JP2006176295A - 環境情報記録システム、環境情報記録サーバ、環境情報記録方法および環境情報記録プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】管理者の作業負荷を軽減するとともに、より低コストに輸送品の環境情報を記録する。
【解決手段】輸送品3の環境情報をICタグ2に記録する環境情報記録サーバ7であって、環境情報を記憶する環境情報記憶手段73と、所定のタイミングで、前記輸送品3の環境情報を計測するセンサノード1から、環境情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した環境情報を、環境情報記憶手段73に記憶する書込手段と、環境情報記憶手段73に記憶された環境情報を、輸送品3に添付した前記ICタグ2に送信する送信手段と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】輸送品3の環境情報をICタグ2に記録する環境情報記録サーバ7であって、環境情報を記憶する環境情報記憶手段73と、所定のタイミングで、前記輸送品3の環境情報を計測するセンサノード1から、環境情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した環境情報を、環境情報記憶手段73に記憶する書込手段と、環境情報記憶手段73に記憶された環境情報を、輸送品3に添付した前記ICタグ2に送信する送信手段と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、輸送品の環境情報を記録する技術に関し、特に、ICタグを用いて輸送品の環境情報を記録する技術に関する。
近年、食品など商品に対する安全性の関心が高まりつつある。そのため、市場に流通する商品を生産場所から販売場所までトラックなどにより輸送する場合、商品の品質を劣化させないように、移動中または保管中の商品の温度などを適切に制御する必要がある。そして、商品価値を高めるために、実際に流通過程における商品の温度変化などを記録し、管理する技術が求められている。
例えば、非特許文献1には、商品の温度変化を感知し、記憶する温度記録システムが記載されている。
"ボタン型クールメモリー"、[online]、[平成16年11月9日検索]、インターネット<URL:http://www.sshouse.jp/goods/button_type.html>
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非特許文献1の温度記録システムでは、温度変化を感知するセンサおよびメモリを備えた記録計を、商品などの輸送品に添付する。そして、この記録計が、輸送品の温度を自動的にメモリに記録する。
しかしながら、この記録計は高価であるため、多数の輸送品各々に記録計を添付することは、コストの観点から難しい。また、記録計のメモリに記憶されたデータを読み出すには、専用の読取り機に記録計を接触させてデータを読み出すため、管理者の作業負荷が大きい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、管理者の作業負荷を軽減するとともに、より低コストに輸送品の環境情報を記録することにある。
上記課題を解決するために、例えば、第1の発明では、輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムであって、環境情報を計測するセンサノードと、環境情報を管理するサーバと、輸送品各々に添付されるICタグと、を有する。そして、センサノードは、少なくとも1つの輸送品が梱包された梱包体に設置され、所定のタイミングで、輸送品の環境情報を計測する計測手段と、計測した環境情報を前記サーバに送信するセンサ送信手段と、を有する。サーバは、環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、センサノードから環境情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した環境情報を、環境情報記憶手段に記憶する書込手段と、環境情報記憶手段に記憶された環境情報を、ICタグ各々に送信するサーバ送信手段と、を有する。ICタグ各々は、サーバから環境情報を受信し、当該ICタグが有するメモリに受信した環境情報を記録する記録手段と、を有する。
また、第2の発明では、輸送品の環境情報をICタグに記録する環境情報記録サーバであって、環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測するセンサノードから、環境情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した環境情報を、環境情報記憶手段に記憶する書込手段と、環境情報記憶手段に記憶された環境情報を、輸送品に添付した前記ICタグに送信する送信手段と、を有する。
本発明により、管理者の作業負荷を軽減し、より低コストに輸送品の環境情報を記録することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された環境情報記録システムの全体構成図である。
図示する環境情報記録システムは、センサノード1と、ICタグ2と、センサノード送受信器5と、ICタグ送受信器6と、サーバ7と、を有する。
梱包体4は、少なくとも1つの輸送品3を輸送するために梱包(収納)したものである。梱包体4は、例えば、飲み物の入ったボトル(輸送品3)を収めるケースや、輸送品3を載せるパレットなどである。そして、各梱包体4には、センサノード1が付加(設置)されている。センサノード1は、梱包体4の環境情報(温度、湿度、衝撃など)を計測(感知)し、サーバ7に送信する機器である。なお、センサノード1については後述する。
梱包体に収納された輸送品は、市場に流通する商品(例えば、食品)などの荷物である。そして、輸送品各々には、ICタグ2が添付されている。ICタグ2は、物品の識別・管理に利用される微小な無線ICチップである。ICタグ2は、識別コードなどを記憶するメモリを有し、ICタグ送受信器6と無線通信により(非接触で)、データの送受信を行う。また、ICタグ2は、バッテリ(電池)を持たず、ICタグ送受信器6から電磁誘導または電磁伝搬などにより非接触で給電される。なお、ICタグ2の通信距離は周波数13.56MHzのものでは数十cm、900MHz帯のものでは数mである。また、ICタグ2は、バッテリを持たず半永久的に使用でき、かつ、低コストである。
なお、各梱包体4は、例えば、保管時では倉庫などに、輸送時ではトラックの荷台(収納庫)などに、保管または収納されている。
センサノード送受信器5は、サーバ7と接続され、サーバ7の制御によりセンサノード1と無線でデータの送受信を行う。センサノード送受信器5は、アンテナと、通信用モジュールと、サーバ7との接続インタフェースと、を有する。
ICタグ送受信器6は、ICタグ2のリーダ/ライタであって、サーバ7の制御によりICタグ2に記憶されたデータを読み出すとともに、データをICタグ2に書き込む。ICタグ送受信器6は、アンテナと、通信モジュールと、サーバ7との接続インタフェースとを有する。
サーバ7は、センサノード1が計測した環境情報を管理し、また、環境情報をICタグ2に記録する。サーバ7は、処理部71と、記憶部72とを有する。処理部71は、センサノード送受信器5を介して環境情報を取得し、記憶部72の環境情報テーブル73に記憶する。また、処理部71は、環境情報テーブル73に記憶された環境情報をICタグ2に記録する。記憶部72には、環境情報が記憶された環境情報テーブル73と、センサノードとICタグとを対応付けた対応テーブル74とが記憶されている。なお、環境情報テーブル73および対応テーブル74については、後述する。
次に、センサノード1について、詳細に説明する。
図2は、センサノード1の構成を示した図である。センサノード1は、図示するように、センサ11と、CPU12と、メモリ13と、無線通信モジュール14と、を有する。センサ11は、バッテリで駆動し、少なくとも1つの環境情報を計測する。環境情報は、輸送品の保管環境を評価するための指標であって、例えば、温度、湿度、振動などである。したがって、図示するセンサ11は、例えば、温度を検知する温度センサ、湿度を検知する湿度センサ、衝撃を検知する振動センサ、または、これらを組み合わせた複合センサなどである。
CPU12は、センサ11、メモリ13および無線通信モジュール14を制御する。すなわち、CPU12がメモリ13に記憶された所定のプログラムを実行することにより、センサノード1の機能が実現される。メモリ13には、所定のプログラムと、必要に応じてセンサ11が計測した環境情報とが記憶される。無線通信モジュール14は、環境情報を無線通信によりサーバ7に送信する。無線通信としては、無線LAN、小電力無線、微弱無線、ZIGBEE、BLUETOOTHなどを利用することできる。なお、これらの無線通信の場合、通信距離は数mから数十mである。
次に、サーバ7のハードウェア構成について説明する。
サーバ7は、例えば図3に示すようなCPU91と、メモリ92と、外部記憶装置93と、インタフェース装置94と、これらの各装置を接続するバス95と、を備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。インタフェース装置94は、センサノード送受信器5およびICタグ送受信器6と接続ため装置であって、例えば、シリアルポート、パラレルポート、LANポート、USBポート、CFカードスロットなどを用いることができる。
このコンピュータシステムにおいて、CPU91がメモリ92上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、サーバ7の各機能が実現される。すなわち、サーバ7の各機能は、CPU91がサーバ用のプログラムを実行することにより実現される。なお、サーバ7の記憶部72には、メモリ92または外部記憶装置93が用いられる。また、サーバ7は、図示しない入力装置および出力装置を備えることとしてもよい。
次に、サーバ7の記憶部72に記憶された環境情報テーブル73および対応テーブル74について説明する。
図4は、環境情報テーブル73の一例を示す図である。環境情報テーブル73は、センサノードID731と、時刻732と、各種の環境情報733〜735とを有する。センサノードID731は、各センサノード1を識別するための識別情報である。時刻732は、センサ11が各種の環境情報を計測(感知)した時刻である。環境情報としては、図示する環境情報テーブル73の場合、温度733と、湿度734と、衝撃735とを有する。
図5は、対応テーブル74の一例を示す図である。対応テーブル74は、センサノード1とICタグ2とを対応付けるテーブルである。図示する対応テーブル74は、センサノードID741と、ICタグID742とを有する。センサノードID741は、前述のとおり、各センサノード1を識別するための識別情報である。ICタグID742は、各ICタグ2を識別するための識別情報である。
図示する対応テーブル74では、例えば、センサノードID741「A」には、ICタグID742「AA1」から「AA5」が対応付けられている。すなわち、センサノードID「A」のセンサノード1が設置された梱包体4には、ICタグID「AA1」から「AA5」の5個のICタグ2がそれぞれ添付された5つの輸送品3が収納されていることを示している。
次に、環境情報記録システムの処理について説明する。
図6は、環境情報記録システムの処理フロー図である。まず、サーバ7の処理部71は、対応テーブル74(図5参照)を生成し、記憶部72に記憶する(S1)。すなわち、処理部71は、可搬型のICタグ送受信器6を用いて、各梱包体4に収納されたICタグ2各々のICタグIDを読み取る。そして、処理部71は、梱包体4毎に読み取った各ICタグIDと、管理者が入力手段を用いて入力したセンサノードIDとを対応付けて対応テーブル74を生成する。
そして、サーバ7の処理部71は、所定のタイミングで(例えば、一時間毎に)、各センサノード1から環境情報を取得し、記憶部72の環境情報テーブル73(図4参照)に記憶する(S2)。
すなわち、各センサノード1は、所定のタイミングでセンサノードIDと、時刻と、各種の環境情報とを含むセンサメッセージを、センサノード送受信器5に送信する。なお、センサノードIDは、あらかじめセンサノード1のメモリ13に記憶されているものとする。時刻は、センサノード1に搭載された時計・カレンダー機能から取得する。各種の環境情報は、センサノード1のセンサ11が所定のタイミングで計測(感知)したデータ(例えば、温度、湿度、衝撃など)である。
なお、センサメッッセージを送信できない場合、センサノード1は、センサメッセージを一旦メモリ13に記憶するものとする。そして、センサノード1は、送信可能な状態になったときに、所定のタイミングで計測した現時点のセンサメッセージ、および、メモリ13に記憶された過去のセンサメッセージを、一緒に送信することとしてもよい。
そして、センサノード送受信器5は、各センサノード1からセンサメッセージを受信し、受信したセンサメッセージをサーバ7に送出する。そして、サーバ7の処理部71は、センサノード送受信器5から各センサメッセージを受け付け、記憶部72の環境情報テーブル73に記憶(追加)する。このように、各センサノード1が所定のタイミングで計測した環境情報を環境情報テーブル73に記憶することにより、輸送品3の保管状態または輸送状態を、一元的に管理することができる。
なお、センサメッセージを送信する際に、センサノード1は、秘密鍵暗号方式または公開鍵暗号方式などの暗号化技術を用いてセンサメッセージを暗号化する。暗号化されたセンサメッセージを受信したサーバ7の処理部71は、所定の鍵を用いてセンサメッセージを復号し、環境情報テーブル73に記憶(追加)する。これにより、なりすましやセンサメッセージの改ざんを防止することができる。
また、センサノード1は、センサメッセージにデジタル署名を付加することにより、なりすましやセンサメッセージの改ざんを防止することとしてもよい。すなわち、センサノード1は、センサメッセージをセンサノードの秘密鍵で暗号化したデジタル署名を生成し、センサメッセージとともに送信する。センサメッセージおよびデジタル署名を取得したサーバ7の処理部71は、デジタル署名をセンサノード1の公開鍵で復号し、センサメッセージと一致するか否かを検証する。
そして、サーバ7の処理部71は、ICタグ送受信器6を介して、ICタグ2からICタグIDを受信し、当該ICタグIDに対応する環境情報を、送信元のICタグに記録(送信)する(S3)。以下に、S3の処理を詳細に説明する。
図7は、S3に示すICタグ2への環境情報の記録処理の処理フロー図である。
まず、ICタグ2は、ICタグ送受信器6と通信範囲内に近づいた場合、メモリに記憶されたICタグIDをICタグ送受信器6に送信する(S31)。なお、ICタグ2の通信範囲は、数十cmから長いもので数mである。ICタグ送受信器6は、ICタグ2各々からICタグIDを受信し、サーバ7に送出する(S32)。
サーバ7の処理部71は、各ICタグIDを受信する(S33)。そして、処理部71は、ICタグID毎に、記憶部72の対応テーブル74を参照して、当該ICタグIDに対応するセンサノードIDを特定する(S34)。そして、処理部71は、ICタグID毎に、記憶部72の環境情報テーブル73を参照し、S34で特定したセンサノードIDを有する全てのレコードを抽出する(S35)。そして、処理部71は、ICタグID毎に、S35で抽出したレコードの時刻732と、環境情報733〜735とを含む記録メッセージをICタグ送受信器6に送出する(S36)。
そして、ICタグ送受信器6は、サーバ7から受信した記録メッセージを、ICタグIDを送信したICタグ2各々に送信する(S37)。そして、ICタグ2は、受信した記録メッセージをメモリに記録する(S38)。これにより、各ICタグ2には、センサノード1が計測した時刻と、当該時刻の環境情報とが、履歴として記録される。なお、1つの梱包体4内のICタグ2各々には、共通のセンサノード1が計測した環境情報が記憶される。そのため、1つの梱包体4内のICタグ2各々には、同じ内容の環境情報が記録されている。
以上説明した、ICタグ2への環境情報の記録処理(図7)が行われるタイミングを、図8を用いて説明する。
図8は、ICタグ送受信器6がICタグ2に環境情報を書き込む処理を、模式的に示した図である。一般的にICタグ2の通信距離は数十cmから長いもので数mである。例えば、梱包体4が倉庫に搬入または倉庫から搬出される際に、梱包体4は、倉庫の入り口付近に設置されたICタグ送受信器6の近傍を通過する。この時に、図7に示す処理が行われ、ICタグ送受信器6はICタグ2にデータを書き込む。
以上、本発明の一実施形態を説明した。
本実施形態の環境情報記録システムでは、梱包体4に設置したセンサノード1が計測した環境情報を、サーバ7を介して、輸送品3に付加されたICタグ2に記録する。これにより、管理者の作業負荷を軽減することができる。
また、本環境情報記録システムでは、安価なICタグ2を用いている。そのため、大量の輸送品3各々にICタグ2を付加した場合であっても、コストの急激な増加を抑えることができる。
また、本実施形態の実施形態では、サーバ7の環境情報テーブル73に、各センサノード1が所定のタイミングで計測した環境情報を記憶する。これにより、各輸送品3の保管状態または輸送状態を、一元的に管理することができる。
また、本実施形態では、センサメッセージを送信する際に、センサノード1は、暗号化技術または認証技術を用いてセンサメッセージを暗号化またはデジタル署名を付加する。これにより、不正な第3者がセンサノード1になりすますことや、センサメッセージの改ざんを防止することができる。
また、本実施形態では、輸送品(商品)が消費者の手に渡るまでの保管環境や輸送環境をICタグ2に記録する。輸送品の販売者は、ICタグ2に記憶された環境情報を、輸送品とともに消費者に提供することにより、輸送品の品質を保証し、商品価値を高めることができる。
また、ICタグ2には、センサノード1が計測した時刻毎に環境情報が記録されている。これにより、輸送品3の品質が劣化した場合、不適切な環境の流通工程を特定し、責任の所在を明確するとともに、対応策を検討することができる
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、トラックの荷台(荷室、コンテナ等)に、環境情報記録システムを搭載することとしてもよい。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、トラックの荷台(荷室、コンテナ等)に、環境情報記録システムを搭載することとしてもよい。
図9は、トラックの荷台8に搭載された環境情報記録システムを示したものである。図示する環境情報記録システムは、図1に示す環境情報記録システムと同様に、各梱包体4に設置されたセンサノード1と、梱包体4に収納される輸送品3に添付されたICタグ2と、センサノード送受信器5と、ICタグ送受信器6と、サーバ7と、を有する。
図示するゲート状のICタグ送受信器6は、荷台8の後ろの扉付近に設置されている。例えば、荷台8から梱包体4を搬出する際に、各梱包体4のICタグ2がICタグ送受信器6に接近し、ICタグ2とICタグ送受信器6とが通信可能となる。そして、このタイミングで、図7に示すICタグ2への環境情報の記録処理が行われる。
また、上記の実施形態における環境情報記録システムでは、1つのICタグ送受信器6を有するものとした。しかしながら、環境情報記録システムは、複数のICタグ送受信器6を有することとしてもよい。
図10は、複数のICタグ送受信器6を有する環境情報記録システムにおいて、各ICタグ送受信器6が、環境情報をICタグ2に書き込む処理を模式的に示した図である。複数のICタグ送受信器6を使用することにより、大量の梱包体4が一度にICタグ2の通信範囲内から通信範囲外に移動する場合であっても、全ても梱包体4の各ICタグ2と通信することができる。あるいは、梱包体4が静止している状態で、常に全てのICタグ2と通信可能な状態でいることもできる。すなわち、複数のICタグ送受信器6を使用することにより大量のICタグ2に対して、一度に環境情報を記録することができる。
また、本実施形態のセンサノード1は、所定のタイミングでセンサメッセージを、センサノード送受信器5に送信する(図6:S2)。しかしながら、センサノード1の通信範囲外にセンサノード送受信器5が存在する場合、センサノード1は、センサメッセージを一旦メモリ13に記憶することとしてもよい。この場合、センサノード1はセンサノード送受信器5と通信が可能時に、メモリ13に記憶されたセンサメッセージをセンサノード送受信器5に送信する。
1:センサノード、11:センサ、12:CPU、13:メモリ、14:無線通信モジュール、2:ICタグ、3:輸送品、4:梱包体、5:センサノード送受信器、6:ICタグ送受信器、7:サーバ、71:処理部、72:記憶部、73:環境情報テーブル、74:対応テーブル
Claims (12)
- 輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムであって、
環境情報を計測するセンサノードと、環境情報を管理するサーバと、前記輸送品各々に添付されるICタグと、を有し、
前記センサノードは、
少なくとも1つの輸送品が梱包された梱包体に設置され、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測する計測手段と、
前記計測した環境情報を、前記サーバに送信するセンサ送信手段と、を有し、
前記サーバは、
前記環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、
前記センサノードから前記環境情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記環境情報を、前記環境情報記憶手段に記憶する書込手段と、
前記環境情報記憶手段に記憶された環境情報を、前記ICタグ各々に送信するサーバ送信手段と、を有し、
前記ICタグ各々は、
前記サーバから環境情報を受信し、当該ICタグが有するメモリに受信した環境情報を記録する記録手段と、を有すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 請求項1記載の環境情報記録システムであって、
前記環境情報は、温度、湿度または振動のいずれかであって、
前記センサノードの計測手段は、温度、湿度または振動のいずれかを計測すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 請求項1記載の環境情報記録システムであって、
前記環境情報は、温度、湿度および振動を含み、
前記センサノードの計測手段は、温度と、湿度と、振動とを含む環境情報を計測すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 請求項1記載の環境情報記録システムであって、
複数の前記センサノードを有し、各センサノードは複数の前記梱包体各々に設置され、
前記サーバは、
前記センサノード各々と前記ICタグ各々とを対応付ける対応情報記憶手段を、さらに有し、
前記サーバ送信手段は、前記対応情報記憶手段を参照して、前記ICタグ各々に対応するセンサノードの環境情報を前記環境情報記憶手段から抽出し、前記ICタグ各々に送信すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 請求項1記載の環境情報記録システムであって、
前記センサノードのセンサ送信手段は、前記環境情報を暗号化して前記サーバに送信すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 請求項1記載の環境情報記録システムであって、
前記センサノードは、前記計測手段が計測した環境情報を記憶するセンサ記憶手段を、さらに有し
前記センサ送信手段は、前記計測手段が計測した環境情報、または、前記センサ記憶手段に記憶された環境情報を、前記サーバに送信すること
を特徴とする環境情報記録システム。 - 輸送品の環境情報をICタグに記録する環境情報記録サーバであって、
前記環境情報を記憶する環境情報記憶手段と、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測するセンサノードから、前記環境情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記環境情報を、前記環境情報記憶手段に記憶する書込手段と、
前記環境情報記憶手段に記憶された環境情報を、前記輸送品に添付した前記ICタグに送信する送信手段と、を有すること
を特徴とする環境情報記録サーバ。 - 輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムにおける環境情報記録方法であって、
前記環境情報記録システムは、環境情報を計測するセンサノードと、環境情報を管理するサーバと、前記輸送品各々に添付されるICタグと、を有し、
前記センサノードは、
少なくとも1つの輸送品が梱包された梱包体に設置され、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測する計測ステップと、
前記計測した環境情報を、前記サーバに送信するセンサ送信ステップと、を行い、
前記サーバは、
前記環境情報を記憶する環境情報記憶部と、処理部とを有し、
前記処理部は、
前記センサノードから前記環境情報を受信する受信ステップと、
前記受信した環境情報を、前記環境情報記憶部に記憶する書込ステップと、
前記環境情報記憶部に記憶された環境情報を、前記ICタグ各々に送信するサーバ送信ステップと、を行い、
前記ICタグ各々は、
前記サーバから環境情報を受信し、当該ICタグが有するメモリに受信した環境情報を記録する記録ステップと、を行うこと
を特徴とする環境情報記録方法。 - 請求項8記載の環境情報記録方法であって、
前記センサノードは、
前記計測ステップにおいて計測した環境情報を、当該センサノードが有するセンサ記憶部に記憶するセンサ記憶ステップを、さらに行い、
前記センサ送信ステップは、前記計測ステップで計測した環境情報、または、前記センサ記憶部に記憶された環境情報を、前記サーバに送信すること
を特徴とする環境情報記録方法。 - 輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムにおいて、環境情報記録サーバが実行する環境情報記録方法であって、
前記環境情報記録システムは、環境情報を計測するセンサノードと、前記環境情報記録サーバと、前記輸送品各々に添付されるICタグと、を有し、
前記環境情報記録サーバは、前記環境情報を記憶する環境情報記憶部と、処理部と、を有し、
前記処理部は、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測するセンサノードから、前記環境情報を受信する受信ステップと、
前記受信した前記環境情報を、前記環境情報記憶部に記憶する書込ステップと、
前記環境情報記憶部に記憶した環境情報を、前記輸送品に添付した前記ICタグに送信する送信ステップと、を実行すること
を特徴とする環境情報記録サーバ。 - 輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムにおいて、環境情報記録サーバが実行する環境情報記録プログラムであって、
前記環境情報記録システムは、環境情報を計測するセンサノードと、前記環境情報記録サーバと、前記輸送品各々に添付されるICタグと、を有し、
前記環境情報記録サーバは、前記環境情報を記憶する環境情報記憶部と、処理部と、を有し、
前記処理部に、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測するセンサノードから、前記環境情報を受信する受信ステップと、
前記受信した前記環境情報を、前記環境情報記憶部に記憶する書込ステップと、
前記環境情報記憶部に記憶した環境情報を、前記輸送品に添付した前記ICタグに送信する送信ステップと、を実行させること
を特徴とする環境情報記録プログラム。 - 輸送品の環境情報を記録する環境情報記録システムにおいて、環境情報記録サーバが実行する環境情報記録プログラムを記憶した記録媒体であって、
前記環境情報記録システムは、環境情報を計測するセンサノードと、前記環境情報記録サーバと、前記輸送品各々に添付されるICタグと、を有し、
前記環境情報記録サーバは、前記環境情報を記憶する環境情報記憶部と、処理部と、を有し、
前記処理部に、
所定のタイミングで、前記輸送品の環境情報を計測するセンサノードから、前記環境情報を受信する受信ステップと、
前記受信した前記環境情報を、前記環境情報記憶部に記憶する書込ステップと、
前記環境情報記憶部に記憶した環境情報を、前記輸送品に添付した前記ICタグに送信する送信ステップと、を実行させること
を特徴とする環境情報記録プログラムが記憶された記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2004372181A JP2006176295A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 環境情報記録システム、環境情報記録サーバ、環境情報記録方法および環境情報記録プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004372181A JP2006176295A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 環境情報記録システム、環境情報記録サーバ、環境情報記録方法および環境情報記録プログラム |
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