JP2006177615A - 車載用保冷庫の管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 各保冷庫の情報を容易且つ確実に取得して管理することができる車載用保冷庫の管理システムを提供する。
【解決手段】 車載用保冷庫100にICタグ150を付設するとともに、管理コンピュータ200にICタグリーダライタ300を接続する。管理コンピュータ200は、車載用保冷庫100の出荷時にICタグ150に出荷情報を書き込み、入荷時にICタグ150から出荷情報を読み取って管理データベース230に入力する。
【選択図】 図1
【解決手段】 車載用保冷庫100にICタグ150を付設するとともに、管理コンピュータ200にICタグリーダライタ300を接続する。管理コンピュータ200は、車載用保冷庫100の出荷時にICタグ150に出荷情報を書き込み、入荷時にICタグ150から出荷情報を読み取って管理データベース230に入力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、庫内を冷却維持可能な車載用保冷庫に物品を保管し、この車載用保冷庫を車両に搭載して運搬する物流の分野において、各車載用保冷庫の情報を管理する車載用保冷庫の管理システムに関する。
物流の分野では、生鮮食料品など温度を低温に維持した状態で搬送する必要がある物品は、蓄冷材などの冷却装置を備えた車載用保冷庫に収納され、この車載用保冷庫ごと車両に搭載されて運搬されている。この車載用保冷庫は物流業者の基地や集荷所などの管理施設において管理されており、ここで蓄冷材への蓄冷処理などが行われる。この車載用保冷庫管理の重要な目的の1つは保冷庫の温度管理である。具体的には、各車載用保冷庫の蓄冷状況、例えば何時から使用可能であるかという事や何時まで使用可能であるかという事を把握することが運用の場面では重要である。このため、管理施設では、各車載用保冷庫について、物品の運搬を終えて管理施設に戻ってきた時刻(入庫時刻)、その時の庫内温度(入庫時庫内温度)、管理施設から出発した時刻(出庫時刻)、その時の庫内温度(出庫時庫内温度)などを管理している。
従来、この管理業務はコンピュータを用いていた。具体的には、管理コンピュータにおいて前述の入庫時刻・入庫時庫内温度・出庫時刻・出庫時庫内温度などを車載用保冷庫毎に表計算ソフトやデータベースソフトなどで管理している。この管理コンピュータへのデータ入力は、まず管理者が車載用保冷庫の保管場所まで赴いて保冷庫に表示されている温度や保冷庫番号や時刻などをノートなどの帳票に手で記入し、その後、管理者が帳票に記入されたデータをキーボード等から入力する形態となっている。
しかし、このような管理形態では、帳票へのデータの記入と管理コンピュータへのデータ入力という同じデータについて2回入力作業を行う必要があるため、非常に手間がかかるだけでなく誤入力の危険性が高いものであった。
そこで、従来、この種の管理作業に供するシステムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムでは、各冷凍コントローラのコントロール部の動作状態信号を取り込む信号取込装置と、この信号取込装置から動作状態信号を受信して冷凍コンテナの動作状態を監視する遠隔監視装置とを備えている(特許文献1の図1参照)。
特開2002−318047号公報
しかし、上記特許文献1に記載のシステムでは、各冷凍コンテナの動作状態を監視するにはコンテナヤードにコンテナを搬入するたびに各コンテナに信号ケーブルを接続する必要があるため利便性に欠けるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各保冷庫の情報を容易且つ確実に取得して管理することができる車載用保冷庫の管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願では、車両に搭載して運搬される保冷庫の情報を保冷庫の集荷所に設置した管理コンピュータが管理する車載用保冷庫の管理システムにおいて、前記保冷庫には、各保冷庫を一意に識別する識別情報が記憶された記憶素子を有するとともに非接触で外部機器とデータ通信可能なデータキャリアを設け、前記管理コンピュータに接続され且つ保冷庫のデータキャリアに対してデータを読み書きするリーダライタ装置を集荷所に設置するとともに、前記管理コンピュータは、保冷庫の情報を記憶する記憶装置と、保冷庫が集荷所から出荷する際には該保冷庫のデータキャリアに対して出荷元情報や出荷先情報などの出荷情報をデータキャリアに書き込む出荷情報書込手段と、保冷庫が集荷所に入荷する際には当該保冷庫のデータキャリアから当該保冷庫の識別情報及び前記出荷情報を読み取って前記記憶装置に入力する出荷情報読取手段とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、保冷庫が集荷所から出荷する際に保冷庫に設けたデータキャリアに出荷情報が記憶される。そして、保冷庫が集荷所に入荷した際にデータキャリアから出荷情報が読み取られて管理コンピュータの記憶装置に記憶される。このデータキャリアに対する出荷情報の読み書きは非接触で行われる。これにより、管理コンピュータは出荷情報を容易且つ確実に収集管理できる。なお、出荷情報とは、出荷元の集荷所を識別する出荷元情報や、出荷先の集荷所を識別する出荷先情報や、出荷日時などが挙げられる。
本発明の好適な態様の一例としては、前記管理コンピュータに、保冷庫の入荷時に保冷庫のデータキャリアから読み取った出荷情報が自管理コンピュータの設置されている集荷所宛でないことを示している場合には所定の警告を発する警告手段を設けたものが挙げられる。これにより、保冷庫が間違った集荷所に搬送された場合には所定の警告が発せられるので利便性が向上する。
また、他の好適な態様の一例としては、前記出荷情報書込手段が、少なくとも出荷日時を含む出荷情報をデータキャリアに書き込むとともに、前記管理コンピュータに、保冷庫の入荷時に保冷庫のデータキャリアから読み取った出荷日時と入荷日時の差が所定時間以上の場合には所定の警告を発する警告手段を設けたものが挙げられる。これにより、保冷庫の搬送に所定時間以上を要した場合は所定の警告が発せられるので利便性が向上する。
さらに、他の好適な態様の一例としては、保冷庫の庫内温度を取得して管理コンピュータに入力するものが挙げられる。具体的な態様としては、前記保冷庫に、庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、該庫内温度検出手段で検出した庫内温度を外部から参照可能に表示する庫内温度表示手段とを設け、前記管理コンピュータに接続され且つ保冷庫の庫内温度表示手段に表示された庫内温度を撮像する撮像手段を集荷所に設置するととともに、前記管理コンピュータに、撮像手段で撮像した画像情報から庫内温度を認識する画像認識手段を設け、前記出荷情報読取手段がデータキャリアから読み取った出荷情報とともに画像認識手段で認識した庫内温度を前記記憶装置に入力するものが挙げられる。
また、庫内温度を管理する他の態様としては、前記データキャリアに、庫内温度を検出して記憶素子に書き込む庫内温度検出手段を設け、前記出荷情報読取手段がデータキャリアから出荷情報とともに庫内温度を読み取って前記記憶装置に入力するものが挙げられる。
これらの発明によれば、管理コンピュータにおいて入荷時の庫内温度を管理することができるので利便性が向上する。
このように庫内温度を取得する場合には、さらに、前記管理コンピュータに、入荷時における保冷庫の庫内温度が所定の適正温度範囲外である場合には所定の警告を発する警告手段を設けると、利便性が更に向上するので好適である。
また、データキャリアに庫内温度検出手段を設ける場合には、前記データキャリアが、運搬中において最高庫内温度及び最低庫内温度を記憶素子に記憶すると、運搬中における最高庫内温度及び最低庫内温度を管理コンピュータで管理できるので好適である。この場合さらに、前記管理コンピュータに、入荷時にデータキャリアから読み取った最高庫内温度又は最低庫内温度が所定の適正温度範囲外である場合には所定の警告を発する警告手段を設けると、利便性が更に向上するので好適である。
また、本願では、車両に搭載して運搬される保冷庫の情報を保冷庫の集荷所に設置した管理コンピュータが管理する車載用保冷庫の管理システムにおいて、前記保冷庫には、各保冷庫を一意に識別する識別情報が記憶された記憶媒体を保持する記憶媒体保持部を設け、前記管理コンピュータに接続され且つ前記保冷庫の保持部から取り出した記憶媒体に対してデータを読み書きするリーダライタ装置を集荷所に設置するとともに、前記管理コンピュータは、保冷庫の情報を記憶する記憶装置と、保冷庫が集荷所から出荷する際には該保冷庫に保持する記憶素子に対して出荷元情報や出荷先情報などの出荷情報をデータキャリアに書き込む出荷情報書込手段と、保冷庫が集荷所に入荷する際には当該保冷庫に保持されていた記憶素子から当該保冷庫の識別情報及び前記出荷情報を読み取って前記記憶装置に入力する出荷情報読取手段とを備えたことを特徴とするものを提案する。
本発明によれば、保冷庫が集荷所から出荷する際に保冷庫に保持させる記憶媒体に出荷情報が記憶される。そして、保冷庫が集荷所に入荷した際に記憶媒体から出荷情報が読み取られて管理コンピュータの記憶装置に記憶される。この記憶媒体に対する出荷情報の読み書きは、保冷庫の保持部から記憶媒体を取り出し、リーダライタを用いて行われる。これにより、管理コンピュータは出荷情報を容易且つ確実に収集管理できる。
以上説明したように本発明によれば、保冷庫が集荷所から出荷する際に保冷庫に設けたデータキャリアに出荷情報が記憶される。そして、保冷庫が集荷所に入荷した際にデータキャリアから出荷情報が読み取られて管理コンピュータの記憶装置に記憶される。このデータキャリアに対する出荷情報の読み書きは非接触で行われる。これにより、管理コンピュータは出荷情報を容易且つ確実に収集管理できる。
また、本発明によれば、保冷庫が集荷所から出荷する際に保冷庫に保持させる記憶媒体に出荷情報が記憶される。そして、保冷庫が集荷所に入荷した際に記憶媒体から出荷情報が読み取られて管理コンピュータの記憶装置に記憶される。この記憶媒体に対する出荷情報の読み書きは、保冷庫の保持部から記憶媒体を取り出し、リーダライタを用いて行われる。これにより、管理コンピュータは出荷情報を容易且つ確実に収集管理できる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。図1は車載用保冷庫の管理システムの構成図である。
本発明の第1の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。図1は車載用保冷庫の管理システムの構成図である。
このシステムは、図1に示すように、集荷所10に出入りする車載用保冷庫100を、集荷所10の所定の作業所15内に設置した管理コンピュータ200で管理する。車載用保冷庫100にはデータキャリアであるICタグ150が付設されている。また、管理コンピュータ200にはICタグ150に対して非接触でデータの読み書きを行うICタグリーダライタ300が接続されている。ICタグリーダライタ300は、集荷所10を出入りする車載用保冷庫100のICタグ150と通信可能な位置に設置されている。
図2に管理コンピュータ200の構成図を示す。管理コンピュータ200は、図2に示すように、ICタグリーダライタ300を介して出荷情報(後述する)をICタグ150に書き込む出荷情報書込部210と、ICタグリーダライタ300を介して出荷情報をICタグ150から読み取る出荷情報読取部220と、出荷情報読取部220で読み取った出荷情報を記憶蓄積する管理データベース230と、出荷情報読取部220で読み取った出荷情報に基づき所定の条件でスピーカ241から警告音を出力する警告制御部240と、出荷情報を入力するキーボード等の入力部250と、現在日時を計時するタイマ260と、自管理コンピュータ200が設置されている集荷所10の識別情報(ID)を記憶した集荷所ID記憶部270とを備えている。
図3に管理データベース230のデータ構造の一例を示す。管理データベース230は、各車載用保冷庫100を一意に識別する識別情報である保冷庫IDと、車載用保冷庫の出荷情報と、入荷日時とを記憶する。出荷情報には、図3に例示するように、出荷元の集荷所IDと、出荷先の集荷所IDと、出荷日時が含まれる。
出荷情報書込部210は、車載用保冷庫100が出荷する際に、入力部250で入力された出荷先の集荷所IDと、集荷所ID記憶部270に記憶されている出荷元の集荷所IDと、タイマ260により計時されているいる現在日時とを、ICタグリーダライタ300を介してICタグ150に書き込む。
出荷情報読取部220は、車載用保冷庫100が入荷した際に、出荷先の集荷所IDと、出荷元の集荷所IDと、出荷日時をICタグリーダライタ300を介してICタグ150から読み取り、タイマ260により計時されている現在日時とともに管理データベース230に書き込む。
警告制御部240は、(1)保冷庫の配送先確認、(2)搬送所要時間の確認を行う。前記(1)について、警告制御部240は、出荷情報読取部220で読み取った出荷先の集荷所IDと、集荷所ID記憶部270に記憶されている集荷所IDが一致しているかを判定する。両者が一致しない場合にはスピーカ241から警告音や警告メッセージを出力する。前記(2)について、警告制御部240は、出荷情報読取部220で読み取った出荷日時と、タイマ260により計時されている現在日時との差分から搬送所要時間を算出する。そして、搬送所要時間が所定時間(例えば24時間)以上である場合にはスピーカ241から警告音や警告メッセージを出力する。
図4に車載用保冷庫100の機能ブロック図を示す。車載用保冷庫100は、図4に示すように、蓄冷材(図示省略)の冷却装置を構成する圧縮機101,凝縮器ファン102と、蓄冷材温度センサ103と、庫内冷却維持用の庫内ファン104と、庫内温度センサ105と、蓄冷開始指示など各種指示入力を行う操作部106と、これらを制御する制御装置110とを備えている。以上の構成については、従来のものと同様なのでここでは各装置の詳細は省略する。
ICタグ150は、無線通信を利用し非接触でICタグリーダライタと通信可能な装置である。このICタグ150は、前記ICタグリーダライタ300と通信可能な位置に付設されており、図4を参照して説明した車載用保冷庫100の制御系とは独立している。一般的にICタグ150は、電源内蔵型のアクティブタイプ(能動型)と、アンテナからのエネルギーを電源とする電源非内蔵型のパッシブタイプ(受動型)とに分類されるが、本発明はどちらのタイプでも利用できる。ICタグ150は、図5に示すように、アンテナ151と、通信制御部152と、記憶素子153とを備えている。記憶素子153は、書換不可領域153aと書換可能領域153bとに区画されている。書換不可領域153aには保冷庫IDが予め記憶されている。また、書換可能領域153bには出荷元の集荷所IDと、出荷先の集荷所IDと、出荷日時を記憶する領域が設けられている。なお、前述したように保冷庫IDは車載用保冷庫100を一意に識別する識別情報であるが、ICタグ150に予め設定されているICタグの識別情報(ID)を保冷庫IDとして流用してもよい。
本実施の形態によれば、出荷時には車載用保冷庫100に付設したICタグ150に出荷情報が書き込まれるとともに、入荷時に当該出荷情報が読み取られて管理コンピュータ200の管理データベース230に入力される。したがって、出荷情報入力のための工数を削減できるとともに入力ミスを防止できる。特に、本実施の形態では出荷情報をICタグ150に記憶し、データの読み取りを非接触で行っているので、より利便性が高いものとなる。さらに、本実施の形態では、間違った集荷所に車載用保冷庫100が入荷すると所定の警告が発せられるので誤配送を防止できる。さらに、本実施の形態では、車載用保冷庫100の搬送所要時間が所定時間以上だった場合に所定の警告が発せられるので、より利便性が高いものとなる。さらに、本実施の形態では、車載用保冷庫100としては、既存ものをそのまま利用し、単にICタグ150を付設するだけで良いので、システムを構築を容易且つ廉価に構築できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。図6は車載用保冷庫の管理システムの構成図である。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、入荷時における車載用保冷庫の庫内温度を管理コンピュータで管理する点にある。以下相違点について詳述する。
本発明の第2の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。図6は車載用保冷庫の管理システムの構成図である。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、入荷時における車載用保冷庫の庫内温度を管理コンピュータで管理する点にある。以下相違点について詳述する。
図6に示すように、車載用保冷庫100は、庫内温度を表示する庫内温度表示部107を備えている。この庫内温度表示部107は、第1の実施の形態において図4を参照して前述した制御装置110に接続されており、庫内温度センサ105で検出した庫内温度を表示する。なお、このような構成は従来既存の車載用保冷庫と同様である。
集荷所10には、車載用保冷庫100の庫内温度表示部107を撮像する手段であるCCDカメラ400が設置されている。このCCDカメラ400は管理コンピュータ200に接続されている。他の構成は第1の実施の形態と同様であるのでここでは説明を省略する。
管理コンピュータ200は、図7に示すように、前述の第1の実施形態において詳述した構成に、画像認識部280を付加した構成となっている。画像認識部280は、車載用保冷庫100が入荷した際に、CCDカメラ400を用いて庫内温度表示部107を撮像し、該撮像データから庫内温度データを認識する。そして、画像認識部280は、出荷情報読取部220と協動して当該庫内温度データを管理データベース230に入力する。管理データベース230は、図8に示すように、第1の実施形態のものに対して入荷時の庫内温度を記憶可能となっている。
また、警告制御部240は、第1の実施形態で説明した(1)保冷庫の配送先確認、(2)搬送所要時間の確認に付け加えて、(3)庫内温度の確認を行う。警告制御部240は、前記(3)について、画像認識部280で認識した庫内温度が所定の適正温度外(例えば5℃以上や0℃以下)である場合には、スピーカ241から警告音や警告メッセージを出力する。
管理コンピュータ200の他の構成・動作については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、入荷時に庫内温度が読み取られて管理コンピュータ200の管理データベース230に入力されるので、庫内温度入力のための工数を削減できるとともに入力ミスを防止できる。特に、本実施の形態では車載用保冷庫100の庫内温度表示部107に表示されている庫内温度をCCDカメラ400で撮像して庫内温度を読み取るので、すなわちデータの読み取りを非接触で行っているので、より利便性が高いものとなる。さらに、本実施の形態では、入荷時における庫内温度が所定の適正温度範囲外の場合には所定の警告が発せられるので、より利便性が高いものとなる。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、入荷時における車載用保冷庫の庫内温度を管理コンピュータで管理する点にある。以下相違点について詳述する。
本発明の第3の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、入荷時における車載用保冷庫の庫内温度を管理コンピュータで管理する点にある。以下相違点について詳述する。
本実施の形態では、図9に示すように、車載用保冷庫100に付設するICタグ150に庫内温度センサ160を接続している。この庫内温度センサ160は、車載用保冷庫100の庫内の保冷維持に用いるもの(図4の庫内温度センサ104)と共用してもよいし、別途独立して設けてもよい。後者の場合には、従来既存の車載用保冷庫100を無改造で用いることができる点で好適である。本実施の形態では、保冷維持用のセンサとは異なるセンサを別途設けた。
また、ICタグ150の記憶素子153の書換可能領域153bには、庫内温度の保冷温度帯域に関する情報と、運搬中における最高庫内温度及び最低庫内温度を記憶する領域が設けられている。保冷温度帯域情報は、当該車載用保冷庫100についてどの保冷温度帯域で保冷するかを示す情報である。例えば、0〜5℃の帯域(冷蔵帯域)であるか、又は、−30℃〜−25℃の帯域(冷凍帯域)であるかを識別する情報である。
さらに、ICタグ150は、庫内温度センサ160で検出した庫内温度を前記記憶素子153に記録する庫内温度記録部154を備えている。庫内温度記録部154は、定期的に庫内温度センサ160により庫内温度を検出し、搬送中において最高庫内温度又は最低庫内温度が更新されたとき、当該温度を記憶素子153に記録する。なお、このICタグ150は、ICタグリーダライタ300からのエネルギー供給がない場合にも動作する必要があるので、電源内蔵型のアクティブタイプが用いられる。
管理コンピュータ200の出荷情報書込部210は、第1の実施の形態と同様にして出荷情報をICタグ150に書き込む際に、保冷温度帯域をICタグ150に書き込むとともに、ICタグ150の最高庫内温度及び最低庫内温度を初期化(例えばNULLを書き込む)する。
また、管理コンピュータ200の出荷情報読取部220は、第1の実施の形態と同様にして出荷情報をICタグ150から読み込む際に、保冷温度帯域、最高庫内温度、最低庫内温度をICタグ150から読み込み、それぞれ管理データベース230に入力する。管理データベース230は、図10に示すように、第1の実施形態のものに対して、保冷温度帯域、最高庫内温度、最低庫内温度を記憶可能となっている。
また、警告制御部240は、第1の実施形態で説明した(1)保冷庫の配送先確認、(2)搬送所要時間の確認に付け加えて、(3)庫内温度の確認を行う。警告制御部240は、前記(3)について、出荷情報読取部220でICタグ150から読み取った、保冷温度帯域、最高庫内温度、最低庫内温度に基づき、最高庫内温度又は最低庫内温度が、保冷温度帯域に対応する所定の適正温度範囲外であるかを判定する。適正温度範囲外の場合には、スピーカ241から警告音や警告メッセージを出力する。
管理コンピュータ200の他の構成・動作については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、入荷時に保冷温度帯域、最高庫内温度、最低庫内温度が読み取られて管理コンピュータ200の管理データベース230に入力されるので、入力のための工数を削減できるとともに入力ミスを防止できる。また、本実施の形態では、運搬中における庫内温度が所定適正温度範囲外になったことがある場合には所定の警告が発せられるので、より利便性が高いものとなる。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第1の実施の形態では出荷情報をICタグに記憶していたが、本実施の形態では着脱自在の携帯記憶媒体である磁気カード500に記憶することにある。以下相違点について詳述する。
本発明の第4の実施形態に係る車載用保冷庫の管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第1の実施の形態では出荷情報をICタグに記憶していたが、本実施の形態では着脱自在の携帯記憶媒体である磁気カード500に記憶することにある。以下相違点について詳述する。
本実施の形態に係る車載用保冷庫100は、図11に示すように、磁気カード500を挿脱自在に保持するカードホルダ170が付設されている。また、管理コンピュータ200には、第1の実施形態におけるICカードリーダライタ300に対応する装置として、磁気カード500に対してデータを読み書きする磁気カードリーダライタ600が接続されている。他の構成・動作等については第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、出荷時には車載用保冷庫100から磁気カード500を取り外して磁気カードリーダライタ600にセットすることにより当該磁気カード500に出荷情報を書き込み可能である。また、入荷時にも同様にして磁気カード500から出荷情報を読み取り可能である。他の作用・効果については第1の実施の形態と同様である。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態の変形例として記載したが、第2の実施の形態の変形例として実施することも可能である。また、本実施の形態では、出荷情報の記憶媒体として磁気カードを用いたが、接触型ICカード、非接触型ICカード等であっても良い。
以上、本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記各実施の形態では出荷時にデータキャリアであるICタグ150に書き込む情報として、出荷元の集荷所ID、出荷先の集荷所ID、出荷日時を例示したが、さらに他の情報を書き込むようにしても良い。例えば、車載用保冷庫100に収容する物品の情報などが挙げられる。
10…集荷所、100…車載用保冷庫、150…ICタグ、200…管理コンピュータ、300…ICタグリーダライタ、400…CCDカメラ、500…磁気カード、600…磁気カードリーダライタ
Claims (10)
- 車両に搭載して運搬される保冷庫の情報を保冷庫の集荷所に設置した管理コンピュータが管理する車載用保冷庫の管理システムにおいて、
前記保冷庫には、各保冷庫を一意に識別する識別情報が記憶された記憶素子を有するとともに非接触で外部機器とデータ通信可能なデータキャリアを設け、
前記管理コンピュータに接続され且つ保冷庫のデータキャリアに対してデータを読み書きするリーダライタ装置を集荷所に設置するとともに、
前記管理コンピュータは、保冷庫の情報を記憶する記憶装置と、保冷庫が集荷所から出荷する際には該保冷庫のデータキャリアに対して出荷元情報や出荷先情報などの出荷情報をデータキャリアに書き込む出荷情報書込手段と、保冷庫が集荷所に入荷する際には当該保冷庫のデータキャリアから当該保冷庫の識別情報及び前記出荷情報を読み取って前記記憶装置に入力する出荷情報読取手段とを備えた
ことを特徴とする車載用保冷庫の管理システム。 - 前記管理コンピュータは、保冷庫の入荷時に保冷庫のデータキャリアから読み取った出荷情報が自管理コンピュータの設置されている集荷所宛でないことを示している場合には所定の警告を発する警告手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記出荷情報書込手段は、少なくとも出荷日時を含む出荷情報をデータキャリアに書き込むとともに、
前記管理コンピュータは、保冷庫の入荷時に保冷庫のデータキャリアから読み取った出荷日時と入荷日時の差が所定時間以上の場合には所定の警告を発する警告手段を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2何れか1項記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記保冷庫は、庫内温度を検出する庫内温度検出手段と、該庫内温度検出手段で検出した庫内温度を外部から参照可能に表示する庫内温度表示手段とを備え、
前記管理コンピュータに接続され且つ保冷庫の庫内温度表示手段に表示された庫内温度を撮像する撮像手段を集荷所に設置するとともに、
前記管理コンピュータは、撮像手段で撮像した画像情報から庫内温度を認識する画像認識手段を備え、前記出荷情報読取手段はデータキャリアから読み取った出荷情報とともに画像認識手段で認識した庫内温度を前記記憶装置に入力する
ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記データキャリアは、庫内温度を検出して記憶素子に書き込む庫内温度検出手段を備え、
前記出荷情報読取手段はデータキャリアから出荷情報とともに庫内温度を読み取って前記記憶装置に入力する
ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記管理コンピュータは、入荷時における保冷庫の庫内温度が所定の適正温度範囲外である場合には所定の警告を発する警告手段を備えた
ことを特徴とする請求項4又は5記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記データキャリアは、運搬中において最高庫内温度及び最低庫内温度を記憶素子に記憶する
ことを特徴とする請求項5記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記管理コンピュータは、入荷時にデータキャリアから読み取った最高庫内温度又は最低庫内温度が所定の適正温度範囲外である場合には所定の警告を発する警告手段を備えた
ことを特徴とする請求項7記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 前記出荷情報書込手段は、少なくとも保冷維持する温度帯域の情報をデータキャリアに書き込むとともに、
前記警告手段は、データキャリアから読み取った温度帯域情報に基づき前記適正温度範囲を定める
ことを特徴とする請求項6又は8何れか1項記載の車載用保冷庫の管理システム。 - 車両に搭載して運搬される保冷庫の情報を保冷庫の集荷所に設置した管理コンピュータが管理する車載用保冷庫の管理システムにおいて、
前記保冷庫には、各保冷庫を一意に識別する識別情報が記憶された記憶媒体を保持する記憶媒体保持部を設け、
前記管理コンピュータに接続され且つ前記保冷庫の保持部から取り出した記憶媒体に対してデータを読み書きするリーダライタ装置を集荷所に設置するとともに、
前記管理コンピュータは、保冷庫の情報を記憶する記憶装置と、保冷庫が集荷所から出荷する際には該保冷庫に保持する記憶素子に対して出荷元情報や出荷先情報などの出荷情報をデータキャリアに書き込む出荷情報書込手段と、保冷庫が集荷所に入荷する際には当該保冷庫に保持されていた記憶素子から当該保冷庫の識別情報及び前記出荷情報を読み取って前記記憶装置に入力する出荷情報読取手段とを備えた
ことを特徴とする車載用保冷庫の管理システム。
Priority Applications (1)
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JP2004371631A JP2006177615A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 車載用保冷庫の管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017040466A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | 大日本印刷株式会社 | 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004371631A patent/JP2006177615A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017040466A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | 大日本印刷株式会社 | 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム |
JP2018083663A (ja) * | 2015-08-21 | 2018-05-31 | 大日本印刷株式会社 | 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム |
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