JP2000302211A - データキャリアおよび物流過程の品質保証方法 - Google Patents

データキャリアおよび物流過程の品質保証方法

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JP2000302211A
JP2000302211A JP11111426A JP11142699A JP2000302211A JP 2000302211 A JP2000302211 A JP 2000302211A JP 11111426 A JP11111426 A JP 11111426A JP 11142699 A JP11142699 A JP 11142699A JP 2000302211 A JP2000302211 A JP 2000302211A
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JP11111426A
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Hiroyuki Mizukami
裕之 水上
Masayoshi Kubo
雅義 久保
Tatehiko Miki
楯彦 三木
Kazusuke Maenaka
一介 前中
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Original Assignee
New Industry Research Organization NIRO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物が物流過程で受ける環境の影響を簡単に
確認し、品質保証を行うことを可能にする。 【解決手段】 物流過程で荷物に添付されるデータキャ
リア20に、環境の影響を監視する加速度センサ31、
衝撃センサ32、湿度センサ33、温度センサ34およ
び圧力センサ35を設ける。検知情報は、A/D27で
デジタル変換され、CPU22によってメモリ24に記
憶されて蓄積される。RTC25が出力する時刻もメモ
リ24に記憶される。メモリ24の記憶内容は、CPU
24がIrDA26を介して外部から読出し指令を受け
ると、メモリ24から読出されて、IrDA26を介し
て送信される。メモリ24には、荷物に関する識別情報
も記憶され、荷物に関する識別情報と、物流過程で荷物
が受けた環境の影響とを合わせて読出して確認すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流や流通分野に
使用されるデータキャリアおよび物流過程での品質保証
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ITSなどと呼ばれる高度道路交通シス
テムでは、情報化を利用して荷物輸送のための道路交通
などの改善が進められている。物流分野における情報化
の進展も早い速度で進んでいる。特に、電子IDタグと
も呼ばれるデータキャリアを用いた情報の伝達、配信、
管理、統合などが、物流・流通分野において急速に進ん
でいる。
【0003】図10は、工場生産される部品が、顧客に
輸送される物流過程の一例を示す。工場1と顧客2との
間に、物流過程3が介在する。工場1で生産された部品
4は、工場内での出荷検査を経て、梱包された荷物とし
て物流過程3におかれる。物流過程3で、部品4は、輸
送されたり、一時的に倉庫などに保管されたりして、様
々な環境からの影響を受ける。部品4が顧客2に到達す
ると、顧客4は部品に対して受入れ検査を行い、予め設
定されている基準を満たさなければ受入れを拒否する。
【0004】図11は、図10に示すような物流過程3
で用いられるデータキャリア10の概略的な電気的構成
を示す。データキャリア10内には、メモリ11が搭載
され、荷物の内容についての各種情報が記憶される。制
御回路12は、メモリ11への情報の書込みや、メモリ
11に記憶されている情報の読出しなどの制御を行う。
制御回路12がメモリ11から情報を読出したりメモリ
11に情報を書込むための指令は、外部から無線電波を
介して与えられ、アンテナ13およびアンテナ切換回路
14を介して受信される。制御回路12がメモリ11か
ら読出した情報も、アンテナ切換回路14およびアンテ
ナ13を介して外部に無線電波で送信される。メモリ1
1や制御回路12が動作するための電力は、電源15か
ら供給される。電源15は、電池を備えていたり、アン
テナ13に入力される無線電波の高周波エネルギを整流
して動作用電力とし、電池を用いないような構成も使用
されている。データキャリア10の各部は、カード状、
板状、柱状などの形状を有する筺体16内に収納され、
図10に示すような物流過程3におかれる部品4などの
荷物に添付される。部品4が小形で、1つの梱包体に多
くの部品4が含まれるときには、そのような梱包体にデ
ータキャリア10を添付する。
【0005】顧客2は、コントローラ17を用いて、そ
のアンテナ18から無線電波でデータキャリア10に記
憶されている情報を読出す。データキャリアの読出し
は、予め設定されているプロトコルに従って行われる。
このようなデータキャリア10を用いると、たとえばラ
ベルにバーコードを印刷したり、磁気カードに情報を記
憶したりする場合よりも、多くの情報を記憶し、かつ非
接触式で離れた位置から情報を読取ることができる。な
お、データキャリア10に対して情報を読出したり書込
んだりする方法は、無線電波を用いる方法の他に、有線
式のコードおよびコネクタで接続する方法、および無線
式で赤外線などの光通信を用いる方法なども可能であ
る。
【0006】たとえば、図10に示す部品4が、顧客2
で製品に組込まれ、最終的なユーザにわたるまでには、
次の図12に示すような物流や生産の過程を経る。ステ
ップa1では、工場1で部品4が原料から生産され、ス
テップa2で顧客2によって部品4が購入される。部品
4が受注生産品のときには、先に購入契約等がなされ、
それから生産されることもある。次にステップa3で、
部品4は物流過程3におかれる。物流過程3では、部品
4を輸送したり、倉庫などに保管したりする。部品4
を、顧客2の受取り場所まで輸送すると、ステップa4
で部品4は顧客2に受取られ、ステップa5で組立てに
使用され、ステップa6で出荷される。部品4を組込ん
だ製品が出荷されると、再びステップa7で物流過程に
おかれ、ステップa8で最終ユーザが購入する。実際の
工場1の生産品は、流通過程のみを経て最終ユーザに購
入される場合もあるし、多くの顧客で工業生産過程に組
込まれて最終ユーザに購入されたりする場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すようなデ
ータキャリア10を図10に示すような物流過程で用い
る必要性は、今後益々増大していくと予想される。しか
しながら、データキャリア10のメモリ11には、物流
過程3に荷物が置かれる前に設定される情報のみが記憶
され、物流過程4での履歴や環境は不明である。
【0008】部品4は物流過程3で受ける振動や衝撃な
どの機械的な力や、高温や低温などの温度条件、あるい
は湿度条件などで、品質が劣化するおそれがある。部品
4の品質の劣化は、部品4自体についての工場1での出
荷検査などで判明することがある。しかしながら、一般
には全数検査は困難であり、抜取り検査によって統計的
に品質が保証される。ステップa3の物流過程を経て、
ステップa4の受取りで検査を行い、不良品が発見され
ると、工場1での生産過程で発生している不良か、物流
過程3で発生した不良かを見分けることは困難である。
さらに、ステップa4の受取り時点では発見されない部
品4の不良を、ステップa5の組立て、ステップa6の
出荷、あるいはステップa8での最終ユーザが発見する
場合もあり得る。
【0009】最終ユーザの不良発見は、クレームとして
製品を製造した顧客2に対してなされる。顧客2は、ク
レームの内容を確認し、部品4自体の生産過程での不良
であると判断されれば、工場1に対して不良対策等を求
める。しかしながら、物流過程はブラックボックスであ
り、一般的にステップa4の受取り以降の過程で発見さ
れる品質不良が、工場1での生産過程から存在している
ものであるか、物流過程3で発生したものであるかをは
判別することはきわめて困難である。このため、物流過
程3で部品4の品質が劣化しないように、部品4に対し
てかなり厳重な保護を与えるように梱包を施し、物流過
程3で部品4に対する品質低下が生じる可能性が極力低
くなるようにしている。しかし、そのために物流過程3
での輸送コストや梱包コストが上昇してしまい、また予
想を超える衝撃などが加わって品質が低下してしまうお
それもある。
【0010】今日では、地球上の広い範囲でコンテナに
よる輸送が行われている。コンテナ物流においては、汗
濡れと呼ばれる現象が大きな問題となっている。コンテ
ナ内に荷物を収納する場所が比較的高温で高湿度である
と、コンテナを比較的低温の地域に輸送する際に、コン
テナの天井面などに結露が生じ、天井からコンテナ内に
滴下して荷物の品質を低下させてしまう現象が汗濡れ現
象である。コンテナの輸送過程で、一旦汗濡れ現象が生
じても最終の目的地では結露した水分が蒸発していて、
不明である場合もある。ただ、汗濡れ防止についての先
行技術は、たとえば実開平4−78191などに開示さ
れている。
【0011】物流品の輸送中の振動加速度、温度、湿度
などの環境を測定する装置として、環境レコーダやデー
タロガーが製品化され、市販されている。これらの装置
は、センサ、データ記録メモリ、パーソナルコンピュー
タ等へのダウンロード用コネクタおよび電源を備え、測
定データを採取してパーソナルコンピュータ等にダウン
ロードし、情報の解析を行うために用いられる。たとえ
ば、或るデータロガーは、1分〜1時間単位での温湿度
記録が可能で、輸送時の荷傷みに伴うクレーム問題など
の原因究明や、保険適用の理論的裏付けの一助として用
いる目的で使用される。全体の大きさは、タバコ箱大程
度で、パーソナルコンピュータへ電磁結合を利用した無
接点方式でデータ入力を行うことができる。
【0012】しかしながら、これらの装置はパーソナル
コンピュータ等での情報処理を行うデータ採取が目的で
あり、物流品の管理のための識別に利用することができ
ない。また、物流過程での品質保証に用いる場合でも、
一旦パーソナルコンピュータによる情報処理を行う必要
があり、環境から受ける影響を簡易的に確認することは
困難である。
【0013】本発明の目的は、荷物を物流過程に置く場
合に、荷物が物流過程の環境から受ける影響を容易に確
認することができ、かつ電子IDタグとしても用いるこ
とができるデータキャリア、およびそのような環境の影
響を物流過程の途中で、または終了してから確認するこ
とができる物流過程の品質保証方法を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、物流過程で取
扱われる荷物に添付され、荷物の識別情報をデータとし
て保持し、データを外部から読取り可能なデータキャリ
アにおいて、物流過程で荷物に作用する環境を監視し、
検知情報を表す信号を導出するセンサと、センサからの
信号が入力され、検知情報を記憶して蓄積するメモリ
と、メモリに蓄積されている検知情報を、外部からの要
求に応じて読出し、外部に送出するように制御する制御
回路と、センサ、メモリおよび制御回路に、動作用の電
力を供給する電源とを含むことを特徴とするデータキャ
リアである。
【0015】本発明に従えば、物流過程で取扱われる荷
物に添付されるデータキャリアは、荷物の識別情報をデ
ータとして保持し、データを外部から読取り可能である
ので、荷物についての多くの情報を荷物とともに伝える
ことができる。物流過程で荷物に作用する環境は、セン
サによって検知され、検知情報はメモリに記憶して蓄積
される。制御回路は、メモリに蓄積されているセンサの
検知情報を外部からの要求に応じて読出して外部に送出
する制御を行う。荷物を物流過程から受入れる段階で、
メモリに蓄積されている環境監視結果である検知情報を
読出せば、荷物が物流過程で受けた環境の影響を確認
し、評価することができる。電源としては、二次電池と
発電機との組合せばかりではなく、乾電池のような一次
電池を用いて構成の簡略化や小型化を図ることもでき
る。
【0016】また本発明は、前記電源によって動作用の
電力が供給され、時刻を表す信号を導出するクロックを
さらに含み、前記メモリには、クロックからの信号が入
力されて、前記検知情報と一緒に情報検知時の時刻が記
憶され、前記制御回路は、検知情報とともに時刻を読出
して外部に送出するように制御することを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、メモリには検知情報と一
緒に情報検知時の時刻が記憶され、外部に読出すことが
できるので、物流品質に影響を与える環境監視結果が記
憶されていれば、その時刻も一緒に記憶され、物流過程
の運送管理データなどと照合することによって、品質保
証の責任の所在の明確化を図ることができる。
【0018】また本発明で前記制御回路は、前記センサ
からの検知情報に基づいて、前記環境が予め設定される
品質保証基準を満たしているか否かを判断し、判断結果
を前記メモリに記憶して蓄積することを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、データキャリア内のメモ
リには、センサによって検知される環境情報が、予め設
定される品質保証基準を満たしているか否かを判断し、
判断結果が記憶されるので、荷物が物流過程で品質保証
の基準を満たさないような環境にさらされれば、後から
環境から受けた影響を調査しても、予め設定されている
品質保証基準を満たしていないことを確実に判断するこ
とができる。
【0020】また本発明で前記電源は、外部から与えら
れるエネルギを利用して発電を行う発電手段と、発電手
段によって発電される電力を蓄える二次電池とを備える
ことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、データキャリア内に備え
られる電源は、外部から与えられるエネルギを利用して
発電を行う発電手段と、発電手段によって発電される電
力を蓄える二次電池とを備えているので、荷物の輸送な
どの対象となっている際に荷物の移動時に受ける振動
や、温度や光などのエネルギを利用して発電を行い、長
期間にわたって環境の監視を続けることができる。
【0022】さらに本発明は、物流過程で荷物に対応す
る環境を監視し、検知情報を表す信号を導出するセンサ
と、センサからの信号が入力され、検知情報を記憶して
蓄積するメモリと、メモリに蓄積されている検知情報
を、外部からの要求に応じて読出し、外部に送出するよ
うに制御する制御回路と、センサ、メモリおよび制御回
路に、動作用の電力を供給する電源とを含む環境監視部
材を荷物に添付して物流過程に移行させ、物流過程の途
中または終了後の必要時に、メモリに蓄積されている検
知情報を読出して、荷物が物流過程で予め設定される基
準を満たさない環境にさらされているか否かを判断する
ことを特徴とする物流過程の品質保証方法である。
【0023】本発明に従えば、物流過程の環境の監視を
行うセンサと、センサの検知情報を記憶して蓄積するメ
モリと、メモリに蓄積されている検知情報を外部からの
要求に応じて読出して外部に送出する制御を行う制御回
路と、動作用の電源とを含む環境監視部材を荷物に添付
して、物流過程に移行させる。環境監視部材は、物流過
程で荷物の受ける環境の影響をメモリに蓄積し、物流過
程の途中または終了後の必要時に、メモリに蓄積されて
いる検知情報を読出せば、荷物が物流過程で予め設定さ
れる基準を満たさない環境にさらされているか否かを判
断することができる。基準を満たさない環境にさらされ
ていないと判断されるときは、物流過程で荷物は品質を
低下させるような環境にさらされていないと保証するこ
とができる。
【0024】また本発明で前記環境監視部材は、時刻を
表す信号を導出するクロックをさらに含み、前記メモリ
には、クロックからの信号が入力されて、前記検知情報
と一緒に情報検知時の時刻が記憶され、前記制御回路
は、検知情報とともに時刻を読出して外部に送出するよ
うに制御し、メモりから読出した検知情報および情報検
知時と運送管理データとを照合することによって、物流
品質の保証責任を明確化することを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、環境監視部材は検知情報
を時刻と一緒に記憶して外部に読出すことができる。物
流過程での運送管理データと照合すれば、品質に影響が
生じる時点での荷物の取扱い業者等を特定することが可
能となり、品質の保証責任を明確化することができる。
【0026】また本発明で前記環境監視部材は、物流過
程では外部から見えない位置で、荷物に添付することを
特徴とする。
【0027】本発明に従えば、環境監視部材を物流過程
では外部から見えない位置に添付して荷物の物流過程で
の品質保証を行うことができる。環境監視部材を外部か
ら見ることができないので、物流過程では環境監視部材
が添付されていることが不明であり、環境監視部材が添
付されていない荷物と同等の取扱いを受けるので、物流
過程での実際の荷物の取扱いを容易に監視することがで
きる。
【0028】また本発明は、前記環境監視部材を内蔵す
るデータキャリアと、該環境監視部材を備えていないデ
ータキャリアとを、外観が同一となるように形成してお
き、複数の荷物に対して一部のみ該環境監視部材を内蔵
するデータキャリアを添付し、残りの荷物には、該環境
監視機能を備えていないデータキャリアを添付すること
を特徴とする。
【0029】本発明に従えば、荷物に添付するデータキ
ャリアと同一の外見で環境監視部材を内蔵するデータキ
ャリアを形成し、複数の荷物に対して一部のみ環境監視
部材を内蔵するデータキャリアを添付し、残りの荷物に
は環境監視部材を備えていないデータキャリアを添付す
るので、物流過程で複数の荷物は同等に取扱われ、物流
過程での荷物の受ける環境の影響を確認して、品質保証
を行うことができる。
【0030】また本発明で前記荷物はコンテナであり、
前記センサはコンテナの汗濡れを監視することを特徴と
する。
【0031】本発明に従えば、物流過程でのコンテナの
汗濡れの有無を、物流過程の経過後に容易に確認して品
質保証を行うことができる。
【0032】また本発明で前記センサは、荷物が受ける
機械的な力を監視する。本発明に従えば、荷物が受ける
機械的な衝撃力や振動などの力を、物流過程の経過後に
容易に確認することができる。
【0033】また本発明で前記センサは、温度を監視す
ることを特徴とする。本発明に従えば、荷物が物流過程
で受ける温度の影響を監視し、たとえば低温での輸送が
必要な荷物に高温にさらされる期間があるか否か、ある
いは温度条件を指定して物流過程で取扱われるべき荷物
に対し、指定される温度条件から外れたことがあること
が確認されれば、品質保証の対象から外すことができ、
確実に温度の影響の有無を監視して品質保証を行うこと
ができる。
【0034】
【発明に実施の形態】図1は、本発明の実施の各形態で
用いるデータキャリア20の概略的な電気的な構成を示
す。データキャリア20は、デジタルデータ処理を行う
中央処理装置(以下、「CPU」と略称する)基板21
を備える。CPU基板21には、CPU22が搭載さ
れ、バス23を介して、データキャリア本来の荷物の識
別情報を記憶することができるメモリ24、グリニッジ
標準時などで時刻を表す信号を導出するリアルタイムク
ロック(以下、「RTC」と略称する)25、赤外線デ
ータ通信用インタフェースであるIrDA(Infra-red
Data Association)26およびアナログ/デジタル変換
器(以下、「A/D」と略称する)27などに接続され
る。CPU22は、メモリ24への情報の書込みと読出
しとを制御する制御回路として機能し、IrDA26に
よる赤外線データ通信を介して、外部と情報の読出しや
情報の書込みを行う。制御動作は、図示を省略したRO
Mに予め格納されているプログラムに従って行われる。
無線電波を介して情報の読出しや情報の書込みの入出力
を行う場合は、アンテナを備えればよい。また、有線の
コード等を接続するコネクタを備えるようにすることも
できる。
【0035】動作用の電力は、電源となるバッテリ28
から供給する。電源にバッテリ28とともに、発電機構
を設ければ、長時間にわたってデータキャリア20を使
用することができる。発電機構は、外部の環境から与え
られる光、熱、温度差、圧力、歪み、振動、磁力線など
をエネルギ源として、発電を行う。発電機構が発電する
電力は、必ずしも常時得られるとは限らないので、二次
電池としてのバッテリ28を設け、発電機構から発電さ
れる電力で充電し、必要に応じてデータキャリア20の
各部が電力を使用する際に放電させる。バッテリ28
は、たとえば単3型の薄膜型リチウムイオン二次電池で
あり、充電を繰返せば、何回も使用することができる。
発電機構を備えていれば、荷物内に長期間データキャリ
ア20を添付していても、環境の影響についての情報の
蓄積を続けることができる。バッテリ28のような二次
電池に代えて、乾電池のような一次電池を使用すること
もできる。乾電池は、世界的に普及しており、電流容量
がなくなれば、容易に購入して交換することができる。
乾電池のような一次電池でも、バッテリ28のような二
次電池でも、長期間使用可能な長寿命品を用いることが
好ましい。
【0036】データキャリア20では、複数のセンサを
搭載する備えるアナログ基板30を備える。アナログ基
板30には、3軸方向につての加速度センサ31、3軸
方向についての衝撃センサ32、湿度センサ33、温度
センサ34、および圧力センサ35が搭載され、各セン
サからの出力は、シグナルコンディショナ36を介して
A/D27に入力され、デジタルデータに変換されて、
CPU22によるデータ処理が行われる。結露や活性酸
素濃度などを検出するセンサを搭載することもできる。
センサとしては、これらの全ての検知が可能なように複
数種類を備えることもでき、特定の種類のセンサ、たと
えば衝撃や温度などのみを検知するように、衝撃センサ
32および温度センサ34のみを備えるようにすること
もできる。
【0037】A/D27で変換されたデジタル信号は、
メモリ24に記憶されて蓄積される。メモリ24は、た
とえば128kbyteの記憶容量を有する不揮発性メ
モリである。FRAMなどと略称される強誘電体メモリ
が不揮発性で、しかもメモリへの書込みの際の消費電力
が少ないので好ましい。フラッシュメモリなど、他の種
類のメモリを使用することもできる。
【0038】データキャリア20は、たとえばカード状
の筺体内に収納される。データキャリア20の筺体は、
できるだけ小さい方が好ましい。CPU基板21および
アナログ基板30の主要な構成要素は、1チップの半導
体集積回路上に形成することが小型化や量産性の向上の
点で好ましい。
【0039】図2は、本発明の実施の第1形態として、
図1のデータキャリア20の基本的な使用状態を示す。
データキャリア20は、たとえばコンテナ類40など内
部に収納される荷物の表面に添付し、トレーラ41で陸
上を輸送したり、航空機42に積載して空輸したりする
際の環境の影響を監視することができる。
【0040】図3は、図2の実施形態で、コンテナ輸送
の際の汗濡れ現象を監視して、品質保証を行う手順を示
す。ステップb1でコンテナ内に荷物を収納すると、ス
テップb2でコンテナ内に湿度や結露を検知可能な湿度
センサ33を備えるデータキャリア20を添付する。ス
テップb3でコンテナは物流過程におかれる。ステップ
b4で、湿度センサ33が、コンテナ内で高湿度や結露
を検知すると、ステップb5で検知情報と経過時間とを
メモリ24に記憶する。ステップb4で高湿度や結露を
検知していないと判断されるとき、またはステップb5
が終了すると、ステップb6で情報の読出し指令を受け
ているか否かが判断される。情報の読出しは、物流過程
中でも必要時に行われる。情報の読出しが行われなけれ
ば、ステップb3に戻る。ステップb6で、情報の読出
しが行われれば、メモリ24に記憶されている識別情報
とともに、環境監視結果の情報および時刻もステップb
7で読出され、ステップb3に戻る。
【0041】図4は、本発明の実施の第2形態として、
図1に示すデータキャリア20の衝撃センサ32で、衝
撃を検知可能とし、荷物50にデータキャリア20を添
付し、たとえば図10に示すような工場1と同様な工場
51から顧客への途中の物流過程52で受ける衝撃力を
メモリ24に記憶し、物流過程52の終了時に荷主がコ
ントローラ53を用いて、メモリ24の記憶内容を読出
し、衝撃力が限界値を越えているために受け入れ拒否ア
ラームが発生している状態を示す。メモリ24の記憶内
容をさらに詳しく解析し、運送管理データなどと照合す
れば、衝撃力が品質保証基準としての限界値を越えるこ
とについて誰に責任があるかを特定することができる。
【0042】図5に示すように、荷主53は、工場51
からステップc1で部品購入を行い、ステップc2の物
流過程52を経て、ステップc3で受取る。ステップc
4で部品を製品の組立に使用し、ステップc5で出荷す
る。製品は、ステップc6の物流過程を経て、ステップ
c7で顧客に届く。顧客が製品について欠陥などを発見
し、クレーム提示するときでも、データキャリア20を
物流過程のステップc2,c6で部品または製品に添付
しておけば、原因の追究が容易となる。従来は、物流過
程についてはブラックボックスであり、ステップc1の
部品購入までの工場51での部品生産工程、およびステ
ップc3からステップc5までの製品生産工程について
しか、詳しい原因追究や有効な対策を行うことができな
い。データキャリア20を使用すれば、ステップc2や
ステップc6の物流過程についても、どのタイミングで
大きな衝撃が加わったかを知ることができる。したがっ
て、顧客までクレームの原因となる不良品が届けられる
可能性が小さくなり、またクレームが発生しても直ちに
原因の対策を行って、クレーム発生を最小にすることが
できる。
【0043】複数の輸送業者などが順次荷物の輸送を行
っているような場合では、運送管理データを照合して、
品質保証基準としての許容上限値を超えた輸送業者の特
定を行うことができる。また、衝撃力の記録から、物流
過程では許容上限値を超えるような大きな衝撃力を受け
ていないことが保証されれば、荷物に品質不良が存在す
るときには、物流過程に投入する前に原因があることが
確認される。また、荷物が物流過程で受ける機械的な力
の大きさを後から確認することができるので、荷物に対
する梱包の設計などを行う際の資料としても活用するこ
とができ、過剰な梱包を簡素化して低コスト化を図った
り、不足する梱包を補って物流過程での品質低下を防い
だりすることができる。
【0044】図6は、本発明の実施の第3形態として、
図1のデータキャリア20の温度センサ34で貨物温度
を検知し、たとえばワイン、生鮮食料品や生ビールなど
で、一定の温度以下の低温で輸送し保管することを要す
る荷物に対して、確実に低温での物流が行われることを
保証するために用いる例を示す。このような低温保証温
度についての品質保証ばかりではなく、エチレンなど植
物ホルモン、活性酸素等の影響を記憶し、鮮度保証に利
用することもできる。
【0045】データキャリア20は、荷物とともに、低
温コンテナ60内に収納される。低温コンテナ60に
は、冷凍装置61が設けられ、内部を冷却することがで
きる。ただし、冷凍装置61が何らかの原因で運転停止
状態になり、低温コンテナ60が高温の環境に置かれる
と、低温コンテナ60の内部温度も上昇してしまう。低
温コンテナ20の一部に赤外線が透過可能な窓を設けて
おき、コントローラ62を窓に接近させてデータキャリ
ア20の記録データを読出し、PDC(PersonalDigita
l Cellular )やPHS(Personal Handyphone Syste
m)などの無線携帯用の陸上電話回線63を介して、管
理センタなどに設ける陸上端末64に伝送する。
【0046】PDCやPHSなどを利用したサービスの
提供は、輸送者が荷物を発注者である荷主に引渡すと
き、リーダでありコントローラ62でデータキャリア2
0から情報を読むことによって開始される。コントロー
ラ62に読込まれた情報は、コントローラ62に備えら
れているPDCやPHSの電話機能で、管理センタに向
けて発信される。発信された監視情報が管理センタに送
られると、データとして処理され、蓄積される。蓄積さ
れた情報は、グラフ等の読みやすい情報として表示さ
れ、限界値を越えなかったか否かなどの情報も生成さ
れ、輸送者の情報管理センタに送られたり、コントロー
ラ62に返送して、コントローラ62ごと荷主に渡され
る。
【0047】図7は、図6の実施形態で、冷凍コンテナ
60内に荷物65を収納して、荷物65にデータキャリ
ア20を添付する場合について、陸上端末64を含んで
構成される陸上側システムの概要を示す。管理センタな
どに設けられる陸上端末64と陸上電話回線63との間
には、デジタル信号を電話回線を介して送受信するため
の変復調を行うモデム66が設けられる。陸上端末64
からコントローラ62に対しては、データの送信を要求
するデータ送信指令が与えられる。コントローラ62
は、データ送信指令に従って、データキャリア20から
メモリ24の記憶内容が赤外線通信でコントローラ62
に入力される。コントローラ62からは、時間、温度お
よび湿度の最大値、衝撃最大値などがデジタル信号とし
て送信される。
【0048】図8は、図6の実施形態で監視する貨物温
度の変化の一例を示す。温度監視のために、限界温度と
警戒温度とを定めておく。貨物温度が上昇して、警戒温
度に達すると、データキャリア20から警告を発信す
る。警告は、図7に示すような通信システムを通じ、荷
主または輸送者に伝達される。たとえば、図6に示すよ
うな冷凍コンテナ60の冷凍装置61が停止しているよ
うなときには、冷凍装置61を起動するような操作を行
い、警戒温度を越えて限界温度に達しないように、危険
温度範囲から脱出することができる。
【0049】図9は、本発明の実施の第4形態として、
図1のデータキャリア20を、荷物70に添付すること
について、送り主71と荷主72との間で取決めを行
い、輸送品質の保証を行う方法の概要を示す。なお、デ
ータキャリア20は、Intelligent Data Carier から
「IDC」と略称する。送り主71は、荷主72に送る
製品73の一部にIDC20を添付し、梱包して荷物7
0を形成する。荷物荷物70は、輸送会社74に渡さ
れ、荷役75、輸送76および荷役77を経て、荷主7
2に届けられる。送り主71から荷主72へは、IDC
20の設置場所の通知78が直接届けられる。荷主72
は、IDC20が添付されている荷物70について、I
DC20のメモリ24からデータを読出し、受領可否判
断79を行う。判断結果は、送り主71に通知される。
IDC20の添付に関する情報は、輸送会社74には一
切知らされないので、IDC20が添付してある荷物7
0も他の荷物70も全く同様な取扱いを受け、信頼性が
高いデータを得ることができると期待される。
【0050】データの信頼性を高めるため、IDC20
自体の精度の確認も行う。荷主72が荷物70を受取る
と、IDC20は回収される。回収したIDC20に対
しては、事後IDC検査・出力精度確認80が行われ、
必要な検知精度が得られるか否かの判断81が行われ
る。判断81で「OK」となったIDC20は、ストッ
ク82として、保持される。次に使用する際には、事前
IDC検査・出力精度確認83が行われ、必要な検知精
度が得られるか否かの判断84が行われる。判断84で
「OK」となったIDC20は、送り主71の製品73
に添付され、荷物70に対して再び使用される。判断8
1,84で「NO」となったIDC20は、IDC修理
・」廃棄85で処理され、修理可能なものは修理後に、
事後IDC検査・出力精度確認80が行われる。修理不
可能なものは、廃棄される。判断81の結果は、モニタ
リング情報86として、荷主86に通知される。IDC
20について事後IDC検査・出力精度確認80の結果
が良好であれば、受領可否判断79の結果の信頼性が高
くなる。
【0051】以上説明した各実施形態で、環境監視機能
を備えるデータキャリア20を荷物に添付して、荷物の
物流過程で受ける環境の影響を物流過程の途中の必要時
や終了後に確認し、品質保証を行うことができるので、
荷物の品質不良に対する物流過程の責任が明確化され
る。このため、物流過程は荷物の品質保証の上でのブラ
ックボックスではなくなり、輸送時に荷物に付加する保
険料なども、明確な根拠に基づいて合理的に算出するこ
とが可能になり、低コスト化を図ることもできる。
【0052】データキャリア20は、従来の荷物の内容
識別用のデータキャリア10の機能にさらに環境監視用
の機能を備えて、物流過程で荷物が受ける環境の影響を
監視することができる。しかしながら、物流過程でメモ
リ24の記憶内容が外部に読出されたり、書換えられた
りすると正確な環境の影響の確認を行うことができなく
なるので、CPU22に与える書込みや読出しのコマン
ドや、メモリ24の記憶内容は暗号化しておくことが好
ましい。また、環境監視機能を備えるデータキャリア2
0は、環境監視機能を備えていない従来のデータキャリ
ア10に比較すればコストが上昇するので、複数の荷物
の全部についてデータキャリア20を添付することな
く、従来のデータキャリア10の一部のみデータキャリ
ア20で置換えて用いることもできる。従来のデータキ
ャリア10と本発明のデータキャリア20とを外観上は
同一としておけば、環境監視機能を備えるデータキャリ
ア20が添付されている荷物だけ物流過程で特別に取扱
われて、他の荷物は品質保証上問題がある取扱いを受け
ても、記録上はそのような取扱いがなされないようにな
る事態を避けることができる。
【0053】さらに、荷物が物流過程で受ける環境の影
響を監視するだけであれば、データキャリア20として
の機能を備えておく必要はなく、データキャリアとは別
に環境監視部材として荷物の中に忍び込ませておくこと
もできる。荷物についての識別機能は、データキャリア
ではなく、磁気カードやバーコードなどで行うこともで
きる。物流過程で、荷物の中に環境監視部材が忍び込ま
せてあることを、図9に示すように物流過程の当事者に
は知らせないようにすれば、複数の荷物は全て同等に取
扱われ、実際に物流過程で荷物が受ける環境の影響を正
確に監視して記録することができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データキ
ャリアに環境監視の機能を備えさせて、荷物が物流過程
で受ける環境の影響を物流過程の終了後に確実に知るこ
とができる。
【0055】また本発明によれば、検知情報が時刻と一
緒に記憶され、読出すことができるので、荷物が物流過
程で品質に影響するような環境下に置かれた時刻から、
責任ある物流担当者を特定し、物流品質の保証責任を明
確にすることができる。
【0056】また本発明によれば、物流過程で荷物が受
ける環境の影響が予め設定される品質保証基準を満たし
ているか否かを判断し、物流過程の終了後に容易に確認
することができる。
【0057】また本発明によれば、物流過程で荷物が受
ける外部からのエネルギを利用して発電を行い、長期間
にわたって環境の監視を続けることができる。
【0058】さらに本発明によれば、荷物が物流過程で
受ける環境の影響を、メモリに記憶しておき、物流過程
の終了後に記憶内容を読出して、物流過程で受ける環境
に対する品質への影響を判断し、品質保証を行うことが
できる。
【0059】また本発明によれば、検知情報が時刻と一
緒に記憶され、読出すことができるので、物流過程の管
理データを照合して、品質に影響する検知情報が記憶さ
れた時刻に基づいて、物流品質の保証責任を明確にする
ことができる。
【0060】また本発明によれば、物流過程での環境の
影響を、外部からは見えない位置で荷物に添付する環境
監視部材で行うので、物流過程で特別な注意を引くこと
なく、環境の影響を確認することができる。
【0061】また本発明によれば、環境監視部材をデー
タキャリアに内蔵し、環境監視部材を備えていないデー
タキャリアと同一の外観に形成して、荷物にデータキャ
リアとして添付するので、データキャリアを添付した荷
物は同等の取扱いを受け、物流過程の終了後に環境監視
部材から確認する環境の影響を、環境監視部材を備えて
いないデータキャリアが添付された荷物も同等に受けて
いると判断して品質保証を行うことができる。
【0062】また本発明によれば、荷物を物流過程で輸
送する際に、汗濡れ現象を生じているか否かを容易に確
認することができる。
【0063】また本発明によれば、荷物が物流過程で受
ける機械的な衝撃力や振動などの影響を確認し、品質保
証を行うことができる。
【0064】また本発明によれば、荷物が物流過程で受
ける温度の影響を確認し、品質保証を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態で使用するのデータキャ
リア20の概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の第1形態として、図1のデータ
キャリア20を添付してコンテナ類40の輸送の際の監
視行う状態を示す模式的な斜視図である。
【図3】図2の実施形態で、コンテナ輸送時の汗濡れ現
象の監視を行う手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の第2形態として、図1のデータ
キャリア20を用いて、物流過程で受ける衝撃力を監視
する考え方を示す図である。
【図5】図4の実施形態で、顧客のクレームのデータキ
ャリア20を用いて、物流過程でのクレーム発生を最小
にする考え方を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第3形態として、図1のデータ
キャリア20を用いて、物流過程で受ける温度を監視す
る構成を示す簡略化した斜視図である。
【図7】図6の実施形態で、管理センタなどの陸上側の
システムを示すブロック図である。
【図8】図6の実施形態に従って行われる温度監視の例
を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の第4形態として、図1のデータ
キャリア20を用いて、物流過程品質保証を行う考え方
を示すブロック図である。
【図10】典型的な物流の過程を示す図である。
【図11】図10の物流過程3で用いるデータキャリア
10の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図12】図10の物流過程3を含んで、部品が最終ユ
ーザの手にわたるまでの生産や物流の過程を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】 20 データキャリア 22 CPU 24 メモリ 25 RTC 26 IrDA 28 バッテリ 31 加速度センサ 32 衝撃センサ 33 湿度センサ 34 温度センサ 35 圧力センサ 40 コンテナ類 50,65,70 荷物 52 物流過程 53、62 コントローラ 60 低温コンテナ 61 冷凍装置 63 陸上電話回線 64 端末装置 71 送り主 72 荷主 73 製品 80 事後IDC検査・出力精度確認 83 事前IDC検査・出力精度確認
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月25日(2000.2.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、物流過程で取
扱われる荷物に添付され、荷物の識別情報をデータとし
て保持し、データを外部から読取り可能なデータキャリ
アにおいて、物流過程で荷物に作用する環境を監視し、
品質保証に関する検知情報を表す信号を導出するセンサ
と、センサからの信号が入力され、検知情報を記憶して
蓄積するメモリと、外部との間で無線通信を行う通信器
と、メモリに蓄積されている検知情報を、外部からの要
求に応じて読出し、荷物の識別情報とともに、無線通信
で外部に送出するように通信器を制御する制御回路と、
センサ、メモリ、通信器、および制御回路に、動作用の
電力を供給する電源とを含むことを特徴とするデータキ
ャリアである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明に従えば、物流過程で取扱われる荷
物に添付されるデータキャリアは、荷物の識別情報をデ
ータとして保持し、データを外部から無線通信で読取り
可能であるので、荷物についての多くの情報を荷物とと
もに伝えることができる。物流過程で荷物に作用する環
境は、センサによって検知され、品質保証に関する検知
情報はメモリに記憶して蓄積される。制御回路は、メモ
リに蓄積されているセンサの検知情報を外部からの要求
に応じて読出して、無線通信で外部に送出する制御を行
う。荷物を物流過程から受入れる段階で、メモリに蓄積
されている環境監視結果である検知情報を無線通信で読
出せば、データキャリアを添付したままの状態で、荷物
が物流過程で受けた環境の影響を確認し、品質保証に関
する評価を行うことができる。電源としては、二次電池
と発電機との組合せばかりではなく、乾電池のような一
次電池を用いて構成の簡略化や小型化を図ることもでき
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また本発明で前記制御回路は、前記センサ
からの検知情報に基づいて、前記環境が予め設定される
品質保証基準を満たしているか否かを判断し、判断結果
を前記メモリに記憶して蓄積し、前記外部からの要求に
応じて読出して、無線通信で外部に送出するように制御
することを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明に従えば、データキャリア内のメモ
リには、センサによって検知される環境情報が、予め設
定される品質保証基準を満たしているか否かを判断し、
判断結果が記憶されるので、荷物が物流過程で品質保証
の基準を満たさないような環境にさらされれば、判断結
果を無線通信で外部に読出し、予め設定されている品質
保証基準を満たしていないことを確実に判断することが
できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】さらに本発明は、物流過程で荷物に対応す
る環境を監視し、品質保証に関する検知情報を表す信号
を導出するセンサと、センサからの信号が入力され、検
知情報を記憶して蓄積するメモリと、外部との間で無線
通信を行う通信器と、メモリに蓄積されている検知情報
を、外部からの要求に応じて読出し、無線通信で外部に
送出するように通信器を制御する制御回路と、センサ、
メモリおよび制御回路に、動作用の電力を供給する電源
とを含む環境監視部材を荷物に添付して物流過程に移行
させ、物流過程の途中または終了後の必要時に、環境監
視部材を荷物に添付したままの状態で、メモリに蓄積さ
れている検知情報を無線通信で読出して、荷物が物流過
程で予め設定される基準を満たさない環境にさらされて
いるか否かを判断することを特徴とする物流過程の品質
保証方法である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】本発明に従えば、物流過程の環境の監視を
行うセンサと、品質保証に関するセンサの検知情報を記
憶して蓄積するメモリと、外部との間で無線通信を行う
通信器と、メモリに蓄積されている検知情報を外部から
の要求に応じて読出して無線通信で外部に送出する制御
を行う制御回路と、動作用の電源とを含む環境監視部材
を荷物に添付して、物流過程に移行させる。環境監視部
材は、物流過程で荷物の受ける環境の影響をメモリに蓄
積し、物流過程の途中または終了後の必要時に、荷物に
添付したままの状態でメモリに蓄積されている検知情報
を読出せば、荷物が物流過程で予め設定される品質保証
の基準を満たさない環境にさらされているか否かを判断
することができる。基準を満たさない環境にさらされて
いないと判断されるときは、物流過程で荷物は品質を低
下させるような環境にさらされていないと保証すること
ができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の各形態で
用いるデータキャリア20の概略的な電気的な構成を示
す。データキャリア20は、デジタルデータ処理を行う
中央処理装置(以下、「CPU」と略称する)基板21
を備える。CPU基板21には、CPU22が搭載さ
れ、バス23を介して、データキャリア本来の荷物の識
別情報を記憶することができるメモリ24、グリニッジ
標準時などで時刻を表す信号を導出するリアルタイムク
ロック(以下、「RTC」と略称する)25、赤外線デ
ータ通信用インタフェースであるIrDA(Infra-red
Data Association)26およびアナログ/デジタル変換
器(以下、「A/D」と略称する)27などに接続され
る。CPU22は、メモリ24への情報の書込みと読出
しとを制御する制御回路として機能し、IrDA26に
よる赤外線データ通信を介して、外部と情報の読出しや
情報の書込みを行う。制御動作は、図示を省略したRO
Mに予め格納されているプログラムに従って行われる。
無線電波を介して情報の読出しや情報の書込みの入出力
を行う場合は、アンテナを備えればよい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データキ
ャリアに環境監視の機能を備えさせて、荷物が物流過程
で受ける環境が品質保証に対して及ぼす影響を、物流過
程の終了後にデータキャリアを荷物に添付したままで
も、無線通信によって確実に知ることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また本発明によれば、データキャリアを荷
物に添付しておき、物流過程で荷物が受ける環境の影響
が予め設定される品質保証基準を満たしているか否かを
判断し、物流過程の終了後に無線通信で容易に確認する
ことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】さらに本発明によれば、荷物が物流過程で
受ける環境の影響を、メモリに記憶しておき、物流過程
の終了後に記憶内容を無線通信で読出して、物流過程で
受ける環境に対する品質への影響を判断し、品質保証を
行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前中 一介 兵庫県姫路市御立東2丁目23−1 Fターム(参考) 3F022 AA15 BB03 EE09 MM04 MM08 MM11 MM59 NN55 5B035 AA00 AA08 BB01 BB02 BC00 CA02 CA03 CA08 CA11 CA12 CA24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物流過程で取扱われる荷物に添付され、
    荷物の識別情報をデータとして保持し、データを外部か
    ら読取り可能なデータキャリアにおいて、 物流過程で荷物に作用する環境を監視し、検知情報を表
    す信号を導出するセンサと、 センサからの信号が入力され、検知情報を記憶して蓄積
    するメモリと、 メモリに蓄積されている検知情報を、外部からの要求に
    応じて読出し、外部に送出するように制御する制御回路
    と、 センサ、メモリ、および制御回路に、動作用の電力を供
    給する電源とを含むことを特徴とするデータキャリア。
  2. 【請求項2】 前記電源によって動作用の電力が供給さ
    れ、時刻を表す信号を導出するクロックをさらに含み、 前記メモリには、クロックからの信号が入力されて、前
    記検知情報と一緒に情報検知時の時刻が記憶され、 前記制御回路は、検知情報とともに時刻を読出して外部
    に送出するように制御することを特徴とする請求項1記
    載のデータキャリア。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記センサからの検知
    情報に基づいて、前記環境が予め設定される品質保証基
    準を満たしているか否かを判断し、判断結果を前記メモ
    リに記憶して蓄積することを特徴とする請求項1または
    2記載のデータキャリア。
  4. 【請求項4】 前記電源は、外部から与えられるエネル
    ギを利用して発電を行う発電手段と、 発電手段によって発電される電力を蓄える二次電池とを
    備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のデータキャリア。
  5. 【請求項5】物流過程で荷物に対応する環境を監視し、
    検知情報を表す信号を導出するセンサと、 センサからの信号が入力され、検知情報を記憶して蓄積
    するメモリと、 メモリに蓄積されている検知情報を、外部からの要求に
    応じて読出し、外部に送出するように制御する制御回路
    と、 センサ、メモリおよび制御回路に、動作用の電力を供給
    する電源とを含む環境監視部材を荷物に添付して物流過
    程に移行させ、 物流過程の途中または終了後の必要時に、メモリに蓄積
    されている検知情報を読出して、荷物が物流過程で予め
    設定される基準を満たさない環境にさらされているか否
    かを判断することを特徴とする物流過程の品質保証方
    法。
  6. 【請求項6】 前記環境監視部材は、時刻を表す信号を
    導出するクロックをさらに含み、 前記メモリには、クロックからの信号が入力されて、前
    記検知情報と一緒に情報検知時の時刻が記憶され、 前記制御回路は、検知情報とともに時刻を読出して外部
    に送出するように制御し、 メモりから読出した検知情報および情報検知時と運送管
    理データとを照合することによって、物流品質の保証責
    任を明確化することを特徴とする請求項5記載の物流過
    程の品質保証方法。
  7. 【請求項7】 前記環境監視部材は、物流過程では外部
    から見えない位置で、荷物に添付することを特徴とする
    請求項5または6記載の物流過程の品質保証方法。
  8. 【請求項8】 前記環境監視部材を内蔵するデータキャ
    リアと、該環境監視部材を備えていないデータキャリア
    とを、外観が同一となるように形成しておき、 複数の荷物に対して一部のみ該環境監視部材を内蔵する
    データキャリアを添付し、残りの荷物には、該環境監視
    機能を備えていないデータキャリアを添付することを特
    徴とする請求項5または6記載の物流過程の品質保証方
    法。
  9. 【請求項9】 前記荷物はコンテナであり、 前記センサはコンテナの汗濡れを監視することを特徴と
    する請求項5〜8のいずれかに記載の物流過程の品質保
    証方法。
  10. 【請求項10】 前記センサは、荷物が受ける機械的な
    力を監視することを特徴とする請求項5〜9のいずれか
    に記載の物流過程の品質保証方法。
  11. 【請求項11】 前記センサは、温度を監視することを
    特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の物流過程
    の品質保証方法。
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