JP7279752B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、配送の対象となる保温保冷容器の内部温度を管理するための技術に関する。
従来から、配送する荷物の温度管理を行うための技術が知られている。例えば、特許文献1には、1台の輸送トラックで常温荷物と冷蔵(冷凍)荷物を輸送する場合に、冷蔵又は冷凍荷物の輸送に断熱ボックスを使用し、断熱ボックス内の個々の荷物に温度センサを取り付けるシステムが開示されている。
特開2007-331937号公報
荷物を保温保冷容器に収容し、保冷材等の温度調整材により保温保冷容器内の温度を管理する場合には、温度調整材の種類及び量を適切に選択する必要がある。その場合、管理すべき温度が異なる複数の保温保冷容器を輸送する場合には、それぞれの保温保冷容器の温度を管理する必要がある。そこで、本発明は、各保温保冷容器に対する温度管理を行う情報処理装置及びプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、情報処理装置は、運送対象となる保温保冷容器の各々の温度情報と、前記保温保冷容器の各々に対応する許容温度帯に関する情報とを取得する取得手段と、前記温度情報と、前記許容温度帯に関する情報とに基づき、前記保温保冷容器の各々の温度の異常の有無を判定する判定手段と、前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、当該保温保冷容器への温度調整材の追加を指示する指示情報を出力する出力手段と、を有し、前記指示情報は、追加すべき前記温度調整材の種類及び量の少なくとも一方を示す
上記情報処理装置の一態様では、前記出力手段は、前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、前記指示情報として、前記温度調整材の追加を指示するテキスト情報を表示する。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記出力手段は、前記保温保冷容器の各々について、前記温度情報に基づく温度と、前記許容温度帯と、前記温度と前記許容温度帯との比較結果に基づく温度状態とを表す情報を表示する。
上記情報表示体の他の一態様では、前記情報処理装置は、前記保温保冷容器を運送する運送体に設けられ、前記保温保冷容器の各々に設けられた温度センサが出力する温度情報を取得する管理装置である。
上記情報表示体の他の一態様では、前記情報処理装置は、前記保温保冷容器を運送する運送体に設けられ、前記保温保冷容器の各々に設けられた温度センサが出力する温度情報を取得する管理装置と通信を行うサーバ装置であり、前記出力手段は、前記管理装置に対し、前記指示情報を前記管理装置が表示するための表示情報を送信する。
プログラムの一態様では、運送対象となる保温保冷容器の各々の温度情報と、前記保温保冷容器の各々に対応する許容温度帯に関する情報とを取得し、前記温度情報と、前記許容温度帯に関する情報とに基づき、前記保温保冷容器の各々の温度の異常の有無を判定し、前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、当該保温保冷容器への温度調整材の追加を指示する指示情報を出力する処理をコンピュータに実行させ、前記指示情報は、追加すべき前記温度調整材の種類及び量の少なくとも一方を示す、プログラムである。
本発明によれば、運送体により運ばれ、温度管理条件が設定された保温保冷容器に温度調整材の追加の必要性を好適に担当者に認識させることができる。
第1実施形態に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。 保温保冷容器の構成例を示す。 保温保冷容器の不使用時での収納状態を示す。 配送指示書の具体例である。 親機及びサーバ装置のブロック図である。 配送スケジュールDB、温度管理DB及び温度蓄積DBのデータ構造を示す。 配送開始までの管理者及び運転者の業務フローの一例である。 ナビゲーションシートの具体例を示す。 マニュアルシートの具体例を示す。 温度管理画面の表示例である。 変形例における第1の例に係る配送票を示す。 変形例における第2の例に係る配送票を示す。 第2実施形態に係る温度管理システムの概略構成を示す図である。 表示端末のブロック図である。 入力画面の第1、第2表示例である。 配送指示画面の表示例である。 マニュアル表示画面の表示例である。 ナビゲーション画面の表示例である。 表示端末が埋め込まれた保温保冷容器を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る第1及び第2実施形態について説明する。
<第1実施形態>
[温度管理システムの概要]
図1は、第1実施形態に係る温度管理システム100の概略構成を示す図である。温度管理システム100は、配送車両(運送体)1の荷台(コンテナ)10に積載される保温保冷容器5の内部温度を管理するシステムであって、図1に示すように、主に、配送指示書4を有する運転者が運転する配送車両1と、配送車両1内に存在する親機2と、荷台10内に存在する通信機3と、配送する荷物が収容される保温保冷容器(断熱箱)5と、親機2と通信を行うサーバ装置9とを有する。なお、荷台10には、荷台10内の温度調整を行う温調機が設けられていてもよい。
保温保冷容器5は、仕切りとなる各パネルの内部に真空断熱材を含み、折り畳み自在に構成される。保温保冷容器5には、同一温度帯により保管されるべき1又は複数の荷物が収容されると共に、後述する温度センサ7が取り付けられる。保温保冷容器5には、収容する荷物の劣化を防ぐために保たれるべき内部温度の帯域(「許容温度帯」とも呼ぶ。)などを含む温度管理条件が保温保冷容器5ごとに定められており、保温保冷容器5の内部温度を調整するための保冷材などの温度調整材8が適宜収容されている。ここで、配送車両1の運転者には、保温保冷容器5ごとに作成された配送指示書4が運送会社の管理者から配送に先立って配布されており、運転者は、配送指示書4を参照することで、保温保冷容器5ごとに定められた温度管理条件を満たすように、各保温保冷容器5に適切な種類及び量の温度調整材8を配置する。
親機2は、荷台10内に積まれた荷物の温度を運転者が管理するための管理装置として機能する。図1の例では、親機2は、通信機3と有線または無線によるシリアル通信を行うと共に、サーバ装置9と無線による通信を行う。親機2は、温度センサ7が生成した測定情報(「測定情報Sa」とも呼ぶ。)を通信機3から受信した場合に、配送車両1のトラックID及び現在位置情報等と関連付けてサーバ装置9へ転送する。また、親機2は、サーバ装置9から受信した情報又は通信機3から受信した測定情報Saに基づき、荷台10内に積まれた荷物の温度に関する画面を表示する。
通信機3は、荷台10内に設置され、親機2とケーブル等を介して接続している。また、通信機3は、保温保冷容器5に設置された温度センサ7が発信する測定情報Saを受信する。そして、通信機3は、受信した測定情報Saを親機2へ送信する。
温度センサ(温度検出器)7は、各保温保冷容器5内に設置され、各保温保冷容器5内の温度を測定する機能及び通信機能を有するモジュールであり、測定情報Saを発信する。測定情報Saには、温度センサ7が測定した温度及び日時の情報に加え、当該温度センサ7に付与された識別情報(「センサID」とも呼ぶ。)が含まれている。
サーバ装置9は、配送車両1が配送する荷物の配送スケジュールの管理及び当該荷物の温度管理を行う。サーバ装置9は、親機2から測定情報Saを受信することで、保温保冷容器5ごとに温度変化の履歴を記憶したり、測定情報Saが示す温度に基づき各保温保冷容器5の内部温度の異常の有無を監視したりする。
[保温保冷容器の構成例]
図2は、保温保冷容器5の構成例を示す。なお、本発明に適用可能な保温保冷容器5の態様は、図2に示す態様に限らず、図2以外の任意の態様であってもよい。
図2に示す保温保冷容器5は、主に、天面パネル11と、開口部18を開閉する正面パネル12L、12R(12)と、左側面パネル13と、背面パネル14と、右側面パネル15と、底面パネル16と、を備え、これらのパネルが保温保冷容器5の壁部を形成する。これらのパネル内には、真空断熱材が組み込まれている。背面パネル14等の内部壁面には、物を収容することができる保持部19が複数設けられている。保持部19には、例えば温度センサ7または温度調整材8が収容される。天面パネル11と左側面パネル13と背面パネル14と右側面パネル15と底面パネル16とは、図示しない外装袋により覆われている。
図2に示すように、正面パネル12Lは、左側面パネル13に対して回動可能に連結されており、正面パネル12Rは、右側面パネル15に対して回動可能に連結されている。正面パネル12L、12Rは、開口部18を開閉自在に構成される。なお、正面パネル12は、図2の例のように左右に分割された態様に限らず、上下に分割された態様であってもよい。この場合、分割された正面パネル12は、左側面パネル13又は右側面パネル15に対して回動自在に連結されてもよく、天面パネル11又は底面パネル16に対して回動自在に連結されてもよい。
また、保温保冷容器5は、折り畳み自在に構成され、不使用時に折り畳まれた状態で管理される。図3(A)は、保温保冷容器5の上面図を示し、図3(B)は、使用時における正面パネル12、左側面パネル13、背面パネル14、右側面パネル15、及び底面パネル16の配置を示す。なお、図3(A)、(B)の例では、天面パネル11と左側面パネル13と背面パネル14と右側面パネル15と底面パネル16とを覆うように外装袋30が配置されている。また、図3(C)は、不使用時に天面パネル11、正面パネル12、左側面パネル13、背面パネル14、右側面パネル15、及び底面パネル16を折り畳んだ状態の保温保冷容器5を示す。図3の例では、背面パネル14と左側面パネル13、及び背面パネル14と右側面パネル15が布などにより繋がれている。そして、保温保冷容器5を折り畳む場合、背面パネル14に底面パネル16を重ねた後、左側面パネル13、右側面パネル15及び天面パネル11を順に重ねる。これにより、保温保冷容器5は、折り畳まれた状態となる。
[配送指示書の例]
図4は、配送指示書4の具体例を示す。配送指示書4は、配送車両1を所有する運送会社の管理者(単に「管理者」とも呼ぶ。)が予め作成し、荷物の配送時に配送車両1の運転者が所持する。配送指示書4は、例えば、保温保冷容器5ごとに作成される。また、配送指示書4は、配送指示書4と荷物を関連付けるために、輸送時は保温保冷容器5と一緒に管理される。例えば、配送指示書4は、当該配送指示書4の記載に従い温度管理が行われる対象となる保温保冷容器5に貼り付けられる。
図4の例では、配送指示書4の上部には、荷物の差出元の情報(例えば住所等)と、荷物の送り先の情報と、差出元から荷物を引き取る日時である引き取り日時と、送り先へ荷物を届ける予定日時である配達日時とが記載されている。また、配送指示書4の下部には、「指示内容概要」、「引取り時の状態」、「必要な温度調整材」、「温度センサ」などの各項目を有し、配送準備に必要な情報が記載されている。
ここでは、「指示内容概要」には、配送する荷物の内容(ここでは牛肉30kg及び魚介類20kgを配送する旨)が記載されている。また、「引取り時の状態」には、配送する荷物の引取り時の状態が記載されている。図4の例では、「引取り時の状態」には、「C201」の識別情報(「箱ID」とも呼ぶ。)を有する保温保冷容器5に配送する荷物が収納済みである旨、及び、引取り時に保たれるべき荷物の温度(「初期温度」とも呼ぶ。)が0度以下である旨が記載されている。この場合、差出元には、箱ID「C201」である保温保冷容器5が予め送付されており、差出元が引取り時までに荷物を保温保冷容器5に荷詰めすることになっている。
また、「必要な温度調整材」には、対象の保温保冷容器5(即ち箱ID「C201」の保温保冷容器5)に収容すべき温度調整材8の種類及び量(ここでは個数)と、配送中に保温保冷容器5へ追加収容させる可能性がある予備の温度調整材8の種類及び量とが記載されている。ここでは、「必要な温度調整材」には、種類Aの保冷材を6個保温保冷容器5に収容すべき旨、及び、予備として種類Aの保冷材が3個必要である旨が記載されている。なお、「必要な温度調整材」に記載する温度調整材8の種類及び量の情報は、後述するナビゲーションシートを参照することで、管理者により決定される。なお、予備の温度調整材8の種類は、例えば、最初に投入する温度調整材8と同一種類に設定され、予備の温度調整材8の量は、最初に投入する温度調整材8の量の所定割合分(ここでは半分)に設定される。
「温度センサ」には、対象の保温保冷容器5(即ち箱ID「C201」の保温保冷容器5)に収容させる温度センサ7のセンサIDが指定されている。「温度センサ」において指定された温度センサ7は、輸送開始前までに運転者により保温保冷容器5の内部に設置される。そして、この場合、運転者は、各配送指示書4に記載された種類、量を収容した保温保冷容器5と、各配送指示書4に記載された温度センサ7とを配送車両1に収容した状態で、配送拠点から差出元の場所へ向かう。なお、配送指示書4は、印刷された紙に限らず、電子ペーパーであってもよい。
[端末装置の構成]
図5(A)は、親機2のブロック図である。親機2は、主に、ディスプレイやランプなどの表示部21と、入力部22と、記憶部23と、通信部24と、制御部25と、GPS受信機26と、スピーカなどの音出力部27と、を備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
入力部22は、例えばタッチパネル、ボタン、音声入力装置等であり、運転者等の入力を受け付ける。記憶部23は、制御部25が実行するプログラム及び制御部25が実行する処理に必要な情報を記憶する。通信部24は、制御部25の制御に基づき、通信機3及びサーバ装置9とデータ通信を行う。GPS受信機26は、配送車両1の現在位置を示す位置情報を生成する。
制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することで、親機2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部25は、通信部24を制御することで、通信機3から受信した測定情報SaにGPS受信機26が測定した位置情報等を付してサーバ装置9へ転送する。また、制御部25は、通信部24によりサーバ装置9から特定の保温保冷容器5の内部温度に関する警告を出力すべき旨の指示信号を受信した場合に、当該指示信号に基づき、特定の保温保冷容器5に温度調整材8を投入すべき旨の警告を、表示部21又は/及び音出力部27により出力する。
[サーバ装置の構成]
図5(B)は、サーバ装置9のブロック図である。図5(B)に示すように、サーバ装置9は、主に、記憶部93と、通信部94と、制御部95とを有する。
記憶部93は、制御部95が実行するプログラム及び制御部95が実行する処理に必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部93は、配送する荷物の配送スケジュールに関する情報を記録した配送スケジュールDB96と、配送する保温保冷容器5の許容温度帯を記録した温度管理DB97と、保温保冷容器5の温度の履歴を記録した温度蓄積DB98とを備える。配送スケジュールDB96と、温度管理DB97と、温度蓄積DB98のデータ構造の具体例については後述する。通信部94は、制御部95の制御に基づき、親機2とデータ通信を行う。
制御部95は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、ROMや記憶部93等に記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置9の全体を制御する。例えば、制御部95は、親機2から通信部94が測定情報Saを受信した場合に、当該測定情報Saが示す温度情報に基づき温度蓄積DB98を更新すると共に、温度管理DB97を参照して温度異常の有無を判定する。そして、制御部95は、保温保冷容器5に温度異常があると判断した場合には、当該保温保冷容器5の箱ID等を含む警告の指示信号を生成し、通信部94により親機2へ送信する。
図6(A)は、配送スケジュールDB96のデータ構造の一例である。図6(A)に示す配送スケジュールDB96は、「荷物ID」、「トラックID」、「箱ID」、「センサID」、「配達日時」、及び「配送場所」の各項目を有する。
「荷物ID」の項目には、配送対象の荷物の識別情報である荷物IDが記録される。「トラックID」の項目には、対応する荷物IDの荷物を配送する車両のトラックIDが記録される。「箱ID」の項目には、対応する荷物IDの荷物が収容される保温保冷容器5の識別情報である箱IDが記録される。なお、各箱IDは、保温保冷容器5を寸法により分類した保温保冷容器5のタイプ情報(不図示)と関連付けられている。「センサID」の項目には、対応する箱IDが示す保温保冷容器5に設置される温度センサ7のセンサIDが記録される。「配達日時」の項目には、対応する荷物IDの荷物の配達が完了する予定日時が記録される。「配送場所」の項目には、対応する荷物IDの荷物の配送先の住所が記録される。なお、配送スケジュールDB96は、複数のデータベースに細分化されていてもよい。例えば、配送スケジュールDB96は、荷物IDとトラックIDと箱IDとセンサIDとを対応付けたデータベースと、荷物IDと、配達日時と、配送場所とを対応付けたデータベースとから構成されてもよい。
図6(B)は、温度管理DB97のデータ構造の一例である。図6(B)に示す温度管理DB97は、「箱ID」の項目と、「許容温度帯」の項目とを有する。「箱ID」の項目には、配送対象となる荷物が収容される各保温保冷容器5の箱IDが記録される。「許容温度帯」の項目には、対応する箱IDが示す保温保冷容器5に収容される荷物の許容温度帯が記録されている。なお、温度管理DB97には、許容温度帯から外れる可能性がある旨の警告を出力するための温度の閾値の情報がさらに記録されていてもよい。
図6(C)は、温度蓄積DB98のデータ構造の一例である。図6(C)に示す温度蓄積DB98は、「箱ID」、「温度」、「日時」、及び「位置」の各項目を有する。サーバ装置9は、受信した測定情報Saごとに、温度蓄積DB98のレコードを生成する。
「箱ID」の項目には、親機2から受信する測定情報Saに含まれるセンサIDに対応する箱IDが記録される。「温度」の項目には、対象となる測定情報Saに含まれる温度情報が示す温度が記録される。「日時」の項目には、対象となる測定情報Saに含まれる日時情報が示す日時が記録される。「位置」の項目には、対象となる測定情報Saと共に親機2から送信された配送車両1の位置情報に基づく緯度経度が記録される。
[配送準備]
次に、配送開始に必要な処理について詳しく説明する。
(1)処理フロー
図7は、配送開始までの管理者及び運転者の業務フローの一例である。
まず、管理者は、荷物の配送を依頼する顧客から配送を指示する配送指示票をメールなどにより受領する(ステップS101)。配送指示票には、例えば、配送先の情報、荷物の種類、及び量、引渡し時間、配送時間、許容温度帯、引渡し時の荷物の温度(初期温度)などが記されている。ここで、「荷物の種類」とは、食料品・工業製品などの荷物の品目、商品名などであるが、これに限定しない。
そして、管理者は、配送指示票にて配送が指示された荷物を配送するための配送車両1の配車手続きを行う(ステップS102)。そして、管理者は、配送すべき荷物を収容する保温保冷容器5及び保温保冷容器5に設置する温度センサ7を決定し、配送すべき荷物と保温保冷容器5と温度センサ7とを関連付ける(ステップS103)。具体的には、管理者は、配送すべき荷物の荷物IDに対応する配送スケジュールDB96のレコードを生成する。このとき、管理者は、管理すべき温度帯が異なる荷物については、異なる保温保冷容器5にそれぞれ対応付ける。
次に、管理者は、保温保冷容器5ごとに許容温度帯、アラーム条件(即ち警告を出力する温度閾値)、必要な温度調整材8の種類及び量等を決定する(ステップS104)。このとき、管理者は、温度調整材8の種類及び量を、ナビゲーションシート28を参照して決定する。ここで、ナビゲーションシート28は、配送する保温保冷容器5の管理条件の組合せごとに、当該保温保冷容器5に投入すべき最適な温度調整材8の種類及び量を示したテーブルである。ナビゲーションシート28は、用いる保温保冷容器5のサイズ、荷物の種類(比熱)、荷物量(荷物体積、荷物重量、箱数等を含む)、荷物の初期温度、許容温度帯、遅延等を考慮した配送時間、外気温などの保温保冷容器5の温度管理条件の組合せを勘案して生成される。ナビゲーションシート28は、印刷された紙であってもよく、管理者が視認するディスプレイ上において表計算ソフトウェア等により表示された表などであってもよい。ナビゲーションシート28の具体例については図8を参照して後述する。配送指示書4又はナビゲーションシート28の少なくとも一方は、本発明における「情報表示体」の一例である。また、管理者は、ステップS104で決定した保温保冷容器5ごとの許容温度帯及びアラーム条件等を、温度管理DB97に登録する。
そして、管理者は、ステップS101~ステップS104の処理結果に基づき配送指示書4を作成する(ステップS105)。この場合、配送指示書4には、図4に示すように、ステップS101で受領した配送指示票の内容(例えば荷物の内容、荷物量等)、及び、ステップS104で決定した温度調整材8の種類及び量等が記されている。
次に、ステップS101の配送指示票で指定された荷物を運ぶために配車手続がされた配送車両1の運転者は、ステップS105で作成された配送指示書4を受領する(ステップS201)。そして、運転者は、配送指示書4を参照し、荷物の配送に必要な保温保冷容器5、温度センサ7、温度調整材8等を配送車両1に積み込む(ステップS202)。なお、差出元が荷物の引渡し前に保温保冷容器5に荷物を荷詰めする場合には、事前に保温保冷容器5が顧客に先行納入されているため、ステップS202で保温保冷容器5を積み込む必要はない。
次に、運転者は、荷物の引取り場所に到着した場合、配送すべき荷物を受領し、配送開始前の荷物の温度を確認する(ステップS203)。この場合、運転者は、例えば、図示しないレーザ温度計により荷物の温度を測定し、配送指示書4を参照して引き取る荷物が当該荷物に対して設定された初期温度から外れていないか確認する。この確認作業は、事故発生時の責任明確化の観点から必要となる。
次に、運転者は、保温保冷容器5に、温度センサ7及び必要な温度調整材8の配置を行う(ステップS204)。この場合、保温保冷容器5は、後述するマニュアルシート29を参照し、温度調整材8等を保温保冷容器5に収容する。マニュアルシート29は、例えば保温保冷容器5のタイプ(即ち寸法)ごとに温度調整材8を追加する手順等を示したマニュアルである。マニュアルシート29の具体例については図9を参照して説明する。
次に、運転者は、温度監視の設定をオンにし、配送を開始する(ステップS205)。この場合、運転者は、例えば、温度センサ7の電源をオンにし、親機2に対して必要に応じて所定の操作を行うことで、温度監視をオンにすべき旨の信号を親機2からサーバ装置9へ送信させる。なお、運転者は、荷物の配送が完了した場合についても同様に、荷物の積み下ろしが完了した保温保冷容器5に設置された温度センサ7の電源をオフにし、親機2に対して必要に応じて所定の操作を行うことで、温度監視をオフにすべき旨の信号を親機2からサーバ装置9へ送信させる。なお、運転者は、温度監視のオン及びオフに関するメール送信又は電話を管理者に行うことで、管理者に温度監視のオン及びオフの設定を指示してもよい。
(2)ナビゲーションシートの例
図8は、図7のステップS104で管理者が参照するナビゲーションシート28の具体例を示す。ナビゲーションシート28は、使用する保温保冷容器5のタイプごとに用意されている。図8では、1m×1m×1mの寸法を有するAタイプの保温保冷容器5を用いる場合に参照するナビゲーションシート28(識別番号「N-055」)が示されている。
図8に示すナビゲーションシート28には、Aタイプの保温保冷容器5を使用する場合に配置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定するための参照テーブル281~283が印刷されている。参照テーブル281~283は、保持すべき荷物の温度と、差出元が関東圏内であることを想定した場合の配送先の地域との組合せごとに、即ち、保温保冷容器5の想定され得る温度管理条件の組合せごとに、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を示したテーブルである。図8の例では、「A」、「B」、「C」は温度調整材8の種類を示す。
また、参照テーブル281~283は、保温保冷容器5に収容される荷物体積ごとに用意されている。ここでは、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積の1/3程度(荷物重量が30kg程度相当)である場合に参照する参照テーブル281と、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積の2/3程度(荷物重量が65kg程度相当)である場合に参照する参照テーブル282と、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積とほぼ同じ(荷物重量が85kg程度)である場合に参照する参照テーブル283とが記載されている。なお、一般に、保温保冷容器5に収容される荷物量が多いほど、保温保冷容器5内の熱容量が大きくなることから、保温・保冷機能が高くなる。よって、図8の例では、配送時間に対応する配送先及び保持すべき温度に加えて、荷物量(ここでは荷物体積)によっても配置すべき温度調整材8の種類及び個数が異なっている。一定温度範囲に維持することを目的とする場合は、温度調整材8の量を少なくすることが出来る。温度を一定温度範囲に維持するのではなく、冷却する、加温するなどの温度を変動させることが目的の場合は、荷物量が多い場合ほど温度調整材8が多く必要になる。
従って、管理者は、図7のステップS104において温度調整材8の種類及び個数を決定する際に、使用する保温保冷容器5に対応するナビゲーションシート28を参照することで、保持すべき温度、配送地域(配送時間)、荷物量等の保温保冷容器5の温度管理条件を勘案して保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び量を決定することができる。
なお、図8に示すナビゲーションシート28は一例であり、本発明が適用可能なナビゲーションシート28はこれに限定されない。例えば、ナビゲーションシート28には、温度、配送地域、及び荷物量以外の管理条件(例えば配送時の外気温、季節など)をさらに加味して温度調整材8の種類及び量が決定されるテーブルが印刷されていてもよい。
(3)マニュアルシートの例
図9は、マニュアルシート29の具体例を示す。マニュアルシート29は、保温保冷容器5のタイプごとに予め用意されており、図9では、Aタイプの保温保冷容器5を使用する際の温度調整材8の追加手順を示すマニュアルシート29(識別番号「M-01」)が示されている。
図9に示すように、マニュアルシート29の上部には、温度調整材8を収容すべき保持部19の優先順位を視覚的に示した概略図291が記載されている。従って、運転者は、温度調整材8を保温保冷容器5に設置する際には、当該保温保冷容器5のタイプに応じたマニュアルシート29を参照し、番号が小さい保持部19から順に温度調整材8を配置する。これにより、温度調整材8の個数に応じて効率的な保冷・保温ができるように温度調整材8を配置することができる。
また、マニュアルシート29の下部には、温度調整材8を保持部19に収容する際に温度調整材8に巻きつける吸水シートの巻き方の手順を示した画像292が記されている。運転者は、画像292等を参照し、保持部19に収納する際に温度調整材8に吸水シートを巻きつける。
[親機の表示例]
次に、輸送中での親機2の表示部21による表示例について説明する。図10は、輸送中に親機2の表示部21が表示する温度管理画面の表示例である。親機2は、図10に示す温度管理画面上に、主に、温度管理リスト210と、警告欄211とを表示させている。親機2は、図10に示す温度管理画面を、サーバ装置9から送信される表示情報に基づき表示してもよく、測定情報Saに基づき表示情報を自ら生成して表示してもよい。後者の場合、親機2は、表示情報の生成に必要な配送スケジュールDB96及び温度管理DB97等に登録された情報をサーバ装置9から受信する。
温度管理リスト210は、温度管理の対象である全ての保温保冷容器5の内部温度に関する情報を表すリストであり、「保温保冷容器」、「最新温度」、「許容温度帯」、「状態」の各項目から構成される。
親機2は、「保温保冷容器」の項目に、温度センサ7から受信する測定情報Saに含まれるセンサIDに対応する保温保冷容器5の箱IDを表示すると共に、「最新温度」の項目に、当該測定情報Saに含まれる温度情報が示す温度を表示する。なお、センサIDと箱IDは、例えば配送スケジュールDB96において関連付けられている。また、親機2は、各保温保冷容器5に対応する許容温度帯を、「許容温度帯」の項目に表示する。なお、許容温度帯の情報は、温度管理DB97に記憶されている。
さらに、親機2は、上述の許容温度帯と、項目「最新温度」が示す温度とを比較し、その比較結果に基づき判定された保温保冷容器5の温度状態を、「状態」の項目に表示している。図10の例では、親機2は、最新温度が許容温度帯内である保温保冷容器5に対応する状態を「通常」とし、最新温度が許容温度帯外である保温保冷容器5に対応する状態を「温度超過」として表示させている。そして、親機2は、最新温度が許容温度帯外である保温保冷容器5が存在する場合には、警告欄211において、温度調整材8を直ちに追加投入すべき旨の警告を表示する。図10では、親機2は、箱ID「C221」の保温保冷容器5の最新温度が許容温度帯外であることから、箱ID「C221」の保温保冷容器5に至急温度調整材8を投入すべき旨を表示している。
なお、親機2は、許容温度帯の境界値と最新温度とを比較するのに代えて、又はこれに加えて、許容温度帯の境界値とは別の閾値と最新温度との比較結果に応じて警告欄211内に所定の警告を表示させてもよい。この場合、上述の閾値は、例えば所定時間以内に許容温度帯に達する可能性がある温度に設定される。また、警告欄211には、追加すべき温度調整材8の種類及び量が指定されていてもよい。また、親機2は、警告欄211での警告表示に代えて、又はこれに加えて、音出力部27により警告音声を出力してもよい。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態によれば、運送会社の管理者は、ナビゲーションシート28を参照し、保温保冷容器5ごとに配置すべき温度調整材8の種類及び量を当該保温保冷容器5の運送中の管理条件に応じて適切に決定し、配送指示書4を作成することができる。この場合、配送車両1の運転者は、配送指示書4を参照することにより、各保温保冷容器5に当該保温保冷容器5の管理条件に応じた種類及び量の温度調整材8を配置することができる。また、運転者は、マニュアルシート29を参照することで、対象の保温保冷容器5に対して適切な箇所に温度調整材8を配置することができる。
[変形例]
次に、上記の第1実施形態に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の第1実施形態に適用することができる。
(変形例1-1)
図1に示す温度管理システム100の構成は一例であり、本発明が適用可能な温度管理
システム100は図1に示す構成に限定されない。
例えば、温度管理システム100は、通信機3を備えなくともよい。この場合、温度センサ7は、通信機3を介すことなく親機2に対して測定情報Saを送信する。他の例では、温度センサ7は、各荷物に対して取り付けられ、個々の荷物の温度を測定するものであってもよい。さらに別の例では、温度管理システム100は、サーバ装置9を備えなくともよい。この場合、親機2は、第1実施形態においてサーバ装置9が記憶した配送スケジュールDB96、温度管理DB97、温度蓄積DB98等に相当する情報を記憶部23に記憶し、これらの情報を参照して各保温保冷容器5の内部温度の監視を行う。これらの構成であっても、温度管理システム100は、荷台10に積まれた荷物の温度を測定情報Saに基づき好適に監視することができる。
(変形例1-2)
図7のフローチャートでは、管理者がナビゲーションシート28を参照して保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量を決定した。これに代えて、運転者がナビゲーションシート28を参照して保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量を決定してもよい。
この場合、管理者は、ステップS105において、投入すべき温度調整材8の種類及び量に関する情報を記載しない配送指示書4を作成する。その後、当該配送指示書4を所持する運転者は、ステップS203において差出元から荷物を受領した前後において、ナビゲーションシート28を参照し、保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量を決定し、当該決定に従い温度調整材8を保温保冷容器5内に配置する。この態様であっても、保温保冷容器5内の保温又は保冷に必要な温度調整材8の種類及び量を的確に決定することができる。
(変形例1-3)
ナビゲーションシート28に代えて、保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類と量を決定するテーブル等が配送票に印刷されていてもよい。
図11は、本変形例における第1の例に係る配送票4Aを示す。配送票4Aには、送り先情報401と、差出元情報402と、参照テーブル403と、特定情報404とが印刷されている。ここで、送り先情報401及び差出元情報402は、それぞれ図4に示す配送指示書4の上部に記載された送り先及び差出元の住所、電話番号等に相当する情報である。
参照テーブル403は、図8に示すナビゲーションシート28の参照テーブル281~283に相当する。なお、図11の配送票4Aには、参照テーブル403が1つのみ印刷されているが、図8の例と同様に荷物体積に応じて複数個の参照テーブルが印刷されていてもよい。特定情報404は、配送票4Aに対応する保温保冷容器5の箱ID及びタイプと、当該保温保冷容器5内に設置すべき温度センサ7のセンサIDとを特定する情報である。なお、参照テーブル403に記憶される温度調整材8の種類及び個数は、第1実施形態の参照テーブル281~283と同様に、対応する温度、配送地域(配送時間)、特定情報404において指定された保温保冷容器5の大きさ等に対して許容温度帯に荷物の温度を保つのに好適な温度調整材8の種類及び個数となるように、それぞれ事前に決定される。
次に、配送票4Aの使用例について補足説明する。例えば、運転者は、温度調整材8を保温保冷容器5に設置するタイミング又は当該タイミングよりも前の任意のタイミングにおいて、参照テーブル403を参照し、同梱する温度調整材8の種類と個数を決定する。図11の例では、運転者は、事前に管理者から配送指示書等により通知された許容温度帯又は初期温度と、配送票4Aに記載された送り先の住所等とを参照することで、参照テーブル403から同梱する温度調整材8の種類と個数を決定する。そして、運転者は、決定した種類及び個数の温度調整材8を特定情報404が示す箱IDの保温保冷容器5に設置すると共に、特定情報404が示すセンサIDの温度センサ7を当該保温保冷容器5に設置する。
図12は、本変形例における第2の例に係る配送票4Bを示す。配送票4Bには、送り先情報401と、差出元情報402と、参照テーブル403と、特定情報404とに加えて、補正用参照テーブル405が印刷されている。
補正用参照テーブル405は、参照テーブル403を参照して特定した温度調整材8の個数を配送時期に応じて補正するためのテーブルである。図12の例では、配送時期が12月から2月の場合には、参照テーブル403を参照して特定した温度調整材8の個数の補正が必要ないことを示し、配送時期が3月から5月の場合には、参照テーブル403を参照して特定した温度調整材8の個数を1個だけ追加する必要があることを示す。同様に、配送時期が6月から8月の場合には、参照テーブル403を参照して特定した温度調整材8の個数を2個だけ追加する必要があることを示し、配送時期が9月から11月の場合には、参照テーブル403を参照して特定した温度調整材8の個数を1個だけ追加する必要があることを示す。このようにすることで、配送時期に応じた外気温による保温保冷容器5の内部温度への影響を好適に勘案し、必要な温度調整材8の個数を的確に定めることができる。
(変形例1-4)
測定情報Saには、測定情報Saを送信する温度センサ7のセンサIDが含まれる代わりに、当該温度センサ7が設置される保温保冷容器5の箱IDが含まれていてもよい。この場合、温度センサ7には、当該温度センサ7が設置される保温保冷容器5の箱IDの情報が輸送前に予め記憶されている。この場合であっても、温度管理システム100は、荷台10に積まれた保温保冷容器5の内部温度を測定情報Saに基づき好適に監視することができる。
<第2実施形態>
[温度管理システムの概要]
図13は、第2実施形態に係る温度管理システム100Aの概略構成を示す図である。温度管理システム100Aは、保温保冷容器5に必要な温度調整材8の種類及び量に関する情報を表示する表示端末4Aを有する点で、第1実施形態と異なる。以後では、第1実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付し、その説明を省略する。
表示端末4Aは、運転者が携帯可能な情報端末である。表示端末4Aは、例えば、タッチパネルが積層されたディスプレイを有するタブレット型端末である。本実施形態では、表示端末4Aは、運転者の所定の入力を受け付けることで、荷台10に積載される保温保冷容器5に必要な温度調整材8の種類及び量に関する情報を表示する。表示端末4Aは、本発明における「情報表示体」の一例である。
第2実施形態では、第1実施形態において管理者がナビゲーションシート28を参照して決定した温度調整材8の種類及び量(図7のステップS104参照)を、運転者が差出元に荷物を引き取る前後のタイミングにおいて表示端末4Aが自動算出する。従って、第2実施形態では、管理者から運転者に配送指示書が渡される場合であっても、配送指示書には保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量に関する記載はない。
[表示端末の構成]
図14は、表示端末4Aのブロック図である。表示端末4Aは、主に、ディスプレイやランプなどの表示部41と、入力部42と、記憶部43と、通信部44と、制御部45と、インターフェース46と、音出力部47と、を備える。これらの各要素は、バスライン40を介して相互に接続されている。
入力部42は、例えばタッチパネル、ボタン、音声入力装置等であり、運転者等の入力を受け付ける。記憶部43は、制御部25が実行するプログラム及び制御部25が実行する処理に必要な情報を記憶する。また、本実施形態では、記憶部43は、参照テーブル情報48と、マニュアル情報49と、を記憶している。
参照テーブル情報48は、保温保冷容器5の種々の管理条件から当該保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び個数を決定するための情報であり、図8のナビゲーションシート28の参照テーブル281~283等に相当する情報である。上述の管理条件は、保温保冷容器5のサイズ、荷物の種類(比熱)、荷物量、荷物の初期温度、許容温度帯、遅延等を考慮した輸送時間、外気温などの条件が該当し、参照テーブル情報48には、これらの種々の管理条件の組合せに対して適した温度調整材8の種類及び個数の情報が記録されている。また、マニュアル情報49は、保温保冷容器5のタイプごとに温度調整材8の追加手順を表示部41に表示するための情報である。
通信部44は、制御部45の制御に基づき、親機2及びサーバ装置9とデータ通信を行う。インターフェース46は、他の機器と電気的に接続するためのインターフェースとして機能する。本実施形態では、インターフェース46は、印刷ユニット80と電気的に接続しており、制御部45が生成した印刷指示信号を印刷ユニット80へ供給する。
制御部45は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、記憶部43に記憶されたプログラムを実行することで、表示端末4A内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
[表示端末の処理]
(1)入力画面
表示端末4Aは、荷物を収容する保温保冷容器5に必要な温度調整材8の種類及び量に関する情報を決定するため、運転者から荷物及び荷物の管理条件に関する所定の入力を受け付ける。この処理について、図15を参照して説明する。
図15(A)は、表示端末4Aが表示する入力画面の第1表示例である。
第1表示例では、表示端末4Aは、入力画面において、荷物IDを指定するための入力欄410と、荷物体積を指定するための入力欄(ここではプルダウンメニュー)411と、決定ボタン412とを表示させている。そして、運転者は、差出元から配送すべき荷物を引き取った場合に、引き取った荷物の荷物IDを入力欄410に入力すると共に、当該荷物を収容させる保温保冷容器5に対する荷物体積を入力欄411が表示するプルダウンメニューから選択する。そして、運転者は、入力欄410、411の入力後、決定ボタン412を選択する。なお、入力欄410へ運転者がタッチパネルなどにより入力する代わりに、荷物に付されたバーコード(二次元バーコードも含む)を表示端末4Aが有する図示しないカメラなどにより読取ることで、表示端末4Aが入力欄410へ荷物IDを自動表示してもよい。
決定ボタン412の選択を検知した表示端末4Aは、入力欄410において指定された荷物ID「A0011」に対応する配送スケジュールDB96のレコード等をサーバ装置9から受信することで、荷物を収容させる保温保冷容器5の箱ID及びタイプ情報、配送場所等の情報を取得する。また、表示端末4Aは、取得した箱IDに基づき、温度管理DB97に記録された許容温度帯の情報を、サーバ装置9から受信する。そして、表示端末4Aは、入力欄411において指定された荷物体積、サーバ装置9から取得した保温保冷容器5のタイプ、配送場所(又は配送場所の地域)、許容温度帯等の情報から、参照テーブル情報48を参照し、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。
なお、表示端末4Aは、入力欄411において指定された荷物体積等の情報に加えて、保温保冷容器5の他の管理条件を収集してもよい。第1の例では、表示端末4Aは、図示しない天候を管理するサーバから現在の天気及び気温を示す天候情報を受信してもよい。この場合、表示端末4Aは、受信した天候情報に基づき、参照テーブル情報48を参照して、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。
第2の例では、表示端末4Aは、図示しないGPS受信機により測定した現在位置から配送場所までのルート探索を行い、ルート探索により配送場所までの所要時間(「推定配送時間」とも呼ぶ。)を算出してもよい。この場合、表示端末4Aは、算出した推定配送時間に基づき、参照テーブル情報48を参照して、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。この場合、表示端末4Aは、公知のルート探索処理により、VICS(登録商標)等から得られる渋滞情報を勘案して配送場所までの所要時間を算出してもよい。また、表示端末4Aは、探索したルート上での平均気温、最高気温、又は最低気温の情報を図示しないサーバ装置から受信し、受信したルート上での気温の情報に基づき、参照テーブル情報48を参照して、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定してもよい。
第1及び第2の例で参照される参照テーブル情報48は、例えば、天候情報、推定配送時間、及び他の管理条件の種々の組合せごとに最適な温度調整材8の種類及び個数を示すテーブル情報であってもよい。他の例では、第1及び第2の例で参照される参照テーブル情報48は、図12の配送票4Bに記載された参照テーブル403、405と同様に、基本的な管理条件(図12では温度と配送地域と保温保冷容器5の種類)から保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定するテーブル情報と、基本的な管理条件以外の管理条件(図12では時期)により温度調整材8の個数を補正する1又は複数のテーブル情報とから構成されてもよい。この場合、基本的な管理条件以外の管理条件は、時期に限らず、天候(外気温、天気)、推定配送時間など種々の条件であってもよい。
図15(B)は、表示端末4Aが表示する入力画面の第2表示例である。第2表示例は、箱IDと荷物IDとセンサIDとが紐付けられていない状態で荷物を運転者が引き取る場合に表示端末4Aが表示する入力画面である。
第2表示例では、表示端末4Aは、入力画面上に、保温保冷容器5を指定する入力欄414と、許容温度帯を指定する入力欄415と、配送先を指定する入力欄416と、決定ボタン412とを表示させている。そして、運転者は、入力欄414~416の入力後、決定ボタン412を選択する。なお、第1表示例と同様に、保温保冷容器5の箱IDの入力欄414及び配送先の入力欄416等については、保温保冷容器5に付されたバーコード(二次元バーコードも含む)を表示端末4Aが有する図示しないカメラなどにより読取ることで、表示端末4Aが各入力欄に必要な情報を自動表示してもよい。
決定ボタン412の選択を検知した表示端末4Aは、入力欄414~416に入力された情報に基づき、参照テーブル情報48を参照して保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。例えば、表示端末4Aは、入力欄414にて指定された箱IDに対応する保温保冷容器5のタイプ、入力欄415にて指定された許容温度帯またはこれに相当する温度、入力欄416にて指定された配送先の地域の各管理条件から、参照テーブル情報48を参照し、保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。なお、表示端末4Aは、第1表示例と同様に、天候情報、ルート探索に基づく推定配送時間などの種々の管理条件を取得し、保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量を決定又は補正してもよい。
なお、表示端末4Aは、入力欄414~416に加えて、温度センサ7を指定する入力欄及び荷物のIDを指定する入力欄をさらに表示させ、入力されたセンサID、荷物ID、及び入力欄414~416への入力を含む入力情報をサーバ装置9へ送信してもよい。この場合、サーバ装置9は、受信した入力情報に基づき、入力情報に含まれる荷物IDに対応する配送スケジュールDB96のレコード及び入力情報に含まれる箱IDに対応する温度管理DB97のレコードを生成する。
(2)配送指示画面
図16は、図15(A)又は図15(B)の入力画面において決定ボタン412が選択された場合に表示端末4Aが表示する配送指示画面である。
図16の例では、表示端末4Aは、配送内容表示領域420と、指示領域421と、指示ボタン422~424とを配送指示画面上に設けている。ここで、表示端末4Aは、配送内容表示領域420内に、入力画面にて入力された情報や配送スケジュールDB96から取得した情報に基づき、配送対象となる荷物の情報(荷物ID、荷物量)、配送場所、その他の配送する荷物に関する情報を表示させる。
また、表示端末4Aは、指示領域421には、配送する荷物を収容する保温保冷容器5を指定する情報、当該保温保冷容器5に収容させる温度センサ7の情報、及び保温保冷容器5に投入する温度調整材8の種類及び量の情報を表示させている。このように、表示端末4Aは、入力画面での入力に基づき決定した温度調整材8の種類及び量の情報を、指示領域421上に表示している。これにより、運転者は、指定された保温保冷容器5に温度センサ7及び温度調整材8を適切に設定し、荷物の配送に必要な準備を好適に行うことができる。
そして、表示端末4Aは、「追加手順マニュアル参照」と表示されたボタン422が選択されたことを検知した場合、マニュアル情報49を参照し、対象の保温保冷容器5が属する種類に対応する温度調整材8の追加手順の情報を表示部41に表示させる。図17は、ボタン422が選択された場合に表示端末4Aが表示するマニュアル表示画面である。図17では、Aタイプの保温保冷容器5を使用する際の温度調整材8の追加手順を示す情報が図9のマニュアルシート29と同様に示されている。このように、表示端末4Aは、ボタン422が選択された場合、対象の保温保冷容器5のタイプに紐付けられたマニュアル情報49を抽出し、温度調整材8の追加手順を示す情報として表示部41に表示させる。
再び図16を参照して配送指示画面について説明する。表示端末4Aは、「印刷」と表示されたボタン423が選択されたことを検知した場合、図16に示す配送指示画面又はこれに相当する情報を表示した配送票を印刷するための印刷指示信号を印刷ユニット80に送信する。印刷された紙は、例えば、運転者の確認用に使用される他、顧客からの荷物の引取り時の最終的な確認作業などにおいて用いられる。
また、表示端末4Aは、「監視開始」と表示されたボタン424が選択されたことを検知した場合、対象の荷物及び保温保冷容器5に対する温度監視をオンにする旨の情報を親機2やサーバ装置9に対して送信する。この場合、サーバ装置9は、親機2から送信される測定情報Saに含まれる温度情報に基づき、各保温保冷容器5の内部温度に関する異常判定を開始する。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態によれば、表示端末4Aは、配送する荷物及び当該荷物の管理条件に関する所定の入力を入力画面により受け付けることで、保温保冷容器5に投入すべき適切な温度調整材8の種類及び量を配送指示画面上に表示することができる。
[第2実施形態の変形例]
以下では、上記の第2実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、組み合わせて第2実施形態に適用することができる。
(変形例2-1)
表示端末4Aは、第1実施形態において配送指示書4又はナビゲーションシート28に印刷された情報を表示するものであってもよい。
図18は、本変形例に係る表示端末4Aの表示例である。図18では、運転者が表示端末4Aに保温保冷容器5のタイプ(ここではAタイプ)を指定する入力を行い、表示端末4Aが指定された保温保冷容器5のタイプに相当する参照テーブル291、292を表示している。ここで、参照テーブル291、292は、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積の1/3程度、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積の2/3程度のときにそれぞれ参照すべきテーブルであり、それぞれ、図8のナビゲーションシート28の参照テーブル281、282に相当する。なお、荷物体積が保温保冷容器5の内部体積とほぼ同じである場合に参照するテーブル(即ち参照テーブル283に相当するテーブル)については、図18では非表示となっているが、画面のスクロール操作により表示することが可能である。この態様によっても、運転者は、保温保冷容器5に投入すべき温度調整材8の種類及び量を決定することができる。
(変形例2-2)
保温保冷容器5は、表示端末4Aに相当するディスプレイを有してもよい。
図19(A)は、表示端末4Bを備える保温保冷容器5Aを表示端末4Bが備わる面側から観察した図である。図19(A)に示すように、保温保冷容器5Aは、一側面に表示端末4Bを備えている。表示端末4Bは、保温保冷容器5Aに備わる固有のディスプレイであり、図15の入力画面、図16の配送指示画面に相当する表示を行う。また、表示端末4Bは、参照テーブル情報48等に加えて、当該表示端末4Bが備えられた保温保冷容器5の箱ID及びタイプ情報を記憶しており、表示端末4Aと同様に親機2又は/及びサーバ装置9との通信機能、タッチパネルによる入力機能などを有する。
そして、図19(A)の例では、表示端末4Bは、入力画面上に、荷物体積の入力欄と、決定ボタンとを表示させている。そして、表示端末4Bは、決定ボタンが選択されたことを検知した場合、予め記憶した箱IDに対応する配送スケジュールDB96及び温度管理DB97のレコードをサーバ装置9から受信する。そして、表示端末4Bは、第2実施形態の第1表示例と同様の処理により、参照テーブル情報48を参照し、保温保冷容器5に設置すべき温度調整材8の種類及び個数を決定する。なお、表示端末4Bは、保温保冷容器5に設けられた図示しないセンサの出力に基づき、荷物体積を推定し、推定した荷物体積の情報を荷物体積の入力欄に自動表示させてもよい。また、表示端末4Bは、荷物体積に限らず、他の種々の管理条件を入力するための入力欄を表示して入力を受け付けてもよい。
図19(B)は、表示端末4Bが配送指示画面を表示した状態を示す。図19(B)の例では、表示端末4Bは、ディスプレイサイズ等の関係上、図16の配送指示画面で表示された一部の情報(配送内容表示領域420等)については非表示にし、指示領域421において表示された温度センサ7の情報及び投入すべき温度調整材8の種類及び量の情報を表示している。そして、表示端末4Bは、「監視開始」のボタンが選択されたことを検知した場合に、対象の荷物及び保温保冷容器5に対する温度監視をオンにする旨の情報を親機2やサーバ装置9に対して送信する。この場合、サーバ装置9は、親機2から送信される測定情報Saに含まれる温度情報に基づき、各保温保冷容器5の内部温度に関する異常判定を開始する。
このように、表示端末4Bが備えられた保温保冷容器5Aを用いることによっても、表示端末4Bへの入力操作に基づき保温保冷容器5Aに投入すべき温度調整材8の種類及び量を表示端末4Bに表示させることができる。表示端末4Bは、本発明における「情報表示体」の一例である。
なお、第1実施形態の変形例である(変形例1-1)、(変形例1-4)についても好適に第2実施形態に適用することができる。
1 配送車両
2 親機
3 通信機
5 保温保冷容器
7 温度センサ
8 温度調整材
9 サーバ装置
100、100A 温度管理システム

Claims (6)

  1. 運送対象となる保温保冷容器の各々の温度情報と、前記保温保冷容器の各々に対応する許容温度帯に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記温度情報と、前記許容温度帯に関する情報とに基づき、前記保温保冷容器の各々の温度の異常の有無を判定する判定手段と、
    前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、当該保温保冷容器への温度調整材の追加を指示する指示情報を出力する出力手段と、
    を有し、
    前記指示情報は、追加すべき前記温度調整材の種類及び量の少なくとも一方を示す、情報処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、前記指示情報として、前記温度調整材の追加を指示するテキスト情報を表示する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力手段は、前記保温保冷容器の各々について、前記温度情報に基づく温度と、前記許容温度帯と、前記温度と前記許容温度帯とに基づく温度状態とを表す情報を表示する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、前記保温保冷容器を運送する運送体に設けられ、前記保温保冷容器の各々に設けられた温度センサが出力する温度情報を取得する管理装置である、請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記保温保冷容器を運送する運送体に設けられ、前記保温保冷容器の各々に設けられた温度センサが出力する温度情報を取得する管理装置
    と通信を行うサーバ装置であり、
    前記出力手段は、前記管理装置に対し、前記指示情報を前記管理装置が表示するための表示情報を送信する、請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 運送対象となる保温保冷容器の各々の温度情報と、前記保温保冷容器の各々に対応する許容温度帯に関する情報とを取得し、
    前記温度情報と、前記許容温度帯に関する情報とに基づき、前記保温保冷容器の各々の温度の異常の有無を判定し、
    前記異常があると前記判定手段により判定された前記保温保冷容器が存在する場合、当該保温保冷容器への温度調整材の追加を指示する指示情報を出力する処理をコンピュータに実行させ
    前記指示情報は、追加すべき前記温度調整材の種類及び量の少なくとも一方を示す、プログラム。
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