
    前記浴室乾燥機は、
    浴室から空気を取り込み、取り込んだ前記空気である吸気を前記浴室へと循環させ、あるいは前記浴室が設けられる建築物の外部に排気する送風機と、前記吸気の温度を検出する温度検出部と、前記吸気を加熱する加熱部と、浴室乾燥機に関して設定された内容を示す設定情報にしたがって、前記送風機および前記加熱部を制御する制御部と、を有する本体部と、
    前記建築物と同じ屋内に設置され、前記本体部への操作を受け付ける操作部と、
    前記浴室乾燥機との間で通信する通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記本体部が第1状態にある場合に、予め定められた基準となる通信間隔である基準通信間隔で前記温度検出部で検出された温度情報を含む運転状態情報を前記サーバに送信し、前記本体部が前記第1状態とは異なる第2状態にある場合に、前記運転状態情報を前回送信してから前記基準通信間隔よりも短い間隔で前記運転状態情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記浴室乾燥機または前記浴室乾燥機を使用する操作者が所持する携帯端末との間で通信する通信部と、
    前記携帯端末から浴室乾燥機に対する指示を受信すると、前記指示を前記浴室乾燥機の前記制御部に伝達する指示伝達部と、
    前記運転状態情報を記憶する運転状態情報記憶部と、
    前記携帯端末から一定時間おきに前記浴室乾燥機の運転状態情報の取得要求を受けると、前記通信部を介して前記運転状態情報記憶部に記憶されている前記運転状態情報を前記携帯端末に送信する情報提供部と、
    を備え、
    前記基準通信間隔は、前記携帯端末が前記サーバから前記運転状態情報を取得する間隔よりも長く、
    前記浴室乾燥機の前記制御部は、前記第2状態にある場合に、前記携帯端末が前記サーバから前記運転状態情報を取得する間隔以下の間隔で前記運転状態情報を前記サーバに送信することを特徴とする機器管理システム
  2. 前記第1状態は、前記浴室内の空気を吸込み前記加熱部で加熱して前記浴室内に前記空気を戻す暖房モード以外のモードで前記本体部が運転されている場合であり、
    前記第2状態は、前記暖房モードで前記本体部が運転されている場合であることを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム
  3. 前記浴室乾燥機の前記制御部は、前記第2状態では、前記基準通信間隔に比して10分の1の通信間隔で前記運転状態情報を送信することを特徴とする請求項2に記載の機器管理システム
  4. 前記第1状態は、前記温度検出部で検出された前記温度の単位時間当たりの変化量が予め定められた第1基準値よりも小さい場合であり、
    前記第2状態は、前記温度の単位時間当たりの変化量が前記第1基準値よりも大きい場合であることを特徴とする請求項1に記載の機器管理システム
  5. 前記浴室乾燥機の前記制御部は、前記本体部が前記第2状態にある場合に、前記運転状態情報を前回送信した後、前記温度の単位時間当たりの変化量が前記第1基準値よりも大きくなったときに、前記運転状態情報を送信することを特徴とする請求項4に記載の機器管理システム
  6. 前記第1基準値は、2℃であることを特徴とする請求項4または5に記載の機器管理システム
  7. 前記浴室乾燥機の前記制御部は、前記基準通信間隔内における前記温度検出部で検出された前記温度の変化量の絶対値が予め定められた第2基準値よりも小さい場合には、前記運転状態情報を前回送信してから前記基準通信間隔が経過しても前記運転状態情報を送信しないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の機器管理システム
  8. 前記第2基準値は、1℃であることを特徴とする請求項7に記載の機器管理システム
  9. 前記浴室乾燥機の前記制御部は、前記暖房モードで前記本体部の運転が開始されてから予め定められた時間が経過しても、前記温度検出部で検出された温度が予め定められた温度まで到達しない場合に、前記浴室内の確認を促す通知を送信する機能をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の機器管理システム
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