JP2015187857A - 管理システム、検出装置及び管理方法 - Google Patents

管理システム、検出装置及び管理方法 Download PDF

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敬 稲葉
Takashi Inaba
敬 稲葉
中山 昌彦
Masahiko Nakayama
昌彦 中山
達郎 斎藤
Tatsuro Saito
達郎 斎藤
靖浩 冨井
Yasuhiro Tomii
靖浩 冨井
吉広 杉
Yoshihiro Sugi
吉広 杉
頼史 石山
Yorichika Ishiyama
頼史 石山
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Abstract

【課題】周囲の環境が異常な状態となっていることを検知し、その状態を効果的に改善できる管理システムを提供すること。
【解決手段】検出装置と、前記検出装置で検出された情報を読み取る読取端末と、前記読取端末と通信可能な管理装置とを有する管理システムは、前記検出装置が、周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記環境情報を出力する出力部と、を有し、前記読取端末が、前記出力部により出力された前記環境情報を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた前記環境情報を前記管理装置に送信する送信部と、を有し、前記検出装置又は前記管理装置が、前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定部と、前記判定部による判定の結果に応じて通知を行う通知部と、を有することで上記課題を解決する。
【選択図】図10

Description

本発明は、管理システム、検出装置及び管理方法に関する。
物品や設備を管理するシステムにおいて、物品や設備等に、RFID(Radio-frequency Identification)のような無線タグを付して、物品の内容や状態を、電子的に管理する方法が知られている。
例えば、特許文献1、2には、物流過程で取り扱わる荷物等に添付され、物流過程における荷物への作用を種々のセンサによって検出し、その記録を保持する無線タグ又はICカードが開示されている。また、特許文献3には、そのような無線タグを利用した、物品の管理システムが開示されている。さらに、特許文献4には、搬送される物品の温度を検知するセンサを付属させ、その温度をサーバーに送信するシステムが開示されている。
また、無線タグとともに、電子ペーパーのような検出装置を備え、読み書きに応じて表示内容を変化させる技術が知られている。例えば、特許文献5には、読み書きに応じて、電子ペーパーに所定の表示をさせることにより、作業者が、読み書きの有無を容易に確認できるようにした無線タグが開示されている。
物品や設備の性質によっては、周囲の環境を厳格に管理する必要がある。例えば、搬送業者は、要冷蔵の物品を搬送する場合には、搬送容器を、一定の温度以下で保管する必要がある。
しかしながら、既存の方法では、物品や設備の周囲の環境が、一定の要件を満たさない、異常な状態となった場合であっても、そのことを検知し、異常な状態を改善することができなかった。
そこで、周囲の環境が異常な状態となっていることを検知し、その状態を効果的に改善できるようにすることを目的とする。
検出装置と、前記検出装置で検出された情報を読み取る読取端末と、前記読取端末と通信可能な管理装置とを有する管理システムを提供する。
この管理システムにおいて、前記検出装置は、周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記環境情報を出力する出力部と、を有し、前記読取端末は、前記出力部により出力された前記環境情報を読み取る読取部と、前記読取部により読み取られた前記環境情報を前記管理装置に送信する送信部と、を有し、前記検出装置又は前記管理装置は、前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定部と、前記判定部による判定の結果に応じて通知を行う通知部と、を有する。
開示の技術によれば、周囲の環境が異常な状態となっていることを検知し、その状態を効果的に改善できる管理システムを提供することが可能となる。
第1の実施形態に係る管理システムの概略図。 第1の実施形態に係る搬送容器の概略図。 第1の実施形態に係る搬送容器を搬送する車両の概略図。 時間に対する荷物の温度の変化を表す図。 第1の実施形態に係る検出装置の概略図。 第1の実施形態に係る検出装置(搬送容器)のハードウェア構成例を表す図。 第1の実施形態に係る読取端末のハードウェア構成例を表す図。 第1の実施形態に係る管理装置のハードウェア構成例を表す図。 第1の実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成例を表す図。 第1の実施形態に係る管理システムの機能ブロック図。 第1の実施形態に係る判定部の詳細な機能ブロック図。 荷物データを格納するテーブルの例を表す図。 状態データを格納するテーブルの例を表す図。 管理データを格納するテーブルの例を表す図。 閾値データを格納するテーブルの例を表す図。 第1の実施形態に係る検出装置(搬送容器)の表示画面の例を表す図。 第1の実施形態に係る携帯端末の表示画面の例を表す図。 第1の実施形態に係る管理装置の処理の流れを表すフローチャート。 第1の実施形態に係る管理システムの動作を表すシーケンス図。 第2の実施形態に係る管理システムの概略図。 第2の実施形態に係る読取端末のハードウェア構成例を表す図。 第2の実施形態に係る管理システムの機能ブロック図。 設定データを格納するテーブルの例を表す図。 保守データを格納するテーブルの例を表す図。 検出装置管理データを格納するテーブルの例を表す図。 指令データを格納するテーブルの例を表す図。 第2の実施形態に係る管理システムのシーケンス図。 検出装置が異常検出時に機密情報を通知する処理のフローチャート。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
≪1.1. システムの概要≫
図1は、第1の実施形態に係る管理システムの概略図である。図1は、依頼主から届け先へ荷物を運送する運送業者の運送管理システムの例を表している。図1には、荷物の運送を担当するドライバーの運転する車両と、携帯電話ネットワークにおける基地局6と、インターネットに代表されるネットワーク9と、運送業者のデータセンター等に設置される管理装置7が示されている。ネットワーク9は、電話回線、WAN(Wide Area Network)、専用線、携帯電話通信網、衛星通信網、公衆無線通信ネットワーク等を含んでも良い。
さらに、ドライバーの運転する車両は、荷物の内容を表示し、温度や湿度等の環境情報を検出可能な検出装置1と、物品を梱包して搬送するための搬送容器3(梱包容器)と、物品の情報を読み取る読取端末5と、ドライバーの所持する携帯端末8とを搭載する。
図2は、図1に示される検出装置1と搬送容器3とを抜き出して表した図である。第1の実施例では、検出装置1と搬送容器3とを分けて記述するが、検出装置1は、搬送容器3から取り外し可能なように、独立した筐体を有しても良いし、搬送容器3そのものに統合されても良い。また、検出装置1は、搬送容器3の側面又は上面の、任意の位置に配置され得る。検出装置1は、周囲の温度や湿度等の環境情報を検出し、その内容を、荷物又は搬送容器3の状態を表す状態情報として、例えばバーコードを用いて、ディスプレイ上に出力する。
一方、読取端末5は、ドライバーによって操作される装置であり、バーコードリーダ及びネットワーク9に接続するための通信モジュールを内蔵している。読取端末5は、検出装置1に出力されたバーコードを読み取り、状態情報を取得する。そして、読取端末5は、状態情報を、基地局6及びネットワーク9を介して、管理装置7に送信する。このとき、読取端末5は、VPN(Virtual Private Network)を用いて、管理装置7と通信しても良い。
管理装置7は、運送中の荷物の情報を管理するコンピュータであり、読取端末5から状態情報を受信し、荷物と状態情報とを関連付けて格納する。また、管理装置7は、荷物が異常な環境に置かれていないか検出するために、状態情報を監視する。管理装置7は、荷物の状態情報が、一定の条件を満たした場合には、荷物が異常な環境にあるとして、その荷物を運送しているドライバーの携帯端末8に、警告を通知する。
携帯端末8が、例えば、電子メール等を通じて、通知を受け取る。ドライバーは、電子メールを確認することにより、自らが運送している物品の状態が、異常な状態であることを知ることができる。従って、ドライバーは、車両に搭載された、搬送容器3の保管される環境(例えば、温度や湿度等)を調整することが可能となる。
図3は、図1に例示された、運送業者の使用する車両(貨物車)の構成を表す平面略図である。図3は、車両を箱状の貨物室100として構成する。貨物室100は、庫内を一定温度に保つことのできる保冷室200と、外気温と同様乃至近似した環境の積載区画である常温室300とを含む。
保冷室200は、複数の区画に分けて使用される。保冷室200のうち1つの区画は、青果、加工肉、乳製品等の食品などの、凍結しないように低温保管(摂氏5度前後)することが望ましいものを保管する、冷蔵室400である。一方、別の区画は、生鮮魚介類や生肉等の氷温食品などを、氷温状態(摂氏0−4度前後)で保管することが望ましいものを保管する、氷温室500である。また、さらに他の区画は、アイスクリームなどの冷凍食品、その他の冷凍状態(摂氏−18度前後)で保管する、冷凍室(図示しない)である。
第1の実施形態に係る検出装置1及び搬送容器3は、荷物の内容に応じて、保冷室200又は常温室300に保管される。例えば、検出装置1及び搬送容器3が、保冷室200の冷蔵室400に保管されているものとすると、検出装置1は、通常、摂氏5度前後の温度を検出し、その情報を出力する。しかし、冷蔵室400の温度管理が適切でなく、温度が不正な上昇した場合には、検出装置1は、その上昇した温度を出力する。
読取端末5は、ドライバーによる操作に応じて、出力された温度を読み取り、その情報を管理装置7に送信する。管理装置7は、受信した温度が、一定の条件を満たす場合に、ドライバーの所持する携帯端末8に、警告のメールを送信する。ドライバーは、メールを確認することにより、冷蔵室400の温度管理が適切でないことを知り、冷蔵設備の確認と調節を行うことができる。
図4は、管理装置7で監視する環境情報の一例である、荷物の温度変化の例を示す。例えば、管理装置7は、温度の変化を監視するために、例えば3つの閾値t1、t2、t3を定める。管理装置7は、保冷室200等の温度上昇により、読取端末5を介して受信される温度が、何れかの閾値に達すると、警告を通知するよう構成される。通知は、上述したように、ネットワーク9を介して、ドライバーの携帯端末8へと送信される。また、通知は、ネットワーク9を介して、荷物の依頼主(荷主)の携帯端末へと送信されても良い。
図5は、第1の実施形態に係る検出装置1の筐体を表す。検出装置1は、電子ペーパーのようなディスプレイ11と、温度や湿度等の環境情報を検出するセンサ群(ここでは温度センサ12のみ図示する)と、アラーム等を報知するためのLED13と、内蔵バッテリ(図示しない)を充電するためのソーラーパネル14とを有する。
なお、図5に例示されるセンサ群の位置は、一例に過ぎず、例えば、検出装置1と搬送容器3とが一体となって提供される場合には、センサ群が、搬送容器3の内部の任意の位置に設けられても良い。これにより、検出装置1は、搬送容器3の任意の位置における環境情報(例えば、搬送容器3の内部に格納された、荷物や保冷剤の温度)を取得することが可能となる。
なお、第1の実施形態に係る読取端末5は、物流過程において、物品の管理に用いられる、一般的なスキャナの筐体を有する。また、第1の実施形態に係る管理装置7は、サーバーとして機能する、一般的なコンピュータの筐体を有する。管理装置7は、1以上のコンピュータにより構成されても良い。また、第1の実施形態に係る携帯端末8は、携帯電話、スマートフォン、タブレット又は時計型のウェアラブルデバイスのような筐体を有する。
≪1.2. ハードウェア構成例≫
以下に、図6乃至図8を用いて、第1の実施形態に係る検出装置1と、読取端末5と、管理装置7と、携帯端末8とのハードウェア構成を説明する。
≪1.2.1 検出装置≫
図6は、第1の実施形態に係る検出装置1のハードウェア構成例を表す。検出装置1は、ディスプレイ11と、温度センサ12と、LED13と、ソーラーパネル14と、湿度センサ15と、アンテナ16と、圧力センサ17と、制御基板21と、フラッシュメモリ22と、RFIDタグ23と、バッテリ24と、加速度センサ25とを有する。
ディスプレイ11は、例えば、電子ペーパーである。本実施例では、電気泳動型の表示ディスプレイを採用している。このようなディスプレイは、メモリ性を有し、表示する場合にのみ電力を必要とするため、消費電力が小さいという利点がある。ディスプレイ11は、環境情報、荷物の依頼主、届け先、バーコードを表示し、配送業者の紙伝票としての機能を有する。
温度センサ12は、搬送容器3の周囲又は内部の温度を検出する。LED13は、例えば、センサ群の検知した環境情報に応じて、直接、ドライバー等に異常な状態を通知するために使用される、発光部品である。ソーラーパネル14は、外部光を電力に変換し、検出装置1を駆動する電力の一部を生成する。湿度センサ15は、搬送容器3の周囲又は内部の温度を検出する。アンテナ16は、後述するRFIDタグ23が電波を受信するための受信素子である。圧力センサ17は、検出装置1(又は搬送容器3)にかかる圧力を検出し、その強さを数段階のレベルで出力する素子である。
制御基板21は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、リアルタイムクロック等を搭載し、検出装置1全体の動作を制御する。フラッシュメモリ22は、外部から受信した各種情報を記憶するメモリである。RFIDタグ23は、ISO14443A又はISO18000−TypeCのような規格に準拠した無線通信を行うことのできるタグである。RFIDタグ23は、アンテナ16を介して受信した電波により電力を生成し、駆動することができる。RFIDタグ23は、内部に一定容量のメモリ領域を有する。バッテリ24は、検出装置1を動作させるための電力を蓄える電池である。加速度センサ25は、3軸方向の加速度を検出し、検出装置1(又は搬送容器3)に加わる衝撃又は振動を検出する素子である。
なお、検出装置1は、上述した温度センサ12、湿度センサ15、圧力センサ17、加速度センサ25のうち、少なくとも一つを有していればよい。また、上述した要素のうち、LED13、ソーラーパネル14、フラッシュメモリ22及びRFIDタグ23は、任意の構成要素である。検出装置1は、フラッシュメモリ22及びRFIDタグ23を有していない場合には、検出した環境情報を、制御基板21に設けられたRAM又はROMに記憶しても良い。また、検出装置1は、上述したセンサの代わりに、結露を検出する結露センサを有していても良い。
≪1.2.2 読取端末≫
図7は、第1の実施形態に係る読取端末5のハードウェア構成例を表す。読取端末5は、制御基板51と、バーコードリーダ52と、無線通信装置53と、アンテナ54と、ディスプレイ55と、バッテリ56と、RFIDリーダとを有する。
制御基板51は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM等を搭載し、読取端末5全体の動作を制御する。バーコードリーダ52は、一次元又は二次元バーコードを読み取ることが可能な、光学式のスキャナである。無線通信装置53は、例えば携帯電話通信網における基地局6を通じて、ネットワーク9に接続するための通信モジュールである。アンテナ54は、無線通信装置53と接続され、基地局6と通信するための電波を送受信する。ディスプレイ55は、読取端末5の動作状態を表す情報を表示する表示装置である。バッテリ56は、読取端末5を駆動するための電力を供給する電池である。
≪1.2.3 管理装置≫
図8は、第1の実施形態に係る管理装置7のハードウェア構成例を表す。管理装置7は、CPU71と、ROM72と、RAM73と、HDD74と、NIC(Network Interface Card)75と、GPU(Graphics Processing Unit)76と、マウス77と、キーボード78とを有する。
CPU71は、管理装置7の動作を制御する。ROM72は、CPU71によって実行され、管理装置7の動作を制御するプログラムを格納する。RAM73は、CPU71のワークエリアとして使用される。HDD74は、CPU71によって実行されるプログラムの他に、荷物を管理するための情報を記憶する。NIC(Network Interface Card)75は、ネットワークを介して外部の装置と通信するための装置である。GPU(Graphics Processing Unit)76は、例えば外部のディスプレイ79に情報を表示するための装置である。マウス77及びキーボード78は、管理装置7のオペレータからの入力を受け付ける。
≪1.2.4 携帯端末≫
図9は、第1の実施形態に係る携帯端末8のハードウェア構成例を表す。携帯端末8は、制御基板81と、無線通信装置82と、アンテナ83と、ディスプレイ84と、バッテリ85とを有する。
制御基板81は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM等を搭載し、携帯端末8全体の動作を制御する。無線通信装置82は、例えば携帯電話通信網における基地局6を通じて、ネットワーク9に接続するための通信モジュールである。アンテナ83は、無線通信装置82と接続され、基地局6と通信するための電波を送受信する。ディスプレイ84は、携帯端末8の操作画面等を表示する表示装置である。バッテリ85は、携帯端末8を駆動するための電力を供給する電池である。
≪1.3. 機能の説明≫
図10、図11を用いて、第1の実施形態に係る管理システムを構成する各装置及び端末の機能を説明する。
≪1.3.1 検出装置≫
図10に示されるように、第1の実施形態に係る検出装置1は、無線通信部101と、表示制御部102と、表示部103と、検出部104と、取得部105と、生成部107と、格納部150とを有する。
格納部150は、図6に示される制御基板21、フラッシュメモリ22又はRFIDタグ23により構成され、荷物データ151と、状態データ152とを格納する。
図12は、荷物データ151を格納するテーブルの例を表す。図12に示されるように、荷物データ151は、IDと、名前と、ご依頼主住所と、ご依頼主名称と、お届け先住所と、お届け先名称の項目を有する。IDは、検出装置1又は検出装置1を有する搬送容器3の識別子である。名前は、荷物の名前を表す。ご依頼主住所は、荷物の運送を依頼した依頼主(差出人)の住所を表す。ご依頼主名称は、荷物の運送を依頼した依頼主(差出人)の名称を表す。お届け先住所は、荷物の受取人の住所を表す。お届け先名称は、荷物の受取人の名称を表す。荷物データ151は、さらに、荷物の詳細な説明や、配達予定日等の、任意の追加の情報を含んでも良い。
図13は、状態データ152を格納するテーブルの例を表す。図13に示されるように、状態データ152は、日時と、温度と、湿度と、衝撃と、圧力の項目を有し、各センサの検出したデータの履歴を表す。日時は、データを検出した日時を表す。温度は、温度センサ12で検出された温度(摂氏)を表す。湿度は、湿度センサ15で検出された湿度(%)を表す。衝撃は、加速度センサ25で検出された、衝撃の度合い(例えば、0−4の5段階)を表す。圧力は、圧力センサ17で検出された圧力(kg)を表す。なお、状態データ152は、センサが検出した最新のデータのみを格納しても良い。
図10に示される無線通信部101は、図6に示されるRFIDタグ23及びアンテナ16により構成される。無線通信部101は、例えば、荷物の運送を依頼する依頼主から、荷物を受け取った際に、荷物や依頼主の情報を含む荷物データ151を、RFIDライタ等を通じて受信する。そして、無線通信部101は、受信した荷物データ151を、格納部150に格納する。
表示制御部102は、図6に示される制御基板21により構成され、ディスプレイ11に表示される表示画面を出力する。表示制御部102は、例えば、図16のような画面を通じて、格納部150に格納された荷物データ151(領域111)と、状態データ152のうち最新のデータ(領域112)と、そのデータを符号化して表すバーコード113とを出力する。
表示部103は、図6に示されるディスプレイ11により構成され、表示制御部102からの出力に従って画面を表示する。
検出部104は、図6に示される温度センサ12、湿度センサ15、圧力センサ17及び加速度センサ25のうちの、少なくとも一つのセンサにより構成される。検出部104は、検出装置1(又は搬送容器3)の周りの環境情報(すなわち、温度、湿度、圧力又は衝撃)を検出する。
取得部105は、図6に示される制御基板21により構成され、定期的に、あるいは不定期的に(例えば、一定時刻に、あるいは、外部からの命令に応じて)、検出部104の検出した環境情報を取得する。そして、取得部105は、取得した環境情報を、現在の日時とともに、格納部150に、状態データ152として記録する。
生成部107は、図6に示される制御基板21により構成され、格納部150に格納された荷物データ151のIDと、状態データ152のうちの最新のデータ(以下、状態情報と呼ぶ)とを読み取り、これらの情報を、一次元又は二次元のバーコードに変換する。例えば、生成部107は、IDと、温度の値(℃)と、湿度の値(%)と、衝撃(レベル)と、圧力(kg)の値とを結合し、その結合された値を、バーコードで表現する。所定の値からバーコードを生成する方法は、周知の任意の技術を用いることができる。生成部107は、生成したバーコードを表す表示データを表示制御部102に渡し、画面内の所定の位置に表示させる。
≪1.3.2 読取端末≫
図10に示されるように、第1の実施形態に係る読取端末5は、読取部501と、状態情報送信部502とを有する。
読取部501は、図7に示されるバーコードリーダ52および図示しないRFIDリーダにより構成され、検出装置1のディスプレイ11に表示された画面(図16)のバーコードを読み取る、または検出装置1のRFIDタグ23から情報を読み取ることにより、ID及び状態情報を取得する。読取部501は、取得したID及び状態情報を、状態情報送信部502に渡す。
状態情報送信部502は、図7に示される制御基板51、無線通信装置53及びアンテナ54により構成され、読取部501から受け取ったID及び状態情報を、管理装置7に送信する。
≪1.3.3 管理装置≫
図10に示されるように、第1の実施形態に係る管理装置7は、状態情報受信部701と、判定部702と、通知部703と、格納部750とを有する。
格納部750は、図8に示されるHDD74により構成され、管理データ751と、閾値データ752とを格納する。
図14は、管理データ751を格納するテーブルの例を表す。図14に示されるように、管理データ751は、Noと、名前と、IDと、温度と、湿度と、衝撃と、圧力と、警告レベルと、ドライバー名と、携帯電話番号と、メールアドレスの項目を有し、個々の荷物を管理するために必要な情報を表す。
Noは、テーブルのエントリごとに付される通し番号である。名前は、荷物の名前を表す。IDは、その荷物を搬送する搬送容器3又はその搬送容器3の有する検出装置1の識別子である。温度、湿度、衝撃及び圧力は、その検出装置1によって検出され、読取端末5を介して受け取った環境情報である。警告レベルは、環境情報の値に応じて設定され、荷物を搬送する搬送容器3の周りの環境の異常の度合いを示す。ドライバー名は、荷物の運送を担当するドライバーの名前である。携帯電話番号は、そのドライバーの所持する携帯端末8の電話番号である。メールアドレスは、そのドライバーの所持する携帯端末8のメールアドレスである。
管理データ751のエントリは、例えば、依頼主から、荷物の運送依頼を受け取ったとき、生成される。ここで、荷物の名前と、荷物を格納する搬送容器3(又は検出装置1)のIDとの関連付けがなされる。そして、荷物の運送を担当するドライバーが決定すると、さらにドライバー名、携帯電話番号、メールアドレスとの関連付けがなされる。これらの関連付けは、例えば、運送業者の集配所等で、ネットワークを介して、オペレータにより入力される。
図15は、閾値データ752を格納するテーブルの例を表す。図15に示されるように、閾値データ752は、閾値と、警告レベルの項目を有する。閾値は、読取端末5を介して検出装置1から受信された状態情報の示す値に関する閾値である。図15の例では、3つの閾値が、状態情報に含まれる、温度に対して定義されている。警告レベルは、検出装置1から受信された状態情報が、各閾値を超えた場合の、警告の深刻度を表す。図15の例では、温度に関する3つの閾値に対して、それぞれ、「低」、「中」、「高」の警告レベルが定義されている。ここでは、温度を一定温度以下に保つ必要がある荷物を管理する場合を想定し、温度が上昇するにつれて、高い警告レベルが設定されている。
また、閾値データ752は、温度を一定温度以上に保つ必要がある荷物を管理する場合には、温度が低下するにつれて、高い警告レベルを有するように、定義されても良い。湿度、衝撃、圧力についても同様である。
図10に示される状態情報受信部701は、図8に示されるNIC75により構成され、読取端末5から送信されたID及び状態情報を、ネットワーク9を介して受信する。また、状態情報受信部701は、管理データ751内の、受信したIDと対応する温度、湿度、衝撃及び圧力のフィールドに、受信した状態情報を格納する。
判定部702は、図8に示されるCPU71の処理によって実現され、荷物を搬送する搬送容器3の状態が異常でないか判定し、異常がある場合に、その搬送容器3を運送するドライバーに対して通知を行うよう、通知部703に指示する。判定部702は、管理データ751に含まれる全ての荷物について、定期的に、あるいは不定期に(例えば、オペレータからの指示に応じて)、判定を行うことができる。
図11は、判定部702の詳細な機能を表す機能ブロック図である。判定部702は、読出部711と、比較部712と、特定部713と、判断部714とを有する。
読出部711は、格納部750に格納される、管理データ751内の一の荷物についてのエントリと、閾値データ752とを読み出す。読出部711は、読み出しの対象とした荷物のIDも読み出しておく。
比較部712は、読み出されたエントリに含まれる荷物の状態情報(温度、湿度、衝撃又は圧力)と、閾値データ752に含まれる各閾値とを比較する。そして、比較部712は、状態情報と、各閾値との比較の結果(大小又は同じ)を、判断部714に渡す。
特定部713は、読出部711が読み出した荷物のIDと関連付けられた、ドライバーの通知先(例えば、メールアドレス)を特定する。
判断部714は、比較部712の比較の結果に応じて、警告レベルを決定する。例えば、図15に示される、温度の閾値の例を用いる場合、ある荷物の温度が「14」であるとすると、判断部714は、比較部712から、荷物の温度が、第一の閾値「9」、第二の閾値「11」、第三の閾値「13」全てより大きいという結果を受け取る。判断部714は、荷物の温度が、最大の閾値である第三の閾値「13」より大きいことから、この荷物の警告レベルを、「高」に決定する。
一方、ある荷物の温度が「13」であるとすると、判断部714は、比較部712から、荷物の温度が、第一の閾値「9」、第二の閾値「11」より大きく、第三の閾値「13」と同じである結果を受け取る。判断部714は、荷物の温度が、第二の閾値「11」より大きいことから、この荷物の警告レベルを、「中」に決定する。
また、ある荷物の温度が「10」であるとすると、判断部714は、比較部712から、荷物の温度が、第一の閾値「9」より大きく、第二の閾値「11」、第三の閾値「13」より小さいという結果を受け取る。判断部714は、荷物の温度が、第一の閾値「9」より大きいことから、この荷物の警告レベルを、「小」に決定する。
また、ある荷物の温度が「5」であるとすると、判断部714は、比較部712から、荷物の温度が、第一の閾値「9」、第二の閾値「11」、第三の閾値「13」全てより小さいという結果を受け取る。判断部714は、荷物の温度が、何れの閾値も超えていないことから、この荷物の警告レベルを、「警告なし」に決定する。
なお、上述したように、荷物の温度を一定以上に保つ必要がある場合には、より低い閾値に対して、高い警告レベルが定義される。この場合には、判断部714は、上述した判断処理とは逆の処理を行う。
判断部714は、決定した警告レベルを、格納部750の管理データ751に格納する。また、判断部714は、決定した警告レベルが、所定のレベル以上の警告レベルである場合には、特定部713から、荷物のドライバーの通知先の情報を受け取り、図10の通知部703に、通知を送信するよう指示する。例えば、図15に示される例において、判断部714は、警告レベルが「高」であることに応じて、特定部713からドライバーの通知先を受け取り、通知部703に、通知を送信するよう指示する。
図10に示される通知部703は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、判定部702から受け取った通知先に、警告を通知する。通知部703は、例えば、図17に示される内容の電子メールを送信することにより、荷物を運送するドライバーに警告のメールを通知する。
≪1.3.4 携帯端末≫
図10に示されるように、第1の実施形態に係る携帯端末8は、受信部801と、表示部802とを有する。
受信部801は、図9の無線通信装置82及びアンテナ83により実現され、管理装置7から送信された通知を受信する。
表示部802は、図9の制御基板81及びディスプレイ84により実現され、受信部801の受信した通知を、ディスプレイ84に表示する。
図17は、電子メールによってなされた通知を表示する画面の例を示す。携帯端末8を所持するドライバーは、電子メールの内容を確認することにより、荷物を保管する環境に異常があることを把握し、環境を正常な状態に戻すよう対策を施すことができる。図17の例では、ドライバーは、一定の温度以下に保たれる必要のある荷物の温度が上昇していることを把握することができる。これにより、ドライバーは、該当する荷物の保管される冷蔵室の温度を下げるか、該当する荷物の配送を優先する等の対応を取ることができる。
≪1.4. 動作≫
次に、図18、図19を用いて、第1の実施形態に係る管理システムの動作を説明する。
図18は、第1の実施形態に係る管理装置7の処理の流れを表すフローチャートである。図18は、読取端末5からのID及び状態情報の受信に応じて、管理装置7が、そのIDと関連付けられた荷物を対象として実行する処理を表す。
まず、状態情報受信部701は、ネットワーク9を通じて、読取端末5から、ID及び状態情報を受信する(ステップS11)。次いで、状態情報受信部701は、受信した状態情報を、管理データ751内の、受信したIDと対応するフィールドへと格納する(ステップS12)。
次に、判定部702の読出部711は、格納部750の管理データ751内のエントリのうち、ステップS11で受信したIDと対応するエントリを読み出す(ステップS13)。さらに、読出部711は、格納部750の閾値データ752を読み出す(ステップS14)。
次に、判定部702の比較部712は、読み出したエントリに含まれる状態情報(温度、湿度、衝撃及び圧力)と、閾値データ752に示される閾値とを比較する(ステップS15)。次いで、判定部702の判断部714は、ステップS15における比較の結果に応じて、警告レベルを判断する(ステップS16)。そして、判断部714は、判断した警告レベルを、管理データ751に格納する(ステップS17)。
次に、判定部702の判断部714は、警告レベルが一定以上か判断する(ステップS18)。そして、警告レベルが一定以上である場合には(ステップS18のYes)、特定部713は、荷物を運送中のドライバーの通知先を特定する(ステップS19)。そして、通知部703は、ステップS19で特定された通知先に対して、警告の通知を送信する(ステップS20)。
一方、警告レベルが一定以上でない場合には(ステップS18のNo)、処理を終了する。
なお、管理装置7は、図18に示されるステップのうち、ステップS11、S12を含む一連の処理と、ステップS13−S20を含む一連の処理とを、それぞれ、別個の処理として、非同期に実行しても良い。これにより、管理装置7は、読取端末5から、異なるID及び状態情報を随時受信する一方、各荷物の警告レベルの判定処理を、任意のタイミングで、まとめて実行することができる。このような処理は、管理装置7が、短時間の間に多数の状態情報を受信する可能性があり、状態情報の受信に応じて、毎回判定処理を行っていると、処理の負荷が高くなりすぎる場合に、有効である。
図19は、第1の実施形態に係る管理システムの全体の動作例を具体的に示すシーケンス図である。以下では、ある依頼主から依頼された荷物が、保冷室で保管する必要のあるものであるものとする。すなわち、荷物(搬送容器3)の温度が一定温度を超えた場合に、荷物の状態が異常であるとして、その荷物を搬送するドライバーに警告のメールを通知する。ここでは、検出装置1が検出する状態情報のうち、温度のみが使用されるものとする。
まず、ID「abc」を有する検出装置1の検出部104は、温度「14」(度)を検出する(ステップS21)。次いで、取得部105は、検出された温度「14」を取得する(ステップS22)。そして、取得部105は、検出された温度「14」を、現在の日時「2014/2/1 14:00:00」とともに、格納部150に、状態データ152(図13)として格納する(ステップS23)。
次に、検出装置1の生成部107は、格納部150の荷物データ151から、ID「abc」を読み込む(ステップS24)。また、生成部107は、格納部150の状態データ152から、最新の温度である「14」を読み込む(ステップS25)。そして、生成部107は、ID「abc」と、温度「14」とを表すバーコードを生成する(ステップS26)。
表示制御部102は、生成部107から、生成されたバーコードのデータを受け取る(ステップS27)。次いで、表示制御部102は、表示部103に、図16に示される表示画面により、受け取ったバーコードを表示するよう指示する(ステップS28)。表示部103は、指示に応じて、バーコードを表示する(ステップS29)。
この後、荷物を運送するドライバーが、荷物の管理のために、読取端末5を、検出装置1にかざし、表示されたバーコードを読み取ったものとする。
読取端末5の読取部501は、検出装置1の表示部103に表示されたバーコードを読み取る(ステップS30)。読取部501は、読み取ったバーコードから、ID「abc」と、温度「14」とを取得し、これらを状態情報送信部502に渡す(ステップS31)。状態情報送信部502は、ID「abc」と温度「14」とを、ネットワーク9を介して、管理装置7に送信する(ステップS32)。
次に、管理装置7の状態情報受信部701は、読取端末5から受信した温度「14」を、格納部750の管理データ751の、ID「abc」と対応する温度のフィールドへと格納する(ステップS33)。次いで、判定部702の読出部711は、管理データ751のうち、ID「abc」のエントリを読み出す(ステップS34)。さらに、読出部711は、閾値データ752(図15)を読み出す(ステップS35)。ここでは、読出部711は、温度に関する、第一の閾値「9」、第二の閾値「11」、第三の閾値「13」を読み出す。
次に、判定部702の比較部712は、読み出したエントリに含まれる温度「14」と、読み出した閾値データ752に含まれる閾値「9」、「11」、「13」とをそれぞれ比較する(ステップS36)。ここでは、比較部712は、温度「14」は、第一の閾値、第二の閾値及び第三の閾値全ての閾値も超えているとの比較結果を、判定部702の判断部714に渡す。
判定部702の判断部714は、比較部712から受け取った比較結果に基づいて、警告レベルを決定する(ステップS37)。ここでは、温度「14」が、全ての閾値を超えている(すなわち、第三の閾値を超えている)ことから、判断部714は、警告レベルを、「高」と決定する。判断部714は、決定した警告レベル「高」を、管理データ751内の、ID「abc」と対応する「警告レベル」のフィールドに格納する(ステップS38)。
また、判定部702の特定部713は、ステップS34で読み込んだ、管理データ751内の、ID「abc」のエントリを参照し、そのIDと関連付けられたメールアドレスを特定する(ステップS39)。判断部714は、特定部713の特定したメールアドレスを、通知部703に通知し、警告のメールを送信するよう指示する(ステップS40)。これに応じて、通知部703は、受け取ったメールアドレスに対して、警告のメールを送信する(ステップS41)。
荷物を運送するドライバーの所持する携帯端末8の受信部801は、管理装置7から受信したメールを、表示部802に表示するよう指示する(ステップS42)。表示部802は、図17に示されるような画面により、警告のメールの内容を表示する(ステップS43)。
≪1.5. 第1の実施形態における効果≫
第1の実施形態における管理装置7は、荷物を搬送する搬送容器3の有する検出装置1が検出した状態情報を、荷物を搬送するドライバーの操作する読取端末5を通じて、収集することができる。また、管理装置7は、収集した状態情報に基づき、荷物の置かれた環境が異常でないか判断し、異常と判断される場合には、ドライバーの携帯端末8へと警告のメールを送信することができる。これにより、ドライバーは、搬送する荷物が異常な環境にあることを把握でき、問題が解消するよう、処置を施すことができる。例えば、保冷室に格納された、要冷蔵の荷物の温度が異常に上昇している場合には、保冷室の設定温度を下げる等の対処を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、管理装置7が、荷物の状態の異常状態を判定するための閾値データを格納しているが、さらに検出装置1も、閾値データを保持しても良い。この場合、検出装置1は、検出した状態情報が、閾値データに示される閾値を超えていた場合に、LEDを点滅させる等の動作を行っても良い。これにより、ドライバーは、管理装置7からの警告のメールの受信によらず、荷物を保管する環境の異常な状態を把握することができる。
<第2の実施形態>
≪2.1. システムの概要≫
図20は、第2の実施形態に係る管理システムの概略図である。図20は、工場等における設備を管理する管理システムの例を表している。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。図20では、設備の点検等を行う保守員が携帯する読取端末5Bと、管理装置7と、設備の管理を行う管理者が使用する管理者端末10とが、ネットワーク9を介して接続されている。
検出装置1は、周囲の温度や湿度等の環境情報を検出して、現在の日時とともに、格納部150に、状態データ152として記録するとともに、環境情報により異常を検知すると、その旨を表示する。そして、保守員が読取端末5Bにて、検出装置1に記憶されている状態データ152を読み取り、管理装置7に送信する。
≪2.2. ハードウェア構成例≫
第2の実施形態における検出装置1、管理装置7のハードウェア構成は、第1の実施形態のものと同様である。
第2の実施形態における管理者端末10は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、図8に示す管理装置7のハードウェア構成と同様である。
第2の実施形態における読取端末5Bのハードウェア構成は、第1の実施形態の携帯端末8と同様である。すなわち、第2の実施形態における読取端末5Bは、スマートフォン、携帯電話、タブレット又は時計型のウェアラブルデバイスであり、第2の実施形態では、第1の実施形態の読取端末5及び携帯端末8を一体の装置により実現している。
図21は、第2の実施形態に係る読取端末5Bのハードウェア構成例を表す。第2の実施形態における読取端末5Bは、カメラ57により、一次元又は二次元バーコードを読み取る。なお、スマートフォンや携帯電話等の端末において、カメラ及び所定のアプリケーションを用いて一次元又は二次元バーコードを読み取る技術は周知であるため、詳細は省略する。また、内蔵または外付けのRFIDリーダ59及びRFIDライタ60により、検出装置1のRFIDタグ23からの情報の読み取りおよび書き込みをそれぞれ行う。また、マイク58により、周囲の音を取得する。
≪2.3. 機能の説明≫
図22は、第2の実施形態に係る管理システムの機能ブロック図である。図22を用いて、第2の実施形態に係る管理システムを構成する各装置及び端末の機能を説明する。
≪2.3.1 検出装置≫
第2の実施形態に係る検出装置1は、第1の実施形態と比較して、以下が異なる。
第1の実施形態において、管理装置7が備えていた閾値データ752および判定部702を、第2の実施形態では検出装置1が、閾値データ154および判定部109として備える。
格納部150は、状態データ152に加え、図15の閾値データ154および図22の設定データ153を記憶する。また、格納部150に格納される図13の状態データ152には、検出部104である振動センサや気圧センサで検出した振動や気圧を記憶するようにしてもよい。また、検出部104であるカメラやマイクで検出した画像や音声を記憶するようにしてもよい。
図23は、設定データ153を格納するテーブルの例を表す。設定データ153は、検出装置ID、認証データ、設備種別ID、設備名称、異常時の社内担当の連絡先、設備ID、納入日、納入業者、異常時の納入業者の連絡先の項目を有する。検出装置IDは、検出装置1を識別する情報であり、認証データは、認証部108が読取端末5Bを認証するためのデータである。設備種別IDは、検出装置1が設置されている設備の種別を識別する情報である。設備名称は、検出装置1が設置されている設備の名称である。異常時の社内担当の連絡先及び異常時の納入業者の連絡先は、それぞれ、検出装置1が異常を検出した際に、読取端末5Bに通知する社内の担当部署及び納入業者の担当部署の電話番号、メールアドレス、URL等の連絡先の情報である。設備ID、納入日、納入業者は、資産管理や棚卸のための情報である。
検出部104は、図6に示される温度センサ12、湿度センサ15、圧力センサ17及び加速度センサ25、または図示しない振動センサ、気圧センサ、カメラ、マイク等のうちの、少なくとも一つのセンサにより構成される。
第1の実施形態の判定部702は、荷物についてのエントリについて判定し、異常である場合は、ドライバーにメールを通知していたが、第2の実施形態の判定部109は、点検する設備についてのエントリについて判定し、異常である場合は、表示部103に表示することにより、保守員に通知する。
判定部109は、検出部104により状態データを取得した際に、第1の実施形態と同様に異常についての判定を行うとともに、異常と判断した場合に、「温度異常」、「気圧異常」等、異常を検出した項目の情報を含む異常判断結果を状態データ152に格納する。
また、第2の実施形態では、認証部108を備える。認証部108は、読取端末5Bが検出装置1の格納部150に対し読み取り又は書き込みを行うための近距離無線通信を用いて、読取端末5Bの認証を行う。認証は、読取端末5Bの書込部504から受信した認証データと、格納部150に格納されている設定データ153中の認証データに基づいて行う。あるいは、読取端末5Bの書込部504または第2読取部501Bから受信した電波強度が所定値以上であれば認証成功とする。
無線通信部101は、第1の実施形態と同様に、図6に示されるRFIDタグ23及びアンテナ16により構成され、保守員が所持する読取端末5B等のRFIDライタから、閾値データ154および設定データ153を受信し、格納部150に格納する。
表示制御部102は、判定部109及び生成部107からの出力に応じた表示画面を生成し、表示部103に出力する。
生成部107は、判定部109及び認証部108からの出力に応じて、格納部150に格納された設定データ153のうち、検出装置ID、設備ID、異常時の社内担当の連絡先、異常時の納入業者の連絡先等の情報を読み取り、これらの情報を、一次元又は二次元のバーコードに変換し、表示制御部102に出力する。
≪2.3.2 読取端末≫
第2の実施形態に係る検出装置1は、第1の実施形態と比較して、指令受信部503、書込部504をさらに有する。また、読取部501を、第1読取部501A、第2読取部501Bとして説明する。
指令受信部503は、図7に示される制御基板51、無線通信装置53及びアンテナ54により構成され、管理装置7から受信した指令に基づき、書込部504に、所定の出力を指示する。
書込部504は、RFIDライタ60により構成され、指令受信部503からの指示に基づき、検出装置1の無線通信部に、閾値データ154または設定データ153の書き込みを指示する。
第1読取部501Aは、カメラ57及び制御基板51により構成され、検出装置1のディスプレイ11に表示された画面の一次元又は二次元のバーコードを読み取る。
第2読取部501Bは、RFIDリーダ59により構成され、検出装置1のRFIDタグ23から情報を読み取ることにより、検出装置ID及び状態データを取得する。
≪2.3.3 管理装置≫
第2の実施形態に係る管理装置7は、第1の実施形態と比較して、判定部702、通知部703を備えず、保守データ送信部704、指令受信部705、指令通知部706を備える。
また、格納部750は、管理データ751と、閾値データ154とを格納する代わりに、保守データ753と指令データ754とを格納する。
図24は、保守データ753を格納するテーブルの例を表す。保守データ753は、検出装置ID、状態データ、読取端末取得データの項目を有する。読取端末取得データは、読取端末5Bで撮影された動画、静止画や音声、あるいは保守員が読取端末5Bに入力した文字情報等が含まれる。
図25は、検出装置管理データ755を格納するテーブルの例を表す。検出装置管理データ755は、検出装置ID、設備ID、設備種別ID、設備名称の項目を有する。この情報は、必要に応じて管理者端末10に通知される。
図26は、指令データ754を格納するテーブルの例を表す。指令データ754は、検出装置ID、読取端末5Bへの通知情報、検出装置1への指令の項目を有する。
状態情報受信部701は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、読取端末5Bから送信された検出装置ID、状態情報を、ネットワーク9を介して受信する。状態情報受信部701は、保守データ753内の、受信した検出装置IDと対応するフィールドに、受信した状態情報を格納する。
保守データ送信部704は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、受信した状態データに含まれる異常判断結果が正常を示すデータでなければ、受信した検出装置IDに対応する保守データ753を、管理者端末10に送信する。
指令受信部705は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、管理者端末10から受信した指令データを、格納部750の指令データ754に格納する。
指令通知部706は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、検出装置IDをキーとして格納部750の指令データ754を検索し、読取端末5Bに通知する。
≪2.3.4 管理者端末≫
保守データ受信部1001は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、受信した保守データを、時系列のグラフ等にして表示部1002に表示させる。
表示部1002は、図8に示されるディスプレイ79によって実現され、保守データ等を表示する。
操作部1003は、図8に示されるマウス77およびキーボード78によって実現され、管理者の操作により指令データの入力等を受け付ける。
指令送信部1004は、図8に示されるCPU71及びNIC75の処理によって実現され、入力された指令データを、管理装置7に通知する。
≪2.4. 動作≫
図27は、第2の実施形態に係る管理システムのシーケンス図である。
読取端末5Bの第2読取部501Bが、取得要求を送信すると(ステップS101)、検出装置1の無線通信部101が、格納部150に記憶されている設定データ153中の検出器IDと、状態データ152を返信する(ステップS102)。
そして、読取端末5Bの状態情報送信部502が、管理装置7に、検出器ID及び状態データを通知する(ステップS103)。管理装置7の状態情報受信部701は、受信した検出器ID及び状態データを、格納部750の保守データ753に格納する(ステップS104)。そして、受信した状態データに含まれる異常判断結果が正常を示すデータでなければ、保守データ送信部704が、管理者端末10に、保守データ753を送信する(ステップS105)。管理者端末10の保守データ受信部1001は、受信した保守データを、時系列のグラフ等にして表示部に表示させる(ステップS106)。また、管理装置7の指令通知部706は、検出装置IDをキーとして格納部750の指令データ754を検索し(ステップS107)、検出装置IDが一致する指令データを取り出し、読取端末5Bに通知する(ステップS108)。読取端末5Bの指令受信部503は、受信した指令が検出装置1に対する指令であれば、書込部504から指令データを検出装置1に通知し(ステップS109)、検出装置1が、通知された指令データ中の検出装置IDと、格納部150の設定データ153中の自装置の検出装置IDが一致すれば、指令データに従って、設定データ153や閾値データ154の値を更新する等の指令を実行する(ステップS110)。一方、読取端末5Bの指令受信部503が受信した指令が読取端末5Bに対する指令であれば、指令データを表示部507に表示する(ステップS111)。保守員が、表示した指示に従って撮像部506、音声入力部505を用いて動画や静止画を撮影し、読取端末5Bの状態情報送信部502が、管理装置7に、検出器ID及び撮影したデータを通知する(ステップS112)。管理装置7の状態情報受信部701は、受信した検出器ID及び撮影されたデータを、格納部750の保守データ753に格納する(ステップS113)。
また、管理者が、管理者端末の操作部1003を用いて指令データを入力すると、指令送信部1004が、入力された指令データを、管理装置7に通知する(ステップS114)。管理装置7の指令受信部705は、受信した指令データを、格納部750の指令データ754に格納する(ステップS115)。
それにより、保守員が、連続して異常と判定することを止めるために、読取端末5Bの書込部504を用いて格納部150の閾値データ154を変更した場合等に、管理者からの新しい閾値データの指示を検出装置IDと対応付けて管理装置7に保存し、保守員が次回の保守や棚卸しの際に、検出装置1のRFIDタグやバーコードを読み取った時に、管理者等から指示されていた新しい閾値データを設定することができる。
なお、ステップS115で受信した指令データは、管理装置7に記憶させる代わりに、管理装置7から読取端末5Bに通知し、読取端末5Bにて表示または記憶をさせるようにしてもよい。
また、指令データは、検出IDを指定する代わりに、設備種別IDを指定できるようにしてもよい。それにより、同じ種類の設備に添付された検出装置1に、指令データを実行させることができ、例えば、夏で気温が高い場合に、屋外に設置された設備の温度に関する異常の閾値を一括で変更することができる。
図28は、検出装置1が異常検出時に機密情報を通知する処理のフローチャートである。
検出装置1の判定部109が、検出部104から取得した環境情報が異常か判定し(ステップS201)、異常でないと判定した場合(ステップS201でNO)、処理を終了する。一方、異常と判定した場合(ステップS201でYES)、表示部103のディスプレイ11またはLED13に、異常である旨を表示する(ステップS202)。
そして、検出装置1の無線通信部101が、保守員が携帯する読取端末5Bの書込部504から、RFID等の近距離無線通信により認証データを含む認証要求を受信すると(ステップS203)、読取端末5Bの書込部504から受信した認証データと、格納部150に格納されている設定データ153中の認証データに基づいて認証を行い、認証が成功か判断する(ステップS204)。
認証が失敗した場合は(ステップS204でNO)、認証に失敗した旨を表示部103に表示する(ステップS205)。認証が成功した場合は(ステップS204でYES)、認証部108が、異常である旨を表示中であるか判断し(ステップS206)、表示中でなければ(ステップS206でNO)、機密情報を通知する処理は終了し、図27のステップS102以降の処理を行う。表示中であれば(ステップS206でYES)、生成部107は、設定データ153のうち、機密情報である異常時の社内担当の連絡先、異常時の納入業者の連絡先等の情報を読み出し(ステップS207)、一次元又は二次元のバーコードに変換し(ステップS208)、表示制御部102を用いて表示部103のディスプレイ11に表示する(ステップS209)。それにより、読取端末5Bは、第1読取部501Aを用いて一次元又は二次元のバーコードから機密情報を読み取り、表示部507に表示する等ができる。
そして、所定時間が経過したか、または保守員が他の場所に移動する等により検出装置1の無線通信部101と読取端末5Bの書込部504との間の近距離無線通信が切断したか判断し(ステップS210)、経過または切断していないと判断すると(ステップS210でNO)、機密情報を含むバーコードの表示を継続する。経過または切断したと判断した場合は(ステップS210でYES)、表示部103のディスプレイ11またはLED13における異常である旨の表示を終了するとともに、機密情報を含む二次元等のバーコードの表示を終了し、設定データ153中の検出装置ID、設備ID等を含む一次元等のバーコードを生成して表示する(ステップS211)。
それにより、普段は資産管理や棚卸しのために、検出装置IDや設備IDをバーコードで通知しておき、異常時かつ保守員が近傍にいる時にだけ、機密情報をバーコードで通知することができ、情報の機密性を高めることができる。また、バーコードにより機密情報として取得したメールアドレス等の連絡先に、近距離無線通信により取得した状態データを送信することができる。
なお、ステップS207〜ステップS209で、二次元等のバーコード含める機密情報として、ステップS201にて異常と判定した際の状態データ152を含めるようにしてもよい。
また、ステップS206で、異常である旨を表示中であるか判断する代わりに、異常と判定した後、保守員から所定の操作を未だ行われていないかを判断し、未だ行われていない場合に、ステップS206でYESの場合の処理を行うようにしてもよい。
また、機密情報は、制御基板21に設けられたRAM又はROM等、RFID等の近距離無線通信で読み取り可能ではない記憶領域に格納してもよい。
<効果>
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、検出装置1は、一次元又は二次元のバーコードで荷物のIDや設備のIDを読み取れるため、従来のバーコードシールを用いている管理システムでも使用できる。また、RFID等の近距離無線通信により状態データを通知することにより、大容量のデータであっても素早く読み取ることができる。
<変形例>
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態において、検出装置1と読取端末5,5Bとの間の状態データの通信は、二次元等のバーコードやRFIDを用いる代わりに、BLE(Bluetooth Low Energy)や無線LAN等の近距離無線通信を用いて行うようにしてもよい。
また、取得部105は、検出部104の検出した環境情報が、所定の閾値を超えた場合に、格納部150に状態データ152として記録するようにしてもよい。それにより、例えば、周囲の音が激しくなった際に、録音を開始することができる。
なお、上述した形態は本発明の範囲を限定するものではなく、例えば、管理装置7が管理者端末10の機能を備えても良いし、読取端末5が携帯端末8、管理者端末10、管理装置7の機能を備えても良い。また、管理装置7を構成するサーバーは複数台でも良く、いずれサーバーにいずれの機能を備えさせても良い。
なお、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した検出装置1、読取端末5,5B、管理装置7、携帯端末8、管理者端末10等が接続されたシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 検出装置
11 ディスプレイ
12 温度センサ
15 湿度センサ
17 圧力センサ
21 制御基板
23 RFIDタグ
24 バッテリ
25 加速度センサ
101 無線通信部
102 表示制御部
103 表示部
104 検出部
105 取得部
107 生成部
108 認証部
109 判定部
150 格納部
151 荷物データ
152 状態データ
153 設定データ
154 閾値データ
3 搬送容器
5 読取端末
501 読取部
501A 第1読取部
501B 第2読取部
502 状態情報送信部
503 指令受信部
504 書込部
6 基地局
7 管理装置
701 状態情報受信部
702 判定部
703 通知部
750 格納部
751 管理データ
752 閾値データ
8 携帯端末
801 受信部
802 表示部
9 ネットワーク
10 管理者端末
特開2000−302211号公報 特開昭63−252797号公報 特開2004−315154号公報 特開2004−323169号公報 特開2010−218256号公報

Claims (12)

  1. 検出装置と、前記検出装置で検出された情報を読み取る読取端末と、前記読取端末と通信可能な管理装置とを有する管理システムであって、
    前記検出装置は、
    周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記環境情報を出力する出力部と、
    を有し、
    前記読取端末は、
    前記出力部により出力された前記環境情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により読み取られた前記環境情報を前記管理装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記検出装置又は前記管理装置は、
    前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定部と、
    前記判定部による判定の結果に応じて通知を行う通知部と、
    を有する、管理システム。
  2. 前記出力部は、
    前記環境情報を含む一次元又は二次元のバーコードを表示させ、
    前記読取部は、
    前記バーコードを読み取ることにより、前記環境情報を読み取る、
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記出力部は、
    前記環境情報と共に、前記検出装置を識別する検出装置IDを出力し、
    前記読取部は、
    前記環境情報と共に、前記検出装置IDを読み取り、
    前記送信部は、
    前記環境情報と、前記検出装置IDとを前記管理装置に送信する、
    請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記通知部を有し、
    前記通知部は、
    前記検出装置IDと関連付けられた通知先に通知を送信する、
    請求項3記載の管理システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記検出装置IDに応じた指令データを前記読取端末に通知する指令通知部を有し、
    前記読取端末は、
    前記判定部と、
    通知された前記指令データに基づいて、前記閾値を更新する書込部と、
    を有する、請求項3に記載の管理システム。
  6. 前記検出装置は、
    前記環境情報を、前記検出した日時の情報に対応付けて、状態データとして記録する格納部と、
    前記読取端末との間の近距離無線通信により、前記状態データを送信する無線通信部と、
    を有する、請求項1乃至5いずれか一項に記載の管理システム。
  7. 前記近距離無線通信による認証を行う認証部を有し、
    前記出力部は、前記認証部による認証が成功した場合に、所定の情報を含む一次元又は二次元のバーコードを表示させる、
    請求項6記載の管理システム。
  8. 周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出部と、
    前記環境情報を、前記検出した日時の情報に対応付けて、状態データとして記録する、近距離無線通信により読取可能な格納部と、
    前記状態データの少なくとも一部を含む一次元又は二次元のバーコードを表示させる表示部と、
    を有する、検出装置。
  9. 周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出部と、
    前記環境情報を、前記検出した日時の情報に対応付けて、状態データとして記録する、近距離無線通信により読取可能な格納部と、
    前記近距離無線通信による認証を行う認証部と、
    前記認証部による認証が成功した場合に、所定の情報を含む一次元又は二次元のバーコードを表示させる表示部と、
    を有する、検出装置。
  10. 前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定部をさらに有し、
    前記表示部は、前記判定部により前記閾値を超えると判定され、かつ、前記認証部による認証が成功した場合に、前記バーコードを表示させる、
    請求項9記載の検出装置。
  11. 検出装置と、前記検出装置で検出された情報を読み取る読取端末と、前記読取端末と通信可能な管理装置とを有する管理システムが実行する管理方法であって、
    前記検出装置が、
    周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された前記環境情報を出力する出力ステップと、
    を実行し、
    前記読取端末が、
    前記出力ステップにより出力された前記環境情報を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップにより読み取られた前記環境情報を前記管理装置に送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記管理装置が、
    前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果に応じて通知を行う通知ステップと、
    を実行する、管理方法。
  12. 検出装置と、前記検出装置で検出された情報を読み取る読取端末と、前記読取端末と通信可能な管理装置とを有する管理システムが実行する管理方法であって、
    前記検出装置が、
    周囲の環境の状態を示す環境情報を検出する検出ステップと、
    前記環境情報が所定の閾値を超えるか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定の結果に応じて通知を行う通知ステップと、
    前記検出ステップにより検出された前記環境情報を出力する出力ステップと、
    を実行し、
    前記読取端末が、
    前記出力ステップにより出力された前記環境情報を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップにより読み取られた前記環境情報を前記管理装置に送信する送信ステップと、
    を実行する、管理方法。
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