JP2004345826A - 記録センサ及び読み取り装置 - Google Patents

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茂 齋藤
Kanjiro Takahashi
観二郎 高橋
Norio Iijima
則夫 飯島
Yutaka Tamura
裕 田村
Teruo Ito
照夫 伊藤
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Abstract

【課題】物品の搬入・搬出時などにおいて、物品の現在の状態のみならず、保管・搬送中における物品の状態の経時的な記録を行う記録センサ、並びにこの記録センサを読み取ることができる読み取り装置を提供する。
【解決手段】物品の状態を継続的に記録する記録センサを搬送中の物品の中に付属させるとともに、物品の搬入・搬出時において前記記録センサの記録データを読み取り装置にて取得することにより、搬送中における物品の状態の経時的な履歴情報が得られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流過程において搬送される物品の状態を読み取る装置に関し、特に、搬送中に物品の温度等の状態に関する情報を経時的に記録する記録センサを物品に同梱しておき、この記録センサで測定する瞬間温度情報、及び記録された情報を読み取るための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物流過程において物品を搬送するにあたっては、搬送車への積み込み及び積み下ろし、搬送車による移動、保管庫での一時的な保管などを行う際に、搬送物品を損傷しないように注意を払わなければならない。特に、食品等の搬送にあたっては、搬送中、温度・湿度等を一定に保つことにより品質劣化を防ぎ、食中毒や細菌感染などが起こるのを防止することが重要である。このため、食品の搬送車には冷蔵車や冷凍車を用い、保管庫には冷凍倉庫や冷蔵倉庫などを用いるのが一般的である。
【0003】
食品の他にも、薬品、動植物、精密機器など様々な物品の搬送においても、物品の保管倉庫内及び物品を搬送する搬送車両内の温度・湿度等を一定に保つよう管理し、また移動させる際には衝撃などを与えないように注意して取り扱い、搬送・保管中に品質劣化や破損等の事故が起こるのを防いでいる。
【0004】
それにも関わらず、流通過程において温度・湿度等の管理に失敗し品質が劣化してしまった物品や、運搬時に衝撃を受けて損傷してしまった物品が小売市場に流通してしまうのを防ぐために、保管倉庫と搬送車との間での積み込み及び積み下ろし作業の際に、物品の状態を検査することが一般的に行われている。
【0005】
特に、搬送物品の最終到達地点である小売店舗などにおいて物品を搬入する際には、物品の状態を検査し、劣化したり損傷したりした物品を取り除くことが重要である。ここで、物品の状態の検査とは、物品の温度を測定したり、物品の外観にキズなどが生じていないか検査したりすることを含んでいる。
【0006】
図10及び図11は、従来用いられていた物品の状態を検査するための装置類及びこれを含んだシステムの構成を概略的に示す図である。
図10に示す例では、物品の梱包箱1010の表面に記されたバーコード1012を読み取るハンディターミナル1020と、物品の梱包箱1010の表面から放射される熱を測定する放射温度計1030とを用いて、物品の温度測定データを物品の識別情報と関連付けて記録する装置が用いられている。放射温度計1030により測定された温度測定データは、放射温度計1030の表示部1032に表示されるとともに、有線又は無線によりハンディターミナル1020に送信され、記録用紙1034に印刷されるようになっている。
【0007】
ハンディターミナル1020は、表示部1022及びキーパッド1024を備えており、放射温度計1030から受信した温度測定データを物品の識別情報と関連付けて表示部1022に表示することができるようになっている。また、ハンディターミナル1020は、これらの情報をアクセスポイント1040に無線送信する機能を備えており、アクセスポイント1040は、受信した情報を、通信ネットワーク1050を通じてサーバ1060に送信するようになっている。このようにして、物品の識別情報と関連付けられた物品の温度測定データは、サーバ1060において記録され管理されるようになっている。
【0008】
図11に示す例では、さらに、ハンディターミナル1020がバーコード読み取り機能と放射温度計1030の機能とを兼ね備えていることを特徴としており、バーコード1012の読み取り動作行うと同時に、物品の梱包箱1010の表面温度も測定することができるようになっている。
【0009】
上記のようなハンディターミナル1020及び放射温度計1030を用いることにより、物品の搬入時及び搬出時に物品の梱包箱単位で温度測定を行うことにより、所定の保管温度が保たれていない物品が検出された場合には廃棄等の処理を行い、そのような物品を流通過程から取り除くことが可能となる。
【0010】
さらに他の例として、特許文献1には、温度検出手段によって検出された温度を測定時間と共に記憶し、記憶されデータDS1を上位のコンピュータに送出する温度履歴検出装置と、入力手段から入力された少なくとも作業者ID、生産設備情報、及び生産品情報のデータと時刻とを連係したデータを上位のコンピュータに送出する携帯型データ入力装置と、両装置から受けたデータに基づいて生産品毎に時系列的に温度履歴、作業者及び生産設備を編集して記録媒体に記録する制御手段を具備した温度履歴収集装置とを備えた食品生産情報収集管理システムが開示されている。
【特許文献1】
特開11−160160号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、食品などの一定温度で保管される物品の搬送においては、搬送車内及び保管倉庫内を一定温度に保つよう管理されているが、箱内の商品温度の温度変化等にまでは注意を払うことができない。このため、例えば、物品を搬送車両で搬送中に、一部の物品が所定温度以上になって劣化してしまった後、再び保管倉庫内で保管されている間に所定温度に戻るようなケースが起こり得る。
【0012】
しかしながら、上記した装置類又はシステムでは、ハンディターミナル等により物品に対して読み取り動作を行った時に、その時点での物品の状態が検知できるのみであり、それ以前の物品の状態を知ることはできない。特に、搬送物品が食品等である場合には、劣化が進んだ製品が市場に流通してしまうのを防ぐことが重要であるが、単に搬入・搬出時に温度等を測定するのみでは、上記したようなケースでは、十分な効果が得られないと考えられる。
【0013】
そこで本発明は、このような実情に鑑みて、箱内(物品内)に物品の状態を検知できるセンサを封入することにより、物品の搬入・搬出時などにおいて、物品の現在の状態のみならず、搬送中における物品の状態の経時的な記録を行う記録センサ、並びにこの記録センサを読み取ることができる読み取り装置を提供しようとするものである。
【0014】
また、上記の読み取り装置により読み取られたデータを、ネットワークを通じて受信し、このデータに基づいて物品の品質を管理することができるサーバを備えた管理システムを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、物品の状態を継続的に記録する記録センサを搬送中の物品の中に付属させるとともに、物品の搬入・搬出時において前記記録センサの記録データを読み取り装置にて取得することにより、搬送中における物品の状態の経時的な履歴情報が得られることに想到した。
【0016】
すなわち、本発明は、物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備え、前記記録センサから読み取ったデータを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶する読み取り装置を提供するものである。
【0017】
本発明の読み取り装置は、また、物品の外観を撮像する撮像手段をさらに備えており、撮像データを前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする。
これにより、記録センサに記録された物品状態の履歴情報のみならず、読み取り動作を行った時(通常は搬入・搬出時)における物品の外観を撮像データとして取得することができるので、物品の外観に表れる物品状態の劣化などをモニタすることも可能となる。そして、商品劣化状況がビジュアルに荷主、客先に配信する事が可能となり業務のスピードアップにつながる。
【0018】
本発明の読み取り装置は、また、前記記録センサから読み取ったデータ又は前記撮像データを、前記物品の識別情報とともに表示する表示手段をさらに備えていることを特徴とする。
これにより、読み取り装置において、物品状態のデータ及び撮像データを物品ごとに効率良く記憶し表示することが可能となる。
【0019】
本発明の読み取り装置において、前記識別情報読み取り手段は、レーザー方式や赤外線方式などによるバーコードリーダであり、物品に付された物品の識別情報を含むバーコードを読み取ることを特徴とする。また、2次元バーコードを用いることもできる。
【0020】
物品の表面又は物品の梱包箱表面などに当該物品に関する情報を含んだバーコードを付することが一般的に行われているので、上記のようにバーコードリーダを備えることにより、物品の識別情報を容易に取得することができる。
【0021】
本発明の読み取り装置は、また、ネットワークを通じてサーバと通信可能な通信手段をさらに備えており、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて、前記サーバに送信することを特徴とする。
【0022】
各地で読み取り装置により取得される物品の状態に関するデータを前記サーバに集中させることにより、広範囲にわたって流通する物品の状態を一元的に管理することが可能となる。
【0023】
本発明の読み取り装置において、前記記録センサは、物品の状態を検知するセンサ部と、検知データを継続的に記録するメモリと備えており、前記センサ読み取り手段は、前記メモリの記録データを読み取ることを特徴とする。
【0024】
記録センサがメモリを備えることにより、センサ部での検知データを蓄積しておくことが可能となる。また、前記メモリは、さらに、前記記録センサが付属される物品の情報を記録していてもよい。
【0025】
本発明の読み取り装置において、前記センサ部は、物品の温度を検知する温度センサ、物品の湿度を検知する湿度センサ、あるいは物品に加えられた衝撃を検知する衝撃センサであり、前記センサ読み取り手段は、前記メモリに記録されたこれらのデータを読み取ることを特徴とする。
【0026】
本発明は、また、物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、物品の外観を撮像する撮像手段と、を備え、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶する読み取り装置と通信可能なサーバ装置であって、前記読み取り装置から受信した前記記録センサのデータ、前記撮像データ及び前記物品の識別情報を、関連付けて記憶するデータベースと、前記記録センサのデータに基づいて、物品の品質を評価するプログラムを備えていることを特徴とするサーバ装置を提供するものである。
【0027】
これにより、物品に付属された前記記録センサのデータを物品ごとにモニタすることができるので、物品の品質劣化等の異常を素早く発見し、効率よく対処することが可能となる。
【0028】
本発明は、また、物品の外観及び物品に付された物品の識別情報を撮像する撮像手段と、物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末を提供するものである。
【0029】
本発明は、一般的に市販されているカメラ付き携帯端末において、上記のセンサ読み取り手段を備えるとともに、カメラ付き携帯端末内部において所定の動作をするための制御プログラムを含むことにより実施することが可能である。
【0030】
本発明のカメラ付き携帯端末において、前記撮像手段は、物品に付された物品の識別情報を含むバーコードを撮像し、前記カメラ付き携帯端末は、バーコードの撮像データからバーコードに含まれる前記物品の識別情報を取得する画像処理プログラムを備えていることを特徴とする。
【0031】
本発明は、また、物品の外観を撮像する撮像手段と、物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末を提供するものである。
【0032】
本発明のカメラ付き携帯端末において、前記識別情報読み取り手段は、バーコードリーダであり、物品に付された物品の識別情報を含むバーコードを読み取ることを特徴とする。
【0033】
本発明のカメラ付き携帯端末は、ネットワークを通じてサーバと通信可能な通信手段をさらに備えており、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて、前記サーバに送信することを特徴とする。
【0034】
各地で読み取り装置により取得される物品の状態に関するデータを前記サーバに集中させることにより、広範囲にわたって流通する物品の状態を一元的に管理することが可能となる。
【0035】
本発明は、また、物品の外観及び物品に付された物品の識別情報を撮像する撮像手段と、物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末と通信可能なサーバ装置であって、前記カメラ付き携帯端末から受信した前記記録センサのデータ、前記撮像データ及び前記物品の識別情報を、関連付けて記憶するデータベースと、前記記録センサのデータに基づいて、物品の品質を評価する品質評価部を備えていることを特徴とするサーバ装置を提供するものである。
【0036】
これにより、物品に付属された前記記録センサのデータを物品ごとにモニタすることができるので、物品の品質劣化等の異常を素早く発見し、効率よく対処することが可能となる。
【0037】
上記した本発明の読み取り装置又はカメラ付き携帯端末と通信可能なサーバ装置において、前記品質評価部は、前記記録センサのデータに含まれる物品の温度データと、所定の保管温度基準とを比較して、物品の品質を評価することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図9は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
【0039】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態は、物品の状態を検知し記録する記録センサと、この記録センサを読み取るガン形状の読み取り装置とから構成されるものである。
[1] 読み取り装置の構成
図1は、本実施形態の読み取り装置の構成を概略的に示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。図1において、本実施形態の読み取り装置は、本体部100と、把持部110と、センサリーダユニット120と、カメラユニット130と、無線アンテナ140とから構成されている。
【0040】
正面図(c)に示すように、読み取り装置の本体部100は、その正面(ここでは読み取り対象である物品に向けられる面を正面とする)において、バーコードリーダ102を備えている。バーコードリーダ102は、読み取り対象にレーザー光を照射する発光素子と、その反射光を受光する受光素子とを備えており、物品の梱包箱表面等に印字されたバーコードに赤色の可視光を照射し、その反射光を受光することにより、バーコードの情報を読み取ることができるようになっている。尚、バーコードリーダ102は上記の構成に限定されるわけではなく、一般的な赤外線方式又はレーザー方式のバーコードリーダに加えて、2次元バーコードリーダなどを用いることもできる。
【0041】
また、本体部100の下部に設置されたセンサリーダユニット120は、その正面において、無線通信部122を備えている。無線通信部122は、後述する本実施形態の記録センサと無線通信を行うためのものであり、例えば、赤外線を利用したIrDA(Infrared Data Association)や、2.4GHzの周波数帯を利用したBluetooth、Ultra Wide Band、IEEE 802.11等の短距離無線通信規格を利用することができる。また、125KHZ帯の長波帯を利用することもできる。
【0042】
さらに、センサリーダユニット120の下部に設置されたカメラユニット130は、その正面において、カメラ132及び発光部134を備えている。カメラ132は、携帯装置等に内蔵用の小型軽量カメラであり、例えば、約30〜100万画素のCCD(Charge Coupled Device、エリア型固体撮像素子)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor、相補型金属酸化膜半導体)カメラなどを用いることができる。発光部134は、LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)などの発光素子から構成されており、カメラ132により撮像する対象に光を照射してフラッシュ撮影を可能にする。
【0043】
上面図(a)に示すように、本体部100は、その上面において、表示部104及びキーパッド106を備えている。表示部104は、ドットマトリクス構成のLCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、有機EL(Electron Luminescence)などの表示装置から構成することができる。キーパッド106は、ユーザが情報を入力するための複数のキーを備えており、キー表面には英数字等が印字されている。本体部100の上面には、さらに、RF周波数帯・SS無線(スペクトラム拡散無線)などを利用して無線通信を行うための無線アンテナ140が備えられている。
【0044】
側面図(b)に示すように、本体部100の下部には、ユーザが本装置を把持するための把持部110が取り付けられており、把持部110の上部にはトリガ112が備えられている。
【0045】
図2は、図1に示す本実施形態の読み取り装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。尚、図2に示す各構成部分は、読み取り装置の本体部100内部に備えられており、それぞれ、必要に応じて図1に示す読み取り装置の各構成部分と電気配線等で接続されているものとする。
【0046】
図2において、本実施形態の読み取り装置は、制御部202、バーコード解析部204、センサリーダ無線通信部206、撮像部208、LED発光部210、電源部212、外部接続端子214、RF無線・SS無線通信部216、トリガ入力部218、キー入力部220、表示制御部222及び記憶部224を備えている。
【0047】
制御部202は、CPU等の演算処理装置から構成されており、予めプログラムされた通りに本読み取り装置の各構成部分の動作及び各構成部分間のデータ通信を制御する。
【0048】
バーコード解析部204は、バーコードリーダ102で読み取ったバーコード情報を解析する。解析されたデータは記憶部224に記憶される。センサリーダ無線通信部206は、センサリーダユニット120の無線通信部122によるデータの送受信を行うためのインターフェイスである。
【0049】
撮像部208は、カメラユニット130のカメラ132の動作を制御するとともに、カメラ132において撮像した画像データを取り込み所定の処理を行う。取り込まれた画像データは記憶部224に記憶される。LED発光部210は、カメラユニット130の発光部134の動作を制御する。
【0050】
電源部212は、本読み取り装置の各構成部分に電源を供給するための内蔵型バッテリーである。尚、内蔵型バッテリーに代えて外部電源への接続端子を備える構成とすることもできる。
【0051】
外部接続端子214は、本読み取り装置と他の装置とを接続するためのインターフェイスを備えており、例えば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、RS−232Cなどの規格を利用したケーブル接続を行うことができる。これにより、例えば、本読み取り装置内のデータを外部のパーソナルコンピュータなどに送信したり、外部からデータやプログラムなどを取得したりすることができる。
【0052】
RF無線・SS無線通信部216は、無線アンテナ140を通じて無線周波数(RF)帯で無線通信を行うための信号変復調回路、パワーアンプ等を備えており、送信信号を無線周波数(RF)帯の信号に変調し、無線アンテナ140からの受信信号を復調する。
【0053】
トリガ入力部218は、トリガ112が引かれたのを検知する。キー入力部220は、キーパッド106のキーが押されたのを検知し、入力情報として処理する。表示制御部222は、表示部104に必要な情報を表示するためのディスプレイドライバなどを備えている。
【0054】
記憶部224は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の半導体記憶素子から構成されており、制御部202の作業領域として利用される他、本読み取り装置において取り扱う各種データやプログラムを記憶しておくことができる。
【0055】
[2] 記録センサの構成
図3は、本実施形態において用いる記録センサの構成を概略的に示す図である。
図3(a)に示す本実施形態の記録センサ300は、ICチップを埋設した縦5cm横8.5cm厚さ5mmのカード状であり、アンテナ301、メモリ302、CPU303、電池304及びセンサ部310を備えている。
【0056】
アンテナ301は、図1に示す本実施形態の読み取り装置のセンサリーダユニット120の無線通信部122と無線通信を行うためのアンテナであり、赤外線を利用したIrDA(Infrared Data Association)や、2.4GHzの周波数帯を利用したBluetooth、Ultra Wide Band、IEEE 802.11等の短距離無線通信規格に準じて構成されている。また、125KHZ帯などの長波帯でも構成可能である。
【0057】
メモリ302は、センサ部310において検出したデータや、記録センサ300とともに搬送される物品に関する情報(商品コード、生産工場、生産ライン、ロットNo.、製造年月日、賞味期限、箱No.などを含むものとする。以下において同じ。)、CPU303が利用するプログラム及び各種データ、その他の必要な情報を記憶している。
【0058】
CPU303は、メモリ302に記憶されたプログラムに従って記録センサ300の各構成部分を制御する。電池304は、コンデンサ等から構成した2次電池であり、記録センサ300の各構成部分に駆動電力を供給する。
【0059】
センサ部310は、周囲の状態を検知するセンサであり、例えば、雰囲気中の温度を測定する温度センサ、あるいは雰囲気中の湿度を測定する湿度センサなどを備えている。センサ部310は、記録センサ300本体とケーブルで接続されており、検知データを記録センサ300本体に送信している。
【0060】
また、記録センサ300は、記録センサ300本体とケーブル接続したセンサ部310に加えて、記録センサ300本体部分にもセンサ部311を備えるようにしてもよい。記録センサ300本体部分に備えたセンサ部311の例としては、記録センサ300に加えられた衝撃を磁気変動検出方式や圧電式により検知する衝撃センサなどが考えられる。
【0061】
尚、記録センサ300のセンサ部310に関しては、上記した構成に限定されるものではなく、例えば、図3(b)に示すように、センサ部310及び311を、ともに記録センサ300本体部分に備える構成とすることもできる。
【0062】
記録センサ300のCPU303は、センサ部310から受信した検知データを所定の形式でメモリ302に記憶する。したがって、メモリ302には、センサ部310において検知した温度・湿度データや、センサ部311において検知した衝撃データを、経時的な履歴データとして記録していることになる。
【0063】
図4は、上記した記録センサ300を物品とともに梱包する態様を例示する図である。
図4に示す例では、梱包箱400は12個の商品パッケージ401を含んでいる。梱包箱400内の上部内壁には、上記した記録センサ300を設置している。また、記録センサ300のセンサ部310を商品パッケージ401の間に配置している。
【0064】
このようにして、記録センサ300は、梱包箱400内の商品パッケージ401の状態を検知し記録することができる。また、記録センサ300のアンテナ301により、図1に示す本実施形態の読み取り装置と無線通信を行うことができる。
【0065】
尚、図4に示す梱包箱400内の記録センサ300及びセンサ部310の配置は一例に過ぎず、これらの設置位置、設置数等については、様々な態様が考えられる。物品の種類によってもパッケージの形態や梱包方法が異なるので、これに適応しやすいように記録センサ300及びセンサ部310を配置する。
【0066】
[3] 読み取り装置による記録センサの読み取り
次に、図5を参照しながら、上記した本実施形態の読み取り装置(図1参照)により記録センサ(図3参照)を読み取る動作について説明する。尚、図4に示すように、記録センサは搬送物品とともに梱包箱内に梱包されている状態であるもとのする。また、図5に示すように、梱包箱400の表面には、梱包されている物品に関する情報や搬送先、荷主などの情報を記録したバーコード410が貼り付けられている。尚、図5では、バーコード410は、一般的な縦縞形状の1次元としているが、これに代えて2次元バーコードを用いることもできる。
【0067】
今、図5に示す状態において、ユーザが読み取り装置の本体部100のバーコードリーダ102を梱包箱400表面のバーコード410に近づけると、バーコードリーダ102はバーコード410を読み取ることができる。
さらに、ユーザが読み取り装置のトリガ112を引くと、センサリーダユニット120及びカメラユニット130は、それぞれ、以下の読み取り動作を行う。
【0068】
センサリーダユニット120は、無線通信部122により、梱包箱400内の記録センサ300に対して読み取り動作を行う。このとき、記録センサ300のメモリ302に記録されているデータが無線通信部122を通じて読み取り装置内に取得されることになる。また、その時点での瞬間温度情報もモニタリングできる。
【0069】
カメラユニット130は、必要に応じて発光部134を発光させながら、カメラ132により画像を撮像する。尚、読み取り装置本体部100上面の表示部104において、カメラ132による撮像野及び撮像対象範囲を表示するようにすれば、ユーザが撮像位置やピントを合わせて撮像することが容易となる。
【0070】
上記した各読み取り動作により、梱包箱400表面のバーコード410に記録された梱包物品に関する情報、物品と同梱されている記録センサ300に記録されているデータ、及び梱包箱400の外観の撮像データが読み取り装置内に取得されることになる。
【0071】
図6及び図7は、読み取り装置本体部100上面の表示部104において読み取った情報を表示する態様を例示する図である。これらの表示は、ユーザが読み取り装置上面のキーパッド106を操作することにより、適宜表示させることができるものである。
【0072】
図6において、表示部104には、読み取り対象である物品の商品コード、商品名、現在の温度・温度測定場所及び温度履歴情報が表示されている。ここで、物品の商品コード及び商品名は、バーコード410から読み取った情報であり、現在の温度及び温度履歴情報は記録センサ300から読み取った情報である。ユーザは、この表示により、流通過程において物品が適切な温度管理下にあったかどうかを判断することが可能である。
【0073】
尚、温度履歴情報の表示においては、所定の基準温度を超えた期間があった場合には、赤字で警告表示をするなどの機能を備えている。また、図6の例では、温度記録データを表として表示しているが、グラフ表示など他の表示態様を用いることも当然できる。表示する情報が表示部104の画面に収まらない場合には、キーパッド106を操作して画面をスクロールしたり切り替えたりできるようにすればよい。
【0074】
一方、図7において、表示部104には、読み取り対象である物品の商品コード及び商品名とともに、物品の梱包箱の撮像データが表示されている。ここで、物品の商品コード及び商品名は、バーコード410から読み取った情報であり、撮像データはカメラユニット130により物品梱包箱の外観を撮像したものである。ユーザは、この表示により、読み取り動作を行った時点(すなわち、物品の搬入・搬出時など)での物品梱包箱の状態を確認することができる。例えば、冷凍保管される物品や状態変化が起こりやすい物品などを扱う場合には、梱包箱の一部が水分などを含んだり、衝撃で変形したりすることにより、図7に示すように異常状態が視覚的に観察されることがあるので、ユーザは撮像データを観察することによりこれを発見することができる。
【0075】
尚、図6及び図7に示した表示態様は例示に過ぎず、本実施形態の読み取り装置によって読み取ったバーコードのデータ、記録センサのデータ及び撮像データは、表示部104に任意の形態で表示することができる。これらの表示態様は、読み取り装置の記憶部224に予めプログラムしておくものとする。
【0076】
また、図5では、搬送物品の梱包箱を単位として読み取りを行う動作を示しているが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、物品のパッケージ単位で読み取りを行うようにしてもよい。この場合には、各パッケージ表面にバーコードを印字しておくとともに、微小チップ化した記録センサをパッケージ付随させておけばよい。
【0077】
[4] サーバシステムの構成
本実施形態では、さらに、上記したように読み取り装置で搬送物品の記録センサ等の読み取りを行った後に、読み取ったデータをサーバに送信することにより、搬送物品の状態に関するデータをサーバにおいて一元的に管理することができる。
【0078】
読み取り装置とサーバとの通信形態については、図10及び図11に示す従来のシステムと同様に構成することができる。すなわち、読み取り装置は、無線アンテナ140により、アクセスポイントと無線通信を行うことができるようになっている。アクセスポイントはネットワークを通じてサーバに接続されており、したがって、読み取り装置は、搬送物品から読み取って記録してあるバーコードデータ、記録センサのデータ及び撮像データをサーバに送信することができるようになっている。
【0079】
サーバは、読み取り装置から受信した各種データを記憶し管理するためのデータベースと、データベースに記憶した各種データの解析を行うための管理プログラムと、アクセスポイントやクライアント装置との通信を行うためのネットワークインターフェイスとを備えている。
【0080】
搬送物品の荷主等であるクライアントは、クライアント装置によりサーバにアクセスしてデータベースの内容を閲覧することができるので、搬送物品が流通過程において適切に管理されていたかを確認することができる。このとき、クライアント装置の表示装置には、図6及び図7に示したのと同様な画面が表示されるようにすることができる。
【0081】
サーバは、また、上記管理プログラムにより、各搬送物品ごとに、読み取り装置から受信したに基づいて、品質劣化等が起こっていないかどうかなどを判定しその結果を表示し、あるいはクライアント装置等に通知することができる。品質の評価については、物品の温度データと、所定の保管温度基準とを比較することにより行うことができる。
【0082】
以上説明したように、本実施形態の読み取り装置及び記録センサを用いれば、流通過程における搬送物品の状態を経時的な履歴情報として記録することができ、また、物品の搬入・搬出時には、その情報を簡易な動作で読み取ることができる。また、読み取り装置において読み取ったデータを表示するのみならず、サーバにデータを送信することにより、データの一元管理及び品質劣化等の自動判定などを行うことも可能となる。
【0083】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、物品の状態を検知し記録する記録センサと、この記録センサを読み取る携帯端末式の読み取り装置とから構成されるものである。
[1] 読み取り装置及び記録センサの構成
図8は、本実施形態の読み取り装置を内蔵した携帯端末の構成を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。図8において、携帯端末800は、本体上部810と本体下部830とから構成されている。
【0084】
正面図(a)において、携帯端末800の本体上部810は、表示部812及びアンテナ814を備えており、本体下部830はキーパッド832を備えている。背面図(b)において、携帯端末800の本体上部810は、カメラ816、発光部818及び無線通信用内蔵アンテナ822を備えている。
【0085】
本実施形態において、表示部812、アンテナ814、キーパッド832、カメラ816及び発光部818は、一般的な携帯端末の構成要素として機能するほか、それぞれが上記した第1実施形態の読み取り装置における表示部104、無線アンテナ140、キーパッド106、カメラ132及び発光部134と同様な機能を備えており、同様に動作するものとする。
【0086】
また、無線通信用内蔵アンテナ822は、携帯端末800内部に埋設されたコイル状のアンテナであり、第1実施形態の読み取り装置における無線通信部122と同様に、後述する記録センサとの無線通信を行うことができるようになっている。
【0087】
携帯端末800の内部構成については、一般的な携帯端末の内部構成を備えているほか、図2に示した第1実施形態の読み取り装置の内部構成と同様な構成要素を備えているものとする。
【0088】
一方、本実施形態において用いる記録センサは、図3に示す第1実施形態の記録センサ300と同様のものであるので、ここでは説明を省略する。また、本実施形態において、記録センサを物品とともに梱包する方法についても、図4に示す第1実施形態の例と同様である。
【0089】
[2] 読み取り装置による記録センサの読み取り
図9は、図8に示す本実施形態の読み取り装置を内蔵した携帯端末800により、記録センサ(図3参照)を読み取る動作を概略的に示す図である。尚、図4に示すように、記録センサは搬送物品とともに梱包箱に梱包されている状態であるもとのする。また、図9に示すように、梱包箱400の表面には、梱包されている物品に関する情報や搬送先、荷主などの情報を記録したバーコード410が貼り付けられている。
【0090】
今、図9に示す状態において、ユーザが携帯端末800のキーパッド832を操作することにより、必要に応じて発光部818を発光させながら、カメラ816は梱包箱400の画像を撮像することができる。このとき、携帯端末800の表示部812において、カメラ816による撮像野及び撮像対象範囲を表示するようにすれば、ユーザが撮像位置やピントを合わせて撮像することが容易となる。
【0091】
梱包箱400の外観の撮像とともに、あるいは別の撮像データとして、梱包箱400表面のバーコード410を撮像しておき、この撮像データを画像処理することにより、バーコード410に含まれる情報を携帯端末800に取得することができる。
【0092】
また、ユーザが携帯端末800のキーパッド832を操作することにより、内蔵アンテナ822は、梱包箱400内の記録センサ300に対して読み取り動作を行うことができる。このようにして、記録センサ300のメモリ302に記録されているデータが携帯端末800に取得され、携帯端末800内のメモリ等に記憶されることになる。
【0093】
上記した各読み取り動作により、梱包箱400表面のバーコード410に記録された梱包物品に関する情報、物品と同梱されている記録センサ300に記録されているデータ、及び梱包箱400の外観の撮像データが携帯端末800内のメモリ等に取得されたことになる。
【0094】
上記において携帯端末800内に取得した情報は、第1実施形態と同様に、ユーザのキーパッド操作などに応じて、携帯端末800の表示部812において所定の形式で表示することができる。すなわち、図6に示すような温度履歴情報や、図7に示すような物品梱包箱の外観の撮像データを、物品に関する情報と関連付けた上で、表示部812において表示することが可能である。
【0095】
尚、カメラ816による撮像は、カメラ自体の性能や、明るさなどの撮像条件によっては、撮像データの画質が悪くなってしまい、梱包箱400表面のバーコード410を撮像しても撮像データからバーコードを解析できない場合があると考えられる。このような問題に対処するために、携帯端末800の本体上部810背面において、第1実施形態の読み取り装置におけるバーコードリーダ102と同様の構成を有するバーコードリーダ820を備えておくこともできる。
【0096】
[3] サーバシステムの構成
本実施形態では、第1実施形態と同様に、上記において携帯端末800に読み取ったデータをサーバに送信することにより、搬送物品の状態に関するデータをサーバにおいて一元的に管理することができる。
【0097】
携帯端末800とサーバとの通信形態については、図10及び図11に示す従来のシステム同様に、無線アクセスポイントを経由する形態を利用できるほか、携帯端末800のアンテナ814よりキャリア網に接続し、さらにインターネットを介してサーバとの通信を行うものであってもよい。ここで、キャリア網とは、携帯電話会社などが提供する携帯端末用のデータ通信網のことであり、例えば、NTT Docomo社が提供するi−mode(登録商標)やDopaなどを利用することができる。
【0098】
尚、サーバの構成及び機能や、サーバとクライアント装置との通信についても、第1実施形態において説明したのと同様の構成をとることができる。
【0099】
以上、本発明の読み取り装置について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の記録センサ及び読み取り装置によれば、流通過程に置かれた物品の状態をリアルタイムで記録センサに記録するとともに、物品の搬入・搬出時などにおいて読み取り装置で記録センサの記録データを読み取ることにより、物品の現在の状態のみならず、保管・搬送中における物品の状態の経時的な履歴情報を得ることが可能となる。
【0101】
また、上記読み取り装置とネットワークを通じて通信可能なサーバを備えることにより、読み取り装置が読み取ったデータをサーバに受信し、このデータに基づいて物品の品質を管理することができる管理システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる読み取り装置の構成を概略的に示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図2】図1に示す読み取り装置の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態において用いる記録センサの構成を概略的に示す図である。
【図4】図3に示す記録センサ300を物品とともに梱包する態様を例示する図である。
【図5】図1に示す読み取り装置により図3に示す記録センサを読み取る態様を例示する図である。
【図6】図1に示す読み取り装置の表示部において読み取った情報を表示する態様を例示する図である。
【図7】図1に示す読み取り装置の表示部において読み取った情報を表示する態様を例示する図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る読み取り装置を内蔵した携帯端末の構成を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図9】図8に示す読み取り装置を備えた携帯端末800により図3に示す記録センサを読み取る態様を示す図である。
【図10】従来用いられていた物品の状態を検査するための装置類及びこれを含んだシステムの構成を概略的に示す図である。
【図11】従来用いられていた物品の状態を検査するための装置類及びこれを含んだシステムの構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
100 本体部
102 バーコードリーダ
104 表示部
106 キーパッド
110 把持部
112 トリガ
120 センサリーダユニット
122 無線通信部
130 カメラユニット
132 カメラ
134 発光部
140 無線アンテナ
202 制御部
204 バーコード解析部
206 センサリーダ無線通信部
208 撮像部
210 発光部
212 電源部
214 外部接続端子
216 RF無線・SS無線通信部
218 トリガ入力部
220 キー入力部
222 表示制御部
224 記憶部
300 記録センサ
301 アンテナ
302 メモリ
304 電池
310 センサ部
311 センサ部
400 梱包箱
401 商品パッケージ
410 バーコード
800 携帯端末
810 本体上部
812 表示部
814 アンテナ
816 カメラ
818 発光部
820 バーコードリーダ
822 内蔵アンテナ
830 本体下部
832 キーパッド
1010 梱包箱
1012 バーコード
1020 ハンディターミナル
1022 表示部
1024 キーパッド
1030 放射温度計
1032 表示部
1034 記録用紙
1040 アクセスポイント
1050 通信ネットワーク
1060 サーバ

Claims (18)

  1. 物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、
    物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備え、
    前記記録センサから読み取ったデータを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶する読み取り装置。
  2. 物品の外観を撮像する撮像手段をさらに備えており、撮像データを前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の読み取り装置。
  3. 前記記録センサから読み取ったデータ又は前記撮像データを、前記物品の識別情報とともに表示する表示手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の読み取り装置。
  4. 前記識別情報読み取り手段は、バーコードリーダであり、物品に付された物品の識別情報を含むバーコードを読み取ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の読み取り装置。
  5. ネットワークを通じてサーバと通信可能な通信手段をさらに備えており、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて、前記サーバに送信することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の読み取り装置。
  6. 前記記録センサは、物品の状態を検知するセンサ部と、検知データを継続的に記録するメモリと備えており、
    前記センサ読み取り手段は、前記メモリの記録データを読み取ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の読み取り装置。
  7. 前記メモリは、さらに、前記記録センサが付属される物品の情報を記録しており、
    前記センサ読み取り手段は、前記メモリに記録された前記物品の情報を読み取ることを特徴とする請求項6に記載の読み取り装置。
  8. 前記センサ部は、物品の温度を検知する温度センサであり、前記センサ読み取り手段は、前記メモリに記録された前記物品の温度データを読み取ることを特徴とする請求項6に記載の読み取り装置。
  9. 前記センサ部は、物品の湿度を検知する湿度センサであり、前記センサ読み取り手段は、前記メモリに記録された前記物品の湿度データを読み取ることを特徴とする請求項6に記載の読み取り装置。
  10. 前記センサ部は、物品に加えられた衝撃を検知する衝撃センサであり、
    前記センサ読み取り手段は、前記メモリに記録された前記物品の衝撃データを読み取ることを特徴とする請求項6に記載の読み取り装置。
  11. 物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、
    物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、
    物品の外観を撮像する撮像手段と、を備え、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶する読み取り装置と通信可能なサーバ装置であって、
    前記読み取り装置から受信した前記記録センサのデータ、前記撮像データ及び前記物品の識別情報を、関連付けて記憶するデータベースと、
    前記記録センサのデータに基づいて、物品の品質を評価する品質評価部を備えていることを特徴とするサーバ装置。
  12. 物品の外観及び物品に付された物品の識別情報を撮像する撮像手段と、
    物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末。
  13. 前記物品に付された物品の識別情報はバーコードであり、前記カメラ付き携帯端末は、バーコードの撮像データからバーコードに含まれる前記物品の識別情報を取得する画像処理プログラムを備えていることを特徴とする請求項12に記載のカメラ付き携帯端末。
  14. 物品の外観を撮像する撮像手段と、
    物品に付された物品の識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、
    物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末。
  15. 前記識別情報読み取り手段は、バーコードリーダであり、物品に付された物品の識別情報を含むバーコードを読み取ることを特徴とする請求項14に記載のカメラ付き携帯端末。
  16. ネットワークを通じてサーバと通信可能な通信手段をさらに備えており、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて、前記サーバに送信することを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載のカメラ付き携帯端末。
  17. 物品の外観及び物品に付された物品の識別情報を撮像する撮像手段と、
    物品に付属された記録センサに記録されたデータを読み取るセンサ読み取り手段と、を備えたカメラ付き携帯端末であって、
    前記記録センサから読み取ったデータ及び前記撮像データを、前記物品の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とするカメラ付き携帯端末と通信可能なサーバ装置であって、
    前記カメラ付き携帯端末から受信した前記記録センサのデータ、前記撮像データ及び前記物品の識別情報を、関連付けて記憶するデータベースと、
    前記記録センサのデータに基づいて、物品の品質を評価する品質評価部を備えていることを特徴とするサーバ装置。
  18. 前記品質評価部は、前記記録センサのデータに含まれる物品の温度データと、所定の保管温度基準とを比較して、物品の品質を評価することを特徴とする請求項11又は17に記載のサーバ装置。
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