JP6499814B1 - Lngタンクコンテナの鉄道輸送における輸送管理システム、及び輸送管理装置 - Google Patents

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Abstract

輸送管理システムは、容器管理装置と、前記容器管理装置と通信を行う輸送管理装置とを備えた輸送管理システムであって、前記容器管理装置は、コンテナ貨車に載置可能なタンクコンテナであって液化天然ガスを収容可能な容器と前記容器を収容する枠体とを備える前記タンクコンテナの前記容器に関する容器情報を検出する容器情報検出部と、前記容器情報検出部が検出した前記容器情報を前記輸送管理装置に送信する容器管理装置側通信部と、を備え、前記輸送管理装置は、前記容器管理装置側通信部から前記容器情報を受信する輸送管理装置側通信部と、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じた警告情報を出力部に出力させる出力制御部と、を備える。

Description

本発明は、LNGタンクコンテナの鉄道輸送における輸送管理システム、及び輸送監管理装置に関する。
近年、クリーンであり、油と比べて安価である天然ガスの利用には、途上国からも関心が高まっている。ガス輸送には、従来、パイプライン、もしくはローリートラックが使われている。しかし、インフラが脆弱な途上国では、多数の地主との交渉を必要とする長距離のパイプラインの敷設や長距離輸送道路の敷設が簡単ではなく、ガス利用の促進の妨げとなっている。しかし、このような途上国でも鉄道網は整備されている。このことから、LNG(Liquefied Natural Gas;液化天然ガス)を鉄道輸送できれば、長距離のパイプラインや長距離輸送道路の敷設を必要とせずに個々の需要家にガスを利用してもらうことが出来る。
一方、途上国で安全にLNGの鉄道輸送を行うには、LNGタンクコンテナの回収忘れ、LNGタンクコンテナの回収間違い、LNGタンクコンテナの盗難、又は鉄道の大幅な遅延等の事態を想定する必要があり、これに対処できるマネジメント方法を確立する必要がある。このような理由から、LNGの輸送に関する技術の研究や開発が行われている。
これに関し、鉄道車両によって輸送されるタンク容器のうちLNGが収容されたタンク容器を監視する監視システムが知られている(特許文献1参照)。
中国特許第103532874号明細書
このような監視システムは、LNGが収容されたタンク容器の内容物に関する情報を検出する計器であって検出した当該情報を受信装置に送信する計器と、計器から受信した当該情報を記憶部に記憶させる受信装置とを備えている。しかしながら、当該監視システムは、当該タンク容器の内容物に関する情報の変化を記憶するが、当該情報に応じた処理を行うことについて具体的に考慮されていない。このため、当該監視システムでは、鉄道車両による当該タンク容器の輸送において、当該タンク容器の状態に不具合が生じた場合、当該不具合を解消するための処置が行われずに放置されてしまう場合があった。
そこで本発明は、タンクコンテナが備える容器に関する容器情報に応じた警告情報を出力することができる輸送管理システム、及び輸送管理装置を提供する。
本発明の一態様は、容器管理装置と、前記容器管理装置と通信を行う輸送管理装置とを備えた輸送管理システムであって、前記容器管理装置は、コンテナ貨車に載置可能なタンクコンテナであって液化天然ガスを収容可能な容器と前記容器を収容する枠体とを備える前記タンクコンテナの前記容器に関する容器情報を検出する容器情報検出部と、前記容器情報検出部が検出した前記容器情報を前記輸送管理装置に送信する容器管理装置側通信部と、を備え、前記輸送管理装置は、前記容器管理装置から前記容器情報を受信する輸送管理装置側通信部と、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じた警告情報を出力部に出力させる出力制御部と、を備える、輸送管理システムである。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記出力部には、表示部が含まれ、前記表示部には、前記コンテナ貨車の位置を示す情報であるコンテナ貨車位置情報が表示され、前記出力制御部は、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じて、前記表示部に表示された前記コンテナ貨車位置情報の表示状態を変更させた情報を前記警告情報として前記表示部に表示させる、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記コンテナ貨車は、複数の貨車を牽引する機関車によって牽引される貨車のうちの1つであり、前記コンテナ貨車位置情報は、前記機関車により牽引される複数の貨車の中における前記コンテナ貨車の位置を示す情報である、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記出力部には、音出力部が含まれ、前記出力制御部は、前記音出力部に出力させる警告音を前記警告情報として前記音出力部に出力させる、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記出力制御部は、前記輸送管理装置が受信した前記容器情報と予め決められた複数の出力条件との関係に応じて、前記出力部に出力する前記警告情報を段階的に変化させる、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記容器情報検出部には、前記容器内の圧力を検出する圧力検出部が含まれ、前記容器情報には、前記圧力検出部が検出した前記圧力を示す圧力情報が含まれる、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記容器情報検出部には、前記容器の現在位置を検出する位置検出部が含まれ、前記容器情報には、前記位置検出部が検出した前記現在位置を示す位置情報が含まれる、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記容器管理装置側通信部と前記輸送管理装置側通信部とは、携帯電話通信網又は軌道回路通信網の少なくとも一方によって通信を行う、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、輸送管理システムにおいて、前記容器管理装置が有する部位のうちの少なくとも一部は、太陽光発電によって発電された電力により駆動される、構成が用いられてもよい。
また、本発明の他の態様は、コンテナ貨車に載置可能なタンクコンテナであって液化天然ガスを収容可能な容器と前記容器を収容する枠体とを備える前記タンクコンテナの前記容器に関する容器情報を検出する容器情報検出部と、前記容器情報検出部が検出した前記容器情報を送信する容器管理装置側通信部とを備える容器管理装置と通信を行う輸送管理装置であって、前記容器管理装置側通信部から前記容器情報を受信する輸送管理装置側通信部と、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じた警告情報を出力部に出力させる出力制御部と、を備える輸送管理装置である。
また、本発明の他の態様は、輸送管理装置において、前記出力制御部は、前記容器情報に基づいて、時刻変化に伴う前記容器の圧力の変化を表すグラフを生成し、生成した前記グラフを前記出力部のうちの画像を表示する表示部に表示させる、構成が用いられてもよい。
本発明の一態様は、タンクコンテナが備える容器に関する容器情報に応じた警告情報を出力することができる輸送管理システム、及び輸送管理装置を提供する。
輸送管理システム1の構成の一例を示す図である。 容器管理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。 輸送管理装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 容器管理装置10及び輸送管理装置30の機能構成の一例を示す図である。 容器管理装置10−1が容器情報RD1を検出する処理の流れの一例を示す図である。 輸送管理装置30−1が警告情報を出力することによりLNGを管理する処理の流れの一例を示す図である。 状態表示画像の一例を示す図である。 ボタンBT2がクリックされた場合の画像P1の一例を示す図である。 ステップS255における判定処理の流れの一例を示す図である。 第1危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDC2が表示された状態表示画像P1の一例を示す図である。 第2危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDC2が表示された状態表示画像P1の一例を示す図である。 ステップS270における出力制御部361による容器限界圧力到達時刻の算出処理の流れの一例を示す図である。 輸送管理開始時刻TSから各時刻Tまでの圧力変化率を示すグラフの一例を示す図である。 図6のステップS265における障害発生判定処理の流れの一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
<輸送管理システムの概要>
まず、本実施形態に係る輸送管理システム1の背景事情について説明する。
LNGは、LNGタンクコンテナへ充填される。LNGタンクコンテナには取り扱いを容易にするため、鉄骨製の外枠(フレーム)が取り付けられている。充填されたLNGタンクコンテナは、まずトレーラーの荷台に据え付けられ、最寄りの鉄道駅(以下、単に最寄駅と称する)まで輸送される。
最寄駅に到着したLNGタンクコンテナは、トップリフターによって、トレーラーの架台から降ろされ、鉄道輸送用の架台に載せ換えられる。全てのLNGタンクコンテナが鉄道輸送用の架台に載せ換えられた後、LNGタンクコンテナ群は、鉄道輸送によって各需要元の最寄駅まで輸送される。
需要元の最寄駅に到着したLNGタンクコンテナは、再度トップリフターによって鉄道輸送用の架台から降ろされ、トレーラーの架台に載せ換えられる。トレーラーの架台に載せられたLNGタンクコンテナは、当該最寄駅からの最短の道路輸送によって需要元に届けられ、LNGタンクコンテナの中のLNGは、需要元においてLNGタンクへ移送される。空になったLNGタンクコンテナは、往路と同様に、トレーラー輸送、鉄道輸送、トレーラー輸送を順に経て再度LNGを充填する。
上記LNGの鉄道輸送を行うことにより、既存のLNGローリー出荷基地と鉄道網を利用するだけで、大規模で長期間の建設を伴うパイプラインや輸送道路への投資なしに、需要家へ迅速にガスを供給することが可能になる。
しかし、本発明によるLNGの鉄道輸送を途上国で展開するにあたっては、鉄道の大幅な遅延や、LNGを充填したLNGタンクコンテナの置き去り、LNGタンクコンテナの回収間違い、又はLNGタンクコンテナの盗難等の事態も考慮する必要がある。
充填されたLNGタンクコンテナの置き去り又はLNGタンクコンテナの回収間違いによって起きる問題の1つとして、LNGタンクコンテナ内の気化ガスが増加することによって安全弁が開き、ガス放散が起こることがある。ガス放散そのものは、CO2より地球温暖化効果が遥かに高いCH4排出の観点から良くない。更に放散したガスが何らかの火種によって引火した場合、爆発などの事故につながる可能性もある。このため、放散が起きないように管理する必要がある。
次に、上記の背景事情に基づいて、本実施形態に係る輸送管理システム1の概要について説明する。
本実施形態に係る輸送管理システム1は、LNGタンクコンテナに備えられた圧力計から圧力データを携帯電話通信網等で伝送することにより、LNGタンクコンテナ内の圧力を定期的に監視し、異常な圧力上昇等の兆候が見られた時点で段階的にアラームを発し、それをタブレットPC(Personal Computer)・多機能携帯電話端末(スマートフォン)・PC等の画面で多数が閲覧できるようにすることにより、現場の作業員や管理を行うスタッフが早期に対策を立てて対処することを可能にするものである。
また、輸送管理システム1は、LNGタンクコンテナに備えられた液面計からのデータを電話通信網等で伝送することにより、LNGタンクコンテナ内の液面が低いLNGタンクコンテナ(すなわち、空のLNGタンクコンテナ)をタブレットPC・多機能携帯電話端末・PC等の画面で充填されたLNGタンクコンテナと色で識別できるようにし、空のLNGタンクコンテナの回収を徹底し、充填されたLNGタンクコンテナとの取り違えを防止するものである。
輸送管理システム1は、全てのLNGタンクコンテナに取り付けたGPS(Global Positioning System)が位置情報を電話通信網で伝送することにより、盗難にあった場合の発見を容易にし、かつ、どのLNGタンクコンテナがどの顧客へいつ届いたか、どの駅でどのLNGタンクコンテナがトレーラーに載せ換えられたか、またその作業に間違いが無かったかをタブレットPC・多機能携帯電話端末・PC等の画面で確認でき、かつLNG基地から顧客サイト到着までの予めインプットされた手順通りの作業が行われなかった場合、当該画面にアラームを発して作業員に間違いを知らせ、作業ミスを防止するものである。
また、輸送管理システム1は、GPSや容器管理装置通信部を太陽光パネルで得た電力、又は蓄電池から供給される電力により駆動できるようにし、常時監視を可能にする。
輸送管理システム1は、その実施の一様態においては、太陽光パネルで得た電力、又は蓄電池から供給される電力により駆動できるGPSと容器管理装置通信部を各LNGタンクコンテナに取り付けて遠隔監視することにより、LNGタンクコンテナの盗難・LNGタンクコンテナの配送の遅延・LNGタンクコンテナの放置等による事故や気化ガスの緊急放散を未然に防止することができる。本発明のGPSと容器管理装置通信部は、太陽光パネルで得た電力、又は蓄電池から供給される電力により駆動できることより、LNGタンクコンテナの継続的な状態監視が可能であるとともに、需要元到着時の圧力もモニタリング結果から予測できることから、受け入れ側LNGタンクでも過剰な気化ガス発生を防ぐ為の準備を事前に最適化することも可能となる。継続的に運用データを蓄積していけば、鉄道やトレーラーがどのように走行した場合に最も効率よく輸送出来るか等をデータ分析することが出来、CO2の発生をより抑制する輸送方法の研究に資すると考えられる。
以下、本実施形態に係る輸送管理システム1のより具体的な概要について説明する。
輸送管理システム1は、鉄道車両によるLNGの輸送を管理する。より具体的には、輸送管理システム1は、コンテナ貨車に載置可能なタンクコンテナであってLNGを収容可能な容器と当該容器を収容する枠体とを備えるタンクコンテナの当該容器に関する容器情報を検出し、検出した容器情報に応じた処理を行う。
ここで、輸送管理システム1と異なる輸送管理システムX(例えば、従来の輸送管理システム)は、LNGが収容された容器の内容物に関する容器情報の変化を記憶するが、当該情報に応じた処理を行うことについて具体的に考慮されていない。このため、輸送管理システムXでは、鉄道車両による当該容器の輸送において当該容器内の圧力が予め決められた閾値以上に上昇しているにもかかわらず、当該タンク容器内の圧力の上昇を抑制するための処置が行われずに放置されてしまう場合があった。その結果、輸送管理システムXは、当該容器の安全弁が開いてしまい、当該容器内のLNGが放出されてしまう場合があった。当該閾値は、当該容器の安全弁が開き始める圧力に応じて決まる圧力であり、例えば、当該圧力の80%程度の圧力である。
そこで、輸送管理システム1は、容器管理装置10と、容器管理装置10と通信を行う輸送管理装置30とを備える。容器管理装置10は、コンテナ貨車に載置可能なタンクコンテナであってLNGを収容可能な容器と当該容器を収容する枠体とを備えるタンクコンテナの当該容器に関する容器情報を検出し、検出した容器情報を輸送管理装置30に送信する。輸送管理装置30は、容器管理装置10から容器情報を受信し、受信した容器情報に応じた警告情報を出力部に出力させる。これにより、輸送管理システム1は、タンクコンテナが備える容器に関する容器情報に応じた警告情報を出力することができる。以下では、輸送管理システム1の構成と、輸送管理システム1がLNGを管理する処理について詳しく説明する。
<輸送管理システムの構成>
以下、図1を参照し、輸送管理システム1の構成について説明する。図1は、輸送管理システム1の構成の一例を示す図である。
図1に示した例では、輸送管理システム1は、鉄道車両TRによるLNGの鉄道輸送に対して適用されている。すなわち、以下の説明では、鉄道輸送と称した場合、鉄道車両TRによるLNGの鉄道輸送であって輸送管理システム1が適用された当該鉄道輸送のことを意味する。鉄道車両TRは、機関車LMと、n台(nは、1以上の整数)のコンテナ貨車DCであるコンテナ貨車DC1〜コンテナ貨車DCnのそれぞれとを備えている。n台のコンテナ貨車DCのそれぞれには、タンクコンテナTCが載置されている。タンクコンテナTCは、LNGを収容可能な容器RVと容器RVを収容する枠体FMとを備える。また、容器RVには、容器管理装置10と、容器管理装置10が有する部位のうちの少なくとも一部に電力を供給する太陽光発電装置SEが取り付けられている。以下では、説明の便宜上、m台目(すなわち、鉄道車両TRにおけるm号車)のコンテナ貨車DCmに載置されているタンクコンテナTC、容器RV、枠体FM、容器管理装置10、太陽光発電装置SEのそれぞれを、タンクコンテナTCm、容器RVm、枠体FMm、容器管理装置10−m、太陽光発電装置SEmと称して説明する。ここで、mは、1〜nのいずれかの整数である。なお、n台のコンテナ貨車DCの一部には、タンクコンテナTCが載置されていない構成であってもよい。この場合、タンクコンテナTCが載置されていないコンテナ貨車DCには、タンクコンテナTCと異なるタンクコンテナが載置されている構成であってもよく、何も載置されていない構成であってもよい。また、n台の容器RVの一部又は全部には、太陽光発電装置SEが取り付けられていない構成であってもよい。この場合、太陽光発電装置SEが取り付けられていない容器RVに取り付けられた容器管理装置10は、例えば、機関車LM、鉄道車両TRが走行する線路等を介して電力が供給される。
容器管理装置10−mは、自装置が取り付けられた容器RVmに関する容器情報RDである容器情報RDmを検出する。容器管理装置10−mは、検出した容器情報RDmを輸送管理装置30に送信する。容器情報RDmには、容器RVm内の圧力を示す圧力情報、容器RVm内におけるLNGの液面の高さを示す液面情報、容器RVmの現在位置を示す位置情報のうちの当該圧力情報を少なくとも含む1つ以上の情報が含まれる。以下では、一例として、容器情報RDmには、当該圧力情報、当該液面情報、当該位置情報の全部が含まれる場合について説明する。なお、容器情報RDmには、当該液面情報、当該位置情報のうちのいずれか一方又は両方に代えて、容器RVmに関する他の情報が当該圧力情報とともに含まれる構成であってもよく、当該圧力情報、当該液面情報、当該位置情報の全部に加えて、容器RVmに関する他の情報が含まれる構成であってもよい。
輸送管理装置30は、1以上の容器管理装置10(この一例において、n台の容器管理装置10)のそれぞれから容器情報RDを受信する。輸送管理装置30は、1以上の容器管理装置10のそれぞれ毎に、容器管理装置10から受信した容器情報RDに応じた警告情報を出力する。これにより、輸送管理装置30は、タンクコンテナTCが備える容器RVに関する容器情報RDに応じた警告情報を出力することができる。すなわち、輸送管理装置30は、輸送管理システムXと比較して、鉄道車両TRによるLNGの輸送をより適切に管理することができる。
輸送管理装置30は、例えば、ワークステーション、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、携帯電話端末、通信可能な電子書籍リーダー、PDA(Personal Digital Assistant)等である。輸送管理装置30は、輸送管理システム1において、複数存在してもよい。図1に示した例では、輸送管理装置30は、鉄道車両TRによるLNGの輸送を管理する事業所の建物CC内に設置された輸送管理装置30−1と、各コンテナ貨車DCに対して作業を行う作業員WMが有する輸送管理装置30−2との2台の輸送管理装置30が存在する。ここで、輸送管理装置30−1は、例えば、デスクトップPCである。また、輸送管理装置30−2は、例えば、タブレットPCである。このように輸送管理装置30が輸送管理システム1において複数存在する場合、複数の輸送管理装置30のそれぞれは、各容器管理装置10から容器情報RDを受信する。なお、複数の輸送管理装置30のうちの一部は、複数の輸送管理装置30のうちの当該一部と異なる輸送管理装置30が受信した容器情報RDを当該輸送管理装置30から受信する構成であってもよい。また、当該一部は、当該一部のそれぞれと通信を行うサーバーに格納された情報であって各容器管理装置10によって検出された容器情報RDを、当該サーバーから読み出す構成であってもよい。この一例において、輸送管理装置30−1と輸送管理装置30−2は、同じ処理を行う。このため、以下では、説明の便宜上、輸送管理装置30−1と輸送管理装置30−2を区別する必要が無い限り、まとめて輸送管理装置30と称して説明する。
輸送管理装置30−1は、携帯電話通信網により行われる無線通信、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される。なお、輸送管理装置30−1は、有線通信によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される構成であってもよい。この場合、当該有線通信は、例えば、鉄道車両TRが走行する線路(鉄道軌道回路)を介した通信網である軌道回路通信網等によって行われる。また、輸送管理装置30−1は、当該無線通信と当該有線通信との両方によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される構成であってもよい。
輸送管理装置30−2は、携帯電話通信網により行われる無線通信、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される。なお、輸送管理装置30−2は、有線通信によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される構成であってもよい。この場合、当該有線通信は、例えば、鉄道車両TRが走行する線路(鉄道軌道回路)を介した通信網である軌道回路通信網等によって行われる。また、輸送管理装置30−2は、当該無線通信と当該有線通信との両方によって各容器管理装置10と互いに通信可能に接続される構成であってもよい。
<容器管理装置のハードウェア構成>
以下、図2を参照し、容器管理装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、容器管理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
容器管理装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶部12と、容器情報検出部13と、通信部14を備える。これらの構成要素は、バスB1を介して相互に通信可能に接続されている。また、容器管理装置10は、通信部14を介して1以上の輸送管理装置30のそれぞれと通信を行う。
CPU11は、記憶部12に格納された各種のプログラムを実行する。
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。なお、記憶部12は、容器管理装置10に内蔵されるものに代えて、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部12は、容器管理装置10が処理する各種の情報、各種のプログラム等を格納する。
容器情報検出部13は、自装置が取り付けられた容器RVに関する容器情報RDを検出する。容器情報検出部13は、圧力検出部131と、液面検出部133と、位置検出部137を備える。なお、容器情報検出部13は、少なくとも圧力検出部131を備える構成であれば、如何なる構成であってもよい。すなわち、容器情報検出部13は、液面検出部133と、位置検出部137とのいずれか一方又は両方を備えない構成であってもよい。
圧力検出部131は、例えば、圧力センサーである。なお、圧力検出部131は、容器RV内の圧力を検出可能なセンサーであれば、如何なるセンサーであってもよい。
液面検出部133は、容器RV内におけるLNGの液面の高さを検出する液面センサーである。なお、液面検出部133は、容器RV内におけるLNGの液面の高さを検出可能なセンサーであれば、如何なるセンサーであってもよい。
位置検出部137は、例えば、GPS受信機である。位置検出部137は、GPS衛星からの電波を受信し、受信した電波に基づいて自装置の現在位置を検出(算出)する。なお、位置検出部137は、当該現在位置を検出可能であれば、如何なる機器であってもよい。また、当該現在位置には、自装置の向いている方向が含まれる構成であってもよく、自装置の向いている方向が含まれない構成であってもよい。以下では、一例として、自装置の向いている方向が当該現在位置に含まれる場合について説明する。
通信部14は、例えば、無線又は有線によって輸送管理装置30との間で各種の情報の伝送を行う。通信部14は、容器管理装置側通信部の一例である。
<輸送管理装置のハードウェア構成>
以下、図3を参照し、輸送管理装置30のハードウェア構成について説明する。図3は、輸送管理装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。
輸送管理装置30は、例えば、CPU31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34と、出力部35を備える。これらの構成要素は、バスB2を介して相互に通信可能に接続されている。また、輸送管理装置30は、通信部34を介して1以上の容器管理装置10のそれぞれと通信を行う。
CPU31は、記憶部32に格納された各種のプログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDDやSSD、EEPROM、ROM、RAM等を含む。なお、記憶部32は、輸送管理装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部32は、輸送管理装置30が処理する各種の情報、各種のプログラム、各種の画像等を格納する。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、これらに代えて、後述する表示部351と一体に構成されたタッチパネルであってもよい。また、入力受付部33は、輸送管理装置30と別体であってもよい。この場合、入力受付部33は、有線又は無線によって輸送管理装置30と通信可能に接続される。
通信部34は、例えば、無線又は有線によって各容器管理装置10との間で各種の情報の伝送を行う。通信部34は、輸送管理装置側通信部の一例である。
出力部35は、表示部、音出力部、振動部等の一部又は全部を含む。以下では、一例として、出力部35が、当該表示部として表示部351と、当該音出力部として音出力部353とのそれぞれを備える場合について説明する。
表示部351は、例えば液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルである。なお、表示部351は、輸送管理装置30と別体であってもよい。この場合、表示部351は、有線又は無線によって輸送管理装置30と通信可能に接続される。
音出力部353は、例えばスピーカーである。なお、音出力部353は、輸送管理装置30と別体であってもよい。この場合、音出力部353は、有線又は無線によって輸送管理装置30と通信可能に接続される。
<容器管理装置及び輸送管理装置の機能構成>
以下、図4を参照し、容器管理装置10及び輸送管理装置30の機能構成について説明する。図4は、容器管理装置10及び輸送管理装置30の機能構成の一例を示す図である。
容器管理装置10は、記憶部12と、容器情報検出部13と、通信部14と、制御部16を備える。
制御部16は、容器管理装置10の全体を制御する。制御部16は、検出制御部161と、通信制御部163を備える。制御部16が備えるこれらの機能部は、例えば、CPU11が、記憶部12に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
検出制御部161は、容器情報検出部13に容器情報RDの検出を開始させる要求である検出開始要求を輸送管理装置30から受信した場合、予め決められた時間である待機時間が経過する毎に、容器情報検出部13に容器情報RDを検出させる。
通信制御部163は、1以上の輸送管理装置30のそれぞれとの通信部14を介した通信を制御する。通信制御部163は、例えば、通信部14を介して、輸送管理装置30から検出開始要求を受信する。また、通信制御部163は、例えば、通信部14を介して、検出制御部161が検出した容器情報RDを1以上の輸送管理装置30のそれぞれに送信する。
輸送管理装置30は、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34と、出力部35と、制御部36を備える。
制御部36は、輸送管理装置30の全体を制御する。制御部36は、出力制御部361と、通信制御部363を備える。制御部36が備えるこれらの機能部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
出力制御部361は、各種の情報を出力部35に出力させる。当該各種の情報は、例えば、表示部351に表示させる各種の画像である。出力制御部361が画像を生成した場合、出力制御部361は、生成した画像を表示部351に表示させる。また、当該各種の情報は、例えば、音出力部353から出力させる各種の音である。出力制御部361が音を生成した場合、出力制御部361は、生成した音を音出力部353に出力させる。また、出力制御部361は、自装置が容器管理装置10から受信した容器情報RDに応じた警告情報を生成する。出力制御部361は、生成した警告情報を出力部35に出力させる。警告情報として画像を出力制御部361が生成した場合、出力制御部361は、生成した当該画像を表示部351に表示させる。また、警告情報として音を出力制御部361が生成した場合、出力制御部361は、生成した当該音を音出力部353に出力させる。
通信制御部363は、1以上の容器管理装置10のそれぞれとの通信部34を介した通信を制御する。通信制御部363は、例えば、通信部34を介して、検出開始要求を1以上の容器管理装置10のそれぞれに送信する。また、通信制御部363は、例えば、通信部34を介して、1以上の容器管理装置10のそれぞれから容器情報RDを受信する。
<容器管理装置が容器情報を検出する処理>
以下、図5を参照し、容器管理装置10が容器情報RDを検出する処理について説明する。なお、1以上の容器管理装置10のそれぞれが行う当該処理は、互いに同じである。このため、以下では、容器管理装置10−1を例に挙げて当該処理について説明する。図5は、容器管理装置10−1が容器情報RD1を検出する処理の流れの一例を示す図である。
検出制御部161は、容器管理装置10−1が輸送管理装置30から前述の検出開始要求を受信するまで待機する(ステップS110)。ここで、検出制御部161は、例えば、容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30のそれぞれと通信を行う場合(すなわち、容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30のそれぞれとの間で通信を確立している場合)、複数の輸送管理装置30のいずれか1つから検出開始要求を受信するまで待機する。ここで、検出制御部161は、重複して検出開始要求を受信した場合、最初に受信した検出開始要求以外の検出開始要求を無視する。なお、検出制御部161は、複数の輸送管理装置30のうちの予め決められた1以上の輸送管理装置30から受信した検出開始要求以外の検出開始要求を無視する構成であってもよい。検出制御部161は、容器管理装置10−1が輸送管理装置30から検出開始要求を受信したと判定した場合(ステップS110−YES)、容器情報検出部13に容器情報RD1を検出させる(ステップS120)。具体的には、検出制御部161は、ステップS120において、容器管理装置10−1が取り付けられた容器RV1内の圧力を圧力検出部131に検出させ、当該容器RV1内におけるLNGの液面の高さを液面検出部133に検出させ、当該容器RV1の現在位置を位置検出部137に検出させる。このように、検出制御部161は、圧力検出部131が検出した圧力を示す圧力情報、液面検出部133が検出した高さであって当該液面の高さを示す液面情報、位置検出部137が検出した現在位置を示す位置情報のそれぞれを、容器情報RD1として検出する。なお、当該位置情報には、この一例において、自装置の現在位置を示す緯度及び経度と、自装置が向いている方向を示す情報とが含まれている。
次に、通信制御部163は、ステップS120において検出制御部161が容器情報検出部13に検出させた容器情報RD1を輸送管理装置30に送信する(ステップS130)。ここで、通信制御部363は、容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30と通信を行う場合(すなわち、容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30との間で通信を確立している場合)、複数の輸送管理装置30のそれぞれに容器情報RD1を送信する。この際、通信制御部163は、容器管理装置10−1を識別する識別情報、すなわち、自装置が取り付けられた容器RV1を識別する識別情報を対応付けた容器情報RD1を、複数の輸送管理装置30のそれぞれに送信する。なお、容器RV1を識別する識別情報は、容器RV1を識別可能であれば如何なる情報であってもよく、容器管理装置10−1に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス等であってもよく、容器管理装置10−1が備えるGPS受信機である位置検出部137に割り当てられたタグであってもよい。
次に、検出制御部161は、直前のステップS120の処理が行われた時刻から前述の待機時間が経過したか否かを判定する(ステップS140)。待機時間は、例えば、1秒である。なお、待機時間は、1秒より短い時間であってもよく、1秒より長い時間であってもよい。待機時間が経過したと判定した場合(ステップS140−YES)、検出制御部161は、ステップS120に遷移し、容器情報検出部13に容器情報RD1を再び検出させる。一方、待機時間が経過していないと検出制御部161が判定した場合(ステップS140−NO)、検出制御部161は、容器情報検出部13に容器情報RD1の検出を終了させる要求である検出終了要求を容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30のいずれか1つから受信したか否かを判定する(ステップS170)。ここで、検出制御部161は、重複して検出終了要求を受信した場合、最初に受信した検出終了要求以外の検出終了要求を無視する。なお、検出制御部161は、複数の輸送管理装置30のうちの予め決められた1以上の輸送管理装置30から受信した検出終了要求以外の検出終了要求を無視する構成であってもよい。検出終了要求を容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30のいずれからも受信していないと判定した場合(ステップS170−NO)、検出制御部161は、ステップS140に遷移し、直前のステップS120の処理が行われた時刻から前述の待機時間が経過したか否かを再び判定する。一方、検出終了要求を容器管理装置10−1が複数の輸送管理装置30のいずれか1つから受信したと判定した場合(ステップS170−YES)、検出制御部161は、処理を終了する。
<輸送管理装置が警告情報を出力することによりLNGを管理する処理>
以下、図6を参照し、輸送管理装置30が警告情報を出力することによりLNGの鉄道輸送の管理を行う処理について説明する。なお、1以上の輸送管理装置30のそれぞれが行う当該処理は、互いに同じである。
出力制御部361は、LNGの鉄道輸送の管理を開始する前のタイミングにおいてユーザーが輸送管理装置30に事前情報を入力するまで待機する(ステップS205)。事前情報は、路線図情報と、到着予定時刻情報と、輸送終了予定時刻情報と、識別情報とのうちの一部又は全部を含む情報のことである。路線図情報は、LNGの鉄道輸送の途中で通過する駅とLNGの鉄道輸送の途中で停止する駅との少なくとも一方の情報を含む路線図を示す情報のことである。到着予定時刻情報は、LNGの鉄道輸送の途中で通過する駅を通過する予定時刻を示す情報と、LNGの鉄道輸送の途中で停車する駅に到着する予定時刻を示す情報との少なくとも一方を含む情報のことである。輸送終了予定時刻情報は、全ての容器RVそれぞれのLNGの積み下ろしを終える予定時刻を示す情報のことである。識別情報は、LNGの鉄道輸送に使用する全ての容器管理装置10(以下、単に、全ての容器管理装置10と称する)それぞれの識別情報のことである。なお、事前情報には、他の情報が含まれる構成であってもよい。また、輸送管理装置30は、ユーザーにより事前情報の入力が行われる構成に代えて、他の装置から自動的に事前情報の一部又は全部を取得する構成であってもよい。出力制御部361は、例えば、ユーザーから事前情報の入力を終了する操作を受け付けた場合、ユーザーが輸送管理装置30に事前情報を入力したと判定し、ステップS210に遷移する。
次に、通信制御部363は、LNGの鉄道輸送の管理である輸送管理を開始したいタイミング(例えば、鉄道車両TRが出発地点から出発する前のタイミング)において、輸送管理装置30に管理開始操作がユーザーから行われるまで待機する(ステップS210)。管理開始操作は、ステップS215〜ステップS290の処理の実行を輸送管理装置30に開始させる操作のことである。通信制御部363は、輸送管理装置30に管理開始操作がユーザーから行われた場合、全ての容器管理装置10のそれぞれとの通信を確立させ、ステップS215に遷移する。
次に、出力制御部361は、当該全ての容器管理装置10のそれぞれに割り当てられた識別情報であって互いに異なる識別情報と、対応情報とをユーザーが輸送管理装置30に入力するまで待機する。対応情報は、当該全ての容器管理装置10のそれぞれ毎に、容器管理装置10の識別情報と、当該容器管理装置10が取り付けられた容器RVを備えるタンクコンテナTCが載置されたコンテナ貨車DCの号車番号であって鉄道車両TRにおける号車番号を示す号車番号情報とが対応付けられた情報である。出力制御部361は、例えば、識別情報と対応情報との入力を終了する操作をユーザーから受け付けた場合、ユーザーが輸送管理装置30に識別情報と対応情報とを入力したと判定し、ステップS220に遷移する。なお、これらの識別情報と対応情報は、ユーザーによって記憶部32に予め記憶されている構成であってもよい。
次に、輸送管理装置30は、全ての容器管理装置10との通信が確立しているか否かの判定を行う(ステップS220)。具体的には、輸送管理装置30は、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報に、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の全てが含まれている場合であり、且つ、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報の数と、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の数とが一致している場合、全ての容器管理装置10との通信が確立していると判定する。一方、輸送管理装置30は、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報に、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の少なくとも一部が含まれていない場合であり、全ての容器管理装置10との通信が確立していないと判定する。また、輸送管理装置30は、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報に、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の全てが含まれている場合であり、且つ、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報の数と、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の数とが一致していない場合、全ての容器管理装置10との通信が確立していないと判定する。
全ての容器管理装置10との通信が確立していないと判定した場合(ステップS220−NO)、出力制御部361は、ユーザーにより入力された事前情報に修正が必要か否かを判定する(ステップS230)。具体的には、出力制御部361は、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報に、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の少なくとも一部が含まれていない場合、ユーザーにより入力された事前情報に修正が必要であると判定する。一方、出力制御部361は、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報に、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の全てが含まれている場合であり、且つ、ステップS205においてユーザーから入力された事前情報の中の識別情報の数が、通信が確立している容器管理装置10のそれぞれから受信した識別情報の数よりも多い場合、通信障害が発生している可能性が有るため、ユーザーにより入力された事前情報に修正が必要ではないと判定する。
出力制御部361は、ユーザーにより入力された事前情報に修正が必要であると判定した場合(ステップS225−YES)、ユーザーが輸送管理装置30に事前情報を再入力するまで待機する(ステップS230)。出力制御部361は、ユーザーから事前情報の再入力を終了する操作を受け付けた場合、ユーザーが輸送管理装置30に事前情報を再入力したと判定し、ステップS210に遷移する。
一方、出力制御部361は、ユーザーにより入力された事前情報に修正が必要ではないと判定した場合(ステップS225−NO)、通信障害が発生している可能性が有るため、出力部35に通信障害が発生していることを通知する警報である通信障害警報を出力する(ステップS235)。そして、出力制御部361は、通信障害が回復するまで待機する(ステップS240)。出力制御部361は、例えば、通信障害が回復したことを示す操作をユーザーから受け付けた場合、通信障害が回復したと判定する。出力制御部361は、通信障害が回復したと判定した場合、ステップS210に遷移する。
一方、全ての容器管理装置10との通信が確立していると判定した場合(ステップS220−YES)、出力制御部361は、後述するステップS290における判定結果に応じて出力制御部361がLNGの鉄道輸送の管理を終了するまでの間において、全ての容器管理装置10を1つの塊として当該塊毎に、ステップS250〜ステップS290の処理を繰り返し行う(ステップS245)。以下では、1回目のステップS245の処理が開始された時刻を、輸送管理開始時刻TSと称して説明する。
通信制御部363は、輸送管理開始時刻TSから予め決められた各タイミング(例えば、当該タイミングは、5分おきのタイミングである。なお、当該タイミングは、5分より長い時間おきのタイミングであってもよく、5分より短い時間おきのタイミングであってもよい)を示す時刻Tから予め決められた時間間隔(例えば、当該時間間隔は、5分である。なお、当該時間間隔は、5分より長い時間であってもよく、5分より短い時間であってもよい)が経過するまでの間に、全ての容器管理装置10のそれぞれから容器情報RDを取得する。通信制御部363は、取得した容器情報RD毎に、容器情報RDと、当該容器情報RDを取得した時刻を示す時刻情報とを対応付けて記憶部32に記憶させる(ステップS250)。ここで、tは、輸送管理装置30が全ての容器管理装置10のそれぞれから容器情報RDの情報を取得した回数、すなわちステップS250の処理が行われた回数である輸送管理回数を表し、1、2、…、kと増加していく整数である。kは、正の整数であれば如何なる整数であってもよい。
次に、出力制御部361は、ステップS250において記憶部32に記憶させた容器情報RDのそれぞれ毎に、容器情報RDに基づいて、容器RVの状態のうち圧力に関する状態である圧力状態を判定する(ステップS255)。以下では、一例として、圧力状態が、正常状態、第1危険状態、第2危険状態の3つの状態に分けられる場合について説明する。なお、圧力状態は、複数の段階に分けられていない構成であってもよく、2つ、もしくは4つ以上の段階に分けられている構成であってもよい。また、当該3つの状態は、正常状態、第1危険状態、第2危険状態のうちの一部又は全部に代えて、他の状態を含む構成であってもよい。正常状態、第1危険状態、第2危険状態、及びステップS255の処理の詳細な流れについては後述する。
次に、出力制御部361は、輸送管理回数tが2以上であるか否かを判定する(ステップS260)。
出力制御部361は、輸送管理回数tが2以上であると判定した場合(ステップS260−YES)、障害発生判定処理を行う(ステップS265)。障害発生判定処理の流れの詳細については、後述する。そして、出力制御部361は、容器RVのそれぞれ毎に、容器RVの圧力が、容器RVが許容可能な限界の圧力である容器限界圧力まで到達する時刻である容器限界圧力到達時刻の算出を行う(ステップS270)。ステップS270における算出処理の流れの詳細については、後述する。ステップS270の処理が行われた後、出力制御部361は、ステップS275に遷移する。一方、出力制御部361は、輸送管理回数tが2未満であると判定した場合(ステップS260−NO)、ステップS275に遷移する。
ステップS275において、出力制御部361は、状態表示画像を生成する(ステップS275)。状態表示画像は、各容器RVの状態を示す情報(画像)である状態画像を含む画像である。そして、出力制御部361は、ステップS275において生成した状態表示画像を表示部351に表示させる(ステップS280)。ここで、図7を参照し、状態表示画像と、ステップS275〜ステップS280の処理のそれぞれについて説明する。
図7は、状態表示画像の一例を示す図である。図7に示した画像P1は、状態表示画像の一例である。図7に示した例では、画像P1には、領域RA1と、領域RA2と、領域RA3が含まれている。なお、画像P1は、領域RA2と領域RA3のいずれか一方又は両方を含まない構成であってもよく、領域RA2と領域RA3のいずれか一方又は両方に代えて、他の情報を含む構成であってもよく、領域RA1、領域RA2、領域RA3のそれぞれに加えて、他の情報を含む構成であってもよい。
領域RA1は、前述の状態画像を含む領域である。状態画像は、例えば、機関車LMの進行方向を示す矢印A1と、矢印A1が示す方向に進む機関車LMを示す機関車画像VLMと、機関車LMによって牽引されるn台のコンテナ貨車DCのそれぞれを示すコンテナ貨車画像VDCと、コンテナ貨車画像VDCのそれぞれに対応するn個のボタンBTとを含む画像である。ここで、図7では、m台目のコンテナ貨車DCであるコンテナ貨車DCmを示すコンテナ貨車画像VDCがコンテナ貨車画像VDCmとして示されている。なお、mは、前述の通り、1〜nのいずれかの整数である。また、図7では、コンテナ貨車画像VDCmに対応付けられたボタンBTがボタンBTmとして示されている。
出力制御部361は、記憶部32に予め記憶された識別情報及び対応情報を記憶部32から読み出す。出力制御部361は、読み出した識別情報及び対応情報に基づいて、n個のコンテナ貨車画像VDCのそれぞれを生成する。図7に示した例では、当該n個のコンテナ貨車画像VDCはそれぞれ、互いに形状が同じ長方形画像として表されている。なお、当該n個のコンテナ貨車画像VDCのうちの一部又は全部は、長方形以外の形状の画像であってもよく、互いに形状が異なる画像であってもよい。
出力制御部361は、あるタイミングで実行されたステップS275の処理において生成したn個のコンテナ貨車画像VDCそれぞれの表示状態を、各コンテナ貨車DCに載置されたタンクコンテナTCにおける容器RVの状態に応じた表示状態へと、当該タイミングよりも後のタイミングで実行されたステップS275の処理のそれぞれにおいて変化させる。
ここで、領域RA2には、容器RVの状態とコンテナ貨車画像VDCの表示状態との対応関係を示す画像が表示される領域である。当該表示状態は、例えば、コンテナ貨車画像VDCの色のことである。なお、当該表示状態は、色に変えて、形状、明滅パターン等の表示に関わる他の状態であってもよい。
図7に示した例では、容器RVの状態とコンテナ貨車画像VDCの表示状態との対応関係を示す画像は、互いに色の異なる3つの四角形によって示されている。また、当該例では、当該3つの四角形それぞれの色の違いを、四角形の内側の領域のハッチングの違いによって表している。すなわち、当該例では、四角形Lv0は、正常状態に応じたコンテナ貨車画像VDCの表示状態を示している。また、当該例では、四角形Lv1は、第1危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDCの表示状態を示している。また、当該例では、四角形Lv2は、第2危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDCの表示状態を示している。
n個のコンテナ貨車画像VDCを生成した後、出力制御部361は、生成したコンテナ貨車画像VDCを、領域RA1に配置する。この際、出力制御部361は、記憶部32から読み出した識別情報及び対応情報に基づいて、鉄道車両TRにおける機関車LMからのコンテナ貨車DC1〜コンテナ貨車DCnの並び順を再現するように、生成したn個のコンテナ貨車画像VDCのそれぞれを領域RA1に配置する。これにより、出力制御部361は、例えば、先頭である機関車LMから、コンテナ貨車DC1、コンテナ貨車DC2、コンテナ貨車DC3の順に3つのコンテナ貨車DCが並んでいた場合、領域RA1では、矢印A1が示す方向と反対方向に向かって機関車画像VLM、コンテナ貨車画像VDC1、コンテナ貨車画像VDC2、コンテナ貨車画像VDC3の順に機関車画像VLM、コンテナ貨車画像VDC1、コンテナ貨車画像VDC2、コンテナ貨車画像VDC3のそれぞれを配置することができる。すなわち、コンテナ貨車画像VDCのそれぞれは、鉄道車両TRにおける各コンテナ貨車DCの位置を示すコンテナ貨車位置情報の一例である。
また、出力制御部361は、m号車のコンテナ貨車DCであるコンテナ貨車DCmを示すコンテナ貨車画像VDCmを領域RA1に配置する際、コンテナ貨車画像VDCmとともにコンテナ貨車画像VDCmに対応付けられたボタンBTmを配置する。図7に示した例では、ボタンBTmは、領域RA1内においてコンテナ貨車画像VDCmの下側に配置されている。なお、ボタンBTmは、領域RA1内において、コンテナ貨車画像VDCmに応じた他の位置に配置される構成であってもよい。
ボタンBTmは、容器RVmに関する容器情報RDmを領域RA3に表示させるボタンである。ユーザーがボタンBTmをクリックした場合、出力制御部361は、容器RVmに取り付けられた容器管理装置10−mから容器情報RDmを取得する。そして、出力制御部361は、取得した容器情報RDm、ステップS265の処理における判定結果、ステップS270の処理における算出結果に基づいて、容器情報RDmに含まれる圧力情報が示す圧力、容器情報RDmに含まれる液面情報が示す高さであって容器RVm内におけるLNGの液面の高さ、容器情報RDmに含まれる位置情報が示す位置であって容器RVmの現在位置、容器情報RDmを取得した時刻を示す時刻情報、容器RVmの障害発生の有無(以下、容器RVmの容器障害発生有無と称する)、容器RVmの容器限界圧力到達時刻のそれぞれのうち少なくとも当該圧力を含む情報を領域RA3に表示させる。図8は、ボタンBT2がクリックされた場合の画像P1の一例を示す図である。図8に示した例では、出力制御部361は、当該場合、当該時刻情報、容器管理装置10−mの識別情報、当該圧力、当該液面の高さ、当該現在位置、当該容器障害発生有無、当該容器限界圧力到達時刻のそれぞれを含む情報を領域RA3に表示させている。なお、出力制御部361は、例えば、領域RA3に容器情報RDmが表示されている状態において、ボタンBTmがクリックされた場合、領域RA3に表示されている容器情報RDmを削除し、容器情報RDmが表示される前に領域RA3に表示されていた画像を領域RA3に表示させる。
図7に戻る。領域RA3は、容器情報RDmが表示されていない場合において、路線図が表示される領域である。当該路線図は、鉄道車両TRが走行する路線を示す図である。図7に示した画像RMは、領域RA3に表示される路線図の一例である。画像RM内における四角形は、機関車LMと機関車LMによって牽引される各コンテナ貨車DCが停車可能な駅を示す。また、画像RM内には、当該路線図における位置であって機関車LMの現在位置に対応する位置に、機関車LMの現在位置を示す画像が表示される。図7に示した画像PSは、当該画像の一例である。また、画像PS内の領域に表示された矢印A2は、機関車LMの進行方向を示す。
出力制御部361は、例えば、記憶部32に予め記憶された当該路線図を示す路線図情報であって各駅に保管された装置の一覧を示す情報を含む路線図情報を記憶部32から読み出す。また、出力制御部361は、最も機関車LMに近いコンテナ貨車DCに載置された容器RVに取り付けられた容器管理装置10から、当該容器管理装置10の現在位置を示す位置情報を取得する。出力制御部361は、取得した当該位置情報が示す現在位置を特定する。出力制御部361は、読み出した当該路線図情報と、特定した当該現在位置とに基づいて、領域RA3に表示させる路線図と、画像PSとを生成する。そして、出力制御部361は、生成した路線図を領域RA3に配置する。出力制御部361は、領域RA3に配置した路線図の上に、生成した画像PSを重ねて配置する。なお、出力制御部361には、路線図内における位置と、当該位置情報が示す現在位置との対応関係のキャリブレーションが予め行われている。また、出力制御部361は、領域RA3に路線図が表示されている間において、予め決められた更新時間が経過する毎に、領域RA3に表示された路線図の更新を行う。
図6に戻る。ステップS280の処理が行われた後、出力制御部361は、全ての容器管理装置10との通信を確立しているか否かを判定する(ステップS285)。
出力制御部361は、全ての容器管理装置10との通信が確立していないと判定した場合(ステップS285−NO)、ステップS225に遷移する。一方、出力制御部361は、全ての容器管理装置10との通信が確立していると判定した場合(ステップS285−YES)、輸送管理装置30が管理終了操作をユーザーから受け付けたか否かを判定する(ステップS290)。管理終了操作は、輸送管理装置30が図6に示したフローチャートの処理を輸送管理装置30に終了させる操作のことである。輸送管理装置30が管理終了操作をユーザーから受け付けたと判定した場合(ステップS290−YES)、出力制御部361は、処理を終了する。一方、輸送管理装置30が管理終了操作をユーザーから受け付けていないと判定した場合(ステップS290−NO)、出力制御部361は、ステップS245に遷移し、次の繰り返し処理であってステップS250〜ステップS290の処理を開始し始める。
次に、ステップS280の処理を、容器情報RD2を例に挙げてより具体的に説明する。ステップS280において出力制御部361は、容器情報RD2に基づいて、容器情報RD2の送信元である容器管理装置10−2が取り付けられた容器RV2を備えるタンクコンテナTC2が載置されたコンテナ貨車DC2を示すコンテナ貨車画像VDC2の表示状態を更新する。
出力制御部361は、容器情報RD2に基づいて、コンテナ貨車画像VDC2を生成する。より具体的には、出力制御部361は、容器情報RD2と、前述の3つの段階に分けられた状態であって容器RV2の状態のそれぞれに応じた条件とに基づいて、コンテナ貨車画像VDC2を生成する。なお、ステップS280において出力制御部361は、容器情報RD2と、容器RV2のある状態(すなわち、1つの状態)に応じた条件とに基づいて、コンテナ貨車画像VDC2を生成する構成であってもよい。
正常状態は、予め決められた条件である正常条件を容器情報RDmが満たす場合における容器RVmの状態のことである。正常条件は、正常状態に応じた条件である。具体的には、正常条件は、容器RVmに関する容器情報に含まれる圧力情報が示す圧力が第1圧力閾値TP1未満であることである。ここで、第1圧力閾値TP1は、例えば、0.36MPaである。なお、第1圧力閾値TP1は、0.36MPaよりも低い圧力であってもよく、0.36MPaよりも高い圧力であってもよい。
第1危険状態は、予め決められた条件である第1危険条件を容器情報RDmが満たす場合における容器RVmの状態のことである。第1危険条件は、第1危険状態に応じた条件である。具体的には、第1危険条件は、容器情報RDmに含まれる圧力情報が示す圧力が第1圧力閾値TP1以上第2圧力閾値TP2未満であることである。ここで、第2圧力閾値TP2は、第1圧力閾値TP1よりも高い圧力であり、容器RVmが許容可能な最大圧力よりも低い圧力であれば、如何なる圧力であってもよく、例えば、0.48MPaである。以下では、一例として、第2圧力閾値TP2が、容器RVm内の圧力のうち容器RVmの安全弁が開き始める圧力である場合について説明する。なお、第2圧力閾値TP2は、0.48MPaより低い圧力であってもよく、0.48MPaより高い圧力であってもよい。
第2危険状態は、予め決められた条件である第2危険条件を容器情報RDmが満たす場合における容器RVmの状態のことである。第2危険条件は、第2危険状態に応じた条件である。具体的には、第2危険条件は、容器情報RDmに含まれる圧力情報が示す圧力が第2圧力閾値TP2以上であることである。
なお、正常状態、第1危険状態、第2危険状態のそれぞれは、正常状態、第1危険状態、第2危険状態の順に危険度が高い。また、正常状態に応じた条件、第1危険状態に応じた条件、第2危険状態に応じた条件のそれぞれは、出力条件の一例である。
次に、図9を参照し、ステップS255の処理を、容器情報RD2を例に挙げてより具体的に説明する。ステップS255において出力制御部361は、前述した通り、容器情報RD2と、正常条件と、第1危険条件と、第2危険条件とのそれぞれに基づいて、現在の容器RV2の状態が、正常状態、第1危険状態、第2危険状態のいずれに該当するかを判定する。図9は、ステップS255における判定処理の流れの一例を示す図である。
出力制御部361は、容器RV2の圧力が第2圧力閾値TP2以上か否かを判定する(ステップS310)。出力制御部361は、当該圧力が第2圧力閾値TP2以上であると判定した場合(ステップS310−YES)、容器RV2の圧力状態が第2危険状態であると判定し(ステップS330)、処理を終了する。
一方、出力制御部361は、容器RV2の圧力が第2圧力閾値TP2未満であると判定した場合(ステップS310−NO)、当該圧力が第1圧力閾値TP1以上であるか否かを判定する(ステップS320)。出力制御部361は、当該圧力が第1圧力閾値TP1以上であると判定した場合(ステップS320−YES)、容器RV2の圧力状態が第1危険状態にあると判定し(ステップS340)、処理を終了する。一方、出力制御部361は、当該圧力が第1圧力閾値TP1未満であると判定した場合(ステップS320−NO)、容器RV2の圧力状態が正常状態にあると判定し(ステップS350)、処理を終了する。
次に、ステップS275の処理を、容器情報RD2を例に挙げてより具体的に説明する。ステップS275において出力制御部361は、ステップS255における判定結果に応じて、現在の容器RV2の状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2を生成する。すなわち、出力制御部361は、容器RV2の状態が正常状態であると判定した場合、正常状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2を生成する。また、出力制御部361は、容器RV2の状態が第1危険状態であると判定した場合、第1危険状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2を生成する。第1危険状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2は、警告情報の一例である。また、出力制御部361は、容器RV2の状態が第2危険状態であると判定した場合、第2危険状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2を生成する。第2危険状態に応じた表示状態のコンテナ貨車画像VDC2は、警告情報の一例である。
出力制御部361は、新たに生成したコンテナ貨車画像VDC2を、領域RA1において現在までコンテナ貨車画像VDC2が配置されていた位置に配置し直す。図10は、第1危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDC2が表示された状態表示画像P1の一例を示す図である。すなわち、図10に示した例は、出力制御部361が、ステップS255において容器RV2の圧力状態を第1危険状態であると判定した場合における状態表示画像P1の一例である。また、図11は、第2危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDC2が表示された状態表示画像P1の一例を示す図である。なお、図11では、状態表示画像P1には、第1危険状態に応じたコンテナ貨車画像VDC1も表示されている。すなわち、図11に示した例は、出力制御部361が、ステップS255において容器RV2の圧力状態を第2危険状態であると判定した場合であり、且つ、ステップS255において容器RV1の圧力状態を第1危険状態であると判定した場合における状態表示画像P1の一例である。このように、ステップS280において出力制御部361は、コンテナ貨車画像VDCの表示を行う。
ここで、出力制御部361は、第1危険状態及び第2危険状態に応じた警告音を音出力部353に出力させる構成であってもよい。この場合、出力制御部361は、第1危険状態の危険度よりも高い危険度の第2危険状態に応じた警告音を優先的に音出力部353に出力させる。
なお、ステップS280において出力制御部361は、例えば、ある容器管理装置10から容器情報RDを直近のステップS250において受信したタイミングから予め決められた時間である判定時間が経過するまでの間に、当該容器管理装置10から次の容器情報RDが受信されない場合、当該容器管理装置10が取り付けられた容器RVを備えるタンクコンテナTCが載置されたコンテナ貨車DCを示すコンテナ貨車画像VDCを、領域RA1から削除する構成であってもよく、当該コンテナ貨車画像VDCの表示状態を、当該コンテナ貨車DCの機関車LMとの連結が外されたことを表す表示状態に変更する構成であってもよい。判定時間は、例えば、10分である。なお、判定時間は、10分より短い時間であってもよく、10分より長い時間であってもよい。
次に、図12を参照し、ステップS270における出力制御部361による容器限界圧力到達時刻の算出処理について具体的に説明する。図12は、ステップS270における出力制御部361による容器限界圧力到達時刻の算出処理の流れの一例を示す図である。以下では、一例として、容器限界圧力が0.6MPaの場合について説明する。なお、容器限界圧力は、0.6MPaより低い圧力であってもよく、0.6MPaより高い圧力であってもよい。以下では、説明の便宜上、容器限界圧力をPmaxと書き表す。
出力制御部361は、輸送管理開始時刻TSから各時刻Tまでの圧力変化率を示すグラフを生成する(ステップS520)。ここで、図13は、輸送管理開始時刻TSから各時刻Tまでの圧力変化率を示すグラフの一例を示す図である。ここで、当該グラフは、時刻変化に伴う容器RVの圧力の変化を表すグラフのことである。図13に示したグラフでは、横軸が時刻を示す。また、当該グラフでは、縦軸が圧力を示す。時刻Tのときの容器RVの圧力がPである。当該グラフは、輸送管理開始時刻TSから時刻Tまでの圧力Pの変化をプロットしたグラフである。図13は、当該グラフの表示例である。当該グラフに示したPは、輸送管理開始時刻TSにおける容器RVの圧力を示す。
次に、出力制御部361は、各時刻Tのそれぞれ毎に、時刻Tから見て時刻Tを含む直前(又は直後)の3つの時刻(Tt−2、Tt−1、T)と、当該3つの時刻それぞれにおける容器RVの圧力(Pt−2、Pt−1、P)に基づく直線を何らかの近似法によって算出する(ステップS530)。当該近似法は、例えば、最小二乗法であるが、他の直線近似法であってもよく、直線近似法に代えて、曲線近似法であってもよい。出力制御部361は、当該直線におけるY軸の値がPmaxに到達すること、又は当該直線におけるX軸の値がTに到達することのいずれかの条件が満たされるまで時刻Tよりも後の時刻まで延伸させる(ステップS540)。ここで、Tは、LNGの鉄道輸送が終了した時刻を示している。次に、出力制御部361は、延伸させた当該直線におけるX軸の値がTに到達するよりも先に、延伸させた当該直線におけるY軸の値がPmaxに到達するか否かを判定する(ステップS550)。延伸させた当該直線におけるX軸の値がTに到達するよりも先に、延伸させた当該直線におけるY軸の値がPmaxに到達しないと判定した場合、(ステップS550−NO)、LNGの鉄道輸送の期間中に容器RVの圧力がPmaxに到達しないことが予想されるため、容器RVが正常状態にあると判定し(ステップS570)、処理を終了する。一方、出力制御部361は、延伸させた当該直線におけるX軸の値がTに到達するよりも先に、延伸させた当該直線におけるY軸の値がPmaxに到達すると判定した場合(ステップS550−YES)、容器RVの圧力が容器限界圧力に到達する予想時刻Tmaxを算出する(ステップS555)。そして、出力制御部361は、予想時刻Tmaxと時刻Tの差分を算出し、容器RVの圧力がPmaxに到達するまでの予想時間を算出し(ステップS560)、処理を終了する。
容器RVの圧力がLNGの鉄道輸送の期間中にPmaxに到達することが予想される場合、出力制御部361は、例えば、図8における貨車VDCmのボタンBTmを押すことによって領域RA2に予想時刻Tmaxを表示することができる。
出力制御部361は、例えば、図13に示したグラフを、図7における貨車VDCmのボタンBTmの2度押しする方法、又はボタンBTmと異なる図示していないボタンを押下する方法によって状態表示画像P1内のいずれかの領域(RA1〜RA3)に表示させることができる構成であってもよい。
なお、出力制御部361は、各コンテナ貨車画像VDCに対応するグラフであって図13に示したグラフのうちの一部又は全部を1つの画面に表示させることが可能な構成であってもよい。この場合、輸送管理装置30は、時刻変化に対する容器RVの圧力の変化特性を容器RV毎にユーザーに比較させることができ、その結果、例えば、容器RVの圧力上昇が早い容器RVからのLNGの排出を現在位置に近い鉄道駅において行う等の運用の安全性向上のための処置をユーザーに行わせることができる。
また、出力制御部361は、LNGの鉄道輸送毎のコンテナ貨車画像VDCmに対応するグラフの一部又は全部を1つの画面に表示させることが可能な構成であってもよい。この場合、輸送管理装置30は、容器RVmの時系列に応じた圧力の変化特性をユーザーに比較させることができ、その結果、例えば、直近の容器RVmの使用において容器RVmの圧力の変化率が一定の傾き以上に上昇していることがグラフより認識される場合、真空引き等のメンテナンスの実施等のメンテナンス性を向上させる処置をユーザーに行わせることができる。
次に、図14を参照し、図6のステップS265における障害発生判定処理の詳細な流れについて具体的に説明する。図14は、図6のステップS265における障害発生判定処理の流れの一例を示す図である。
出力制御装置361は、図13に示したグラフに基づいて、時刻T毎に、時刻Tにおいて、点(Tt−2、Pt−2)と点(Tt−1、Pt−1)とを結ぶ直線Lt−1の傾きAt−1と、点(Tt−1、Pt−1)と点(T、P)を結ぶ直線Lの傾きAとのそれぞれを算出する(ステップS420、ステップS430)。すなわち、出力制御部361は、ステップS420の処理とステップS430の処理とを並列に行う。なお、出力制御部361は、ステップS420の処理とステップS430の処理とを順に行う構成であってもよい。
ステップS420及びステップS430の処理が行われた後、出力制御装置361は、図13に示した直線Lの傾きAが予め決められた閾値B未満であるか否かを判定する(ステップS435)。傾きAが閾値B以上である場合、容器RVは、圧力の異常上昇等の異常が生じている可能性が高い。閾値Bは、例えば、0.1(MPa/分)である。なお、閾値Bは、0.1(MPa/分)より大きくてもよく、0.1(MPa/分)より小さくてもよい。出力制御部361は、直線Lの傾きAが閾値B以上であると判定した場合(ステップS435−NO)、容器RVの状態が障害発生状態であると判定し(ステップS470)、処理を終了する。ここで、障害発生状態は、容器RVの状態のうち、傾きAが閾値B以上である状態であること(すなわち、容器RVに破損等の異常が生じている可能性が高い状態であること)を示す。一方、出力制御部361は、直線Lの傾きAが閾値B未満であると判定した場合(ステップS435−YES)、直線Lt−1の傾きAt−1と直線Lの傾きAとの差分を算出する(ステップS440)。
次に、出力制御部361は、ステップS440において算出した差分が予め決められた閾値α未満であるか否かを判定する(ステップS450)。閾値αは、例えば、0.05(MPa/分)である。なお、閾値αは、0.05(MPa/分)より大きくてもよく、0.05(MPa/分)より小さくてもよい。出力制御部361は、当該差分が閾値α未満であると判定した場合(ステップS450−YES)、容器RVの圧力状態が正常状態であると判定し(ステップS460)、処理を終了する。一方、出力制御部361は、当該差分が閾値α以上であると判定した場合(ステップS450−NO)、容器RVの圧力状態が障害発生状態と判定し(ステップS470)、処理を終了する。なお、出力制御部361は、容器RVの圧力状態が障害発生状態にあると判定した場合、画像又は音声により警報を出力する構成であってもよい。
このように、輸送管理装置30は、容器管理装置10−mから容器情報RDmを受信し、受信した容器情報RDmに応じたコンテナ貨車画像VDCmを警告情報として表示部351に表示させる。ここで、上記において説明した処理(すなわち、図6に示した処理)では、輸送管理装置30は、容器情報RDmのうちの圧力情報に応じてコンテナ貨車画像VDCmの表示状態を変化させるため、容器RVm内の圧力上昇による安全弁からのLNGの放出リスクの早期発見、当該放出による爆発リスクの早期発見等の効果をユーザーに提供することができる。また、輸送管理装置30は、容器情報RDmのうちの位置情報に応じた位置にコンテナ貨車画像VDCmを表示させるため、容器RVmが盗難にあった場合や、容器RVmが誤配送されたり回収されずに放置されたりした場合でも、容器RVmを早期に発見することができる。そのような不明容器の早期発見は、気化ガスの緊急放散及びそれに伴う爆発などの不慮の事故を防止することができる。
なお、上記において説明した輸送管理装置30が輸送管理装置30−2のようなモバイル端末(この一例において、タブレットPC)であった場合、輸送管理装置30は、輸送管理装置30が有する撮像部(すなわち、カメラ)によって1以上の容器管理装置10のそれぞれを撮像することにより、拡張現実等の処理を用いて、撮像した容器管理装置10が取り付けられた容器RVの状態を表示部351に表示する構成であってもよい。
また、上記において説明した状態表示画像(この一例において、画像P1)の構成は、あくまでも一例に過ぎず、他の構成であってもよい。
また、容器情報検出部13が、液面検出部133と、位置検出部137とのうちのいずれか一方のみを圧力検出部131とともに備える構成である場合、容器情報には、当該一方により検出された情報と、圧力検出部131により検出された圧力情報とが含まれる。
以上のように、輸送管理システム1は、容器管理装置(この一例において、容器管理装置10)と、容器管理装置と通信を行う輸送管理装置(この一例において、輸送管理装置30)とを備えた輸送管理システム1であって、容器管理装置は、コンテナ貨車(この一例において、コンテナ貨車DC)に載置可能なタンクコンテナ(この一例において、タンクコンテナTC)であって液化天然ガスを収容可能な容器(この一例において、容器RV)と容器を収容する枠体(この一例において、FM)とを備えるタンクコンテナの当該容器に関する容器情報(この一例において、容器情報RD)を検出する容器情報検出部(この一例において、容器情報検出部13)と、容器情報検出部が検出した容器情報を輸送管理装置に送信する容器管理装置側通信部(この一例において、通信部14)と、を備え、輸送管理装置は、容器管理装置から容器情報を受信する輸送管理装置側通信部(この一例において、通信部34)と、容器管理装置から受信した容器情報に応じた警告情報(この一例において、第1危険状態、第2危険状態のそれぞれに応じたコンテナ貨車画像VDC、第1危険状態、第2危険状態のそれぞれに応じた警告音)を出力部(この一例において、出力部35)に出力させる出力制御部(この一例において、出力制御部361)と、を備える。これにより、輸送管理システム1は、タンクコンテナが備える容器に関する容器情報に応じた警告情報を出力することができる。
また、輸送管理システム1では、出力部には、表示部(この一例において、表示部351)が含まれ、表示部には、コンテナ貨車の位置を示す情報であるコンテナ貨車位置情報(この一例において、コンテナ貨車画像VDC)が表示され、出力制御部は、容器管理装置から受信した容器情報に応じて、表示部に表示されたコンテナ貨車位置情報に基づいて(例えば、記憶部32に記憶された路線図情報が示す路線図より直線距離にして50m(当該直線距離は、50mより長い距離であってもよく、50mより短い距離であってもよい)以上移動した場合)警告情報として表示部に表示させる。これにより、輸送管理システム1は、表示部に表示されたコンテナ貨車位置情報の表示状態を変更させた情報である警告情報に基づいて、ユーザーに対してタンクコンテナが備える容器の状態を視覚的に報せることができる。
また、輸送管理システム1では、コンテナ貨車は、複数の貨車を牽引する機関車(この一例において、機関車LM)によって牽引される貨車のうちの1つであり、コンテナ貨車位置情報は、機関車により牽引される複数の貨車の中におけるコンテナ貨車の位置を示す情報である。これにより、輸送管理システム1は、機関車により牽引される複数の貨車の中におけるコンテナ貨車の位置を示すコンテナ貨車位置情報に基づいて、タンクコンテナが備える容器の状態をユーザーが誤認してしまうことを抑制することができる。
また、輸送管理システム1では、出力部には、音出力部(この一例において、音出力部353)が含まれ、出力制御部は、音出力部に出力させる警告音を警告情報として音出力部に出力させる。これにより、輸送管理システム1は、音出力部に出力させた警告音に基づいて、タンクコンテナが備える容器の状態をユーザーに報せることができる。
また、輸送管理システム1では、出力制御部は、輸送管理装置が受信した容器情報と予め決められた複数の出力条件(この一例において、正常状態に応じた条件、第1危険状態に応じた条件、第2危険状態に応じた条件)との関係に応じて、出力部に出力する警告情報を段階的に変化させる。これにより、輸送管理システム1は、段階的に変化する警告情報に基づいて、タンクコンテナが備える容器の状態を段階的にユーザーに報せることができる。
また、輸送管理システム1では、容器情報検出部には、容器内の圧力を検出する圧力検出部(この一例において、圧力検出部131)が含まれ、容器情報には、圧力検出部が検出した圧力を示す圧力情報が含まれる。これにより、輸送管理システム1は、タンクコンテナが備える容器内の圧力に応じた警告情報を出力することができる。
また、輸送管理システム1では、容器情報検出部には、容器の現在位置を検出する位置検出部(この一例において、位置検出部137)が含まれ、容器情報には、位置検出部が検出した現在位置を示す位置情報が含まれる。これにより、輸送管理システム1は、位置検出部137が検出した現在位置に基づいて、タンクコンテナが備える容器の現在位置に応じた警告情報を出力することができる。
また、輸送管理システム1では、容器管理装置側通信部と輸送管理装置側通信部とは、携帯電話通信網又は軌道回路通信網の少なくとも一方によって通信を行う。これにより、輸送管理システム1は、携帯電話通信網又は軌道回路通信網の少なくとも一方によって通信を行う容器管理装置側通信部と輸送管理装置側通信部とに基づいて、タンクコンテナが備える容器に関する容器情報に応じた警告情報を出力することができる。
また、輸送管理システム1では、容器管理装置が有する部位のうちの少なくとも一部は、太陽光発電によって発電された電力により駆動される。これにより、輸送管理システム1は、太陽光発電によって発電された電力により駆動される容器情報検出部により検出された容器情報に応じた警告情報を出力することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、容器管理装置10、輸送管理装置30)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューターが読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューターが読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューターが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 輸送管理システム
1−2 輸送管理システム
10、10−1、10−2、10−3、10−m 容器管理装置
12、32 記憶部
13 容器情報検出部
14、34 通信部
16、36 制御部
30、30−1、30−2 輸送管理装置
33 入力受付部
35 出力部
131 圧力検出部
133 液面検出部
137 位置検出部
161 検出制御部
163 通信制御部
351 表示部
353 音出力部
361 出力制御部
363 通信制御部

Claims (9)

  1. 容器管理装置と、前記容器管理装置と通信を行う輸送管理装置とを備えた輸送管理システムであって、
    前記容器管理装置は、
    複数のコンテナ貨車のそれぞれに載置可能なタンクコンテナであって液化天然ガスを収容可能な容器と前記容器を収容する枠体とを備える前記タンクコンテナの前記容器に関する容器情報を検出する容器情報検出部と、
    前記容器情報検出部が検出した前記容器情報を前記輸送管理装置に送信する容器管理装置側通信部と、
    を備え、
    前記輸送管理装置は、
    前記容器管理装置から前記容器情報を受信する輸送管理装置側通信部と、
    前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じた警告情報を表示部に表示させる出力制御部と、
    を備え、
    前記表示部には、前記コンテナ貨車の位置を示す情報であるコンテナ貨車位置情報が表示され、
    前記出力制御部は、前記複数の前記コンテナ貨車のそれぞれを示すコンテナ貨車画像を生成し、生成した前記複数の前記コンテナ貨車画像を、前記複数の前記コンテナ貨車の並び順を再現するように配置した画像を、前記複数の前記コンテナ貨車が進行する進行方向を示す情報とともに前記表示部に表示し、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じて、前記表示部に表示された前記コンテナ貨車位置情報の表示状態を変更させた情報を前記警告情報として前記表示部に表示させる、
    輸送管理システム。
  2. 前記出力部には、音出力部が含まれ、
    前記出力制御部は、前記音出力部に出力させる警告音を前記警告情報として前記音出力部に出力させる、
    請求項1に記載の輸送管理システム。
  3. 前記出力制御部は、前記輸送管理装置が受信した前記容器情報と予め決められた複数の出力条件との関係に応じて、前記出力部に出力する前記警告情報を段階的に変化させる、
    請求項1又は2に記載の輸送管理システム。
  4. 前記容器情報検出部には、前記容器内の圧力を検出する圧力検出部が含まれ、
    前記容器情報には、前記圧力検出部が検出した前記圧力を示す圧力情報が含まれる、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の輸送管理システム。
  5. 前記容器情報検出部には、前記容器の現在位置を検出する位置検出部が含まれ、
    前記容器情報には、前記位置検出部が検出した前記現在位置を示す位置情報が含まれる、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の輸送管理システム。
  6. 前記容器管理装置側通信部と前記輸送管理装置側通信部とは、携帯電話通信網又は軌道回路通信網の少なくとも一方によって通信を行う、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の輸送管理システム。
  7. 前記容器管理装置が有する部位のうちの少なくとも一部は、太陽光発電によって発電された電力により駆動される、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載の輸送管理システム。
  8. 複数のコンテナ貨車のそれぞれに載置可能なタンクコンテナであって液化天然ガスを収容可能な容器と前記容器を収容する枠体とを備える前記タンクコンテナの前記容器に関する容器情報を検出する容器情報検出部と、前記容器情報検出部が検出した前記容器情報を送信する容器管理装置側通信部とを備える容器管理装置と通信を行う輸送管理装置であって、
    前記容器管理装置側通信部から前記容器情報を受信する輸送管理装置側通信部と、
    前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じた警告情報を表示部に表示させる出力制御部と、
    を備え
    前記表示部には、前記コンテナ貨車の位置を示す情報であるコンテナ貨車位置情報が表示され、
    前記出力制御部は、前記複数の前記コンテナ貨車のそれぞれを示すコンテナ貨車画像を生成し、生成した前記複数の前記コンテナ貨車画像を、前記複数の前記コンテナ貨車の並び順を再現するように配置した画像を、前記複数の前記コンテナ貨車が進行する進行方向を示す情報とともに前記表示部に表示し、前記容器管理装置から受信した前記容器情報に応じて、前記表示部に表示された前記コンテナ貨車位置情報の表示状態を変更させた情報を前記警告情報として前記表示部に表示させる、
    輸送管理装置。
  9. 前記出力制御部は、
    前記容器情報に基づいて、時刻変化に伴う前記容器の圧力の変化を表すグラフを生成し、生成した前記グラフを前記出力部のうちの画像を表示する表示部に表示させる、
    請求項に記載の輸送管理装置。
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