JP2014071555A - 商品の位置検知による流通管理システム - Google Patents

商品の位置検知による流通管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】移動する商品の位置情報を自動的に取得でき、移動過程での商品管理及び品質管理等の管理状況情報と対応付ける。
【解決手段】商品ID及びデータ蓄積部を具備して商品に取り付けられる被検出器ICタグと、各拠点に設置され領域内に存在する被検出器ICタグと無線通信可能なアクセスポイントと、サーバと、を備えた商品の位置検知による流通管理システムであって、アクセスポイントは、タグ活性化エリアにある被検出器ICタグを検知して商品IDを読み取り当該被検出器ICタグを活性化状態に遷移させ、タグ活性化エリア外にある被検出器ICタグを検知して当該被検出器ICタグの商品IDを読み取り当該被検出器ICタグを非活性化状態に遷移させ、その際に現在の時刻を取得して当該被検出器ICタグに対して送信し、位置情報と時刻とをデータ蓄積部に記録させ、位置情報と時刻とをサーバに送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品の管理状況を、アクセスポイントによる位置検知情報に基づいて自動的に記録することで、トレーサビリティ用の記録を正確にする流通管理システムに関する。
流通管理情報が不正確であるために、消費者に受け入れられない破損や鮮度低下などを生じた商品が流通してしまうことが、新聞などで取り上げられることが多くなっている。よって、流通管理情報がいかに正確であるかが消費者にとって重要である。このことから、商品に付したICタグを、所定箇所に設置したアクセスポイントにより自動的に位置検知するシステムが普及しつつある。また、ICタグとデータ蓄積部を組み合わせたシステムも普及している。
商品のトレーサビリティシステムとしては、例えば特許文献1のように、物品個体そのもの、あるいはパック等に入れたかたまりごとに識別情報であるIDを付与し、そのIDを流通業者から消費者まで引き継いでいくことにより、IDに紐付けられた生産地や流通履歴情報を、流通業者あるいは消費者が参照できる仕組みが、提案されている。
特許第3355366号明細書
上記の仕組みは、生産現場に近い場所で個体のままあるいはパックの形に梱包され、そのままの荷姿で最終消費者まで届くものにおいては有効である。しかしながら、流通の途中段階まで、いわゆる「ばら荷」の状態で運ばれる生鮮食品への適用は難しい。また、生鮮食品生産地から加工場所あるいは格納場所などに運ばれた後にIDシールが貼り付けられるため、正しい品質管理をされたものかどうかは人手による手段に委ねざるを得ない状況にある。万が一、流通管理の状況把握を間違うと、流通過程における商品管理や品質管理履歴を、いかに綿密に記録し流通過程におけるトレーサビリティの仕組みを構築していたとしても、元となるデータの信頼性が損なわれることで、後の仕組みが全く意味をなさない危険性が残されていた。
本発明は、この課題を解決することを目的とし、移動する商品の位置情報を自動的に取得でき、移動過程での商品管理及び品質管理等の管理状況情報と対応付けることができる、商品の位置検知による流通管理システムを提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を提供する。
商品の運搬時の品質管理は、加工時の環境及び運搬機器のトレーラ環境を管理することで行われる。商品は、運搬機器に搭載され、保管場所あるいは別の作業場所に運ばれる。商品が保管又は処理される拠点における品質管理状況が予め正しく把握されている場合、実際に商品が移動していく各拠点の位置情報さえ知ることができれば、商品が各拠点でどのような品質管理をされていたかを特定することが可能である。
このことに着目して、商品の生産地や保管場所に端末装置であるアクセスポイントを設置し、アクセスポイントが商品に付した被検出器ICタグを自動的に検知して、被検出器ICタグ内にあるデータ蓄積部に生産地や保管場所の位置情報を逐次記録させるようにする。同時にアクセスポイントもまた、商品の位置情報を保存し、定期的にサーバに送信する。サーバは、アクセスポイントから受信した商品の位置情報を記録する。さらにサーバは、生産地や保管場所における商品の管理状況情報を予め保有している。よって、サーバにおいて、商品の位置情報と、予め保有している商品の管理状況情報とを関連づけることで、商品のトレース情報の自動記録を達成できることになる。
例えば、
・港の工場への入荷 (入荷時刻、工場の場所、地名、冷凍開始の時間)
・工場から出荷 (出荷時刻、移動方法(高速名)、積み込み時間)
・競り市への入荷 (入荷時刻、解凍開始時間)
競りの後
・各販売店(スーパー等)(入荷時刻、移動にかかった時間、冷凍から解凍までの時間、
店頭に並べる予定時間)
といったデータを自動的に得ることができる。
本発明の態様は、商品IDを記憶しかつデータ蓄積部を具備して商品に取り付けられる被検出器ICタグと、商品の移動する各拠点に設置され自己の電波の及ぶ領域内に存在する前記被検出器ICタグとの間で無線通信可能なアクセスポイントと、前記アクセスポイントとネットワークを介して接続されたサーバと、を備えた商品の位置検知による流通管理システムであって、前記アクセスポイントの電波の及ぶ領域内には、タグ活性化エリアと、それ以外の範囲であるタグ活性化エリア外とが含まれており、前記アクセスポイントは、タグ活性化エリアにある前記被検出器ICタグを検知したとき、当該被検出器ICタグの商品IDを読み取るとともに当該被検出器ICタグを活性化状態に遷移させる手段と、タグ活性化エリア外にある前記被検出器ICタグを検知したとき、当該被検出器ICタグの商品IDを読み取るとともに当該被検出器ICタグを非活性化状態に遷移させる手段と、活性化状態又は非活性化状態に遷移させる際に現在の時刻を取得して当該被検出器ICタグに対して送信し、当該商品の存在する拠点を示す位置情報と前記時刻とを当該被検出器ICタグのデータ蓄積部に記録させる手段と、前記被検出器ICタグのデータ蓄積部に記録された位置情報と時刻とを前記サーバに送信する手段と、を有することを特徴とする。さらに、前記サーバは、前記各拠点の位置情報と、前記各拠点における商品の管理状況情報とを対応付けて格納した外部データ蓄積部を有することが好適である。
本発明によれば、生産拠点、処理・加工拠点、流通・販売拠点、保管場所等に設置したアクセスポイントにより位置検知した被検出器ICタグを自動的に活性化・非活性化してこれを被検出器ICタグに記録させるとともに、アクセスポイントから位置情報をサーバに送信することで、運搬された商品の品質管理状況を確認することができる。
また、無線を使ったアクセスポイントによる位置検知を中心とした被検出器ICタグの管理に、被検出器ICタグの活性化・不活性化をトリガにした時間管理を組み合わせることにより、より細かい商品管理、品質管理することができる。
例えば保管場所が複数の保管区画に分割されており、それぞれ保管状況が異なる場合には、保管区画ごとにアクセスポイントを分けて管理することで正しい情報を管理することができる。
さらに、被検出器ICタグが活性化されている商品が、非活性化手段を行わずに活性化された状態のままで、活性化エリア外への間違った運搬、悪意ある運搬を防止することにも役立てることができる。また、アクセスポイントによる被検出器ICタグの位置検知を行い、その場でサーバの品質管理状況情報を参照し、保管場所に保管されるべき商品類と一致しているかどうかをアクセスポイントに付設された端末でチェックすることで、誤って混在してしまうことが無いように適正な管理を行うことが可能である。
品質管理基準をサーバで記憶しておきサーバで管理しておくことで、運搬方法の改善項目の抽出ができる。または、品質保管方法の見直しに冷凍時間や解凍時間の時間測定値のデータを使用することができる。
運搬されてきた商品がどのように管理されて消費者に届けられているか伝達することも可能となる。また、消費者は、家庭用冷蔵庫などにアクセスポイントの機能を付加することで、家庭内でも同じ管理を適用することで、品質管理及び保管期限管理などに応用できる。
本発明により、運搬されてきた商品がどのように管理されたものかを自動的に記録することができ、記録の省力化が図れ、かつ記録の信憑性が高まる。このことにより、商品の品質が正しく保管され、安全に運搬されたことを自動的に証明する仕組みが提供できることになる。
図1は、本発明による流通管理システムの一実施形態における一拠点の概略構成図である。 図2は、被検出器ICタグにより位置検出する処理を説明した図である。 図3は、被検出器ICタグの活性化・不活性化の処理を説明した図である。 図4は、被検出器ICタグとそのデータ管理を説明した図である。 図5は、アクセスポイントの位置情報送信部を説明した図である。 図6は、サーバでのデータ構成を説明した図である。 図7は、運搬トレース確認を説明した図である。
本発明の、商品の位置検知による流通管理システムの実施形態を、一例を示した図を参照しつつ説明する。本発明の流通管理システムは、各商品に取り付けられた被検出器ICタグと、複数の拠点の各々に設置されたアクセスポイントと、各アクセスポイントとネットワークで接続されたサーバとを備えている。
図1は、本発明による流通管理システムの一実施形態における一拠点の概略構成図である。拠点A101は、典型的には、生産拠点、処理・加工拠点、流通拠点、販売拠点、保管場所等である。しかし、1つの拠点の態様は、この典型例に限定されない。例えば、1つの保管場所の中に複数の保管区画が設けられており、各区画を各拠点とみなし、各区画にアクセスポイントを設けてもよい。
拠点A101には、拠点A用のアクセスポイント121が設置されている。ここでのアクセスポイント121は、無線アンテナを含む検出器122及びこれを制御する適宜のコンピュータを備えた装置である。コンピュータとしてのアクセスポイントは、サーバに対する端末としての機能も備える。コンピュータとしてのアクセスポイントは、所定のプログラムを導入されており、CPUがメモリにプログラムを読み込み実行することによりアクセスポイントとしての各処理を実行する。アクセスポイント121は、自己の電波の及ぶ領域内に存在する被検出器ICタグ112と無線通信を行う機能を備えている。
アクセスポイント121の電波の及ぶ領域内には、タグ活性化エリア102と、それ以外の範囲であるタグ活性化エリア外103とが含まれる。タグ活性化エリア102は、例えば、拠点A101の中で、商品に対して所定の処理を行う場所や、商品を所定の品質管理条件下で保管する保管場所である。タグ活性化エリア外103は、例えば、拠点A101の中で、商品を運び入れる入口や運び出す出口、あるいは、商品を長時間放置すべきでないような場所である。
商品111は、拠点A101におけるタグ活性化エリア102の中に保管されている。保管されている商品111には、商品を管理するための被検出器ICタグ112が取り付けられている。被検出器ICタグ112内には、データ管理部113とデータ蓄積部114が設けられている。
符号122〜131は、アクセスポイント121が備える構成要素、又は、アクセスポイント121が実行する処理を示している。
拠点A用のアクセスポイント121は、検出器122により被検出器ICタグ112を自動検出し、被検出器ICタグ112の活性化状況を確認する。ICタグ活性化・非活性化部123が、被検出器ICタグ112を、アクセスポイント121による自動位置検知にて自動的に適正な状態にする。この場合、タグ活性化エリア102の中に商品111が保管されているため、被検出器ICタグ112を活性化状態に遷移させる(符号141)。被検出器ICタグ112の「活性化」とは、例えば、無線アンテナからの電波により電力供給されて、被検出器ICタグ112内の回路をON状態(メモリ等を使用可能)とすることを意味する。この活性化処理と同時に、時間管理部124は、被検出器ICタグ112に活性化した時刻を記録させるための時間管理を行う。
また、被検出器ICタグ112の活性化時には、拠点A用のアクセスポイント121の商品情報登録部125が、自己の領域内で管理すべき商品111を登録する。具体的には、被検出器ICタグ112から読み取った商品IDと活性化の時刻を、自己に備わるデータ記憶装置(図示せず)に記録する。
さらに、商品情報詳細登録部126が、商品の詳細情報を登録する。具体的には、自己の領域内で被検出器ICタグ112を初めて活性化した際に、サーバから商品111の詳細情報(例えば図4のデータ詳細441の「属性」、「積載荷物、量、コンテンツ、場所、距離など」、「付加情報」)を取得し、被検出器ICタグ112のデータ蓄積部に記録させるとともに、自己に備わるデータ記憶装置(図示せず)に保管する。その後、商品111が自己の領域内に存在する間に被検出器ICタグ112を再度非活性化又は再度活性化させた際には、自己に備わるデータ記憶装置(図示せず)に保管されているデータ詳細を用いて被検出器ICタグ112のデータ蓄積部に記録させる。
一方、拠点A101におけるタグ活性化エリア102の外となるタグ活性化エリア外103には、商品115が保管されている。保管されている商品115も同様に、商品を管理する被検出器ICタグ116が取り付けられている。拠点A用のアクセスポイント121は、検出器127(検出器122と同じ)により被検出器ICタグ116を自動検出し、被検出器ICタグ116の活性化状況を確認する。ICタグ活性化・非活性化部128が、被検出器ICタグ116をアクセスポイント121による自動位置検知にて自動的に適正な状態にする。この場合、タグ活性化エリア外103に商品115が保管されているため、被検出器ICタグ116を非活性化状態に遷移させる(符号142)。被検出器ICタグ116の「非活性化」とは、例えば、被検出器ICタグ112内の回路をOFF状態(メモリ等を使用不能)とすることを意味する。この非活性化処理と同時に、時間管理部129が、被検出器ICタグ116に非活性化した時刻を記録させるための時間管理を行う。 なお、非活性化処理では、被検出器ICタグ116をOFF状態とするが、後に詳述する非活性化処理の際の被検出器ICタグ116からの商品IDの読み取りや、被検出器ICタグ116内のデータ蓄積部への位置情報及び時刻の記録などの処理を完了した後に、被検出器ICタグ116をOFF状態とする。
また、被検出器ICタグ112の非活性化時には、拠点A用のアクセスポイント121の商品情報登録部130が、自己の領域内で管理すべき商品115を登録する。具体的には、被検出器ICタグ116から読み取った商品IDと非活性化の時刻を、自己に備わるデータ記憶装置(図示せず)に記録する。
さらに、商品情報詳細登録部131が、商品の詳細情報も登録する。具体的には、サーバから取得した商品の詳細情報(例えば図4のデータ詳細441の「属性」、「積載荷物、量、コンテンツ、場所、距離など」、「付加情報」)を、被検出器ICタグ112のデータ蓄積部に記録させる。
図1を参照して説明した拠点Aの構成は、本システムに含まれる他の各拠点についても同様である。
次に、図2を参照して、複数の拠点の管理形態例について説明する。図2は、拠点A201と拠点B211と拠点C221の3つの拠点を例に示している。
拠点A201は、拠点A用アクセスポイント205からの電波が及ぶ領域にあり、拠点A用アクセスポイント205の領域に所属する。商品群203(個々の商品204からなる)はタグ活性化エリア202の中に位置するため、拠点A用アクセスポイント205は商品群203の商品204に取り付けられた被検出器ICタグ(図示せず)の活性化を行う。また、この活性化処理と同時に、被検出器ICタグに活性化の時刻を記録させるための時間管理を行う。
拠点A用アクセスポイント205は、定期的にネットワーク251を経由して商品IDを含む商品の位置情報をサーバ261に送信することができる。サーバ261もまた、適宜のコンピュータであり、所定のプログラムを導入されており、CPUがメモリにプログラムを読み込み実行することにより本システムの各処理を実行する。サーバ261は、拠点A用アクセスポイント205から受信した商品の位置情報を、外部データ蓄積部271に格納する。
商品204が、運搬による移動に伴って拠点C221のタグ活性化エリア222の中に移動した場合、商品204は、拠点C221の商品群223(個々の商品224からなる)と同様に管理される。拠点C221での管理は、拠点Aでの管理と同じである。
商品204は、拠点C221のタグ活性化エリア222の中に移動するため、その所属がタグ活性化エリア202からタグ活性化エリア222となり、拠点C用アクセスポイント225による自動位置検知にて自動的に管理されることとなる。なお、商品204が、運搬による移動に伴って拠点C221に移動した際、商品204はタグ活性化エリア202外に移動するため、拠点A用アクセスポイント205による自動位置検知にてICタグ活性化・非活性化部が商品204の被検出器ICタグを非活性化の状態に遷移させる。また、この非活性化処理と同時に、被検出器ICタグに非活性化の時刻を記録させるための時間管理を行う。
拠点B211は、拠点B用アクセスポイント215からの電波が及ぶ領域にあり、拠点B用アクセスポイント215の領域に所属する。商品群213(個々の商品214を含む)はタグ活性化エリア212の中に位置するため、拠点B用アクセスポイント215は商品群213の被検出器ICタグの活性化を行う。また、この活性化処理と同時に、被検出器ICタグに活性化の時刻を記録させるための時間管理を行う。
拠点B用アクセスポイント215は、定期的にネットワーク251を経由して商品IDを含む商品の位置情報をサーバ261に送信することができる。サーバ261は、拠点B用アクセスポイント215から受信した商品の位置情報を、外部データ蓄積部271に格納する。
商品214が、運搬による移動に伴って拠点C221のタグ活性化エリア222の中に移動した場合、商品214は、拠点C221の商品群223(個々の商品224からなる)と同様に管理される。拠点C221での管理は、拠点Bでの管理と同じである。
図3を参照して、本システムにおいて、商品とその位置とを結び付けるために、種々の商品をいずれかの拠点と紐付けする手法について説明する。
図3のケース1は、3つの拠点301、302、303の間の、ケース2は、2つの拠点304、305の間の商品の移動の例である。符号351は、4種の紐付けパターンを示す。紐付けパターン351中の「場所→場所」は、最初の拠点内のタグ活性化エリアに入ったときの処理または最終の拠点内のタグ活性エリアから出たときの処理であることを示す。「場所→移動」はタグ活性化エリアから出て別の拠点に移動するときの処理であることを示す。「移動→場所」は別の拠点から移動してきてタグ活性化エリア内に入ったときの処理であることを示す。図3中、商品に付したA〜Lは、商品自体の変化ではなく商品に取り付けられた被検出器ICタグの状態の変化を示す。
図3のケース1では、生産拠点301のタグ活性化エリアを管理するアクセスポイントが、生産拠点301内の商品を管理している。生産されたばかりの商品は、ICタグが無登録の状態である。紐付けパターン351のパターン(1)に基づき、無登録の状態(商品A)から活性化状態(商品B)とする紐付けを行う。次に、活性化開始した商品Bは、処理・加工を施すために処理・加工拠点302に運搬され移動する。その際、生産拠点301のタグ活性化エリア外に移動するためアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン351のパターン(2)に基づき、活性化状態(商品B)から非活性化状態(商品C)に遷移する。商品Cは、運搬機器を使って別の処理・加工拠点302に移動される。
生産拠点301から処理・加工拠点302へ移動した商品Cは、処理・加工拠点302のアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン(3)に基づき、非活性化状態(商品C)から活性化状態(商品D)に遷移する。
次に、処理・加工された商品Dは、別の流通・販売拠点303に運搬され移動する。その際、処理・加工拠点302のタグ活性化エリア外に移動するためアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン351のパターン(2)に基づき、活性化状態(商品D)から非活性化状態(商品E)に遷移する。商品Eは、運搬機器を使って別の流通・販売拠点303に移動される。
処理・加工拠点302から流通・販売拠点303へ移動した商品Eは、流通・販売拠点303のアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部にて紐付けパターン(3)に基づき、非活性化状態(商品E)から活性化状態(商品F)に遷移する。
次に、流通・販売拠点303から流通・販売された商品は、消費のために、流通・販売拠点303のタグ活性化エリア外に移動する。その際、流通・販売拠点303のアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン351のパターン(4)に基づき非活性化状態(商品G)に遷移する。
ここで被検出器ICタグ内の情報は保持したままとし、消費のための運搬経路上にてICタグ内の情報を再利用することが可能である。
次に、図3のケース2を参照して、保管場所における商品管理に適用した形態例について説明する。
各拠点304にて商品を保管する場合、各拠点のタグ活性化エリア内にてアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により活性化状態(商品B、D、F)にある。
別の保管場所等305に移動する際、各拠点のタグ活性化エリア外に移動するためアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン(2)に基づき、活性化状態(商品B、D、F)から非活性化状態(商品H)に遷移する。商品B、D、Fは、運搬機器を使って別の保管場所等305に移動される。
次に、保管場所等305のタグ活性化エリアの内に移動するため、保管場所等305のアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン(3)に基づき、非活性化状態(商品H)から活性化状態(商品I)に遷移する。
次に、消費のために、保管場所等305のタグ活性化エリアの外に移動する。その際、保管場所等のアクセスポイントによる自動位置検知にて自動的にICタグ活性化・非活性化部により紐付けパターン(4)に基づき非活性化状態(商品J)に遷移する。
ここでICタグ内の情報は保持したままとし、消費後の運搬経路によりICタグ内の情報を再利用することが可能である。
図4は、商品に取り付けられる被検出器ICタグの構成を示したものである。
被検出器ICタグ401は、商品ごとに一意に割り当てられた商品IDを記憶した被検出器IC部411と、データ管理部412と、データ蓄積部413とを具備する。アクセスポイントは、被検出器ICタグ401の被検出器IC部411の商品IDを読み取ったとき、商品の位置情報をデータ蓄積部413に記録させる。この位置情報の記録は、商品が破棄されるまで保持し続けられる性質のものである。
データ蓄積部413のメモリ内は、分割されており複数の領域エリア431が確保されている。拠点ごとに領域エリアを分けて使用する。また、1つの領域エリアには、複数のデータ432を記録することができる。1つのデータ432が、当該商品の1つの位置情報に対応する。データ蓄積部413の割り当てられた領域エリアに記録することで、商品の現在位置を示す位置情報を記録することになる。例えば、A領域エリアには、拠点A用アクセスポイントによって記録させられた位置情報のみが存在する。これらは、商品が拠点Aに存在していた間の位置情報となる。
また、アクセスポイントは、商品IDを読み取ったときに現在の時刻を取得し、取得した時刻を、位置情報の記録要求とともに被検出器ICタグ401に送信する。この位置情報の記録要求には、被検出器ICタグ401のデータ蓄積部413のメモリ内のどの領域エリアに記録すべきかを指定する情報が含まれている。
被検出器ICタグ401のデータ管理部412は、上述したアクセスポイントとのデータの授受を管理する。データ管理部412は、アクセスポイントの要求に応じて被検出器IC部411から商品IDを取得してアクセスポイントに送信し、また、アクセスポイントから受信した位置情報の記録要求に基づいてデータ蓄積部413に位置情報を記録する。
データ蓄積部413に記録するデータ432すなわち位置情報の詳細は、商品管理にて使用する情報も含まれていることが好ましい。位置情報のデータ詳細441のデータ項目として「商品ID」、「属性」、「時刻」、商品の詳細情報として「積載荷物、量、コンテンツ、場所、距離など」、被検出器ICタグを活性化したか非活性化したかを示す「タグ活性化(タグ非活性化)」、「付加情報」等がある。さらに、当該位置情報をサーバに送信済みか否かを示すフラグを設けることが好適である。商品の詳細情報等については、アクセスポイントが自己のデータ蓄積部に保有していない場合は、サーバから取得して被検出器ICタグ401に送信して記録させる。
図5は、アクセスポイントが実行する処理の1つである位置情報送信部(図1では示していない)の構成及びフローを模式的に示した図である。この処理では、被検出器ICタグから商品IDを取得すると同時に、位置情報を被検出器ICタグに記録させる一方、サーバに商品の位置情報を送信する。
商品には、被検出器ICタグ521が取り付けられている。被検出器ICタグ521は、商品ごとに一意に割り当てられた商品IDを記憶した被検出器IC部522と、データ蓄積部523とを具備する。アクセスポイント524では、商品に取り付けられた被検出器ICタグ521の被検出器IC部522の商品IDを読み取る(ステップ511)。この読み取りと同時に現在の時刻を取得し、時刻とともに位置情報の記録要求を被検出器ICタグ521に対して送信し、時刻を含む位置情報を記録させる(ステップ512)。
続いて、被検出器ICタグ521のデータ蓄積部523に記録した位置情報の中で、サーバに未送信の位置情報をサーバに送信する(ステップ513)。サーバに未送信であるか否かは、例えば、位置情報に含まれるフラグで判断する。アクセスポイント524は、サーバにデータを送信する際には、アクセスポイントごとに一意に割り当てられた位置IDを用いて行うので、サーバは、送信を行ったアクセスポイントの位置IDとともに位置情報を受信することとなる。
サーバとの通信が成功した場合には、送信した位置情報に含まれるフラグを送信済みとし、タイマー手段514を経て、次の被検出器ICタグ521の商品IDの読み取りステップ511に移る。サーバとの通信が失敗した場合には、記録した位置情報はそのままでタイマー手段515を経て、次の位置情報の記録ステップ512に移る。
符号531は、アクセスポイントがサーバに送る位置情報のデータフォーマットの一例を示したものである。「商品ID」と、1又は複数の「時刻」及び「位置情報」のペアとで構成されている。この例では、図4に示した位置情報のデータ詳細の中の時刻を他の情報とは別に取り出して送信している。また、アクセスポイントからサーバに送信する情報の種類はいくつかあるため、メッセージの種類を識別するmsgIDのカラムを持っている。
図6は、サーバが外部データ蓄積部にて管理するテーブルの構成例を示したものである。
商品管理マスタ601の有する商品管理テーブル602、タグ管理トランザクション611の有するタグ管理テーブル612、アクセスポイントマスタ621の有するアクセスポイントテーブル622が示されている。
商品管理テーブル602では、商品属性として「商品ID」、「日付」、「場所」を管理している。商品管理テーブル602は、商品ごとに予め登録されている。
タグ管理テーブル612では、被検出器ICタグごとに、「商品ID」、次の目的地の「目的地ID」、並びに運搬時のアクセスポイントにより位置検知された1又は複数の「時刻」及び「位置ID」のペアで構成されたレコードを管理している。「位置ID」は、アクセスポイントが位置情報を送信してきたときに取得する。タグ管理テーブル612は、アクセスポイントから位置情報が送信されたときに更新される。
また、アクセスポイントテーブル622では各拠点に設定されたアクセスポイントの「位置ID」、アクセスポイントの「場所」の他に、当該拠点の品質管理状況情報である「温度管理情報」及び「保管管理情報」を管理している。アクセスポイントテーブル622は、アクセスポイントごとに予め登録されている。
図7は、運搬結果を確認する画面701の一例である。対象期間711と対象となる場所712を指定することができ、検索結果を表示する画面713で構成されている。検索結果は、拠点ごと、日付ごと、商品ごとに集計し、その結果を例えば画面721のように表示することができる。また、商品ごとに運搬履歴を編集し、その結果を例えば画面722のように印字することができる。
101 拠点A
102 タグ活性化エリア
103 タグ活性化エリア外
111、115 商品
112 被検出器ICタグ
113 データ管理部
114 データ蓄積部
121 拠点A用アクセスポイント
122、127 検出器
123、128 ICタグ活性化・非活性化部
124、129 時間管理部
125、130 商品情報登録部
126、131 商品情報詳細登録部

Claims (2)

  1. 商品IDを記憶しかつデータ蓄積部を具備して商品に取り付けられる被検出器ICタグと、商品の移動する各拠点に設置され自己の電波の及ぶ領域内に存在する前記被検出器ICタグとの間で無線通信可能なアクセスポイントと、前記アクセスポイントとネットワークを介して接続されたサーバと、を備えた商品の位置検知による流通管理システムであって、
    前記アクセスポイントの電波の及ぶ領域内には、タグ活性化エリアと、それ以外の範囲であるタグ活性化エリア外とが含まれており、
    前記アクセスポイントは、
    タグ活性化エリアにある前記被検出器ICタグを検知したとき、当該被検出器ICタグの商品IDを読み取るとともに当該被検出器ICタグを活性化状態に遷移させる手段と、
    タグ活性化エリア外にある前記被検出器ICタグを検知したとき、当該被検出器ICタグの商品IDを読み取るとともに当該被検出器ICタグを非活性化状態に遷移させる手段と、
    活性化状態又は非活性化状態に遷移させる際に現在の時刻を取得して当該被検出器ICタグに対して送信し、当該商品の存在する拠点を示す位置情報と前記時刻とを当該被検出器ICタグのデータ蓄積部に記録させる手段と、
    前記被検出器ICタグのデータ蓄積部に記録された位置情報と時刻とを前記サーバに送信する手段と、を有することを特徴とする
    商品の位置検知による流通管理システム。
  2. 前記サーバは、前記各拠点の位置情報と、前記各拠点における商品の管理状況情報とを対応付けて格納した外部データ蓄積部を有することを特徴とする
    請求項1に記載の商品の位置検知による流通管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128878A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 富士通フロンテック株式会社 冷凍品配送解凍システム、その配送先端末装置、サーバ装置、冷凍品配送解凍方法

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