JP2019128878A - 冷凍品配送解凍システム、その配送先端末装置、サーバ装置、冷凍品配送解凍方法 - Google Patents

冷凍品配送解凍システム、その配送先端末装置、サーバ装置、冷凍品配送解凍方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配送先において冷凍品の解凍時間を短縮することができると共に適切に解凍できるようにする。【解決手段】出荷元において冷凍調理品9に付すRFIDシール8に、RFID書込ハンディ端末1によって適正解凍時間や解凍方法等を書き込む。その後、出荷バースの出荷ゲート5を冷凍調理品9が通過する際に、RFIDシール8の記憶データに解凍開始時間を加えて出荷データとしてクラウドサーバ7に送信して記憶させる。出荷先ではRFID読取ハンディ端末2によって、RFIDシール8の記憶データやクラウドサーバ7の記憶データを取得してこれらに基づいて解凍残り時間を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍品の配送・解凍方法に関する。
現在、食料品などの配送サービスでは、常温輸送、冷蔵輸送、冷凍輸送などを行っている。食料品等を輸送する車両(トラック等)のコンテナとして、通常のコンテナ、冷蔵コンテナ、冷凍コンテナ等が用意されている。食料品は、常温、要冷蔵、要冷凍など、保存方法が指定される。冷凍食品であれば要冷凍となり、冷凍コンテナのトラックで輸送されることになる。要冷蔵の食品であれば、冷蔵コンテナのトラックで輸送されることになる。この様に、食品をトラック等で輸送する際には、常温輸送、冷蔵輸送、冷凍輸送など、その食品に応じた一定の温度範囲に保ちながら輸送していた。
特許文献1に記載の発明では、輸送される物品の一つ一つに装着された電子タグが、その物品の温度である品温と時刻とを記録し続けるとともに、第1及び第2条件情報の示す劣化条件の何れかに適合するかを判別するように、流通管理システムを構成する。
また、特許文献2には従来技術として、監視対象食品の輸送中における温度変化の履歴を検出し、その検出データを輸送車内のデータ処理装置に無線送信することにより、データ処理装置においてリアルタイムで食品の状態を監視することが可能であることが開示されている。
特開2004−217426号公報 特開2004−323169号公報
ここで、冷凍食品の場合、上記のように冷凍コンテナのトラックによって配送先の店舗等へと配送されることになる。当然、冷凍状態を保ったままで配送されることになる。これより、配送先では、冷凍食品を受け取った後、直ちに使用(調理したり店頭に並べるなど)出来ずに、まず解凍する必要がある場合もある。物によっては解凍に時間が掛かる場合がある。
本発明の課題は、配送先において冷凍品の解凍に掛かる時間を短縮することができると共に適切に解凍できるようにする冷凍品配送解凍システム、その配送先端末装置、サーバ装置、冷凍品配送解凍方法等を提供することである。
本発明の冷凍品配送解凍システムは、例えば下記の構成を有する。
・冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部を有する第1端末;
・出荷される任意の前記冷凍品に付与される前記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として前記タグ識別情報と共にサーバ装置に送信して記憶させる出荷情報管理部を有する第2端末;
・前記冷凍品の配送先に備えられ、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記タグ識別情報を読み出すデータ読出部と、該タグ識別情報を用いて前記サーバ装置から該当する前記解凍開始時間を取得して、前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める解凍時間算出部とを有する第3端末。
本発明の冷凍品配送解凍システム、その配送先端末装置、サーバ装置、冷凍品配送解凍方法等によれば、配送先において冷凍品の解凍に掛かる時間を短縮することができると共に、適切に解凍できるようになる。
本例の冷凍品配送解凍システムの構成図である。 (a)(b)はデータ構成図(その1)である。 (a)(b)はデータ構成図(その2)である。 (a)(b)は出荷ゲートの処理フローチャート図である。 配送後の処理フローチャート図(その1)である。 配送後の処理フローチャート図(その2)である。 配送後の処理フローチャート図(その3)である。 (a)(b)は、本例の冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その1)(その2)である。 本例の冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その3)である。 各端末/装置のハードウェア構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本例の冷凍品配送解凍システムの構成図である。
本手法は、冷凍品を輸送中に意図的に解凍開始させることを、基本的な技術思想とする。そのうえで、配送先において「残りの解凍時間」(解凍残り時間)が分かるようにすることで、配送先で解凍に要する時間を短縮できると共に適切な解凍が行われるようにできる。
本例の冷凍品配送解凍システムを構成する各種装置は、冷凍品の配送元(出荷元)に設けられるRFID書込ハンディ端末1、冷凍品の配送先(出荷先)に設けられるRFID読取ハンディ端末2、任意の荷物を輸送するトラック10内に設けられるトラック内設置用ゲートウェイ3と各種センサ4、出荷バースに設けられる出荷ゲート5、クラウドサーバ7等である。トラック内設置用ゲートウェイ3と出荷ゲート5とRFID読取ハンディ端末2は、基本的には、インターネット回線6を介して、クラウドサーバ7と通信可能となっているが、この例に限らない。
RFID書込ハンディ端末1、RFID読取ハンディ端末2、トラック内設置用ゲートウェイ3、出荷ゲート5、クラウドサーバ7の各端末/装置は、特に図示しないが、CPU等の演算プロセッサ、メモリ等の記憶部を有している。そして、これら各端末/装置それぞれの記憶部には、予め所定のアプリケーションプログラムが記憶されている。各端末/装置それぞれの演算プロセッサは、自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、後述する各種処理機能を実現する。
すなわち、RFID書込ハンディ端末1は、そのCPUが自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば後述する図8、図9のデータ書込部111,141,181等の処理機能を実現する。RFID読取ハンディ端末2は、そのCPUが自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば後述する図8、図9のデータ読出部131,161,201、解凍時間算出部132、202、要求部162等の処理機能や図5、図6、図7に示すフローチャートの処理を実現する。出荷ゲート5は、そのCPUが自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば後述する図8、図9の出荷情報管理部121,151,191等の処理機能や、図4(a)(b)に示すフローチャートの処理を実現する。クラウドサーバ7は、そのCPUが自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、例えば後述する図8(b)の解凍時間算出部171の処理機能や、図5、図6に示すフローチャートの処理を実現する。トラック内設置用ゲートウェイ3は、そのCPUが自己の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムを実行することで、後述する不図示の処理機能を実現する。
尚、出荷ゲート5の機能を、例えば各トラック10に備えられる不図示のRFIDリーダ/ライタが備える形態としても構わないし、他の構成であっても構わない。現在時刻を解凍開始時間と見做せる場所で、解凍開始時間を、後述するRFIDシール8に書き込んだり、クラウドサーバ7に送信して記憶させる構成であれば、出荷ゲート5に限るものではなく、どの様な形態であっても構わない。
また、本手法は、図1に示す上記構成の全てが必要とは限らない。例えば、RFID書込ハンディ端末1とRFID読取ハンディ端末2とRFIDシール8のみでも本手法の第1の効果を実現できる形態もあり得る(第1の効果;配送先で解凍に要する時間を短縮できると共に適切な解凍が行われるようにできる。)
尚、本発明の第2の効果は、輸送中のトラックコンテナ内の各種環境データを計測・蓄積して、これに基づいて「残りの解凍時間」(解凍残り時間)の妥当性を検証できるようにしたことである。
配送元(出荷元)は、例えば任意のキッチンセンター、任意の調理場等であるが、この例に限らない。配送元では、調理人等が任意の食品を生成して冷凍することで任意の冷凍調理品9が生成される。配送元の調理人等が、RFID書込ハンディ端末1を操作して、シール型のRFIDタグ(RFIDシール8)に対して、貼り付け先の冷凍調理品9に関する情報の書込みを行ってから、当該RFIDシール8を冷凍調理品9に貼り付ける作業を行う。尚、RFIDシール8は、RFIDタグの一例(上記の通りシ−ル型)であり、この例に限るものではない。また、RFIDタグは、電子タグの一例である。
各RFIDシール8には、予め、任意に割り当てられた固有のID(RFIDコードと呼ぶ)が記憶されている。
RFID書込ハンディ端末1によってRFIDシール8に書き込まれる情報は、例えば貼り付け先の冷凍調理品9の識別コード(食品コードと呼ぶ)、適正解凍時間、解凍方法等である。適正解凍時間は、例えば調理人等が冷凍調理品の解凍に要する時間として適切と思う時間(あるいは各メニュー(各調理品)毎に予め決められている時間)を、設定したものである。食品コードや解凍方法等も、たとえば調理人等が手作業でRFID書込ハンディ端末1を操作して入力する。
図2(a)に、RFID書込ハンディ端末1によってRFIDシール8に記憶される情報(RFIDデータ)の具体例を示す。尚、同図にはデータ具体例として、3つのRFIDシール8それぞれに記憶させる3つのRFIDデータを纏めて示しているが、実際には各RFIDシール8には図示の3つのRFIDデータの中の1つだけが記憶される。
図示の例ではRFIDデータ20は、RFIDコード21、食品コード22、適正解凍時間23、解凍方法24等である。
RFIDコード21は、各RFIDタグ(RFIDシール8)を識別できる固有のIDである。RFIDコードは上記のように予めRFIDシール8に記憶されていてもよいが、この例に限らず、RFID書込ハンディ端末1が任意に生成してRFIDシール8に記憶するようにしてもよい。この例ではRFID書込ハンディ端末1が、例えばRFIDシール8への書き込みを行う毎に0001→0002→0003等のように+1インクリメントしてRFIDコードを生成する。尚、この例に限らず、例えばこれら+1インクリメントされる数字に、各配送元の識別コード(出荷元識別コード)を組み合わせることで、RFIDコードを生成するようにしてもよい。
食品コード22は、RFIDシール8の貼り付け先の冷凍調理品9の種類等を示す識別情報である。例えば、予め、冷凍調理品の商品名と食品コードとを対応付けたテーブルを記憶させておき、調理人等が貼り付け先の冷凍調理品9の商品名を選択・入力すると、対応する食品コードが食品コード22の欄に記憶される。
また、適正解凍時間23は、上記適正解凍時間であり、すなわちRFIDシール8の貼り付け先の冷凍調理品9の解凍に要する時間として適切と思われる時間である。適正解凍時間23は、調理人等が任意の値を入力してもよいが、この例に限らない。例えば予め各商品名に対応付けて適正解凍時間が登録されており、上記のように調理人等が商品名を選択・入力すると、対応する適正解凍時間が適正解凍時間23の欄に記憶されるものであってもよい。
解凍方法24は、RFIDシール8の貼り付け先の冷凍調理品9の解凍方法が指定されたものである。尚、図示の例では解凍方法24として全て「冷蔵」(冷蔵解凍;冷蔵環境で解凍)が指定されているが、解凍方法としては他にも「常温解凍」等がある。
尚、解凍方法は、本来は配送先における解凍作業での解凍方法を指定するものであるが、本手法では冷凍品を輸送中に意図的に解凍開始させるので、輸送方法(常温輸送、冷蔵輸送など)を指定することにもなる。例えば出荷の際に、RFIDシール8から解凍方法24をRFIDリーダで読み取って、解凍方法24が例えば冷蔵であれば冷蔵トラックに積み込むようにすること等が考えられる。
上記RFIDシール8が貼られた冷凍調理品9は、出荷バースに集積された後、トラック10に搭載されて配送先(出荷先)へと配送されることになる。出荷バースにおいては、各荷物をトラック10に載せる際に上記出荷ゲート5を通過するようになっている。
出荷ゲート5にはRFIDリーダ(不図示)が含まれており、出荷ゲート5はインターネット回線6に接続している。これより、出荷ゲート5は、通過する荷物(出荷される荷物)にRFIDタグが付されている場合には、このRFIDタグ(RFIDシール8等)の記憶情報を読み出して、この読出した情報に更に所定の情報を付加して「出荷データ」としてインターネット回線6を介してクラウドサーバ7に送信して記憶させる。付加する情報は、その出荷ゲート5に対応するトラック10の識別情報や現在日時等である(この例に限らず、例えば現在日時のみとする例もあってよい)。本例ではこの現在日時(トラック10に載せる日時;搭載日時)を解凍開始時間と見做す。
但し、出荷ゲート5の処理機能は、上述した一例に限らない。他の例としては例えば、出荷ゲート5は通過する荷物が上記RFIDシール8付きの冷凍調理品9である場合には、このRFIDシール8に対して現在時刻を解凍開始時間として記憶する処理を実行してもよい(クラウドサーバ7と通信できなくても構わない例)。そして、この例の場合、後述するRFID読取ハンディ端末2は、自店舗に配送されてきた冷凍調理品9のRFIDシール8から、上記のように記憶された適正解凍時間と解凍開始時間とを読み出す。そして、これら読み出した情報と現在日時とに基づいて後述する算出式により後述する解凍残り時間を算出する処理を実行する。この様に、配送先で解凍残り時間を算出することに関してはクラウドサーバ7を必要としない形態としても構わない。
ここで、本手法では、配送対象品が冷凍食品であるにも係わらず、トラック10は冷凍車ではないものとする(換言すれば、配送元は、冷凍便を指定しないものとする)。その為に、配送元では例えば運輸業者に対して冷凍調理品9の配送を依頼する際に例えば「冷蔵便」や「通常(常温)便」等の冷凍便以外を指定する(但し、この例に限らない)。これは、基本的には、冷凍調理品9の解凍方法が「冷蔵解凍」であれば「冷蔵便」が指定され、解凍方法が「常温解凍」であれば「通常(常温)便」が指定されるものとする。
本手法では、冷凍食品を配送中に意図的に解凍開始させることで、配送先において解凍に要する時間を短縮させることを基本的な特徴とする。これより、本例では上記のように、出荷バースにおいて冷凍調理品9をトラック10に搭載する時点を、解凍開始時間と見做すことにするが、この例に限らない。
クラウドサーバ7は、上記のように出荷ゲート5から送信された上記「出荷データ」を受信すると、これを出荷管理テーブル30に記憶する。出荷管理テーブル30に記憶する情報(=「出荷データ」)は、上記の通り、任意の冷凍調理品9に貼られたRFIDシール8のRFIDコード、この冷凍調理品9の適正解凍時間、この冷凍調理品9が搭載されるトラック10の識別情報と搭載日時(本例では解凍開始時間と見做す)等となる。
図2(b)に、上記出荷管理テーブル30のデータ構成例を示す。
出荷管理テーブル30はクラウドサーバ7が保持・管理する。
図示の例では、出荷管理テーブル30は、RFIDコード31、食品コード32、適正解凍時間33、車両番号34、解凍開始時間35等のデータ項目を有する。RFIDコード31、食品コード32、適正解凍時間33は、上記RFIDシール8から読み出した上記RFIDコード21、食品コード22、適正解凍時間23であり、説明は省略する。
車両番号34は、RFIDコード31のRFIDシール8が貼られた冷凍調理品9を積載するトラック10の車両番号である。各トラック10には予め固有の識別情報である車両番号が割り当てられている。尚、出荷ゲート5が、自ゲート付近に駐車したトラック10の車両番号を認識する方法は、様々であってよく、例えば作業員等が手作業で入力してもよいし、トラック10に付与されているRFIDタグ(予め車両番号が記憶されている)から読み取ってもよい。
また、上記の通り、出荷ゲート5は、現在日時(RFIDコード31のRFIDシール8が貼られた冷凍調理品9をトラック10に積み込むときの日時)を、解凍開始時間とし、この解凍開始時間が解凍開始時間35の欄に記憶される。
以上、出荷管理テーブル30について説明した。図1の説明に戻る。
図1において、上記のように出荷バースで任意の荷物群が搭載されたトラック10は、これら各荷物を各配送先へと順次配送していくことになる。この配送中、定期的に、このトラック10のコンテナ内の各種環境データが、クラウドサーバ7へ送信されて蓄積される。
すなわち、トラック10内に設けられるトラック内設置用ゲートウェイ3は、各種センサ4(温度センサ、湿度センサ、照度センサ、GPSなど)と接続しており、各種センサ4の計測データを入力可能となっている。トラック内設置用ゲートウェイ3は、定期的に(例えば1分毎に)、各種センサ4の計測データを取得して、自トラックの車両番号、測定時刻(現在日時)と共に、「輸送状態データ」としてインターネット回線6を介してクラウドサーバ7へ送信する。クラウドサーバ7は、上記「輸送状態データ」を受信すると、これを輸送状態管理テーブル40に蓄積記憶する。
上記環境データ蓄積の為の処理は、トラック10に搭載された荷物群に上記RFIDシール8付き冷凍調理品9があるか否かに関係なく、実行されるものであっても構わない。
図3(a)に、輸送状態管理テーブル40のデータ構成例を示す。
図示の例の輸送状態管理テーブル40は、車両番号41、測定時刻42、温度43、湿度44、照度45、位置46(GPSで測定した緯度・経度)等のデータ項目から成る。
車両番号41は、上記「輸送状態データ」の送信元のトラック10の車両番号である。温度43、湿度44、照度45、位置46(緯度・経度)は、上記各種センサ4の計測データであり、この計測データの計測日時が測定時刻42である。
図1の説明に戻る。
トラック10の運転手が、上記RFIDシール8付き冷凍調理品9を配送先の店舗へ渡した後、配送先の作業員等が、上記RFID読取ハンディ端末2によってRFIDシール8の記憶データを読み出す。この記憶データ(RFIDデータ)の一例が上記図2(a)のRFIDデータ20等であり既に説明済みである。
RFID読取ハンディ端末2は、例えば一例としては、上記RFIDデータ20の読み出しを行ったらその一部(RFIDコード21等)を、インターネット回線6を介してクラウドサーバ7に送信して、該当データの返信を要求する。
この要求を受けたクラウドサーバ7は、受信したRFIDコードを用いて上記出荷管理テーブル30を検索して、該当レコードを抽出して要求元のRFID読取ハンディ端末2に返信する。該当レコードは、そのRFIDコード31が上記受信したRFIDコードと同一であるレコードである。
これより、要求元のRFID読取ハンディ端末2は、自店舗に配送された冷凍調理品9に関する適正解凍時間、解凍開始時間、車両番号等を知ることができる。これより、
解凍経過時間 = 現在日時 − 解凍開始時間
解凍残り時間 = 適正解凍時間 − 解凍経過時間
によって、解凍残り時間を算出する。
RFID読取ハンディ端末2は、算出した解凍残り時間を表示する。これより、この表示を見た店舗の作業員等は、例えば、解凍不足である場合(解凍残り時間が負の値ではない場合)には、解凍残り時間の分だけ更に冷凍調理品9を解凍するように作業する。解凍方法は、上記RFIDデータ20に含まれているので、これもRFID読取ハンディ端末2で表示するようにしてもよい。
また、解凍不足ではない場合(解凍残り時間が負の値の場合)には、そのまま調理に用いても良いし、一旦、冷蔵庫等で保存してもよい。何れにしても、本手法によれば、配送先の店舗等において解凍に要する時間を短縮できると共に、適切な時間を掛けて解凍させることができる。
尚、本手法は上記一例に限らず、例えば解凍残り時間の算出処理をクラウドサーバ7で実行させ、RFID読取ハンディ端末2は単に算出結果を受け取って表示するだけであっても構わない。あるいは、クラウドサーバ7が無くても、解凍残り時間の算出が行える形態としてもよい。詳しくは後述する。
また、上述した適正解凍時間は、冷凍調理品9の配送中の環境(周囲の温度、湿度など)が、予め想定している範囲内であると仮定して決められている場合もある。また、配送元は、基本的には、解凍方法が「冷蔵解凍」であれば、冷蔵便で送るようにするはずである。そして、この場合には、冷蔵トラックを用いて配送されるはずである。しかしながら、配送元の担当者のミス等により、解凍方法が「冷蔵解凍」であっても通常のトラックで配送される可能性はある。また、冷蔵トラックで配送される場合でも、冷蔵トラックに何等かの不具合が生じて、トラック内環境が冷蔵便に不適切な状態となる可能性はある。
この為、配送先において、冷凍調理品9が、適切な環境下で配送されてきたものであるか否かを確認できることが望ましい。つまり、配送先において、自店舗に配送された冷凍調理品9の配送中の環境が、上記想定している範囲内であることを確認する処理(解凍残り時間の妥当性を検証する処理であるとも言える)を、更に実行するようにしてもよい。
この確認処理(妥当性の検証処理)について以下に説明する。
まず、上記の通り、RFID読取ハンディ端末2は、自店舗に配送された冷凍調理品9に関する適正解凍時間、解凍開始時間、車両番号等を知ることができる。この車両番号は、この冷凍調理品9を配送してきたトラック10の識別情報である。これより、RFID読取ハンディ端末2は、上記解凍開始時間と車両番号とを検索条件とする確認要求を、クラウドサーバ7に送信する。
クラウドサーバ7は、上記検索条件を用いて輸送状態管理テーブル40を検索して、該当レコードを全て抽出する。該当レコードは、その車両番号41が検索条件の車両番号と同一のレコードであって、且つ、その測定時刻42が検索条件の解凍開始時間と現在日時との間にあるレコードである。換言すれば、冷凍調理品9を配送したトラック10内に当該冷凍調理品9が積載されていた期間内のコンテナ内環境データ(温度、湿度など)を、抽出するものである。
そして、上記抽出したデータ(コンテナ内環境データ(温度、湿度など))を用いて、解凍残り時間の妥当性を検証する処理を実行する。この検証処理は、クラウドサーバ7が実行してもよいし、RFID読取ハンディ端末2で実行してもよい。検証処理をRFID読取ハンディ端末2で実行する形態では、クラウドサーバ7は、上記抽出したデータ(コンテナ内環境データ(温度、湿度など))を、RFID読取ハンディ端末2に返信する。
尚、検証処理をクラウドサーバ7が実行する形態の場合には、RFID読取ハンディ端末2は、更に、冷凍調理品9に付されたRFIDシール8から読み出した解凍方法24のデータも、クラウドサーバ7に送信する。
検証処理を行う装置(クラウドサーバ7またはRFID読取ハンディ端末2)は、予め、例えば図3(b)に示すような解凍基準マスタ50を保持している。
図3(b)に示す例の解凍基準マスタ50は、解凍方法51、温度範囲52、湿度範囲53、照度範囲54等のデータ項目を有する。解凍方法51は、図示の例では「冷蔵」「常温」「暗室・冷蔵」の3通りの方法がある。これら各解凍方法51に対応する環境条件が、温度範囲52、湿度範囲53、照度範囲54に格納されている。
例えば、解凍方法51が「冷蔵」(冷蔵解凍)の場合には温度が0℃〜5℃の範囲内で且つ湿度が30%〜60%の範囲内の環境(冷蔵トラック内の正常時の環境と見做してもよい)が、適切な解凍の条件となる(照度に関する条件はない)。
解凍方法51が「暗室・冷蔵」の場合には、上記「冷蔵」の場合の条件に加えて更に照度が0(lux;ルクス)〜200(lux;ルクス)の範囲内とする条件が加わる。
検証処理を行う装置は、上記該当レコードの温度、湿度等の各データが、上記温度範囲52、湿度範囲53等の各範囲内に入っているか否かをチェックする。図示の例では、仮に解凍方法が「冷蔵」であれば、例えば一例としては、該当レコードの温度データ全てが0℃〜5℃の範囲内であり、且つ、該当レコードの湿度データ全てが30%〜60%の範囲内であるか否かをチェックする。但し、“全て”は一例であり、この例に限らず、例えば全データのうちの90%以上が範囲内であるか否かをチェックするものであってもよい。
上記の例では、例えば、該当レコードの全データが範囲内であれば、“正常”と判定し、それ以外は“異常”と判定する。あるいは、上記の他の例では、例えば、全温度データのなかで90%以上が0℃〜5℃の範囲内であり、且つ、全湿度データのなかで90%以上が30%〜60%の範囲内であった場合に“正常”と判定し、それ以外は“異常”と判定する。
検証処理を行う装置がRFID読取ハンディ端末2である場合には、上記判定結果を表示する。担当者等が、この表示を見て、何等かの対応を行うことになる。検証処理を行う装置がクラウドサーバ7であれば、上記判定結果をRFID読取ハンディ端末2へ送信する。RFID読取ハンディ端末2は、この判定結果を表示する。
図4(a)(b)は、出荷ゲート5の処理フローチャート図(その1)(その2)である。
図4(a)はクラウドサーバ7を必要とする形態、図4(b)はクラウドサーバ7を必要としない形態に対応するものと見做して構わない。
図4(a)は、出荷ゲート5の処理フローチャート図(その1)である。
図示の処理では、任意のRFIDタグ(RFIDシール8など)を検知すると(ステップS11,YES)、このRFIDタグの記憶データを読み出す(ステップS12)。読み出した情報に所定の情報を付加してクラウドサーバ7に送信する(ステップS13)。所定の情報は、出荷ゲート5に対応するトラック10の識別情報(車両番号)と、現在日時(解凍開始時間と見做す)である。
各トラック10には予め固有の識別情報である車両番号が割り当てられている。例えば、現在、この出荷ゲート5の近辺に停車中の(積込作業中の)トラック10の識別情報を、作業員等が手作業で入力するか、あるいは予め記憶してあるトラック用RFIDタグ等から読み出すことで、認識できている。
クラウドサーバ7は、上記ステップS13により出荷ゲート5から送信されてくるデータを受信すると、該受信データを出荷管理テーブル30に記憶する(ステップS21)。上記のように、出荷管理テーブル30の格納データの具体例を図2(b)に示している。
図4(b)は、出荷ゲート5の処理フローチャート図(その2)である。
図示の処理では、任意のRFIDタグを検知すると(ステップS31,YES)、このRFIDタグの記憶データを読み出す(ステップS32)。そして、読み出した情報に特定の情報(例えば適正解凍時間)が含まれている場合には(上記RFIDシール8である場合には)(ステップS33,YES)、このRFIDタグ(すなわちRFIDシール8)に所定の情報を追加記憶する(ステップS34)。追加記憶するデータは、この出荷ゲート5に対応するトラック10の識別情報(車両番号)と、現在日時(解凍開始時間と見做す)である。但し、上記妥当性の検証処理を行わない場合には、車両番号は必ずしも追加記憶する必要はない。
尚、ステップS33の処理は無くてもよい(この場合、ステップS32を実行したら、続いて、ステップS34の処理を実行する)。
図4(b)の処理後のRFIDシール8の記憶内容の具体例は、特に図示しないが、上記図2(b)に示す出荷管理テーブル30の格納データと同様であると見做して構わない。
図5、図6、図7は、配送後の処理フローチャート図(その1)、(その2)、(その3)である。
図5は、配送後の処理フローチャート図(その1)である。この処理は、上記図4(a)の処理が行われる場合に対応する処理である。これは後述する図6も同様であるが、図5と図6の違いは、解凍残り時間の算出処理を、図5ではRFID読取ハンディ端末2が実行し、図6ではクラウドサーバ7が実行する点である。
配送先のRFID読取ハンディ端末2は、上記のようにRFIDシール8付き冷凍調理品9が自店舗に配送されてきた後、作業員等の操作に応じてRFIDシール8の記憶データ(RFIDデータ20)を読み出す(ステップS41)。そして、読み出したRFIDデータ20のRFIDコード21を、インターネット回線6を介してクラウドサーバ7に送信して、該当データの返信を要求する(ステップS42)。
クラウドサーバ7は、ステップS42による要求(RFIDコード21含む)を受信すると(ステップS51)、このRFIDコード21を用いて上記出荷管理テーブル30を検索して該当レコードを抽出して(ステップS52)、該当レコードのデータ(解凍開始時間35等)をRFID読取ハンディ端末2に返信する(ステップS53)。該当レコードは、そのRFIDコード31がRFIDコード21と同一であるレコードである。
RFID読取ハンディ端末2は、ステップS53による返信データを受信すると(ステップS43,YES)、この返信データの解凍開始時間35と、上記読み出したRFIDデータ20の適正解凍時間23と、不図示の時計機能等により取得した現在日時等を用いて、例えば下記のように解凍残り時間を算出する(ステップS44)。
解凍経過時間 = 現在日時 − 解凍開始時間35
解凍残り時間 = 適正解凍時間23 − 解凍経過時間
そして、算出した解凍残り時間を表示する(ステップS45)。
図6は、配送後の処理フローチャート図(その2)である。この処理は、上記図4(a)の処理が行われる場合に対応する処理である。
配送先のRFID読取ハンディ端末2は、上記のようにRFIDシール8付き冷凍調理品9が自店舗に配送されてきた後、作業員等の操作に応じてRFIDシール8の記憶データ(RFIDデータ20)を読み出す(ステップS61)。そして、読み出したRFIDデータ20のRFIDコード21と適正解凍時間23を、インターネット回線6を介してクラウドサーバ7に送信して、解凍残り時間の算出を要求する(ステップS62)。
クラウドサーバ7は、ステップS62による要求(RFIDコード21、適正解凍時間23を含む)を受信すると(ステップS71)、このRFIDコード21を用いて上記出荷管理テーブル30を検索して該当レコードを抽出して、該当レコードのデータ(解凍開始時間35等)を取得する(ステップS72)。該当レコードは、そのRFIDコード31がRFIDコード21と同一であるレコードである。そして、上記適正解凍時間23と、取得した解凍開始時間35と、不図示の時計機能等により取得した現在日時等を用いて、例えば下記のように解凍残り時間を算出する(ステップS73)。
解凍経過時間 = 現在日時 − 解凍開始時間35
解凍残り時間 = 適正解凍時間23 − 解凍経過時間
そして、算出した解凍残り時間をRFID読取ハンディ端末2へ返信する(ステップS74)。
RFID読取ハンディ端末2は、返信された解凍残り時間を受信すると(ステップS63,YES)、この解凍残り時間を表示する(ステップS64)。
図7は、配送後の処理フローチャート図(その3)である。この処理は、上記図4(b)の処理が行われる場合に対応する処理である。
配送先のRFID読取ハンディ端末2は、上記のようにRFIDシール8付き冷凍調理品9が自店舗に配送されてきた後、作業員等の操作に応じてRFIDシール8の記憶データ(不図示のRFIDデータ)を読み出す(ステップS81)。不図示のRFIDデータには、適正解凍時間と解凍開始時間が含まれている。
これより、RFID読取ハンディ端末2は、適正解凍時間と解凍開始時間と、不図示の時計機能等により取得した現在日時等を用いて、例えば下記のように解凍残り時間を算出する(ステップS82)。
解凍経過時間 = 現在日時 − 解凍開始時間
解凍残り時間 = 適正解凍時間 − 解凍経過時間
そして、算出した解凍残り時間を表示する(ステップS83)。
尚、図4、図5、図6、図7には図示していないが、更に、上述した解凍残り時間の妥当性の検証の為の処理を行うようにしてもよい。
図8(a)(b)は、本例の冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その1)(その2)である。
図9は、本例の冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その3)である。
まず、図8(a)に示す冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その1)について説明する。この例では、冷凍品配送解凍システムは、第1端末110、第2端末120、第3端末130を有する。
第1端末110は、冷凍品(一例が上記冷凍調理品9)の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグ(一例が上記RFIDシール8)に該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部111を有する。
第2端末120は、出荷される任意の上記冷凍品に付与される上記電子タグからタグ識別情報(一例が上記RFIDコード)を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として上記タグ識別情報と共に不図示のサーバ装置に送信して記憶させる出荷情報管理部121を有する。
第3端末130は、上記冷凍品の配送先に備えられ、データ読出部131、解凍時間算出部132を有する。
データ読出部131は、上記電子タグから上記適正解凍時間と上記タグ識別情報を読出す。
解凍時間算出部132は、該タグ識別情報を用いて上記不図示のサーバ装置から該当する上記解凍開始時間を取得して、該適正解凍時間と解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める。
尚、図示しないが、上記不図示のサーバ装置は、上記第2端末120から送信された解凍開始時間をタグ識別情報に対応付けて記憶する記憶部を有している。
一例としては、第1端末110の具体例がRFID書込ハンディ端末1であり、第2端末120の具体例が出荷ゲート5であり、第3端末130の具体例がRFID読取ハンディ端末2であり、不図示のサーバ装置の具体例がクラウドサーバ7であるが、この例に限らない。
次に、図8(b)に示す冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その2)について説明する。この例では、冷凍品配送解凍システムは、第1端末140、第2端末150、第3端末160、サーバ装置170を有する。
第1端末140は、冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部141を有する。
第2端末150は、出荷される任意の冷凍品に付与される上記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として上記タグ識別情報と共にサーバ装置170に送信して記憶させる出荷情報管理部151を有する。
第3端末160は、上記冷凍品の配送先に備えられ、データ読出部161、要求部162を有する。
データ読出部161は、上記電子タグから上記適正解凍時間と上記タグ識別情報を読出す。
要求部162は、読み出した適正解凍時間とタグ識別情報を含む解凍残り時間の算出要求を上記サーバ装置170に送信する。
上記サーバ装置170は、上記要求部162からの上記算出要求に応じて、その上記タグ識別情報に該当する上記解凍開始時間を取得して、該解凍開始時間と上記適正解凍時間に基づいて解凍残り時間を求めて上記第3端末160に返信する解凍時間算出部171を有する。
一例としては、第1端末140の具体例がRFID書込ハンディ端末1であり、第2端末150の具体例が出荷ゲート5であり、第3端末160の具体例がRFID読取ハンディ端末2であり、サーバ装置170の具体例がクラウドサーバ7であるが、この例に限らない。
次に、図9に示す冷凍品配送解凍システムの機能ブロック図(その3)について説明する。この例では、冷凍品配送解凍システムは、第1端末180、第2端末190、第3端末200を有する。尚、本例では、上記図8(a)(b)の例とは異なり、サーバ装置は無くても構わない。
第1端末180は、冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部181を有する。
第2端末190は、出荷される任意の冷凍品に付与される上記電子タグに、現在時刻を解凍開始時間として記憶する出荷情報書込部191を有する。
第3端末200は、上記冷凍品の配送先に備えられ、データ読出部201、解凍時間算出部202を有する。
データ読出部201は、上記電子タグから上記適正解凍時間と上記解凍開始時間を読出す。解凍時間算出部202は、該適正解凍時間と解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める。
また、図示しないが、上記図8(a)(b)、図9に示す各冷凍品配送解凍システムは、更に、上記冷凍品の配送を行う任意の車両に、車両内の環境データ(一例が上記トラックコンテナ内の温度、湿度、照度など)を計測する計測部と、該計測データを定期的に上記サーバ装置へ送信して記憶させる第4端末(一例が上記ゲートウェイ3)を備える構成としてもよい。
この例の場合、上記第1端末(110,140,180)の上記データ書込部(111,141,181)は、上記電子タグに更に上記冷凍品の解凍方法を書込むようにすると共に、上記第3端末(130、160、200)の上記データ読出部(131、161、201)は、上記電子タグから更に上記解凍方法も読出すように構成してもよい。
更に、この例の場合、上記図8(a)に係わる不図示のサーバ装置または上記サーバ装置170あるいは上記第3端末(130、160、200)に、予め各解凍方法に応じた上記環境データの適正範囲を記憶した解凍基準記憶部(不図示;一例が上記解凍基準マスタ50)と、上記計測データと、上記電子タグから読み出した解凍方法に対応する上記環境データの適正範囲とに基づいて、上記解凍残り時間の妥当性を判定する妥当性判定部(不図示)を更に備える構成としても構わない。
図10は、本例の冷凍品配送解凍システムを構成する端末/装置のハードウェア構成図である。つまり、上記RFID書込ハンディ端末1、RFID読取ハンディ端末2、トラック内設置用ゲートウェイ3、出荷ゲート5、クラウドサーバ7等の各コンピュータ300のハードウェア構成図である。
図示の例では、コンピュータ300は、CPU301等の演算プロセッサ、記憶部302、I/F部303、入力装置304、出力装置305等を有し、これらがバス306に接続されている。
CPU301は、コンピュータ300全体を制御する中央処理装置である。記憶部302は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)、ROM、RAM等である。I/F部303は、例えばインターネット回線6を介して他のコンピュータ等と通信を行う為の通信機能部である。入力装置304は、例えばキーボード、マウス等であり、出力装置305は例えばディスプレイ等である。尚、トラック内設置用ゲートウェイ3、出荷ゲート5、クラウドサーバ7の場合、入力装置304と出力装置305は必ずしも必要ない。RFID書込ハンディ端末1の場合、入力装置304によってユーザがRFIDシール8に書き込むべき任意のデータを手作業で入力できる。また、RFID読取ハンディ端末2の場合、算出された上記「解凍残り時間」等を、出力装置305に表示する。
記憶部302(HDDやROM等)には、予め所定のアプリケーションプログラムが記憶されている。CPU301が、このアプリケーションプログラムを読出し・実行することで、例えば図8、図9に示す各種処理機能部や図4、図5、図6、図のフローチャート図の処理等が実現される。
以上説明したように、本手法の冷凍品配送解凍システムによれば、冷凍食品を配送中に意図的に解凍させる技術思想の元、更に、配送先で“残りの解凍時間”が分かるようにすることができ、配送先において解凍に要する時間を短縮できると共に、適切な時間を掛けて解凍が行われるようにできる。配送先では、冷凍食品が配送されてきた後に短時間で解凍が行えることが期待でき、配送後に短時間で調理が行えるようになったり、あるいは配送先がスーパーマーケットであれば配送後に短時間で解凍した食品を店頭に並べられる状態とすることができるようになる。
例えば居酒屋チェーン店で、キッチンセンターで調理して冷凍し、各店舗に配送し、各店舗では解凍して盛り合わせるだけで顧客に提供する業務形態の場合、各店舗では配送後に短時間で適切に解凍された調理品を顧客に提供可能な状態とできる。
更に、配送中のトラック内の環境データに基づいて、上記“残りの解凍時間”の妥当性を確認することができる。
また、配送先へのトラック到着時間が、ちょうど適正解凍時間となるように輸送ルートを提案すること等も可能となる。また、クラウドサーバでトラック輸送状態をリアルタイムで監視しているので、遠隔でトラックコンテナ内の食品の解凍状態が分かる(食品を直接目視せずに、解凍されているかどうか分かる(理論上)。あるいは、トラックコンテナ内で温度にムラがあるのであれば、解凍時間と温度の関係から、荷物の積み方を提案すること(この荷物はドアの近くに置いた方がよい等)なども可能となる。
1 RFID書込ハンディ端末
2 RFID読取ハンディ端末
3 トラック内設置用ゲートウェイ
4 センサ
5 出荷ゲート
6 インターネット回線
7 クラウドサーバ
8 RFIDシール
9 冷凍調理品
10 トラック
20 RFIDデータ
21 RFIDコード
22 食品コード
23 適正解凍時間
24 解凍方法
30 出荷管理テーブル
31 RFIDコード
32 食品コード
33 適正解凍時間
34 車両番号
35 解凍開始時間
40 輸送状態管理テーブル
41 車両番号
42 測定時刻
43 温度
44 湿度
45 照度
46 位置
50 解凍基準マスタ
51 解凍方法
52 温度範囲
53 湿度範囲
54 照度範囲
110 第1端末
111 データ書込部
120 第2端末
121 出荷情報管理部
130 第3端末
131 データ読出部
132 解凍時間算出部
140 第1端末
141 データ書込部
150 第2端末
151 出荷情報管理部
160 第3端末
161 データ読出部
162 要求部
170 サーバ装置
171 解凍時間算出部
180 第1端末
181 データ書込部
190 第2端末
191 出荷情報管理部
200 第3端末
201 データ読出部
202 解凍時間算出部
300 コンピュータ
301 CPU
302 記憶部
303 I/F部
304 入力装置
305 出力装置
306 バス

Claims (11)

  1. 冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部を有する第1端末と、
    出荷される任意の前記冷凍品に付与される前記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として前記タグ識別情報と共にサーバ装置に送信して記憶させる出荷情報管理部を有する第2端末と、
    前記冷凍品の配送先に備えられ、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記タグ識別情報を読み出すデータ読出部と、該タグ識別情報を用いて前記サーバ装置から該当する前記解凍開始時間を取得して、前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める解凍時間算出部とを有する第3端末と、
    を有することを特徴とする冷凍品配送解凍システム。
  2. 冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部を有する第1端末と、
    出荷される任意の前記冷凍品に付与される前記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として前記タグ識別情報と共にサーバ装置に送信して記憶させる出荷情報管理部を有する第2端末と、
    前記冷凍品の配送先に備えられ、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記タグ識別情報を読み出すデータ読出部と、該読み出した適正解凍時間と前記タグ識別情報を含む解凍残り時間の算出要求を前記サーバ装置に送信する要求部を有する第3端末とを有し、
    前記サーバ装置は、前記要求部からの前記算出要求に応じて、その前記タグ識別情報に該当する前記解凍開始時間を取得して、該解凍開始時間と前記適正解凍時間に基づいて解凍残り時間を求めて前記第3端末に返信する解凍時間算出部を有することを特徴とする冷凍品配送解凍システム。
  3. 冷凍品の配送元に備えられ、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込むデータ書込部を有する第1端末と、
    出荷される任意の冷凍品に付与される前記電子タグに、現在時刻を解凍開始時間として記憶する出荷情報書込部を有する第2端末と、
    前記冷凍品の配送先に備えられ、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記解凍開始時間を読み出すデータ読出部と、前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める解凍時間算出部を有する第3端末と、
    を有することを特徴とする冷凍品配送解凍システム。
  4. 前記冷凍品の配送を行う車両に、該車両内の環境データを計測する計測部と該計測データを定期的に前記サーバ装置へ送信して記憶させる第4端末を備え、
    前記第1端末の前記データ書込部は、前記電子タグに更に前記冷凍品の解凍方法を書込み、
    前記第3端末の前記データ読出部は、前記電子タグから更に前記解凍方法も読出し、
    前記サーバ装置または前記第3端末に、予め各解凍方法に応じた前記環境データの適正範囲を記憶した解凍基準記憶部と、前記計測データと、前記電子タグから読み出した解凍方法に対応する前記環境データの適正範囲とに基づいて、前記解凍残り時間の妥当性を判定する妥当性判定部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍品配送解凍システム。
  5. 冷凍品の配送元で第1端末によって、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込み、
    第2端末によって、出荷される任意の前記冷凍品に付与される前記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として前記タグ識別情報と共にサーバ装置に送信して記憶させ、
    前記冷凍品の配送先で第3端末によって、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記タグ識別情報を読出して、該タグ識別情報を用いて前記サーバ装置から該当する前記解凍開始時間を取得して、該適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求めることを特徴とする冷凍品配送解凍方法。
  6. 冷凍品の配送元で第1端末によって、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込み、
    第2端末によって、出荷される任意の冷凍品に付与される前記電子タグからタグ識別情報を読み出して、現在時刻を解凍開始時間として前記タグ識別情報と共にサーバ装置に送信して記憶させ、
    前記冷凍品の配送先で第3端末によって、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記タグ識別情報を読出して、該読み出した適正解凍時間と前記タグ識別情報を含む解凍残り時間の算出要求を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置は、前記要求部からの前記算出要求に応じて、その前記タグ識別情報に該当する前記解凍開始時間を取得して、該解凍開始時間と前記適正解凍時間に基づいて解凍残り時間を求めて前記第3端末に返信することを特徴とする冷凍品配送解凍方法。
  7. 冷凍品の配送元で第1端末によって、該冷凍品に付与される電子タグに該冷凍品の適正解凍時間を書き込み、
    配当業者の所定の場所で第2端末によって、前記電子タグに現在時刻を解凍開始時間として書き込み、
    前記冷凍品の配送先で第3端末によって、前記電子タグから前記適正解凍時間と前記解凍開始時間を読出し、前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求めることを特徴とする冷凍品配送解凍方法。
  8. 冷凍品の配送先に設けられる端末装置であって、
    配送されてきた前記冷凍品に付される電子タグから、そのタグ識別情報と、配送元で記憶された適正解凍時間を読出すデータ読出部と、
    前記タグ識別情報を用いてサーバ装置から解凍開始時間を取得して、前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める残解凍時間算出部と、
    を有することを特徴とする配送先端末装置。
  9. 冷凍品の配送先に設けられる端末装置であって、
    配送されてきた前記冷凍品に付される電子タグから、そのタグ識別情報と、配送元で記憶された適正解凍時間を読出すデータ読出部と、
    該読み出した適正解凍時間と前記タグ識別情報を含む解凍残り時間の算出要求を前記サーバ装置に送信して解凍残り時間を算出させて該解凍残り時間を取得する要求部と、
    を有することを特徴とする配送先端末装置。
  10. 冷凍品の配送先に設けられる端末装置であって、
    配送されてきた前記冷凍品に付される電子タグから、配送元で記憶された適正解凍時間と解凍開始時間とを読出すデータ読出部と、
    前記適正解凍時間と前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求める解凍時間算出部と、
    を有することを特徴とする配送先端末装置。
  11. 配送業者の所定の場所に設置される第2端末から送信されてくる、配送対象の冷凍品に付される電子タグから読み出したタグ識別情報と解凍開始時間とを記憶する記憶部と、
    配送先に設置される第3端末から送信されてくる、配送された冷凍品に付される電子タグから読出したタグ識別情報を受信すると、該タグ識別情報に対応する前記解凍開始時間を前記記憶部から取得して、該解凍開始時間を前記第3端末に返信し、あるいは前記解凍開始時間に基づいて解凍残り時間を求めて前記第3端末に返信する応答部と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
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